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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_0255592.jpg角川春樹事務所製作による、所謂”角川映画”の第一作がこの作品です。
原作は横溝正史の金田一耕助モノの一篇で、亡くなった資産家の遺産相続を巡って、一族内の陰惨な殺人事件が起るというお話。金田一耕助に扮した石坂浩二の好演もあって以後5本ものシリーズになり、最近ではリメイク版も作られましたが、2作目以降は”角川映画”ではありませんので、厳密に言うとこの作品だけシリーズ外作品ということになるのかも知れません。

大ヒット作ですが公開当時には観ておらず、初めて観たのは10年ぐらい前だったでしょうか。丁度今みたいにアガサ・クリスティー原作のものなどをまとめて観ていた時期があったのですが、その頃にこのシリーズもまとめて観ています。
その後リメイク版が公開されるというのでもう一度見直して、それからリメイク版も、と思っていたのですがタイミングを逸してしまい、今回久しぶりに観直したのですが、今度は市川崑監督が亡くなったばかりという妙なタイミングになってしまいました。決して追悼のつもりではなかったのですがね。

前回観た時は「古い作品だなぁ」と思ったのを覚えています。御馴染みの役者さんたちが当然ながら皆若いということもありますし、映像表現にも当時の限界を見てとれます。今ならば特殊メイクなどもっとリアルに表現出来るわけですから。
でも今回は、あまり気になりませんでしたね。やはりパワーのある作品です。犯人を含めて全てのネタを知って観ていてもなお、充分に楽しめました。上映時間はやや長すぎる感はありましたが、その分丁寧に作られているのも確かです。
それにしても島田陽子(島田楊子)は綺麗ですねぇ・・・。
by odin2099 | 2008-02-16 00:27 |  映画感想<ア行> | Trackback(3) | Comments(8)
物語は、12000年前に太平洋に没したと伝えられる伝説の大陸にあって繁栄を極めていたムウ帝国が、未だ海底で健在であり、再び地上に覇を唱えんと行動を開始するところから始まります。
そのムウ帝国が恐れている存在なのが、海底軍艦”轟天号”。それは第二次大戦末期に叛乱を起して消息を絶った、旧日本海軍の神宮寺大佐らが密かに建造した陸・海・空を制した万能戦艦なのです。この全世界の危機を前に国連の依頼を受けて、海運会社の専務・楠見が密かに神宮寺大佐と接触し、海底軍艦の出撃を要請するのですが、先ず第一に大日本帝国の再興を望む神宮寺大佐は、元上官である楠見の頼みを跳ね除けます。しかし生き別れとなっていた娘の必死の説得を受け、更にその娘がムウ帝国に拉致されたことにより、遂に轟天号はムウ帝国撃滅の為、出撃するのです!

e0033570_22322346.jpg押川春浪の小説『海底軍艦』を基に関沢新一が脚本化し、特技監督に円谷英二、音楽に伊福部昭を擁し、本多猪四郎が監督した東宝特撮黄金期の傑作です。もっとも明治時代に書かれた『海底軍艦』の原作に出てくるのは、空も飛べる轟天号ではなく「電光艇」という特殊潜水艦で、戦う相手もムウ帝国ではなくロシアか何かのようですから、題名だけを借りた全くのオリジナル作品だと言った方が良いでしょう。原作に忠実に作ったならば、かなり地味な作品になったでしょうね。戦争中に「戦意高揚」を目的に作るのであれば、それもありだとは思いますけれども。

この作品、製作期間が短かったことでも知られておりまして、実質2ヶ月程度で撮られたようです。それでいながらこれだけのボリューム、クオリティ! 黄金期の日本映画界のパワーは素晴らしいものがありますな。今ではちょっと無理でしょうね。
そのせいもあるのか、色々と細かい突っ込みどころもなくはないのですが、轟天号の格好の良さが全てを帳消しにしてくれます。発進する過程も円谷特撮はじっくりと見せてくれ、これに伊福部メロディーが見事にはまっています。

そしてそれを率いる神宮寺大佐というキャラクターの魅力!
出番は後半からなのですが、演じる田崎潤の個性もあって、出てきた瞬間に他のキャラクターを全て霞ませてしまうほどです。
実際、物語の主人公はカメラマン役の高島忠夫と神宮寺の娘役の藤山陽子で、他にも藤木悠、小泉博、佐原健二、平田昭彦ら主役クラスの役者さんが大勢いるのですが、神宮寺の印象度は他の追随を許しません。せいぜい上原謙が演じる楠見元少将ぐらいでしょうかね、ポジションを失わずに済んだのは。もっともこの人がいないと、お話は先に進まなくなっちゃうのですが・・・。

