【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_22123283.jpgニューヨーク・タイムズ紙が、ベトナム戦争に関する国防総省の報告書の存在をスクープした。
これによれば、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンの4人の大統領はベトナム戦争について嘘を重ね、マクナマラ国防長官も既に戦争には勝てないことを知っていたというのだ。事態の収束を図るため、ニクソン大統領は即座に記事の差し止め命令を出す。
地方紙に過ぎなかったワシントン・ポスト紙もこの文書を入手。
編集主幹のベン・ブラッドリーは報道の自由を守るためにも記事にすべしと主張するが、株式公開を控え社の存続を第一に考える役員たちは掲載に反対する。
父、そして夫から会社を受け継いできたキャサリン・グラハムは、社主として難しい決断を迫られることに。

「ペンタゴン・ペーパーズ」と呼ばれる文書やそれにまつわる一連の事件については全く知らなかったが、巨悪に立ち向かい不正を暴くジャーナリストというテーマは大好物なので、人物関係などで多少わかりづらい面もあったものの、鑑賞後の爽快感も手伝い、2時間弱でコンパクトにまとめられた物語を大いに楽しんだ。
何れはもう少し予備知識を仕入れ、吹替版でじっくりと見直したい。

キャサリンにメリル・ストリープ、ベンにトム・ハンクスを起用したスティーブン・スピルバーグの監督作で、この手の作品はラストで登場人物たちの「その後」「近況」が語られるパターンが多いが、本作には一切それがない。
興味があれば、自分で調べろと言うことだろうか。

そしてラストシーンは民主党本部ビルに何者かが侵入した場面で終わり、一連のウォーターゲート事件の前哨戦であったことが明示される。
こちらの事件はワシントン・ポスト紙の記者がスクープしている。

翻って我が国の政治は――
どのような不正が行われようと、それに断固として立ち向かうジャーナリストや、それを題材にした骨太の映画が作られる可能性の低さは嘆かわしいことだ。



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by odin2099 | 2018-03-31 22:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>の第二章。
エピソード1では状況説明とキャラクター紹介が主でしたが、物語はここから大きく動き出します。

e0033570_22064052.jpgといってもエピソード1とエピソード2、10年ほど時間がジャンプするのは随分と思いきってますね。
少年アナキンも大きく成長。9歳のアナキンと14歳のパドメでは恋愛対象になりにくいですが、19歳のアナキンと24歳のパドメならそれほど不自然じゃありません。
10年ぶりの再会でアナキンが一気に舞い上がったのはわかりますが、パドメの心境の変化は実際のところよくわかりません。

で、アナキンとパドメは10年ぶりですが、オビ=ワンとパドメ、ジャージャーとはどのくらいだったのでしょう?
パルパティーンがパドメに対し「古い友人のマスター・ケノービとか?」と語り掛けたり、ジャージャーが「オビー!」「ミーのお友だち」と再会を喜ぶくらいだから、こちらは10年ぶりってこともないと思うのですが。
お互いにコルサントにいれば、何度か会う機会はあったんでしょうか。

何度か会うといえば、意外なのがオビ=ワンとドゥークーが初対面らしいこと。
オビ=ワンはクワイ=ガンの弟子で、クワイ=ガンはドゥークーの弟子だから、何度か会っていても不思議じゃないのですが、一対一で会話するような形では、ということでしょうか。

そのドゥークー、オビ=ワンに対し「共和国はシスの暗黒卿の支配下にある」「一緒にシスを倒そう」と勧誘しますが、これは案外本音?
ドゥークーもダース・ティラナスというシスである以上、師であるダース・シディアスを倒して自分が頂点に立とうと考えてもおかしくないですから、もしもオビ=ワンが「うん」と言っていたらどうなっていたことやら。

10年は長いようで短く、短いようでやはり長いですが、もっと遠大なのがデス・スター建造。
今回秘密兵器の設計図としてチラっと映りますが、完成するのはエピソード4の直前。四半世紀にも亘る研究の成果ということになりますが、何故にそこまでこだわったのでしょうか。
破壊された後、エピソード6で皇帝は再建造を命じますし、そういやファーストオーダーも、その後継兵器を建造してましたが、何が権力者たちを惹きつけるんでしょうかねえ。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-29 22:09 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
7年前に行方不明になった父親が残した手掛かりを追って、今ララ・クラフトは冒険の旅に出る!
――というリブート版。

