【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

なんか続けて<平成仮面ライダー>の夏映画を見てますが、たまたまです。
そして坂本浩一監督作品が続いてますけど、これも成り行きです。

さて、「仮面ライダーフォーゼ」、賑やかな映画です。
e0033570_17135967.jpgキャラも多いですが、単なる賑やかしや空気になってるキャラがいないのが凄いです。
クライマックスシーン、大ピンチの弦太郎を救うために新たなスイッチを作ろうとするけどコズミックエナジーが足りない。そこで絆の力でエネルギーを集めようとするのですが、その際にはレギュラー、セミレギュラーだけじゃなく、TVシリーズで弦太郎と関わりがあったゲストキャラが、演じた役者さん込みで大挙して出演、という泣けるシーンが用意されています。
最初見た時は「ちょっと長いな」と思ったものですが、ここ、やっぱりジーンときますね。

ゲストといえば、宇宙鉄人キョーダイン、それに大鉄人17のリファインキャラが出てきます。
子供たちにかつてのヒーローを新鮮な気持ちで見てもらいたいという意向もあるようですが、特にキョーダインは悪役にされてしまっているので、往年のファンには複雑な心境ではあります。
その後この傾向はイナズマン、アクマイザー3、美少女仮面ポワトリン、と続いて行くのですが、最近は落ち着いた様子。次に出す時はもうちょっと考えて欲しいなあと思う部分でもあります。

ストーリー面では、宇宙が舞台のアクション物というのは「エイリアン2」「アルマゲドン」、敵基地内部での白兵戦は「さらば宇宙戦艦ヤマト」へのオマージュだそうで。
「アルマゲドン」は公開当時から明言してましたけど、まさか「さらば」とは…。
まあ特撮ヒーローやジャッキー・チェンらのカンフー映画、香港ノワール以外にも「マジンガー」や「999」「ガンダム」「バイファム」なんかも好きだったらしいですからね、坂本監督。

そしてアクション面では、何度も書いてますけど原幹恵が出色。もう彼女が主演です!
後に彼女は悪役も演じるようになりますけど、本作で見せるキリッとした表情が、敵か味方かわからない謎の美女という雰囲気にピッタリです。
また身体にピタっとフィットしたライダースーツからチラッと覗く胸の谷間。これまた以前書きましたけど、実写版「ルパン三世」の峰不二子は彼女ならハマったでしょうなあ、黒木メイサに恨みはありませんが。
しかもラストで見せる無邪気な笑顔は、それまでのクールビューティぶりとは大きなギャップがあって萌え。以後の作品で監督が寵愛するのも頷けます。
年明け早々の休業宣言(事実上の引退?)は実に残念でなりません。

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-09-02 17:21 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「超電子バイオマン」が評判になっていたので、続く「電撃戦隊チェンジマン」は途中から(多分4話か5話あたりから)見始めてハマり、次の「超新星フラッシュマン」には大期待。1話から最終回までほぼ全話をリアルタイムで見ていた。
しかしこの劇場版は劇場ではなく、後にビデオを借りて見たのが最初である。

e0033570_17063341.jpg「フラッシュマン」の始まる前年、NHKで放送していた「真田太平記」の石田三成役で気になった清水紘治が、大博士リー・ケフレン役でレギュラー出演ということで番組開始前は弥が上にも期待は高まるばかりだったけれど、実際に始まってみるとフラッシュマン側のキャストに乗れず、最後まで不満を感じたままだったっけ。
ダイナピンクから悪役に転じレー・ネフェルを演じた萩原佐代子や、途中から参加したサー・カウラー役の中田譲治の格好良さには惹かれるものがあったけれど…。

この劇場版はTVが始まってすぐの頃なので、スタッフもキャストも手探り状態。映画ならではのお祭り要素もなく、お話そのものもTVの一挿話と違いはない。
ただTVシリーズのクランクイン直後の撮影ということでスケジュールに余裕があったのか、素顔の5人のアクションシーンは多め。それが特色と言えば特色か。

そういえば大帝ラー・デウス役で出演していた石塚運昇の名前を覚えたのはこの作品だったっけ。

<過去記事>


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# by odin2099 | 2018-09-02 17:07 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_16451080.jpg今となっては懐かしいウルトラマン全員集合の新作映画。
劇場版「ウルトラマンコスモス/THE FIRST CONTACT」の併映作品で、新ヒーローであるウルトラマンコスモスのお披露目も兼ねつつ、シリーズの名場面を一気に見せる。

見どころは最後の大決戦で、このシーンは完全新作。
ウルトラマンキングやウルトラの父、母、そしてゾフィーを筆頭にしたウルトラ兄弟たちと、USA、グレート、パワード、ネオスらと、ゼアス、ナイス、ティガ、ダイナ、ガイアら出自の違うウルトラ戦士たちとの初共演。
ジョーニアスも久々の実写で参戦し、ウルトラヒーロー合体光線を見せてくれる。

その後大々的なウルトラヒーローの共演映画が作られ、マルチバース設定で異なる世界のウルトラマンたちとの交流も可能になった今日からすれば隔世の感があるが、この当時はこれが精一杯だったんだな。
合間合間にウルトラマン・エクササイズが挿入されているのに一抹の不安を覚えたのだが、それはまた別の話。

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# by odin2099 | 2018-09-02 16:54 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
昨日は半年も前に取ったチケットで2年ぶりのミューザ川崎へ行ってきました。
ちょっと遠いのが玉に瑕ですが、お気に入りのホールです。
今回の出演は指揮:大友直人、ヴァイオリン:大谷康子、ピアノ:横山幸雄、ヴォカリーズ:小林沙羅、そして管弦楽は東京交響楽団(コンサートマスター:グレブ・ニキティン)。
東京交響楽団のコンサートそのものを聴くのは3年ぶりかな。

e0033570_20315154.jpgコンサート1曲目は東京交響楽団の委嘱作品である「萩森英明:おとづれわたる秋風を」、今回が初演とのこと。8分ほどの小品ですが、印象に残るメロディはないものの耳に心地好い作品でした。
演奏後、客席から作曲者本人が登壇し、客席からの拍手に応えていました。

続いては「モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』」
普通ならコンサートのメインディッシュになり得る大曲ですが、今回のコンサートでは前半に組み込まれるという贅沢さ。あまりの音色の美しさに忍び寄る睡魔…。

20分の休憩をはさみ、後半は今コンサートのメインプログラム、「羽田健太郎(テーマモチーフ:宮川泰):交響曲『宇宙戦艦ヤマト』」

いや~、第1楽章から素晴らしい演奏でした。メインテーマと対を成す「イスカンダル」の主題も染み渡ってきます。第3楽章、第4楽章の前にはチューニングを繰り返すなど、指揮者のこだわりも凄いものがありました。
第3楽章はヴォカリーズで「無限に広がる大宇宙」が流れると思わず涙が…。
そして第4楽章のヴァイオリンとピアノの掛け合いも鳥肌モノ。

