【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ハ行>( 250 )

これも新作公開前の「おさらい」シリーズですな。
「ハリー・ポッター」の6作目、前作のシリウスに続いて遂にダンブルドア校長が~!

e0033570_23074731.jpg今までハリーたちが暮らしていた世界は、我々の棲むのとは別の世界という感じで進んできましたが、今回は現実世界というか人間界(マグルの世界)にも堂々と死喰い人(デス・イーター)が出現。
ヴォルデモードの復活で、いよいよのっぴきならないところまで来てるんだなあというのを冒頭から見せてくれます。

それにいつになく暗く昏いドラコ・マルフォイ。
今まではハリーにちょっかいを出すものの、結局は逆にやり込められていた情けないマルフォイが、いよいよハリーの好敵手に?!という雰囲気を醸し出してきています。
やるなあ、マルフォイ。でもどことなくめそめそしてるのが気になるぞ。

e0033570_23064696.jpgその重たく「どシリアス」なお話とバランスを取るためなのか、やたら派手で複雑怪奇なハリーたちの恋愛模様。
くっ付いたり離れたり、ハリーって今何歳の設定だっけ?

ともあれ、原作小説を離れ独立した映画作品としての見応えはかなり増してきた本作、結末までを知ったうえで見直すと、アラン・リックマンの深みのある演技は素晴らしいものがありますなあ。

【ひとりごと】
映画の序盤でハリーとデートしそこなった女の子、ちょっと気になるな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/13917716/


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by odin2099 | 2016-10-21 23:10 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21591035.jpgロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」をウォルト・ディズニー社が映画化、しかも監督はスティーブン・スピルバーグ。
ファンタジー映画としてはこれ以上ないくらいのコラボレーションで、これをスピルバーグの”同志”フランク・マーシャル&キャスリーン・ケネディがサポートし、「ナルニア国物語」以来のウォルデン・メディア社も一枚噛み、音楽はもちろんジョン・ウィリアムズ。
脚本はこれが遺作となった「E.T.」のメリッサ・マシスン(献辞が出る)とくれば正に盤石の体制。

養護施設で暮す少女ソフィーは、眠れないある晩に巨人を目撃してしまい、「巨人の国」へと浚われてしまった。
初めは激しく反発するソフィーだったが、次第にその巨人――BFGと心を通わせるようになる。
だが他の巨人はBFGと違って凶暴で、子どもを捕まえては食べてしまうという恐ろしい存在だった。
何とかしなくては。一計を案じたソフィーは英国女王に援けを求めることをBFGに提案する。
はたしてソフィーは凶暴な巨人たちをやっつけることが出来るのか?!

手堅くまとめてあるなあという印象は受けるものの、この手の作品に欠かせないワクワク感がどこにも感じられなかった。
おそらく往年のスピルバーグなら少女ソフィー(演じているのは新人のルビー・バーンヒルでとっても可愛い。吹替の本田望結も最初のうちはアレレと思っていたけれど、全体的に悪くない)をしっかり中心に据えて、ハラハラドキドキの冒険活劇として描いてくれたのではないかと思うのだけれども、もう彼の視点は自分に近い年齢のBFGに移ってしまっているので、異世界の異生物(人間と似てはいるけれども別種の巨人族)との交流を描くのではなく、単に老人と少女の交流に留まってしまっていて面白みがない。
しかも少女のエロティシズムを感じさせる描写が付け加えられているのが何ともはや。

思えば大人になったピーター・パンを描いた「フック」も傑作とは言い難かったので、スピルバーグにとってファンタジーは実は鬼門なのかも知れない。
意図せず(もしくはそれを主眼とせず)作った「未知との遭遇」「E.T.」は素晴らしいと思うが、結果的にファンタジー映画になった作品に比べ、正面からファンタジー映画に挑んだ作品は今一つ。

それともこれがスピルバーグの「老い」なのだろうか。


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by odin2099 | 2016-10-04 06:07 |  映画感想<ハ行> | Trackback(8) | Comments(1)
『バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生<アルティメット・エディション>』(2016)

e0033570_13090112.jpg何かと評判の良くない「バットマンVSスーパーマン」ですが、152分の劇場公開版に対し、この<アルティメット・エディション>は183分とボリュームアップ!
さて、その出来栄えは如何に?

