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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_10542636.jpg『ジュラシック・パーク』の続編だが、同じくマイクル・クライトンの書いた同名の続編小説の映画化というより、小説とは異なる映画オリジナルストーリー。小説は小説、映画は映画でそれぞれ別の正続二篇から成っていると考えた方が良さそう。
もっとも映画版の方はその後も続いているのだが。


で、続編なので「あの島」へ再び行く話なのかと思っていると、目的地は別の島。
このあたりが初見じゃ良くわからなかったのだけれども、「もう一度大冒険!」よりは「もう一つあった!」の方がインパクトがあるだろうという判断なのだろうか。


しかしその島へ行くのがあの皮肉屋のイアン・マルコムなのが何とも…。
ただし前作とはまるで別人のヒーロー然としたキャラクターに変貌してしまっているので、それはそれで違和感が。


e0033570_12541774.jpg違和感と言えば、前作の事件の元凶のハモンド氏が「善意の人」扱いなのも納得いかないし、島を訪れるメンバーが揃いも揃って自己主張が激しく、結果的に事態を悪い方へ悪い方へと導いて行くのも頂けない。
物語上の一番の悪役はインジェン社の新社長ピーター・ルドローだが、凄腕のハンターとして頼りになる存在のローランドもかなり独善的だし、ヒーロー側のキャラである筈のカメラマンのニックにしたって、自分の信念の為なら他人を危険にさらすのも厭わないように見受けられる。


これはマルカムの娘ケリーも、そして正ヒロインのサラも大なり小なり持ってる要素で、結果的に前作では「嫌われ役」ポジのマルカムが、今作では一番の常識人に見えるという素晴らしい結果に。
お話の構成も、この手のジャンルの古典「キング・コング」や、更にその原典たるコナン・ドイルの「失われた世界(ロスト・ワールド)」の焼き直しというのも物足りない。
街中でT-REXを暴れさせたのは、その当時製作中だった『GODZILLA』への対抗意識だったかも知れないけれど。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/8915775/


by odin2099 | 2015-05-16 10:58 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_06223636.jpg宙明先生が担当した最後の<スーパー戦隊>シリーズ。
といっても4本目(『ゴレンジャー』から通算すれば6本目)だし、同時期にスタートした『宇宙刑事ギャバン』の方に先生の力は注がれていたのかな。

『ギャバン』はかなり画期的な音楽だったけれど、『ゴーグルファイブ』は良く言えば安定感、悪く言えばマンネリ気味で、『人造人間キカイダー』とか『バトルフィーバーJ』などからの流用曲も目立っていた(実際は『ギャバン』にも『スパイダーマン』や、ボイサーの死を彩った『イナズマン』からの流用曲があるんだけど)。


マンネリといえば、お話の方もマンネリ気味。この劇場版にしたって、番組スタートと同時期の製作ということもあって目新しさや付加価値もなし。
シリーズも安定期に入ってきたということでもあるんだけど、これはちょっとねぇ…。


e0033570_22251966.jpg『ゴーグルファイブ』のエポックといえば、ゴーグルピンク/桃園ミキ役の早坂あきよが諸事情で直前になって降板し、急遽代役で演じた大川めぐみが特撮ファンのアイドル扱いされ、ヒロイン・ブームの立役者になったことぐらいかなあ。
俳優ネタとしては他のもう一つ、ゴーグルブルー/青山三郎を演じた石井茂樹『仮面ライダースーパー1』の主役候補の一人だったことは割と有名、カナ?


過去記事はこちら。
http://odin2099.exblog.jp/4274759/


by odin2099 | 2015-05-15 21:55 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_21235090.jpgさてどんな災いが?!と期待させたスマウグ様ですが、冒頭であっさり倒されます。
当初は今のような三部作ではなく二部構成だったのですが、そうなるとどこでお話を切ったんでしょうか。
三部作に引き延ばしたから、出番が2本の作品に分断されちゃったんでしょうか。


そしてスマウグが倒されてからはあっという間に戦争の話。
「ロード・オブ・ザ・リング」と違って「ホビット」は、170分→161分→144分と上映時間が段々と短くなって行きますから、物語はサクサクと進行します。
この中で原作にはなかったトーリンのダークサイド堕ち、からのライトサイドへの帰還が描かれていきますが、この辺りは映画として良くまとまっているのではないかと。
結果的に「ホビット」三部作はビルボの物語ではなく、トーリン・オーケンシールドの物語になっておりました。
原作とは違いすぎるので、熱心なファンほど違和感、嫌悪感が募るところでしょうけれど、<中つ国サーガ>として「ロード・オブ・ザ・リング」に寄せた結果ですからね。


