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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<マ行>( 172 )

先日上正さん追悼「宇宙円盤大戦争」を見たんですが、そうしたら「グレンダイザー」も見たくなったので引っ張り出してきました。

TV版「グレンダイザー」のメインライターも「宇宙円盤大戦争」に引き続き上正さんですが、この劇場版の脚本は藤川桂介さんなのがちょっと残念かな。
もっとも藤川さんもTV版の中盤まではサブとしてかなりの本数を執筆していますが。
『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』_e0033570_20244640.jpg
さてこの劇場版、イベント性が低いだの何の、と今まで散々言ってきましたが、近年は見直す度に自分の中での評価が上がっていきます。
前は劇場版マジンガーシリーズの中ではワーストだったのですがね。
『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』_e0033570_20245907.jpg
その理由は、良くも悪くも兜甲児。
命令無視して先走って敵に捕まるわ、催眠状態で機密事項をベラベラ喋るわ、自力で脱出しグレンダイザーをサポートするわ、初めて乗ったはずのグレートマジンガーでグレンダイザー以上の活躍を見せるわ、と一人で全てをかき回す大活躍。やはりなんだかんだで甲児くん大好きです。
最近は「マジンガーZ」の続編映画で健在ぶりをアピールしてくれましたが、自分にとっての永遠のヒーローは「兜甲児」ですね。自分の中の甲児くん熱の再燃とともに、この映画の評も上がってきた、という次第です。

<過去記事>




by odin2099 | 2020-01-23 20:30 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
目暮警部が何者かにボウガンで狙撃され、続けて妃英理も狙われ、次に襲撃を受けたのは阿笠博士。
これは偶然か否か。何れも毛利小五郎に関係があり、名前に数字が入った人物だった。しかも13→12→11の順番に襲われている。
捜査線上に浮上したのは、最近出所したばかりの村上丈という男。かつて彼はトランプ賭博で小五郎に逮捕されていて、その恨みによる犯行の可能性がある。
だが村上の行方がつかめないまま、名前に10が付く小五郎の旧知のプロゴルファー辻弘樹が次の標的となっていた。

『名探偵コナン/14番目の標的』(1998)_e0033570_18391422.jpg劇場版「名探偵コナン」の第2弾。
中盤以降の舞台は、近くオープンするという海洋娯楽施設「アクアクリスタル」に移り、ここに9から2までの人物が勢ぞろいし(実は江戸川コナン=工藤新一が「1」だが、そのことは当人以外は気付いていない)、一人また一人と襲われる一種の密室殺人と化す。

前作よりは真犯人やそのトリックなどは「なるほど、そうきたか」と思わせるものになっているのだが、その動機に関しては劇中の台詞にもあるのだけれど「その程度?」という気がしないでもない。
そしてこれはミスリードを誘う部分でもあるのだが、見立て殺人としても今ひとつ。明らかに全く無関係な人物が混じっているからで、そこを上手いこと出来なかったものかなあとも思うが、それでも1時間半は十分に愉しめるものにはなっている。

小五郎の妻・蘭の母親はてっきり離婚したのかと思ったら、職業上旧姓を用いているだけだったとか、余計なことが気になり過ぎた。やはりシリーズの予備知識がないと辛い部分が多い。
また犯人は工藤新一の存在を知っていたのかとか(特にこれといって因縁はなさそうだけど)、結局「14番目の標的」って誰のことだったんだろうとか、見終ってから気になったことも幾つか。

それにしてもゲストが鈴置洋孝に岡本麻弥、内海賢二に中尾隆聖とはなんとも豪華なキャスティングだな。




by odin2099 | 2020-01-06 18:41 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
五月みどりのロマンポルノ初主演作で、ロサンゼルスでロケーションされたという、にっかつ創立70周年記念の力作。

『マダム・スキャンダル/10秒死なせて』(1982)_e0033570_18303786.jpg彼女が演じるのはレストランの経営者。夫が雪山で遭難と聞いて動揺し、駆けつけた義父と関係を持ってしまう。
義父に気に入られ高級クラブの経営を任せられるが、今度は行方不明となった昔の婚約者と再会。心は大きく揺れる。
白人女性と浮気をしていた夫は自動車事故で死亡。経営していた農園が破綻し、義父は破産寸前。そしてかつての婚約者は彼女から金を騙し取ろうと接近してくる…というお話。

