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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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昨年10月に新国立劇場で行われたヴァイオリニスト川井郁子と、ロシアバレエ界を代表するファルフ・ルジマトフが共演したステージを、12台のハイビジョンカメラを駆使して収めた”劇場版”とのことです。

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大洪水が起こったのか、最終戦争がおきたのか、地球は一度死滅した。だが、「女」は種の保存のために、その直前に「コールドスリープ」に入っていた。再び人間がやり直せる時代をひたすら待っていた。
それから幾年月。
ある日、コールドスリープから目覚めた「女」の前に一人の屈強な「男」が立っていた。自分の子供かもしれない「男」だ。
しかし、男の圧倒的な魅力に女はときめき、やがて激しい恋に落ちていく。ところが天の怒りにふれたのか、激しい雷に打たれて男は死んでしまう。男を失った悲しみを胸に、女は、再び眠りにつく。

膨大な時間が経過した。
再び地上に現れた「男」は、混沌のその世界で支配者として君臨していた。女が産み落とした子供だ。
地上にある全てを手中にせんとする我が子と対峙する女は、深い悲しみを胸に、心を尽くして諌めるが、母とも知らず挑みかかる男。
女は鬼神となって、激しく男と争う。

ついには、神(宇宙の真理)が女に味方し、雷で打ち倒し、豪雨を降らせ、大洪水を巻き起こす。神の怒りに触れた支配者は、葛藤の末に自ら滅びることを選ぶ。
哀しみにくれる女は、失望を胸に再び眠りについた。いつの日か、平和な世がくることを願いながら、再びの目覚めの日まで、時空を超えた長い眠り「COLD SLEEP」に・・・・。


――というストーリーだということは、見終わった後に公式サイトを覗いてやっとわかったのだけれども、実際お話はあってないようなもの。ひたすら音楽と踊りを堪能するステージです。
使われている音楽は、オリジナルも含めて全て彼女自身の演奏によってCD化されているもの。なので殆どに聴き覚えがあった上に、上映時間も1時間半弱なので気楽に観ていました。
なんといっても川井郁子が綺麗で、しかも色っぽい。流石に大画面でドアップはどうなのかと思いましたが、それでも全篇見惚れてました。

しかしこれは何というジャンルに分類すれば良いのでしょう?
最後にアンコールがありますが、純粋なコンサートではありません。川井郁子自身もちょっとしたお芝居のようなものを披露します。
そもそも鈴を沢山付けた弓を使って、ヴァイオリンの良い音色が出せるものでしょうかね。

かといってバレエ、創作ダンスと言い切るには、ダンサーの出番が少なく、踊りもメインではありません。
そして先に述べたように、お話を見せるお芝居でもありません。
全く新しいパフォーマンスと言っても良いのかも知れませんが、では後に続く作品が作られるかというと・・・それも難しいでしょうね。和太鼓とのコラボも目新しいところです。

ステージの構成・舞台演出は鈴木勝秀、映画版の監督は河東茂。
実はこのステージ、ちょっと見に行こうかなと考えていた時期もあったのですが、結果としてはこの映画版で正解だったかも知れません。
生ならではの良さは当然ありますが、ダンスパフォーマンスの善し悪しは一向に解しないもので、実際に観に行っていたら、おそらく退屈したのではないかと思います。
その点この映画版ではカメラがずっと川井郁子の表情を追っていきますので、それだけで十分かな。


by odin2099 | 2011-03-10 20:00 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
TVシリーズ第15話「青い大要塞!大暴れバリブルーン」の劇場公開版で、地方都市中心の公開だった1975年冬の<東映まんがまつり>上映作品。
画面の上下を切ってワイドサイズにし、アイキャッチはカットしたもののサブタイトルはそのまま映し出されている。

e0033570_21333495.jpg難攻不落の要塞を完成させたと豪語する虹仮面は、日本列島五大都市攻撃計画を立案するが、そこにアフリカ戦線で連戦連勝の将軍・日輪仮面が帰還、<虹の要塞>は側面からの攻撃には強いが真上からの攻撃には弱いと指摘、ゴレンジャーにはバリブルーンがあることを忘れたか?と挑発する。
黒十字軍総統の命により共同戦線を張ることになった虹仮面と日輪仮面は、ゴレンジャーをおびき寄せ、その隙にバリブルーン強奪の計画を立てる。
まんまと罠にはまり愛機バリブルーンを奪われ、あまつさえ東京空爆の道具に使われてしまったことに苦悩するアオレンジャー=新命明は、単身虹の要塞に乗りこんで行く――。