演奏前の大友さんの解説によれば、第4楽章のピアノソロ部分は作曲者である羽田健太郎自身が演奏することを想定しているため、細かい部分はスコアに記されていないのだとか。
そこで初演のライヴ録音から、今回のコンサート1曲目の作曲家である萩森英明が耳コピで譜面に落とし、それを更にピアニスト横山幸雄が渾身の演奏で応える、という素晴らしいもので、ある意味で初演を凌駕していると言っても良いかも知れません。

またプログラムに書かれている解説によれば、第4楽章のエンディングが西崎プロデューサーの強い希望により変更が加えられているんだそうですが、今回は羽田健太郎のスコア通り、オリジナルエンディングで演奏するとのこと。なるほど、最後のダメ押し部分がオリジナルにはなかったんですね。
僅かと言えば僅かな違いではありますが、これがあるとないとでは曲の印象が変わってきます。

実のところ、今回の席は若干外れでした。
このホールで演奏聴く回数はもう二桁に乗っているのですが、今までは比較的後方の中央寄りの席ばかりでした。
ところが今回はステージ間近の端、ということで音のバランスがかなり悪かったのです。パーカッションが籠り気味だったり、木管・金管が多少ずれて聞こえてきたり…。
素人でもわかる「どこで聴いても良い音がするホール」というイメージがあったので、非常に残念で口惜しい気持ちで一杯だったのですが、そんな不満を吹っ飛ばしてくれるほどの感動体験を、この「交響曲ヤマト」は与えてくれました。

演奏終了後も鳴りやまない拍手、今回は「ヤマト」ということで普段あまりクラシックのコンサートには縁がないという人も少なくなかったと思うのですが、今回の演奏の素晴らしさはどうやら多くの人と共有出来た気がします。願わくば今回の演奏のCD化と再演を期待したいところです。
また、2009年の東京交響楽団の演奏(東京川崎の2公演)も聴いているのですが、ピアノとソプラノはその後に「宇宙戦艦ヤマト/復活篇」のサントラ扱いで発売された「交響曲ヤマト2009」と同じ顔触れでした。「宇宙戦艦」という冠を排し、純然たる羽田健太郎作曲の交響曲として多くのコンサートで、様々なオーケストラでの演奏が実現することも願ってやみません。

【ひとりごと】
当日会場では何人か知人の顔は見かけましたが、どなたにもご挨拶は出来ませんでした。
Twitterなどを拝見すると面識のある・なしに関わらず、多くのフォロワーさんが足を運ばれていた由。観客の中に「宇宙戦艦ヤマト」のファンが占める割合はどのくらいだったのでしょう?
ちなみに自分の席の周りには面識のある人はいなかったのですが、皆さんの会話の端々に知人の名前が飛び交っていたのは変な感じでしたね(苦笑)。

【ひとこと】
今回アンコールはありませんでしたが、次回の演奏で可能であればアンコールで「宇宙戦艦ヤマト」を演奏して欲しいですね。
第1楽章でこのメロディは流れますけど前半部分だけなので、聴いていてどうしてもフラストレーションが溜まるんです。丸々1コーラス、出来ればフルコーラス聴きたいなあ。



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# by odin2099 | 2018-08-26 20:41 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
Blu-rayソフトが出たので改めて観賞。
「好き(許せる)」部分と「嫌い(許せない)」部分が同居し、愛憎半ばという個人的には複雑な作品だ。

「許せない」部分は、まずはモールドの入った現代的にリファインされたマジンガーZのデザイン。
なまじ回想シーンでは往年のTVシリーズそのまんまのZやグレートが出て来るだけに、なおさら違和感が。
最後の出撃にあたって再改造、パワーアップを施した、という設定ならば…いや、それでも許せないな。これはマジンガーだけの話じゃなく、新光子力研究所のデザイン含め世界観そのものへの不満でもあるが。

e0033570_08455910.jpg二つ目は声。
兜甲児の森久保祥太郎、剣鉄也の関俊彦、どちらも気取った癖のある喋り方。
甲児も鉄也も王道を行くロボットアニメのヒーローなのだから、そんなキャラクター造形は不要だ。それにオリジナル版の声優である石丸博也、野田圭一との声質の違いも気になる。
「あれから10年後」の世界なら最低限イメージは踏襲し、更に「10年後」の歳月の重みをプラスすべきだが、それとは真逆な結果になっている。特に鉄也に関しては完全なミスキャストと言わざるを得ない。

三つめは音楽。
主題歌「マジンガーZ」と挿入歌「Zのテーマ」のメロディは使われているものの、マジンガーと宙明サウンドは切っても切り離せない関係。近年度々開催されている「渡辺宙明コンサート」へ足を運んでも、今なお色褪せない現役感に圧倒されるばかり。
渡辺俊幸の音楽が悪いという訳ではないが、そこは譲れないところだ。

他にもマジンガーインフィニティの存在、ドクターヘル復活の経緯、ミケーネ文明とリサの関係など「許せない」を上げて行けばキリがないのだが、その一方でそれらを凌駕するほどの「許せる」も存在する。

”声”は気に入らなくても、甲児、さやか、鉄也、ジュン、シロー、ボス、ヌケ、ムチャらは大事に描かれ、旧友との再会気分は十二分に味わえた。
そしてマジンガーZ出撃プロセスからのマジンガー無双。それで全てが「許せる」とはならないものの、作品そのものは「全肯定」したい。

先ごろ本作でドクターヘルを演じた石塚運昇の訃報が伝えられた。
かつてのドクターヘルとは趣を異にするヘル像には違和感を禁じ得なかったが、巨悪としての圧倒的な存在感を見せつけられた。
現在進行中の作品も数多く、得難い役者がまた一人鬼籍に入られたのは真に残念である。

【ひとこと】
ぼすらーめんの客に黒鷲のドンがいるな。

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# by odin2099 | 2018-08-25 08:51 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
<東映まんがまつり>を参考にして、ゴジラ映画をメインにTV作品から数本をセレクトしてまとめて公開というスタイルで始まった<東宝チャンピオンまつり>だが、春夏冬の年三回の興行で毎回毎回ゴジラの新作を作るのは無理な話。
そこで新作は年一本とし、あとは旧作のリバイバルで埋めるという作戦に出た。
この作品は1970年冬の目玉作品で、<チャンピオンまつり>版としては70年春の「キングコング対ゴジラ」に続く二本目となる。

e0033570_20175403.jpg当時は封切館は同じ作品を二度上映できないという仕組みがあったらしく、リバイバル公開にあたっては再編集が施されるのが常。手を加えてあれば”新作”同様、という解釈らしい。
もっとも<チャンピオンまつり>は4本立て、5本立て…という番組なので、1作品あたりの上映時間は短くせざるを得なかった、という理由もあったのだろう。途中休憩が入るとはいえ、子供対象でトータル3時間4時間の番組編成は現実的ではない。

その結果オリジナル版89分に対しこちらは74分とコンパクトに切り詰められた短縮再編集版となった。
まあ15分もカットされれば人物関係がわかりにくくはなるのだが、逆に人間側の多少ドロドロしたドラマ部分が削られたので、怪獣映画としてはかえってわかりやすく面白くなったとも言える。
ハッピー興行社の熊山とその黒幕で政財界に顔が効く虎畑とのいざこざなんかより、子供はモスラとゴジラの対決を見たいよね。

