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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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迷ってしまうという東京駅の構造をわかりやすく説明し、何故そのような構造になったのかを当初の建設計画から遡り、徐々に進化・発展していく過程に絡めて解説していく、という体裁の謎本です。
この本を読んでいる時は「ふんふん、なるほど」と思うのですが、では実際に東京駅構内を歩くとなると、多分チンプンカンプンになってしまうでしょうね。
普段東京駅を使うことは殆どないし、使うとしても年に数回あるかないか、ではやはり難しい面もありますな…(^^;

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by odin2099 | 2015-02-21 09:11 | | Trackback | Comments(0)

e0033570_23264859.jpg解散した名門オーケストラ再結成の話が持ち上がり、若きコンサートマスター香坂らかつての楽団員に声がかかるが、集まったのは他のオケに移れなかったいわば「負け組」メンバーとアマチュアのフルート奏者だった。一カ月後の復活コンサートへ向けて練習を始めたものの、そこに現れた謎の男が強烈なダメ出しをする。


彼こそが再結成を企てた張本人で、素性や経歴が一切不明の指揮者・天道。ワガママや気まぐれで皆を翻弄し、情け容赦なく罵声を浴びせる天道に楽団員が猛反発。香坂はコンマスとして調整に追われるが、天道の傍若無人さはエスカレートするばかりだった。しかも天道には様々な疑惑が持ち上がり、ギャラがきちんと支払われるのか、そもそもコンサートは行われるのか、楽団員たちの不審は募る一方。また若くして亡くなった、敬愛するヴァイオリニストだった父の死に天道が関与していたことを知った香坂は遂に反抗し、オーケストラの解散を宣言する。


しかし天道の指導の下、オケが着実に力を付けているのも確かだった。また楽団員の中にはコンサートの実現を願う者もいた。そして天道は今日も練習場へ向かう。そこへ一人また一人と増えていくメンバー。
はたしてコンサートは無事に開催されるのか。そして香坂の決断は…?


e0033570_23265700.jpg松坂桃李が悩める若きコンマス、西田敏行が傍若無人な指揮者を演じた、簡単に言えば「落ちこぼれ集団が様々な困難を乗り越え最後に栄光を掴む」というパターンの物語。さそうあきらの『マエストロ』という漫画が原作名のだが未読なので、どの程度沿っているのかは不明。


クライマックスの展開にはかなり捻りが加えられているものの、概ね予定調和で進んでいくので感情移入もしやすく、全体的に観やすい作品だ。プロの目から見てもリアルだと評されている演奏シーンもさることながら、個性的な脇役陣が奏でる群像劇であり、かつ芸達者な脇役陣に伍して踏みとどまった松坂桃李の真摯な演技にも好感が持てる。それに西田敏行はやはり上手い。


香坂の父と天道との関係や天道の妻の件が今一つ得心が行かないのと、ラストシーンをどう捉えていいのか若干戸惑いを覚えはするものの、劇中で大きくフィーチャーされているベートーヴェンの「交響曲第5番≪運命≫」とシューベルトの「交響曲第7番≪未完成≫」の迫力もあり、観終って素直に拍手したくなるような作品だった。


【ひとりごと】
演技初挑戦とは思えないほどmiwaが出色の出来で、何らか映画祭なりで新人賞を与えて欲しいものだ。


by odin2099 | 2015-02-20 22:13 |  映画感想<マ行> | Trackback(19) | Comments(2)

e0033570_23410377.jpgパペット版の『ムーミン』を、『ムーミン谷の彗星』に先駆けて再編集して長編化した第一弾で、日本では翌2009年に小泉今日子のナレーションに野島健児のムーミン、稲葉実のムーミンパパ、高島雅羅のムーミンママ、永田亮子のスノークのおじょうさん、水田わさびのミイ、白熊寛嗣のスナフキンといった吹替キャストで劇場公開されました。


ある夏の日、火山が突然噴火してムーミン谷は大洪水。ムーミン一家の暮らす家も水に浸かってしまいます。一家は流されてきた家へと移り住みますが、実はそこは家ではなくて劇場でした。ムーミンたちはそこでお芝居を演じることにしました。ところがムーミンとスノークのおじょうさんがはぐれてしまい、ミイも迷子になってしまいます。はたしてムーミンたちは無事にみんなと再会することが出来るでしょうか。


一応は連続したエピソードをまとめているのですが、お話が行き当たりばったりです。多分観ている途中で5分くらい席を外したとすると、もう前後の繋がりがわからなくなると思います。それに終わり方も、これで良かったのかなあと釈然としないものでしたね。


