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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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<第三次ウルトラブーム>と言われた時期、1979年には旧作を含めると3本の映画が公開され、アニメーション作品だったけどTVシリーズの放送も実現した。
それから5年後の1984年にも2本の映画が公開され、歴史は繰り返す――と思いきや、TVでの新作実現には至らず。この頃は便宜的に<第四次ウルトラブーム>と呼ぶべきか、それとも幻のブーム扱いにするべきか…。

そんな1984年の今日、7月14日に公開された映画がこちら。
春休み興行の「ウルトラマンZOFFY/ウルトラの戦士VS大怪獣軍団」に続いて、夏休み戦線にもウルトラマンが殴り込みである。

e0033570_18293510.jpg79年の2本の新作映画は、基本的に「ウルトラマン」からエピソードをセレクトし、一部新作シーンを加えてお色直しを施したものだったが、84年の2本は一味違う。というより同じことは出来なかったんだろう。
新作映画が出来るらしいという噂を聞いた時は、今度は「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」あたりの総集編を作るのかな、と思ったものだった。

「ウルトラマンZOFFY」は「ウルトラQ」から「ウルトラマン80」までのシリーズ全般から、怪獣やウルトラ戦士のシーンを抜き出して構成したカタログ・ムービーになっていて、この「ウルトラマン物語」は同じように多岐に亘るシリーズ作品から怪獣絡みのシーンを抜き出してはいるものの、お話は新しく作り出し、その中で必要な場面に当てはめる方式をとっている。
新作で撮影されたシーンも多く、限りなく新作に近い再編集映画といったところか。見応えも十分だ。

今見ても大胆な構成で、完全新作映画が当たり前となった今ではかえって新鮮。もうこういったタイプの映画は二度と作られないんじゃなかろうか。
石丸博也、野沢雅子、石田太郎、池田昌子…とヴォイスキャストも豪華なのは、人間側キャスト不在のコスチュームプレイ故だろう。その点では「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」の先駆けとも言えるだろう。

ちなみに「ウルトラマンZOFFY」とダブってるシーンはないが、もし先に「ZOFFY」が作られていなかったら、セレクトされた怪獣やエピソードも完成作とは違い、ひいてはお話そのものが違っていた可能性もあったのかも。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/4069659/




by odin2099 | 2018-07-14 18:34 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
宇宙戦艦ヤマト」「さらば宇宙戦艦ヤマト」の二本立てに、「海のトリトン」もついた<宇宙戦艦ヤマトフェスティバル>
当初は70分で全27話をまとめる予定が、結局前半部分のみ。後半もいつか必ず公開します、との宣言もあったものの実現せず、後年になってビデオやLD、そしてDVDで前後編セットで見る機会を得た。

<宇宙戦艦ヤマトフェスティバル>公開は1979年7月14日だから、来年は20年になるんだなあ。
今年はカレンダーの配列が1979年と同じなので、なんか懐かしい。
7月31日の火曜日には「宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち」が放送され、8月4日土曜日には「銀河鉄道999」が公開され……
まあ、思い出話はこの辺で。

e0033570_09140253.jpgさて、その<ヤマトフェスティバル>で上映されなかった後編ですが、太陽や青い空に憧れるポセイドン族の少女ヘプタポーダや、ポセイドンの呪いによって死ぬことのできない身体にされてしまったシーラカンスのラカンの悲劇、そして最後に明かされるトリトン族とポセイドン族の因縁話、とドラマティックな展開が目白押し。
特に善悪の価値観を逆転して見せたクライマックスのどんでん返しは、リアルタイムで見ていた人たちにはショックだったろうな、というのは想像が付く。

また作戦が失敗続きで、自らの命と引き換えにトリトンと戦い敗れ去っていくのは兎も角、トリトンを取り逃がしたことであっけなく粛清されるポセイドン族の幹部、といった描写にも、子どもに慮らない冷徹な視点が窺え、やはり後に残る作品には何か光るものがあるのだなと唸らされる。
このあたりは演出(事実上の”総監督”)富野由悠季の面目躍如といったところか。

