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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ハ行>( 329 )

e0033570_22201815.jpg今年はアポロ11号の月面着陸から50年。その節目に合わせその偉業を描いた物語――なんだと思っていた、製作の報を聞いた時は。
実際はアポロ11号の船長として、人類史上初めて月面を歩いた男ニール・アームストロングの伝記であった。

テストパイロット時代にあのチャック・イェーガーから失格者の烙印を押され、幼い娘を病気で失い、宇宙飛行士に応募して選ばれ、ジェミニ8号に乗り込み初のランデブーとドッキングのテストを成功させるものの、その後に起った事故で九死に一生を得、そしてアポロ11号に乗り込み――その間に事故で友人たちを何人も失い、家族との絆も断ち切れそうになり、と凡そ偉人伝、サクセスストーリーとは程遠い”事実”が淡々と描かれていく。

e0033570_22203219.jpg流石にアポロ11号の飛行には時間が割かれているものの、ニール自身が沈着冷静で自己顕示欲に乏しく、生真面目で面白みのない人物だけあって、映画も実に地味で盛り上がらない(故に数々のトラブルも克服してきたと言える)。

これはこれで評価する声も高いのだが、個人的には期待していた要素が皆無で何とも物足りないものとなってしまった。
いつの日か見直した暁にはこの想いがガラッと変わっている可能性もないではないが。

それにしても初登場シーンから終始ニールとそりが合わなそうなバズ・オルドリンが、何故ニールと組んでアポロ11号に乗り込むことになったのか、映画を見ているだけではまるでわからない。
彼だけでなく、登場する宇宙飛行士たちの為人は立花隆の名著「宇宙からの帰還」で一通り押さえていたつもりだったのだが、誰が誰なのか初見ではピンと来ないのではないだろうか。

【ひとりごと】
この手の作品にエド・ハリスの顔が見えないと何となく淋しい。



by odin2099 | 2019-02-17 22:23 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「マン・オブ・スティール」に続く<DCFU>第2弾。
前作終盤でのスーパーマンの戦いっぷりはちょいとやり過ぎの感がありましたが、そのシーンを反芻してネガティヴに描いた序盤はなかなか新鮮です。
スーパーマンを否定とまではいかないまでもその存在に疑問符を付けたのですから、従来のスーパーマン像とは大きく隔たった新しい姿と言えます。

e0033570_19575954.jpgしかし再三書いてますけど、この映画の最大の難は二大ヒーローの対決が盛り上がらないこと。
両雄が激突するのは実はレックス・ルーサーの策略でした、というのはいいのですが、劇中でのバットマンの存在があまり大きなものではないので(あまり有名なようには描かれてません)、単にコスプレ男が二人で殴り合ってるようにしか見えません。スーパーヒーローのはずなんですけどね。
そしてこの二大ヒーローは揃ってマザコン? 
対決から共闘への流れが拍子抜けするくらいあっけないです。

そのかわりアクションシークエンスを掻っ攫っていくのがワンダーウーマン。彼女がこの映画全体を救ってくれてますねえ。変身前のダイアナ・プリンスの時もなかなか魅力的ですけど、やっぱり戦っている姿がカッチョいいです。
ダイアナの時は背中バッサリ、胸元ザックリと開いたなかなかセクシーなドレスを身に纏っているシーンが多いのですが、おっぱいが小ぶりなのであまりエロさは感じさせません。

このあたりは正ヒロインのロイス・レインと好対照ですね。
ロイスは基本的に露出を押さえた服装ですが、序盤には大胆な入浴シーンが。
ファミリーピクチャーですから肝心なところはギリギリで見えませんが、それでもおっぱいがプルンプルン揺れているのは子供には目の毒?
何度でも見たいですし、何ならもっと長くてもいいのに、と思うシーンでした。

さて、この作品ではバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン以外にもメタヒューマンとしてフラッシュ、アクアマン、サイボーグが紹介されますが、その活躍は持ち越しです。ただその「次への興味を持たせる戦略」が必ずしも上手くいっていないのが残念ではありますが。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-28 21:46 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20345524.jpg世界最高峰のバレエ団の一つであるボリショイ・バレエ団に密着したよくあるドキュメンタリーかと思いきや、然にあらず。
2013年に起った、元スターダンサーで今は芸術監督を務めるセルゲイ・フィーリンが、何者かに顔面に硫酸を浴びせられたという衝撃の事件を取り上げています。

