
同時収録されているのが『キューティーハニーVSあばしり一家』というこれまたムチャクチャな作品で、最後は悪馬尻駄エ門と早見団兵衛が同一人物?あれ?『グレンダイザー』は?・・・というワケのわからんオチが付いてしまう。
そういや最近は『デビルマン対ゲッターロボ』とか『魔王ダンテ対ゲッターロボG』とかヘンなコラボ作品を描きまくってますが、その後に見えてくるものは一体何なのだろう?!
【たわごと】
『仮面の忍者赤影Remains』、『デビルマンG』、『バビル2世ザ・リターナー』、『聖闘士星矢EPISODE.G』、『ジャイアントロボ/バベルの籠城』、『真マジンガーZERO』、『超級!機動武闘伝Gガンダム』・・・って最近秋田書店から出ているマンガのラインナップって凄まじいな。
以前のものに比べると読みやすくなったかなという気はしますが、所詮自分には合わないような。というより、う~ん、結局は『ホビット』も『指輪物語』も好きじゃないのかなー、自分。映画にはハマったんですがねえ・・・(^^ゞ
ということで映画には期待してます。
三部作の映画、それぞれがどのあたりで区切られるのかも気になりますね。
1作目は第5章か6章くらいで、2作目は12章か13章、そして3作目が残り全部(第19章まで)くらいかな、なんて勝手に予想してますけど、途中でオリジナルエピソードというか、この作品以外で描かれている物語も挟み込むらしいので、その分量次第ってこともあります。

そういえばもう一つ気になるのが映画全体の構成。
この『ホビット』三部作を見た後で、そのまんま『ロード・オブ・ザ・リング』三部作に繋がるという、時系列順の構成になっているのでしょうか。
それとも『ロード・オブ・ザ・リング』の後(あるいは序盤、中盤・・・)で過去を振り返る形での構成になっているのでしょうか。出演者の中にフロドと老ビルボがいるところを見ると、後者なのかなあ、という気もしますが・・・。
つまり、時系列順に見る方が良い作品になっているのか、それとも製作順に見た方が良い作品になっているのか、という問題なのですが、それによって作品の受け止め方も違ってくると思うのです。
ちなみに今のところ『スター・ウォーズ』は前者――つまり製作順ではなく時系列順で作られていますが、それでありながら見る際には製作順に見た方が面白い、というちょっとややこしいことになってますけれど(苦笑)、さあどちらでしょう?
![『サイボーグ009コンプリートブック[NEW EDITION]』 ゼロゼロナンバー・プロジェクト:編_e0033570_228745.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201211/27/70/e0033570_228745.jpg)
ただ僕ですら「あれ、これは違うんじゃないの?」と気付く箇所もチラホラありますので、資料としての信頼度としては些か物足りない点があるのは否めないのかなあ。
それに時折文章がくだけ過ぎてるのもどうかと思うし、基本10年以上前の文章の再録ならそれ相応の注釈を付けるか、書き改めたりすべきなんじゃないの、とか思うところは様々。
![『サイボーグ009コンプリートブック[NEW EDITION]』 ゼロゼロナンバー・プロジェクト:編_e0033570_2282754.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201211/27/70/e0033570_2282754.jpg)
まあ”平成版”アニメは全エピソードを紹介していますが、来年あたり本当の「コンプリートブック」を出してくれないものかなあ、なんて考えてしまいます。
ところでこの本、増補改訂版なのですが、総ページ数は初版と同じ、値段も初版と同じなんですねえ・・・不思議???

ヤラとゴロスは倒すもののズールとの対決は持ち越しで、愛するタミラの敵討ちはシリーズに持ち越し。併せてヴァルカー、ゼベン、オトリ、カレラといったレギュラー・キャラを一通り紹介、というのが趣旨なのだろうが、コナンはいきなり冒険の旅の只中から始まり、その生い立ち等々は冒頭のナレーションで紹介されるのみ。まあ毎回のオープニングならそれも良いけど、第1話ぐらい本編でじっくり語ったらどうかなあ、とも思う。
全部で22エピソード作られた(このパイロット版が第1、2話になるハズ)ものの、ファースト・シーズンで打ち切り。ということはファンからの評判も悪かったんだろうね。
確かに安っぽいし軽い感じはするけど、TVドラマということを考えればこんなもんじゃないのかな。