出演は他に風祭ゆき、小松方正、中丸信、西田健、ケリー・フライ、キップ・ジョンソンら。
脚本:佐治乾、監督は西村昭五郎、ニュー・センチュリー・プロデューサーズとの共同製作作品。

序盤から終盤まで五月みどりは脱ぎまくりで、相手を替えての熱演を披露。
彼女のファンならばそれだけで満足かもしれないが、ここでの彼女は終始受け身の存在。撮影当時の彼女は40代半ばだろうが、このストーリーならば20代かせめて30代前半ぐらいの”若妻”でないと無理があるので、彼女ではミスキャストだろう。年下を甘えさせる、あるいは手玉に取るのならばわかるのだが。
また艶笑劇と呼ぶには些か暗く苦い展開なのも、彼女のキャラクターを殺してしまっているように感じるのだが、どうだろうか。

なおタイトルの意味は不明。
そしてロスでのロケーションが画面上にあまり反映していない気もする。



by odin2099 | 2020-01-06 18:32 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
ロシアの文豪ニコライ・ゴーゴリ自身を主人公にしたダーク・ファンタジー。
物語の舞台は1829年のサンクトペテルブルクからスタート。

『魔界探偵ゴーゴリ/暗黒の騎士と生け贄の美女たち』(2017)_e0033570_17220053.jpg若い作家のゴーゴリは今は秘密警察の書記官をしているが、とある殺人事件の現場で名探偵との誉れも高いグローと知り合いになる。ゴーゴリが掴んだ手掛かりから、グローが鮮やかに事件を解決したのだ。
その後グローはウクライナの小さな村へ、若い女性が次々と殺害されるという事件の捜査に出かけることになるのだが、ゴーゴリは同行を申し出る。
ゴーゴリがその近くの出身者だというだけでなく、実は不思議な力の持ち主であることを見抜いていたグローはそれを了承。

到着早々招かれざる客として疎まれるものの、色々なものが”視える”ゴーゴリと名推理を披露するグローは名コンビぶりを見せて難事件に挑む、というものなのだが、映画は「第1章 ディカーニカ村の殺人」と「第2章 赤いジャケット」の二部構成。
最初は超自然現象絡みかと思わせながら、一度は猟奇的殺人に落ち着き犯人も特定されたものの、やはり……ということで、第1章の事件が解決したかと思うと第2章の事件が起こり、これが無関係ではなかったことが明らかになる。

しかも如何にも切れ者然としたグローは前半で退場。
後半は死者と接触したり、人ならざる者、魔界の者と遭遇した挙句にしょっちゅう気絶してしまう頼りなさげなゴーゴリの独壇場になるのも緊張感や不安を煽る展開だ。

そして物語は終わらない。
どうやらこの作品、三部作の第一作とのことで、「え、ここで?!」という場面で「つづく」と出てエンドロールへ。これは続きが気になる。

終始画面が暗いのは低予算をカバーするためとも言われているようだが、作品の陰鬱なムードにはピッタリ。ヒロインが人妻というのもなんか萌えるし、他にも美女が何人も出てくるのでなかなか気に入った。

なお日本語吹替版ではゴーゴリが森川智之、グローが三上哲とドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のコンビを起用。
しかしヘンな先入観というかイメージがつくので、これはサービスというより余計なお節介だったかな。




by odin2099 | 2019-11-09 17:25 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
『蜜蜂と遠雷』(2019)_e0033570_19290740.jpg母の死をきっかけにピアノを捨てたかつての天才少女・栄伝亜夜。
年齢制限ギリギリで妻や子供の声援を背に、最後の挑戦をするサラリーマンの高島明石。
名門のジュリアード音楽院に在籍中で、完璧な演奏技術を持つマサル・C・レビ=アナトール。
そして専門教育は受けていないものの、先ごろ亡くなったピアノの大家ホフマンに見出された少年・風間塵。
注目の国際ピアノコンクールに集った4人の男女の苦悩と葛藤を描いたドラマ。