まずは「マン・オブ・スティール」と劇場公開版の「バットマンVSスーパーマン」を再観賞。
これ、なかなかキツかったです。
この2本だけで5時間。
<MCU>のイッキミならやる気はあっても、<DCフィルムズ>はゴメンだな…。

ただ今回改めて見て思ったのは、「マン・オブ・スティール」を無理して予習せずに「バットマンVSスーパーマン」を単独で見ても、案外大丈夫なのかな?ということ。
バットマン=ブルース・ウェイン視点で「スーパーマンは何者だ?」は色々語られますからね。

そしていよいよ<アルティメット・エディション>ですが、結論から言ってしまうと
こっちの方が良い!

劇場公開版に不満のある人・わかりづらいと感じた人は是非ともこちらを観るべし!
もっともお話自体がダメだったという人には、いくら補足があるとはいえ同じものですからねえ。

まず発端部分でジミー・オルセンの出番が増えてます。
公開版だとロイスとずっと行動を共にしていたような印象を受けましたが、ロイスとは現地で初対面なんですね。おそらく本来同行するはずだったカメラマンの代わりに、CIAが送り込んだ人材かと。
そして正体の知られたジミーが殺されると、民間人の救出を進言する現場と、構わず攻撃命令を下す軍の上層部との対立があり、発射されたミサイルの撃墜がスーパーマンの初登場シーンとなります。
いきなりロイスを助けに来たスーパーマンも如何にもヒーローっぽくて格好良いですが、これによって何者かによって罠にはめられたことが既に明確になりますのでその後のストーリー展開はスムーズになります。

クラークがゴッサムを訪れ、市民はバットマンをどう考えているかを取材するシーンが追加されたことで、彼が何故バットマンを危険視し、執拗に記事にしようとしていたのかの理由がわかりますし、砂漠の一件で非難を浴びて揺れる心情を養母マーサに電話して吐露する場面も加わり、クラークの人間臭さが強調されてもいます。

レックス・ルーサーの周到ぶりも協調されています。
砂漠の一件はルーサーの罠ですが、冒頭で証言する女性も実はルーサーに脅迫されて偽証していたことが判明。公聴会の前にフィンチ議員にそのことを話しますが(つまり公聴会開催の時点で、フィンチはルーサーの陰謀に気付いていたということ)、そのために彼女は始末されてしまいます。
またバットマンの仕業に見せかけて犯罪者を処刑するなど、スーパーマン、バットマン双方の不信感を募らせていくのです。
またルーサー邸でのパーティーの取材にデイリー・プラネット社からはクラークを指名したのも彼自身で、何故二人の正体を掴んでいたのかはともかく、ここで両雄を引き合わせることも目的だったようです。

砂漠でロイスたちを襲った銃弾の調査には謎の美女?の協力があったり(銃弾とウォレスが乗っていた車椅子には同じ金属が使われていたことや、スーパーマンの透視を防ぐために鉛が使われていたことも彼女の調べでわかります)、追加シーンの重要性を上げて行ったらキリがありません。
個人的にはラストの葬儀のシーンで、ペリー編集長やクラークの元クラスメイトの姿が見られたこと。編集長ってばこのシリーズではガミガミ怒鳴ってるだけの分からず屋に見えてしまうこともしばしばなので、こういうシーンは貴重。

――とまあ「良い良い」言ってきましたが、やはりネックは上映時間。
3時間は長すぎます・だれます・疲れます。
なのでシーンを追加した分、他を削って頂きたいですね。

例えば、バットマンがレックス・コーポレーションの連中からクリプトナイトを奪おうと追跡するシーン。あれ、しつこすぎません?
それにバットマンとスーパーマンの対決シーンももっと短くても良いと思うし、バットマンがマーサを救出する件やクライマックスのドゥームズデイとの戦いも。
バットマンの役立たずっぷりとワンダーウーマンのチートぶりはある意味快感ではありますが、この3人のパワーバランスが上手く描けていないので何がどうなってるのかサッパリなんですよね。ここらへん、本当に「アベンジャーズ」をもっと研究しろよ!と言いたいところです。