そういえばこの劇場作品、実は監督クレジットがない。
冒頭にはプロデューサー西崎義展からのメッセージとして「テレビシリーズを、映画監督舛田利雄とともに新たに構成したもの」とのテロップが出るが、エンドクレジットでのこの二人の肩書は片や「総指揮」、片や「監修」で、何れも実作業に携わった者のものではない。

ではテレビシリーズの総監督とメインライターはというと、「構成」として松岡清治と富野由悠季が連名でクレジットされているが、どこまで関わっていたものやら。
ようやく「演出」として棚橋一徳の名前がその後に出てくるが、主に編集段階でのタッチなような気もするし。

また「演出」というなら、テレビシリーズ版のオープニングをそのまま流用した劇場版のオープニングでもそのまま富野由悠季の名前がクレジットされてはいるが、それをこの劇場版全体のものとして見るのはかなり乱暴な話だろう。

ということでこの映画の責は誰に帰せしむべきなのだろうか。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-07-14 05:17 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
ある男から亡くなる前に日誌と写真を託されたチャレンジャー教授は、恐竜の生存を確信し学会で自説を披露。真っ向から反対するサマリー博士、新聞記者のマローン、世界的冒険家のロクストン卿、そして探検行の資金提供を申し出た謎の美女マーグリットと共に、日誌に記された謎の大地へと旅立つ、というTVM。

マイクル・クライトンの小説を原作とし、スティーブン・スピルバーグが監督し以後シリーズ化され、現在最新作が公開中の恐竜映画とは何の関係もないTVM。
あちらに肖ったというか露骨にパクった便乗作品かと思いきや、実はこちらのリリースの方が前作の公開より早い。この邦題を考えた人は「してやったり」と思ってたりして。

e0033570_19413752.jpg粗筋読んでわかる通り、これはコナン・ドイル「失われた世界」の何度目かの映像化作品。しかも恐ろしいことにTVシリーズのダイジェストなのだ。
気球に乗っていたら嵐に突っ込み、やっと辿り着いたら食虫植物に襲われ、皮ビキニ姿のセクシーな金髪の女ターザンに助けられるも、首狩り族に追いかけられ、かと思えば今度は普段は透明で人に変身までする怪人に追われる羽目になり、そうこうするうちに中途半端なサムライもどきの鎧武者たちに蹂躙されている村人と出会ったり、ドイツ軍の飛行機が落下してきて、あれよあれよという間に85分があっという間に過ぎる。しかもお話は完結しない。

とにかく目まぐるしい展開で、新たなキャラクターもバンバン出てくるし、一行は基本的に2グループに分かれて別行動をとってるからあっちこっちで事件が起きてしまうのだが、実は肝心の恐竜は顔見せ程度。秘境を舞台にした探検モノを見た気分にはならないこともないが、恐竜映画を見た気にはあんまりならない。

で、このテレビドラマ、他にも「ザ・ロストワールド/失われた恐竜王国」、「ザ・ロストワールド2/ピラミッドの謎」、「ザ・ロストワールド3/未来からの来訪者」、「ザ・ロストワールド4/対決!恐竜グラディエーター」、「ザ・ロストワールド/地底人の伝説編」、「ザ・ロストワールド/吸血鬼の襲来編」、「ザ・ロストワールド/最後の死闘編」、「猿の大陸」、「インセクタ」…と様々なタイトルで再編集を施されソフト化されてる模様。
権利関係バラ売りしちゃったんだろうなあ。

なお、製作総指揮はジョン・ランディスが務めている。



by odin2099 | 2018-07-13 19:45 | テレビ | Trackback | Comments(0)
真っ暗な画面に音楽のみが流れる贅沢なオーヴァーチュア。
この100秒は決してビデオ機器の故障ではない。ソフトが不良品なのでもない。
本国アメリカでは1979年の暮れに公開されたが、日本では1980年の今日、7月12日の公開(だそうな)。
レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、ジェームズ・ドゥーアン、メイジェル・バレット、パーシス・カンバッタ…とキャスト陣にも鬼籍に入った人が増えてきた。

