【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ヤ行>( 24 )

当時の<東映まんがまつり>は春夏の年二回。ただし「一部地方都市のみ上映」とされる冬興行が何回か存在した。これはそんな一本で、第7話「たとえわが命つきるとも」のブローバック版で、サブタイトルはカットされている。

第7話にして早くもベガ大王の親衛隊所属のゴーマン大尉という強敵登場。グレンダイザーを圧倒し秘密基地(=宇宙科学研究所)の存在にまで迫るものの、自らの保身を図ったブラッキー隊長によって勝利を目前に戦死、というのはなんだかなあ。それも裏で策略を巡らすならいざ知らず、白昼堂々の裏切り行為。ガンダル司令は何故それに気付かない?

それにしてもマジンガーに乗らない兜甲児は足手まといだなあ。今回のお話も、せめて甲児が逆転の鍵を握ってるとか、甲児のアドバイスによって、というのならまだ溜飲が下がるんだけど。
マジンガーZをレギュラー、セミレギュラー化してしまったらグレンダイザーと宇門大介(デューク=フリード)が霞んでしまうのはわかるけど、それならそれでマジンガーに乗れない枷を作るなり、もう一捻りが欲しかったところ。
それに永井豪の漫画版だと甲児がグレンダイザーを操縦するシチュエーションがあったが、アニメでも大介の危機にグレンダイザーを駆る甲児、なんていう場面があっても良かったな。
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さて、今年公開された「マジンガーZ」の後日談「マジンガーZ/INFINITY」では、「グレンダイザー」時代の甲児については触れられなかったが(唯一ドラゴノザウルスが出てきたくらい?)、「グレンダイザー」の後日談も見てみたい。
剣鉄也を主人公に闇の帝王との決着を描いた「グレートマジンガー」編と、復興なったフリード星のその後を描く「グレンダイザー」編と、後日談も三部作になったら嬉しい。

<過去記事>

これも中途半端に終わっちゃったなあ……



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by odin2099 | 2018-09-12 21:05 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
毎回のように書いてますけど、なんで当初の企画通り「グレンダイザー対鋼鉄ジーグ」にしなかったんだろう?
「マジンガーZ対デビルマン」、「グレートマジンガー対ゲッターロボ」、従来のパターンからすれば、この組み合わせは当然。劇場版なんだから、<まんがまつり>なんだから「夢の共演」は必然。
それに比べてこの地味な括りはなんなんだろう。
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ただこの作品、良くも悪くも兜甲児がメイン。
勝手な行動で大介には連絡しないわ、敵の捕虜になってトラブルメーカーになるわ、でも大介に助けられるんじゃなく自力で脱出して逆に大介をサポート。
経験豊富な甲児が操るグレートマジンガーの活躍がなければ、グレンダイザーだって勝てなかったかも。

と、ここまで書いてきて思ったのだけれど、やっぱりこの企画、劇場版ならではの「夢の企画」には違いないんだな。
この調子でTVシリーズの方で甲児がマジンガーに乗っちゃったら、多分グレンダイザーの活躍はかなーり霞む。マジンガーだけで事件が解決し出番なし、なんてこともありそう。かといってグレンダイザーを活躍させたいが故にマジンガーを噛ませ犬にしたら、それこそファンからはそっぽを向かれるだろうし。
やっぱりこれくらいが丁度良い?

でもね、この後に作られた夏映画は、永井豪オールスターズを意図したものだから、そちらではジーグもマジンガーZも出して欲しかったし、シリーズ三部作の締めくくりとなる「グレンダイザー」最終回くらいは甲児をマジンガーに乗せて欲しかったな、とも思うんだけどね。

ところで「グレンダイザー」の後番組の「ダンガードA」は、これ以上に地味な映画しか作らなかった(作れなかった?)けれど、ポスト「マジンガー」作品として例えば「大空魔竜ガイキング対マグネロボ ガ・キーン」のような企画は存在しえなかったのだろうか。

どちらも東映動画オリジナルのロボットアニメ、放送局や広告代理店、掲載誌の制約はあるだろうが、それほど大きな障壁にもならなかったように思うのだが。
もし作られていたなら見に行ったと思うのだけれど、そこまで人気や需要はなかったのかな。