宮内洋大活躍のアオレンジャー編で、過剰なくらいに顔を汚す「やられメイク」も、この人がやるとやたらと格好良い。
しかもロープウェイの上に乗っかったり、片手宙吊りのスタントを披露したり、あちらこちらがドカンドカンと爆発したりでTV番組の枠は超えた一篇。劇場公開も納得の派手さだが、今だと撮影許可、下りないだろうな。
ロケ地は多分浜名湖だと思うが、東映ヒーロー物ではお馴染み場所の一つ。


e0033570_21342773.jpgネーミングからして”日輪”と”虹”では何やら因縁がありそうだが、両者が対立するのは最初だけ。結局は共闘が上手く行かずに虹仮面は敗北したという結末なのだが、特に連携していた風が見られなかったのはちょっと惜しい。まあそこまで期待するのは酷なのかも知れないが。

で、この日輪仮面は幹部待遇でレギュラー入りするのだが、本放送時の記憶はあまりなし。多分この頃から『ゴレンジャー』は見なくなっているのだと思う。
それでも『海賊戦隊ゴーカイジャー』の第1話で勢揃いしたスーパー戦隊の一員として登場し、アカレンジャーがオリジナル・キャストの誠直也の声で喋ると感動的。未だに現役ヒーローだったことを再認識させられたもんである。

そして鋭角的でないバリブルーンのデザインは今見ても秀逸。
巨大ロボ戦のない展開もスッキリしていて、<スーパー戦隊>シリーズもフォーマットをたまには見直したらどうだろうか。
by odin2099 | 2011-03-09 21:36 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
リック・リオーダンが書いた<パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々>シリーズ第1巻「盗まれた雷撃(ライトニングボルト)』を、クリス・コロンバスが監督。
原作は全5巻プラス外伝1巻で、現在は新シリーズも刊行中らしい(翻訳未定)。

e0033570_2139745.jpg主人公は神と人間のハーフ(デミゴッド)で、現代にオリンポスの神々が健在という設定がユニーク。
神様は人間界に干渉し、あっちこっちにハーフの子どもがいる、というのも凄いハナシだが、オリンポス山は何とアメリカのエンパイアステートビルの中に姿を変えて存在している、なんてよく思いついたもの。

原作は1巻だけしか読んでいないので詳しいところはわからないけど、実にコンパクトに2時間でまとめてある。
主人公の年齢設定が12歳から17歳に引き上げられ(シリーズ化対策らしい)、人間側(というよりデミゴッド)も神々側もキャラクターをバサバサと整理し、ストーリーも枝葉を大胆に刈り込んである。

おかげで展開は早いし、わかりやすいお話が繰り広げられ見ていて飽きないのだけれども、時折あれ?こんなお話だったっけ?と感じる部分が出てくるのが玉に瑕、かな。
実際、お話が違い過ぎるってんでファンからは不満の声が随分上がってるらしいし、何より原作者がイメージが壊されるからと映画版は見ていないらしい。それってどうなのよ?

まあ原作と映画は別物だと割り切れば楽しめるんだけど、ただ主人公が男の子二人に女の子一人の三人組な点と、途中<ハーフ訓練所>という学校みたいな所で学ぶシーンがあること、そして邦題が邦題なだけに、どうしてもあのシリーズを連想しちゃいますねえ。
なんせクリス・コロンバス監督はシリーズ1作目2作目の監督でもあった人だから。

まあそれだけが原因じゃないんだろうけど、大ヒットという声は日米双方から聞こえてこない。
日本じゃ同時期に、やはりギリシャ神話に材を採ったリメイク版『タイタンの戦い』が公開されたので余計混乱をきたしたのかも知れない。知名度も高いワケじゃないし。
それにショーン・ビーン、ピアース・ブロスナン、ユマ・サーマンらもちょこっと出てくるだけなので勿体ない。

