【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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ベートーヴェンの死後、自筆の遺書が見つかった。そこには「私の楽譜、財産の全てを<不滅の恋人>に捧げる」とだけあり、相手の女性の名前も、イニシャルさえも記されてはいなかった。生涯独身だったベートーヴェンの<不滅の恋人>とは一体誰なのか? 弟子で友人だったシンドラーは亡き師の願いを叶えるべく、その女性を探し始める。

e0033570_6282282.jpg研究者によると、ベートーヴェンの<恋人>候補は10人程度おり、未だにその謎は解き明かされていないという。この作品ではその候補者を3人に絞り、その内の一人が<恋人>なのだと結論付けているが、それも仮説の一つに過ぎないとのこと。
しかし、シンドラーが探偵宜しくベートーヴェンが情熱的な愛を捧げた女性を探していく過程は、ロマンティック・ミステリーとして充分に楽しめるものであり、ベートーヴェンがどんな人生を送ったのか、というようなことを知らなくても問題はない。

ゲイリー・オールドマンのベートーヴェンは実にらしく、イザベラ・ロッセリーニ、ヴァレリア・ゴリノ、ヨハンナ・テア・ステーグらが彩りを添えている。
なお、音楽監督はサー・ゲオルグ・ショルティ。ヴァイオリンのキドン・クレーメル、チェロのヨーヨー・マら錚々たるソリストたちを揃え、彼自身が指揮を執ってロンドン交響楽団がベートーヴェンの楽曲を奏でている。
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by odin2099 | 2006-12-11 06:29 |  映画感想<ハ行> | Trackback(4) | Comments(2)
ボンドの友人フェリックス・ライターが麻薬王サンチェスに襲われ、新妻は惨殺、彼自身も瀕死の重傷を負う。ボンドは復讐を誓い、<殺しの許可証>を剥奪されながらも単身サンチェスを追い詰める。

もはやスパイ・アクションではなく、復讐鬼、処刑人としてのボンドを描いた異色作で、既にイアン・フレミングの原作は全て使い切っていたため、題名共々映画用のオリジナル作品となった(一部、原作から借り受けたシーンやキャラクターはあるが)。
それでもティモシー・ダルトン演じるところのボンドは原作ファンには歓迎されたものの、『インディ・ジョーンズ』や『リーサル・ウェポン』といった後続のシリーズ作品がライバルとして圧し掛かり、その中に埋没してしまった感もある。

e0033570_17402118.jpg二人のボンド・アクトレス、キャリー・ローウェルとタリサ・ソトーの描き分けも巧くいっているようで、二人のボンド・ガールが鉢合わせして、互いに対抗意識を燃やすという描写は今までありそうでなかったもので面白い。
ただ、無名時代のベニチオ・デル・トロらを従えながらも、ロバート・ダビィーが悪の親玉ではちょっとスケールが小さいか。自分を裏切った女に固執していたり、何でもわかっているような顔をしながら、結局はボンドに手玉に取られている様はちょっと情けない。

この後、権利関係のゴタゴタがあって、シリーズは6年という最長の中断期間を迎えてしまう。そしてその間にティモシー・ダルトンが契約を残しながら、僅か2作品で降板。シリーズに暗雲が立ち込めることになる。
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by odin2099 | 2006-12-10 17:40 |  映画感想<タ行> | Trackback(4) | Comments(4)
アレキサンダー&イリヤ・サルキンド父子が『スーパーマン』シリーズ3作品に続いて製作した番外編で、ヒロインのスーパーガール、カーラはスーパーマンことカル=エルの従妹。クリプトン星の爆発を逃れた人々が”アルゴ・シティ”と呼ばれる場所で密かに生き延びていて、彼らは地球でのスーパーマンの活躍も承知しているという設定。

その”アルゴ・シティ”の心臓とも言うべき<オメガ・ヘドロン>が失われ、彼女はそれを取り戻すべく地球へとやってくる。カーラは、クラーク・ケントの従妹リンダ・リーを名乗って地球での生活を始め<オメガ・ヘドロン>の消息を追うが、一方それを手に入れた魔女セレナは世界征服を企んでいた。

