【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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「ホビットの冒険」の第二部。

e0033570_21315496.jpgブリー村の踊る仔馬亭が出てきたり、レゴラスが登場したりと「ロード・オブ・ザ・リング」とのリンクもしっかりと張られている。
なかでもレゴラスとグローインとの出会いは面白い。グローインが持ってた息子の肖像画を見て一言「醜い」というレゴラスだが、そのグローインの息子というのが後にレゴラスと深い友情で結ばれるギムリなのだ。
瀕死のキーリを救う薬草がアセラス(王の葉)、というのも細かいリンクになるのかな。

それにしても一本のドラマとして見た場合の面白さ、奥深さは感じるものの、こと「ホビットの冒険」の映画化と考えると些か小難しすぎる嫌いがある。
「指輪物語」を読んだことがなく「ロード・オブ・ザ・リング」を見たこともなく、ただ「ホビットの冒険」だけを読んだことがあるという人がこの作品を見た場合、はたしてこれは自分の知ってる世界だろうかと悩むのではなかろうか、そんな余計な心配をしたくなるほどだ。

ストーリーは確かに原作小説に沿ったものなのだが、付け加えられた要素は膨大。
サウロンの復活を含めガンダルフの単独行の目的や、早くも指輪の魔力の虜になっているビルボ等々、「ホビット」三部作の一篇ではなく、「中つ国」サーガ六部作の一篇としての色が濃い

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by odin2099 | 2018-12-31 21:40 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
私事ですが、40年前の大晦日にこの映画、見に行ってます。
SF風味なのに若干の違和感を覚え、中盤でのルパンファミリーの仲違いのあたりで多少だれたりもしましたが、総じて面白かったなという印象でした。
色々と物議を醸したらしい「ルパン音頭」も、自分は結構気に入ってます。

e0033570_16324201.jpgキャラクターデザインが放送中だったTVシリーズとは全然違いますけれど、これはこれで味があって良いと思いますし、TV以上に弾けてる不二子ちゃんはお気に入り。
「カリ城」の不二子はちっとも不二子らしくないですが、この作品では”小悪魔”通り越して”悪女”、正にファムファタールという感じで、ルパンならずとも引き込まれそう。何度か不二子ちゃんがヌードを披露してくれる場面が用意されていますが、今は制約もあってここまでやれないかなあ。

山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗と全盛期のキャスト陣は実に生き生きとしており、やはりルパンはこうじゃなければなあと改めて感じさせてくれます。
ゲストで本職でない人も出てきますが、経験者の西村晃は全く問題ないですし、三波春夫は流石の貫録を見せてくれます。まあ問題ありなのは赤塚不二夫と梶原一騎の二人ですが、それぞれ米国大統領とソ連書記長という役どころで、その素人っぽさが逆にリアルに感じられる…ということないですね、やっぱり。

ところで五ェ門の決め台詞「またつまらぬ物を斬ってしまった」は、この作品が初登場なんだそうで。
へー、知りませんでした。

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by odin2099 | 2018-12-31 16:36 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(2)
歌舞伎町の新名所、ゴジラヘッド。
そこには下のシネコンで近日上映の話題作の垂れ幕が掲げられ、あたかもゴジラが戦ってるみたいで…
という記事を去年は2回UPしましたが(こちらコチラ)、
2018年はどうなっていたか、ざっと振り返ります。
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年末年始は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」だったのですが、年明け最初はヒュー・ジャックマン。
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マーベルのヒーローが続きます。
アベンジャーズならゴジラに勝てるか?!
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アニメ版「ゴジラ」の第2弾です。
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「スター・ウォーズ」に「ミッション:インポッシブル」とシリーズ物が続きますね。
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「アントマン」は分が悪そうですが、プレデターなら勝てるかも?
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そして再びアニメ版「ゴジラ」。
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「くるみ割り人形」はちと意外。
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そしてラストは「アリータ」。公開はまだまだ先ですから大抜擢ですね。

さて、2019年はどんな作品が飾るのでしょうか?

by odin2099 | 2018-12-31 13:42 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
<ジェームズ・ボンド>シリーズの第3弾、シリーズのフォーマットはこれで決まり。

e0033570_21562727.jpg本作の悪役ゴールドフィンガーは早々に登場し、しかも最初はボンドにおちょくられるなど”強敵”とは程遠い軽さが気になるのですが、片腕である不気味な殺し屋オッドジョブが出てくると画面が締まり、段々とゴールドフィンガー自身の怖さも増してきます。
ただ今回はバックにスペクターはいないようなので、得体のしれない強大な敵という雰囲気には最後までならなかったですね。
小細工を弄し、最後も「策士策に溺れる」という感じなのも彼らしいと言えるでしょうか。

ボンドガールとしてはまずジルとティリーのマスターソン姉妹が出てきますが、何れもあっけない最後。その前のアバン部分にもダンサーの女性が出てきますが、ボンドとちょっと良いムードになっただけで退場してしまいます。
真のヒロインは中盤から登場するプッシー・ガロワですが、彼女は男嫌い(かといって同性愛者だという描写もありませんが)。その彼女がボンドの”男の魅力”に屈してゴールドフィンガーを裏切り、そして事件を解決へ、という流れは以前も書きましたけど納得いきませんねえ。