やがてソリストのパーヴェル・ドミトリチェンコが逮捕されます。
セルゲイとパーヴェルはキャスティングを巡って対立していたとのことですが、パーヴェルは無実だと証言する劇団員もいるなどバレエ団は真っ二つに割れます。
外からは華やかに見えるボリショイ・バレエ団も、その内部では以前から対立が起っており、その延長線上に今回の事件もあったとの見方が語られます。

クレムリンが介入し、ウラジーミル・ウーリンが新たな総裁として送り込まれ、程なく片目を失明したセルゲイも芸術監督として復帰しますが、このウラジーミルとセルゲイもかつて反目し合った仲。
さてバレエ団はどうなるのか?というのは気になるところですが、映画はそこで終ります。

エンドロールではその後、セルゲイがウラジーミルによって芸術監督を解任されたことが明かされますが、映画としては表面的にスキャンダルをなぞっただけでその本質には踏み込まず(踏み込めず?)、通り一遍の興味を満たすだけで終わってしまっているのが残念です。



by odin2099 | 2019-01-08 20:37 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「ホビットの冒険」の第二部。

e0033570_21315496.jpgブリー村の踊る仔馬亭が出てきたり、レゴラスが登場したりと「ロード・オブ・ザ・リング」とのリンクもしっかりと張られている。
なかでもレゴラスとグローインとの出会いは面白い。グローインが持ってた息子の肖像画を見て一言「醜い」というレゴラスだが、そのグローインの息子というのが後にレゴラスと深い友情で結ばれるギムリなのだ。
瀕死のキーリを救う薬草がアセラス(王の葉)、というのも細かいリンクになるのかな。

それにしても一本のドラマとして見た場合の面白さ、奥深さは感じるものの、こと「ホビットの冒険」の映画化と考えると些か小難しすぎる嫌いがある。
「指輪物語」を読んだことがなく「ロード・オブ・ザ・リング」を見たこともなく、ただ「ホビットの冒険」だけを読んだことがあるという人がこの作品を見た場合、はたしてこれは自分の知ってる世界だろうかと悩むのではなかろうか、そんな余計な心配をしたくなるほどだ。

ストーリーは確かに原作小説に沿ったものなのだが、付け加えられた要素は膨大。
サウロンの復活を含めガンダルフの単独行の目的や、早くも指輪の魔力の虜になっているビルボ等々、「ホビット」三部作の一篇ではなく、「中つ国」サーガ六部作の一篇としての色が濃い

<過去記事>



by odin2099 | 2018-12-31 21:40 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19094119.jpg「スピルバーグがまたやった!」なんていうコピーが付けられていたもんだから、この作品をスピルバーグの監督作品だと勘違いしていた人も少なくないとか。
ボブ・ゲイルとロバート・ゼメキス、”ふたりのボブ”のシナリオを気に入ったスピルバーグがプロデュースを買って出、ゼメキスが監督を務めたという作品なので厳密には「スピルバーグ印」とは言えない。
まあこの頃のスピルバーグは「出せば当たる」と持て囃されていたから、ネームバリューは抜群。宣伝効果は大きかったとは思うけれど。

ドクの発明したタイムマシンで30年前の世界へ飛んでしまったマーフィ。そこで自分の両親となるはずのジョージとロレインと会うのだが、この二人の出会いを邪魔してしまったために将来自分が生まれなくなってしまう可能性が。
なんとか二人をくっ付けようとする一方で、30年前のドクにタイムマシンを修理させ何とか元の世界へ戻ろうと悪戦苦闘するというお話は広く受け入れられ、続編も作られることに。

ちょっとした小道具、繰り返しのギャグ(しかも過去と未来とに跨った)、そしてタイムパラドックスの使い方も絶妙で、タイムトラベル物にありがちな不自然さは(少なくても見ている間は)気にならない。
主演のマイケル・J・フォックスは撮影当時23歳くらいだが、17歳の高校生役としても自然。そしてドク・ブラウン役のクリストファー・ロイドは、年齢を超越した魅力を見せている。



by odin2099 | 2018-12-24 19:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「ひつじのショーン」のテレビスペシャルで、日本では劇場公開。

e0033570_18542139.jpgショーンのいたずらの所為でラマを飼う羽目になった牧場主。
しかしこのラマ、とんでもない無法者だった。
最初は愉しんでいたショーンも、やがて事の重大さに気付き…というお話で、これはもうアニマルパニック映画、ホラー映画、モンスター映画!

