といってもリリースされたソフトに収録されているのは、案の定手直しを施された再編集版。
カットを差し替えたり、テロップの内容を修正したり、位置を調整したり、CGエフェクトを調整したり、音量を調整したり、台詞の位置を調整したり、とシーン数にして11カ所と、更にエンドロールの内容も修正してるんだそうで。
まあ、余程熱心に何度も見た人じゃなければその違いは気付かないでしょうね。
私?全くわかりませんでした。

さて、劇場の大スクリーンでこそ!という作品ではありますが、手軽に家で繰り返し見られるのは嬉しいもの。
特に劇場では早すぎて読めなかったテロップを静止画や戻るボタンを駆使して確認したり、これまた細かいカット割りを静止画や戻るボタンを駆使して堪能したり、チラっチラっと映る俳優さんを静止画や戻るボタンを…ってもういいですか? 繰り返しの視聴に耐える作品は、手元で色々と操作できてこそ、ですね。
2時間があっという間でした。
これからしばらくの間、何度も見直すことになりそうです。
そのフィルモグラフィーは「バットマン・ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト・ライジング」の<ダークナイト・トリロジー>、リブートに失敗した「スーパーマン・リターンズ」、新たなリブート「マン・オブ・スティール」から始まり、「バットマンVSスーパーマン」、「スーサイド・スクワッド」、「ワンダーウーマン」、「ジャスティスリーグ」と続く<DCフィルムズ>、新たな三部作の幕開けとされる「ジュラシック・ワールド」、それに「タイタンの戦い」や「パシフィック・リム」、「クリムゾン・ピーク」、「300」、「インセプション」、「エンジェル・ウォーズ」、「インターステラー」、「ドラキュラZERO」、「ウォークラフト」、「グレートウォール」etcと実に見事なもの。
そして今度は「GODZILLAゴジラ」に続いて、この作品で<モンスターバース>構築を打ち出した。
最近はチャイナマネーが流入したなと思ったら、事実上それに乗っ取られてしまった感があって先行きに不安を覚えはするものの、変に芸術性に走った高尚な作品を作ることなく、愛すべきB級映画をドンドン作り続けて欲しいものである。
キングコングが出てくる映画は幾つかあるが、基本ストーリーは未開の地で発見されたコングが都会に連れてこられ、大暴れしたものの憐れな最後を遂げるというもの。
その中には美女との交流が描かれ、悲劇的なラブロマンスの味付けがされている、というのが定番。

序盤から出し惜しみすることなくコングが大暴れ。そして島は文字通りの「怪獣島」で、陸海空(あ、海じゃなくて川か)至る所に恐るべき怪獣がウジャウジャ。
ひたすらその魔の島へ足を踏み入れてしまった人間たちのサバイバルが繰り広げられるという、正に息つく暇もないくらいの大冒険活劇と化しているのだ。
最初は単なるヒールかと思われていたコングが、実は島に暮らす現地人にとっては神と崇められており、島の秩序を守る存在だということが明らかにされ、最終的にはヒーローとしての立ち位置を確保できるほどの交流は描かれるものの、凡そラブロマンスとは程遠いのもよろし。
人間側のドラマといえば、コング擁護派とコング殲滅派に分かれて対立するくらいで、前作「GODZILLA」では結構くどくどと苦悩やら葛藤やら家族愛やらを描写していたのとは好対照に、全編バトルに次ぐバトルで見せ場てんこ盛りなのである。
メインキャラの中にモナークの人間がいることを除けば、劇中ではムートーの名前くらいしか出てこないが(これって「未確認巨大陸生生命体」の略称ってことは、アノ怪獣の固有名詞じゃないってことなんだね)、エンドロール後のオマケシーンでは他にもあれやこれやの存在が語られ、時系列的には前作の「GODZILLA」を経て”Godzilla: King of Monsters”、そして”Godzilla vs. Kong”へと続いて行く、というのがレジェンダリーの<モンスターバース>の構想だ。一時は「パシフィック・リム」とも世界観を共有?なんていう話もあったけど、そっちはどうなることやら。
今回は3D吹替版で鑑賞したが、覚悟していたとはいえ酷いもの。
タレント枠は3人だが、一人はこもり声で聴きとりづらいのはともかく、決定的にキャラクターに合わないし、もう一人は感情の起伏や緩急をつけることを知らない全力発声演技。会話する相手との距離感も全く無視で、何とか台詞を読みましたというレベル。今一人は…何の役だったかさえもわからなかった。
オリジナル作品を冒涜する行為はもういい加減にしてもらいたい。
【ひとこと】
タンクトップ姿のブリー・ラーソンはグッとくる。
彼女、今度は<MCU>でキャプテン・マーベルを演じるので、またサミュル・ジャクソンやトム・ヒドルストンとの共演があるのかも?
まあ今年はあと9カ月あるから、まだ何か隠し玉があるのかもしれないけれど。