ところで今回のボンドは何度かかなり危機的な状況に追い込まれますが、その都度CIAのフェリックス・ライターには「いつものように酒か女遊びだ」ぐらいにしか取り合ってもらえないという、ヘンなハラハラドキドキのシークエンスが何度かあるのだけれども、信用ないんですねえ。
途中で消息絶っても、Mでさえ本気で心配していませんし。

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by odin2099 | 2018-12-30 21:59 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
<東宝チャンピオンまつり>で上映された「帰ってきたウルトラマン」の劇場版で、第5話「二大怪獣 東京を襲撃」と第6話「決戦!怪獣対MAT」の前後編を再編集したもの。

e0033570_18422187.jpgMATといえば素人あがりの郷とエリートの岸田隊員との対立がよくネタにされるが、この前後編も終始この二人が対立しっぱなしで、それが悪い方へ悪い方へ転がっていく。
今回に関しては岸田の行動は専門家らしくないし、威張り散らしてる嫌味な先輩にしか見えない。
対して郷に優しいとされる南隊員も今回は特に郷を庇うこともなく、代わりに郷の味方となるのは上野。といってもあくまで組織内の立場は崩さないが。

そしてその対立を上手く収められなかったのは加藤隊長の判断力にも問題があるし(岸田を依怙贔屓してるようにも見えてしまう)、それに輪をかけてるのが傲岸不遜で融通が利かない岸田長官と、その腰巾着の佐川参謀。ウルトラ警備隊だったらこんなことはなかったのに…。

自己中で勝手な行動をとることも多い郷だが、今回に関しては非はなく、なのに謹慎処分にはなるわ、恋人は瀕死の重傷を負うわと不幸のどん底へ。そんな精神状態でもよくウルトラマンは勝てたものだ。

最後も無理矢理のハッピーエンドで、最後まで反省の色のない岸田の卑怯者っぷりだけが強調されてしまう後味の悪いものに。このあたりのムードは次作「ウルトラマンA」にも踏襲される部分だが、スタッフは主人公を際立たせるためのテクニックだと捉えていたのだろうか。

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by odin2099 | 2018-12-30 19:00 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
新作「クリード/炎の宿敵」は勿論「クリード/チャンプを継ぐ男」の続編だが、同時にこの作品の続編といっても良いだろう。

e0033570_18423944.jpg前作ではミッキー、本作ではアポロと、ロッキーの身近な人たちが次々と鬼籍へ。
アポロを葬り去ったドラコへの復讐と米ソの代理戦争という、色々とキナ臭い面を前面に押し出したシリーズの4作目で、エモーショナルな部分は少なく、ひたすらクライマックスの激突へ向けて盛り上げるだけという作風は従来のシリーズとは一線を画す。

作品は大ヒットしたし、スタローンのルックス的にもこの時がピークだったとは思うものの、今まで「ロッキー」シリーズを支えてきた、というより評価してきたファンの何割かは確実に減っただろうなと思う。
最後の東西冷戦終結へ向けての取って付けたような融和ムードも、あざとすぎるせいかメッセージが素直に伝わってこない。言ってることは素晴らしいんだけれどね。

1作目からロッキーに匹敵する存在感を持っていたアポロは、今回でお役御免。
そういや演じたカール・ウェザースって、実はスライよりも二つも年下だったんだなあ。
その役者としてのキャリアも、ほぼ「ロッキー」からスタートしたといっても良いくらいなんだけど、あの太々しいばかりの貫録は大したものだ。

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by odin2099 | 2018-12-30 18:52 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
何度も繰り返して見てしまう昭和期「仮面ライダー」映画の傑作。
テレビシリーズと並行しての撮影はキャストへの負担が大きいが、テレビの1エピソードよりも長い尺の中でメインキャストは総出演。しかも顔見せに終わることなくきちんと主要キャストとしての役割を果たしているのだから立派だ。
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歴代の8人ライダーがゲストで出てくることもセールスポイントではあるが、そちらをメインにした前作「8人ライダーVS銀河王」がかえってそれを持て余していたのに対し、こちらは出番をピンポイントで抑えることで逆に印象を強めている。
やはりイベントありきではなく、ストーリーありきで発想するべきなのだろう。
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主人公である仮面ライダースーパー1を十二分に立て、ゲストヴィランである地獄谷5人衆も他の怪人に比べると別格の存在感を見せ、<東映まんがまつり>上映のキャラクター物としては満点に近いのではないか。

何度でも見たくなる一篇だ。

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by odin2099 | 2018-12-30 07:58 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
リターンマッチの結果アポロを倒し、世界チャンピオンの座に就いたロッキー。
その後も防衛戦を勝ち抜き、遂に引退を決意。
しかしそこに新進気鋭のボクサー、クラバーが現れ、ロッキーに挑戦状を叩きつける。
その挑発に乗り引退試合を兼ね挑戦を受けるものの、ハングリー精神を失ったロッキーに勝ち目はなく、またずっと彼を見守ってきたトレーナーのミッキーも帰らぬ人となる。
そんなロッキーに救いの手を差し伸べてきたのは、かつての宿敵アポロだった…!