原作は直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の小説で、石川慶が脚本と監督を務め、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、臼田あさ美、ブルゾンちえみ、福島リラ、眞島秀和、片桐はいり、光石研、平田満、アンジェイ・ヒラ、斉藤由貴、鹿賀丈史らを配し映画化した。

初めは多くのピアニストがいるものの、予選が進むにつれ一人、また一人と脱落していく。
その中でこの4人は、ライバル意識は当然持っていたであろうに、それ以上に互いに刺激を与えあい、切磋琢磨する中で成長していく。

『蜜蜂と遠雷』(2019)_e0033570_19291541.jpg残念ながらこの中では、明石のみ本選には残れなかったが、それでも他の3人とは大きな絆で結ばれた彼は、最後まで会場で見届ける。
そしてラスト、コンクールの最終結果はエンドロール直前にテロップで表示されるだけ。
大事なのは勝ち負けではなく、何かに真摯に向き合い、そして続けていく勇気なのだと告げているようだ。

原作小説は文庫本で上下巻の長編。
映画はそれを2時間でまとめているため、おそらく主人公たちのバックボーンなど多くが掬い取られないままになっていることだろう。
多くを観客の想像に委ねるかたちにはしているものの、やはり物足りない部分は多い。
今度は小説をじっくり読んでみようと思う。



by odin2099 | 2019-10-28 19:31 |  映画感想<マ行> | Trackback(3) | Comments(0)

『マレフィセント2』(2019)_e0033570_21514673.jpgフィリップ王子のプロポーズを受けたオーロラ姫。しかしマレフィセントは猛反対。
それを何とか説得してお城へと向かうことを承服させたものの、歓迎の宴の席でフィリップ王子の母・イングリス王妃と早速険悪なムードに。
マレフィセントが怒りを露わにしたした時、なんとフィリップの父であるジョン王が突如倒れてしまう。
「マレフィセントの呪いのせいだ!」と叫ぶ王妃、なすすべくもなく立ち尽くすオーロラとフィリップ。
マレフィセントは城を後にするが、途中で消息を絶ってしまう。
だが全ては妖精界を滅ぼさんとするイングリス王妃の陰謀だった――!

前作に登場したオーロラ姫の父親もクズだったが、本作に登場するフィリップ王子の母親も相当なもの。
どちらも悲劇的な背景があるんだろうけど、同情する気はまるで起きない(というか、同情を誘うような演出にはなっていない)。
実父と義母の罪業に苛まれるオーロラ、それに巻き込まれ翻弄されるマレフィセントがいと憐れ。

お話の方は、いきなりマレフィセントの同族が出てきたり出自が明らかになったりと、明らかに後付け設定感が満載なのと、オーロラの人の良さが周囲の人(に限らず妖精たちも)を危機に陥れているのに本人に何の自覚もないのがイラつくのと、結構なメンバーが犠牲になっているのに何事もなかったかのような強引なハッピーエンドに持ち込んでるのが気になるが、それなりに愉しめるエモーショナルなアクションファンタジーに仕上がっている。
ま、ぶっちゃけ「蛇足」ではあるのだけれど…。
『マレフィセント2』(2019)_e0033570_21515867.jpg
マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーは前作よりも可愛らしく見えたり、色っぽく(エロティックに)見えたりで、年齢を超越したまるで本物の魔女、もとい美魔女っぷりを如何なく発揮。
オーロラ役のエル・ファニングも、良い意味で前作から成長しすぎていない”少女”らしさを保っているのでOK。
そういやフィリップ王子は別人に交代しちゃってるけど、なんでだ?

