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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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『幻魔大戦』『少年ケニヤ』に続く角川アニメの第3弾で、監督のりんたろう以下、『幻魔』に関わったスタッフが再結集しています。
しかも初めての2本立て! 片岡義男原作の『ボビーに首ったけ』が併映作品でした。

角川書店としては丁度「NewType」が創刊された頃ですから、アニメーションというジャンルに力を入れていたことと思いますが、かなりガラ~ンとした映画館で観た記憶があります。
個人的にはアニメブームは1981年がピークで、もうとっくに終ってしまってる、なーんて考えていたくらいですが、呆れたことに製作サイドとしてはまだまだ甘い汁を吸おうと(吸えると)考えていたのでしょうか。
そういえばこの映画、配給は東映なんですが、何故か公開劇場は東宝系。こういうことが出来るのも角川映画の力なんでしょうね。

e0033570_2218679.jpg時代は幕末、下北半島から物語は始まります。
捨て子だった次郎はある小さな村で育ちますが、ある日育ての母と姉が何者かに殺され、その殺害犯と誤解され村を追われてしまいます。通りがかりの旅の僧・天海は次郎を助け、実際に手を下したのが忍びであることを教え、捕らえ、復讐の機会を与えるのですが、その忍びは何故か次郎の名を叫んで絶命します。
天海の下で修行を積んだ次郎は優れた忍びとなり、実の父も忍びであったこと、そして任務の途中で消息を絶ってしまったことを聞かされ、天海の命を受けて父の後を追い、蝦夷地へと旅立ちます。
しかし全ては天海の策略でした。蝦夷地で実の母親と再会した次郎もそのことを知るのですが、その時には既に天海の魔手が目の前にまで迫って来ていたのです・・・!

原作となっている矢野徹の小説は未読なので、どの程度忠実に映画化しているのかはわかりませんが、結構楽しく観ることが出来ました。『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』と違ってそれほど知名度の高くない(?)原作だからなのか、監督も好き勝手やってる感があり、角川アニメ3作の中では一番面白かったんじゃないでしょうか。

舞台がカムチャッカ半島からベーリング海峡を歩いてアメリカ大陸に渡り、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンタ・カタリナ島、再び日本へ戻って大坂や奈良や伊賀・・・とめまぐるしくかわることや、西郷隆盛や小栗上野介のような歴史上の人物、はたまた「トム・ソーヤーの冒険」の作者マーク・トゥエインまで登場させたりと大風呂敷広げすぎな嫌いもありますし、
テイストも中盤までは時代劇ですが、後半は西部劇になり、クライマックスは明治維新、戊辰戦争ですからねぇ。
そして今回観直した際に改めて感じたのは、面白いことは面白いものの、好きなお話なのかと言われるとノー、なんですよね。自分の好みとはかなり隔たりがありました。

ちなみにこの作品のキャスト陣ですが、小山茉美、石田弦太郎(石田太郎)、永井一郎、羽佐間道夫、池田昌子、青野武、山本百合子、堀江美都子、曽我部和行(曽我部和恭)、家弓家正、塩沢兼人らベテランや(当時の)若手実力派を揃えているのですが、主役の次郎役は真田広之なんですよね。所謂タレント吹き替えに近い配役ということになります。
ところがこれが結構上手いのです。
”声優”としては素人でも、だてに場数は踏んでいないな、と感心しました。こういう隠れた実力派の抜擢なら、門外漢の”声優”起用にも賢しらに反対はしないのですが・・・。
で、同時上映の『ボビーに首ったけ』は、なかなか素敵な小品に仕上がってるなぁと思いきや、主演・野村宏伸の棒読み台詞で全て無に帰す結果となってしまっていますので、なかなか難しいものです(その後の野村宏伸の芝居は、なかなか弾けていて悪くないんですがね)。
by odin2099 | 2008-09-16 22:24 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_2384477.jpgまたまた今回もおまけに付いています、モモタロス主演の”超”短編映画。
「仮面ライダー電王」の映画じゃないんですけどねぇ・・・。