アルバムタイトルにもなってる「ミスター・ロンリー」をはじめ、「恋はみずいろ」、「オリーブの首飾り」、「白い恋人たち」、「ある愛の詩」、「シバの女王」、「シェルブールの雨傘」ナドナド計13曲。
ポール・モーリアとかレイモン・ルフェーブルとかパーシー・フェイスとかカラベリとか、そういった名前を冠したオーケストラのアルバムのような、イージー・リスニング一辺倒になっていたからです。
あ、でも最近はそれらのオーケストラの名前も聞かなくなってきたし、かえって新鮮なのかな。
懐かしくも新しい、そんな楽しみのある1枚です。ちゃんちゃん。
【ひとりごと】
メンバー、知らない人っばかりになってきちゃったなあ。。。

<改訳版>とは聞いてましたけど、かなーり訳文、訳語に手が入れられています。
「エルフ」は「妖精」ではなく「エルフ」、「ドワーフ」も「矮人」ではなく「ドワーフ」のまま。「ゴクリ」も「ゴラム」になってます。
エルロンドの館がある場所も「さけ谷」・・・と、これでは岩波版と差がなくなってきましたが、「ソーリン」が「トリン」、「ビョルン」が「ビヨン」と独自色は相変わらず。まあ色々な訳があっても良いですがね。
上巻は第7章までで、残り三分の一は膨大な注釈に頁が割かれていますが、さて映画第一部となる『思いがけない冒険』はどこまで描くのでしょう?
第二部は『スマウグの荒らし場』、第三部は『ゆきて帰りし物語』と題されていますので、分量としては霧ふり山脈でのゴブリンとの一件、ビルボがゴラムから指輪を手に入れるあたりまでかなあ。
ところでこの文庫版、評論社から出ている『指輪物語』の文庫版に合わせているんでしょうかね。並べてもあんま違和感ないし。

――ということで話題になっていた筈なのに、なかなか続報が流れてこなかったですねえ。
で、本国では昨年夏に公開、一方我が国では今夏にひっそり単館上映。DVDリリースまで待ちましたけれど、出来は推して知るべし・・・ってこと?
でも思ってたよりよっぽど面白かったですよ。万人向けではなかったかも知れませんが。
ちなみにシュワちゃん主演版の邦題は『コナン・ザ・グレート』ですが、原題はどっちも同じ”Conan the Barbarian”でございます。

旧作では奴隷として成長したコナンですが、今回は独力で盗賊やら海賊やらを生業として生き延びたようで、より逞しくなっている感じがします。まあこれは演じている役者さんの風貌のせいもありますがね。
旧作は朴訥で何にも知らなさそうな「野蛮人」「未開人」なコナンでしたが、今度のコナンはきちんと自分のことはわかってる大人のキャラ。どっちが魅力的かと問われれば・・・ねぇ?
主演のジェイソン・モモア、最初にポスターやらトレーラーやら見た時は、ワイルド過ぎる顔立ちに嫌悪感を抱いたものですが、実際に映画を見てみるとかなーり格好良く映ってます。ギリギリの処で生き延びてきたという感じの不敵な面構えがバッチリ決まってますし、アクションもパワーだけじゃなくスピード、それにテクニックも駆使しているのでより強そう。ヌボーとした旧作のコナン君も決して悪くはないのですが。
またビュジュアル面も、ファンタジー映画らしくて良かったと思います。これは映像表現技術の向上という部分が大きいんでしょうね。製作費はおそらく旧作の方が潤沢だったんじゃないかなと思いますし。
ロケと、あとはCGだかマット画だかとの合成かなと思うのですが、なかなか幻想的でした。ただし『ロード・オブ・ザ・リング』にソックリという印象を受けましたが。
肝心のお話の方はスケール感に乏しく可もなく不可もなくというところで、ヒロインにレイチェル・ニコルズ、悪ボスがスティーヴン・ラング、その娘がローズ・マッゴーワン、コナンの父がロン・パールマンというキャストも微妙で華がないというのが惨敗の原因でしょうか。
個人的にはあと音楽を上げたいですね。雰囲気もあって美しいメロディーだとは思いますが、旧作を担当したベイジル・ポールドゥーリスの音楽ような、ダイナミックでヒロイズムに満ちた要素は必要だったと思います。
【ひとこと】
ローズ・マッコーワンが演じた妖術使いの娘、なんか似たようなルックスのキャラが『スター・ウォーズ/EP1』にいたような気が・・・。
しかーし! 主演がなんと剛力彩芽?!
えーっ? 彼女が栞子さんなワケ!?
慧眼なのか・・・いや、とてつもなく駄作な予感が・・・
少なくても「見たい」気分にはなりませんね。