なのでこのカット版、娯楽性が加味されているのでマル、である。

【ひとこと】
この作品、「ドラえもん/のび太の恐竜」の併映として80年春にもリバイバル公開されてるが、そちらは更に手を加えた別ヴァージョンなのだ。

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-08-24 20:21 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
最近新しいエンジェルたちのキャストが発表されましたね。
クリステン・スチュワートとナオミ・スコット、それにエラ・バリンズカでしたっけ。
監督は女優でもあるエリザベス・バンクスで、公開は来年秋。
日本でもきっと見られるでしょうから今からちょっと楽しみ。

さて、こちらのエンジェルたちはキャメロン・ディアスにドリュー・バリモア、ルーシー・リューの3人組。
撮影当時キャメロンは27か8、ドリューは25、ルーシーは31~2ぐらいかな。思ってたより若いな。メイクの関係なのか、皆さんもっと年上に見えちゃいます。
それにルーシー、欧米人からするとこれがオリエンタルビューティーなんですかね。
顔立ち(特に目つき)がキツくて、とてもじゃないけど美人には見えないのは自分だけ?

e0033570_19345695.jpg正体不明の”チャーリー”という男に雇われてる女性の探偵3人組が、依頼を受けて捜査をするというのが基本ライン。
お色気あり、ドンパチ…はなくてマーシャルアーツでの大立ち回りあり、潜入捜査の割に派手に大暴れしてるし、仕事中よりもデート優先してるみたいに見えたりと色々ありますが、女の子たちがワイワイキャピキャピやってるおバカ映画です。
まあ、それが愉しいんですが。

キャメロン・ディアスはかなり露出度高めのファッションが多いですが、スタイルが良いというかぶっちゃけスレンダーすぎるので嫌らしさはなく、キュートさのみ印象に残ります。
ただラストシーンはノーブラ?水に濡れた胸元がうっすらと透けているような…?

ドリュー・バリモアは胸元が大きく開いた服装が多いですね。知的というより痴的なグラマー美女?
こちらは殆ど一瞬ですけどすっぽんぽんになる場面があって、これが見えそで見えない…けど何か見えてる?というドキドキのシーン。
ちなみにこの場面で彼女が転がり込む家は、あの「E.T.」で使われたエリオット少年の家なんだとか(ご丁寧に部屋にはポスターが貼ってある)。

ルーシー・リューは色仕掛けのシーンが多く、ボンデージスタイルとまではいきませんけど、身体にピタッとフィットしたセクシーファッションを披露してくれるのですが……ルックスがルックスなだけに全然色気を感じません。
3人組の中に一人アジア人がいるということが世界的なヒットに繋がったり、各方面への様々な思惑もあったのでしょうが、彼女だけはミスキャストだったよなあ、というのが当時からの変わらぬ意見です。

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# by odin2099 | 2018-08-23 19:40 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
79年の「銀河鉄道999」の後、80年には「地球へ…」、「ヤマトよ永遠に」、そしてこの「サイボーグ009/超銀河伝説」と3本の長編アニメーション映画が公開されました。これだけの作品を立て続けに作り得た、当時の東映動画の組織力というか地力というのは凄いものがありますね。

また「999」と「永遠に」は夏興行ですが、「地球へ」はGWの公開、そしてこの「009」は初めてのお正月興行。そしてこれまでの「宇宙戦艦ヤマト」以降の作品は全て東映洋画系・東急系での上映でしたが、この作品はやはり初となる邦画系での上映と、アニメ映画が量産体制に入ったことや、アニメは商売になると判断されたであろうことから公開時期を色々と模索していたのでしょう。ただその後に続くGWやお正月の公開は、規模の小さなセントラル系以外ではありませんので、成功したとは言い難かったのかも知れません。

e0033570_18484519.jpgさてこの作品、79年春からから80年にかけて一年間放送されたTVシリーズの続編ということのようです。
TV版は東映本社の製作で実制作はサンライズでしたが、この劇場版は前述の通り東映動画が担当しています。劇中では関連性について特に触れられていませんが、コズモ博士の研究所が映るカットの片隅にTV版のギルモア研究所の廃墟が見えていることや、平和が訪れサイボーグ戦士たちも世界各地でそれぞれの細やかな幸せを掴んでいることが「その後」を窺わせます。

しかしその後の物語はいけません。公開当時は感動していたはずなのに、見直す度に評価がダダ下がり…。
元々石ノ森センセの構想では、宇宙が舞台になるにしても太陽系内規模だったそうです。
ところが東映サイドから「ヤマト、999に続け!」と号令をかけられ、おまけに「スター・ウォーズ」に関わっていたとされる謎の人物ジェフ・シーガル氏が参加するに至り、40万光年彼方への旅するという大スケールになってしまいました(この人の功績は008のデザイン変更の提案だけかな)。

「ヤマトよ永遠に」も敵母星が40万光年先ということでしたが、どっちもあっけなく行き来してしまいます。
あちらは新機能の連続ワープ、こちらは”宇宙のトンネル”スターゲイトを潜るという違いはありますが、要は遠距離もあっという間に短縮してくれる便利ツールの活用です。宇宙は狭いですね。
これならわざわざ遠くに行って物語を進めなくても、近場で良かったんじゃないですか。

009たちが対決する相手は”悪の権化”大帝王ゾア率いるダガス軍団ですが、逃亡者を追っていたとはいえ、わざわざ40万光年も離れた地球へやってくる意味も分かりませんし、その配下に第一軍団長ガロというのがいるのですが、第二軍団、第三軍団はありそうもなく、他に適当な人材も見当たらない弱小組織です。

そしてゾアが手に入れようとするボルテックスというのが正体不明。超エネルギーなのかと思いきや、生命体?で神にも等しい存在、って結局「なんのこっちゃ?」ですね。
ゾアは己の野望の為にエネルギーを吸収し続けて自滅。その場にいた009はゾアの消滅を願ったとのことですが、それなら放っておいても良かったんじゃないのかしらん? ご都合主義、ここに極まれり。

009たちがやったことといえば、浚われた001とコズモ博士を助け出しただけ。
途中で立ち寄ったファンタリオン星では王女タマラや住民たちを一度はダガス軍団から解放したのもつかの間、結局はダガス軍団の猛攻で住民は全滅、という有様です。004という尊い仲間の犠牲を払い(後にこれまた都合よく復活しますが)、殆ど何も得られなかったという、サイボーグ戦士の戦歴の中で最大の失敗ミッションではないでしょうか。

とまあ色々あるのですが、作画は安定してますし、ムード優先なので009や003に感情移入していればドラマに酔えると思いますし、必ずしも駄作であるとは言いかねますし、ぶっちゃけ個人的には大好きなのですが、それでもどう贔屓目に見ても「傑作だ!」と声高に叫ぶ愚行は犯せません。
この作品が許せるか許せないかは、「009」ファンの一つの試金石のようなものなのかも…?

