【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ワ行>( 22 )

「ダンガードA」の劇場版第二弾は、完全新作だった前作「ダンガードA対昆虫ロボット軍団」とは違い、TVシリーズ44話「希望の星!プロメテを見た」と45話「ジャスダム全開直進」の短縮再編集版。
ただし新作カットも多いとのことなので、一応は新作映画扱いということで良いのかな。
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TV版の再編集なので当然ストーリーはその展開に準じたもの。思いっきり番外編だった前作とは違い、イベント性に乏しくこじんまりとしたお話なのは、<まんがまつり>としては些か淋しい。
そして数々のサプライズを用意して<まんがまつり>を牽引してきた、「マジンガーZ」以来の東映動画ロボットアニメの劇場版もこれで打ち止めとなってしまった。

神谷明と古川登志夫の主人公コンビ、ヒロインに吉田理保子、ライバルに山田俊司(現・キートン山田)、脇に冨田耕世、八奈見乗児、大竹宏、そして菊池俊輔メロディー。
例えお話が地味でも、往時のロボットアニメの持つパワーは計り知れないものがある。

ちなみに前作でも流用BGMのオンパレードだったが、本作でも「ゲッターロボ」や「UFOロボ グレンダイザー」、「大空魔竜ガイキング」等から数々の名曲がセレクトされて使われている。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3741247/
https://odin2099.exblog.jp/22868800/




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by odin2099 | 2018-05-22 22:07 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)
東映の「宇宙からのメッセージ」と並ぶ和製「スター・ウォーズ」便乗映画の雄で、タイトルの「惑星大戦争」は当初「スター・ウォーズ」の邦題として準備されていたものの流用、というのは有名な話。

「宇宙からのメッセージ」の項でも書いたが、研究の後は窺えるものの、実はそれほど「スター・ウォーズ」に似てるとは思わないのだが、こちらの方はもっと影響が少ない。強いて上げれば宇宙猿人の登場くらいか。

e0033570_19392816.jpgおそらく「スター・ウォーズ」そのものというより「SFブーム」にあやかろうとしたのだろうということと、準備期間の不足から研究どころではなかったのではないかと推測できる。
あるいは「海底軍艦」の轟天号を宇宙へ飛ばそう!というのがそもそもの発端だったそうなので、最初から「スター・ウォーズ」なんか眼中になかったか。
結果的に「スター・ウォーズ」というよりも「宇宙戦艦ヤマト」の実写リメイクのような仕上がりになっている。

主人公は森田健作、そのライバルで親友は沖雅也、それに宮内洋が並んだ姿は東宝映画っぽくないし(モリケンは松竹所属だし、宮内洋は”東映ヒーロー東の横綱”なんて呼ばれるくらいだ)、池部良や平田昭彦はともかく、大滝秀治もあまり特撮モノのイメージはないし、特撮モノに所縁があるキリヤマ隊長こと中山昭二も東宝映画っぽくはない。
まあそれも多国籍軍というか、色々な枠を越えたドリームチームと言えなくもないが。

戦いの激烈さを表現する為かメイン格のキャラクターでも容赦なく殺されてしまうし、最後は「さらば宇宙戦艦ヤマト」を先取りしたかのような特攻劇で幕を下ろすなど全体的に暗いお話ではあるが、低予算で時間のない中でありながら、精一杯の見せ場を用意したスタッフには拍手を送りたい。
津島利章の軽快なマーチも良い。

DVDに収録されているオーディオ・コメンタリーはヨミ惑星人の司令官ヘルを演じた睦五郎だが、この作品へ出演した当時のことは殆ど記憶にないとのこと。円谷プロの「ファイヤーマン」撮影時のことは共演者のことなど色々語ってくれるのだが、同時期の「ゴジラ対メカゴジラ」、「メカゴジラの逆襲」出演時のことも覚えておらず、辛うじて「エスパイ」については語ってくれたが、インタビュアー泣かせの内容に。

スペース・アドベンチャー コブラ」や「少女コマンドーIZUMI」、「電脳警察サイバーコップ」の話題も振られたものの、どうやら作品名すら記憶してない様子。子供番組や特撮映画をバカにしているわけでもなく、おそらく現場から現場へと多忙を極めていたことや、”仕事”として割り切って”職人”に徹していたからかな、とは思うが、なんだか淋しい。

