【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ハ行>( 250 )

ロンドンの生活にも慣れたパディントン。ブラウン一家や近所の人たちとも仲良くし、すっかり溶け込んでいます。
そんなある日、骨とう品やで素敵な飛び出す絵本を見つけたパディントンは、ペルーおばさんの誕生日プレゼントに相応しいと、これを買うためにせっせとバイトに励むのですが、実はこの絵本には隠された秘密があり、それを知ったある人物がこれを盗もうと骨とう品屋へ忍び込みます。
これを偶然見かけたパディントンは泥棒を追いかけますが寸でのところで逃がしてしまい、逆に犯人として逮捕されてしまうのです。
はたしてパディントンは無実であることを証明し、真犯人を捕まえることが出来るでしょうか。

e0033570_19510716.jpg前作「パディントン」から3年経ってることもあり、子ども2人が急成長。ちょっと見にはかなり違和感ありますけど、これは子役使ってるシリーズ物の宿命ですね。
3作目の製作も決まってるようなので、これ以上イメージ変わらないうちに早く撮影して欲しいとこです。

パディントンは今回もドジばっかり。それもかなり古典的なコテコテなギャグを伴って描写されます。
それでもその失敗が必ずしもマイナスの方向にしか作用しないわけではないのがパディントンのいいところ、運の強いところ。
その小さな積み重ねが後々の展開への伏線になっていたりで、よく組み立てられています。これ、パディントンの描写に限らず、他でもちょっとしたネタかと思いきやクライマックスでそれが活きてくるとか神懸かり的ですなあ。ブラウン家のお父さんお母さんのちょっとした近況報告とか。

前回の悪役ニコール・キッドマンは、なまじっかクールビューティーなだけに冷酷さだけが強調される嫌いがありましたが、今回のヒュー・グラントは持ち前のチャーミングさを発揮し、憎めない悪役像を確立。こういうお芝居を見せられると、やっぱり「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のギルデロイ・ロックハートの役はケネス・ブラナーじゃなくヒュー・グラントだったよなあ、と残念な気持ちになります。

パディントンのモフモフぶりも健在。
今回も吹替版で見ましたが、総じてレベルの高い、安心して愉しめるものになっています。




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by odin2099 | 2018-01-29 19:52 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(2)
この映画の主人公はフランズ・アフマンというオランダの銀行マン。
彼はディノ・デ・ラウレンティスと出会うことで映画ビジネスに興味を持ち、「プリセールス」と呼ばれる手法を編み出し独立系の小さな映画会社に投資し、多くの作品を世界に送り出すことに貢献した。

e0033570_21480612.jpg「キングコング」、「スーパーマン」、「プラトーン」、「ダンス・ウィズ・ウルブス」、「ターミネーター」、「薔薇の名前」、「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」、「恋人たちの予感」…と彼が関わった作品は数多い。80年代から90年代にかけて、陰からハリウッドを支えてきた功労者といっても過言ではないだろう。

監督のローゼマイン・アフマンはそんな彼の娘。
父が病に倒れ余命幾許もないと知った時、彼女は父のドキュメンタリー映画を撮ることを思い立つ。
オリヴァー・ストーン、ポール・ヴァーホーヴェン、ケヴィン・コスナー、ピエール・スペングラー、マーサ・デ・ラウレンティス、ヨーラン・グローバス、メナハム・ゴーランら映画監督、プロデューサーなどの関係者や、銀行や映画会社と関わりのある弁護士たちらが、フランズへの感謝を捧げ、彼とのエピソードを面白おかしく語っていく。

一度は頂点を極めた彼だったが、スキャンダルに遭い、トラブルに巻き込まれるようにしてハリウッドを去る。だが、最後まで映画との関わりは持ち続けた。
これは旧き良きハリウッドの夢物語を紡ぐと同時に、家族のアルバムでもある一篇なのだ。


