『W』も、面白いとは思ってますが、どっちがワクワクするかというと・・・『ディケイド』かな。
ということで、録画していたものを引っ張り出してきて観直しちゃいました。
『侍戦隊シンケンジャー』の第二十幕「海老折神変化」と二十一幕「親子熊」、『仮面ライダーディケイド』の第24話「見参侍戦隊」と25話「外道ライダー、参る!」、例のコラボ編です。
最初に観た時は、もっと其々のキャラクターが絡んで欲しかったなぁとか、番外編なんだから徹底的にイベントに徹して欲しかったなぁなんて思わないでもなかったんですが、観直せば観直すほど良く出来てます。
キャラの絡みとしては門矢士と志葉丈瑠、そして光栄次郎と日下部彦馬ぐらいしかありませんが、それをちょっと離れた視点で見ている光夏海が効いています。
それに番外編なんてとんでもない、きちんと『ディケイド』の1エピソードとして確立されているのだから大したもの。一方の『シンケンジャー』にとっても、本筋ではないものの、キャラの幅を広げる効果が得られているので大成功。ある意味、奇跡のコラボレーションと呼んでも差し支えないのではないかと思います。

ただ『シンケンジャー』も慣れるまで1クールはかかったし、半年も経ったら『ゴセイジャー』大好き!と言ってるかもしれません。
『W』も、お笑いパートとシリアスパートとのギャップが楽しいし、日曜の朝のお子様番組でいいの?というくらい妖しさ満点のシーンがあったりで、なかなか侮れませんねー。
簡単に言うと「征夷大将軍は日本の国王なのか」とか、「源氏でなければ征夷大将軍にはなれないのか」といった疑問点に答えてくれる一冊です。
ただ、それを知る上での前提条件は、結構難しいのです。

「姓」というのは天皇が与える公的な名前、「苗字」は私称する名前なんだとか(だから皇室に姓はないわけですね)。
明治維新以降、この二つに違いはなくなるのですが、「源」「平」「藤原」「橘」などが「姓」、「新田」「足利」などが苗字。だから室町幕府の開祖「尊氏」は私的には「足利尊氏」ですが、公的には「源尊氏」となるということだそうです。
その中でも「源氏」は天皇の子どもたちを、言葉は悪いですが人減らしの為に「姓」を与えることによって臣籍降下、つまりは天皇の一族からは除外し臣下にしたものの、天皇に近い血筋ではあることには変わりがありません。
「平氏」も同じような立場ではありますが、次第に台頭して行った「源氏」が彼らの代表として認識され、政界の中心を占めるようになります。一方で同じ「源氏」であっても中央から除外され、地方に下ったものも出てきます。ここに、「公家源氏」と「武家源氏」とが分かれていくのですが・・・・・・
と、ここでもう付いて来られなくなってきた方は多いと思いますので、興味のある方は是非手にとってご一読下さい。
織田信長や豊臣秀吉が征夷大将軍にならなかった(なれなかった?)理由、徳川家康が「源氏」を称して征夷大将軍になった理由などなど、通り一遍の日本史の授業ではまず知り得ない側面が味わえます。

といっても、半分は追加録音分を含めたTV版の未収録音源、残りが映画用の新録BGMで、シンケンジャーの6人が歌った映画版「四六時夢中シンケンジャー」も収録されています。
そういえば正副主題歌のTVサイズが、今回やっと収録されてますね。ファンなら全部買いなさい、ってことですな。
そして今回も「侍秘話」と題されたミニドラマが、曲と曲の合間に入ってます。
流ノ介が相変わらず暴走し、ことはがそれに拍車をかけ、源太が仕切り、茉子と千明は半分諦め、丈瑠は随分と丸くなりました。
犬に吠えられた幼い頃の丈瑠と源太がお漏らしをした、なんていうのは正に”秘話”ですなぁ。
時系列的には映画の後日談で、クサレ外道衆の生き残りが襲ってくる、なんていうシチュエーションも、ファンには嬉しいところです。

そして外界から閉ざされた孤島で、一人また一人と招待客は謎の死を遂げていくのであった・・・。
今まで映画版や舞台版は幾つか観てきましたが、原作を読んだのは初めて。
なるほど、こういう話でこういう構成になっていたのか――。
というのも作品によっては舞台設定が違うのは兎も角、結末が違っているのも少なくないんですよね(犯人が違うものもあるとか)。マザーグースの「10人のインディアン」の見立て殺人という図式は変わりませんが。
ただ、クリスティー自身が脚色した戯曲版からして、既に結末が変えられているようです。
なので一応”犯人”は誰かはわかって読んでいたつもりでしたが、やはり次はどうなるんだろう、どんな結末が待ち構えているのだろうと思いながら読み進めていきました。
ただ、地の文と内面描写、それにエピローグの置き方は、うーん、どうなんでしょう? 勿論ミスリードを誘う為ではありますが、些かフェアではないような気もするのですがねぇ。

姫路から播但線に乗ります。1時間に1~2本程度のローカル線です。

知らないでICOCAで乗ったら、未対応だって。先に言ってくれよ~。
バスみたいに整理券を取り、下りる時に料金箱にお金を払うシステム(有人駅は違うみたい)。

こんなラッピング電車も停まってました。

駅はこんな感じ。



いよいよ山登りです。




標高は350メートルくらいあるらしい。

幾つか登山ルートがあるみたいですが、僕が選んだのは駅の裏から登るコース。


0.8キロで徒歩30分と書かれてありましたが、かなりキツイです。

ただ途中の標識だと、天守まで900メートルとかなんとか。城跡の入り口までと、天守台までとの差ってことなのかなぁ。


昨夏の旅行で、彦根城の山登りも安土城の山登りも、それから鞍馬山も制覇したから楽勝だろうと思っていたら、甘かった・・・!
途中で3回も小休止する羽目に・・・。

やっと石垣が見えてきて、お城の跡らしくなってきて――

着いたー!