一応絵柄は小説の挿絵を下敷きにアレンジを加えているだけだし、ストーリーもかなり原作小説に忠実なのですが、それでも小説を読んでいるのとはちょっと違う雰囲気に戸惑ったりもしていたのですが、この主演女優さんでは違和感どころの話じゃないですねえ。
さあて、困った困った。
あ、この漫画版は角川書店発行の「アルティマエース」連載中のもの。分量としては小説1巻の途中までなので、これだけ読むとちょっとフラストレーションたまるでしょう。
これとは別に講談社の「good!アフタヌーン」誌上でも別の作家さんが漫画連載をしているようですが、そちらはどうなんでしょうかね。

その為、映画と異なる展開やシーン、台詞は殆どありません。
映画に付け加えられた、水増しした場面もありません。
その代わりに内面描写や、映像からは読み取れない部分が”断定的に”記述されたりしています。
ジョーとジェットの確執とか、トモエの正体とか、ギルモア博士の思惑だとか、映画を見ていてわかり辛かったこと、腑に落ちなかったことなどの回答がここにあります。
純粋に小説として読んだ場合には物足りなさを覚えるかも知れませんが、副読本、サブテキストと考えれば十分な読み応えだと思います。
――という興味だけで、20年ぶりぐらいに宝塚を観劇してきました。
日生劇場とかシアタークリエとかご近所さん(ちょっと離れますけど帝国劇場とかも)にはちょいちょい顔を出してますが、東京宝塚劇場へ来るのも20年ぶりぐらい。ここ、改装されたんですかね、記憶にあるよりも綺麗でした。

お話はご多分に漏れず、原作小説の2巻までを2幕、休憩時間含めて3時間でまとめています。
先に見た松坂桃李が主演した舞台版もそうでしたが、やはり一区切りとなるとここまでなのでしょう。原作ファンとしては時系列がグチャグチャなのが多少は気になるところではありますが、それでもよくまとめてあるなあと感心しました。ルビンスキーとドミニクの二人を狂言回しに仕立て上げたのはアイディアだったと思います。
その反面、原作知らない人は果してお話に付いて行けてるのか?という疑問が・・・。
冒頭でも(なんとオーベルシュタインによって)この物語が始まるまでの歴史が語られ、以降も必要に応じて説明台詞が多用されてますが、色々な単語が飛び交ってもチンプンカンプンだったのではないかと思います。
銀河帝国と自由惑星同盟、それにフェザーンあたりまでは良いかも知れませんけれど、イゼルローンだ、アスターテだ、アムリッツァだ、ガイエスブルグだ、ヴェスターラントだ、と言われても、それは一体どこ?ではなかったのではないでしょうか。
それに登場人物も多すぎますね。
あちらの舞台版では自由惑星同盟側はオミットされ、帝国側に絞ってお話が進められていましたが、こちらは比重は軽いものの、ヤンもユリアンもジェシカもフレデリカもちゃんと出てきます。トリューニヒトもいますし、フレデリカのお父さんグリーヒル大将はリンチの口車に乗せられクーデターまで起こしちゃいます。盛り込み過ぎですよね。
そのくせ、キャゼルヌさんとかシェーンコップとかポプランとかアッテンボローとか、ヤン艦隊の幕僚は姿を見せません。

あ、ベーネミュンデ侯爵夫人にスポットライトを当てたのは、これは宝塚ならではだと思います。こういう宮廷陰謀劇の雰囲気は、宝塚向きではないですか。ただ全般的に女性キャラクターが少ないからでしょうが、皇帝の娘二人はクローズアップされているのは違和感ありましたねえ。本筋に全く絡まないだけに。
ヤンがヒーローっぽく描かれ過ぎてる(アクションシーン!があったり、ジェシカさんとメロドラマを繰り広げたり)とか、ヒルデが”恋する乙女”になっちゃってるとか、アンネローゼに存在感がないとか、キルヒアイスの背がラインハルトより低いとか、あと印象に残る歌、メロディーが少なかったとか、色々と気になるところもありますが、当初抱いていた不安感は見事に払拭されました。
東京公演は今日で終わりですが、機会があればまた見てみたいですし、ちょっと怖いですが(苦笑)、続編というかシリーズ化への期待も・・・・・・。