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by odin2099 | 2018-01-27 21:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「くまのパディントン」の実写映画版、今は続編が公開中ですが、その前に第1作をおさらい。

e0033570_20301865.jpgペルーの奥地のクマの紹介、パディントンの密航、ブラウン一家との出会い、その交流、誤解から別れが訪れますが、最後には再会してハッピーエンド。
ハラハラドキドキワクワク、1時間半で実によくまとめられてるなあ、と改めて感心してしまいます。
子供向けだけど子供だましじゃないし、説教臭さや教訓の押し付けはないし、見てると自然に「家族っていいなあ」ということが伝わってくるようになってます。

悪役となるミリセントにしたって、家族に恵まれなかった反動からことを起こすようになったワケで、多少なりとも同情の余地がありますからね。
もっとも反省なんかこれっぽっちもしてないでしょうから、もし次に出てくる時はまたパディントンを付け狙うのかも知れません。
と見せかけて実は…とパディントンを手助けしてくれる、というのもパターンですけど悪くはないですけどね。

そういや最近知ったんですが、原作だとブラウン一家の子どもたちは兄妹なんだそうで。
この映画版では姉弟なんですけど、これはどういう意図があったんでしょう?
原作未読なので比較は出来ないのですが、映画見る限りでは姉弟の関係は自然に感じられますが。

さて、これでおさらいも終了。
公開中の第2作も評判良いみたいなので、見るのが愉しみです。
またどうやら第3弾の製作も決定したとのこと。
今度はパディントン、なにをやらかすんでしょうか。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24070121/




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by odin2099 | 2018-01-24 20:31 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「仮面ライダーV3対デストロン怪人」の3年後に作られた作品ですが、さんふらわあ号で四国入りし、ホテル奥道後に宿泊し、四国の観光名所巡りをし、というパターンは踏襲。
最近はこういう地元とタイアップした地方ロケってなくなりましたね。幼稚園バスジャックと同様に(^^;
e0033570_19475772.jpg
上映時間20分は通常のTV版よりも尺が短いですが、当時の<東映まんがまつり>は上映本数が多いためか、さして珍しくもありません。
これもTVシリーズと同時並行での撮影だったようですが、その割に5人とも素顔での出番は多めです。スケジュールに余裕があったのでしょうか。誠直也も宮内洋も素面でヒーローらしいアクションを披露しています。

劇場版オンリーの新怪人は鋼鉄剣竜。通常は「○○仮面」というパターンのネーミングですが、これだけパターン破りなのはなんかスペシャルな感じがして良いですね。子供は単純にこういったことにも惹かれるものなんです。

パターン破りといえば序盤でゴレンジャーハリケーンを一回繰り出すんですが、この時はアカとモモとミドの3人だけで行うんですね。
当然鋼鉄剣竜には効かず、終盤では「爆弾ハリケーン」にパワーアップ。これは5人で1個ではなく、1人で1個ずつ、計5つ繰り出すという、見た目にもわかりやすい強化版でした。

セクシーな謎の美女(実は黒十字総統の変装)の登場もあったりで、短くても十分愉しめる一篇となっております。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3322850/
http://odin2099.exblog.jp/22802362/
http://odin2099.exblog.jp/25247061/




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by odin2099 | 2018-01-18 19:51 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
2010年4月20日にメキシコ湾沖の石油採掘施設ディープウォーター・ホライズンで起きた、アメリカ史上最悪の石油災害事故をベースにしたパニック映画。

e0033570_22022403.jpgスケジュールがかなり遅れ、経費の節約も兼ねて会社はテストを省略。現場は安全第一を掲げてそれに反対するものの、強引に押し切られて作業を開始。ところが案の定トラブル続きで、遂に施設は大爆発! 後は如何に逃げだすか、という展開に絞っているのはパニック映画の王道だ。

それに先立ち、仕事に出かける前の平穏な家族の営みを見せ、愛車のエンジンが掛からないといったちょっとしたトラブルを描き、現場に向かうヘリコプターがバードストライクに遭遇したり、会社の人間の締めてるネクタイの色が不吉だとイチャモンをつけ、「後で云々」「帰ったら云々」といった台詞で入念にフラグを立てることも忘れない。どこまで実話に基づいているのかはわからないが。