で、シリーズ化も頓挫した、と思っていたら、どうやら2作目の製作にゴーサインが出たらしいニュースが最近飛び込んできた。
20世紀フォックスとしてはシリーズ化を目論んでいた『エラゴン/遺志を継ぐ者』が惨敗し、『ナルニア国物語』に「第3章」から鞍替えしたもののどうも雲行きが怪しいだけに、待望のファンタジー映画のフランチャイズ化に成功、かな。
by odin2099 | 2011-03-08 21:40 |  映画感想<ハ行> | Trackback(33) | Comments(6)
松田理奈とくれば、次は宮本笑里です(笑)。

e0033570_2145631.jpg特に意味はないのですが、同世代で仲が良いらしく、お互いのブログにツーショット写真を掲載したこともありましたっけ。共演しないかな。

それはさておき、昨年12月に発売された4枚目のアルバムは、彼女らしいバラエティに富んだものになりました。

エルガーの「愛のあいさつ」やサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、サン=サーンス「白鳥」、それにチャイコフスキーやバッハなどのクラシックがメインなのかなーと思いきや、福山雅治が作った『NEWS ZERO』(出演してますね、彼女)のテーマ曲とか、ヤマザキナビスコのCM曲(これも彼女が出演)とか、千住明の『鋼の錬金術師』の曲とか、映画『太平洋の奇跡』(今映画館でやってますな)のテーマ曲やら、百五銀行のCM曲(吉田翔平「gift」)があったり、展覧会「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」(来週からだ)のテーマになってる自作曲があったり。

まあそれはそれで楽しいんですが、今一つ彼女の方向性が見えませんね。
所謂タレント活動に今後も力を入れていくのかな。
by odin2099 | 2011-03-07 21:46 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
噂には聞いていましたが、これは凄い作品でした。
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J.R.R.トールキンの『指輪物語』には数多くの熱狂的なファンがいることは広く知られていますが、これはそんなファンの一人が作った自主製作映画なのです。
e0033570_18421055.jpg最初にこの作品について記事を書いたのは3年半ほど前でしたが、その後完成しWeb上で一般に公開されたのは2年ほど前のこと。
現在でも公式サイトだけでなく、YouTubeでもかなりの再生回数を記録している程の人気作品で、今は日本語の字幕も付けられています。

作ったのはケイト・マディソンさんというケンブリッジ出身の女性で、紹介記事によって「女優志望」とか「アマチュア女優」とか「無名女優」とか様々な表現がなされていますが、まあ演技経験はあるものの、プロとして一本立ちしているわけではないのでしょう。
そんな彼女が自分の貯金約350万円を叩き、更に予告編をネットで公開するなどしてカンパを募って約240万円を集め、400人を超えるボランティアのスタッフ、キャストを使って1年がかりで作り上げたそうです。
なんだかんだでようやっと見ることが出来たのですが、これよりも遥かにチープなプロの”商業作品”は沢山ありますから、この完成度には唸るしかありません。

お話は『指輪物語』の序章的位置付けで、ドゥネダインの族長アラドールの息子アラソルンがギルラインと出会って結ばれ、二人の間には息子アラゴルンが誕生。
アラドール亡き後族長となったアラソルンでしたが、オーク討伐に出掛けた際に命を落とし、残されたアラゴルンは母親ギルラインに連れられ”裂け谷”のエルロンドの館に身を寄せるようになる、というものです。
タイトルにある”Hope”=希望とは、勿論アラゴルンのことです。

e0033570_18423237.jpg原作の「追補編」(文庫版第10巻)で語られた短い物語を上手く膨らませ、ピーター・ジャクソンが監督した映画版『ロード・オブ・ザ・リング』のイメージをも大々的に取り込み、堂々1時間10分もの大作に仕上げています。
そう、『指輪物語』のファン・ムービーであるだけでなく、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のファン・ムービーでもあるのです。
衣装やオークのデザインも映画版ソックリだし、お芝居も映画版を彷彿とさせる場面があるのはやりすぎという声もあるようですが、そこはファンの熱意の表れと見てあげましょう。

ギルラインはもう少し綺麗な方に演じて欲しかったなあと思わないでもないですが、アラソルン役の方は映画版でアラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセン・・・とまでは行きませんが、そのお父さんとしてはイイ線行っているのでは?
なお、監督だけじゃなく、脚本、デザイナーなど八面六臂の大活躍を見せたケイトさんは、アラソルンに密かに想いを寄せている女戦士というオイシイ役をも演じてますが、なかなか綺麗な人でした。
映画でしかアラゴルンを知らない人には、その背景を知る上でも見て損はない作品かと思います。

e0033570_18425135.jpgこれだけの力作をファンが作ってしまったとなると本家の方が気になりますが、製作決定まで紆余曲折有り過ぎた(?)前日譚となる『ホビットの冒険』の撮影は間もなくスタート。
これまで同様ニュージーランドでの撮影となるそうですが、懸念された大地震の影響もないとのこと。