前2作とは違って、この作品は『仮面ライダーキバ/魔界城の王』終了後に上映されます。途中で帰っちゃった良い子のみんなも多かったんじゃないかな。

映画館へ入ってきたモモタロス、見るとリュウタロスが一人で映画を鑑賞しておりました。
どんな映画だったのかと聞くモモタロスにリュウタロスが映画の解説を始めるのですが、これが『ゴーオンジャー』と『キバ』の映画を超ダイジェストにして、しかも悪役をモモタロス、ヒーローを自分にとちゃっかり置き換えたパロディ版。
当然モモタロスは怒り出すのですが、そこにウラタロスやキンタロスがドヤドヤ入って来て、秋に新作映画の公開が決まったぞー!と告げる、というもの。
で、その後はそのまんま『さらば仮面ライダー電王』の宣伝が始まるという訳です。

うーん、今度はDVDに収録されるか微妙ですなぁ。
ゴーオンレッドまで出てくる豪華版(?)なんですけど。
by odin2099 | 2008-09-15 23:09 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_1712481.jpg『クウガ』や『アギト』、『龍騎』の頃は日曜の朝を楽しみにして毎回一生懸命観ていたものだが、それ以降はすっかりご無沙汰の<平成ライダー>シリーズ。
それでも劇場版だけは律儀に付き合ってきており、それも今年で8年連続ということになる。シリーズの連続放送期間の最長不倒記録を現在も更新中。

今度の仮面ライダーは吸血鬼がモティーフ、それに1986年と2008年、二つの時代の出来事が並行して描かれ、それが互いに影響しあっている上に、双方の時代の主人公が親子関係、というぐらいの知識しか持ち合わせていないのだけれども、流石にそれだけじゃ辛かった。
最初は2008年から1986年へ、次いで1986年から2008年へとタイムスリップしながら初の親子共演が描かれるのだが、やっぱりキャラクターを掴んでいないとそのイベント性が伝わってこない。
それに相変わらずの複数ライダーの登場、しかも敵も味方も仮面ライダーというのが<平成ライダー>の特色になっているが、もういい加減違った切り口を見つけて欲しい。しかもタイプチェンジもうんざりだ。こう毎回毎回だとパワーアップの有り難味もへったくれもなくなる。オモチャを売りたいのはわかるのだけれど。

でもやっぱり見捨てられないのがこのシリーズ。不満を持ちながらも何だかんだで観に行ってしまう。
来月には、とうとう新作映画製作3本目という快挙を成し遂げた『さらば仮面ライダー電王』が公開されるが、おそらく観に行ってしまうことだろう。

ところで音楽や楽器が重要なアイテムとなっているらしいこのシリーズ、映画でもヴァイオリンの演奏が大事な役割を果たしているが、その演奏を吹き替えたのは皆川真里奈や「12人のヴァイオリニスト」のメンバーでもある原田梢らしい。
こちらは昨今のプチ・クラシック・ブームへの迎合か。
by odin2099 | 2008-09-15 17:14 |  映画感想<カ行> | Trackback(8) | Comments(6)
e0033570_0104081.jpg「ガリレオ先生」こと天才物理学者・湯川と、その友人の刑事・草薙のコンビが、常識では考えられない不可思議犯罪に挑むというシリーズの第2弾。

前作『探偵ガリレオ』が読みやすかったもので、続編にも手を出してしまいました。
<シャーロック・ホームズ>を本格的に読んでから、どうもこういったホームズ・ワトソンのようなコンビ物の短編に弱いようです。

今回収録されているのも5編で、順に「夢想る(ゆめみる)」、「霊視る(みえる)」、「騒霊ぐ(さわぐ)」、「絞殺る(しめる)」、「予知る(しる)」。

基本的にこのシリーズは、オカルトっぽい内容であってもそれは科学的に証明出来る、というスタンスのようですが、今回はちょっとボカしているというか、余韻を残してる作品もあり、変化球が投げ込まれたような感じです。

