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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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刃傷の場面はあるけれど、討ち入りの場面はない「忠臣蔵」映画です(厳密に言えばイメージシーンはあるけれども)。

『決算!忠臣蔵』(2019)_e0033570_20114921.jpg原作になっているのは山本博文の「『忠臣蔵』の決算書」
といっても小説じゃありません。

赤穂開城から討ち入りまでの間に、藩のお金はいくらあり、いつどんな目的にどれだけ使ったのか、そして最後にはいくら残ったのかを、大石内蔵助が残した会計帳簿をつぶさに紐解くことで数字から赤穂浪士の行動を考察した本です。

この本をベースに、お家再興にせよ討ち入りにせよ、如何にお金がかかることか、どれだけ赤穂浪士が苦労したのか、その悲喜交々を描いた異色の「忠臣蔵」映画ということになります。

脚本・監督は中村義洋、そして堤真一以下、岡村隆史、濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、大地康雄、西村まさ彦、木村祐一、小松利昌、沖田裕樹、橋本良亮、寺脇康文、鈴木福、森本くるみ、千葉雄大、鈴鹿央士、荻野由佳、上島竜兵、堀部圭亮、山崎一、波岡一喜、山口良一、近藤芳正、桂文珍、村上ショージ、板尾創路、滝藤賢一、笹野高史、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲら個性的な面々が顔を揃えています。

『決算!忠臣蔵』(2019)_e0033570_20155635.jpg先に「『忠臣蔵』の決算書」を読んでると「あれ?」と思う場面もありますし、史実を知っているとやっぱり「あれれ?」と思う箇所もありますが、そこはコメディ映画と割り切って愉しむべきでしょう。

いや案外この映画で描かれたように、浪士たちの行動は行き当たりばったりの成り行き任せだった部分も多分にあったのかもしれませんが。

ただ意外に締めっぽい場面もあったりで、コメディ映画として期待したほど笑えなかったな~というのが本音ですが、それでも「忠臣蔵」映画に一石を投じる思い切った作品であることは間違いありません。

しかし今は真っ向から、大上段に振りかぶった正統派の「忠臣蔵」映画というものは受けないのでしょうかね。




by odin2099 | 2019-11-30 08:05 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
『白蛇伝』(1958)_e0033570_20000847.jpg許仙は幼い頃に白蛇を飼っていたが、大人たちに気味悪がられて泣く泣く捨てたことがあった。
長じて許仙はある日、一人の美しい娘と出会う。
実はその娘・白娘はあの時の白蛇が人間に化けた姿だったのだが、そうとは知らず許仙は惹かれていく。
だが高僧・法海は白娘の正体に気付き、許仙を妖怪から救おうとしていた。

中国の著名な民間説話を題材にした国産初の総天然色の長編漫画映画。そして東映動画(現・東映アニメーション)の長編漫画映画としても第一作。
今から60年以上前の作品だが、白娘の可憐さと妖艶さは今日でも十二分に魅力的だ。

ただ本筋とあまり関係ないシーンが延々と続くあたりが、今日の作品群との違いを感じさせる。上映時間は79分の作品だが、原題の感覚でリメイクしたとなると40~50分程度に収められてしまいそう。全体的に緩やかなテンポなのも、あの頃ならではだろうと思う。

白娘はひたすら許仙を愛し、許仙が命を落とした際には自らの命を顧みずに”命の花”を手に入れ、そして妖力を失ってしまう。
それでも法海は許仙の為を思って白娘と対決するのだが、二人が強く惹かれ合っていることに気付き、最後は一転して二人の守護者となる、という流れは「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」などにも似ている。
純朴な若者と人ならざる者との恋愛は、中国の古典のトレンドなのかもしれない。

【ひとこと】
全てのキャラクターを森繁久彌と宮城まり子の二人が担当。
そのため、どことなく絵本の読み聞かせに近いものも。



by odin2099 | 2019-11-29 20:08 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作にしたSF映画で、監督はリドリー・スコット、主演はハリソン・フォード。
他の出演者はルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス、M・エメット・ウォルシュ、ダリル・ハンナ、ウィリアム・サンダーソン、ブライオン・ジェームズ、ジョー・ターケル、ジョアンナ・キャシディら。
物語の時代設定が2019年11月だということを知りチョイス。