【ひとこと】
美魔女といえば、ミシェル・ファイファーも負けてはいない。




by odin2099 | 2019-10-19 21:57 |  映画感想<マ行> | Trackback(3) | Comments(2)
『無限ファンデーション』(2018)_e0033570_21361035.jpg人付き合いが苦手な女子高校生の未来は、ある日の帰り道にリサイクル施設から聴こえてくる歌声に導かれ、不思議な少女・小雨と出会いたちまち意気投合する。
また学校では未来が描いた洋服のデザイン画を見た同級生のナノカに誘われ、演劇部に衣装担当として入部することに。
小雨に、ナノカに、少しずつ心を開いていき、何かが変わり始めた未来だったが…。

シンガーソングライター西山小雨の楽曲を原案に、少女たちのひと夏の物語を即興芝居で綴った一篇。
出演は南沙良、西山小雨、原菜乃華、小野花梨、近藤笑菜、日高七海、池田朱那、佐藤蓮、嶺豪一、片岡礼子、監督は大崎章。
南沙良の透明感、原菜乃華の圧倒的美少女感もさることながら、”不思議ちゃん”、実は”幽霊”の西山小雨の独特の存在感が光っている。

その小雨の正体やある人物との過去の因縁は、謎解きの興味で引っ張るでもなく、また丁寧に説明するでもなく無造作に提示されるので、作品を通すとやや雑な印象が残ってしまう(見せるなら見せる、見せないなら見せないの割り切りが必要だったかと)。

また売りである即興演技が時にぎこちなさを感じさせ、フィクションの世界から現実世界へしばしば強制的に呼び戻されてしまう瞬間があったのだが、そうはいうものの総じて心地良い空間であり、いつまでも作品世界に浸っていたいという気持ちにさせられた。
夏の終わり、彼女たちは何をしているのだろうか?
静かだが力強い映画である。



by odin2099 | 2019-09-02 21:40 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
昨日が渡辺宙明先生のお誕生日。
御年なんと94歳!
相変わらず精力的に活動されてるようで、肖りたいものです。

そんな宙明先生の代表作の一つと言えば「マジンガーZ」ですが、ここは一捻りして昨年公開された”続編”を。
去年の今ごろにも見てるので約一年ぶりってことになりますか。

『マジンガーZ/INFINITY』_e0033570_08455910.jpg「グレンダイザー」との関係がよくわかりませんが、「グレート」の10年後ということは時代設定は概ね80年代の半ば過ぎ。
その割に近未来的すぎる世界ですが、まあ光子力のお陰で現実世界よりも数年、数十年がとこ進んでるというパラレル世界なんでしょう。そしてお馴染みレギュラー陣が殆どそのまま出てきます。

Zやグレートや機械獣たちは現代的にリファインされた、アップグレードされた姿にアレンジされてますが、キャラクターたちは驚くほど手を加えられてません。
「10年後」として説得力ある姿です。

で、何度も書いてますけど、幾つか許せないことがあるんですが、その最たるものが音楽と声!
ということで毎回グチグチ文句たれてるわけですが、それでも少しずつ自分の中で消化、そして昇華出来つつあるかなあ、というのが現状です。
「宇宙戦艦ヤマト2202」は許せなくても、「マジンガーZ/INFINITY」はこれはこれでアリ?

で、公開から一年半以上経っちゃったわけですが、後続企画ってないんでしょうか?
今度はグレート・マジンガーを主役に、いやグレンダイザーを、と夢は膨らみますが、この際オールスター物も良いですねえ。
マジンガーにデビルマン、ゲッターにハニー、鋼鉄ジーグ…一度はみんなの共演作品、見たいもんです。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-08-20 19:56 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
「眠れる森の美女」の実写リメイク版。
オリジナルのアニメ版では単なるヴィランだったマレフィセントが、ここでは悲劇のヒロインに。
新解釈というよりも完全な別モノ。
アンジェリーナ・ジョリーの好演もあって、これなら作り直す、語り直す意義があるというもの。
その分、お人好しっぽいオーロラ姫の父親ステファン王が、諸悪の元凶、真のヴィランにされてしまったのは気の毒だったけど。

『マレフィセント』_e0033570_21590787.jpg少女時代のマレフィセントを演じたのはイソベル・モロイとエラ・パーネル。
イソベル・モロイは撮影当時12歳くらいだったかと思うが、可憐でかつ時折妙に色っぽい表情を見せるので印象的。
今はどうしているのだろう?