ちなみに轟天号の出番は、オリジナルの「海底軍艦」より長いんじゃなかろうか。
そしてこの「惑星大戦争」、それに「宇宙からのメッセージ」の両方に唯一出演してるのがウィリアム・ロスなんだと。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/12711006/




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by odin2099 | 2018-05-13 19:47 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>の第四弾。
「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」でデビューしたワンダーウーマンの単独主演作。
マーベル・スタジオに対抗したかのような、スーパーヒーロー総登場のタイトルロゴが新たに作られたけれど、今後きちんと活用されていくのだろうか。

オープニングとエンディングが現代で、過去にさかのぼる形で物語は展開。
アマゾン族誕生秘話からダイアナの少女時代、そして第一次世界大戦時が主な舞台となる。
マーベル・スタジオには同じような構造で、第二次大戦時を描いた「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」という作品があるけれど、あちらは愛国心に燃えた青年、こちらは神話の世界から抜け出てきたかのような異界の使者、ということで差別化が図られているのは面白い。

e0033570_22140234.jpgセクシーなコスチュームに身を包んだ美女戦士のアクション物、というと直接的描写はないとしても多少はエロティックなシーンに期待してしまうところだが、女性監督ゆえなのかそちらの要素は皆無に近い。
ダイアナ役のガル・ガドットも、ダイナマイトバディを売りにするタイプの女優ではない。
だからこそ幅広い層に支持されたとも言えるが、グラマー美女のリンダ・カーターが主演したかつてのTVシリーズを念頭に置くとちょっと勿体ないかなあという気がしないでもない。ちょっぴり下品で安っぽいのも、アメコミの映画化としてはある意味正しいと思うのだ。

ただガル・ガドットの凛とした佇まい、アクションシーンにおけるしなやかな身のこなし、華麗なる脚技…を見ると、やはり彼女で正解だったのだなと思う。
もし仮に何年か後にリブートするようなことがあれば、その時は彼女とは違うタイプのワンダーウーマンを見てみたいものだが。

ところで今回のダイアナのお相手、スティーブ・トレバーを演じてるのは、”クリス・フォー”の一角クリス・パイン(吹替は小野D)。
死んじゃったので<DCFU>での再登場はないだろうけど、今後<マーベル・シネマティック・ユニバース>作品に出る可能性はあるだろうか(掛け持ち?移籍?してる人は何人かいる)。他の3人は参加している<MCU>で、”クリス・フォー”が全員揃ったらちょっと面白いかも。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26003949/






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by odin2099 | 2018-03-22 22:22 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(2)
「ダンガードA」は殆ど毎週テレビで見ていたのだけれども、前番組「UFOロボ グレンダイザー」ほどのめり込むには至らず、よってこの劇場版もリアルタイムでは見ていない。
初めて見たのは公開から6年ぐらい経ってテレビで放送された時で、もしかするとそれが最初で最後の(少なくてもフジテレビでは)テレビ放送だったのかな。まだビデオデッキなんか持っていなかったので、カセットテープに録音して繰り返し聴いていたのだけれど、ふと気になったのがBGMのこと。
あれ?これって○○の曲じゃん?

テレビ放映版はそこそこのカット版だったので、後にビデオソフトが出た際に色々チェックしてみたのだけれど、まあ色々出て来るわ出て来るわ。
これってこの劇場版に限った話じゃなくて、テレビ本編でも同様ってことだよねえ。
今回見直すにあたって、改めて出典探しをしてみた。
ただ「ダンガードA」のBGM集ってCDなどで単独リリースされてないので、実はどれが「ダンガードA」オリジナルのBGMなのかがわからなかったり…。
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で、ハッキリ出典がわかったのは
「ゲッターロボ」…1曲
「宇宙円盤大戦争」…4曲
「グレンダイザー」…1曲
「大空魔竜ガイキング」…5曲
これ以外は主題歌と主題歌アレンジ、副主題歌とそのアレンジ曲、挿入歌「宇宙母艦ジャスダム」を除いた9曲が「ダンガードA」もしくは出典不明曲ってことになる。
流用曲の比率ってかなーり高い?