監督はロバート・ワイズ、そして特撮は「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」のダグラス・トランブルと、「スター・ウオーズ」のジョン・ダイクストラの師弟コンビが手掛けている、という点でも贅沢な一本。
しかも”スペシャル・サイエンス・コンサルタント”としてクレジットされているのは、アイザック・アシモフ!

e0033570_18373425.jpgそれがこの劇場版<スター・トレック>シリーズの1本目で、元々はTVシリーズを再開させる企画が二転三転して超大作映画としてスクリーンへ、ということでこれまたポスト「スター・ウォーズ」映画の大本命。
一部のファンからストーリー面で不満が出ていたり、製作中のゴタゴタで予算を超過してしまったことから2作目以降は製作費が抑えられたようだけど、映画の本数でいえば既に本家<スター・ウォーズ・サーガ>を凌いでいるのだから、結果的には大成功。

ただTVシリーズやレギュラーメンバーの説明が一切ないことや、ストーリーが難解な点は初心者には少々ハードルが高い。
自分も初見の時は「このミスター・スポックという奴は、なんでこんなに不愛想なんだ?」と思ったものだ(キャラクターの存在自体は知っていたけれど、性格や設定に関しては知らなかった)。
またヴィージャー=ボイジャーという種明かしも、すぐにピンとくる人がどのくらいいるのやら。

そしてラストシーン。
ヴィージャーによって再生されたアイリーアと、自らヴィージャーと一体化することを望んだデッカー。
どちらも炭素体ユニットとして機械に取り込まれ、そのことが新たな生命体を生み出した…とか何とかいうことらしいが、これはハッピーエンドなのだろうか。
そういや後に作られた「スペースバンパイア」も、なんだか似たような終わり方だったっけ。

ちなみに劇中に出てくるヴィージャーの正体であるボイジャーは6号。
作中では300年以上前の20世紀に、NASAによって打ち上げられ、ブラックホールに吸い込まれて消息を絶った探査機ということになっているが、実際のボイジャーは1号と2号しかないのでややこしい。
また余談だけれども「巨獣特捜ジャスピオン」には、この作品にインスパイアされたと思われるエピソードが存在する。

そして更に余談だが、「宇宙戦艦ヤマト」の劇場版第3作「ヤマトよ永遠に」製作にあたり、メインスタッフは日本公開前に参考のために見てるのだが、エンタープライズ号のワープシーンがヤマトの連続ワープのシーンに、ヴィージャーが発生させた”雲”が二重銀河(暗黒星雲)の描写に活かされているようだ。
日本公開がどちらも80年夏なのもちょっとした因縁?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2988759/



by odin2099 | 2018-07-12 18:58 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
言わずと知れたヘンリー・マンシーニのテーマ曲が勇ましいSF大作、なんか久しぶりにマチルダ・メイの見事なおっぱいが見たくなって引っ張り出してきた。

トビー・フーパーによる、このコリン・ウィルソンの小説の映画化作品は、当初は102分の短縮版が公開されたが、ソフト化されているのは116分の全長版(ディレクターズカット版)とのこと。
今出てるDVDは<オリジナル無修正版>とか<HDリマスター版(テレビ放送時の吹替を搭載)>とか謳われているものだけれど、マチルダの局部を覆っていた無粋なモザイクも取り払われているので安心して(?)見ることが出来る。

e0033570_22211014.jpg実際この映画最大の見どころは、マチルダ・メイ扮する全裸宇宙吸血鬼ならぬ吸精鬼。ほぼ全編オールヌードで通した彼女の熱演こそ、この映画の肝だ。
中盤以降は着衣のシーンがある、というより出番そのものが減ってしまうのが残念だが、撮影当時は19歳ぐらいだった彼女の肢体を有難く拝むべきで、お話の整合性とか説明不足で舌足らずな面には目を瞑ろうではないか。