エラ・パーネルの方は殆ど出番がなかったものの、やはり「ターザン:REBORN」「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」などで注目されている逸材。
二人とも長じてアンジェリーナ・ジョリーみたいなおっかない顔になるとは思えないのが玉に瑕だけど、美少女好きなら要チェック。

美少女と言えばもう一人、オーロラ姫の子供時代(幼少の頃はヴィヴィアン・ジョリー=ピット、言わずと知れたブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの実の娘だ)を演じていたエレノア・ワーシントン=コックスも忘れちゃいけない。
下手すりゃ成長後のエル・ファニングよりも可愛いかも。

で、メデタシメデタシで終ったはずのこの物語だが、再来月にはいよいよ続編がやってくる。
正直「その後」の物語にはあんまり興味がないのだけれども、この作品のラストと矛盾することなく、かつ蛇足にならない物語をきちんと見せてくれるのかは気になる。

<過去記事>




by odin2099 | 2019-08-14 22:08 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
『メン・イン・ブラック/インターナショナル』(2019)_e0033570_19441531.jpg幼い頃にエイリアンと遭遇したモリーは、その際にMIBの存在を知る。
長じて自らMIB本部を突き止め、仲間入りを志願。エージェントOは彼女の熱意と実力を認め、研修生のエージェントMとしてロンドン支局へ配属を命じる。
そこでMは自ら売り込み、一見チャラ男だが実は凄腕のエージェントHと組んで要人警護の任務に就くが、謎の暗殺者の出現により任務は失敗してしまう。
だが一部の上級エージェントしか知らない筈の任務の内容が漏れていたことから、MはMIB内部にスパイがいるのではないかと推察。ロンドン支局長のハイTはHとMに密かに調査を命じる。

1997年に第1作、2002年に第2作、2012年に第3作と緩やかなペースで作られてきた「MIB」シリーズの第4作。
『メン・イン・ブラック/インターナショナル』(2019)_e0033570_19442663.jpg3作目に登場したエージェントOのエマ・トンプソンのみ続投で、スタッフやキャストは一新。
ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズに代わり、今度はクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンを主役に据え、舞台となるのもニューヨークの本部ではなくロンドン支局。
ということで正式には”続編”ではなく、”スピンオフ”という扱いらしい。

アメリカ本国ではシリーズ最低のオープニング成績で”大爆死”と言われているようだが、個人的には思いの外愉しめた。
元々好きなシリーズじゃないし、見ようかなどうしようかなと悩んでいたくらいなので、期待値が低かったのが功を奏したのかもしれない。

しかし日本語吹替版を作った連中には猛省を促したい。
素人や芸人を必然性ゼロで起用するのは、オリジナル版に対する冒涜行為以外の何ものでもない。
意味不明の日本版オリジナルソングを流す行為も含めて、作品の質を著しく貶めるなんざ有ってはならないことである。
何の権利を持ってオリジナルを改悪することが許されるのだろうか。

『メン・イン・ブラック/インターナショナル』(2019)_e0033570_19444233.jpg吹替版を作るなら、主演が「マイティ・ソー/バトルロイヤル」のコンビで劇中でも<MCU>ネタが盛り込まれてる以上、三宅健太と沢城みゆきを起用するのがファンに対するサービスだと思うのだが如何だろうか。

【ひとりごと】
「ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ」然り、「X-MEN/ダーク・フェニックス」然り、そして本作と本国ではシリーズ最新作が軒並み苦戦してる様子。
「X-MEN」は監督自ら敗戦の弁を述べているようだが、こちらも案の定、製作中のゴタゴタが表面化する羽目に。

まあソニーピクチャーズにしたところで、今夏の大本命はこの「MIB」の二週間後に公開される「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」なんだろうから、トータルで数字残せればOKというところかな。
しかし新コンビでのシリーズ継続には黄信号が灯った感じ。
いやシリーズそのものが打ち止めになってしまうのかも。



by odin2099 | 2019-06-19 19:51 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(2)
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