尊い犠牲者は出たものの、多くの人命が助かったという結末はまずまずのハッピーエンドだろうが、原因究明や責任の追及といった部分に触れないのは些かあっさりしすぎで、実話ベースの重みには欠ける。
まだ事故からさほど時が経ってない中では舌鋒も鈍るということか。


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by odin2099 | 2017-09-13 22:04 |  映画感想<ハ行> | Trackback(12) | Comments(0)
他の惑星への移住を目指した宇宙船アヴァロンは、5000人の乗客と258人のクルーを人口冬眠状態に置き、自動航行で120年の旅へ出た。
しかし予期せぬトラブルが起き、乗客の一人が目覚めてしまう。目的地まで90年を残して。
それは船内で孤独な死を迎えることを意味していた。

e0033570_18210712.jpgその男ジム・プレストンは自分の置かれた状況を知るや、現状を打破するためのあらゆることを試すが上手くいかない。唯一の話し相手はアンドロイドのバーテンダー、アーサーだけだったが、やがて広い船内でたった一人だけという境遇に耐えられなくなり、ふとした切っ掛けから見かけた冬眠ポッドに眠る女性オーロラ・レーンを、悪いと知りつつ起こしてしまう。
初めは戸惑い、絶望するオーロラだったが、やがてジムと打ち解け二人は恋仲になる。しかしそれも長くは続かず、オーロラは自分の人生を奪ったのがジムだということを知ってしまう。
だが最初にジムが目覚めたトラブルは実は深刻な事態を引き起こしており、このままではアヴァロンは爆発の危険がある。二人は何とかしてこの危機を回避しようとするのだったが…。

舞台は宇宙船の船内だけ、主要キャストはジム役のクリス・プラット、オーロラ役のジェニファー・ローレンス、アーサー役のマイケル・シーン、それに後半に唐突に出てくる”第三の男”ガス・マンキューゾ役のローレンス・フィッシュバーンのみ、という映画です。
ビリングトップはクリス・プラットではなくジェニファー・ローレンス、彼女の主演映画ということになりますね。

宇宙船のセットは綺麗で、シチュエーションがシチュエーションだけにきわどいシーンも多く、ジェニファー・ローレンスだけでなくクリス・プラットも結構サービスショットを披露してくれてますので、全体的に美しい映画になってます。

ご都合主義的な設定や展開が多く(アヴァロンの危機管理態勢の甘さ、ガスの存在意義、オーロラの心の揺れ具合等々)、特に後半の怒涛の展開はやりすぎな感もありますが、全体的にはラブストーリーを絡めた心理ミステリーといったところでなかなか楽しめました。
問題はジムの行動を許せるかどうか、でしょう。
倫理的には当然許すべからざる行為であることは間違いないですが、極限状態に置かれた一人の男の行為として完全に否定できるかというと…難しいですね。
最後は、この状況下で考え得る範囲でのハッピーエンド。後味も悪くありませんでした。

ところで仮死状態のジムを目覚めさせるのがオーロラのキス、というのは「眠れる森の美女」の逆パターンということで良いのでしょうか。


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by odin2099 | 2017-08-30 18:23 |  映画感想<ハ行> | Trackback(13) | Comments(0)
e0033570_22334461.jpgテレンス・マリック監督の40年来のライフワークなんだとか。
宇宙の誕生に人類の誕生を重ね合わせた壮大な映像叙事詩。

実景を用いたネイチャー・ドキュメンタリーと、役者に演技させCGも駆使したフィクションとの融合。
その境界線は既に曖昧だ。
「未踏の映画体験」というコピーも強ち間違いではなく、凄いものを見たな、という気分にさせられる。