そして、細かくつまんで行けば、元の上映時間に少しは近づけるんじゃないですか。
といっても2時間半でもまだ長いと思いますけど。

さて、<DCフィルムズ>の次回作「スーサイド・スクワッド」の日本上陸まであと一カ月弱。
こちらも賛否両論というか否の方が多い印象ですけど、大丈夫なんでしょうか。
第四弾「ワンダーウーマン」は撮影終了で、第五弾「ジャスティス・リーグPART1」は現在撮影中だからここまではやるでしょうが、その後が続くのかどうか少々心配になってきましたぞ。

一方で「フラッシュ」、「アクアマン」、「シャザム」、「ジャスティス・リーグPART2」、「サイボーグ」、「グリーン・ランタン・コアズ」と当初発表されていた作品群の他に、バットマンの単独作、「マン・オブ・スティール2」、それに「スーサイド・スクワッド2」等々を追加という景気の良い話も聞こえてきて…?


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by odin2099 | 2016-08-14 13:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23273288.jpgシリーズの5作目で、あれ?劇場で見て以来かな。
「金曜ロードショー」で4週連続「ハリー・ポッター祭り」をやるようですが、それとは関係なく再観賞。
年末のスピンオフ新作公開に向けて、さあ折り返しの後半戦突入。

前にも書いたけれど、この辺りから”小説「ハリー・ポッター」の映画化作品”という頸木からようやく離れ、”「ハリー・ポッター」という映画シリーズ”として愉しめるようになってきた。
個人的に、小説読んでから映画を見る、というパターンから逸脱してきたということもあるのだけれども、小説のダイジェストではない独立した一本の映画として見応えのあるものになってきた、という部分が大きい。

そして”お子様向けのファンタジー”という枠からはみ出し、直接的な人の生き死を描くのも厭わない”攻めの姿勢”に入って来たということもあるのだろう。
子どもたちがハラハラドキドキワクワクの冒険を繰り広げるという段階から、生と死は紙一重、殺るか殺られるかのギリギリの部分を描くようになってきているのだ。
少ない出番にも贅沢な起用、錚々たる英国俳優陣の演技合戦、これも見事に当たった。

ということは、この辺りでシリーズから脱落したという人も少なくないんだろうな。
健全な、愉快で楽しい子どもたちの遊び仲間としてのハリーの姿はもうない。

【ひとりごと】
e0033570_23281409.jpgルーナ可愛い、とあの頃は思ってたけど、今見るとそうでもない。
まあそれよりも問題はチョウ・チャンだなあ。
もうちょっと可愛い娘、いなかったのかなあ。大切なハリーの初恋の相手なのに。
いやそれともヒロインであるハーマイオニーやジニーを食わないため?

また当時はこれといった印象が残らなかった(というよりも自分がジョン・ウィリアムズの呪縛に囚われていたから)ニコラス・フーパーの音楽だったけど、なかなかいいね。


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by odin2099 | 2016-06-02 20:13 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
週末再び劇場へ。
まだ入場者特典のクリアファイルを貰えたけど、作り過ぎて余ってるのか、それとも思ったより客足が伸びてないのか、どっちだろ?気になるなあ。

さて前回は<3D吹替版>で見たので、今度は<2D字幕版>を選択。
字幕も吹替翻訳もどちらも担当者が同じなので、双方のイメージの乖離はない。
ただ字幕だと一言足りなかったり、微妙なニュアンスが落ちてしまっている部分があるので、オリジナルの俳優さんの声がどーしても聞きたい、日本語で喋りだされたらイメージダウン、というんじゃなければ吹替版をオススメ。
それに字幕版だと、せっかくのロイスの入浴シーンがちょいちょい隠れるという弊害が…!

e0033570_21550168.jpg二度目ということで気負いもなく、かなりリラックスした状態で鑑賞。あまりにリラックスしすぎたのか、途中で若干睡魔に襲われかけたが何とか回避。
スーパーマンとバットマンの対決がやっぱり無理矢理っぽいのと、色々なことをやりすぎて結局何をやりたかったのか不明確になっちゃったレックス・ルーサーとか、ドラマ部分にはかなり不満あり。
それに唐突に挿入されるイメージシーン、幻覚シーンetcにはかなり閉口。
しかもそのショットは予告編でも幾つか使われ、観客をあからさまにミスリードしようとしているのも興醒めだ。