ララ役は「トゥームレイダー」、「トゥームレイダー2」のアンジェリーナ・ジョリーから、デイジー・リドリーらの候補を押さえたアリシア・ヴィキャンデルに交代。
タフでセクシー、経験豊富なプロで大富豪の娘は、何も知らないフリーターの女の子へとフルモデルチェンジ。

e0033570_20405183.jpg実際ボンキュッボンだったアンジーと違い、アリシアはスレンダーで筋肉質なアスリート体型で、童顔。
不敵な面構えだったアンジーとは似ても似つかないタイプなので、まるで別人。今はアクション映画の主人公としては、こういうタイプの方がリアルってことなのかな。
今後シリーズが続いたとしたら、彼女がどういう風に変貌を遂げるか(あるいは遂げないか)には、ちょっと興味がある。

また宣伝では全然触れてないみたいだけど、今回のお話は卑弥呼の墓探し。
なんだよ、もっと早くに言ってくれよ。日本が題材なんて珍しいじゃん。
インディアナ・ジョーンズにもロバート・ラングトンにも、更にはリック・オコーネルにもベン・ゲイツにも出来そうもないことでもララ・クラフトならやってくれそう?

でも、なんか聞いたこともないような日本神話ネタ?が盛り込まれ、日本情緒は微塵も感じられない(そもそも舞台となってるのは日本なのか?)から、隠したくなる気持ちもわからんでもない。

ということで正直なところ、面白さは今一つ。出てくる悪役にも魅力がないし、せっかくのお宝というか”謎”も、なーんだ、といったところ。
ただ身内に敵がいる、というシチュエーションは今後のシリーズ化の際には妙味になりそう。
もっとも興行成績は今一つらしいので、続編が出来るかどうかは微妙らしいけど。




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by odin2099 | 2018-03-26 20:42 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20531873.jpgアレンデール王国にクリスマスがやってきた。
大勢の人をお城に招いての盛大なパーティを企画したエルサとアナ。しかしそれぞれの家庭にはクリスマスの伝統があるから、と集まった人々は帰宅してしまう。
幼い頃の事件があってから、お城にはクリスマスの伝統がないことに落胆する2人を見て、オラフはそれぞれの家を廻ってクリスマスの伝統を集めようとする。

アナ、エルサ、オラフ、クリストフらメインキャラクター健在の「アナと雪の女王」、「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」に続くシリーズの3作目で、元々はテレビスペシャルとして企画されたが、「リメンバー・ミー」の併映作品に格上げされた。
22分という上映時間は、併映用の短編作品としては異例の長さだろう。
ピエール瀧、神田沙也加、松たか子、原慎一郎ら吹替版のキャストもそのまま続投なので、安心して見ていられる。

アナを傷つけてしまったことからエルサが閉じこもってしまい、姉妹にはこれといったクリスマスの思い出がない。
クリストフはクリストフで彼なりに盛りあがようとするが、健気なのがオラフで、彼は各家庭の伝統を取材して廻るのだ。
このパートは大変賑やかで華やかなものだが、そのまんまで終わらないのがやっぱりオラフ。ドタバタの大騒動が起ってしまい…。
でも実は姉妹には、忘れていた思いでがあって…と甘々だけれども素敵な結末が待っている。

ただ残念なのは、この映画が本国から4カ月近く遅れて公開されたこと。これをクリスマス前に見ることが出来たらどんなに良かったことか。
それをいうなら「リメンバー・ミー」にしたって”死者の日”とは全然関係ない時期の公開になっているが、こちらはクリスマスほど日本人には浸透していないから、気にする人は少数だろうけれど。

DVD&Blu-rayが出るのは夏ごろかな?
今年のクリスマスは是非ご家庭でどうぞ!