最初のうちは愛嬌のあるいたずら者という感じだけど、段々と本性を現してくると皆が身の危険にさらされるようになってしまう。
ラマ、凶暴過ぎ!

最後は皆で力を合わせてラマを追い出してメデタシメデタシだけど、それもそれも一時的なものでショーンには根本的には反省の色なし。
またいつか同じようなことをやらかすのだろうな、というところで幕。
30分足らずの短編だけど、しっかり丁寧に作られているので満足度は高し。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-12-12 18:55 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレ注意! **

闇の魔法使いグリンデルバルドは案の定逃亡し、支持者を集めていた。

ニュートはベストセラーになった著書を直接ティナに渡そうと渡航許可を求めるが、ニューヨークでの大騒動の一件を持ち出し、魔法省は許可を出さない。闇祓いであるニュートの兄テセウスに協力すれば、との条件を持ち出すが、それは実は生き延びていたクリーデンスの身柄を確保せよとのものだった。ニュートはそれを断る。その魔法省でニュートは今はテセウスの婚約者となった友人リタと再会し、気まずい雰囲気に。

クイニーによって記憶を取り戻したジェイコブがニュートの元を訪れ、クイニーと結婚すると宣言。しかしそれは魔法使いと人間の結婚を禁じられたクイニーが魔法の力で言わせたもので、それをニュートに指摘されたクイニーは一人、姉のティナがいるフランスへと旅立つ。リタの婚約相手がテセウスではなくニュートだと勘違いしたティナは、傷心のまま仕事でフランスに滞在しているのだった。

そんなニュートの前にダンブルドアが現れ、グリンデルバルドを倒すために協力して欲しいと申し出る。グリンデルバルドはフランスにいるというのだ。ニュートは逡巡するものの、ティナがフランスにいることを知るとジェイコブと共にフランスへと飛ぶ決心をする……。

e0033570_19072388.jpg<ハリー・ポッター>シリーズの前章にして、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の続編。
ニュート、ジェイコブ、ティナ、クイニーのメインキャラクター4人は揃って続投となった。
正直言うとティナ以外のキャラクターを続編に絡めるのは難しいのでは?と思っていたのだが、メインストーリーにガッチリと食い込ませてきたのには驚いた。

前作では心を通わせた程度の描写だったニュートとティナが相思相愛。といってもコミュ障気味のニュートが自分の気持ちをハッキリ伝えることはなく、ティナはティナでリタに嫉妬し当て付けに別人と付き合ったりと行動がストレート。将来的にこの二人は結婚するという設定らしいが(その二人の孫が”不思議ちゃん”ルーナ・ラブグッドと結婚する)、これからのシリーズの中で二人が不器用乍ら愛を育んでいく様も見られるのだろう。

この二人と対照的な展開になっているのがジェイコブとクイニー。人間と魔法使いの恋を禁じられた世界で苦悩するクイニーは、グリンデルバルドの思想に感銘を受け、遂にその軍門に下る。彼女を愛しつつもその決断を支持できないジェイコブは彼女とは別の選択を。この二人がどういう結末を迎えるかで、シリーズ全体のトーンが決まるように思う。

<ハリー・ポッター>とのリンクも少しずつ明らかになる。
まずクリーデンスと逃避行を共にする美女がナギニ。<ハリー・ポッター>ではヴォルデモードの分霊箱の一つとなった大蛇が、元は変身能力を持った人間であったとは。
演じるのはクローディア・キム。どこかで見たことが、と思ったら「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でチョ博士を演じたキム・スヒョンのことだった。
物語終盤で、グリンデルバルドに心酔しその陣営に加わったクリーデンスとは袂を分かったが、今後彼女が如何にして大蛇そのものと化し、ヴォルデモードの配下になったのかのドラマは興味深い。