また、どんなときでも前向き、楽天的なムーミンたちの生き方は時に癒しとなりますが、そのあまりに超然としていて理詰めじゃない行動は、逆にイライラさせられることもあります。自分が純粋ではないと嘆きつつ、ちっとも楽しめない一篇となってしまいました。

【ひとりごと】
日本語版で男声のムーミンはこれが最初?


by odin2099 | 2015-02-20 06:50 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(0)

e0033570_23261962.jpg生まれて初めて自分の意思で観たミュージカル映画が『アニー』。
なので今更リメイクしなくても、しかもアニーを黒人に代えて、舞台も現代に移しちゃうなんて……と思っていたけれど、見始めたら音楽の魔力と芸達者な子役陣にすっかり引き込まれてしまった。


新曲があったり、ミス・ハニガンが実は案外良い人だったり(というか、この作品には本当の悪役は出てこない)と、改変は他にもかなりあるものの、舞台劇だって再演の際に手を入れてアップトゥーデートするのは良くある話なので、一概に悪いとは決めつけられない。


ただヴァリエーションの一つということでならOKだけど、どちらが好きかと問われたら旧作かな、多分。
そして生の舞台版が観たくなった。今まで一度も観たことないのだけれど。


【ひとりごと】

e0033570_23262798.jpg学校のシーンで一番最初に映るのが赤毛でもじゃもじゃ頭の女の子。
この娘がアニー?と思わせて次に本物のアニーが出てくる、パブリックイメージを逆手にとった前振りを考えたのは誰だろう?


by odin2099 | 2015-02-19 23:31 |  映画感想<ア行> | Trackback(18) | Comments(2)

『マジンガーZ対デビルマン』『マジンガーZ対暗黒大将軍』も、『マジンガーZ』というTVシリーズに沿ってお話が作られていた。空飛ぶ翼ジェットスクランダーの登場、Zからグレートへの交代などをTVに先駆けてお披露目する、TV版とはパラレルな世界の物語、というワケだ。


e0033570_16534252.jpgところがこの作品はそうではない。TVの『ゲッターロボ』とも『グレートマジンガー』の世界とも違う、いわば第三の世界が舞台になっている。この世界には恐竜帝国のメカザウルスも、ミネーネ帝国の戦闘獣も存在しないのだ。


ではゲッターやグレートは何のために存在しているのか、早乙女研究所や科学要塞研究所は何をしているのかというと、これは明確ではない。ただ両者ともライバル意識を燃やし、時にはいがみ合いながら世界の平和を守るために活動をしてるらしいことが伺えるのみである。


物語の構造を単純にするための改変だろうと思うし、実際に謎の円盤に操られる宇宙怪獣ギルギルガンとの戦いに集中させるためには悪くない判断ではあるとは思うものの、一方で作品世界が狭く感じられてしまうのは問題だろう。


平たく言うと、グレートマジンガーとゲッターロボという、互いに歴史(=輝かしい戦歴)を背負った二大ヒーローの共闘というより、言ってみれば「地球防衛軍」的な大きな組織の、別々の二つの部署が協力し合ってるに過ぎないような矮小さを感じてしまうのだ。


剣鉄也も流竜馬をはじめとするゲッターチームの面々も、互いの動向を気にするだけのちっぽけな人間に見えてしまう。こんなのは鉄也でもリョウでもない(いや、鉄也に関してはあんなもんかな。後の兜甲児に対する態度を見ても)。


…とまあ穿った見方は出来るものの、マジンガー・サイド中心の展開とはいえ、レギュラーキャラクター各人に見せ場を割り振り(ゲッター1だけじゃなく、ゲッター2やゲッター3も活躍する!)、単純に観て格好良い作品になっているのは間違いない。
全盛期の渡辺宙明&菊池俊輔サウンドのノリの良さは尋常じゃないし。

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過去記事はこちらこちら
by odin2099 | 2015-02-18 06:24 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_21045180.jpg世界中から愛され、多くのセレブな愛好家もいるという、パリの高級ナイトクラブ<クレイジーホース>。そこで提供されるショーは内容も、ステージに立つダンサーたちも当然ながら超一流。2012年には初の試みとして、ゲスト・アーティストとしてシューズ・デザイナーのクリスチャン・ルブタンを招いたショーが80日間限定で上演された。その反響にも関わらずショーの再演はなされなかったが、それに代わって映画版製作というビッグプロジェクトが立ち上がった。巨大なスタジオにセットを組み、ダンサーへの接写や客席からでは味わえないアングルなどカメラワークの工夫を行い、映画用に再構築して撮影されたのがこの作品で、元々は3D映画として製作されている。