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by odin2099 | 2018-03-25 20:59 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(2)
<DCフィルム・ユニバース>の第五弾にして、やっとヒーロー集結。
e0033570_23211934.jpgここら辺の流れは<マーベル・シネマティック・ユニバース>に近いけど、バットマンとワンダーウーマンがメインで、終盤に復活したスーパーマンが加わるものの、フラッシュとサイボーグとアクアマンは(「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」でチラっとだけ姿を見せ、フラッシュは「スーサイド・スクワッド」にも出ているが)実質的にはこの作品がデビュー作。ということで残念ながら強者集結ムードには一歩及ばない。

おまけにイベント要素てんこ盛りの作品の割に、<DCFU>では最短の上映時間は2時間ジャスト。
ザック・スナイダー監督が降板する前のヴァージョンでは3時間はあったとの噂もあり、テンポも良くて見やすい娯楽作品に仕上がってはいるが物足りないとの声も多い。
実際、予告編にはあって本編にはない、というシーンも幾つかあるので、初見の時はあれれ?となったくらいなので、可能ならロング・ヴァージョン、もしくはザック・スナイダーズカットなんていうのも見てみたいもんである。
後を継いだジョス・「アベンジャーズ」・ウェドン監督(クレジットは”脚本”)も手堅くまとめてはいるものの。

さて本編。
いきなりマザーボックスだ、ステッペンウルフだ、と言われても危機の度合いがわからない。もうちょっとこれまでの作品で上手く伏線張っておいて欲しかったところだ。
そのマザーボックスにしてからに、随分あっさりと奪われるし、アマゾン族もアトランティス人も危機管理能力を問われかねない。おまけにジャスティス・リーグの皆さんも、スーパーマンを蘇生させてヤレヤレというところでほったらかしにしておくんだもんなあ。お間抜けすぎる。

肝心のステッペンウルフも、実際のところそんなに凄い敵という雰囲気はない。「ワンダーウーマン」に出てきたアレスの方が、神様なだけによっぽどヤバそうだったし、「バットマンVSスーパーマン」に出てきたドゥームズデイも強大なモンスターというオーラが出ていたけど、どうもワンダーウーマンの戦いぶりを基準に考えると、「ステッペンウルフ>ドゥームズデイ>アレス」となるようで何となく納得いかない。

で、ワンダーウーマン。彼女が今回の実質的な主人公(バットマン/ブルース・ウェインは狂言回しだ)。
前作の単独主演作は女性監督だったからなのか、所謂お色気シーンは封印されちゃった感じだったけれど、今回はチームの紅一点ということもあって(ロイス・レインはあまり出番がないし)、ちょこちょこっとエロスを感じさせてくれる。
例えばサイボーグと初対面のシーン、珍しく胸の谷間が全開だし、後ろ姿はヒップがキュッと上がって、しかもうっすらとアンダーのラインが見えるようで思わずドギマギ。大人の娯楽映画だもん、こういう要素も大事だと思うんだけど、あんまりやり過ぎると抗議が来ちゃうのかな。

新メンバーの一人、お調子者のフラッシュことバリー・アレンは<MCU>で言えばスパイダーマンのポジションかな。あそこまで煩くない代わりに、ちょい根暗入っちゃってます。でも良いキャラだった。
そういや途中で足を怪我するけど、あれって何の意味があったんだろう?その場での危機感は盛り上げたかもしれないけど、以後の戦いでスピードを封じられたとかいう枷もないし、いらなかったんじゃないのかな。
そして最後にバリーはニートじゃなくなり、警察にちゃんとした職を得るが、推薦状を書いた友人っていうのはブルース・ウェンか、ゴードン本部長あたりなんだろうね。

ワイルドなアクアマン/アーサー・カリーも、クールなサイボーグ/ビクター・ストーンも、チームの構成メンバーとしてはバラエティに富んでいて、正に「これから」というところで終わってるだけに次に期待したいところだけど、パート2が自然消滅し、相変わらず<DCFU>自体が迷走し…というところなので、正直言うとチームアップが今回限りで終わりそうなのが何とも…。

一応<DCFU>の次回作は「アクアマン」単独主演作なんだけど、主人公より今回は顔見せ程度だったアンバー・ハード演じるアトランティスの女王メラに注目。ボディーラインがはっきり出てるコスチュームだし、こりゃワンダーウーマンより期待出来るかな?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26213560/
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by odin2099 | 2018-03-24 23:35 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
「最後のジェダイ」のソフト化も、また新作スピンオフ「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の公開も近づいてきたので、それに合わせて時系列順に見直しを敢行。

あまり評判の宜しくないエピソード1ですが、劇場で20世紀FOXファンファーレを聴き、ルーカスフィルムのロゴに続いてお馴染みの文句、お馴染みのメロディが流れて来た時の感慨というのはやはり筆舌に尽くしがたいものがありました。シンデレラ城と「星に願いを」はなかったものの、ひっそりとルーカスフィルムが映るだけの現状とは比べるべくもありませんね。
ディズニーによる20世紀FOXの買収が正式に成立した暁には昔のパターンに戻して欲しいものですが、まあそれは難しいのでしょう。

