
こちらはソフト版がリリースされた時にもトップバッターとして登場、番組内容の詳細についてはこちらに。
まだまだ最近のつもりでも、もう番組の放送からは6年半近く。
今同じコースを辿っても、また随分と景色は変わっているんだろうなあ。
仮に番組が10周年とか迎える日が来たら、10年ぶりに同じコースを飛んで比較する、なんていう企画があっても面白そう。
それにしても「くもじい」と「くもみ」、キャラクター(というか二人の演技)が随分と違って聞こえますなあ。
声のトーンや口調が固まってきたのは、番組が始まってからどれくらい経った頃なんだろう?

一般的に駄作扱いされてるみたいだけれども、シリーズの一本としては許容範囲なのかなあと思う。
ただ4作目、5作目…が作られ正統派の冒険活劇が見られていれば、という条件が付いてしまうかも知れないけれど。
次の「スーパーガール」もコメディ寄りだったし、その後は製作母体が変わってしまって連続性が薄まってしまったのもマイナス。
悪役が如何にもな小物感なのも否定される要因だなあ。
コンピューターの天才ガス・ゴーマンは小悪党だし、ロス・ウェブスター社長には世界征服とかそこまで気宇壮大な計画もなく、経済的に世界を牛耳ろうとしてるレベルではジェームズ・ボンドの相手役ならともかく、スーパーマンの相手としてはねえ。
社長の愛人のおつむ弱そうなグラマー美女ローレライが実は切れ者だったり(結局はスーパーマンを助けようとしながらガスと違って相手にされずに可哀想。一夜を共にしたはずなのに)と面白そうな設定もありながら活かしきれず。
本来なら次回作以降でスーパーマンとスーパーガールの共演は当然予定されていたろうし、ひょっとするとこの時点でDCヒーローの第二弾として「バットマン」の映画化、そしてゆくゆくはスーパーマンとバットマンの共演なんてことも?!
…などと妄想も膨らんでくる。

ただ処理能力や記憶容量の進歩を考えると、今だったらこんなバカでっかいものじゃなく、もっと小さく作れるんだろうなあ、などと考えてしまったり。
そしてハリウッド製ではあるけれど、全体的にイギリス特撮っぽい匂いが漂っておりますな。
「サンダーバード」とか「007」とか。
【ひとりごと】
<マーベル祭り>が一段落ついたので、次は新作公開に合わせて<DC祭り>をやろうかなとも思っていたけれど、どうにもこうにも時間切れ。
せめて「スーパーマン」だけはおさらいしておこうかな、と画策中。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/4464538/

物語の大半はワトソンの結婚式場、そしてシャーロックのスピーチの場面で、この中でジョンの為人を過去の事件に絡めて語ったり、式の当日までのシャーロックの困惑ぶりを織り交ぜたりして見せるかなりコミカルなテイスト。
ちょっとした番外編的なエピソードのようにも見える。
それでもスピーチを組み立て過去の事件を思い返しているうちに、式に出席している誰かを狙った殺人計画があることを察知、これを未然に防ぐと共に過去の未解決事件も解決してしまうという凄まじい構成になっているのには感心。
ただ細かい伏線を拾う一方で、一見重大事に見えることがその後のストーリー展開に全く影響しないという大胆な手法も取り入れているのは上手いというかズルいというか…。

今のところは全てソフト化されたものの再録なのがちょっと残念。
買っちゃったソフト、何本もあるもので…
この「沖縄」編は多分初めて見るのかな。
それにしても青い海に青い空、寒いの嫌いだし憧れますねえ、南の楽園。
お城跡が多いのも魅力的。
といっても本土のお城とは一味も二味も違うので、どっちかというと違和感の方が強いけれども。
そして半ば意図的だったのか、戦争の爪痕は極力排してる印象。
まあ観光案内だから敢えてマイナス面を強調しなくても、とは思うけど。
それに海洋博もさらっと流してるっぽい。
これもまた、どちらかというとマイナスイメージかなあ。
その第1話「空の霊柩車」は正典「空き家の冒険」が一応の元ネタ。

そんなジョンの前に姿を見せるシャーロック。彼は兄の依頼を受け、大規模なテロ組織の計画を阻止するべくロンドンに舞い戻ったのだった。
人の感情というものに全く頓着しないシャーロックの「嫌なヤツ」っぷりが豪快。
死んだと思ってた親友がいきなり姿を見せたってだけでもショックなのに(しかも生きてたことをこれまで一言も告げず)、いきなり悪ふざけしながらじゃ幾ら温厚な人物でも殴り掛かるのは致し方ないところ。
またそれに輪をかけてマイクロフトも「嫌なヤツ」で、ホントこの兄弟は似た者同士というか食えないヤツだ。
しかし自殺に見せかけたシャーロックが生きていたということは、同じように自殺したモリアーティも…?