そしてこの挿入歌「宇宙母艦ジャスダム」、ささきいさおが歌ってるし、歌詞といい、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を意識してるんだろうなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3448190/
http://odin2099.exblog.jp/22788067/
http://odin2099.exblog.jp/25613920/



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by odin2099 | 2018-02-08 20:01 |  映画感想<ワ行> | Trackback(1) | Comments(6)
e0033570_20142784.jpg<DCフィルムズ>という日本独自の呼び名は一向に定着しないようなので、改めて<DCEU>と呼びますが、それの第三弾!
「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」で鮮烈なデビューを飾ったワンダーウーマンのオリジンを描く、単独主演作がこちらです。

この第三弾という表現にも馴染めなくて、「マン・オブ・スティール」、「バットマンVSスーパーマン」、「スーサイド・スクワッド」に続く4作目だろ?!
…とツッコミを入れたくなるんですが、どうも「マン・オブ・スティール」はノーカウントで、「バットマンVSスーパーマン」から始まったと捉えてるようなんですね。
そりゃ<DCEU>という括りを使い始めたのはそうですけど、お話は「マン・オブ・スティール」が起点でしょ?なんだか頭が固いですなあ。

というわけで、誰が何と言おうとユニバースの4作目です。
オープニングとエンディングは現在で、ここでダイアナとブルース・ウェインとの繋がりが描かれ、その後はダイアナの回想で一挙に物語は第一次世界大戦の頃へ飛びます。この辺り、ちょっと「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」みたいな感じではあります。
ゼウスとアレスとの確執、アマゾン族の誕生、戦い…といった謂れがダイアナの幼少期と並行して語られ、閉ざされた島にスティーブ・トレバーが招かれざる客として現れると、物語は神話、幻想の世界から現世へと移っていきます。

e0033570_20143862.jpgここから先は人間世界を初めて訪れたダイナアのカルチャーギャップも織り込まれ、ややコメディ色が濃くなりますが、一方で戦争状態という悲惨な”現実”も見せつけられます。
ただここで、スティーブ=イギリス軍=善、そして軍神アレスが背後にいて操っているとはいえドイツ=悪、と規定されてしまうのはちょっと違和感ありました。
ダイアナ、もうちょっと世界を俯瞰的に、バランス良く見て欲しいんだけど…?

ともあれ、ガル・ガドットのダイアナ=ワンダーウーマン(とは劇中では呼ばれませんが)は強くて美しくて格好良いです。
「バットマンVSスーパーマン」の時は、この人は顔立ちキツイしあんま美人じゃないしぃと感じていたのですが、今回は「こんな表情するんだ?」というくらい綺麗というより可愛い面も沢山見せてくれます。
手足もしなやかでスローモーションでもアクションシーンが凄く映えて、今となっては彼女で正解でしたね。スティーブ役のクリス・パインとのコンビも良く、クライマックスのとあるシーンではちょっとホロっとさせられました(これでちょっとでもお色気サービスがあれば……)。

これまでどちらかというと酷評の方が目立った<DCEU>作品が、この作品で一気に持ち直し、というのはちょいと甘い評価かなあと思いますけれど、今までで一番見やすいしわかりやすいお話かなあとは思います。これで上映時間が141分もなければ…。
それに11月公開の「ジャスティス・リーグ」へ向けての伏線というかオマケのシーンでもあるのかなあと期待していたのですが、意外にもなにもなし。<MCU>と違って潔いというか、勿体ないというか。
まあ、考えは各社それぞれなんでしょうけれどねえ。


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by odin2099 | 2017-08-25 20:18 |  映画感想<ワ行> | Trackback(15) | Comments(2)
e0033570_00132726.jpg時は戦国時代。
百地三太夫率いる”百地党”と藤林長門率いる”藤林党”の争いが続いていた伊賀の国に、ワタリという少年と爺(四貫目)、二人組の謎の忍者が現れ、百地三太夫に下忍として仕えることになる、というところから始まる忍者映画の傑作で、百地三太夫や藤林長門だけでなく、音羽の城戸や楯岡の道順といった名前にワクワク出来る忍者好きの「おとな=こども」ならばオススメの一品。