ルブタン自身の<クレイジーホース>への想いや演目の解説、ダンサーたちへのインタビューを盛り込み、光と音を駆使した美しいパフォーマンスの数々。ストリップショーのドキュメンタリーということで、裸のお姉さんたちが踊っている所謂ライヴ映像なのかと思いきや、そんなこんなで一味違ったものになっていた。
ただダンサーたちの激しい動きや官能的な仕草に圧倒されはするものの、不思議といやらしさは感じさせず、むしろスポーツの記録映像を観ているかのような趣き。ダンスに興味がなく、単に女性のヌードを見たいという動機だけでは80分が些か長すぎるように感じられるかも知れない。


by odin2099 | 2015-02-18 06:18 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_20321854.jpgヘンな役ばかりやりたがるジョニー・デップが、チョビ髭生やした怪しげな美術商チャーリー・モルデカイに扮した一篇。頭脳明晰な最愛の妻ジョアンナにグウィネス・パルトロー、不死身の用心棒ジョックにポール・ベタニー、チャーリーのライバルでジョアンナにゾッコンなMI5の警部補マートランドにユアン・マクレガー、他にジェフ・ゴールドブラム、オリヴィア・マンらが出演。


あんまり評判が宜しくないようなので、さて如何なもんかと些か身構えたのだけれども、うーん……。
何か60年代か70年代あたりの作品のような温い展開ですなあ。時折クスっとなるシーンもあるけれど、全体的には苦笑いが精々。奇しくもユアン・マグレガーが言ってたようだけど、例えるならば『ピンクパンサー』シリーズみたいな感じ。あの笑いって現代ではなかなか通じないと思うもの。


e0033570_20322467.jpgただそれでも「つまらない」とバッサリ切り捨てることが出来ないのは、個性的な俳優陣が真摯に笑いを取ろうと頑張ってるからだけじゃなく、実は吹替版で観たからかもしれない。ベタニーに西凛太朗はイマイチな気もしないでもないけど、デップの平田広明、パルトローの岡寛恵、マクレガーの森川智之の安定感。おまけにチョイ役ながらゴールドブラムがきちんと大塚芳忠なのは嬉しい。まあ一部素人さんが残念な結果になってはいるものの、総じてこの吹替版、完成度が高い。なのでゆったり気楽に観られたのは大きいかも。


【ひとこと】
ジョニー・デップでクルーゾー警部、やらないかなあ。スティーブ・マーティンよりもピーター・セラーズっぽさを出せると思うんだけど。


by odin2099 | 2015-02-16 20:33 |  映画感想<タ行> | Trackback(11) | Comments(1)

e0033570_20301127.jpgコールソン捜査官亡き後、シットウェル捜査官が重要な役割を担うのかなと思っていたのですが、まさかまさかの退場(いや、もしかすると生きてるのかな?)。ついでに『アイアンマン2』でトニーをネチネチ甚振っていた議員センセイも退場。こういう世界観の繋ぎ方、面白いですね。直接の続編ではなく全くの別作品でキャラのその後が語られる、今まであまり見られなかったか、もしかすると映画史上初の展開ですが、今後増えてくるのかも知れません。


さて、超ド級のスケール作品の後は、それぞれがパーソナルな問題にケリをつける方向へシフトしたようで、『アイアンマン3』ではトニーの過去の清算とスーツやアークリアクターへの決別を、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では父オーディンと弟ロキとの葛藤(もっともトリックスターであるロキの仕業で結局は曖昧な形になってしまっていますけど、何も知らないソー本人的には、ということで)の行く末をそれぞれ描いていますが、このキャップの大冒険第2弾では逆に「過去」が今襲ってくるという形になっています。死んだ筈の親友バッキーが、まさか悪の手先として目の前に立ちはだかるとは…?!


そして次の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でのキャップの立ち位置がどうなるかはわかりませんが、そんな次回作があることを思い出させないくらい第3弾への引きが一杯で終わります。ファルコンを相棒に、バッキー=ウィンター・ソルジャーの行方を追うキャップ。これがアベンジャーズとしての冒険とどう両立させるのか、色々と気になるところです。


というのも今後のネタバレとして、『キャプテン・アメリカ3』でキャップが死亡しトニーは名誉を喪い表舞台から去る、『マイティ・ソー3』でソーは囚人として宇宙監獄に入れられる…等々の情報が飛び交っているからで、何やら雲行きが怪しくなってきつつあるからです。
一方で『アントマン』『ドクター・ストレンジ』『ブラックパンサー』『キャプテンマーベル』らの作品群が予定されていることから、アベンジャーズのメンバー交代の布石は着々と打たれていると見ることも出来ますね。