まあ実際のところ、以前にも書いたようにマチルダ・メイは必ずしも好みの女優さんだという訳ではないけれど、やっぱり迫られたら拒めないだろうな。
エイリアンも怖いしバンパイアも怖い。でもどうせならエイリアンに襲われるよりは全裸美女吸精鬼に襲われる方が遥かにマシか。

ところで全裸吸精鬼は3人いるのだけれども、他の二人は男だからなのか影が薄い。
途中で二人とも死んだだの、いややっぱり生きていて逃げ出しただの、一人は殺しただのと情報が錯綜するが、これは登場人物が殆ど男ばかりだからだろうな。
こちらもイケメンバンパイアだから、もしメイン格に女性キャラがいたら自ずと違う展開、違うドラマが生まれていたかも知れない。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/15557521/


by odin2099 | 2018-07-11 22:24 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
**** 今日は「ウルトラマンの日」、なんだそうで…。 ****


劇場版<ウルトラマン>の中で、一つのターニングポイントになった作品だろう。

先ずは製作母体である円谷プロダクションの組織変更に伴うスタッフの入れ替えが一員。
岡部プロデューサーや坂本監督など外部からの新しい血の導入が、従来の<ウルトラシリーズ>とは異なる画面作り、アクション、造形などに活かされている。

e0033570_21324506.jpgその一方で、70年代のいわゆる<第二次ウルトラブーム>世代に訴えかける、懐かしくも新しい要素の活用。
小学館の学年誌の特集記事や内山まもるの漫画をむさぼり読んだ直撃世代にはたまらない。
その二つが融合した結果、これまでにはなかった「見たかったけれど見られなかった」を、ある程度まで実現させた稀有な作品の誕生と相成った。

ただサブタイトルにあるように、この映画は「大怪獣バトル」の映画版。
そちらに慣れ親しんだ現役世代の子供たちにとってはマニアック過ぎて、もしかすると置いてけぼりを喰らった印象を受けたのかも知れないな、という危惧もちょっぴりある。

また海外進出を目論んだのか、ワーナー・ブラザーズと組んだことで従来ほどの劇場数を確保出来なかったようで、それもあってか興行的には物足りず、新生円谷プロの門出を飾るに相応しい作品になったとも言い切れなかったようで。

それでも今日に至るまで<ウルトラシリーズ>を牽引する存在となった新ヒーロー、ウルトラマンゼロのデビュー作としても、シリーズの歴史に燦然と名を残す作品であろうことは異論を挟む余地はないだろう。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/11764819/
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by odin2099 | 2018-07-10 21:41 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
フラッシュならぬ”フレッシュ・ゴードン”が活躍するSF映画で、「スター・ウォーズ」人気に便乗して1978年の春休みに公開された。

e0033570_20570526.jpg…のだが、知ってる人は知っている、知らない人は全く知らない話だろうが、この映画は「フラッシュ・ゴードン」をベースにしたパロディ・ポルノ映画なのだ。

なんとかブームに便乗しようと3年も前の作品を引っ張り出し、ボカシを入れたりトリミングしたりで一般映画として上映されたのだが、映画館へ足を運んだ家族連れはさぞ気まずい思いをしたんだろうなあ。

宇宙の彼方から地球に降り注いだ怪光線。これを浴びた人は理性を失い、色情狂と化してしまう。
高名な科学者の息子フレッシュ・ゴードンは地球を救うために、ジャークオフ博士や恋人(となった)デイルと共に、光線の発信元であるポルノ星へ向かい、皇帝ワングを倒すために飛び立った。

――というお話で、約四半世紀ぶりに再観賞。

e0033570_20572253.jpgリック・ベイカー、ジム・ダンフォース、デヴィッド・アレンら気鋭の若手やベテランが混在したSFXチームの仕事ぶりは一見の価値はあるものの、全体的には低予算というよりアマチュア映画のような出来。