e0033570_20465870.jpg正に「強敵」と書いて「とも」と読む、という少年漫画の王道を行くような展開で物語の中心人物の座を維持し続けるアポロ・クリード。
6本作られた「ロッキー」シリーズの後を受け、今はアポロの息子を主人公にした「クリード」シリーズが2本作られ、更なる続編を望む声もあることを考えれば、アポロは今なおキーパーソンであり続けているのかも知れない。

前2作でロッキーとアポロは2試合とも最終ラウンドまで戦ったが、この作品でのロッキーとクラバーは初戦は2ラウンドでクラバーのKO勝ちで、再戦では3ラウンドで今度はロッキーのKO勝ち。一本の作品でチャリティーマッチを含めて様々な相手とのファイトシーンが描かれるのも、同じ相手と二回戦うのも初めてのこと。手を変え品を変え、色々と工夫を凝らしている点も評価したい。
そして三部作の完結編としてきちんとオチがついていることも高印象。前回も書いたが、ここで終っていれば”伝説”になったろうと思う。だが個人的にはこれ以降のシリーズ後半も好きだし、続く「クリード」も好きなので今となっては結果オーライだろう。

しかしミッキーの心臓発作は些か唐突なのと、ロッキーの失明の危機が有耶無耶にされてるのが少々残念。

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by odin2099 | 2018-12-29 20:50 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
東京地方じゃゴールデンウィークに公開された映画ですが(地方では前倒しで春休みに「実相寺ウルトラマン」と併映)、その後で年末にアンコール上映されたり冬休み時期にテレビ放送されたりで、なんとなく”冬の映画”という印象がありますね。
年末年始に何も考えずにボーっと見る分には良い映画だと思いますが、如何せんBlu-rayどころかDVDも出てないし、ビデオソフトやLDはとっくに廃盤ときてますから、気安く見られる状況じゃないのが残念です。早いとこ「ウルトラセブン」12話共々解禁して欲しいものですが。

e0033570_18095320.jpg平成の世の中になって今は「ウルトラマン」の新作映画もバンバン作られるようになりましたが、昭和期は再編集作品を除けばこれが唯一の劇場作品。昔は斯様に劇場公開のハードルが高かったものです。その点は良い時代になりましたなあ。

で、勇んでこの作品も劇場に見に行ったものですが、新作映画といいつつ「帰ってきたウルトラマン」やら「ミラーマン」やら「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」からのシーンの流用や合成素材の使いまわしなど手を抜く部分はしっかりと手を抜いております。
そもそもタイでの公開が前提で、日本で公開される見込みは立ってなかったのですから、色々なフッテージを流用したところでどうせバレない、というのもあったのでしょうかねえ。

そして作品内容も、ウルトラの母やウルトラ6兄弟が出てくるとはいえ、従来のウルトラシリーズの世界観とは大きく異なります。まあ強いて言えば「タロウ」には近い大らかさが感じられますが、それでも日本とタイの価値観、宗教観の違いは大きいですね。
それもこれもひっくるめてのこの作品独自の魅力とも言えますが。

それにしてもこの作品の素人くさい翻訳はなんなんでしょう?
「ウルトラ6人兄弟」はまだしも、「ウルトラマン兄弟」?
そしてちょっとエッチなシチュエーションに台詞回し。対象年齢は幾つなのやら…?

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by odin2099 | 2018-12-29 18:15 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
新作公開にあわせてのおさらいシリーズ!
――最近そんな記事ばっかりだなあ。来年も年明け早々そうなる予定だし…。

大ヒットした「ロッキー」の続編。

e0033570_22012784.jpg破れたとはいえチャンピオンのアポロ相手に善戦したロッキーは、文字通り一夜明けたら有名人。
彼を金づるだと見る人は寄ってくるし、不器用なロッキーは誘惑にも弱い。
決して裕福とは言えない暮らしをしてきたロッキーが、持ち付けない大金を持ったらどうなるか。
その転落も早い。スタローン自身も前作のヒットで一躍スターダムをのし上がったが、ロッキーの生活ぶりは自虐ネタも含まれているのかも。

判定勝ちしたものの、実は負けていたんじゃないかと言われるアポロもチャンピオンのプライドが許さない。
多くを失い結局は元の立場に戻らざるを得なかったロッキーと、今度こそ圧勝して自分の価値を高めることしか頭にないアポロ。
その再戦への道のりは良く描けていると思う。

今度はロッキーが勝つであろうことは予想出来ても、再び最終ラウンドまでもつれあい、最後は両者ともにダウン。辛うじてロッキーのみが立ち上がるという試合運び、構成も納得いくもので、前作で終っていれば傑作との声もあるだろうが、決して蛇足でも駄作でもない。
しかしその後、ここまで息の長いシリーズになるとは思わなかったが。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-12-28 22:06 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
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