ところでこの作品、一部では知られてますが、当初はりんたろう監督作品として進んでました。作画監督は小松原一男、美術監督は椋尾篁と「999」トリオのスライドが予定されていたのですが、シナリオ作りの段階でこじれて降板(小松原、椋尾の両氏も)、明比正行が監督、山口泰弘が作画監督ということで仕切り直しされています(このコンビは後の「1000年女王」も手掛けています)。

りん監督版「009」も見てみたかったですが、もし「009」を監督していたら、「さよなら銀河鉄道999」はどうなっていたのやら。
一時は春映画として情報が流れた「999」は夏映画へと延期になりましたが、これはスケジュール調整の結果? 
それでもお正月映画を仕上げた後で翌年の夏映画を手掛けるのはスケジュール的にかなり厳しそう。そうなると「さよなら銀河鉄道999」は別スタッフが担当していたのかもしれません…?

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# by odin2099 | 2018-08-22 18:57 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
元夫のせいでFBIの職を追われ、更に娘の養育権も奪われたエリンは、娘を取り戻すための裁判費を稼ぐためにバーで働きはじめ、今では店の人気ストリッパーになっていた。
その店にディルベック下院議員がお忍びでやってきて、たちまちエリンの虜になる。そして彼女に触れようとした酔客を殴り倒したところを常連客のジェリーに見られてしまう。
彼女のファンだったジェリーはエリンの娘を取り戻すべく、ディルベックを脅迫して判事に圧力をかけようとするのだが、翌日湖にジェリーの溺死体があがる…。

e0033570_22142461.jpg一応はミステリー物、ということになるのだろうか。
20年ぶりくらいに見直したのだが、相変わらずシリアスなのかコメディなのかがよくわからない。
バカバカしくて笑えるからコメディ映画、というわけではないのだが、ユーモアの匙加減も中途半端。ただスタッフは「おバカ映画」を作ってるという自覚はあったのだと思うが。
面白くなりそうな要素は沢山あるのに勿体ないな、という印象の一本。

最大の見せ場は序盤から何度かあるデミ・ムーアのストリップシーン。といってもトップレス止りだが、撮影前に身体を絞っただけあってダンスシーンは迫力がある。
ただアスリートのような筋肉質のボディ(おまけに豊胸手術を施したとも?)にはあまりそそられず、むしろ彼女以外のダンサーの方が綺麗に見えるので、彼女のヌードだけが目当ての人には物足りないかも。

事件を担当することになるガルシア警部補をアーマンド・アサンテ、エリンの最悪の亭主ダレルにロバート・パトリック、エリンの友人で用心棒役のシャドにヴィング・レイサム、それにエリンの娘アンジェラ役にデミ・ムーアとブルース・ウィリスの実娘ルーマー・ウィリスを配すなどなかなか豪華なキャスト陣だが、特筆すべきはヘンタイ議員のバート・レイノルズ。かつてのファンは泣きそうな怪演ぶりだが、嬉々として演じたのか仕事と割り切っていたのか、どっちだろう?



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# by odin2099 | 2018-08-21 22:23 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
80年代初頭の<東映まんがまつり>は、「8人ライダーVS銀河王」にこの「デンジマン」、そして「仮面ライダースーパー1」と長編(実際は中編ですが)の特撮ヒーロー映画が続きます。
メイン番組が名作物のアニメで、二番手に実写ヒーロー物が来るのは70年代中頃以来でしょうか。
その後がなかなか続かなかったのは、結局集客に結びつかなかったのか予算や時間がなかったのか…おそらくその両方でしょうかね。

e0033570_19344210.jpgオープニングからデンジ姫(演:舟倉たまき)が乗るグレートクィーン号が登場、宇宙規模の伝奇物っぽい雰囲気を醸し出していきます。
遥か3000年の昔にデンジ星を追われ宇宙を放浪し、人知れず地球をも訪れていたデンジ姫。
その時に地球に残ったデンジ星人の子孫が今日まで存在し、デンジマンたちもその末裔である、という設定にはロマンを感じます。

今だったらこの設定を掘り下げ、スピンオフの小説やコミック、あるいはVシネマ作品なども作られ、そうなると「宇宙からのメッセージ」や<宇宙刑事>シリーズもかくや、という展開も期待出来そうなんですが、そういった発想がなかった当時は勿体なかったですね。

以前にも書きましたけれど、夏公開の映画だからなのか、水着姿の女性が何人も登場。
序盤に出てくるビキニの女の子が可愛いし、デンジピンクこと桃井あきらもピンクのビキニを披露し、更に後半ではベーダー一族に捕まり縛られてる姿もグッときますが、逆に今はこういったシーンがなかなか撮れないようで、それはそれで残念…。

中編作品ではあっても同時期の二本の<仮面ライダー>映画が完全新作なのに対し、この「デンジマン」は回想シーンでTVからかなりのフッテージを流用。
なかにはデンジマン誕生の経緯といった、初めて「デンジマン」に触れるであろう子供たちへの配慮を感じさせるものもありますが、フィルムラーとの対決場面 (第8話「白骨都市の大魔王」)の流用などは純粋に水増しだろ、とツッコミたくなるところ。まあ七変化ではないですが、デンジマンたちの扮装(仮想?)も愉しめるエピソードではありますが。

それにしても3000年前にデンジ姫の乗る船を攻撃したベーダーの指揮を執っていたのもヘドリアン女王とヘドラー将軍。ということはこのお方たちは一体何歳?
また劇中描写では普通に亡くなったものと認識されているデンジ姫も、ひょっとしてまだ生存していたりする…?

【ひとりごと】
デンジブルーというか青梅大五郎というか、大葉健二はやはり一人だけ派手なことやらされてるなあ。
さすがJAC生え抜きの精鋭!

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# by odin2099 | 2018-08-21 19:42 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレ注意 **

IMFの凄腕エージェント、イーサン・ハント役で自ら危険なスタントをこなすトム・クルーズが、撮影中に大怪我を負ったということが、あえって宣伝効果を生んでしまったシリーズ第6弾。

e0033570_19355753.jpgこれまでは一作一作が独立したお話だったが、今回は前作「ローグ・ネイション」の続編。
監督のクリストファー・マッカリーをはじめ、ヒロインのイルサ・ファウスト(演:レベッカ・ファーガソン)に悪役のソロモン・レーン(演:ショーン・ハリス)が続投。
更に「ゴースト・プロトコル」以来となるイーサンの元妻ジュリア(演:ミシェル・モナハン)も再登場する。

イーサンのチームはトム演じるイーサン以外では唯一のシリーズ皆勤賞のルーサー(演:ヴィング・レイムス)に、ベンジー(演:サイモン・ペッグ)、それにCIAからイーサンのお目付け役として派遣されたオーガスト・ウォーカー(演:ヘンリー・カヴィル)。
今回ブラントの登場はないが、これは演じるジェレミー・レナーが「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と撮影が被ったためとのこと。次回作(あるのか?)では復帰なるか? 
またアレック・ボールドウィンが演じるハンリー長官も続投だが、残念ながら本作中に命を落とす。IMFは相変わらず落ち着かない。