以前見たビデオソフトよりは、今回見たDVDの方が<ヘア解禁ノーカット完全版>と銘打ってるだけに、おそらく以前はカットされたシーンも復活し、ボカシも少なくなってると思われる。
だが、「シンドバッド」シリーズや「キングコング」、「スーパーマン」などのパロディも笑えないし、お話もグダグダなのは全長版でも相変わらずだ。

篤志家のみどうぞ。


by odin2099 | 2018-07-09 21:03 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
先日のメレ様に続いて、今度はエスケイプ様が見たくなってこの作品をばセレクト。

キョウリュウジャーとゴーバスターズの共演のみならず、ジュウレンジャーとアバレンジャーも勢揃い。
初お披露目となるトッキュウジャーも含めると、1時間ちょっとの作品に5大戦隊が顔を揃えることに。
まあ何とかキャラを使い切ったね、という印象の一篇。

e0033570_18552918.jpgエスケイプは「ゴーバスターズ」のキャラだから、復活怪人枠。たいして出番はないんだろうな、と思いきや意外に出番が多くて狂喜乱舞。
この作品の最大の見せ場が、ヨーコちゃん&アミィVSエスケイプ、女性3人の素面アクションなんだから、流石にエロ監督はわかってます。他の人が監督だったら、エスケイプの出番はもっと少なかったかも?

ヨーコちゃん役の小宮有紗とはこの時が初仕事だったんじゃないかと思うけど、以後常連さんの仲間入り。何気に”お気に”なんでしょうね。
実はエスケイプこと水崎綾女とも、公開順でいうとこの作品が初めてになるのかな?(撮影は「赤×ピンク」の方が先だったような…?) 
ただそれ以前よりも面識はあったようで、メイキングなどでは息ピッタリ。

キャラクターてんこ盛りでお腹いっぱい、胃もたれ必至な娯楽アクション映画ですが、何度見ても詰め込み過ぎなのは否定できないところ。
<スーパー戦隊VSシリーズ>という枠組みから、前番組の「ゴーバスターズ」との共演は必然なのだけれども、作劇上はこのゴーバスターズが邪魔になってしまってるのが本末転倒。
キョウリュウジャーとゴーバスターズの共演作品は別に作り、こっちはジュウレンジャー、アバレンジャーとの恐竜モチーフ戦隊大集合映画として作ってくれてれば、ねえ?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/21808217/
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by odin2099 | 2018-07-09 19:04 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
20世紀FOXが製作した、ポスト「スター・ウォーズ」作品。
といってもあちらは大冒険活劇でしたが、こちらはゴシックホラー。同じ宇宙を舞台にしたSF映画といえども、同列に扱うのは双方にとって迷惑なのかもしれません。
もっとも「スター・ウォーズ」がヒットしなければ、この企画にゴーサインは出なかったろうと思いますが。

e0033570_08443622.jpg今回は1979年の<劇場公開版>ではなく、2003年に作られた<ディレクターズ・カット版>を初めて見ました。
冒頭に流れるリドリー・スコットのコメントだと、<公開版>も気に入ってるけれど年月が経つとやはり色々と手を加えたい箇所もあり、未公開シーンを加えて再編集したと語ってます。
その割に<公開版>117分に対して、<DC版>は116分と1分短くなってますけれどね。

もう<公開版>の詳細は覚えてませんが、処々の資料によればその違いはさほど大きなものではないようです。ダラス船長が実は生きていたとか、ランバートとリプリーの対立?シーンがあるとか。
かなりなマニアでなければ、あまり意味を持つ改変ではないかも知れませんね。自分にとっても些末な部分でした…。

