
ポストクレジットシーンでは次回作への伏線が用意され、まだまだシリーズは終わらないことをアピールして終わるが、本作はそれほどヒットせず、また評判もあまり芳しくなかったようなので今後の展開には軌道修正が迫られそう。実際「次」の作品のスケジュールは再三見直されてるようだし、撮影が終わったにも関わらず再撮影が行われ公開日も延期、などと不穏なニュースも流れている。
<マーベル・シネマティック・ユニバース>入りしてリブートされるのか、そちらも不透明で今は推移を見守るのみ。
【ひとこと】
一人で去っていったサイロック、いずれX-MENのメンバー入りする可能性もあるのかな。
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洗脳されていて正常な判断が出来ない場合、家族などが人質にとられていて仕方なく等々、裏切る理由には幾つかパターンがあるけれど、今回は主人公への嫉妬やコンプレックスが原因という「積極的裏切り」。序盤にしてはなかなかハードなストーリーかもしれない。しかもその作戦がなかなかエグイし。

それ以前にこの<まんがまつり>は7/16公開で、14話の放送は7/7だからいくらなんでも早すぎる。
――と思ったら「バロム・1」の14話も実は7/2放送なので、これはTV放送→劇場公開のペースとしては<まんがまつり>最短かもしれない。やれば出来たかも?
<過去記事>
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下ネタ全開だし、かなーりグロい描写もあったりで、正直言って凡そ自分好みの作品とは言い難いのだけれども、続編公開を控えて久々に見直してみたら、免疫がついたのか思いの外楽しめた。
これなら「デッドプール2」、期待してもいいかな。
<過去記事>
前作「新たなる希望」から続けて見ると、そのトーンの違いに驚かされる。

確かにあの時点でデススターを攻略しなければ反乱軍は全滅の憂き目にあっていたかもしれないが、結局のところデススター一基を潰したところで大勢に影響はなかった。
ということは「ローグ・ワン」の時点で「逃げる」ことを主張した連中の考えは、強ち間違ってはいなかったんじゃなかろうか。「新たなる希望」構想時に、どこまで続編のストーリーを考えていたのかはわからないが、緻密に構成されてると思われがちな<スター・ウォーズ・サーガ>が、案外行き当たりばったりで作られてるというのは以前にも書いた。
その一方で、ベイダーの元から逃げ出そうとしたルークの声に反応するレイア(単純なフォースの感応というよりも、兄妹ならではの共鳴のように見える)や、ベスピンから脱出する際にベイダーから呼びかけられ、素直に「父さん?」と反応するルーク、というシーンは後の展開を知っていればなるほどと頷けるもの。どこまでルーカスはこの時点で意識していたのだろうか。
<過去記事>
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前2本とも結構楽しめたクチなので、わざわざリブートなんかしなくてもそのまま続編でいいじゃないかと思うけど、ソニーピクチャーズが「スパイダーマン」を三部作で終了させ、新たに「アメイジング・スパイダーマン」としてリブートしたものの2本で頓挫し、今度はマーベル・スタジオと組んで「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で先行デビューさせた後に「スパイダーマン/ホームカミング」で大ヒットを飛ばした例もあるので、より高みを目指そうという20世紀FOXの判断なのだろう。
それとFOXのドル箱シリーズ<X-MEN>と世界観を共有させるという話もあったので、その整合性をとる必要があったのかもしれない。

<過去記事>
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未来世界で超兵器センチネルによって絶滅の危機に瀕しているミュータントを救うため、過去に遡ってセンチネルの開発を止めさせ歴史を改変しようというお話。
といっても誰かが直接過去世界へタイムトリップするのではなく、精神だけを過去の自分の肉体へ転移するというのが新しい試みで、この無謀な計画に耐えうるのは不死身の男ウルヴァリンのみ!