さて、以下は覚書。

共和国最高議長の特使たるジェダイ騎士を迎える通商連合の母船。
応対するのはTC47というプロトコルドロイドですが、飲み物をクワイ=ガン・ジンより先にオビ=ワン・ケノービに渡しますね。礼儀作法に通じてる筈のドロイドとしてはちょいといただけません。
またオビ=ワンもオビ=ワンで、貰ってすぐにクワイ=ガンに断りもせずに口にします。それに敵地ですからいきなり飲むのは不用心な気も…。

e0033570_21293878.jpgこの母船内でクワイ=ガン&オビ=ワン師弟によるアクションシーンがありますが、「スター・ウォーズのテーマ」と「フォースのテーマ」はここが初使用。
オープニングとエンディングを除くと「スター・ウォーズのテーマ」はここと、終盤のナブーの宮殿に潜入するシーンの2回だけかな?
いずれも短くファンファーレ上でしか聴くことが出来ません。
実は「スター・ウォーズのテーマ」は別名「ルーク・スカイウォーカーのテーマ」、ルークのいない<プリクエル・トリロジー>では控えめな使われ方なのでした。

ナブーの女王アミダラはまだ年端の行かない少女。その判断力、決断力は如何なものでしょう?
女王の姿でいる時は威厳も感じますけど、侍女パドメの時は背伸びしてるのがハッキリとわかる程度には子供っぽさが全開です。如何にも荷が重そう。
ということで通商連合も舐めていたんでしょうね。でなければナブー封鎖などという暴挙に出ることもなかったかもしれません。もちろんダース・シディアスも。

ダース・モール、初登場シーンはダース・シディアスの背後にすっくと立っていて威圧感がありますが、いざ現場に出てくると、あれ?ちっちゃい。
ダース・ベイダーのようにとは言いませんが、もう少し身長があればなあ。

アナキンと母シミとの別れは情感タップリに描かれますが、対照的に淡々とあっさり済まされてしまうのがC-3POとの別れ。
エピソード2で再会して以後もアナキンはC-3POよりもR2-D2と行動を共にする機会の方が多いですね。自分で組み立てておきながら、案外執着心は薄いのかも。

ナブー選出のパルパティーン議員。故郷の危機にもどことなく冷徹というか他人事。
適切な状況判断、素早い損得計算、政治家としては優れた存在なんでしょうが、やはり腹に一物あるように見えてしまいます。それとも親切な伏線なのかしらん。

ダース・モールと対決するクワイ=ガン。荒い息を整えるために瞑想に入りますが、これは何のフラグ?
普通ならこういう場面を挟んだら逆転勝利へと突き進むのかと思いきや、結果は覆らず。これ、必要だったのかしらん?

アナキンをパダワン見習いにすると宣言するオビ=ワン、渋るヨーダ。
「あの子は選ばれし者かもしれない」「あの子の未来は読めない」、このシーンにはしっかりと「ダース・ベイダーのテーマ」が流れますねえ。

ラスト、ナブーでの祝勝パレード。ボス・ナスが高らかに宣言します、「平和を!」。
これ、エピソード1から6までを通じて、ラストシークエンスで唯一の台詞ですね。音楽だけで締めくくるのが、実は<スター・ウォーズ・サガ>の伝統だったりするのです。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-23 21:36 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
遂に完結。23話から26話で構成された劇場版第七弾。
といっても本公開の時は製作が間に合わず暫定版での上映になり、後になって完全版が作られベント上映されたという経緯がある曰く付きの作品。
まあスケジュール落とすのは「ヤマト」の伝統と言えば伝統なんだが…。

前作第六章のラストから直結する開幕はシリーズ初。
今までも前後編など次回へ持ち越すストーリーはあったが、映画として割り振った場合は上手い具合に何とか区切りが付くようになっていたけれど、今回ばかりはそうはいかなかった。
前作ラストでいきなり「デスラー襲撃」が流れ、さてどうなるか?
でハラハラさせられたけれど、その勢いのままガミラス本星での戦いに突入。

e0033570_21160907.jpgここら辺のデスラーの行動が未だに理解出来ず、何故ユリーシャが雪の存在を感知できるのかの謎共々モヤモヤが残るのだが、波動砲を使用してのガミラス防衛、そして紆余曲折ある中での古代と雪のようやくの再会、とイベントが多いので、細かいことは気にしてられなくなる。ノランも良いキャラだったなあ。
また古代と雪の再会から、背後に浮かび上がるイスカンダル星の描写、音楽のタイミングもバッチリで屈指の名シーンとなっていた。