『ブレードランナー<オリジナル劇場公開版>』(1982)_e0033570_18545766.jpgこの作品は劇場公開時には見ていないが、その後で二本立てで見ているのだが全然記憶にない。
当時のメモを見ても「良く出来てるけど趣味じゃない」的なことを書いてるだけだった。
その時の併映作品は「遊星からの物体X」で、そっちの方がインパクト強かったということもあるのだろうが。

で、改めて35年ぶりに見たのだけれども、そうか、こういうお話だったか、というぐらい記憶になかった。
その分、ルドガー・ハウアーの無機質な感じは格好良く思えたし、ショーン・ヤングの作り物めいた、如何にもな人造美女も悪くないなと感じたのだけれども、お話そのものはちっとも面白く思えなかった。

これは多分に自分の好みと、このSF仕立てのハードボイルドというかフィルム・ノワールなテイストと、全体を占めている暗く退廃的な雰囲気がマッチしないからだろうと思う。
ロサンゼルスが舞台と言いながらも無国籍な感じは悪くはないが、やはり自分が浸りたい世界ではないらしい。

製作中のゴタゴタからか複数ヴァージョンが存在するこの作品、せっかくだからヴァンゲリスの音楽とシド・ミードの斬新なデザイン込みで、この際とことん付き合ってみるかな。



by odin2099 | 2019-11-28 19:01 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
『フラグタイム』(2019)_e0033570_22203652.jpg3分間だけ時間を止めるという不思議な能力を持つ森谷美鈴は、ある日クラスメートの村上遥のスカートの中を覗いていたが、遥には時間停止の効力が及ばず美鈴の行為が見つかってしまう。
そのことを他人にバラされたくない美鈴は、お詫びに遥の言うことをなんでも聞くと約束してしまう。
そこから二人だけの”ひみつの世界”が広がってゆく。

昨年公開の「あさがおと加瀬さん。」のスタッフが再集結したOVAを、期間限定で劇場公開。
原作:さと、監督・脚本:佐藤卓哉、出演は伊藤美来、宮本侑芽、安済知佳。

『フラグタイム』(2019)_e0033570_22194802.jpg「あさがおと加瀬さん。」が好きだったので似たような百合モノなのかなと思って見たら、そこまでの恋愛モノ要素はなく意外に重たいお話でちょっとビックリ。

誰からも嫌われたくなくて自分を押し殺している美鈴と、誰からも好かれるように相手の望む存在であり続けようとする遥。
似た者同士でありながら、正反対の行動をとる二人。
でもこの不器用な二人が、少しずつお互いの距離をつめていく過程が愛おしくてならない。

全編を貫くふわっとした絵柄と、ラストに流れる主題歌「fragile」のカバーVer.もなかなか良い感じだった。
このまま二人を追いかけたい、見終ってそんな気持ちにさせられた。


by odin2099 | 2019-11-27 22:24 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「南総里見八犬伝」の映画化は角川春樹の念願だったそうだが、ストレートに映画化するのではなく大胆に脚色を施し、先ずは小説という形で発表しそれをベースに更に手を加えて作られたのがこの作品である。
そのため原作クレジットは滝沢馬琴ではなく、鎌田敏夫の小説「新・里見八犬伝」ということになっている。

『里見八犬伝』(1983)_e0033570_19080663.jpg主演は薬師丸ひろ子と真田広之。
角川春樹は当初からこの二人を念頭に置いていたようで、薬師丸ひろ子が学業優先で休業した際には製作を延期した(一時は薬師丸ひろ子の代わりに原田知世を主演に据えるという案も検討されたようだ)。
薬師丸ひろ子が演じるのは伏姫ではなく静姫というオリジナルキャラで、玉梓と蟇田素藤そして犬江親兵衛が母子だったり、犬飼現八が当初は玉梓側の悪役として登場するのもその改変の一例。

八犬士のメンバーは真田広之の親兵衛はじめ、犬山道節に千葉真一、犬村大角に寺田農、犬坂毛野に志穂美悦子、犬塚信乃に京本政樹、犬川荘助に福原拓也、犬田小文吾に苅谷俊介、そして犬飼現八に大葉健二と半数がJACで固められている。