まあ実際は「ガイキング」と「ガ・キーン」だと放送時期があまり被っておらず、春と夏という当時の<東映まんがまつり>のスケジュールの中での共演作実現は難しかったろうが、他作品含めてそういった発想は出てこなかったのかな。
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【ひとりごと】
「マジンガーZ/INFINITY」に先駆けてこの作品にもロボット博物館が出てくるが、場所も同じく光子力研究所の近く(俯瞰ショットでチラっと研究所が映る)。
ただそのデザインがグレートマジンガーの頭部を模したものになってるあたり、ちょいと洒落ている。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3116036/
http://odin2099.exblog.jp/20819807/
http://odin2099.exblog.jp/23030812/
http://odin2099.exblog.jp/25559603/



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by odin2099 | 2018-02-13 21:08 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
地方都市のみで上映された「グレンダイザー」の劇場公開版で、「グレンダイザー」の映画としてはこれが一本目。
存在は知っていたものの周辺では上映されず、どんな内容なのかは当時からずーっと気になっていた。
まあ「劇場用新作」表記がないからテレビからのセレクトなのは見当ついたものの、何せ情報のない時代だたのでヤキモキしたものだ。
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お話はちょっと番外編っぽいというか、業を煮やしたベガ大王の親衛隊から打倒グレンダイザーの命を受けてゲストキャラがやってくるというもので、後に公開された劇場用新作「グレンダイザー対グレートマジンガー」と似たようなもの。
毎回ベガ星連合軍の刺客と戦うというのがシリーズのフォーマットだから、似てしまったのは偶然だと思うけれど、それがかえって劇場版っぽいのは怪我の功名?

e0033570_21112701.jpgそれにしても兜甲児の役立たずっぷりったら。
これでなんで大介や宇門博士の信頼を勝ち得ているのか不思議。
毎週毎週マジンガーZに乗ってグレンダイザーを助けなくても良いから、Zに乗らない枷を作るなりして違った活躍を見せて欲しかった。
序盤からTFOじゃなくダブルスペイザーで補佐役に徹していれば…。

<過去記事>http://odin2099.exblog.jp/20674951/


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by odin2099 | 2017-09-12 21:14 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
オープニングはお馴染みの「とべ!グレンダイザー」ではなく、テレビではエンディングに使われてる「宇宙の王者グレンダイザー」。
奇を衒っただけなのか、それともテレビとは別の番外編だよというサインなのかはわかりませんが、オープニングにこのメロディーが流れてくると「宇宙円盤大戦争」を連想しちゃいますね。
あれの主題歌「戦え!宇宙の王者」の替え歌が「宇宙の王者グレンダイザー」ですから。
でも、そこまで考えてるスタッフじゃないよなあ。
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スタッフといえば、この作品の原画を担当してる方々の中に湖川滋(湖川友謙)や友永秀和といったお名前が並んでますが、そんなにアオリのカットはなかったような…(^^;
ただモブシーンや、時折見られる甲児くんの表情が、なんだか「ルパン三世」や「侍ジャイアンツ」の登場人物っぽく見えるんですよねえ。
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ところでグレートに対して「こっちに来ちゃだめだ」とか戦力外扱いしてるデューク・フリードですけど、多少贔屓目ながらも客観的に?分析すると、ぶっちゃけグレンダイザーよりグレートマジンガーの方が活躍してる気がするんですが。
っつーか、グレート強すぎ。
これは本家のパイロットじゃないものの、経験豊富な甲児くんが操っているからこそ、ですよね?

この後のテレビではベガ星連合軍の攻撃が益々激しくなっていく訳ですが、戦力増強を考えるなら、甲児くんにはダブルスペイザーを任せるんじゃなく、マジンガーZか、さもなきゃ新しいマジンガー作って乗っけた方がよっぽど良かったのに。
それに同じ世界なんだから、鉄也やジュン、さやかも戦線に復帰させるべきだったよなあ。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23030812/
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by odin2099 | 2017-03-11 00:01 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)

経済学者のスティーヴン・D・レヴィットとジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナーの共著をベースに映画化。原作は全世界で400万部以上のベストセラーとなった経済書とのこと。


e0033570_22163411.jpg「不動産業者が家を売るコツ」「名前で子供の人生が変わるのか」「大相撲の八百長はデータから見抜けるか」「90年代にアメリカで犯罪の減った理由は」「賞金で高校生の成績が上がるか」等々一見すると「経済学」とは関係なさそうな題材が並ぶが、全ては「インセンティブ(やりがい、成功報酬)」という観点からデータを駆使し解説、あるいは実験を行って実証して見せるユニークなドキュメンタリー映画。