コスモリバースの引き渡しを拒むスターシャ、波動エンジンを武器に転用した云々が言い訳にしか聞こえず、単に古代守の魂と別れたくなかっただけじゃないの?と思えてしまうのは旧作以上にスターシャの「女」の部分が強調されているからだろう。
その前に置かれたデスラーとの会話シーンなども旧作以上に濃厚で、まるで昼メロを見てるみたいだったし。

何はともあれイスカンダルを後にしたヤマト。
そういやコスモリバースの仕組みもよくわからないなあ。
旧作でコスモクリーナーDを直接届けず、ヤマトにイスカンダルまで来させたのは、イスカンダル人が既に死に絶え、自力で完成させることも送り届けることも出来なかったから、というのが理由だろうが、今回は一捻りというか二捻り? 
そのせいでわかりやすくなったというか、余計わかりにくくなったというか。
大体古代守がいなかったら、どうやってコスモリバースを起動させるつもりだったんだろう?

またコスモリバースに宿った守は、全地球人類を救うことよりも、弟の進を救済する道を選んで暴走しちゃうのもねえ。
運よく?身代わりですぐに沖田艦長死んじゃったから何とかなったけどさ。
その沖田艦長も、「何もかも皆懐かしい」の名セリフのタイミング早すぎ。
佐渡先生が艦長室を出て、そして戻ってきて敬礼するまでのシーン、もっと余韻を持たせて欲しかった…。

まあ何はともあれ、無事に「宇宙戦艦ヤマト2199」は完結。
そして「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」がスタートするのでありました。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-23 21:17 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>の第四弾。
「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」でデビューしたワンダーウーマンの単独主演作。
マーベル・スタジオに対抗したかのような、スーパーヒーロー総登場のタイトルロゴが新たに作られたけれど、今後きちんと活用されていくのだろうか。

オープニングとエンディングが現代で、過去にさかのぼる形で物語は展開。
アマゾン族誕生秘話からダイアナの少女時代、そして第一次世界大戦時が主な舞台となる。
マーベル・スタジオには同じような構造で、第二次大戦時を描いた「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」という作品があるけれど、あちらは愛国心に燃えた青年、こちらは神話の世界から抜け出てきたかのような異界の使者、ということで差別化が図られているのは面白い。

e0033570_22140234.jpgセクシーなコスチュームに身を包んだ美女戦士のアクション物、というと直接的描写はないとしても多少はエロティックなシーンに期待してしまうところだが、女性監督ゆえなのかそちらの要素は皆無に近い。
ダイアナ役のガル・ガドットも、ダイナマイトバディを売りにするタイプの女優ではない。
だからこそ幅広い層に支持されたとも言えるが、グラマー美女のリンダ・カーターが主演したかつてのTVシリーズを念頭に置くとちょっと勿体ないかなあという気がしないでもない。ちょっぴり下品で安っぽいのも、アメコミの映画化としてはある意味正しいと思うのだ。

ただガル・ガドットの凛とした佇まい、アクションシーンにおけるしなやかな身のこなし、華麗なる脚技…を見ると、やはり彼女で正解だったのだなと思う。
もし仮に何年か後にリブートするようなことがあれば、その時は彼女とは違うタイプのワンダーウーマンを見てみたいものだが。

ところで今回のダイアナのお相手、スティーブ・トレバーを演じてるのは、”クリス・フォー”の一角クリス・パイン(吹替は小野D)。
死んじゃったので<DCFU>での再登場はないだろうけど、今後<マーベル・シネマティック・ユニバース>作品に出る可能性はあるだろうか(掛け持ち?移籍?してる人は何人かいる)。他の3人は参加している<MCU>で、”クリス・フォー”が全員揃ったらちょっと面白いかも。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-22 22:22 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(2)
先日何となく見直していたのだけれど、そうかあ、今日が公開記念日だったのか。