で、久しぶりに見た「エイリアン」ですが、やはり怖かったです。
以前にも書いた通り、展開はゆったり。約2時間の映画ですが、謎の宇宙船を発見し、中に入ってブリッジだかコクピットだかで異星人の死体を発見するまでが約30分。
エイリアンに寄生されたケインの腹部を喰い破ってチェストバスターが出現するまでが1時間。
アッシュの正体と目的が判明し、船を捨てて逃げる決断を下し、準備に取り掛かるあたりで1時間半。
そしてラストの30分でようやくリプリーとエイリアンの対決が始まります。

「エイリアン」という作品を見たことがない人は、リプリーは乗組員の紅一点の若い女の子、みたいなイメージを持っているのかもしれませんが、ノストロモ号の女性乗組員は実は二人いますし、序列で言うと七人の乗組員の中ではダラス船長、ケイン副長に次ぐ三番目の指揮権を持っています。
中盤まではあまり感情に左右されず、時には冷徹とも思える判断を下す任務や命令には忠実なリーダーといった面も見せます。
乗組員たちが決して仲良し集団ではなく、常に不平不満をぶつけあってるだけに、よりキャラクターが際立ってる印象です。

ところが終盤、特に自分がたった一人の生存者となったあたりからは、恐怖に怯える幼気な少女の顔も見せ始めるので、そのギャップが魅力的に映るのでしょう。
はみ出してるショーツに、うっすら透けて見えるタンクトップ姿の無防備さ。必然性はゼロとは申しませんが、あまり高くはないサービスショットに、より”萌え”を想起させられます。
何かと性的なメタファーの多さが指摘される「エイリアン」ですが、それが結実しているのがこのクライマックスシーンと言えるでしょう。

しかしノストロモ号を所有している「会社」は、エイリアンの存在を知っていて、初めからその確保が目的だったんでしょうかね。貨物船と称しているノストロモ号のそもそもの目的や、その積み荷については触れられていないだけに、色々と想像する余地はありそうです。




by odin2099 | 2018-07-08 08:53 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
1930年代に「フラッシュ・ゴードン」と人気を二分したアメリカン・ヒーロー「バック・ロジャース」を、「宇宙空母ギャラクティカ」のグレン・A・ラーソンがリメイクしたSF映画。
「ギャラクティカ」同様TVシリーズのパイロット版を劇場公開の予定だったが、結局日本ではお蔵入りしてソフト化された。
「スペース・レイダース」の邦題でTVの洋画放送枠でも流れたとのことなので、一応は未公開映画扱いにしておく。

e0033570_16413396.jpg1987年、NASAが打ち上げた最後のロケット<レンジャー3>は、トラブルにより宇宙を漂流することになり、パイロットのバック・ロジャースは冬眠状態に置かれ500年を生き延びた。貿易協定を結ぼうと地球へ向かう途中だった、ドラコニア王国の王女アダラの乗る宇宙船に助けられたロジャースだったが、実は彼女たちは密かに地球制服を企んでいた。
核戦争によって荒廃し、人々が地下都市で暮らす地球に降り立ったロジャースは、宇宙を荒らすパイレーツのスパイとの嫌疑をかけられ、またドラコニア王国側からも地球のスパイではないかと疑われる中で、事の真相を掴んだロジャースは、地球を守るための行動を開始する。

監督はダニエル・ハラー、出演はギル・ジェラード、パメラ・ヘンズリー、エリン・グレイ、ヘンリー・シルヴァら。

元がTVドラマ故か全体にチープな仕上がり。
それに90分弱のランニングタイムでありながら話の展開はもたもたしているし、キャプテン・ロジャースは途中でスパイ容疑による有罪判決を受け、死刑を宣告されているにも関わらずに出撃出来たりと穴ぼこだらけ。

またキャプテン・ロジャースは地球軍の女性大佐と、ドラコニアのアダラ王女双方から迫られるなどモテモテで、なんとなく色仕掛けで解決してメダタシメデタシというのもスケールが感じられないが、二人とも美女でちょっとしたお色気シーンがあるのに免じて許そう。この後のTVシリーズ版はどういうお話になったのやら。



by odin2099 | 2018-07-07 16:54 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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