また最近飛び込んできたビッグニュースといえば、マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズ間でスパイダーマンを共有することで合意したとの発表。これによってどうやら『キャプテン・アメリカ3』で新生スパイダーマンがデビューする可能性が高くなりました。
アンドリュー・ガーフィールドくんは結構気に入っているし、『アメイジング・スパイダーマン3』は是非とも観たかったので残念ですが、世界は一気に広がりそうなので大歓迎です。


残るは20世紀フォックスだな…。


【ひとこと】
キャップはまだまだ過去を引き摺ってるけど、ナターシャとニックは一応過去と決別したと言えるかな。

過去記事ー
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by odin2099 | 2015-02-16 20:31 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_18555311.jpg以前観たことがある『ムーミン パペット・アニメーション』は、1978~1982年にかけて製作された各話10分程度の短編アニメーションでしたが、その中から原作「ムーミン谷の彗星」に該当するエピソードをピックアップし、長編アニメーション作品として再構成されました。
原作者トーベ・ヤンソン生誕100年(2014年)&原作シリーズ出版70周年(2015年)を記念してなのか、この度日本でも劇場公開が決定しましたが、それより先にDVDがリリースされましたので観ちゃいました。


短編アニメ版はナレーションのみで構成されていますが、今回の長編アニメ化にあたっては脚本を作り直し、各キャラクターがきちんと台詞を喋るように改変されています。
今回劇場公開されるその英語版キャストはマックス・フォン・シドーやアレクサンダー&ステラン・スカルスガルド父子、ピーター・ストーメアにヘレナ・マットソン、それにマッツ・ミケルセンという錚々たる顔ぶれですが、DVDには日本語吹替版(とスウェーデン語版、フィンランド語版も)が収録されていたのでそちらで鑑賞。
こちらは高山みなみ、谷育子、大塚明夫、中尾隆聖、子安武人、白鳥英美子ら『楽しいムーミン一家』の出演陣が中心になっています。


e0033570_18560950.jpgお話は、その『楽しいムーミン一家』をベースにした劇場用作品『ムーミン谷の彗星』に比べて原作に忠実で、動く挿絵付きで原作を読み返した気分です。ムーミントロールもスニフもスノークのお嬢さんも、決して”よい子”ではないのもいいですね。
どんなに修復しても映像の古さはどうしても残ってしまうものの、フェルト製のパペットを使った全編に漂うほのぼのとした雰囲気は観ていて癒されます。
ただし熱烈な原作ファンだというビョークが書き下ろした主題歌は、なんとなく不気味で好きにはなれそうもないですがね。


by odin2099 | 2015-02-15 18:57 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_18494040.jpg第二次大戦前夜を舞台にした新型爆弾の設計図を巡るスパイ・アクションで、原作は柳広司の短編小説集。
予備知識なしで観たのだが、誰が敵やら味方やらのサスペンスは楽しめた。
まあ概ね予想の範囲内ではあるのだが。


主役のお兄ちゃんは誰だが知らないが(なんでも人気アイドルグループのメンバーらしいが)、身のこなしはスマートだが、役柄の所為なのか表情に乏しく存在感も薄い。
個性的な脇役に食われてしまっているが、逆にいえばスパイ役としてはリアルということにもなるのか。


ともあれこの映画は深田恭子に尽きる
可憐さ、いじらしさ、強かさ、脆さ、格好良さ、色々な深キョンの顔が楽しめる。
吹替も使っているんだろうが、動きも結構様になっていて惚れ惚れする。
まあもうちょっと露出が欲しいところではあるけれどね、ラブシーンとか拷問シーンとか或は逃げ出す際の身体のラインが出る衣装だとか。


e0033570_18494752.jpgで、この深キョンがフリーランスの女スパイを演じていて、まるで不二子ちゃん。特にラストシークエンスのやりとりなど、『ルパン三世』以上に実写版「ルパン三世」してた。
ボリューム的(?)にも、峰不二子は深キョンだよなあ、メイサじゃなく。
続編作るなら主役は代えても良いけど、深キョンは続投でヨロシク。


【ひとこと】
眼光鋭いD機関のボスを演じた伊勢谷友介は、まるで『帝都物語』の加藤保憲の如し。
と思ったら敵対する陸軍幹部に、元祖というか本家というかの嶋田久作が…!


by odin2099 | 2015-02-15 18:52 |  映画感想<サ行> | Trackback(12) | Comments(6)
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