まぁ意地悪な見方をすれば、ちょっとネタ切れな面も無きにしも非ず、といったところでしょうか。全体的に前作よりも分量が少なくなっているのは、掲載誌の都合なのかも知れません。
by odin2099 | 2008-09-15 00:11 | | Trackback(6) | Comments(0)
e0033570_23422100.jpgここ数年はアメコミ発のスーパーヒーローが銀幕を駆け巡っていますが、この「ハンコック」は空を飛び、銃弾を跳ね返し、スーパーパワーの持ち主ですが映画オリジナルのヒーローです。
一方でスーパーヒーローを題材にしたパロディ物、コメディ映画も色々と作られていますね。ピクサーの『Mr.インクレディブル』とか、ユマ・サーマン主演の『Gガール/破壊的な彼女』とか。「ハンコック」はこちらの系譜にも連なる作品です。

酔っ払って空を飛ぶわ、着地の際に道路を壊すわ、悪人を捕まえたり、人助けをしようとしても、車や建物を壊してしまったりとやりすぎのヒーロー、ハンコックは、街の嫌われ者。
偶然彼に助けられた広告会社に勤めるレイは、そんな彼を見かねてイメージアップ作戦を展開。これまでの罪を認めて刑務所に入ることで、彼が街に必要な存在だと気付かせる計画を立てます。
案の定、ハンコックのいない街は犯罪発生率が上昇、ハンコックは晴れてスーパーヒーローと認められるようになり、レイの息子アーロンもハンコックに懐くのですが、何故かレイの妻メアリーはハンコックを避けているのです・・・。

スーパーパワーを持て余し、自分と同じ存在は世界に一人だけ、と孤独を感じているハンコックにウィル・スミス。そのハンコックに救いの手を差し伸べるレイにジェイソン・ベイトマン。そして謎を秘めたレイの妻メアリーにシャーローズ・セロンという配役のこの映画、上映時間は1時間半ほどの短さですし、笑えるシーンもあって、ヒーロー物好きならばきっと楽しめるでしょう。
もっとも記憶をなくしているハンコックの正体というか、出自の方は今ひとつハッキリしないのと、ラストが「ええー?そうなっちゃうの?!」という点が自分としてはちょっとマイナス。
大スターの映画だから雰囲気を出そうとしたのかも知れませんが、こういう題材の映画を撮るのであれば、最後は明るく楽しくスカッと終らせて欲しかったデス。まぁ、これで続編でも作ってくれれば嬉しいですけれどね。

e0033570_2344176.jpgそれにしてもシャーリーズ・セロンは本当に綺麗ですねぇ。
物語の上でもキーを握る人物ですし、これからご覧になる方は是非彼女に注目していて下さい。

ところで今回は吹替版を観に行ったのですが、ウィル・スミスに江原正士、シャーリーズ・セロンに本田貴子という具合にきっちりとプロの仕事ぶりを見せてくれています。
ところがメインキャラクターに一人だけ下手なのがいるなぁと思っていると、思ったとおりのタレント吹き替え。何やら云う音楽グループのメンバーだそうですが、作品の質を貶めるだけなので本当に迷惑な話です。
by odin2099 | 2008-09-14 23:06 |  映画感想<ハ行> | Trackback(39) | Comments(10)
e0033570_17531534.jpg<スーパー戦隊>シリーズ32作目、『炎神戦隊ゴーオンジャー』の劇場版。
例によって(?)予備知識なしだけれども(今年は本当に何にもナシ。なんせ主題歌を聴いたことすらなかったんだから・・・!)、それでもちゃんと楽しめるのが、このシリーズの良いところ、懐の深いところ。
見方を変えれば、あまり進歩がないというか、偉大なるマンネリズムに支配されたシリーズだってことにもなりますがねぇ・・・。

今回もレギュラー悪はひとまず置いといて、劇場版ならではの舞台設定、そして敵キャラが登場。
劇場版限定(?)の巨大ロボットの新形態登場もお約束になっとります。
ソニンが演じる悪のお姫様、というか女帝が親玉なんですが、これがなかなかの貫禄。彼女って、こんなに存在感あったんだねぇ。
代わりにレギュラー悪であるところの蛮機族ガイアークの害水大臣ケガレシアの出番が少ないですが、及川奈央はその分、違った役で出ているのでお父さんも安心?