ただオリジナルだとケイト・ブランシェット、日本語吹替版だと中谷美紀が担当した、詩的というか観念的なナレーションに、めくるめく光の乱舞、睡魔を呼び込むには十分だ。

睡魔には屈しなかったものの、散文的に映し出される映像の美しさには驚嘆させられるものの、それをどう解釈したものか戸惑い、次第に画面を注視することも難しくなってきた。
この断片的な映像の羅列、この中から強烈なメッセージを読み取れる人が羨ましい。


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by odin2099 | 2017-08-28 19:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「パワーレンジャー」を見たから、っていうわけじゃないですが、最初の「ゴレンジャー」を再見。
ベースが第6話と初期の話だけに、まだキャラクターもフォーマットも確立してません。

e0033570_22380894.jpg早朝に基地へ招集されたゴレンジャーたち、欠伸をかみ殺してると「遅いんだよ!」と江戸川権八司令が一喝! こういうシーンは珍しいのかな。
イーグルの機密情報が奪われたというのに、なんとなく呑気なゴレンジャーたちですから、これは仕方ないでしょうか。

今回はアカとミドだけが出動で、あとの3人はお留守番。
アカはオートバイで、ミドはサイドカーで出動ですが、そうなると次の一手を打つときはどうするんでしょうね。アオとキがサイドカーで、モモはさらにお留守番?

――なんて思ってると、結局残りの3人は揃ってバリブルーンで出動です。こういう時、変則的な配車をしてるグループって作劇上も苦労しますね。
アカが単独でバイク、アオとキ、ミドとモモがそれぞれサイドカーという組み合わせにしてると、単独行動をなかなかとらせにくいもんです。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23750718/


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by odin2099 | 2017-07-20 22:39 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
新生スパイダーマンのお披露目が「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ならば、ワンダーウーマンが鮮烈なデビューを飾ったのはこの作品。
それまでダラダラと重たいドラマを延々と見せられてきて、その流れを一気に変えてくれたのがバットマンのピンチに颯爽と楯になる彼女の勇姿。
この作品で作られた彼女のテーマメロディは、単独作品「ワンダーウーマン」の予告でも使われ、遂に映画本編でもテーマ曲として流れることに。音楽担当者は別なんですけどね。

e0033570_19414147.jpgしかしワンダーウーマンは格好良いとは思うものの、変身前のダイアナ・プリンスというか、演じてるガル・ガドットの顔立ちは今一つ好みじゃない。
美人だとは思いますが。それに胸元が大きく開いた服を着てるシーンが大半なんですけど、ボリュームの点では非常に残念なことに。
これはかつてTVシリーズで演じていたリンダ・カーターのイメージが強すぎるんでしょうか。

おっと、ワンダーウーマンの話題ばっかでも何なので、映画あれこれ。

冒頭で描かれるブルース・ウェインの過去、両親が殺害された日。
家族で見に行ったのはてっきり「エクスカリバー」かと思い何でこの作品が選ばれたんだろうと悩んでましたが、そっちはCOMING SOONで、NOW SHOWINGなのはタイロン・パワー主演の「怪傑ゾロ」でした。
きっとこの映画を見たブルース坊ちゃまの脳裏にマスク姿のヒーロー像がしっかりと焼き付いたんでしょうね。
しかしこの時期、リバイバル公開でもしていたのかしらん?

「マーサが死ぬ!」とスーパーマンに言われて動揺するバットマン。ここでのマーサは「マーサ・クラーク・ケント」でスーパーマン=クラーク・ケントの養母のこと。
一方でバットマン=ブルース・ウェインのトラウマになっている母親の名前もマーサ・ウェイン。
偶然にも二人の母の名前がマーサだったワケですが、そうじゃなかったらバットマンはスーパーマンに止めを刺していた?