唯一、神宮寺に対して異なった魅力を発揮していたのは、小林哲子扮するムウ帝国皇帝陛下でしょうか。
年齢不詳、妖艶さの中にどことなくあどけなさも併せ持つ気品ある美女で、出番も少なく、キャラクター描写もあまりないのですが、かえって神秘性を高めているように思います。また神宮寺の合わせ鏡のような立ち位置なのもファンから支持される所以でしょうか。

SFというよりも”架空戦記モノ”に近い作品ですが、今だからこそ受け入れられそうな作品のように思います。
by odin2099 | 2008-02-14 22:33 |  映画感想<カ行> | Trackback(4) | Comments(4)
先ずは「しねま宝島」からの引用――。
もし貴方が原作の『幻魔大戦』の大ファンで、かつ映画を未だ見ていないのであれば、今すぐに映画の存在は忘れた方が良いだろう。何故ならば、これは原作に対する冒涜行為以外のなにものでもないからである。

e0033570_2324574.jpgはじめに簡単に<幻魔>シリーズをおさらいしてみる。
最初に発表されたのが原作:平井和正・いずみあすか/漫画:石ノ森章太郎(因みに「いずみあすか」は石ノ森のペンネーム)のコミックス版『幻魔大戦』。但し連載は事実上打ち切りであった。しかし評価する声も高く、次いで平井・石ノ森コンビのコミックノベル『新幻魔大戦』(後に平井単独の小説版も発表)が書かれ、以後は更なる中断期間を経て平井和正単独で『真幻魔大戦』小説決定版『幻魔大戦』シナリオノベル『ハルマゲドンの少女』、<第2期幻魔大戦>『ハルマゲドン』と続けられていく(石ノ森章太郎単独のオリジナル『幻魔大戦』もあるが、こちらは他作品との関連性が明確ではない)。

ストーリーの流れは先ず『新幻魔大戦』において、1999年に地球が幻魔の侵攻によって滅亡するところから始まる。
その歴史を変えるために時間跳躍者(タイムリーパー)が過去へ飛び、以後江戸時代からの歴史の改変を画策。その結果コミック版『幻魔大戦』や小説版『幻魔大戦』などのパラレルワールドが派生するが、どちらもまたもや滅亡の憂き目に遭う(コミック版はそこまで描かれず暗示するにとどまり、小説版はそこへ至る前に中断。その詳細は間接的に他の作品で語られることに)。しかしその間に本来の舞台である『真幻魔大戦』の世界が用意されていた・・・そんな展開である。
また、シナリオノベルという形式で発表された『ハルマゲドンの少女』は各作品の橋渡しの役目を負っており(『ハルマゲドン』は小説『幻魔大戦』のストレートな続編であるがこれまた中断)、中断された作品群を補完している。
アポロやクロノスらギリシャ神話の世界や、ムーやアトランティス、日本の奈良時代などなどキャラクターたちも輪廻転生を重ねて登場する、時間を超越した壮大な物語だ。救世主物語という側面から宗教臭さを感じ取るむきもあるが(実際、キリスト教や仏教からの引用も多く、またカルト教団の台頭など時代を先取りしている面も)、純粋にSFとして楽しむのが本筋だろう。

さて問題の映画の方であるが、これは最初のコミック版『幻魔大戦』と小説版『幻魔大戦』をミックスし、オリジナルのキャラクターを追加し勝手な解釈を加え、安易な独自の結末をつけた駄作であるとしか言い様がない。
なんせ前哨戦が終わっただけでメデタシメデタシというハッピーエンド。スケール感も何もあったものじゃない。おまけに「超能力」という概念に対して否定的な原作(小説版)に対して、こちらは明快な超能力礼讃のアクション映画になっている点も「解釈の違い」という言葉では納得出来ない部分だ。もし監督が りんたろう ではなく富野由悠季だったなら、もっと違った映画になっていただろう。少なくとも平井和正との対談を見る限り、富野由悠季の作品に対する解釈は的外れではないように感じたのだが・・・。
「これは私の゜幻魔゜じゃない」(平井)、「原作と映画は別物」(石ノ森)と原作者コンビは初めから逃げを打っていたが、このあたりに角川映画の一面を見る思いがする。また石ノ森章太郎を原作者の一人に謳いながらも、新しく大友克洋にキャラクター・デザインを依頼。この起用を慧眼であるとするむきもあるが、当時のファンにはかなり拒絶反応が強かったことも付け加えておく。