「週刊少年マガジン」に連載されていた白土三平の漫画を、金子吉延、村井国夫、本間千代子、牧冬吉、天津敏、内田朝雄、ルーキー新一、瑳川哲朗、大友柳太朗らの出演陣に、特撮監督として倉田準二を迎え、船床定男がメガホンを取った。

同時上映は同じく「週刊少年マガジン」連載中だった石ノ森章太郎の「サイボーグ009」の長編アニメ版。ということで、これが元祖<東映まんがまつり>というワケだ。
30年ぐらい前にたまたまテレビでやっていたのを見て「面白いなあ」と思った作品を久々に見直したのだけれども、やっぱり面白かった。

ワタリと爺の目的は何か、”百地党”と”藤林党”を縛る「伊賀の掟」とは何なのか、といったミステリー物の要素もあるし、伊賀崎六人衆をはじめとする忍者たちの華麗な、時には荒唐無稽な技の数々も愉しい。
巨大化したり空を飛んだり、時には楽しく歌い踊ったりというミュージカル風の味付けもあって、これらが豪華に作られたセットや、大掛りな特撮、そして東映動画のスタッフを起用しての大胆なアニメーションとの合成で表現され、子どもの視点も忘れてはいない。もちろん大友柳太朗や天津敏といった名優たちも、子ども向けだからといって手を抜いたりはせず、真剣にワタリと対峙してくれている。
全編を通すと人の生き死にのシーンはかなり多く、子ども向け映画としてのテイストとの落差が生じてしまうのが欠点と言えば欠点か。

e0033570_00134385.jpg映画は大ヒットし続編の製作とTVシリーズの企画も動いたものの、映画の出来に原作者の白土三平が激怒したため白紙になってしまう(併映の「サイボーグ009」は続編が作られた)。
そこで急遽大体企画としてテレビで放送されたのが横山光輝を原作者に招いた「仮面の忍者赤影」だったのは有名な話で、この「ワタリ」のスタッフやキャストがそのまま流れている。
また同じく白土三平:原作の「忍風カムイ外伝」の後番組としてアニメ化の企画も立てられたものの、こちらも頓挫。
その代わりに放送されたのが、かの国民的番組「サザエさん」だった、というのも面白いエピソードだ。


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by odin2099 | 2017-05-07 00:16 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)
「ダンガードA」劇場版の第2作。
テレビ版44・45話の再編集ブローアップ版、とDVDの解説にも書いてありますが、どうも話はそう単純ではないようです。
フォロワーさんに教わりましたが、幾つかのカットは明らかに別に描かれたもの。
ということは再編集の過程でリテイクしたか、最初から劇場公開を前提に別のカットを作っていたのか…?
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番組放送から劇場公開までの日数を考えると、同時並行的に劇場版製作が行われていた可能性が強そうですが、色々と謎が多そうですねえ。
なんせこの春興行、当初は「ダンガードA」と、番組が始まったばかりの同じ松本零士原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック」とのコラボ映画が検討されていたらしいので。

実際に出来上がったこの作品が、当然のことながらテレビの1エピソード的な地味なものになってしまってるだけに、「ダンガードA」と「ハーロック」の共演作品が実現していたら、久々に<まんがまつり>らしいタイトルになっていただけに残念!
もっともどんなお話になるかはちょっと想像つかないですけどね。
一文字タクマと台羽正が会話したり、佐渡酒蔵とドクターゼロが対面したりしたら面白いんだけど…
これは松本センセが反対したのかな?

まあこれは直接関係ないですが、アメリカに「キャプテンハーロック」のテレビシリーズを輸出する際には、「新竹取物語1000年女王」と一緒の作品として再編集されたらしいですが、これまたどんな作品になってるか想像できないですねえ。
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<過去記事>


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by odin2099 | 2017-03-19 19:01 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)
劇場版<マジンガー>シリーズを一通り見終りましたので、引き続き「惑星ロボ ダンガードA」劇場版へ突入します。
テレビシリーズ自体も「UFOロボ グレンダイザー」の後番組なので、原作者は永井豪から松本零士にバトンタッチしていますが、スタッフやキャストは一連の作品群の流れを汲んでいますので、さほど違和感覚えずに続けて見ていたという人も多いでしょう。
製作の裏側の情報が詳細に伝わる現在と違い、当時の小学生には原作者が違うとか、脚本や演出、キャラクターのデザインが誰だとか、そんなものは気にならなかった、気にしていなかったと思われますので、この作品も広義には<マジンガー>シリーズの一本といっても良いのかもしれませんね。
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でも同じような期待感を抱いて映画館へ足を運んだ子どもがいたとしたら、この映画にはちょっとガッカリしたかもしれませんね。
他作品のヒーローと共演するでもなく、大したイベント要素もないし。
あ、ジャスダム発進はテレビに先駆けての目玉だったか。