・・・と書くとスケールの大きな冒険譚のようだが、実はたまたま出会った”まあまあハンサムな”イモ兄ちゃんを二人で取り合うだけの話。バカバカしいっちゃバカバカしいが、それもまた楽しい。『スーパーマン』でのマーロン・ブランドやジーン・ハックマンの起用に対抗してか、こちらにはピーター・オトゥールやフェイ・ダナウェイ、ブレンダ・バッカロらが出演しているが、各人が大真面目に演じているのも良い。

e0033570_13332021.jpgジェリー・ゴールドスミスの音楽も出色だが、この時期は『スター・ウォーズ』の後の『スター・トレック』、『レイダース/失われた≪聖櫃≫』の後の『キング・ソロモンの秘宝』、そして『スーパーマン』の後のコレという具合に、どういう訳かジョン・ウィリアムズの後追い企画ばっかり担当させられていた印象がある。それに監督作品ではずっとウィリアムズとコンビを組んでいたスティーブン・スピルバーグが、『ポルターガイスト』や『グレムリン』などのプロデュース作品だとゴールドスミスに任せていたのは何故だろう。

『スーパーマン』シリーズとのリンクとしては、マーク・マクルーア演じるレギュラー・キャラクターの新聞記者ジミー・オルセンが、リンダのルームメイトとなるルーシーのボーイフレンドとして登場することと、そのルーシーが”スーパーマンの恋人”ロイス・レーンの妹だということに留まる。肝心のスーパーマンは公務のため出張中ということで不在、ポスターのみの出演だ。

映画の出来そのものは決して誉められたものじゃないし、興行的にもペケ。確か欧米圏よりも日本での公開が先になったらしいし、それも夏休み興行ながら2週間程度の短期限定。公開後4~5日くらいで観に行っているけれど、その時も劇場はガラガラだった。でも、ミニスカートをヒラヒラさせて頑張っていたタイトルロールのヘレン・スレイターの可愛さに免じてあげよう。
シリーズ化も、スーパーマンとの共演作の実現も幻に終ったが、本家スーパーマンが復活した今、こちらも復活させてくれないものか。ただ最近ではスーパーマンの従妹という設定はリセットされたと聞いているので、そのあたりの扱いが微妙になるかな。
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by odin2099 | 2006-12-09 13:35 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(6)
2007年のお正月映画の公開が始まりましたが、そのラインアップを眺めてみても何となく物足りなさを感じてしまいます。
その理由は、やはり東宝の特撮映画が公開されないからですね(苦笑)。

1991年公開の『ゴジラVSキングギドラ』以降、『ゴジラVSモスラ』、『ゴジラVSメカゴジラ』、『ゴジラVSスペースゴジラ』、『ゴジラVSデストロイア』、『モスラ』、『モスラ2/海底の大決戦』、『モスラ3/キングギドラ来襲』、『ゴジラ2000/ミレニアム』、『ゴジラ×メガギラス/G消滅作戦』、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ/大怪獣総攻撃』、『ゴジラ×メカゴジラ』、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ/東京SOS』、『ゴジラ/FINAL WARS』、そして昨年暮れに公開された『超星艦隊セイザーX/戦え!星の戦士たち』に至るまで15年間、毎年新作映画が公開されていたんですよね。

全て劇場に足を運んで観ていますので、これがないとどうにも年末年始の気分にならないのですが、これも時代の流れなんでしょうかねぇ・・・。
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by odin2099 | 2006-12-08 23:38 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)
e0033570_6262062.jpg『コルテスの剣』<パイレーツ・オブ・カリビアン/ジャック・スパロウの冒険>4 ロブ・キッド

ようやく念願の”コルテスの剣”を手に入れたジャックたち。しかしこの剣が呼び出したのは、なんと征服者エルナン・コルテスの亡霊だった。コルテスはジャックに剣の使い方を教えると申し出るが、その交換条件として石目のサムがはめていた石の目玉を要求する。ジャックは渋々ながら、石の目玉を取り戻すため、再び人魚たちの元へと向かうが・・・。