1975年春の<東映まんがまつり>上映作品の一本で、この時のお目当ては「グレートマジンガー対ゲッターロボ」
謎の円盤が送り込んだ宇宙怪獣にグレートマジンガーとゲッターロボが挑む、というお話は、本作同様に当時のUFO、空飛ぶ円盤ブームを反映したものだった。

e0033570_22384225.jpg更にその後の夏の<まんがまつり>では、本作のラストで告知されているそのものずばりといった題名のオリジナル作品「宇宙円盤大戦争」(本作と直接の関係はない)が上映されたし、同時上映のシリーズ第二弾とも言える「グレートマジンガー対ゲッターロボG/空中大激突!」は、やはり宇宙からの侵略者と二大ヒーローが対決するお話だった。

「ジョーズ」、「ポセイドン・アドベンチャー」、「タワーリング・インフェルノ」、「日本沈没」といった映画がヒットし、ノストラダムスの大予言や超能力ブーム(スプーン曲げ!)、それにUFOと、この頃は未知なるものや末期的なものが何故か流行っていたんだなあ。
現実社会ではオイルショックも起こっていたし、何か危機感、閉塞感、そしてそれから逃れたいという意識が働いていたのかも。

再三書いているように、本作はドキュメンタリータッチのアニメーション映画、という極めて珍しいもの。
空飛ぶ円盤=宇宙人の乗り物と決めつけ(当時から他の説はあったものの、綺麗さっぱり無視されている)、その内部図解も見せるなどハッタリズムはあるものの、基本的には極めて大真面目に種々の事件を取り上げている。マンテル事件、ケネス・アーノルド事件、ヒル夫妻誘拐事件…代表的なものは殆ど紹介されているし、自分のUFOに関する知識は殆どこの頃に培われた?ものだ。

脚本が辻真先なのはちょっと意外だが、監修があの南山宏なので手堅い仕事ぶりとは言えよう。
今じゃ大真面目に、やや啓蒙的なUFOの映画なんぞ例えアニメでも作ることは難しいだろうし、そもそも需要もないだろうなと考えるとちょっと寂しい。
e0033570_22303952.jpg
<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-21 22:40 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
マーベルは<MCU>だけではないぞ、ということで今年は新作も見られるであろう<X-MEN>もおさらい。

でもディズニーによる20世紀FOXの買収も決まり(正式に決定して動き出すのは2年ぐらい先のようだけど)、そうなると<MCU>のフェイズ4には、X-MENやファンタスティック・フォーの参入もありそう。
そうなると現行の<X-MENユニバース>との関係はどうなることやら。

e0033570_19291359.jpg役者総とっかえのリブートが一番手っ取り早いだろうけど、そうなるとみんな「誰それ?」になりそうだし、何らかの理由をつけて両ユニバースを融合させるのも面倒臭そうだしなあ。
まあ既に<X-MEN>は歴史改変をやってのけてるし、今度の「アベンジャーズ」新作でも何やらそっち系の要素、ありそうなんで落としどころはそこら辺?

てなわけで、X-MENの一作目。
この頃のヒュー・ジャックマンは野性味溢れて危険な匂いを漂わせ、優等生キャラ(というほどいい子ちゃんではないけれど)のサイクロップスとの、特にジーンを巡っての対立も面白いんですが、回を重ねるごとにキャラの変貌もあって段々と「いい人」ポジションに落ち着くんですよね。
そっちの方がヒーローっぽくてイイ、という声も当然あるんでしょうが。

そんなキラギラなウルヴァリンと、可憐で幼気な少女ローグとのコンビで押し通せば異色のSFアクション物になっていたかなあという気もするんですが、これはX-MEN、プロフェッサーXをはじめ、対立するマグニートーやミスティークなど様々なキャラクターを描かなきゃならないワケで、中盤以降はお話があっちこっち行き過ぎて散漫な印象を受けちゃいます。
ケリー上院議員のエピソードなんかも、もっと上手く使えたんじゃないかなあと考えると勿体ない気も。

それでもアクションシーンがスカッとしてれば、ああ面白かったで済んじゃうところですが、どうも超能力描写を持て余し、敵味方共々強いんだか弱いんだかわからない有様に。
やっぱり何度見ても自分にはこの「X-MEN」の良さはわからないんだなあ。

まあ、そんなこんなも含めて、今後<MCU>入りでX-MENがどのように変貌していくのかには大いに興味があります。

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by odin2099 | 2018-03-21 19:34 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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