以前にも「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」、「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z」っていうのをやってましたが、要はヒーロー同士が潰し合いをするという同工異曲の作品。
毎年毎年ヒーロー同士のぶつかり合いを見せられると流石に飽きてきます。
今回は基本は最新作である「仮面ライダーエグゼイド」と「宇宙戦隊キュウレンジャー」のコラボ作品。
と思ったら、ほぼ「エグゼイド」の劇場版と言っても良い内容。
「エグゼイド」チームからは宝生永夢(エグゼイド)、鏡飛彩(仮面ライダーブレイブ)、ポッピーピポパポ、「キュウレンジャー」からはナーガ・レイ(ヘビツカイシルバー)、それに「動物戦隊ジュウレンジャー」からアム(ジュウオウタイガー)が呼ばれてメインストーリーを構成。
それに賑やかしとして「獣電戦隊キョウリュウジャー」の空蝉丸(キョウリュウゴールド)、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の加藤・クラウド・八雲(アオニンジャー)、「仮面ライダー龍騎」の北岡秀一(仮面ライダーゾルダ)、「特命戦隊ゴーバスターズ」の陣マサト(ビートバスター)、それにモモタロスが出てくるものの、なんでこの人選なのやら。
北岡先生なんか当時の面影がなく、誰なのかと思ってしまった。

ゲーム世界が現実世界を侵食ということで、出てくるヒーローの大半がゲーム世界のキャラ、というのが非常にわかりづらいけれど、騙されたふりしてヒーロ―同士戦うとかいうのに比べればまだマシか。
例え消滅したところで、それは実際のヒーローじゃなくてゲームのキャラだもんねー、という言い訳も立つし、仮面戦隊ゴライダーとかいう頭の痛いキャラが出てきても、ショッカー首領三世なんていうギャグキャラとしか思えないヤツが出てきても、みんなみんなゲームの中(だけ)のキャラだから、ってことでOK!
……なわきゃないんだけどさあ。
諸悪の根源である少年の改心からのハッピーエンド、そこに至るまでの飛彩の心の動き、がまるで説得力皆無で、単に段取り通りに展開していくだけなので、ヒーロー同士の共演のワクワク感がないのは相変わらず。
どうせ「エグゼイド」も「キュウレンジャー」も一回も見たことない俺らがいけないのさ。


写真集やDVDを出すだけじゃ飽き足らず、プロレスにも参戦とすっかりマルチタレントと化してます。
グラビアアイドルとしても特に絞るでもなく、年齢相応のだらしない身体(失礼)をビキニに包み、時にはチラ見せしてくれますし、このまま行くところまで行っていただいた方が宜しいのでしょう。
そういえばこの人、結局離婚しちゃったんでしたっけ。
小林香菜1St写真集「ヤッちゃった♡」

それにしても日本語がちょっとヘン。「神アイドルの元メンバー」ならばわかるんですが…?
さて、この人については、そういえば「ウルトラマンサーガ」に出てたっけ、くらいのことしか知らないのですが、セミヌードどころかバックでは全裸ショットもあるのは当時からのファンにはショックかもしれませんね。
ただ、一時引退から改名してAVデビューなんていう人も珍しくない昨今、このタイミングでこういう写真集を出す意味がよくわかりません。
本人に期するものがあったり、何か新しいプロジェクトの始動へ向けての挨拶代わりの一冊ということでしょうか。
天木じゅん写真集「二次元カノジョ」