中でも大相撲の八百長問題や暴行死を取り上げたパートで、記事を執筆したライター、記事を連載した週刊誌の元編集長だけでなく、曙や小錦、それに八百長を告発した元力士の板井らにもインタビューを行い、相撲の歴史や特徴、また日本人の特質などを含めてタブー視されている事柄にまで言及し考察しているのは外国人という第三者の視点ならでは。
実際に相撲協会が八百長を認めたのはこの映画の製作後なので、この時点でここまで踏み込んでいるのは賞賛に値する。


また成績が上がると現金が貰える、という条件で生徒たちの成績が本当に上がるかどうかの実験も興味深かったが、一つ一つの検証は面白いものの一本の映画として観ると統一感に欠ける点がやや物足りない。映画にするよりもTVのシリーズ番組として構成した方が良かったのではなかろうか。


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by odin2099 | 2015-02-03 22:17 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20442152.jpg『グレンダイザー』第7話「たとえわが命つきるとも」をブローアップした、1975年冬の<東映まんがまつり>上映版をBlu-rayで鑑賞。
これ、地方都市のみの上映だった上に、以前出ていたDVD-BOXの「劇場版マジンガーシリーズ」には未収録だったので、いわば幻の劇場用作品の一つ。

公開されたのは丁度12話の放送前日なので、本放送から一カ月足らずでのブローアップというのは、準備期間を考えると結構ギリギリの作業スケジュールだったのかも。
当初から劇場公開を想定していたのか。

お話は、ベガ大王直々にグレンダイザー打倒の命を受けた親衛隊のゴーマン大尉が地球に赴任。その圧倒的な力でグレンダイザーを翻弄するものの、自分の地位が脅かされることを恐れたブラッキー隊長が……というもの。
序盤での最初の強敵出現パターンだが、結局はグレンダイザーが自力で勝利を掴むのではなく、ブラッキーの裏切りによって、というのは何となく釈然としない。ま、これもお約束といえばお約束なのだが。

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by odin2099 | 2013-06-18 20:46 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_1951391.jpg題名を見て「もしや?」と思ったら案の定で、お馴染み『邪馬台国はどこですか?』『新・世界の七不思議』『新・日本の七不思議』早乙女静香と、『九つの殺人メルヘン』『浦島太郎の真相』『今宵、バーで謎解きを』『笑う娘道成寺』桜川東子が、『すべての美人は名探偵である』に続いて共演する連作短編ミステリーでした。
なお今回は前作に登場した翁ひとみも加えて三人組になっていて、旅先で事件に巻き込まれるトラベルミステリーとなっております。

収録されているのは表題作「吉野ヶ里殺人紀行」「纒向―箸墓殺人紀行」「三内丸山殺人紀行」の3篇で、それぞれは独立したお話ですが、いずれも”邪馬台国”をキーにして結びついています。
邪馬台国が北の方にあると主張したり、いつの間にかカレシが出来ていたりと他の作品の展開を踏まえて静香が中心になっていて、せっかくの東子もひとみも引き立て役になっているのが残念ですが(東子なんか、あわや・・・?の危機シーンもあるのに)、これからも続けて欲しいですね、これは。
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by odin2099 | 2013-02-07 19:56 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
2010年のモントリオール国際芸術映画祭で審査員賞受賞の作品です。日本でも同年に劇場公開されています。

e0033570_21225365.jpgフェルメールの「牛乳を注ぐ女」やレンブラントの「夜警」など、自分でも知っているような様々な著名作品を抱え、大英博物館やルーヴル美術館に比肩しうると言われているのがオランダのアムステルダム国立美術館。
ところがここは2004年から改築工事が始まったものの、未だに閉鎖中なのだそうだ。

この作品は本来、改築工事の記録映画となるはずだったのですが、工事は一向に進みません。
国際的なコンペで決定したはずの設計プランが、地元市民の反対に遭って頓挫。軌道修正を試みるも、市民団体だけでなく役人からも次々と横槍が入っていきます。
それでも、どうにかこうにか着工に漕ぎつけたと思ったら、今度は入札が失敗という有様。

美術館の職員たちは、どこに何を飾ろうか、あれを選んでこれをボツにして・・・などとやっているのですが、肝心の建物は出来ないし、段々モチベーションも下がっていきます。
度重なる変更、修正に建築家はやる気をなくし、学芸員も現場を離れ、遂には館長まで辞職するという事態にまで陥ってしまいます。