「賢者の石」を作ったとされるニコラス・フラメルも意外な形での登場で、今回が単なる顔見せではないのであれば、今後のシリーズでも重要なポジションになるのだろう。特に不老不死をもたらすという「賢者の石」は、やがて姿を見せるであろうヴォルデモードを通じて両シリーズの橋渡しをするキーアイテムとなるかもしれない。ちなみにあまり知られていないようだが、錬金術師であったかどうかは兎も角としてニコラス・フラメルは実在の人物でもある。

そしてアルバス・ダンブルドア。
ジュード・ロウが後にリチャード・ハリスやマイケル・ガンボンになるとは到底思えないが、やはりこのキャラクターが出てこないとお話が進まない。全てを語らず思わせぶりで、自分は動かず(動けず?)他人を使役するというポジションは既に確立。ある意味で人たらしの名人なのかも。そしてチョイ役ながらも登場のマクゴナガル先生とは、もう良いコンビネーションを発揮している。

”最強の魔法使い”と言われながらもグリンデルバルドとの直接対決を避けているが、終盤でその理由が判明。その頸木から解放されたことで次回作以降は両者の対決色は否でも高まっていく行くのだろう。なにせ今はグリンデルバルドが所有しているニワトコの杖、ダンブルドアが彼との対決に勝たなければ所有権は移転しないのだから。

そのダンブルドア絡みで最大の衝撃となったのがクリーデンスの正体。
序盤でリタ・レストレンジの弟ではないかということが提示され、その謎解きが映画全体の柱にもなっていたのだが、最後の最後に明かされたのが、実はアルバス・ダンブルドアの弟アウレリウスだったということ。

公式にもアルバスの兄弟は弟アバーフォースと妹アリアナの二人だけとされており、如何なる経緯でグリンデルバルドがそれを知ったかも謎。もちろんグリンデルバルドが嘘を吐いているのかもしれないが、事実だとするとアルバス自身も弟の存在を知らないのかもしれない(母親が亡くなった時期から推測すると異母兄弟の可能性が強い)。原題の”Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald”にそこまでの意味は読み取れないが、邦題にある「黒い魔法使いの誕生」という思わせぶりな一文は、クリーデンスを指していたのだろうか。

謎が謎を呼び、前作にあった「魔法動物を使った愉快な冒険」の側面は早くも影を潜め、<ハリー・ポッター>では4作目5作目あたりから顕著になった暗くて重たいトーンが、このシリーズではこの時点で露わに。先が気になるシリーズがここにまたひとつ誕生した。
順当に行けば完結は6年後。出来ればハッピーエンドを迎えて欲しいものだが、<ハリー・ポッター>を見る限りあまり期待は出来ないかも。

【ひとこと】
若きグリンデルバルトを演じたのは「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」と同じジェイミー・キャンベル・バウアー。
今のところ両シリーズで同じ役を演じた唯一の俳優だ。



by odin2099 | 2018-11-25 19:11 |  映画感想<ハ行> | Trackback(5) | Comments(0)
<ハリー・ポッター>新シリーズ!
――と銘打たれているだけに、いきなり「ヘドウィグのテーマ」で幕開け。
やはりこのメロディ流れないと<ハリー・ポッター>じゃないよね。

ちょと待て。
ヘドウィグ出てこないのに「ヘドウィグのテーマ」流れるのヘンじゃね?
「ハリー・ポッターのテーマ」ですらないのに。
いや、仮に「ハリーのテーマ」だとしても、まだ生まれてないし…。
まあこのメロディ流れるから地続きの世界だとわかるんだけど、こんなところに違和感を覚えちゃうのは少数派なんでしょうな。

e0033570_22213556.jpg時代は1926年、ハリーはもちろん生まれてない。
というよりこの年、後のヴォルデモード卿ことトム・リドルが生まれた年!
それ相応の理由があるんだろうと睨んだんだけど、作中でそれに触れてる箇所はなし。深読みしすぎたか?