ワンダーウーマンの登場が唐突過ぎるという声も多いが、ピンチのバットマンの前に颯爽と立ちはだかる初登場シーンは鳥肌が立つほどの格好良さ(バーバリズムに彩られたテーマ音楽の妙!)。
それにドゥームズデイに対してバットマンはあまりに非力だから、パワーバランスを取るためのワンダーウーマン投入と考えれば得心がいく。
そういやドゥームズデイが「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」に出てくるトロールに見えてしまうの自分だけ?

前作の「マン・オブ・スティール」も本作も、自分好みかというとちょっと違う。
今のところ<マーベル・シネマティック・ユニバース>には満足できても、<DCフィルムズ>にはちょっと不満が残る状態だけど、これで作品数を重ねて行ってパズルのピースが埋まっていけば最終的には納得出来るかも。

ところで、スーパーマン=クラーク・ケントは、アルフレッドとの無線のやりとりからバットマン=ブルース・ウェインに気付いたと思われるが、レックス・ルーサーはどうやって二人の正体に勘付いたんだろうか。

【ひとこと】
幼いブルース・ウェインが両親と観に行った映画は、なんで「エクスカリバー」なんだ?


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by odin2099 | 2016-04-25 21:58 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19361608.jpgゾッド将軍の野望を阻止したスーパーマンは救世主として崇められたが、一方で多くの犠牲者を出すことにもなった。
その戦いによって何人もの部下や友人を喪くしたブルース・ウェインも、スーパーマンを危険視する一人。正義を追求するあまり過激な手段を取ることもある<闇の騎士>バットマンの顔を持つ彼は、地球を滅ぼしかねない力を持つスーパーマンを阻止するべく立ち上がる。
またスーパーマン、クラーク・ケントも自らの行動が与える影響力について戸惑いを覚えていた。そしてスーパーマンの存在の是非について、遂に公聴会が開かれることになる。
だがその陰で巨大企業を率いるレックス・ルーサーは、クリプトン人がもたらした未知のテクノロジーに強い関心を寄せ、政府に働きかけ独自の研究を続けていた。果たして彼の真の目的は何か――?

『マン・オブ・スティール』の続編で<DCフィルムズ(DCエクステンディッド・ユニバース)>の第一弾。
今後『スーサイド・スクワッド』、『ワンダーウーマン』、『ジャスティス・リーグPart1』、『ザ・フラッシュ』、『アクアマン』、『シャザム』、『ジャスティス・リーグPart2』、『サイボーグ』、『グリーン・ランタン』と2020年までに年二本のペースでの新作公開が予定されており、他にも「バットマン」の単独作なども噂されている。
ライバルとなるマーベル・コミックの<マーベル・シネマティック・ユニバース>に対抗して、こちらでも複数の作品を連携させて一つの世界を構築しようという試みだ。

『マン・オブ・スティール』の続編ではあるものの、今回の主人公はスーパーマンではなくバットマン。
勿論クラークの恋人ロイス・レインやクラークの養母マーサ・ケント、編集長のペリー・ホワイトらは続投だが、物語の比重はブルースや執事のアルフレッドの方に移っている。
更に謎の美女ダイアナ・プリンスも登場し、物語世界が一気に拡大。「次」への期待を嫌でも掻き立てるものになっている。

ただ最初からバットマンとスーパーマンの対決ありきで、その理由付けも弱い。
そもそも両者の力の差は歴然なのだが、バットマンは武装強化とクリプトナイトで優位に立とうとし、スーパーマンは手加減することでパワーバランスを取ろうとしているのだが、それを上手く画で見せてくれていない。
これはクライマックスのドゥームズデイとの対決における共闘シーンでもそうなのだが、2人が別々の場所で別々の相手と戦っているように見えてしまうのだ。