対する妖怪軍団は玉梓の夏木マリを筆頭に、蟇田素藤が目黒祐樹、妖之介に萩原流行、幻人に汐路章、船虫にヨネヤマ・ママコ、悪四郎に浜田晃。そして義兄の信乃を想い、駆け落ちしようとするも彼をかばって命を落とし、死後に幻人によって利用されてしまう浜路を岡田奈々が演じる。オリジナルキャラも多いし、原典準拠のキャラももはや別人のような扱いだ。

他に遠藤太津朗、殿山泰司、高柳良一、成田三樹夫、鈴木瑞穂、曽根晴美らが出演。
脚本は鎌田敏夫と深作欣二の連名で、監督は深作欣二。
近年は子息である深作健太が、この映画版をベースに更に新解釈を加え得た舞台版「里見八犬伝」を演出し、再演を重ねている。

時代劇ではあるが劇伴や主題歌にロックを使い、特撮もふんだんに盛り込んだアクション大作。
もっとも「大忍術映画ワタリ」「仮面の忍者 赤影」を例に出すまでもなく東映時代劇は荒唐無稽だし、深作監督作品としても「柳生一族の陰謀」「魔界転生」、それに「宇宙からのメッセージ」(これも原案は「里見八犬伝」だ)の延長線上として見ればさほど不自然な流れとは言えない。

むしろ異色なのは薬師丸ひろ子のアイドル映画としての側面で、全編通してカメラは徹底的に彼女(と相手役の真田広之)を捉えている。
と同時に彼女の”大人の女優”への脱皮が意図されているためか、親兵衛に襲われて胸元を肌蹴るシーンや入浴シーン、更には親兵衛との濃厚なラブシーン(殆ど首から上しか映らないが官能的な表情を見せている)が盛り込まれているのだが、サービスショットというほどではない上に必然性に乏しく、むしろ彼女のファンを減らす結果に繋がってはいるように思える。
もっともいつまでもアイドル人気に頼るわけにもいかないので、ファンの選別も意図していたようだが。

サービスショットということでいえば、母子でありながら蟇田素藤との妖艶なキスシーンや、入浴シーンで見事な裸身を公開した玉梓役の夏木マリを評価したい。
他にも志穂美悦子と萩原流行のやや淫靡な絡みなどがあり、薬師丸ひろ子のアイドル映画を見に来た層には若干の戸惑いがあったのではないかという気がする。

主人公は静姫と親兵衛ではあるが、原典の中心的人物である信乃は無視することが出来ず、また信乃と絡み、妖之介との因縁がある故に毛野の出番も増え、他の八犬士にもそれなりの見せ場を用意し、という具合に映画全体のバランスは必ずしも良くはないが、まずは一級の娯楽作品。
「幻魔大戦」に続くメッセージ映画だ、という角川春樹の言葉はあったが、出来上がった作品にそこまでの共通性は見られない。

京本政樹と萩原流行を知ったのはこの作品。二人とも色気があり、短い出番乍ら後の活躍に繋がる存在感を発揮している。
一方「JACから大抜擢された大型新人」と一部の書籍で紹介された大葉健二は、常に兜を被り鎧武者姿なのでさほどその活躍が愉しめないのは残念。しかしJACで十年以上活躍し、「バトルフィーバーJ」「電子戦隊デンジマン」「宇宙刑事ギャバン」で主役を張った大葉健二を「新人」呼ばわりとは…。



by odin2099 | 2019-11-27 19:16 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『アナと雪の女王2』(2019)_e0033570_19385079.jpg何故エルサに魔法の力が与えられたのか?
――にスポットを当てた、大ヒット作「アナと雪の女王」の続編。
これまで中短編が2作作られているが、こちらが正真正銘のパート2。

まだ公開されて間がないこともあるのでネタバレは避けるが、蛇足になるんじゃないかなとの懸念を他所に、お話は綺麗にまとまっている。
その殆どが後付けの設定だろうが、その割に無理なく組み込まれており、エルサがより物語の中心に置かれた感じがあり、前作がアナ中心だったことと対比になっている。

前作にあった恋愛モノの要素やギャグパートは影を潜め、アドベンチャーアクション大作へ。
それでも”あの物語”の先の話、と考えれば不思議と違和感はない。
今回は海や水の場面が多いが、その美しさと躍動感は実写と見紛うばかり。