少年ジャック・スパロウの冒険を描く第4弾。いよいよティア・ダルマが登場し、映画版シリーズとのリンクが張られつつある感じだが、物語はまだまだ序盤戦といったところ。早いところヴァルボッサやブーツ・ストラップ・ビルら、ジャックと因縁浅からぬ連中との出会いを描いて欲しいものだが、このペースでは何十巻かかることやら。物語内時間は、おそらくまだ数ヶ月程度しか経過していないはずだ。
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by odin2099 | 2006-12-07 06:26 | | Trackback | Comments(6)
KGBのコスコフ将軍の亡命を手助けしたボンドは、スパイ暗殺計画があることを知らされる。この計画を阻止するには、推進派であるKGB議長プーシキンを消すしかない。だが納得のいかないボンドは独自に調査を開始、全てはコスコフと、彼が手を握った武器商人ウイティカーの企みであったことを知るのだった。

e0033570_6274992.jpgシリーズ25周年の記念作品で、新たなジェームズ・ボンド役としてティモシー・ダルトンが初登場。『女王陛下の007』や『ユア・アイズ・オンリー』の頃にも候補に挙がっていたが、ようやく4代目襲名と相成った。
といってもすんなりと決まったわけではなく、サム・ニールらも候補になり(DVDの特典映像でテスト映像を見ることが出来るが、個人的には納得いかない)、一時は後に5代目となるピアース・ブロスナンに内定したものの諸事情で実現せず、繰上げ当選のような形で選ばれたという経緯がある。

いずれにせよ、ロジャー・ムーアのコミカル路線とは一線を画したシリアスでハードなボンド像は古くからのファンや原作ファンにも歓迎されたようだし、僕自身もそう何冊も原作を読んでいるわけではないが、その中では一番原作のイメージに近いかなと思っている。
「歴代で最も危険なボンド」が謳い文句だが、俊敏な身のこなしと、何をしでかすかわからない危険性は、ムーアのソフトさとは対極に位置するもの。この振幅の激しさも、シリーズ長続きの秘訣かも。
ただ一方では、ダルトンにはスターとしての華やかさに欠ける面があるのも事実で、結局は契約上のゴタゴタで2作で降板となったが、それがなくても長続きはしなかったかも知れない。
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by odin2099 | 2006-12-06 06:27 |  映画感想<タ行> | Trackback(8) | Comments(6)
e0033570_22243231.jpg大道寺博士が開発した人工重力装置を狙うショッカーと、それを阻止せんとする二人の仮面ライダーの攻防を描いた『仮面ライダー』シリーズの劇場用新作映画の一本目。のみならず、現役TVヒーロー番組の拡大劇場版公開の先駆ともなった歴史的な作品でもある。

公開は爆発的人気となった<2号ライダー篇>のクライマックスとぶつかり、1号ライダーをゲストに迎えての「ダブルライダー」を前面に押し出し、大挙して出現する再生怪人軍団、映画でしか見られない新怪人の登場、スケールの大きなショッカーの計画といった目玉を多数用意し、しかもシネマスコープ・サイズの大画面でライダーが大活躍するというのだから、これは現役視聴者である子供たちへのアピール度は充分過ぎるほど。
e0033570_22245833.jpgそして<新1号ライダー篇>突入に先駆けて変身ポーズを初披露する本郷猛、といった思わぬ拾い物的なシーンもあってか、集客効果はバツグン。従来、中編規模の名作アニメがメイン番組だった<東映まんがまつり>は、これ以降ヒーロー番組中心に構成されることになった。