同じような路線で売っているタレントさんは、他にも何人もいます。
ただ元々はアリスプロジェクト所属で、仮面女子出身でと結構なキャリアがあり、今じゃ地下アイドルから天下のワタナベエンターテインメント所属まで上り詰めたのですから、それだけ周囲からは逸材と目され、期待されているということです。
写真集はセールスポイントを十二分にアピールした内容だと思いますが、もう少し表情にバリエーションがあれば、といったところでしょうか。
それにしても仮面ライダーGIRLSの黒田絢子が実姉とは、割と最近まで知りませんでした。
似てない姉妹だなあ。
これ、週末から公開される「キングコング/髑髏島の巨神」と世界観を共有しているというので予習復習というワケです。
この作品、公開からずっと後になってからは色々と批判的な声も出るようになりましたけど、公開時は煩型のファンからも絶賛の嵐でしたねえ。それが正直、不思議で不思議で…。
「ゴジラ/FINAL WARS」から10年経ち、ファンのみんなが飢えていたのかもしれませんが、「こんな作品でいいの?」というのがファンに対して感じたことです。
今回見直してみても、それほどの面白さだとは思えませんでした。

その前に「ゴジラ」という固有名詞は出てきますが、ここで珍しいのはゴジラ出現の前に予兆めいたものが何もないことです。
もちろん映画の最初から「何か」が起きて、それを調査する形で物語は進んでいきます。
でもその「何か」はゴジラが引き起こしているのではなく、ムートーの仕業なんですよね。
2体めのムートーの存在が確認された後に、そのカウンターパートとしてゴジラが出てくるのです。
なのでムートーはありがちなゴジラの前座怪獣ではなく、むしろ物語進行上の主役ともいうべき立場にあります。
それに対してゴジラはデウス・エクス・マキナだと言っても良いかもしれません。
劇中の登場人物同様、見ている観客にもゴジラが敵か味方かがわかりません。
そのために見ていてゴジラを応援していいものかどうか、破壊っぷりを愉しんでいいものかどうか、判断が付きかねます。
そのラストはどうやらゴジラは生態系の守護神的な存在なのかもしれないと匂わせますが(これも劇中人物の仮設の域を出ません。平成ガメラのように明確に描いているのであれば、感情移入しやすいのですが)、それでもハッピーエンドと受け取って良いものか迷います。
また人間側のドラマも有機的に結びついていきません。
物語のキーパーソンかと思いきや、序盤で結局は何も知ることなく散っていくブロディの父は憐れすぎますし、主人公であるフォードとエルのブロディ夫妻も行き当たりばったりに行動しているだけです(余談ですが、演じているアーロン・テイラー=ジョンソンとエリザベス・オルセンは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では双子の姉弟役で共演してるのは面白いですね。全然気付きませんでしたけれど)。
かなり大きな役に見える芹沢博士の渡辺謙も、自発的に何かをするというよりは傍観者で、しかも始終同じ表情を浮かべるのみ。
デザイン的にはこちらの方がオリジナルのゴジラに近いものの、一本の独立した娯楽映画として見た場合は、ひょっとすると悪名高いトライスター版「GODZILLA」の方が面白いのかもしれませんね。
ともあれ次回作の製作は決定し、2019年にはモスラ、ラドン、キングギドラが出てくるという噂の”Godzilla: King of Monsters”を経て、2020年には頂上決戦の”Godzilla vs. Kong”が準備中の<モンスターバース>構想には期待しています。
まずは新生「キングコング」、どんな具合になっているのでしょう?
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22235380/

歴代ライダーは全員変身後のみの登場だけれども、V3だけは声が宮内洋本人なので、辛うじてオリジナル感が。

弁慶もマタギのこどもたちもドグマを圧倒し、玄海老師に至っては素手で怪人を倒してしまうくらいの拳法映画だ。

しかし昨今の主演俳優のスキャンダルは、これから先に大きな汚点になりそうで、それが残念でならない。
【ひとりごと】
マタギの棟梁を演じた加地健太郎は、何故かこの直後にテレビシリーズでジンドグマのボス、悪魔元帥を演じているのだが、どっちのオファーが先だったんだろう?
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22962202/
リバイバル公開の時から副題が強調されるようになりました。
気が付くとこの作品もかなりの回数を見ています。
この13話は脚本:上原正三、演出:りんたろう、作画監督:小松原一男と、メインスタッフが揃った貴重な回でもあります(前42話中4本のみ)。
せっかくの新作カットのクオリティが高くて、全体から浮いてしまっているのは残念ですが。