さて、死んじゃったスーパーマンですが、そのままで終わるわけもなく、今年公開予定の「ジャスティス・リーグ」では、出番は多くないかもですが当然復活するはず。どんな理由をつけてどうやって帰ってくるのか、興味津々ですな。
その前に単独作「ワンダーウーマン」ですが、うーん、安易なタレント吹替とかやるんじゃないぞ。

【追伸】
ケビン・コスナーの声はなんで津嘉山正種じゃなくて内田直哉なんだ?
スケジュールの問題?ギャラの都合?それとも他に何かあるの?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24594160/


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by odin2099 | 2017-07-18 19:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_17462685.jpg「恐竜戦隊ジュウレンジャー」をベースにアメリカナイズした「パワーレンジャー」シリーズ1作目を、劇場版としてリメイクした作品で、アメリカ本国から4カ月遅れでの凱旋?公開。

基本は学園ドラマで、問題児だったりオタクだったりといったはみ出し者の高校生たちがひょんなことから出会い、特別な能力を得てしまったことで戸惑い、地球の危機とそれに立ち向かう運命を知らされるものの、思うようにその能力を発揮することが出来ずに苛立ち、葛藤する、というのがメインのストーリー。

出演はジェイソン・スコット/レッド・レンジャーにデイカー・モンゴメリー(声:勝地涼)、キンバリー・ハート/ピンク・レンジャーにナオミ・スコット(声:広瀬アリス)、ビリー・クランストン/ブルー・レンジャーにRJ・サイラー(声:杉田智和)、トリニー/イエロー・レンジャーにベッキー・G(声:水樹奈々)、ザック/ブラック・レンジャーにルディ・リン(声:鈴木達央)、リタ・レパルサにエリザベス・バンクス(声:沢城みゆき)、ゾードンにブライアン・クランストン(声:古田新太)、アルファ5の声はビル・ヘイダー(山里亮太)、監督はディーン・イズラライト。

アイアンマンやスパイダーマン、バンブルビーなどの固有名詞を出すのはどうかと思うし、メンバーの一人トリニーがLGBTなのは現代的な設定なのかもしれないが、こういった要素は必要不可欠なのだろうか。
またセクシーな女幹部枠かと思っていたリタが期待外れ(?)だった分、思いがけずキンバリーにセクシーショットがあったり(清楚なヒロインじゃなくビッチなチアガールという設定)と、決してお子様向けじゃなく、ティーンを含めて幅広い層を狙っているのはわかるのだが。

e0033570_17455194.jpgそして2時間強の映画だが、ようやく覚醒してパワーレンジャーとなるのは終盤のみ。第1話の拡大版としても些か長すぎるが、その分各々のキャラクターはじっくりと描かれているので(揃いも揃ってティーンエイジャーには見えないが、これは役者の実年齢考えれば仕方ない)、パワーレンジャーたちの戦いっぷりや巨大ロボット(メガゾード)への合体が行き当たりばったりではあるものの、思っていたよりも楽しめた。
昨今のアメコミヒーローたちとの差別化は、一応は図られてると言っても良いだろう。

最後には6人目の登場を匂わせ続編への布石は打っているが、内容に関して総じてあまり良い評判を聞かなかっただけでなく興行的にも微妙とのこと。頼みの中国市場も惨敗で、残るは日本でどれだけ稼げるかで「次」が決まるらしい。
キンバリー役のナオミ・スコットがディズニーの実写版「アラジン」で、ヒロインのジャスミン姫役に抜擢されたというおめでたいニュースが流れて来たが、ライバル作品犇めく夏興業戦線の中でこれが追い風になるかどうか。

ただ、変身や名乗りポーズもなく、みんな揃っての必殺技もないグループヒーロー物を、<スーパー戦隊>とは呼べない。アメリカナイズされた<スーパー戦隊>などではなく、これは全く別のヒーロー映画だ。
その上で、この作品の続編は見てみたい。せっかくパワーレンジャーになれたものの、ヒーローらしい活躍は殆ど見せてくれていないので。

ところでこの作品、セールス対象からして<字幕スーパー版>より<日本語吹替版>がメインなんだろうと思うが、どういう経緯で起用されたのかはわからないがタレント吹替は可もなく不可もなく。
しかし以前にも書いたけど、芸人吹替は嫌悪感しかもたらさないのでやめて欲しい。


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by odin2099 | 2017-07-16 17:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback(12) | Comments(2)

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