この映画は2008年に作られましたが、当初はこの年に再オープンのはずでした。本当なら完成披露パーティか何かの映像で締めくくろうとしたのだと思いますが、工事が中断したままであたかも廃墟のような美術館の姿で終わってしまいます。
それでもどうやら動き始めたらしい、というようなテロップが最後には流れますが、実際のところはまだまだ完成には至っていません。

途中で日本でのシーンがかなり長めに挿入されているので驚きましたが、この美術館には日本の作品が無く、どうしてもということで交渉を重ね、一対の金剛力士像を購入したんですね。
でも、せっかくの日本からの美術品も、今は所蔵庫で眠っているだけなのは実に勿体ないことで。

とにかくこの映画、かなり笑えます。
勿論作り手は大真面目に作っているでしょうし、映画に登場する館長、学芸員、修復家、装飾家、警備員などの美術館の職員、政治家、建築家、市民団体の皆さん、それぞれ自分の立場で正当な、真っ当な主張をしているつもりでしょうから笑われるのは本意ではないはずですが、逆にだからこそ笑いがこみあげてきます。
現在の予定では今年中か、来年の初めぐらいには再オープンの見通しらしいのですが、はたして今度こそ完成するのでしょうか。

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by odin2099 | 2012-01-26 21:25 |  映画感想<ヤ行> | Trackback(11) | Comments(4)
スピルバーグ一党が作った劇場版『トワイライトゾーン』のヒットは、そのままSF、ホラー、ミステリー系のオムニバスドラマブームへと発展。
『新トワイライトゾーン』『新・ヒッチコック劇場』などが作られましたが、スピルバーグも自らTVシリーズを立ち上げました。それが『世にも不思議なアメージング・ストーリー』です。

その中から先ず3つのエピソード(セグメントと呼ばれています)が選ばれ、劇場用映画としてお色直し。各セグメントを繋ぐカットや、オリジナルのエンドロールも追加されています。
基本的には30分番組なのですが、中には1時間枠で放送されたものもあり、この劇場版では第1と第3セグメントが1時間枠のものになっています。

e0033570_21354664.jpg第1セグメント「最後のミッション」はスピルバーグ自身の監督作品。無名時代のケビン・コスナーが主演です。
時は第二次大戦の最中、出撃した爆撃機は敵機を撃墜したものの被弾してしまいます。
何とか基地への帰投は可能ですが、燃料もなく車輪も壊れ、助かる道は胴体着陸のみ。ところが下部銃座には爆撃手が閉じ込められたままで、着陸すれば彼は押し潰されてしまいます。
さて搭乗員たちは?というサスペンス物ですが・・・オチには唖然とさせられてしまいました。
サッパリ訳が分からず、これを”奇跡”で片付けて良いものか。せっかくの感動的なお話が、これじゃあぶち壊しだと当時劇場で憤慨したものです。この結末、許せますか?

第2セグメントは「パパはミイラ」
邦題だと何のことやらよくわかりませんけれど、ママとミイラがどちらも「マミー」なのに引っ掛けた洒落なんですね。
映画のロケ中に、ミイラ役の俳優さんの奥さんが急に産気づいたと連絡が。彼は急いで病院へ向かいますが、ミイラの扮装のままだったので、周囲から追い回されて大騒動。その最中に本物のミイラが出現して・・・というドタバタ調のホラー・コメディです。
今回唯一の30分エピソードですが、小粒でもピリっとしていて一番良く出来ています。ミイラ映画の監督さんが、どことなくスピルバーグに似ているのも笑えます。
監督のウィリアム・ディアはこの作品でスピルバーグに認められ、『ハリーとヘンダスン一家』の監督に抜擢されることになりますが、そちらもなかなかの秀作でした。

第3セグメントは「真夜中の呪文」、スピルバーグの弟分ロバート・ゼメキスが監督を務めています。
厭味な教師にいじめられた二人の生徒が、ひと泡吹かせてやろうとしゃっくりが止まらなくなる呪いをかけようとするのですが、その呪いが効きすぎて・・・という、これもホラー・コメディです。
クリストファー・ロイドの怪演は楽しめますが、全体としては悪ノリのしすぎという印象で、それはこの映画全体に言えることでもありますね。

