なんだかんだで2005年も3分の1が過ぎちゃいましたしねぇ。
で、今のところ読み終わった本は24冊、見た映画は26本!
ヤバイ!これじゃ目標には到達しないぞ~! ペースアップしないと。
ちなみに去年の同時期は24冊23本でした。変わんないじゃん・・・。
どっちも30の大台には乗せておきたかったんだけど。

前作が『エイリアン』なら本作は『エイリアン2』、正しく「今度は戦争だ!」という内容で、単純に比べるならばこちらの方が面白い。
監督もポール・W・S・アンダーソンが『エイリアンVSプレデター』に専念するためにプロデューサーに退いたので、新人へ交替。
今回はミラ・ジョヴォヴィッチ扮するアリスだけではなく、もう一人ジル・バレンタインという新キャラクターが登場。
中心は勿論アリスなのだが、ジルにも充分見せ場というか役割が割り振られているので、ダブル・ヒロイン・アクション物としても出色。

ゲームを楽しんだ人にはその扱いは物足りないのかも知れないが、演じたシエンナ・ギロリーはゲームの映像ソックリに扮してるので、その点ではファンも満足?
他にもゲーム発のキャラが多数取り込まれているようだが、ファンの反応は様々のようだ。
ラストは完全にパート3を踏まえた展開で、製作も決定。今度は劇場へ見に行くかな。
女性キャスターを演じていたサンドリーヌ・ホルトは、かつて『モアイの謎』や『ポカホンタス』(ディズニー・アニメじゃなく実写版の方)で気になる存在だったのだけど、さっぱりわからず。

また最後の最後にイアン・グレンが出てきたけど、パート3への伏線か。

個人的には、『ダ・ヴィンチ・コード』という小説抜きにしても興味ある素材が集まっている雑学のネタ本ということになるが、小説を単にミステリー、サスペンス物としてだけ楽しんだような人には不要でもある。
知的好奇心を刺激された人のみ、自分で資料を漁ってその真偽を自分なりに判断しても良いし、また本書のように手っ取り早く情報をまとめた本を手に取るのも良いのではなかろうか。ダン・ブラウン自身のインタビューが収録されているのも、お得感を高めている。