またバットマンがあの世界でどの程度認知されているのかが不明確なので、せっかくの両者の激突も「世紀の一戦」には見えない。バットマンの活躍が広く喧伝され、スーパーマンを快く思わない人たちがバットマンに期待しているというようなシーンでもあれば別なのだが。
それとも人知れず戦ってきた、一般には知られざる存在なのだろうか。もしくはゴッサムでは有名でもメトロポリスでは無名なのか。

全体的に重苦しいトーンに覆われていることも二大ヒーロー激突というビッグイベントが盛り上がらない一因で、しかもあっけない理由で両者が和解から共闘へと至るのでカタルシスも得られない。
ただその後、突如として参戦してきたワンダーウーマンが場を見事に浚っていくので、映画としてのボルテージは一気にヒートアップするので結果オーライではあるのだ。

そのワンダーウーマン、普段のダイアナの姿の時はさほど魅力的とも思われなかったのだが、アクションシーンとなると俄然輝いて見える。ただワンダーウーマンの能力はスーパーマンに匹敵するほどなので、ここでもバットマンが矮小に映ってしまうという欠点も。
こういったパワーバランスの見せ方はやはり<マーベル・シネマティック・ユニバース>に一日の長があり、特に「アベンジャーズ」であれだけ戦力比のある連中を一堂に会した上で過不足なく出番を割り振った手腕は敬服に値すると改めて思う。

しかしスーパーマン、バットマンとワンダーウーマンとの邂逅、フラッシュ、アクアマン、サイボーグらのさり気ないどころか堂々たる出演宣言、そして衝撃的な結末を経て高まる「次」への期待感。
決して秀作ではないどころかもしかすると壮大なる失敗作なのかも知れないが、<DCフィルムズ>のブリッジとして見事に襷を渡したとは言えるだろう。
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【ひとりごと】
前半に出てくるロイス・レイン=エイミー・アダムスの入浴シーンが良かったなぁ…


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by odin2099 | 2016-03-29 19:39 |  映画感想<ハ行> | Trackback(20) | Comments(2)
昨年夏に公開された「ひつじのショーン/バック・トゥ・ザ・ホーム」に続く劇場版第2弾!
…ではありません。
本国では昨年のクリスマスに放送された30分弱の新作スペシャル版です。
「シャーロック/忌まわしき花嫁」に続いて、イギリスはBBC製作のTVスペシャルを劇場で鑑賞とは不思議な感じではあります。

e0033570_20222980.jpg牧場主とビッツアーは賑やかな見本市へ。そこでは3匹のラマが売られていました。
密かに同行していたショーンの策略によって、牧場主はラマを買い取る羽目になってしまいます。
一緒に遊べると喜んだのも束の間、いたずら好きのラマたちによって牧場は大混乱。
最初のうちは喜んでいたひつじたちも大迷惑で、ショーンは責任を感じ何とかして牧場に平和を取り戻そうと奮闘するのですが…というお話です。

相変わらず台詞はナシというか、何を言ってるのかわからないようになっていますが、それでも伝わる感情表現。
そしてキャラクターたちが動く動く。そのダイナミックな表現がキャラクターたちに命を吹き込み、それが国境を越えて愛される由縁なのでしょう。

本編の上映時間が短いので、その前に「テレビシリーズ ベストセレクション」がオマケについています。

牧場主が処分した古いレコードプレイヤーを使ってダンスパーティを企画する「サタデー・ナイト・ショーン」
自分の誕生日に仮装パーティを企画する牧場主。ところがその招待状を汚してしまい、配達できなくしてしまったビッツァー。ショーンは一計を案じ、皆で仮装して牧場主に友達だと信じ込ませようとする「パーティをしよう」
牧場の近くを通りかかったトラックから振り落とされた汚らしい一匹のひつじ。ところが実はとっても可愛らしい女の子でショーンは一目惚れ。ラブラブの二匹を周りは冷やかすものの、ビッツァーは飼い主を捜しに出かけて…という「ショーンの恋」
こひつじのティミーお気に入りのぬいぐるみを持って行ってしまった牧場主。代わりのぬいぐるみを与えてもティミーは泣き止まない。困ったショーンたちはぬいぐるみを取り戻そうとするが、猫のピッツリーが邪魔をするという「ティミーのぬいぐるみ」
暖炉にくべる薪がなくなり、牧場の大きな木を切り倒そうとする牧場主。この木はひつじたちにとって大事な遊び場。ショーンたちはあの手この手でそれを妨害しようとするものの…という「おもいでの木」