ただ、これだけ魅力的な要素を詰め込みながらも、映画の出来は今ひとつ。再生怪人軍団も何体かを除けば見せ場は与えられず、1号2号の共闘もインパクトが弱い。現場処理が多かったのかも知れないが、もう少し脚本を練り直して欲しかったものである。
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by odin2099 | 2006-12-05 22:26 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_2325036.jpg先日紹介した『オーケストラは素敵だ』の続編にあたるもので、N響の首席奏者として演奏旅行に臨み、ソロアルバムをリリースし、今度は指揮者にもチャレンジ・・・という過程を綴ったエッセイ集、というよりこれは完全な日記。
相変わらず読みやすく面白い文章ではあるが、独立した本という色合いは薄れたので、そのあたりに賛否あるかも知れない。
ちなみに最後の記述は1997年10月24日、既に10年近く前の話題だ。これは早いところ、続巻を出してもらわねば。
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by odin2099 | 2006-12-04 23:03 | | Trackback | Comments(0)
睡眠不足ではありますが、さほど体調は悪化せず・・・といっても好転するわけは勿論ないんですけれど、ひとまず無事に終了しました。といっても明日になると、どーっと後遺症がでるやもしれません。
それに全行程恙無く、ともいかず、昨日は急病人が出て診療所へ搬出される始末。幸い今日は幾分か回復し、皆と一緒に帰ってきましたが、明日はどうなることやら。結局のところは疲れがたまって、というのが原因みたいですけれど、今現在既にうちの職場は体調崩して一週間休んでる者もいるくらいなので、これから先が思いやられます。昼休みもきちんと取れないし、朝は早くて夜は遅く、精神的にも皆かなり追い詰められているのでこうなるんでしょうね。宴会では「是非この機会に英気を養って・・・」という挨拶がありましたけれど、本気でそう思っているなら宴会をやってる場合じゃないんですが。

とりあえずお天気には恵まれました。一日中晴れていたとまではいきませんけれど、去年は雨が降ったことを考えれば御の字です。これは”究極の雨女”らしい方が、今年は転勤していなくなったからでしょうか?

最初に立ち寄ったのは「田母沢御用邸記念公園」。
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民家に旧紀州徳川家の江戸中屋敷の一部を移築して増改築した大正天皇が静養に使ったという建物で、解説には「避暑・避寒に使った」とあったのですが、避暑はともかく避寒するにはかなり寒そうなんですけれど。
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続いて「明治の館」で昼食。
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ここはオムライスが有名らしいのですが、団体客だと一度には出せないということでハヤシライスとなりました。
デザートのチーズケーキは美味かったですね。

そして最後に「東武ワールドスクエア」。
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行った人からは「つまんないよ」とは聞いていたものの、ここは以前から気になっていて、でもわざわざ行くのはなぁと悩んでいただけに、こういう機会にと今回の旅行では幹事の端くれだったことを悪用してコースに組み込んでしまいました。
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正直言うともっと小さくてチャチなものを想像していたんですが、なかなかどうして楽しめます。ミニチュア好きにはたまらないでしょう。
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誰かにゴジラの着ぐるみでも着せて写真撮りたいところだったんですが、流石にそういうわけにも行かず、見学時間1時間はあっという間でした。

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もっと時間的な余裕があれば、アングルに凝った写真を撮りたかったものですがね。

ちょっと本物っぽく撮れてるかな?
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今は亡き建物も・・・。
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その後は湯西川温泉で一泊。
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驚いたことに夜は雪が降り、翌日は雪景色となっておりました。
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もっとも少し下っていくと積もるまで行かず、うっすら雪化粧という感じでしたし、更に進むとぱったりと雪の痕跡はなくなっていましたから、止まった所はそれなりに標高が高かったのでしょう。

というわけで二日目の今日は、途中でみやげ物屋に寄った程度で、後は真直ぐ帰ってきて解散。
目一杯スケジュール組み込むのが好きな人もいますけれど、これぐらいが良いでしょう。
あとは金曜の晩に出掛けて宴会をやり、翌日帰宅して日曜は丸々空けるという組み方をしてるケースもあるんですが、それもなかなか難しいものがありますから。
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by odin2099 | 2006-12-03 20:47 | 旅行 | Trackback | Comments(6)
これから一泊で湯西川温泉へ行ってきます。
職場の旅行なんですが、正直言うと宴会なんかやってる体調じゃない・・・。
それに、ここのところ連日帰りが遅かったりしてるんで、せめて朝ぐらいゆっくり寝ていたいんですがねぇ。
とにかく行ってきま~す。
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by odin2099 | 2006-12-02 06:22 | 旅行 | Trackback | Comments(4)

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