この映画版、当初は全てスピルバーグの監督作品でまとめるという話でしたが、結局監督したのは2本だけ。
他にもピーター・ハイアムズやジョー・ダンテ、トビー・フーパー、マーティン・スコセッシクリント・イーストウッド、アービン・カーシュナーらが監督したエピソードもありますが、番組はそれほどの支持を得られず2シーズンで打ち切りになってしまったようです。
日本ではこの劇場版公開に続いてビデオで発売されたり、TVの映画放送枠で流されたりしましたが、さして話題にもなりませんでした。
最近になってようやく全話がDVDで発売されましたので、改めて見てみましょうかね。

ちなみに番組のテーマ曲とスピルバーグのパートの音楽はお馴染みジョン・ウィリアムズですが、ゼメキスのパートの音楽担当は名コンビのアラン・シルベストリ、そしてディア監督のパートではダニー・エルフマンが参加しています。
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by odin2099 | 2011-08-24 21:39 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
二代将軍・徳川秀忠の急逝は、三代将軍の座を巡る家光派と忠長派の対立を煽り、幕閣だけでなく、御三家や諸侯、朝廷や浪人、民衆を含めた波乱の幕開けとなった。
その中で家光擁立を図る柳生但馬守は、次々と建策を練ってゆく・・・。

e0033570_18425227.jpg東映が時代劇復興を願い、十何年振りかで作り上げた超大作ということで話題になっていました。
当時小学生だったんですが、これ、映画館で見ています。
誰かに連れて行かれたのではなく、自分で見たがったんですよね。
その後TVドラマにもなり、こちらは第1話はリアルタイムで見て、その後は再放送でチラホラ見たくらいなので、お話が全然違うなあという印象しかありませんが。

それにしてもよくもこんなに、というくらい沢山のキャラクターが出てきます。
家光(松方弘樹)派は但馬守(萬屋錦之介)をはじめ、松平伊豆(高橋悦史)、春日局(中原早苗)、一方の忠長(西郷輝彦)陣営は生母・崇源院(山田五十鈴)に土井大炊頭(芦田伸介)、そして尾張大納言(三船敏郎)。

これに柳生の子供たち――十兵衛(千葉真一)、左門(矢吹二朗)、又十郎(工藤堅太郎)、茜(志穂美悦子)――や、世に出る機会を窺っている根来衆の面々――根来左源太(室田日出男)やハヤテ(真田広之)、マン(浅野真弓)たち――が但馬の命を受けて暗躍しますし、出雲の阿国(大原麗子)は忠長と恋仲だし、名護屋山三郎(原田芳雄)は殆ど間男状態だし、真・新陰流を名乗る小笠原玄信斎(丹波哲郎)は「打倒!柳生一族」をスローガンに忠長に接近してくるし、玄信斎に拾われ、今は歌舞伎役者・猿若勘三郎(中村富十郎)に預けられて女形ととして活躍している雪之丞(中村米吉)は、大奥へ忍び込んで家光暗殺の刺客になるし、家光と忠長の確執を利用し王政復古を目論む宮中には、烏丸少将(成田三樹夫)という公家なのに剣の遣い手がいたり・・・。

時間の関係であっけなく退場してしまうキャラクターもいますが、各人それなりに見せ場を与えられていますので、その交通整理の手際には感嘆するばかり。
他にも田中浩、中谷一郎、梅津栄、夏八木勲、金子信雄らが出演してますので、画面も豪華で締まった感じがします。
語りは鈴木瑞穂で、佐藤純弥とか角川春樹が出てるのが謎ではありますが。

最後は驚愕などんでん返しで、「夢でござる」という錦之介の台詞は流行語になったと記憶していますが、兎に角大まかな流れだけを押え、後は史実を無視したフィクション。割り切れば大いに楽しめるアクション映画だと思います。
この作品以降、柳生十兵衛といえば千葉真一、という図式が出来上がりますが、それぐらい格好良かったですね。
また、子役からJAC入りした真田広之は、この作品が本格的なデビュー作だったはず。浅野真弓も懐かしいですねえ。この人も子役出身だったっけ。

未読ですが、この作品にはノベライズを担当した松永義弘による続編小説があります。
続・柳生一族の陰謀(旧題・「斬る/続柳生一族の陰謀」)』と題された作品、今度は家光の異母弟・保科正之が出てきたりで非常に興味深い内容なんですが。
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by odin2099 | 2011-08-15 18:44 |  映画感想<ヤ行> | Trackback(2) | Comments(2)

by Excalibur
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