美術館のガイド的なもの? それとも昨今流行りの美術品や美術史に秘められた謎を解くといったミステリー調の物語だろうか?
実際はそのどちらでもなく、ルーヴル美術館で働く1200名ものスタッフを追ったドキュメンタリーである。
倉庫の中で目当ての作品が見つからず途方にくれるスタッフ、展示スペースをどう活用しようかと悩むスタッフ、人海戦術で美術品を搬入・掲示するスタッフ、展示品を補修するスタッフ、消火訓練や救急医療訓練を受けるスタッフ、厨房や食堂、トレーニング・ルームまで、一般人には窺い知れない巨大な美術館の裏側は一見の価値はある。
1990年の作品だが、日本では一昨年の暮れから昨年にかけてようやく公開され、見に行きたかったのだがなかなか時間が合わずに断念したのだが、ただナレーションもなく美術品の直接的紹介もなし、無作為に映し出される映像の羅列は1時間半弱という上映時間にも拘らず、かなり辛い。眠れない夜には最適の一本と言えるかも知れない。
監督はニコラ・フィリベール。
「字幕によって登場人物の性格が歪められ、作品の魅力が半減するというあってはならない事態が生じている」という趣旨のファン活動も紹介されていますが(『ロード・オブ・ザ・リング』の時のように、配給会社やビデオ・メーカーに、ビデオ・リリース時には字幕を変えるよう嘆願書を送る、など)、驚くべきは当人のコメント。
「知らなかった。」「初めて聞いた。」「字数や色々な制限がある。」「ある程度の意訳は必要」「あっちを立てればこっち立たずで、意見が合うことはない」・・・って。
ファンだってそんなことは百も承知で、だからこそ独自に作品世界に即した代替案まで考案してるというのに、この無関心ぶり。
これでは軋轢は益々広がるばかりで、呆れるやら情けないやら。
映画配給会社も、こうまでファンに批判されながら改める様子もないが、何かこの方を起用し続けなければならない理由でもあるんでしょうか。
早くも来月公開予定の『キングダム・オブ・ヘブン』が、試写会において批難囂々。
どうやら日本語吹替版も公開されるそうなので、ファンをそちらに誘導する動きもあるようで。
『スター・ウォーズ/エピソード3』もこの人らしいんだよなぁ。
『エピソード1』『エピソード2』でもファンにボロクソ言われていたのに、またオファーする側もする側だが、それを受ける方も無神経というか何というか・・・これがプロ意識というものなんでしょうか。
これは大型連休を控えての、粋な天の計らいか。
前半三日は好天に恵まれ、谷間の月曜は雨で、その後はまた回復とは出来過ぎな感じ。
でも、その一方で各地で交通機関の事故やトラブルが続発。
各々方、ゆめ御油断召さるな。
「ジョルジュ・パン・コスマトス」という表記もありますけど、個人的には「ジョージ・P・コスマトス」という方がしっくりきます。
『カサンドラ・クロス』、『リバイアサン』、『ランボー/怒りの脱出』、『コブラ』、『オフサイド7』、『トゥームストーン』等々、監督を意識して見る作品群じゃないですし、失礼ながら映画史に残る傑作群というわけでもありませんが、TVやビデオなどで何となく作品見てるという人、結構いるんじゃないですかね。
ご冥福をお祈り致します。
電車の次はバスかよと思っていると、再び電車の事故が起きたとのニュースが流れた。
今度は同じJRの常磐線の特急電車。踏切内のトレーラーと衝突したという。
幸い乗客に怪我人が出るようなことはなかったようだが、こうも続くと毎日乗る電車でさえ怖くなる。
飛行機ならいざ知らず、電車やバスに乗る人は普段、事故のことなど意識していないだろうに。
そういえば最近、飛行機も何かとトラブル続き。安全な(安心な)乗り物はないのだろうか?
カーブに差し掛かった電車が脱線、先頭車両が線路沿いマンションに、めり込むように激突したというものです。
しかし掲示板でも書いたんですが、あれだけ非現実的な映像を見せられると、呆気にとられるというか、笑うしかないですね。
例えが悪いですが、あの9・11のツインタワービルへ突っ込む旅客機の映像を見た時も、似たような気持ちでした。笑うという行為で、現実とのバランスをとっていたのかも知れませんが。
「読みたい!」と思ってからほぼ一年、その間にあっという間に世間を席巻する一大ムーブメントになってしまったのには驚いた。
というのもキリスト教の消された伝承や聖杯の謎など、個人的には多いに興味をそそられる題材ではあるものの、こういったものへの関心は一部のマニアックな人間のものだと思っていたからだ。
ある種のマニアだけが読んでニンマリ、という代物だとばかり思っていたので、よもやベストセラーになるなんて、という感じ。キリスト教圏ではない我が国も然りで、自分だって全て知ってるわけじゃないけれど、みんなこれ読んでわかるのかなぁと心配になるが、だからこそ解説本、副読本の類も売上げリストの上位に食い込んだのだな、と納得。
かくいう自分も何冊か手に取ってるし。
それに冒頭に掲げられた一文に、「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている。」とあるせいもあるのだが、やれ嘘っぱちだ、冒涜だ、いや画期的な発想だ云々と、みんな熱くなり過ぎ。
これは学術書じゃなくて、小説(フィクション)だってことを忘れているんじゃなかろうか。いや、それとも誰もが無関心ではいられなくなるくらい魅力的な題材を選んだ作者の勝ちということか。

気になる映画版の方は、アキバ・ゴールズマンの脚本、ロン・ハワードの監督の下、ロバート・ラングドンにトム・ハンクス、ソフィー・ヌヴーにオドレイ・トトゥ、リー・ティービングにイアン・マッケラン、マヌエル・アリンガローサにアルフレッド・モリーナ、ベズ・ファーシュにジャン・レノという面々で製作中(そろそろクランクインのはず)。
しかし『天使と悪魔』とこの『ダ・ヴィンチ・コード』両方を読んで、ラングドンにトム・ハンクスをイメージする人は少数だと思うし、その他のキャラクターたちもちょっと首を傾げたくなる配役。おそらく映画なりの(大胆な?)脚色が施されているのだろうと思うことにして、映画は映画として楽しみたい。