最後にもう一度、原作が大好きならば見るな!である。
――という具合にかなり厳しいことを書いてますが、これはリアルタイムで観た時から殆ど変ってない感想ですねぇ。
さて、この作品のどこを評価すべきでしょうか?
新宿や吉祥寺のリアルな描写? 結構使い回しが目立つ作画?
音楽も、キース・エマーソンって誰?というヒトだし、畑違いのキャスティングも迷惑だなぁ、くらいにしか思えません(苦笑)。
あ、原田知世は『地球へ・・・』の薬師丸ひろ子よりは良かったですけどね。
せっかくの大友克洋キャラも、なんだか場面場面で顔が違っちゃって同一人物に見えにくかったり、結局のところ原作のスケールが全く感じられない中途半端な怪獣映画になっちゃってますし。
怪獣映画といえば冒頭のシーンは『三大怪獣 地球最大の決戦』ソックリですが、これは最初の漫画版にもあったもの。あちらが元ネタです。
そういえば『ポルターガイスト』のパロディもやってたなぁ・・・等々。

まぁ大友克洋ファンや、リアルタイムで観ていない人、それに原作未読の人ならばウケルんじゃないかと思います。
25年も前の作品とは思えないくらい、クオリティが高いのも認めます。
でもねぇ・・・・・・・・・ぶつぶつ。

P.S.
石ノ森章太郎単独の『幻魔』も、後にTVアニメ化されました。
結局観なかったんですけど、どの程度原作を追っていたのでしょうか?
by odin2099 | 2008-02-13 23:03 |  映画感想<カ行> | Trackback(4) | Comments(8)
昨日は雪にはなりませんでした。雨は降ったり止んだりで、降ってる間は結構寒かったのですが、朝晩はそれほどでも。
むしろ今日は暖かいなぁ~なんて思っていたものですが、夜遅くなってからかなり風が強くなってきてましたね。
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で、今朝は良く晴れてますが・・・寒い!
まだ気温が0度くらいしかないそうな。ヤダねぇ。
by odin2099 | 2008-02-13 06:37 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
主人公の探偵は女のように優しい顔、額の広い目の綺麗な鼻の高い、日本人には珍しいギリシャ彫刻のような美青年で、鍵を握るのは二面性を持った(?)美少女高校生。
舞台となるのは住む人のいない荒れ果てた”蝙蝠館”と呼ばれている洋館、そこに現れたのは黒マント、黒い帽子、黒メガネの怪人。
そして犠牲者の身体には不気味な傷跡が残る、あたかも吸血動物に生き血を吸い取られたような・・・。
黒マントの裾を蝙蝠の翼のように翻して虚空を飛ぶ怪人の姿は、正に”吸血蝙蝠”!

e0033570_22203446.jpgポプラポケット文庫に収録されている神津恭介シリーズの2作目で、『吸血魔』『消えた怪人』という別題でも知られている作品だそうです。

それにしてもこの作品、映像化したら面白そうですねぇ。

ヒーロー・ヒロインに”萌え”要素がありますし(苦笑)、ムードたっぷりの怪しげな洋館が出てきますし、ヒロインの弟が怪人を追いかけたり、宝物を見つけたりと活躍する冒険モノの色合いも濃いですし、登場人物の過去というか出生の謎が絡んで伝奇モノっぽい部分もありますし、空を飛んだり姿を消したりという怪人の派手な行動もビジュアル面で大いにそそられます。今でも、というよりも今だからこそ充分にウケそうなんですが、どこかでやりませんかね。

ちなみに過去にTVドラマで神津恭介を演じたのは津川雅彦や近藤正臣、村上弘明ですが、うーん、どれも今ひとつイメージじゃないような・・・。今なら誰でしょうかね。
by odin2099 | 2008-02-12 22:27 | | Trackback | Comments(0)
外出してからクシャミと鼻水が止まりません。
今はやっと飲んだ鼻炎の薬が効いていたようですが、もう花粉が・・・?!
by odin2099 | 2008-02-11 21:49 | 雑感 | Trackback | Comments(8)
プロテニス・プレイヤーだったクリスは、引退後クラブでレッスンプロとして働いていたが、そこで資産家の息子トムと知り合い意気投合。家族にも紹介され、彼の妹クロエとの交際も始まる。両親にも気に入られたクリスはトムの父が経営する大企業へ入社、程無く重役のポストを提供されクロエとも結婚。地位も名誉も得て正に順風満帆だった。しかしクリスは一方でトムの婚約者のノラに強烈に惹きつけられ、関係を持ってしまう。その後トムとノラは破局、トムは別の女性と結婚しそれで関係は終ったかに見えたが、偶然にノラと再会したことでクリスの中に再び炎が燃え上がるのだった。妻と愛人、二人の間で揺れ動くクリスの心。そして皮肉にも子どもを熱望するクロエとの間ではなく、ノラが妊娠したことで運命は大きく動いていく・・・。