対するゲスト主役は東映ヒーローOB&OGの皆さん。
『仮面ライダー555』の半田健人、『特捜戦隊デカレンジャー』のデカピンクのウメコこと菊地美香、そして『大戦隊ゴーグルV』と『科学戦隊ダイナマン』でそれぞれブラックヒーローを演じていた春田純一のお三方が参戦!

『デカレンジャー』から既に4年経ってますが、菊地美香は相変わらず可愛いですね。というか、年齢を重ねて”綺麗”になった感じ。現役ヒロインのゴーオンイエロー楼山早輝の逢沢りなや、ゴーオンシルバー須塔美羽役の杉本有美にも決して負けていないぞ。
半田健人の目元涼やかな美剣士ぶりも良いですが、なんといっても春田純一!
ゴーグルブラックの、ダイナブラックの、悪役だけど『巨獣特捜ジャスピオン』のマッドギャランの春田純一、健在なり!渋いです! 欲を言えばもっとアクションシーンを観たかったけどねぇ。

ゴーオンジャー5人プラス、ゴーオンウイングス2人の計7人もマスクを取った状態でのアクションやお芝居も頑張っていたし、怪人のゲスト声優が内田直哉&松風雅也といった戦隊OBだったり(知らない人もいるかも知れないけど、デンジグリーンにメガブルーである)、更にあの福本清三も出てるなど、短いながらもなかなか深~く楽しめる一本。
by odin2099 | 2008-09-14 18:01 |  映画感想<ア行> | Trackback(7) | Comments(0)
e0033570_8562941.jpgワーナー・ブラザース配給の映画としては通算で6本目、スタッフ、キャスト、そして設定まで一新した”新生”バットマン映画としては『バットマン・ビギンズ』に続く第2弾。タイトルから「バットマン」の文字が消えているけれど、アメリカ人ならば”THE DARK KNIGHT”が誰のことなのかは自明のことなのだろう。日本ではそうはいかないけれど、『バットマン/ザ・ダークナイト』とか『ダークナイト/バットマン2』てな邦題にしなかったのは大英断。
ただ、『スター・ウォーズ』を抜いて『タイタニック』に迫ろうという歴代二位の興行成績の本国アメリカと違い、「アメコミ映画の当たらない国」日本では、やっぱり苦戦しているらしい。

それにしても、こんなに暗くて重たい(おまけに上映時間の長い)ヒーロー物が大ヒットするとはねぇ・・・。
多少は、ジョーカーを怪演した故ヒース・レジャーへの票もあるのだろうけれど(アカデミー賞候補の呼び声も高いようで)、何がそんなに良かったのか、自分には今ひとつわからない。

ティム・バートンが監督した『バットマン』『バットマン・リターンズ』が駄目で、むしろジョエル・シューマッカーが監督した『バットマン・フォーエヴァー』『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』が好きな自分にとっては、監督がクリストファー・ノーランに代わった前作『バットマン・ビギンズ』も全面的には受け入れられなかった部分があったけれども、それは今回も同じ――というよりも、更に増した感じである。
つくづく「バットマン」とは相性が悪いのかも知れない。

これだけの大ヒットとなれば当然次回作の声も上がり、今度はジョニー・デップがリドラーを演じるとか、アンジェリーナ・ジョリーがキャット・ウーマンに選ばれたとか噂は絶えないが、今度は多少テイストの異なる「バットマン」も観てみたいのだけれども・・・。
by odin2099 | 2008-09-14 08:58 |  映画感想<タ行> | Trackback(32) | Comments(10)
e0033570_0475593.jpg海洋生物学者の父ジャックと南海の孤島で暮らす11歳の少女ニムは、この島での暮らしが大好き。アシカやペリカン、トカゲ、カメたちが友だちだ。そんなニムのお楽しみは読書。特に冒険小説「アレックス・ローバー」のシリーズは大のお気に入りだ。
ある日ジャックは、研究の為に一人で海へと出た。ニムには二晩で戻るからと告げて。ところがその晩嵐が起こり、ニムはジャックと連絡が取れなくなってしまう。ジャックのことが心配なニムだったが、偶然父宛に届いたあの「アレックス・ローバー」からのメールを読み、アレックスとメールのやりとりをすることで気持ちを紛らせていた。
そんな時、ニムは足に怪我を負ってしまう。更に悪いときには悪いことが重なるもので、絶対秘密のこの島に観光客が押し寄せようとしていた。途方にくれたニムは、アレックスにSOSのメールを送った。
島には少女がたった一人で、助けを求めている。しかもそれを知っているのは自分だけ。しかし本物のアレックス――アレクサンドラ・ローバーは、冒険小説の主人公とは似ても似つかぬ、潔癖症で対人恐怖症、おまけに外出恐怖症の女性作家だったのだ・・・。