最後は『思いがけない冒険』冒頭部分の続きで、ビルボ宅をガンダルフが訪ねるところで終わり。
この時のビルボの机の上って「ロード・オブ・ザ・リング」の時とは乗ってるものの配置が違うんですが、これは意図的なものなのかな。
ともあれ<中つ国サーガ>の第一部、これにて終幕です。


【ひとりごと】
イアン・ホルムとマーティン・フリーマンは顔立ちが違いすぎるので、どうしてもビルボが同一人物に見えない…。
マーティン・フリーマンって目つきがきついというか、結構険しい顔立ちしてると思うんですよ。
でもイマン・ホルムはもうちょっとお茶目というか、眼元が優しいもんで、もう少し面差しの似通った役者さんはいなかったのかなあと残念に思います。
旧作にはボロミアとファラミアのように、兄弟だって納得させられる配役があったのに。

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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22648424/


by odin2099 | 2015-05-14 21:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)

第七章まで作られた実写版『パトレイバー』、これがリメイクならば比較的素直に受け入れたでしょうけれど、続きということに引っ掛かりを覚えました。


e0033570_19223530.jpg実写とアニメの両方に跨って出てくるキャラもいるでしょうから、それをどうするのかという問題。
そのくせリメイクではないのに、アニメ版と似たような名前、似たようなポジション、或は真逆な性格付けを施された人物が右往左往すること云々。
アニメ版の主人公の名前が「泉 野明(いずみ・のあ)」で実写版が「泉野 明(いずみの・あきら)」だなんて最たるものですよね。


その辺りには得心行かないままなので結局まだ全話を観てはいないのですが、長編映画版はどうやら自分の好きなポリティカル・フィクション、クーデター物らしいということ、しかもアニメ映画版2作目のストレートな続編らしいということで気になって観に行ってきました。


e0033570_19225537.jpgいや、ホントにアニメ映画の続きになってました。
リメイクかと見紛うばかりに同じようなシチュエーション、同じような台詞が出てきます。
アニメ版からは南雲しのぶが登場。
といってもイメージを大切にしたのでしょうね。ロングショットや後ろ姿、シルエットのみで演じている女優(渋谷亜希)の顔は見せません。
そして台詞はアニメ版同様に榊原良子が吹き替えています。
エピソード12も含めてさんざん前振りした割に後藤は出てきませんが、その分は現隊長役の筧利夫が頑張っていたと思います。


本格的な実写巨大ロボット物かと思わせておいてロクに活躍しないパトレイバーですが、東京で戦争が勃発するなんていう映画がよくぞ防衛省の協力で作れたもの。
結局誰が何をやりたかったのかは不明なままだし、映像的にも物足りなさは残りますが、日本では珍しい(世界的にも?)タイプの作品だけに、先ずは合格点といったところです。
しかし公開1週間で、約30分長い<ディレクターズカット版>を作って秋に公開することを発表しちゃうのは如何なものかと…。


【ひとこと】
ヘビースモーカーの女性が出てくる映画は嫌だ。


by odin2099 | 2015-05-13 19:26 |  映画感想<カ行> | Trackback(15) | Comments(2)

e0033570_22090225.jpg「東京から仙台、青森を経由して札幌まで。車3台、バイク2台でレースしながらテレクラやナンパ、各種出会い系駆使して現地素人をハメ倒すAV最速最強決定戦」、なんだそうです。


企画モノAVの人気シリーズで今回が5回目の開催になるんだとか。
DVD版は10時間の長丁場らしいですが、それを132分にダイジェスト編集して先行して劇場公開したのがこの作品。
去年2月に公開されるや異例のロングランになったということで、さてどんなものだろうと観てみたのですが、とにかく出てくる素人女性たちが強烈なこと。
それを迎え撃つ?AV監督たちもそれぞれ味があって、個性豊かな人物を描いたドキュメンタリーとしては面白いと思います。


ただ篤志家以外にはAV作品としての需要はあまりないでしょうし、この作品に関わっているのも自分とはちょっと縁遠いかなあと思える人々。共感出来るとまでは行きませんでした。
まあこのあたりは出演者次第という部分でもありますが。