『アナと雪の女王2』(2019)_e0033570_19383549.jpg音楽もまた素晴らしい。
新曲「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」は前作の「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」に匹敵する名曲だ。
ただ前作の「雪だるまつくろう」や「生まれてはじめて」、「とびら開けて」に当たるような明るい楽曲が少ないのが弱点といえば弱点かもしれない。

最後は、これぞ真のハッピーエンド。エルサもアナもそれぞれ幸せを掴む。
これで物語は完結、「アナと雪の女王3」は不要だろう。

……それではディズニーも商売としては困るだろうから、前作と本作の間を埋めるようなお話や、オラフやクリストフらが活躍する短編映画という形ならアリかな。

【ひとこと】
吹替版の武内駿輔、いやあ、凄いもんだ。



by odin2099 | 2019-11-26 19:43 |  映画感想<ア行> | Trackback(2) | Comments(0)
『CAT’S EYE』(1997)_e0033570_19301110.jpgテレビアニメ版の主題歌を杏里自らカバーした「CAT'S EYE 2000」に乗せて、原作準拠ではない主演の3人にチラリと寄せたデザインの三姉妹が活躍するアニメーションで幕を開ける。
レオタードではないボンデージ風の衣装に身を包んでマスクを被り、秘密基地で何やら作戦を立てて行動する姿はキャッツ・アイというよりバットマン。いや、キャットウーマンだな。
中心になるのも次女の瞳ではなく三女の愛で、ストーリーや人物設定も大枠だけ原作から借りて来た別モノ。そのまま作ればそれだけで面白くなりそうなのに、なんでわざわざつまらなくするかなあ。

監督は林海象、脚本は林海象と土屋斗紀雄の共同。
三姉妹は愛が内田有紀、瞳は稲森いずみ、泪には藤原紀香。
内海俊夫は原田喧太で、浅谷光子が山崎直子で柴田刑事課長が佐野史郎、他に蒋文麗、寺尾聰、ケイン・コスギ、麿赤児、大泉滉ら。

内田有紀の愛はピッタリ、と見る前は思っていたのだけれども、原作準拠のキャラだったらねえ。俊夫(トシ)も浅谷クンもまるで別人で「誰だ、おまえ?」状態。
製作陣は原作に寄せるなんてことは1ミリも考えちゃいないようだ。
この中で唯一雰囲気だなあと思ったのは藤原紀香の泪姉だけ。一人だけスーツの胸元が窮屈そうだけど。
思い立って20年ぶりくらいに見直したけど、ケイン・コスギが頑張ってるなあとは思ったものの、やっぱり面白くなかった。

そういやこの映画の製作はフジテレビ。テレビアニメの放送は日本テレビ。アレンジ変えて再録音してるとはいえ、日テレの番組の主題歌をフジ製作の映画で流すっていうのはどうなんだろう?
またこの新アレンジが原曲の良さを損なってるとしか思えないのもマイナス。

【ひとこと】
劇中に出てくる三姉妹のお父さんの名前は「黒田」。
ということはこのキャッツは「来生三姉妹」ではない別人ってことでOK?



by odin2099 | 2019-11-26 19:34 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
題名こそ「3」だけれども、「ピンクの豹」、「暗闇でドッキリ」、「ピンク・パンサー2」に続くシリーズ4作目。番外編の「クルーゾー警部」も含めれば実質5作目ということになるからややこしい。

『ピンク・パンサー3』(1976)_e0033570_19590372.jpg前作「ピンク・パンサー2」の続きになっていて、度重なる心労のあまりドレフュス元主任警部が精神病院へ収監されて3年。
治療の甲斐あってようやく退院というところまで漕ぎつけたものの、そこへ今や主任警部に昇進しているクルーゾーが見舞いに現れたことから再び精神に異常をきたす、というところから始まる。
そして病院を脱走したドレフュスは大物犯罪者を集めた悪の組織を作り世界の命運をその手に握る一方で、何が何でもクルーゾーを殺害しようとあの手この手で攻めてくる、というお話。

執拗にクルーゾーを付け狙うドレフュス、隙あらばクルーゾーに襲い掛かる使用人ケイトー、しつこいくらいに繰り返されるコテコテのギャグは健在だが、とうとう作品中にダイヤの”ピンクパンサー”は登場しないので、そういう意味では題名に偽りありだ。