でも「対昆虫ロボット軍団」と謳ってる割に、相手は昆虫型の宇宙人ですが、ロボットは昆虫型ではないし「軍団」でもありませんので看板に偽りあり。
それに一文字タクマが拳法の達人みたいに描かれてるシーンがありますが、はて、タクマってそんなキャラクターでしたっけ?

ということで(?)、この映画の楽しみは流用BGMの出典探しにあります。
おそらく半数以上が他作品からの流用曲で、「ゲッターロボ」、「宇宙円盤大戦争」「グレンダイザー」、「大空魔竜ガイキング」と多岐に亘っています。
全て「ダンガードA」同様に菊池俊輔サウンドですし、流石に「ゲッターロボ」、「ゲッターロボG」、「ガイキング」にも主演していただけのことはあって、これが神谷明の絶叫に合うんですなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22788067/


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by odin2099 | 2017-03-16 20:43 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)
♪夏がく~れば おもいだす~
…って毎年ノスタルジーに浸ってるのも如何なものかと思うけど、去年見直さなかった作品だからいいかな。
久しぶりに【今日は何の日】をやってみますと――

e0033570_22362566.jpg1982年7月28日は「わが青春のアルカディア」の公開日。
いくら夏休み中とはいえ水曜日公開というのは珍しいと思うけど、31日土曜日とアナウンスされていた公開日が繰り上がったのは、結構ギリギリだったと記憶。
前番組、不入りだったのかな?
しかしもしテコ入れを図ったのだとしたら、残念ながら期待に沿う結果にはならなかったようで。

さて、前回の記事を書いた時(こちら)、「観る度に印象が違う」と書いたけれど、結局のところバランスが悪いんですね。

ハーロックとトチローの先祖を繋ぐ一冊の本、しかし当人たちも知らないその謂れをなんでトカーガのゾルが知ってるの?
どうしてハーロックとトチローに目をつけ、個人データを収集できたの?
エメラルダスの初登場の台詞、トチローに対しての自己紹介でもあるんだけど、如何にもな説明台詞で不自然すぎるし、宇宙自由貿易人って何?最初から海賊じゃダメなの?

エメラルダスがトチローと出会い、ハーロックとマーヤが再会し、傷ついたハーロックとエメラルダスの再会、ゾルとの友情、アルカディア号発進…という流れはエモーショナルだしワクワク感もあって悪くないんだけど、その後で囚われたエメラルダスとマーヤの処刑、そしてゾルの死…というあたりでドラマ部分が完全に停滞しちゃってる。
そして「宇宙のスタンレーの魔女」の無理矢理感。
炎の海に飛び降りた…って、その前に真空の宇宙空間に飛び出してるんですけどぉ。

某大物ゲストを除けば人気声優の熱演も嬉しいし、使い方が良くないもののメロディだけはノレるBGM群だとか、ところどころ良いシーン、良いパーツ、良い要素…があるのに、全体として観ちゃうと「ナニコレ?」になってしまうのがこの作品の欠点。
あれも入れたいこれも入れたいと盛り込み過ぎ、シナリオの段階で破綻しちゃってるんだけど、誰も上手くコントロール出来なかったのかな。

「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」それに「1000年女王」でさえ、シナリオ段階では上手く構築できているのに(「1000年女王」に関しては、シナリオの段階ではまとまっていたのだろうけど、その後ブツブツ切り過ぎてわかりづらくなってるのが残念だけど)、それがこの作品では出来なかったのは監督のせいなのか、それとも企画・原作・構成の看板を背負ってる御大のせいなのか…。