【ひとりごと】
色々あって、観ていると”引く”場面もしばしば……。


by odin2099 | 2015-05-12 22:10 |  映画感想<タ行> | Trackback(2) | Comments(2)

e0033570_20501031.jpg「AERA」で連載していたエッセイに加筆・修正をし、書下ろしを加えたものらしいですが、まあ新しいのから古いのから洋邦問わず色々なジャンルの映画を観てますねえ、彼女は。
しかもその大半がこの数年間に観たと思しいので感心するやら呆れるやら…。
といっても、アイドルが片手間にDVD観ました~というのではなく、時間があれば映画館に小まめに通っているようだし、待ち時間にはレンタルではなくDVDやBlu-rayを購入して繰り返し観ているようだし、どうやら彼女の”映画愛”はホンモノのようですねえ。


彼女のように苦手なジャンルがあまりない(ホラーは苦手、と書いていますが)、基本なんでも観られるという人は本当に羨ましく思います。
自分はどうしてもハードルをあちこち高く設定してしまっているので、どんなに良いと勧められても絶対に観たくない映画、というのが存在しちゃうんですね。
もしかすると食わず嫌いなだけかも知れないですが、それでもチャレンジする気になれない…。
なので憧れはありますけど、(文才の有無とかは別にして)自分がなれない職業の一つは「映画評論家」だったりします。


by odin2099 | 2015-05-11 20:54 | | Trackback | Comments(0)

e0033570_20493777.jpg実写映画版がこの作品の「続編」ということで、久しぶりに観直してみました。
劇場版アニメ1作目を踏まえての設定でしょうが、ストレートに続きなのかと言われると微妙だし、TVシリーズやOVA二期シリーズの続きかというとそうでもなさそうで、コミックや小説などと同様にパラレル設定だと考えれば一番すっきりするのかも知れません。


東南アジア某国で日本より派遣されたPKO陸自レイバー部隊がゲリラと接触するが、発砲許可が得られず壊滅するという事件が起きた。
その数年後、何者かによって自衛隊戦闘機による横浜ベイブリッジ爆撃事件やハッキングによる自衛隊機の幻の東京爆撃が立て続けに引き起こされる。
事件に対して警察が自衛隊へ過剰な反応を見せたため、一部の自衛隊基地での篭城事件に発展するなど事態は混乱を極め、遂に政府は警察に責任を押し付け自衛隊に治安出動を命じる。
その厳戒態勢をあざ笑うかのように、戦闘ヘリの攻撃による通信施設の破壊、飛行船による妨害電波の発進により情報網は寸断され、首都東京は麻痺状態に陥ってしまう。


e0033570_20494903.jpgOVAシリーズにもクーデターを起こす話がありましたが、こちらはクーデターというよりテロ事件。ポリティカル・サスペンス物が大好きなのですが、日本ではなかなかこの手の作品が作られないだけにお気に入りの一本です。
丁度PKOが取り沙汰されている頃の製作で、地下鉄サリン事件を先取りしたかのようなシークエンスもあったりで、実に今日的な題材を扱っていたのですね。今でも色褪せない魅力を持っています。


特車二課自体は解散してはいないものの、メンバーはそれぞれ新しい仕事に就いていたりで出番は少なく、パトレイバーそのものの活躍シーンも僅か。
「いよいよこれで大団円」という盛り上がりはなく「祭りの後」の寂しさを感じさせる内容になっていますが、その一方で後藤と南雲という二人の隊長を中心に据えて大人のドラマを演出して見せてくれますので、退屈はしませんでした。


by odin2099 | 2015-05-11 20:52 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_09373264.jpg木村花代さんが出ているので、とうとう重い腰を上げました。
今年は日本上演開始から30年目の節目の年。最初の映画版を観て感激して以来、上演が始まるという一報を聞いてからずっと興味はあったものの、なんとなく「いまさら」な感じが強かったのですが、最近リメイク版の映画を観ていたら急に観たくなって…。
やや後方ではありますが、比較的真ん中のブロックの席が取れたのは奇跡的でした。


まずこの公演、音楽が生演奏なんですねえ。最近は劇団四季でも生演奏がなくなったのでこれは贅沢。
ただバンドが頑張りすぎたのか、それとも演出に問題があるのか、台詞が音楽に負けてしまっている場面がしばしば。単に音響のバランス調整のミスかもしれませんが、小さい子供に向けて作っているお芝居としてはちょっと残念ではあります。
また台詞という面では、子役が中心ということもあって仕方ないですが、全体的に何を言っているのか聞き取りにくいのもいただけないかなあ、と。


e0033570_09372646.jpgそれでもお話は面白いし、「トゥモロー」や「メイビー」など音楽(歌)は素敵。思わず口ずさみたくなります。
子役たちは「スマイル組」「トゥモロー組」と名付けられたダブルキャストで、自分が観たのは「スマイル組」の公演でしたが、躍動感があって良かったです。