引き篭もりの女性作家アレクサンドラにジョディ・フォスター、アレクサンドラの分身にして理想像のヒーロー、アレックス・ローバーとニムの父ジャックの二役をジェラルド・バトラーという配役でウェンディー・オニールの『秘密の島のニム』を映画化。
アレックスとジャックを同じ俳優に演じさせたのは面白いが、これはラストのジャックとアレクサンドラの急接近への布石だろうか。
ただそれよりも、アレックスにアレクサンドラの内面の声を代弁させ、云わば二人一役にしたことの方がアイディアだろう。原作の膨らませ方としてはなかなか良いと思う。

e0033570_0481578.jpgということで原作との相違点だが、元々原作小説は分量が少ないので、そのままではとても1時間半の映画にはなりえない。そこで色々な改変や膨らましがあるのだけれども、目立った違いは概ね以下の三つだ。
一つは、映画では最初っからアレクサンドラが登場してきて、彼女の日常生活が描写されていること。
まぁこれは妥当なところでしょう。
二つめはニムの防衛策が失敗し、一度は観光客が島に上陸してしまうこと。原作では上陸させることなく追い払っている。
そして三つめ、映画ではニムはジャックの生存を最後まで知らないけれど、原作では途中でペリカンを通じて何度か手紙のやりとりをしているので、だからこそニムは明るさを失わずにポジティブでいられる部分があるのだけれども、映画では父をひたすら信じている芯の強い娘として描かれていること。
これによってニムのキャラクターは幾分か変わってしまっているけれど、映画ということを考えればそれもありかなぁ。

ということで、原作の良さは失わず、映画としての盛り上がりもきちんと用意されているこの作品、評論家受けはあまり良くないようだけれども、結構オススメの一本。
美しいロケーションもさることながら、ニム役を演じたアビゲイル・ブレスリンが出色!
ただ単に可愛いだけでなく、感情表現が豊かで表情も多彩だし、大人とも子どもとも、そして動物たちとも対等に亘りあえる演技力の持ち主。彼女にアカデミー賞の主演女優賞をあげてもいいくらいである。

ところで原作小説を読んだ時に、映画の『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』を連想した、と書いたけれど、映画を観て益々その想いを強めた。お話がソックリだとか、同じようなジャンルの作品だ、というつもりはないけれども、また観てみたくなったので、そのうち感想をアップするかも。
それにしてもこの『幸せの1ページ』という邦題、もう少し何とかならなかったのだろうか。ラブロマンスとして売りたかったのだろうけれど、映画のポイントからはちょっとズレてるように思えてならない。
by odin2099 | 2008-09-14 00:49 |  映画感想<サ行> | Trackback(25) | Comments(4)
一年近く前に製作決定の報を聞いてから、ずーっと観たい観たいと思い続けてきた作品、ようやく公開と相成りましたので早速初日に観てきちゃいました~。

「ウルトラ8兄弟」は、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)、ウルトラマンエース、ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイア、そしてウルトラマンメビウスと昭和期、平成期の混成メンバー。勿論、変身前の素顔のウルトラ戦士たちも勢揃いです。

e0033570_2317511.jpg物語は、ウルトラマンも怪獣もいない世界、つまり僕らの暮すこの世界が舞台です。
ここではマドカ・ダイゴもアスカ・シンも高山我夢も、そしてハヤタ・シンやモロボシ・ダン、郷秀樹、北斗星司もウルトラマンではなく、普通の人間として異なった人生を歩んでいます(本当はその設定だとダンが辛いんですけどね。他のメンバーはウルトラマンと合体したり、ウルトラマンの力を手にした地球人ですが、ダンだけは純粋にウルトラセブンが地球人に変身した姿なので、セブン抜きでダンは存在しないのです)。
そこへ突如怪獣が出現、そして何かに導かれるようにウルトラマンメビウスが現れ、メビウス=ヒビノ・ミライに出会ったダイゴは、この世界が滅びようとしており、それを食い止めるためには七人の勇者を目覚めさせる必要があることを知らされるのでした。