ロシアの女殺し屋を演じたレスリー=アン・ダウンのバストトップがチラリと見えるサービスショットは嬉しいが、やはり全体的に古さを感じてしまい、笑うに笑えず逆にイライラが募ってしまうのは致し方なしか。



by odin2099 | 2019-11-25 20:00 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
『小さい魔女とワルプルギスの夜』(2018)_e0033570_08480874.jpg森の奥の小屋で黒いカラスと暮らしているまだ半人前の”小さな魔女”の夢は、年に一度<ワルプルギスの夜>にブロッケン山で開かれるお祭りで踊ること。しかし一人前の魔女にならないとその宴には招待されず、今年も招待状は来ない。
どうしても夢を諦めきれずこっそりと潜り込んだものの、たちまち”大きい魔女”たちに見つかってしまい、罰を与えられてしまう。
そして”魔法の本”を渡され、その中に書かれてある7,892個の魔法を来年の<ワルプルギスの夜>までに覚え、テストに合格して”良い魔女”になれたら招待してやろうと宿題を出される。
はたして”小さい魔女”は”良い魔女”になって、夢を果たすことが出来るのだろうか。

”小さい魔女”といっても127歳。演じてるカロリーネ・ヘルフルトも撮影当時は32~3歳くらいだと思うから、ドジっ娘ではあってもいわゆる”魔法少女”のイメージはない。
そんな彼女が喋るカラスのアブラクサスを相棒に、失敗しながらも成長していくというお話なのだけれど、見ていて不思議と違和感はない。正直それほど美人という感じではないものの、無邪気で好奇心旺盛な笑顔が雰囲気にピッタリだからだ。

原作はオトフリート・プロイスラーの児童小説。
”良い魔女”ってなんだろう?というところから彼女の葛藤が始まり、理不尽とも言える”大きい魔女”たちの無理難題に対して出した答えとは…。
見ていた人には溜飲が下がるハッピーエンドではあるものの、見ようによってはちょっと残酷。
色々と考えさせられる作品だった。




by odin2099 | 2019-11-24 08:50 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
新作公開に向けてのおさらいはこれにて終了。
あとは「スカイウォーカーの夜明け」のソフト発売後に改めて9作全部見直すかもしれないけれど、そうなると実現するのは来年のGW以降だろうな。
そもそも<全9部作>の完結編として相応しい内容になっているかどうかが疑問だが、そのこと(「スカイウォーカー・サーガの完結」)はJJが再三繰り返しているので今はただ待つのみ。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』_e0033570_22385676.jpgで、エピソード8、これまた賛否両論でしたな。
「フォースの覚醒」は公開当初こそ「これが見たかったスター・ウォーズだ!」という声も大きかったけれども、次第に旧三部作の焼き直しだという声が強くなり、その反動でこの「最後のジェダイ」が持て囃されたものですが、こちらも終わってみれば「監督、許すまじ!」という意見も散見されるようになったので、つくづく「スター・ウォーズ」ファンは面倒臭いもんだなあ、と(←お前が言うな)。

まあ自分は最初から「フォースの覚醒」も「最後のジェダイ」も納得してなかったので、その点はブレてないぞ(自慢にならない)。
「フォースの覚醒」は確かに過去作の焼き直し、公式な二次創作だからというのが理由だし、反対に「最後のジェダイ」は「スター・ウォーズ」をコメディにしたかったの?という部分で好きになれない。ルークの描き方とか。

ぶっちゃけこの新しい三部作、レイとポー・ダメロンはまあいいとして、フィンがウザいのとカイロ・レンがどうしようもないヤツなのが気に入らないんだよね。完結編で二人が復権してるといいんだが。

で、相変わらずゴタゴタ続きの「スター・ウォーズ」だが、今度はしばしのインターバルの後に立ち上げるはずの新シリーズからキーマンが消えた。これによって2022年と発表されていた新作公開の先行きは不透明に。他にも新作の企画は幾つか並行して進んでるようだが、そちらを繰り上げるという話も今のところはないようだ。

これ、「スター・ウォーズ」ブランドの失墜というよりも、多分に今のルーカス・フィルムの舵取り役を任されてる人物に問題の多くがあるように思えるのだが……”現代の神話”「スター・ウォーズ」を汚すことだけは避けて欲しい。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-11-23 08:11 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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