ファン人気の高い名作5編ということなんですが、さて誰が選んだんでしょうか?アードマン側からの指示だったんでしょうかね。
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by odin2099 | 2016-03-14 20:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback(2) | Comments(4)
e0033570_09560877.jpgついこないだ劇場で観たような気もしますが、Blu-rayが出たのでさっそく再観賞。
4カ月程度でソフト化されるのは嬉しいような勿体ないような。
すぐに安価でレンタル出来るからわざわざ劇場へ観に行かないという気持ちもわかるし、気に入った(気になった)から手元に置いて何度も愉しみたいというのも本音だし……難しいね。

改めて見直したけれど嫌いじゃないなあ、これ。
総じて地味だし(キャストも画面も)、これでどうやって「X-MEN」と世界観を共有させようとしていたのかは不明だけど、中盤までの展開(異次元へ旅立つ辺り)まではいい感じ。

旧作のお色気過剰なスーもいいけど、清楚で知的なスーも悪くない。ジェシカ・アルバだとあんまり科学者らしく見えないからねえ。
でもケイト・マーラって意外に年齢が行っているのでビックリで、4人組の中では最年長。そうは見えないのは…実は吹替を担当した堀北真希故でもあったりするんだね。
堀北真希の声ってあんまり印象にないんだけど、透明感がありながら案外「萌え」系の声の持ち主と見た。ケイト・マーラは割と低くて大人しめの声なので、その辺のギャップも面白かったり。
ちなみにケイト・マーラって「アイアンマン2」に出てたんだ?! どこだろう。

ただし中盤から後半にかけては、ペース配分間違えてるだろう?!というくらいにグダグダな構成になってしまう。
4人が能力を授かる件が長いし、スーとジョニーがどうなったかわからない状況でリードの逃亡→1年後、というのは端折り過ぎでしょう。
それにビクターの帰還・覚醒で残り時間20分って…。
そこからは一大クライマックスのはずなのに。

それでも最後にカタルシスが得られれば「まあまあ面白かったね」で済んだと思うけど、F4もドゥームもお互いに能力を持て余し気味の対決にあっさりとケリがついてエンド。これではやっぱり寂しいわな。
結局映画会社の公開スケジュールから続編の情報がカット。
中止なのか延期なのか正式な発表は今のところないし、「X-MEN」とのコラボ企画がどうなるのかもわからないけど、ここまでやったんだから逆になんとか続けて欲しいなとは思う。もう一度メンバーにチャンスを!

さて、「マーベル祭り」もこれにてひとまず終了。
まだ番外編的なものはやるだろうし、TVシリーズも色々と見なくちゃだけど、ひとまず現時点での最新作までこれで消化したね。
これであと今年見られそうなのは「デッドプール」に「キャプテンアメリカ/シビル・ウォー」、「X-MEN/アポカリプス」、そして「ドクターストレンジ」が年内か年明けか、というところかな。
まだまだ「祭り」そのものは終わらない。
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【ひとこと】
ベンがリードよりも小柄?というのも後々のギャップを考えると面白い。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23761425/
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by odin2099 | 2016-02-13 10:02 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21230356.jpg地帝帝国チューブのイガム王子は、人魚のレライに歌わせ、その歌声に地帝獣ホーンドグラーの声を共鳴させ大地震を引き起こす。駆け付けたマスクマンたちは「君はイガムに騙されている」とレライに訴えかけるが、彼女の耳には届かない。
レッドマスク=タケルはとっさに崩れた岩の下敷きになりかけたレライを助け出しなおも彼女を説得しようとするが、逆にレライの攻撃を受けてしまう。そこに二人を追ってきたイガムが駆け付けるが、レライを助けるのかと思いきや「死ぬまで歌い続けろ」と冷たく命ずるのだった。
やっと自分が騙されていたことに気付いたレライだったが、長時間水から離れていた彼女の身体は衰弱しきっていた。マスクマンはレライを護ってこの窮地を脱することが出来るのか?!