三田村邦彦のオリバー・ウォーバックス、青木さやかのミス・ハニガン、木村花代のグレース・ファレル、崎本大海のルースター、甲斐まり恵のリリー(何故か<平成仮面ライダー>所縁のキャスト)ら大人側のメインキャストも、その子供たちのパワーの前にはタジタジといったところでしょうか。
まあ、それでも一番の名演技は犬のサンディでしょうけれど。


アニーのニセ両親の正体判明から、ウォーバックスさんのファレル女史への求婚が唐突且つあまりにあっさりし過ぎて、2本の映画版に慣れているとビックリですが、観終った後で幸せな気分になれるハッピーエンド万歳!
もう一回観たいなあ。


【ひとりごと】
今回の公演は新国立劇場の中劇場。
それにしてもこの劇場の椅子、固くて狭くて坐りにくい。
まるでベンチみたいで背中と腰が痛かった。。。


by odin2099 | 2015-05-10 09:40 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

はなれ山への旅は続きます。


e0033570_00070554.jpg冒頭のシーンで「踊る仔馬亭」が出てきますが、これは「ロード・オブ・ザ・リング」とのさりげないリンク?
この直前にカメラの前を通り過ぎるホビットを演じているのはPJ監督自身。


リンクといえばその最たるものがレゴラスの登場ですね。
「ロード・オブ・ザ・リング」とは別人のようなキャラクター設定になっていますが、これが如何に以前のというか後の「僕らが知ってる」レゴラスへと変貌していくのかもお楽しみというところでしょうか。
演じるオーランド・ブルームはすっかり主演級の俳優として成長。旧作のようなエルフとしての透明感は薄れてしまいましたが、その分凄みを感じさせてくれています。
ちょっとガッチリしすぎちゃった気もしないでもないですが。


まあレゴラス、というかオーランド・ブルームだけは平川さんの吹替で聞きたいもんです。もうすっかり刷り込まれてしまってるし、平川さんの声もあまり変わらず。
また今回字幕スーパーで観ていて感じたのは、思ったよりトーリンもバルドも力強さがないんですねえ。
東地さんや山路さんの”声”に慣れちゃってるのも問題だけど、吹替の方が英雄らしさを感じさせてくれるのは間違いないところ。ドワーフだとドワーリンとかね。玄田さんの迫力には及ぶまい。
違うと言えばマーティン・フリーマンと森川さんの声もまるでイメージが違うので、ビルボが違うキャラクターに感じられてしまいました、とさ。


邪悪な竜スマウグ様が飛び去ってサァ大変!
ということで旅はまだまだ続きます。

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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/21737672/
http://odin2099.exblog.jp/22292916/


by odin2099 | 2015-05-10 00:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_12544145.jpg多分それまでで一番リアリティ溢れる恐竜映画。
それが仇になって、従来なら相手にしなかったであろう各種分野の専門家からツッコまれ、また新しい発見があったり学説が唱えられる度に槍玉にあげられてしまう結果に。


しかし実際はどうであれ(誰も見たことないんだし)、スクリーン上の説得力にかけては今なお一級品の輝きを持った作品だろう。

マイクル・クライトンの小説に忠実に作ろうとすると、実はあんまり「恐竜映画」とは言えなくなってしまいそうだが、そこをザックリと割り切った撮ったスピルバーグの勝利。
多分この手法、原作未読だが『JAWSジョーズ』でも使っていたと思われる。


エンドクレジットにもご注目。
e0033570_12541774.jpg”THE PRODUCERS WISH TO THANK THE FOLLOWING”としてGEORGE LUCASの名前が…!
次回作『シンドラーのリスト』で多忙を極めるスピルバーグに代わって、仕上げの部分を統括したのはジョージ・ルーカスだったのだ。
その出来栄えに満足したルーカスは、寝かせておいた『スター・ウォーズ/エピソード1』を遂に作ろうと決心したのだから、色々な意味で「映画史に残る」一本だ。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3066266/


by odin2099 | 2015-05-09 13:00 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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