この作品に関しては「アクションすげー!」とか書いても仕方ないので(まだシリーズ続ける気なら、いつか撮影中に死ぬぞ、トム)ストーリーについて語ろうとしたけれど、今まで以上に人間関係が入り組んでいて、誰が敵で誰が味方やら、うかうかしてると付いていけない。
基本イーサンとベンジー、ルーサー、それにジュリア以外はみんな裏の顔を持ってると思った方がいい。

e0033570_19360562.jpg前作で壊滅したと思われたシンジケートの残党に接触する、”ジョン・ラーク”なる謎の男。
「組織内部に裏切り者が?!」パターンのキャラで、状況証拠はその正体がイーサン自身だと告げているのだが…って流石にそれはない。
となるとイーサンの傍に居て協力してるような邪魔してるようなウォーカーが怪しいのだけれど、やっぱりそうだった。怪しさを装ってるだけなのかと思ってたけど。

そしてウォーカーの上司、アンジェラ・バセット扮するCIAの長官エリカ・スローンも同じ穴の狢?黒幕か?と思わせて、実は……。
いや、もしかすると土壇場で計画狂ったから開き直って表替えったふりしてるだけにも思えてくるけど、次回作があるなら彼女がイーサンたちに指令を下す立場かなあ。

そのラークへの手掛かりとなるはずだったホワイト・ウィドウ(演:ヴァネッサ・カービー)は、一作目に登場した武器商人マックスの娘という意外な繋がりが。
単にイーサンを翻弄する謎めいた美女という役回りに留まらず、この人も裏であちらこちらと繋がっていて、行動が読めない。

更に前作のヒロインであるイルサも、イーサンを助けたり、その行動を邪魔したりと謎めいた行動をとるのだが、スパイの世界は表向きの対立、横での繋がり、裏にある真の顔、となかなか大変だな。
ところで劇中でルーサーが彼女に「イーサンが愛した女は二人いた」、「一人は妻のジュリアでもう一人が」君なんだと暗に仄めかすシーンがあるのだけれど、うーん、イーサンが心を動かされた女性は三人いると思うよ。一人目は一作目のヒロイン、エマニュアル・ベアールが演じたジムの妻クレアに間違いないと思う。

なんだかんだでギリギリ、本当にギリギリのところで世界は救われるのだが、2時間半の上映時間中、緩急なんてものはほぼない。従来なら緊迫したシーンにも盛り込まれていたユーモアも皆無に近い。登場人物だけじゃなく、観客にも上映中の全力疾走が求められるのだ。
面白い映画であることは認めるが、心地良いどころかどっしりとした疲労感。少しは息抜きさせて欲しい。

【ひとこと】
何度も書いてるけど、素人に吹替させるのはいい加減やめろ!



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# by odin2099 | 2018-08-20 19:41 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
「銀河鉄道999」から「地球へ…」、という宣伝コピーに乗せられて見に行きました。
地球から遥かな宇宙へと旅立って行った「銀河鉄道999」の次は、今度は大宇宙の彼方から地球を目指すお話、という訳です。

そもそも映画化決定の報が流れた時は、作品そのものを知りませんでした。
しかしこのコピーから義務感を感じ、「マンガ少年」の別冊として出ていた原作漫画の総集編を三部まで揃えて(完結編となる第四部はまだ連載中)読み込み、ノベライズや「交響組曲」のLPもチェックして即席ファンの出来上がりです。

e0033570_07404127.jpg「999から地球へ」といいつつ、夏休み興行だった「999」と違いこの作品は春休みでも夏休みでもなくゴールデンウィークの公開だったのですが、これは何故だったんでしょうね。
「999」ほどの成績は収められなかったとのことですが、知名度で劣る部分を割り引いてもこれは当然のことと思われます。

この年のカレンダーを見ると、公開初日の4月26日は土曜日、27日が日曜日、29日(火)が祝日で、5月に入ると3日(土)が祝日、4日が日曜、5日(月)が祝日、そしてその次のお休みは11日の日曜日までありません。これでは子供や学生は簡単に見に行けませんよね。そうそう、まだ週休二日制なんてものはなかったので、土曜は学校です。
諸事情あったのでしょうが、これが3月の中頃の公開だったならばもう少しお客さんも入ったのではないでしょうか。

作品の出来も地味でした。色調も抑え気味ですし、登場するメカニックも派手さとは無縁です。またブームの真っ只中に作られながらもアニメファンに迎合していないことで、ファンからはそっぽを向かれてしまった感もあります。
神谷明、古谷徹、池田昌子、増山江威子、小山茉美ら人気声優総出演を謳い乍らも脇に配し、メインキャラクターには井上純一、沖雅也、志垣太郎、秋吉久美子、薬師丸ひろ子と門外漢をズラリと並べたのでは、ファンに喧嘩を売ってるように受け取られても致し方ないでしょう。実際、”声優”としての評価は論外な方もいらっしゃいますし。

ただ作品の出来は、東映動画が「999」に続くヤングアダルト向けの大作映画として作っただけに、今見ても色褪せることない魅力に包まれた作品だと思います。
原作のダイジェスト版となったシナリオから更に実作業中にバサバサ切り詰められ、かなり舌足らずな上に原作との相違点も目立つものになってはいますが、アニメブーム黄金期の作品としての輝きは失っていません。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2974538/



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# by odin2099 | 2018-08-19 07:47 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
これ、カルトだよなあ。

中世の錬金術師が登場してサァ大変、というお話なのだが、そのトンデモ魔力のお陰で時空が歪み、十字軍の兵士は出て来るわ、恐竜は出て来るわ(合成丸出しでガックシ)、江戸時代に飛ぶわ、でそこに登場するのが将軍様!

e0033570_21125063.jpgというわけで「暴れん坊将軍」とのコラボである。
スーパー戦隊や宇宙刑事との共闘も凄いけど、徳川吉宗だよ松平健だよ!
今後これに匹敵するコンテンツを用意するとなれば、「相棒」か「科捜研の女」あたりとコラボするしかないね。

ちなみに「暴れん坊将軍」がスタートしたのは1978年。
レギュラー番組終了後もスペシャルが作られたりしたが、それも2008年が最後。
なので、2011年公開のこの映画が、今のところ松平健が演じた最後の吉宗、ということになる。

そして「暴れん坊将軍」といえば、誰もが知ってるあのメロディ。
もちろん本作でも白馬に乗って颯爽と登場するシーンに「待ってました!」とばかりに流れるのだけれど、作曲は菊池俊輔大先生
菊地先生といえばもちろん最初の「仮面ライダー」から「V3」「X」「アマゾン」「ストロンガー」…と「ZX」までの昭和期のライダーを手掛けた偉大なるマエストロ。
なので、やっぱり「ライダー」に菊池メロディは合うんだなあ、例え「暴れん坊将軍のテーマ」であっても。