冒頭からX-MENたちの個々の能力を使ったコンビネーション攻撃が楽しめ、終盤ではその彼らが一人一人と倒れて行く絶望感、そして打って変わって歴史改変後の未来世界に集う懐かしのカメオキャラクターたち。同じマーベル作品の「アベンジャーズ」を意識したのかな?と感じる部分も無きにしも非ずだが、オールX-MENとはいかないまでも、かなり多くのメンバーを登場させたオールスター物っぽいワクワク感には満ち溢れている。
そういや今回登場のセンチネル、「マイティ・ソー」に出てきたデストロイヤーにチョイ似に感じるのは気のせい?
<過去記事>
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第15話「テレサよ、デスラーのために泣け!」、第16話「さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を」、第17話「土星沖海戦・波動砲艦隊集結せよ!」、第18話「ヤマト絶体絶命・悪魔の選択再び」をまとめて上映。

そしてそのアベルトの甥であることが判明したキーマンことランハルト・デスラー。この二人のデスラーを翻弄するデスラー一族の悲劇。そして一旦はヤマトクルーを裏切り、更にはアベルトをも裏切ってヤマトを選んだその葛藤。ヤマト艦内におけるトラブルメーカーの可能性もあった彼だが、これで名実ともにヤマトクルーの一員となっていくのだろう。もっともこれは死亡フラグでもあるが。
死亡フラグといえば、今回もう一人該当する人物がいる。
それはズォーダーの”悪魔の選択”のターゲットとなってしまった加藤三郎。桂木透子から息子の病を治す薬を受け取ってしまった加藤、それと引き換えに彼が起こした行為によってヤマトは沈没。
先にバルゼー率いるガトランティス艦隊を辛うじて撃退したものの、白色彗星本体が出現したことにより壊滅状態に陥った地球艦隊に代わり、唯一の希望となったヤマトだったが…。
第19話「ヤマトを継ぐもの、その名は銀河」から、20話「ガトランティス、呪われし子ら」、21話「悪夢からの脱出!!」、22話「宿命の対決!」をまとめた第六章「回生篇」は11/2公開。

今回はウルヴァリンの呪縛としてイメージシーンにジーン・グレイが度々登場してくるが、ファムケ・ヤンセンが更に年齢を感じさせるようになってしまったのが哀しい。
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東野圭吾のベストセラー小説を、三池崇史が映画化。
出演は櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰、豊川悦司、玉木宏、志田未来、佐藤江梨子、TAO、高嶋政伸、リリー・フランキー、檀れい、ほか。
原作小説は未読なのだが、どの程度原作に沿っているのだろう?
櫻井翔演じる青江が主人公扱いになっているが、「殺人は不可能」と断言したもののあっさり覆されたり、広瀬すずが演じている円華に振り回されてるだけで驚くほど何もしていない。
むしろ物語を引っ張っているのは、担当刑事の中岡役の玉木宏の方で、こちらはそれなりに格好良く描写されてるが、青江にはいいところがまるでない。
映画そのものもいいところなし。
豊川悦司やリリー・フランキーの怪演も、作品全体のトーンの中では浮いてるし、志田未来や佐藤江梨子、高嶋政伸あたりも実に勿体ない使い方。
ミスリードを誘う仕掛けもあるにはあるがこれも底が浅く、例えていうなら同じ東野圭吾原作で、やはり学者センセイが探偵役で登場する「ガリレオ」シリーズの劣化コピーみたいなものになってしまっている。

カット版なのでお話は若干わかりにくいですが、ゲスト悪役の安藤三男が強烈なインパクトを残しているし、ヒロインの松岡まり子は可愛いし、で<まんがまつり>の一本としてはまずまずの一篇だと思います。
諸事情で短命に終わっちゃったこともありますし、流石に「仮面ライダー」ブームにも陰りが見えてきた時期とはいえ、シリーズ中でも異色の作品として根強いファンも多いだけにだけに劇場用の新作映画が実現しなかったのは残念です。
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