最初は<ハリー・ポッター>のスピンオフくらいに気楽に考えていたけれど、どうやら全五部作という長大なシリーズになるということは、れっきとした”前史”となるみたい。
ヴォルデモード以前に猛威を振るった闇の魔法使いグリンデルバルドは、その強大な力の一端を見せるに留まっているが、次回作以降はメインのヴィランとして大暴れするんだろうし、今回は名前だけの登場に終わったダンブルドアもメインキャラクターとして出てくるようで、そうなると両シリーズのリンクも顕著になっていくんだろう。

とりあえず本作は、<ハリー・ポッター>の新作を期待して見るとちょっと違うなあと感じるだろうが、やがて両シリーズは寄り添うようになり、五部作完結の暁には5作+8作=計13作にも及ぶ一大叙事詩、ファンタジー巨編になるのかもしれん。
お楽しみはまだまだ続くのだ。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-11-15 22:24 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
<ハリー・ポッター>完結編。
1作目が英米で公開されたのは2001年11月、そしてこの最終作が公開されたのが2011年7月。
約10年に亘り全部で8本の映画が作られるとは、正に「史上最強のファンタジー」。今後これを越える作品はなかなか出てこないだろう。

e0033570_22480433.jpg最初はとにかく原作小説に忠実にという形で始まったこのシリーズも、途中で原作をただ追いかけるのではなく映画独自の世界観にシフトチェンジ。そのことで出番が減ったり無くなったりしたキャラクターもあるし、説明不足に終わった部分もあるものの、とりあえず小説を読まずに映画だけ見ていても「わかる」シリーズになったという点では大成功といえよう。全てに納得しているわけでは勿論ないのだが。

しかし完結しても、まだまだ<ハリー・ポッター>は続く?!
<ファンタスティック・ビースト>シリーズの2作目がもうじき公開だし、3作目の脚本も出来上がった様子。
スピンオフではなく、本気で<ハリー・ポッター>の前章にするつもりなのだろうか?

<過去記事>



by odin2099 | 2018-11-10 22:51 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21162451.jpg”ライフ財団”が危険な人体実験に手を染めていることを知った記者のエディ・ブロックは、主宰者である天才科学者カールトン・ドレイクにそのことを詰め寄るが、その無謀な取材によって職を失い、恋人のアン・ウェイングとも破局してしまう。
自暴自棄になったエディの元に、財団で働いている科学者のドーラ・スカースが接触を果たす。
彼女によれば財団は、宇宙から回収した謎の寄生生物”シンビオート”と人間を融合させる実験を行っているのだという。真相を突き止めるべく研究施設に潜入したエディだったが、彼自身が寄生されてしまった。
エディに寄生した”シンビオート”は次第に彼を気に入り、共生関係を確立、「俺たちはヴェノムだ」と名乗る。
融合実験の成功例として、執拗にエディ=ヴェノムを追う財団。そしてヴェノム以上のパワーを持つライオットがドレイクに寄生し、恐るべき企てを立てていた。

e0033570_21164250.jpgヴェノムは「スパイダーマン」に登場した人気キャラクター。
ただのヴィランではなく、時にはヒーローにもなるということで、この作品でも善とも悪ともつかない不思議な存在感を見せている。
ただ「スパイダーマン」の映画化権を持っているのはソニー・ピクチャーズだが、肝心のスパイダーマン自身はディズニー=マーベル・スタジオに貸与中、というか共同制作の形で<マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)>に参加しているので、この作品はスパイダーマン不在の「スパイダーマン世界」を舞台にしているというややこしい関係(ちなみに「スーパーマン」は、おそらく架空のヒーローとしてだろうけれど認識されているようだ)。

ソニーとしてはこの作品の続編(早くも劇中に伏線が張ってある)や、他の「スパイダーマン」キャラクターを使った映画の企画も用意していて、それらは<Sony’s Universe of Marvel Characters(SUMC)>と呼ばれているようだが、もちろん行く行くはこの<SUMC>にスパイダーマンを登場させようと目論んでいる。
その時は新たな別のスパイダーマンになるのか、それとも<MCU>に組み込まれることになるのか現段階では不明。ひょっとすると将来、この作品は<MCU>の番外編と位置付けられることになるのかも。
e0033570_21163334.jpg
それにしてもこの作品、エンドロールが長い。
作品としてのオマケ映像にプラスして、今度公開されるアニメーション映画「スパイダーマン/スパイダーバース」のプレビューが付いているとはいえ、もう少し見る側のことを配慮して欲しいものだ。



by odin2099 | 2018-11-05 21:21 |  映画感想<ハ行> | Trackback(4) | Comments(0)
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