最初にこれをカルト映画と書いたけど、むしろカオス映画かも。
ライダーと暴れん坊将軍との融合も今一つだし、家族の絆だとかのテーマもなんとなく中途半端だし、多分もっと思い切って色々な要素を切り捨てた方が、映画の完成度は間違いなく上がっていたはず。
でも雑多なところがこの映画の最大の魅力なんだろう。荻野可鈴ちゃんの可愛さに免じて全て許す。

【ひとこと】
TVシリーズからのお約束とはいえ、やっぱり江戸の街に姫路城天守を映し出すのはやめようよ

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-08-18 21:20 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
原作はメアリー・ノートンの「床下の小人たち」、スタジオジブリが英米児童文学に挑んだ一本です。
何故か舞台がイギリスから日本へ移されてますが、実写じゃなくアニメなのだから原作のまんまで良さそうなんですけれどねえ。
出てくる風景も日本っぽくないし、小人たちと絡む人間側のキャラクターを日本人にした必然性も感じられません。
やはりジブリで原作モノは…(「ボロワーズ/床下の小さな住人たち」という実写映画に比べれば、遥かに原作に近いですけれど)

e0033570_21302137.jpgまあ原作とは別モノになってますけれど、原作クラッシャーというほどではなく、一本の映画として見ると悪くない出来です。
というか、今回公開以来8年ぶりに見直したのですが(つい最近の作品の気がしてましたが、もうそんなに経ったのかあ…)、当時よりも愉しく見られたかも。
中身スカスカの薄っぺらなラブストーリーに感じてましたけど、記憶にあるよりアリエッティは弾けた少女でした。そしてやはり音楽は素晴らしいです。

それでも翔クンは相変わらず捉えどころがないというか、なまじっかイケメンに描かれてるので全て許されてるというか…。
病身に甘えてないのは良いと思いますけれど、割と残酷なことを平然と言うし、自分勝手な正義を振りかざし、親切を押しつける傾向があるのはちょっと共感出来ません。
でもそんな翔クンに、アリエッティは惚れちゃった、のかな?

そこで、翔クンとアリエッティ一家は仲良く暮らしました、という安易なハッピーエンドにしなかったのは評価したいところです。
これ、ディズニーアニメだったら、アリエッティの両親が古い・狭い考えを捨ててアリエッティの進歩的な(?)考えに共鳴し、手術が無事に成功し元気になった翔クンのところに、あのドールハウスを譲り受けて居候する結末になったような気がします。
まあそうならなくて良かった良かった。

その一方で、映画は翔クンのナレーションで始まることから考えて、手術もおそらく乗り越えたと思われますが、その後にアリエッティたちと再会したことはないのかなと考えると一抹の淋しさもあります。
といっても最後に一家は大冒険をしたように描かれてますが、実際にはどの程度離れたものやら。
スピラーの案内で引っ越し先を見つけたということは、元いた場所から(人間にとっては)そんなに遠くではない気がします。アリエッティと翔、お互いに直接会わずともどこかでお互いに遠くから見つめていた、なんていう光景をちょっと妄想してしまいました。

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# by odin2099 | 2018-08-17 21:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「人造人間キカイダー」は「仮面ライダー」を差し置いて立体映画が作られるくらいの人気だったが、その続編「キカイダー01」は第1話「無敵!! 人造人間ゼロワン誕生!!」のブローアップ上映に留まった。
ただ「キカイダー」と「01」、それぞれの放送期間を考えると致し方ない面も見えてくる。

e0033570_21364992.jpg当時の<東映まんがまつり>は年2回、3月と7月の上映である。
「キカイダー」は72年7月から翌年5月までの放送だったので、クライマックスを控えた73年3月に新作映画を公開することが出来た。
対する「01」は73年5月から74年3月までの放送。73年7月の<まんがまつり>用に新作を作ることは難しく已む無くTVのエピソードを上映したが、74年3月も番組終了期のため新作映画を作るのは考えにくい。

もし80年代~90年代のように12月も含めた<まんがまつり>年3回の体制であったら、同じく80年代の<スーパー戦隊>のようにシリーズ立ち上げと同時に劇場版を製作するように組まれていたら、あるいは番組終了時に打ち上げ的な作品や後日談を作るのが当たり前だったら、立体映画は兎も角として劇場用新作「キカイダー01」が実現していたかもしれない。

もっとも「キカイダー」後半からスケジュールは遅れ、またオイルショックなどの影響から番組予算も乏しいギリギリの中で番組製作が続けられていた「01」の現場では、劇場用新作を作ろうなどという発想はそもそも出なかったのかも知れないが。

いずれにせよ劇場公開された第1話は、TVでのオンエアから約2カ月後の上映。強力な番組の裏で健闘しているヒーローの姿を映画館で初めて見る子供たちもいたであろう。
その子たちにアピールするためには第1話は格好のプロモーションになったであろうが、物語上の盛り上がりは今ひとつ。
再三書いているように前作のヒーロー・キカイダーと共演する第3話か、さもなければ併映の「ロボット刑事」同様の総集編として1~3話ぐらいまでをまとめたものを作れば、更にプロモーション効果は高かったのでは、と思うのだが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/4138078/
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# by odin2099 | 2018-08-17 20:29 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「ふしぎの国のアリス」に「シンデレラ」、「ジャングルブック」に「美女と野獣」と自社製アニメの実写化に余念のないディズニーの次なる刺客は「くまのプーさん」。日本では来月公開です。
で、それを迎え撃つべく「くまのプーさん<完全保存版>」を再観賞しました。

e0033570_19322624.jpg前にも書いたけれど、この映画は1977年に作られた「プーさん」の長編第一作なんですが、実は新作映画ではなく、1966年の「プーさんとはちみつ」に68年の「プーさんと大あらし」、そして1974年の「プーさんとティガー」の3つの短編映画にそれぞれの作品の間を繋ぐシーンを追加し、更に長篇映画らしくオープニングとエンディングのタイトルをくっつけて再編集し、長篇に仕立て直したものです。

その元になっている3つの短編も細かいお話があっちゃこっちゃ行ってるから、バラバラに作られた作品群を一つに繋いでも見てる方は気になりません。
最初のお話から8年経って最後のお話が作られてますけれど、絵柄もシンプルなので違和感もないですね。

しかし見た目は可愛らしいですが、プーって自分勝手だし他人の迷惑省みないし、実は結構嫌なヤツですねえ。ティガーもそれに輪をかけて傍迷惑な存在です。
ラビットとかピグレットとか比較的常識的で平凡なキャラたちがその被害を被り、公正中立かと思われたクリストファー・ロビンもプーに肩入れし、その行動を肯定してるように見えてしまうのにはイライラさせられます。
どうも自分の体質とは合わないようで…原作のプーは違うキャラクターなのかなあ。

ということで、プーは純然たるディズニーキャラだと思ってる人は多いようですが、原作はA・A・ミルンの児童小説。
アメリカナイズされたこのディズニー版「くまのプーさん」は母国イギリスでは批判の的となり、今日でも否定的に捉えてる人は少なくないようですが、ディズニーの原作クラッシャーぶりは昨日今日始まったことじゃありませんしね。