それでも思い入れは十分すぎるほどあるし、正面切って非難されたら徹底的に弁護したくなる、そんな愛すべき作品群の一本であることに変わりはなし。
☆まい・ふぇいばりっと・む~び~ず☆の一本にセレクトしてるのもダテじゃありません。
特にあのCGアニメ版「ハーロック」の映画なんか見せられた日にゃ、この路線を貫いた新作なんぞを見たくなるんですよ。もう望みは薄いだろうけど。

【ひとこと】
予告編、これは傑作だよな。

BGMはドヴォルザークの「新世界」、第一、第二、第四楽章。

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by odin2099 | 2016-07-28 06:34 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(4)
――に改題されるかと思いましたが、今でも「ロッキー・ザ・ファイナル」のままのシリーズ完結編。
といっても「3」と「5」に続く三度目の完結編であるし、今度は「クリード」という”新章”まで誕生したので、これからどういう扱いになるのかはよくわかりませんが…。

e0033570_13170521.jpg今更ロッキーがリングに上がる?!という時点で「駄作確定」のレッテルを貼られてしまいそうなものだけれども、実はこの映画は結構好きです。
エイドリアンを喪い、息子ロバートとは疎遠、親友にして義兄のポーリーとは相変わらずつかず離れずの距離感を保ち、経営するレストランは繁盛しているようですが、街は変わってゆき寂寞館に囚われているロッキーの姿は、等身大のスタローン自身を投影しているようでリアルです。
また観ているこちらも段々とロッキーの年齢に近づいてきていることもあって、思い入れの度合いも強まってきているようです。

そんな中でロッキーの前に姿を見せた一人の女性、マリー。
彼女は第1作「ロッキー」にチラっとだけ登場した不良少女の成長した姿。
こういうキャラクターの使い方、スタローンは上手いですね。
同じく1作目の冒頭でちょこっと出てくるスパイダー・リコが同じ役者さんで再登場してきたり、元アポロのトレーナーだったデュークも何気にポーリーと共にシリーズ皆勤賞だったり。

その一方でエイドリアン役のタリア・シャイアからの出演申し出はきっぱりと断り、フラッシュバックなどで過去作品のフッテージを使い、出演者としてクレジットはしているものの新撮シーンは設けなかったため険悪な関係になったとも報じられたりしましたが、作品を観終った後だとスタローンの判断もわかります。
安易にエイドリアンを扱わない、徹底して描写しないことでかえってその存在感を浮き彫りにしようという魂胆だったのだな、と想像がつきます。

プロ復帰を果たしたロッキーの元へ、現役チャンピオンのディクソンからのエキシビジョンマッチの申し出があり、心が揺れます。ロッキーが考えていたのはそのような華々しい舞台ではなく、エイドリアンを喪った後の心の隙間を埋めてくれるようなちょっとした高揚感だったと思うのですが、そんなロッキーを後押ししたのはリトル・マリー。
これがエイドリアンだったらどうだったでしょうね。素直にロッキーを送り出したかどうか。
それを考えると今回のマリーの比重の高さは、実は(少なくてもシリーズ後半の)エイドリアンよりも大きいと言えるかも知れません。

e0033570_23425227.jpg今回マリーを演じているのはジェラルディン・ヒューズという女優さん。ちょっとくたびれた感じがセクシーな、なかなかの美人さんです。
実は前作「5」の時にもマリーの再登場は予定されていて、しかも当時と同じジョディ・レティジアが配役されて撮影まで済んでいたもののカットされたのだとか。
スタローンの中でこのキャラクターは大きな存在だったのですね。

ディクソンが怪我をするというハンデを与えながら最終ラウンドまで戦い抜いたロッキー。判定では敗れはしたものの、これは妥当な結末でしょう。下手に勝ってしまっていれば…と思っていたら、実はロッキー勝利のヴァージョンも撮影されていてDVDやBlu-rayの特典映像で観ることが出来ます。
流石にご都合主義すぎますし、完結編として相応しいのは実際に採用された公開版だとは思いますが、判定のシーンを除くとロッキーが会場から去るシーンなどは殆ど同じ。つまり試合結果に関わらず、真の勝者はロッキーということは変わらないということでしょう。

エンドロール、フラデルフィア美術館の階段ではしゃぐファンたちの映像で構成されていて実に楽しそう。
そしてその後、一人佇むロッキーの後ろ姿、いいラストシーンです。


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by odin2099 | 2015-12-26 13:18 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)

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