うーん、感動・・・・・・。





続く


なんか教科書に載ってる読みたくもない文章、というイメージがあるし、無理にでも感想文書かなくっちゃ、というプレッシャーも感じちゃうからですが、この本はそういったものとは無縁、と言っても良いでしょうね。
一応は「源氏物語」から始まり、「枕草子」とか「徒然草」、「平家物語」、「太平記」、「好色一代男」、それから夏目漱石、森鴎外、川端康成・・・ときて、最後は江戸川乱歩ナドナドまで網羅。
その内容も、「源氏物語」で短歌のやり取りをする件を携帯メールと比較したり、エッセイとは不遇をかこつ人が負け惜しみの自慢話をするものだとか、「奥の細道」などの紀行文学は旅先での悪口を書き連ねているのだとか、まあ教科書ではお目に掛れない切り口で紹介しております。
この本を片手に感想文や小論文を仕上げた日にゃ、まず先生から良い点を貰うのは望めないかも知れませんけど、文学なんて型にはめて読むものじゃなし、読み手の色々な解釈があっても良いはず。
文学アレルギーがある人ほど、この本はおススメですね。

そもそもなんで新大阪で下りたかというと、姫路から東京への直通の新幹線が少なく、乗り替えになるケースが多いですよ、とJTBの人に言われたから。
それなら新大阪で途中下車出来ますか?と聞くと、OKのお返事。
で、徘徊してきたワケです。

先ず、地下鉄に乗って「谷町九丁目」駅で下車。
「高津宮」へ行って来ました。

仁徳天皇を祀ってあるそうですが、何やらイベントをやってました。

次に「東高津宮」へも寄ってみたのですが、ここ有名なスポットなのかなぁ。

観光ガイドには載っていましたが、周囲には全然案内の類がなく、ちょっと迷いました(というか、結果的に合ってたんですが、何もないので不安になったのです)。

隣はマンションだし。
次は「鎌八幡」。これまたわかりづらい場所。普通に素通りするとこでした。

真田幸村が陣を構え、国文学者の契沖が「円珠庵」という庵を結んだ場所だそうです。ふーん。

そして、えっちらおっちら歩いて、ようやく「難波宮跡」へ。


なーんか不思議な空間。


ただの広場のようでいて、大極殿跡などが復元されてたり、なんか中途半端な印象。




もっと、「史跡」だ!という自己主張しても良いんじゃない?


大阪城の天守閣が見えます。

そう、ここは難波宮跡であり、大阪城の跡地でもあるんですね。
時間がなくて寄れなかった大阪歴史博物館、次に行くことがあればじっくりと見てきたいと思います。


まぁ『キャッツ・アイ』のアダルト版を想像すれば、当たらずも遠からじ・・・というと『キャッツ・アイ』ファンが怒るか。
姉妹の相手も巨悪というほどではなく、大がかりな仕掛けもなし。本筋とあんまり関係ない官能シーンが長いことを除けば、さほどドギツイ描写もなし。相手の家に忍び込んだり、主人公が危機に陥ったりというサスペンス要素はほどほどで、ストーリーそのものもキャラクターも比較的わかりやすい。
ということで読みやすい一篇だし、アクション・シーンと呼べるほどの場面もないので、グラビア・アイドルやAV女優などを起用して1時間半クラスのビデオ映画にしたら結構面白そうだ。

そこで私立探偵の明智小五郎に調査を依頼。すると明智は、落ちていた紙きれから盗賊が秘密の隠し場所から何か大切なものを奪っていったことに気付く。それは宮瀬家に伝わる、時価一億円と言われる金塊の隠し場所を記した暗号文書の一片だったのである・・・。
宮瀬親子と明智、そして助手の小林少年の4人が、無人島を舞台に大人チームと子どもチームに分断されて宝探しに挑むという<少年探偵団>シリーズの4作目。
ただし今回は怪人二十面相は登場しない。
最初はお馴染みのパターンかなと思いながら読んでいたのだが、この作品の盗賊団は二十面相とは無関係。その首領の正体には捻りが効かせてあるものの、バックボーンなどは特に語られていらず、何となく単なるコソ泥にしか見えないのがちょっと残念。
昨日は朝から大阪へ寄り道したのですが、その際ちょっとパラパラきましたけど、基本的にはお天気に恵まれました。
こっちに戻ってきて先ず戸惑ったのが、「あ、エスカレーターが逆だ」ということ。
関西では左側を空けておくんですよね、急ぐ人の為に。
関東では右側。だから意識して乗らないと、他の人の迷惑になっちゃう・・・。
それに昨夏に無知をさらけ出した乗降ボタンも、今度は間違えず。

でも停車時間中には「閉」ボタンを押しておくのが車内マナーなんですな、車内が冷え込むから。
これまた勉強・・・。
旅行記、というか、基本的にお城写真館ですが、こちらはおいおいまとめて行こうと思ってます。
というか、先日の松本城はおろか、昨夏のもまだ全部終わってないんだよなぁ。
彦根城、二条城・・・うーん、どうしよう?
で、今日はそれに先行して美術館のお話。

昨秋「ベルギー幻想美術館」展へ行った際に、姫路市立美術館蔵という作品が幾つかあったので、これは是非一度は行っておかないと、と思っていたのですが、思いの外早く実現。

クールベの「波」がありました~。

時間がなくて常設展示室しか見なかったのですが、建物は趣があるし、姫路城の敷地内というロケーションも良いですね。

同じ敷地内には歴史博物館や動物園もあって、何やらアカデミックなゾーンであります。