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-08-16 20:03 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19125166.jpgTVシリーズ「仮面ライダーW」の4エピソードを手掛けた上で、坂本浩一が初めて監督した「仮面ライダー」の劇場版。
今のところ<ウルトラマン>と<仮面ライダー>、両方を監督した唯一の存在だ。

基本は仮面劇だった前作「ウルトラ銀河伝説」は別だが、アクションメインの構成に杉本彩八代みなせといったセクシーなゲストヒロインの登場と、監督の作風はこの時点で既に完成されている。

仮面ライダーWは「二人で一人の仮面ライダー」だが、今回の映画ではどちらかというとフィリップがメイン。
母かも知れない女性マリアへの思慕や、その正体、目的を知った後での葛藤などなど芝居どころも多い。
演じる菅田将暉も芝居が上手くなったなぁと感じさせられたが、まだ高校生なんだよね、彼。末恐ろしい…?
と当時書いているのだけれども、その後の活躍ぶりは周知の通り。すっかり邦画界を背負って立つ若手のホープになっている。
ちなみにフィリップとマリアの関係は「銀河鉄道999」の鉄郎とメーテルが落とし込まれているのだとか。

ただアニメーションで描かれるメーテルは透明感を保てるかもしれないが、杉本彩という肉体を得たマリアにはより生々しさを感じてしまう。
メーテルもやたらとヌードを披露したりで本来ならばかなりセクシャルなキャラクターではあるのだが、マリアの胸元がチラチラ見えたりミニスカートだったり、ボディーラインがハッキリ出る身体にフィットした衣装を着たりでフィリップに接する様子は、より禁忌な匂いが漂ってくる。

またコメディエンヌぶりが際立つ正ヒロインの鳴海亜樹子(演:山本ひかる)と対局なのが、NEVERの一員・羽原レイカで、演じてる八代みなせもチラっと胸元はだけての変身シーンや脚技中心の格闘シーンに必要以上の色気を感じるが、これも全て監督の持ち味だ。
で、今回の映画、<平成ライダー>の中では完成度はかなり高いと思う。
TV観てないと(観ていても?)わからない作品や、どう考えてもTVとは矛盾する作品、完全に独立した外伝というかアナザーストーリー等々色々あったけれど、TVの映画化であり、TVからはみ出してもいないという点ではこれまでの中では一番と言っても良いかも知れない。
というのも以前の時期からの引用だが、<平成仮面ライダー>の夏映画の中でも屈指の完成度。
次回作「仮面ライダーOOOオーズ」の主人公が先行して登場する場面はあるものの、他に余計な要素がなく「仮面ライダーW」という作品世界の中で物語が完結しているのも大きい。

【ひとこと】
仮面ライダージョーカーのテーマは格好良い。
劇中では2回流れ、「MOVIE大戦 MEGAMAX」でのジョーカーのアクションシーンにも使われているが、テンションが上がる。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/13251943/
https://odin2099.exblog.jp/15503273/


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# by odin2099 | 2018-08-15 19:18 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
母を亡くしたジェーンは、まだ見ぬ高名な探検家の父ジェームズ・パーカーに会うため、単身アフリカの奥地へと降り立つ。
幼い頃に母と自分を捨てた父に反発するものの、やがて打ち解け探検隊に加わるが、ある日ライオンに襲われたところを一人の青年に救われる。ジェームズの話によれば彼はターザンと呼ばれ、原住民からも恐れられている存在だというが…。

e0033570_19560658.jpgエドガー・ライス・バロウズ原作の「ターザン」映画ではあるが、主人公はターザンではなくジェーンの方。ジョン・デレク監督が当時の(そして最後の)妻ボー・デレクを主演(製作も兼任)にした、これまた監督による嫁さん自慢映画だ。

最初に出てくるMGMのトレードマークのライオンの咆哮がエイプコールになっているのは洒落ているし、物語の語り部ともいうべき存在がチャールズ皇太子の結婚について触れ「ダイアナ妃と仲良く」なんて言ってるのは逆に洒落にならないが、皮肉を効かせたつもりなのだろう。

前半はリチャード・ハリス演じる傍若無人で大仰な探検家と、ジョン・フィリップ・ロー(「バーバレラ」の有翼人パイガー!)扮する実直なカメラマン、それにジェーンを交えた探検隊一行の観光地映画として進行し、三分の一を過ぎた辺りでようやくターザンの存在が語られるなど、タイトルロールでありながらターザンの存在感は本当に薄い。
ちなみにターザン役はマイリズ・オキーフで、本作以降はB級のアクション映画等で活躍している模様。

その分見どころはジェーン役ボー・デレクの肢体で、前半は控えめだが中盤からは露出が増え、無駄に水浴びのシーンがあったり、原住民の儀式(?)で全裸に剥かれたり、エンドロールに至ってはターザンとオランウータンと3人(2人と1頭?)で戯れる裸のジェーンが延々と映し出されるという謎のサービスショットが続く。
撮影当時のボー・デレクは24歳くらいだろうが、それにしても「男の人に触れるの初めて」とか「私はバージンよ」とか宣うのはギャグにしか思えない。

30年以上前にTVで放送されているのを見て以来だけれども、お話は本当に面白くない。
リチャード・ハリスの大袈裟な演技には辟易するし、ターザンはちっとも活躍しないしアクション演出もなってない。ジェーンの危機を描いたら後はさっさとターザンに救出して貰いたいところだが、ターザンが現れても苦しむジェーンの描写が続き、ターザンがモタモタしてるだけにしか見えないのだ。
監督はカメラマンも兼任してるけど、そうまでして嫁さん映したいのか、と思ってしまう。確かに魅力的なボディーではあるのだが。


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# by odin2099 | 2018-08-14 19:59 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
こちらも先日Blu-rayが出たので再観賞。沖縄の海と空は本当に綺麗だ。

「ウルトラマンジード」も前番組の「ウルトラマンオーブ」も見ていないが、両番組のヒーローの出会いから共闘に至る流れも自然。ウルトラマンゼロという便利な存在が二つの番組の融合を違和感なく成し遂げている印象がある。
思い入れのない分カタルシスもあまりないが、巨大怪獣とウルトラマンが戦う「絵」というものは良い。
ハリウッドの超大作にも、そして「シン・ゴジラ」にもこれはない「絵」だ。

e0033570_19140500.jpgこちらのオーディコメンタリーは朝倉リク役の濱田龍臣、鳥羽ライハ役の山本千尋、愛崎モア役の長谷川眞優に伊賀栗レイト役の小澤雄太。ただし進行役として円谷プロから岡本有将が参加してるのでグダグダにならないギリギリの線。
撮影秘話も多く、またウルトラファンの濱田龍臣がその知識を披露と微笑ましい限り。

ただこの顔触れならば坂本浩一監督にも参加して欲しかったところ。
「キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」のコメンタリーにも坂本監督の参加はなかったが、どちらでも出演者から監督への賛辞が聞かれるのは人徳なんだろう。

そういえば「キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」では「撮影中寒かった」というコメントが度々出てきたが(撮影は今年の初め頃だったようだ)、この「ウルトラマンジード」では「とにかく暑かった」(撮影は去年の夏)という声が多かったのは好対照だ。まあそれだけ坂本監督のワーカホリックぶりには頭が下がるが。