以前にもソフト化されていて、内容は全く同じ(そちらは2回分が収録されていたが)。
権利関係の問題から放送時とは音楽を差し替えた修正版である。
この何年かで3回も訪れているから京都のことならバッチリわかる!
…なんていうこともなく、何度見ても「ああ、こんなところあったんだ」「へー、こういう風になってたんだ」「あ、ここ行ってみたい」という新しい発見がある。
実際、何度でも行きたいところがあるし、行ったことないところも沢山あるし、また旅行の計画を立てようかな。
何度か「ジャズ入門」にチャレンジしたものの、何れも長続きせず。
でも何かと話題のアーティストのデビュー盤ということで、ついついBlu-ray付きのCDなんぞを購入してしまいました。
もちろん通常のCDも出てますし、BDじゃなくてDVDが付いてるのもあり、全部で3ヴァージョンも出てるんですね。

「Eカップの美人ピアニスト」とか「ジャズ界の乳フェイス」などと異名をとるようになりましたが、本人はそれも愉しんでるようで頼もしい限り。ビジュアル先行じゃないぞ、という自信の表れでもあるんでしょう。
実際に聴いてみると、ジャズってこんなにポップでリズミカルで楽しいもんだったんだなあと、軽いカルチャーショック。これなら好きになれそう。
オマケのBDの収録時間はたっぷり30分。
サイパンで撮影されたビキニ姿で彼女が演奏する映像がどっさり入ってます。
カメラは何故か風景や全身を殆ど映さず、執拗に胸元を狙います。
これはたまらん。。。

全100巻予定ということは『空から日本を見てみよう』だけじゃ足らず『+』分も含めるのだろうし、今までソフト化されてない回のものもリリースされるということ。
ウチのご近所が紹介される回もラインアップされるかなあ。
その第1巻は2010/8/26に放送された「北海道/釧路~知床半島」編。
レギュラー番組と化して9カ月くらい経った時期の作品だし、その前に放送された「北海道」編の続編みたいなものなので、なんで最初に持ってきたのかよくわかりませんねぇ。
ただ都市部をスタートして段々と民家が少なくなり、やがて雄大な自然に包まれていくという流れは良いですね。
ジョン・ワトソン衝撃の告白から幕を開ける第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」。

やがてシャーロックはモリアーティを犯人に仕立て、自作自演で犯罪を起こして解決してきた詐欺師だというレッテルを貼られてしまう。
追い詰められるシャーロック。そしてモリアーティの魔手はジョンやハドソン夫人、レストレード警部など彼の身近な人物にまで及んだ。
元ネタは正典の「最後の事件」、これまで殆どの局面で圧倒的に優位に立っていたシャーロックが、モリアーティによってかつてない窮地に落とし込まれる。
そして遂に訪れたシャーロックとモリアーティの一対一の直接対決。
その結末はあまりに衝撃的で、かつラストシーンに更なる衝撃が待ち構え、これでリアルタイム視聴者はシーズン3まで2年間待たされたのだから堪らなかっただろうな。
もちろん正典の読者ならば、どのようなことが語られようとも「そんな筈はない」と思いながら、それでも「ひょっとして?」と疑心暗鬼に囚われたかも。

黎明期の円谷プロ(当時は円谷特技プロ)にあって、脚本のみならず今でいうシリーズ構成的役割をこなし、若くして鬼籍に入った金城哲夫を主人公にした劇団民藝の舞台を見てきました。
二幕物で休憩時間15分を含め上演時間2時間程度の作品で、1972年の沖縄、ラジオの生放送中に自衛隊を賛美するかのような発言を行い、大問題を起こしてしまうところから幕が開きます。
遡って1965年、「ウルトラQ」を製作中で既に次回作の準備を進めている円谷プロへ同郷の上原正三を招き入れる金城。
「ウルトラマン」のヒットで怪獣作家とのレッテルを貼られたことで違和感を覚える金城。
「ウルトラセブン」終了後、「マイティジャック」の失敗から斜陽の時代を迎える円谷プロ。
沖縄へ帰郷後に一度円谷プロに顔を出し「帰ってきたウルトラマン」を執筆するに至った経緯。
そして二幕では沖縄と本土の懸け橋になろうと奮闘し、沖縄海洋博にも携わったものの、その失敗から楽天的な性格は影を潜め、精神的に追い詰められ、アルコールに逃避し…といった逸話が「実話を元にしたフィクション」という形で綴られていきます。

また作品としては、もう一人の主人公、金城哲夫と対極の存在として上原正三を取り上げ、結果的に彼を語り手として配置した構成の妙にも唸らされました。
劇場に足を運んだ観客の年齢層は高く、その大半は「ウルトラマン」にも「金城哲夫」にも関心がない、知識がないと思われますが、そういった人たちの胸にこの作品がどう響いたのか、非常に興味がありますね。
またウルトラシリーズのファンを自任されている方ならば、今後もし機会があれば一度はご覧になることをお勧めします。
作:畑澤聖悟、演出:丹野郁弓、出演:齊藤尊史、みやざこ夏穂、千葉茂則、岡山甫、桜井明美、友好珍獣ピグモンほか。
2016/2/20、紀伊國屋サザンシアターにて鑑賞。
【ひとこと】
上原正三が脚本を執筆した『走れ!ケー100』出演の件だけは年代が合わないのが残念。
撮影前に金城が亡くなり出演が叶わなかったかのように描かれているが、実際に死去したのは放送の翌々年。お芝居のラストに持ってきたいが故の意図的な変更だろうと思いますが。