夏の<東映まんがまつり>で上映された劇場用新作映画で、併映は『ドラゴンボール/魔神城のねむり姫』『聖闘士星矢』『超人機メタルダー』となかなか手堅いラインナップ。
まず驚いたのがオープニングで、てっきり主題歌がかかるんだろうと思いきや、流れてきたのがファンキーな「ショットボンバー全力集中」でガクッ! いや、「マスクマン」の主題歌って格好良くてかなり好きだったんですよねえ。

e0033570_21211389.jpg次にオドロキだったのがイガムのレライに対する台詞で、これがいきなり「いつの日か結婚しよう」。……。
劇場でも子どもたちがツッコんでましたねぇ、「イガムって女じゃん」って。

まあこの時点ではイガム=女という設定は(劇中では)伏せられていたのですが、見りゃわかりますよね、そりゃ。
それにイガムの双子の妹イアル姫は、美緒と名乗って地上にスパイとして派遣されていた時にタケルと出会って恋に落ち、という<スーパー戦隊>版「ロミオとジュリエット」なワケですから。

そこらへんのツッコミどころを無視すれば、物語もアクションもそれなりにそつなくまとめられ、画面作りにもなかなか力が入っているので比較的見応えのある作品には仕上がっています。
ただ「星矢」や「メタルダー」の方が映画としての出来は上だったので全体的にレベル高めだったこの番組、その中で「マスクマン」は若干割を食った印象がありました。

【ひとりごと】
レライの歌、吹替てるのは川島和子かな?


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by odin2099 | 2016-02-05 20:02 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22273938.jpgルガシュ王国の至宝”ピンク・パンサー”が盗まれた。
4年前の盗難事件での実績を買い、王国はクルーゾー警部に捜査を依頼する。失敗を重ねたクルーゾーは巡査に降格させられており、今またドレフュス主任警部から6か月間の停職を言い渡されたところだったが、この非常事態に警部に復帰することとなり勇んでルガシュ王国へと乗り込む。
現場に残された白い手袋からクルーゾーは、今は引退した”怪盗ファントム”ことチャールズ・リットン卿を犯人だと睨み変装してリットン夫人に接近するが、すぐに正体を見抜かれ逆に南フランスからスイスへと夫人に振り回される羽目になってしまう。
一方、濡れ衣を着させられて憤慨するリットン卿は、自ら真犯人探しに乗り出しルガシュ王国へ潜入する。

ピンクの豹』、『暗闇でドッキリ』、番外編的な『クルーゾー警部』に続くシリーズとしては通算4作目。
『ピンクの豹』の続編ということになるのだろうが、リットン卿の配役が交代していたりで連続性は薄く、ドレフュス主任警部やクルーゾーの使用人ケイトーが引き続き登場するなど物語のパターンとしては『暗闇でドッキリ』の続きという部分が大きい。
劇中では4年前の盗難事件と言っているが、『ピンクの豹』が公開されたのは12年も前だ。しかも事件を解決どころか、クルーゾーは怪盗ファントムの罪を着せられ逮捕されている。
ちなみにテレビで何度も放送されていて、おそらく自分がシリーズの中で初めて見たのはこの作品。

しかし昔はバカバカしく楽しめたものだが、今見ると繰り返しのコテコテのギャグは爆笑を通り越してイラつく。
虐げられてるクルーゾーに共感するより、むしろドレフュス主任警部に感情移入してしまい、お気の毒にと思ってしまう。
結果オーライで評価されるクルーゾーは「ドジで不器用」どころか案外「要領の良い」「世渡り上手」なのかも?!

【ひとこと】
リットン夫人クローディーヌを演じたカトリーヌ・シェルがなかなかチャーミング

【ひとりごと】
その昔聴いていた「神谷明のオールナイトニッポン」、その番組内に「明のショート・ショート・ショート」というドラマのコーナーがあり、そのテーマ曲が当時からずっと気になっていたのだが、かなり後になってこの映画のサントラだったことがわかった、という思い出がある。


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by odin2099 | 2016-01-25 06:05 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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