メビウスは一応昭和期のウルトラ兄弟とは地続きの設定で、ティガとダイナは完全な同一世界のお話、そしてガイアはまた違った世界が舞台ですので、都合3つの異なった世界の住人であるこの8人を共演させるにはなかなかハードルが高いのですが、やはりこれしかないということでパラレルワールドを持ち出し、そのどれとも違う第4の世界、僕らの住んでるこの世界で冒険が繰り広げられます。
ということは、別にこの8人じゃなくても良かったんですよね。
また8人じゃなく5人でも、逆に10人や20人でも良かったはずなんですが、最初に出演者ありき、出てくれそうな人を選んだというのは穿ちすぎますかね。

でも変身前の8人だけではなく、その相手役(ヒロイン)も8人揃え、その他にもシリーズ縁の出演者が顔を揃えているのは嬉しいですし、シリーズを観続けてきた者にとってその”画”の魅力は、百万言を費やしても語りきることは出来ないでしょう。
またセリフやシチュエーションにも、これまでのシリーズへのオマージュが散りばめられ、わかる人には更に楽しめる作品となっています。もう一度観に行ってこようかな。

勿論、不満点も幾つかあります。音楽面でもシリーズの総括をして欲しかったですし、ウルトラマンの存在が曖昧にされてしまっているようなのはちょっと残念。
またダイゴたちは幼い頃にTVの『ウルトラマン』に夢中になっていたということなのですが、そうなると彼らの年齢設定は幾つだ?

まだまだこの作品については書きたいことがあるのですが、とりあえず今回はここまで。
by odin2099 | 2008-09-13 23:18 |  映画感想<タ行> | Trackback(17) | Comments(10)
e0033570_23511430.jpg前回は日本語吹替版だったので、今度は字幕スーパー版を観て来ました。
DLPでの上映だったのですが、まずこれにビックリ!
画面、かなり鮮明になってます。
映画はもうフィルムの時代じゃなくなってるんだなぁ・・・。
おそらくDVDもこのヴァージョンでの発売でしょうが、普通の家庭用テレビじゃこの違いはわからないでしょうね。大っきなモニター、欲しいなぁ。

それはさておきこの作品、アニメーションということもあって、キャラクターの声は基本的にオリジナル・キャストとは別です。
これは先行した『スター・ウォーズ/クローン大戦』も同じで、特徴ある喋り方のヨーダやオビ=ワンなんかは結構似ていたりもするんですが、あとはキャラクター・デザインがデフォルメされてる関係上、誰それ?状態。
その点吹替版だとそれまでの作品を踏襲してくれていて、かなりマイナーなキャラまで同じ人を配してくれてますので違和感は軽減。それが吹替版を推す理由でもあるのですが、そんな中にあってメイス・ウィンドゥのサミュエル・ジャクソン、C-3POのアンソニー・ダニエルズ、そしてドゥークー伯爵のクリストファー・リーの3人は参加してくれているのが嬉しいですねぇ。
特にクリストファー・リーの独特の美声は、そう簡単に真似出来るものじゃありませんので(『クローン大戦』でも、誰だコイツ?という感じになってました)、それだけで作品の格が上がったように感じます。

字幕を担当したのも、<新三部作>で批難轟轟だった某氏ではなく、<旧三部作>の「特別篇」を手掛け、ファンからは絶賛された方(なんでも劇場で、字幕担当者に対するコールが起こった、とかいう話です)なので、安心して観ていられました。それに吹替版との訳語の統一もかなり計られていたようです。
まぁその結果、吹替版同様アソーカはアナキンを「スカぴょん♪」と呼んでいるのですが、これはどちらの発案だったのでしょうか?
by odin2099 | 2008-09-12 23:52 |  映画感想<サ行> | Trackback(2) | Comments(4)
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