今後のストーリーへの伏線なのかなと思っていたのですが、結局は触れられず仕舞いです(松本作品では珍しくない話ですが)。
ところがアニメ版ではあっさりとマゾーンの計略、ということでけりをつけてしまい、リアルタイムで見ていてガッカリしたことを覚えています。
「浦島太郎」のお話を知らなかったハーロックといい、やはりこのテレビアニメ版ハーロックは、自分にとって最後まで「なんか違う」という思いが残るものでした。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23047363/
振り直すのが面倒くさいので、そのまま続けてます。
柳ゆり菜2nd写真集「ひみつ」

殆どが水着か下着で、なかには結構大胆なセミヌードも。
表情も豊かで、中には「変顔してみました~」なノリの写真もあって、全体的に明るいトーンなのは良いですね。
スタイルも良いですし、変にアーティステックな方向へ向かず、このまま行って欲しいなあというのが素直な感想。
如何にも坂本浩一監督好みという感じで、もうすぐ公開される「破裏拳ポリマー」も楽しみです。
しかし彼女は今後、グラビア中心で行くのか、それとも女優業へシフトしていくのか、どちらなんでしょう。
女優業へシフトするなら、ひょっとするとこれが最後の写真集、なんてことも?
田中みか写真集「1986年の夏休み」

着エロアイドルみたいなDVDもリリースしていますが、かといってコスプレイヤーでもないので何だか難しいですね。「撮影モデル」と紹介している文章も読んだことがあります。
この写真集ではヌードも披露していますが、芸術性とやらに凝り固まった独りよがりなものではなく、素直に綺麗だなと思えるものになっているのは好感がもてます。
タイトルの「1986年」が具体的に何を指しているのかは不明ですが、ちょっとレトロな雰囲気を醸し出してるということでしょう。
ただ本人はどこかで「素人モデル」と自称していたようですが、実は別名義でAVにも出ていたようなんですよね。
隠しておきたいのか、それとも契約上の問題などで別人設定しなければならないのか。
このあたりは複雑です。
柳いろはビジュアルブック「いろは」

妹よりも大人っぽさ、色っぽさで勝負、というところでしょうか。
温泉に浸かったり、浴衣を肌蹴たり、手ぶらのセミヌードを披露したりと露出度は高めなのですが、そういった写真の割合は決して多くはなく、水着や下着でほぼ全編押し通した妹に比べると全体的には大人しめの印象。
「日本一エッチなお姉さん」というコピーにも違和感覚えましたし、もしそうならばもう少し水着や下着の写真を増やして、ボディラインを強調するというやり方もあったように思います。
姉妹のキャラクターの違いと言ってしまえばそれまでではありますが。
ただこの年代で、しっとりとかほんわかした雰囲気を出せるグラビアアイドルって意外に少ないので(キャピキャピのアイドル系や、セクシー熟女系へ行ってしまうか)、貴重な存在だなあと思います。

もっとも全部終わってからまとめて描いたわけではなく、旅行から帰る度にその分を少しずつ描いていったということですから、相変わらずと言えば相変わらずですが…。
京都には何度も行ってますが、実は大阪は殆ど未知の領域。ピンポイントで大阪城に何度か行ってるくらいなので興味津々でしたが、今回はネタも面白く楽しめました。
定番の大阪城にはまた行きたくなりましたし、何といっても万博記念公園。
ここは一度は行っておかなけりゃという気になりましたね。
寒い時期は外へ出る気は全くといってよいほど起きないんですが、そろそろ暖かくなってくる頃合いだし、ちょっと旅行の計画、立ててみようかなあ。
【追伸】
紀伊国屋書店ではこの本、コミック売り場にも、エッセイ売り場にも、コミックエッセイの売り場にもなく、ようやくたどり着いたのが旅行ガイドブックのコーナー。
いや、それでいいけどコミックやコミックエッセイの処にも置いておいて欲しいなあ。