e0033570_20262584.jpgお話そのものは取り立てて珍しいものだとは思いませんが、結末を巡っては色々と物議を醸したようです。
このラスト、どう見ますか――?」というのがこの作品のコピーになっていましたが、確かにこれに頷けるかどうかで作品に対する評価は随分と違ってくるでしょうね。詳しくはネタバレになるから書きませんが、「愛に負けるか。欲に勝つか。それでも人生は、運が決める――」という別のコピーが全てを言い表しているようです。個人的にはこのラスト、結構気に入ってますけれど、男に都合の良い結末だと言われてしまえばその通り。女性は憤慨するかも知れませんね。

出演はクリスにジョナサン・リース・メイヤーズ、トムにマシュー・グード、クロエにエミリー・モーティマー、そしてファム・ファタールであるノラにスカーレット・ヨハンソンと美男美女が勢揃い。トムとクロエ兄妹の両親を演じているのは、ブライアン・コックスとペネロピー・ウイルトン。脚本・監督はウディ・アレン。
スカーレット・ヨハンソンは撮影時は20歳くらいだと思いますが、貫禄あるしセクシーですねぇ。この役どころに説得力がないとこの作品は失敗ですから、彼女あっての映画という気がします。しかし出てくるシーンの大半で喫煙しているのには幻滅。というより嫌悪感を覚えてしまいましたので、作品としては減点です・・・。
by odin2099 | 2008-02-11 20:27 |  映画感想<マ行> | Trackback(21) | Comments(4)
『仮面ライダーワールド』『スーパー戦隊ワールド』と同時に作られたイベント用の3D映画で、当時の現役ヒーロー、ブルースワットジャンパーソン、それにカクレンジャーを始めとする戦隊ヒーローを紹介した内容となっている。

戦隊ヒーローは基本的に『スーパー戦隊ワールド』からの流用で、メタルヒーロー系のブルースワットとジャンパーソンはTVシリーズからの流用のようにも見えるものの、これは新作だろうか。

e0033570_621156.jpg他の二作品のようにストーリーがあるわけではなく、両シリーズのヒーローが共闘するわけでもないという、3Dだということを除けば見所は殆ど皆無の作品。僕はこの作品だけイベントでは見る機会がなく、『スーパー戦隊 THE MOVIE BOX』の特典映像で初めて見たのだが、ガッカリしたことを覚えている。今回見直しても印象は同じだった。
by odin2099 | 2008-02-11 03:57 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
今日は晴れて穏やかな一日になりました。
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気温も今月に入って初めて10度を越えたとか。
それでもあんまり暖かく感じなかったのは、もう身体が厳冬モードになってるからでしょうか(苦笑)。
週間予報を見ますと、まだ雪マークの付いてる日がありますが、もうウンザリだなぁ・・・。
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これは4時ごろの写真ですが、もう殆ど雪の痕跡はなくなってますね。下の記事と同じ日、同じ場所とは思えません(笑)。
by odin2099 | 2008-02-10 22:53 | 雑感 | Trackback | Comments(4)
昨日は雪の予報が出ていましたが、朝方パラパラっと舞う程度。
その後も日中はどんよりと曇っており、あれー?予報ハズレかなぁ、なんて思っていたのですが、夜からは本格的に降り出しました。
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夜中にはもう止みましたがね、ご覧の通り。12時ごろの写真です。
e0033570_11171093.jpg
携帯電話のカメラに「夜間撮影モード」があることに、初めて気がついた・・・(苦笑)。

それでもこの時間だと威力は発揮出来ず。4時頃だったかに目が覚めたのでパチリ。
e0033570_11173995.jpg
朝はこんな具合。
e0033570_111838100.jpg
7時前なのでまだお日様が顔を出してません。
e0033570_11185539.jpg
今はこんな感じ。
e0033570_11191139.jpg

朝から雪掻きしてくれてるんですねぇ、ありがたやありがたや。
e0033570_11192549.jpg
今回は降っている時間が短かったので、こちらではそれほど被害はなさそうですけれど、大阪や名古屋は随分と降ったようで混乱しているようで。
都会は弱いからなぁ、ホントに。

それにしても千葉や横浜は雨や霙で雪にはならなかったらしいのも不思議。
by odin2099 | 2008-02-10 11:02 | 雑感 | Trackback | Comments(4)
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