監督は結局ピーター・ジャクソンが担当し、ビルボ・バギンズをマーティン・フリーマンが演じ、アンディ・サーキス(ゴラム)、ヒューゴ・ウィービング(エルロンド卿)、イライジャ・ウッド(フロド=語り部?)、イアン・マッケラン(ガンダルフ)、ケイト・ブランシェット(ガラドリエル)らが引き続き出演。
更にはオーランド・ブルーム(レゴラス)、イアン・ホルム(老ビルボ)、クリストファー・リー(サルマン)にも出演の噂があるのですが、はたして・・・?
前後篇で作られ、前篇は2012年12月、後篇は2013年12月公開予定だそうです。楽しみ♪

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by odin2099 | 2011-03-06 18:46 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19502622.jpg楽しみにしていたコミックエッセイの第2弾がようやく発売になりました。何故か発売日の4日よりも早く、2日にはゲット。すぐ読んじゃいましたが、ホントはもう少し早く出るはずだったような・・・?

前作には「めざせ!富士山編」という副題が付いていましたが、今回は「いくぞ!屋久島編」
屋久島というと縄文杉だとか、『もののけ姫』のモデルだとか、木とか森とかそういうイメージは持っていましたが、”登山”という目で考えたことはなかったのでアレ?という思いもありましたけど、1800メートル以上の山が7つあって、その全てが九州の高山トップ7なのだそう。

他にも八ヶ岳・天狗岳、常念岳、槍ヶ岳、草津白根山へ登ったエピソードも収録されています。
大変そうだけど、やっぱりいつかは本格的に山に登ってみたいなあ。
by odin2099 | 2011-03-05 19:51 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_22183361.jpg昨年11月に発売された4枚目のアルバムでは、イザイの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」全曲(6曲)に挑戦。全曲録音は彼女の長年の夢だったとのこと。

この作品はかなりの難曲なのだそうで、彼女のような若手演奏家にとってはそれこそ”挑戦”以外の何物でもない、ということらしいのですが、あちらこちらのレビュー記事を読むとなかなか好意的なものが多いみたいですね。

実は全然馴染みのない曲なもので、口惜しいことに聴いていてもその曲の良さ、凄さ、そして彼女の演奏の素晴らしさが全然実感出来ず・・・。

どこかで聴いたメロディーがちょこちょこ顔を出す第2楽章が面白い、などというレベルで喜んでいてはいけませんね。
ミーハーに演奏家を追いかけるだけじゃダメで、もっと色々な曲と真摯に向き合わないと。
・・・無理かな?
by odin2099 | 2011-03-04 22:19 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
”JR・私鉄全線全駅制覇”の横見浩彦がコーディネイトし、鉄道アイドルたちが訪ねる小さな旅。
斉藤雪乃は大井川鐵道を、中嶋春香は野岩鉄道・会津鉄道を、伊藤桃は熊本電気鉄道・南阿蘇鉄道を、そして3人揃って銚子電気鉄道をそろぞれ旅をします。

e0033570_2220337.jpgこの駅舎にはこんな特徴がある、あの駅の近くにはこんなスポットが、という具合に一つの路線を行ったり来たりしたり、行き当たりばったりに途中下車したり、という風を装ってますが、短い時間(銚子鉄道は日帰りで後はみんな一泊二日)で動いているわけですから、実際はかなり緻密にスケジュールを組んでいるのだとは思いますが、一般人の知らない世界を、彼女たちの写真日記風に紹介されるのは悪くありません。
自分は”テツ”ではありませんし、身近に”鉄ヲタ”も”鉄子”もいませんけれど、こういう”鉄道乙女”たちと一緒の小旅行、楽しそうだなあ。

それにしても”鉄道アイドル”と称している女性タレントさんたち、結構いるもんですねえ。
知識の浅い深いや興味の対象(乗るのが好き、写真を撮るのが好き、時刻表を眺めているのが好き、グッズを集めるのが好き、などなど)の違いなど色々あるのでしょうが、一過性のブームに終わらないと良いけどね。
by odin2099 | 2011-03-01 22:20 | | Trackback | Comments(0)
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