<過去記事>




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# by odin2099 | 2018-08-13 19:29 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
Blu-rayが発売されたので、さっそく再観賞。

これ、従来であれば作られていたであろう劇場版「キュウレンジャーVSジュウオウジャー(もしくはスーパー戦隊)」とVシネ「帰ってきたキュウレンジャー」をミックスした代替企画なのだろう。
「キュウレンジャー」の後番組が「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」という奇を衒ったものなので、混乱を避けるために<スーパー戦隊VSシリーズ>を休止し、「帰ってきた~」要素を取り入れて時系列的にTVシリーズ後とし、共演相手としてメタルヒーローを選んだのだと思われる。

e0033570_19141566.jpgそんなこんなでヒーロー共演作品というよりは、やはりこれは「キュウレンジャー」のエピソード。「キュウレンジャー」に興味があり、ハミィちゃん可愛い!という人でないと面白さも半減かもしれない。幸いヴィランズに興味を持てたので(特に平田裕香演じるメレと水崎綾女演じるエスケイプ)その点では楽しめたのだけれども、作品全体としてはちょっと微妙だったかな。

スペース・スクワッド側として見ると、「スペース・スクワッド/ギャバンVSデカレンジャー」の続編ではあっても「スペース・スクワッド2」ではなく、せいぜい「1.5」ぐらいの扱い、ということらしい。これはあくまでもギャバンやシャイダーたちがゲスト出演に留まっているからだろう。
ギャバンがTVシリーズの「キュウレンジャー」にゲスト出演していたこともあり、それに準じているのかもしれない。

いずれにせよ早く「スペース・スクワッド」の続きを見たいものだが、この作品が「キュウレンジャー」の4年後(ということは「ギャバンVSデカレンジャー」からも4年後)という時間設定が、何らかの枷にならないといいのだけれど。
例えば「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」にギャバンをゲストで出すとしても、この作品後の時系列にしてしまうと、色々とややこしい説明が必要になってしまうのだが。

オーディオコメンタリーはラッキー/シシレッドの岐洲匠、スティンガー/サソリオレンジの岸洋佑、ナーガ・レイ/ヘビツカイシルバーの山崎大輝、ハミィ/カメレオングリーンの大久保桜子、スパーダ/カジキイエローの榊原徹士、佐久間小太郎/コグマスカイブルーの田口翔大、それに鳳ツルギ/ホウオウソルジャーの南圭介だったが実にウルサイ。それに誰か進行役を置くべきだった。

【ひとこと】
ツンデレなメレは可愛いし、エスケイプは相変わらずエロカッコイイな。
ハミィはちょっと趣味じゃないんだけど…。

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# by odin2099 | 2018-08-13 19:28 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
トム・クルーズがIMFのエージェント、イーサン・ハントを演じるシリーズ第5弾。
ラスボスが死なず、逮捕で終るのはシリーズ初。

イーサンのチームは今回は前作からルーサー、ブラント、そしてベンジーがスライドしているが、今回はベンジーとのバディ物の雰囲気が強い。
回を重ねる毎にベンジーの比重が大きくなっていくが、シリーズ随一の愛されキャラだし、トムもお気に入りなのだろう。
ブラントは一見すると終始イーサンと対立している嫌味なキャラに見えるが、その実もっとも信頼されているのかも知れない。
皆勤賞のルーサーはイーサンの親友ポジに徹していて、今一つ存在感に乏しい。

e0033570_10001658.jpg敵か味方か謎の美女イルサが今回のヒロイン。英国諜報部のエージェントで、その実力はイーサンに拮抗。
演じるレベッカ・ファーガソンは、初見の時は微妙だなと思ったのだが、改めて見るとなかなか佳い女。黒ビキニや身体にフィットしたライダースーツ姿もなかなかセクシーで、次回作へ連投と異例の抜擢を受ける。ちなみに彼女とトムの年齢差は20以上あるのだけれども…見えない。

IMFサイドではハリス長官という新キャラが出てくるが、毎回組織がガタガタになるIMFにあって、彼も次回作へ続投してる模様。上層部が入れ替わってばかりなのでそろそろIMFも落ち着いて欲しいものだ。
演じてるのはアレック・ボールドウィンで、若かりし頃は”第二のトム・クルーズ”的な売り出し方をされていた記憶があるが、実際にはトムより4つ上。しかしもっと歳が離れてるようにも見えてしまう。

それもこれもトムが年齢を感じさせないバケモノだからで、予告編で度肝を抜いた飛行機でのスタントが、実は本編のクライマックスどころかアバンタイトル部分に過ぎなかった、というあたりから実に狂った映画だ(褒めてます)。
トムが自らこなすスタントは一体どこまで行くのだろう?

今回の監督はクリストファー・マッカリーで、「アウトロー」で監督・脚本を務めて以来、「ワルキューレ」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」や「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」の脚本を担当し、この続編でも脚本・監督を担当と、すっかりトムの御用達。
しかし本来この人の次回作はハリウッド版「宇宙戦艦ヤマト」の監督だったはず。この分だといつになったら着手出来るのやら…? それとも「ヤマト」にもトムを出す気かな。

【ひとこと】
ハーマイオニー・コーフィールドちゃんはやっぱり可愛い!

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# by odin2099 | 2018-08-12 10:04 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
こちらが本家「エマニエル夫人」。
「褐色のエマニエル」ラウラ・ジェムサーに対し、本家のシルビア・クリステルは透き通るような白い肌。
有名なポスターなどで見るとかなり妖艶な印象も受けるが、本編を見る限りではショートカットでボーイッシュに見えたり、少女の面影を残した無邪気な笑顔を見せたりとちょっとしたギャップがある。
終盤では様々な性の手ほどきを受け、エマニエルは少しずつ脱皮していくのだが、そのラストカットで濃い目のメイクを施した状態が、ポスターなどのキービジュアルに使われているのだ。

e0033570_22510750.jpg嫁さんが自慢でみんなに見せびらかしたい(事前にヌード写真までばら撒く用意周到さ)、それに彼女を束縛する気なんかないといってる旦那さんは、奥さんがちょっとプチ家出しただけでオロオロして周囲に当たり散らす癖に、奥さんが戻ってきてくれると今度は”性愛の伝道師”ともいうべき老紳士に調教を依頼するし、夫一筋で浮気なんてとんでもないといってる奥さんの方は、相手が同性(女性)ならノーカウントらしいし、変な理屈をつけて実はアバンチュールを愉しんでいたり、とこの夫婦が考えることはサッパリわからない。高尚な愛の哲学とやらを理解するためには、まだまだ修行が必要らしい。

今回はBlu-ray収録の日本語吹替版で鑑賞。
これ、TVで初めて放送された時のもので、多分何度目かの再放送で見たことがあったけど、なんで主役の声が山口いづみなんだろう?ハッキリ言って聴いていて辛い。
他のキャストは横森久、羽佐間道夫、藤田淑子、平井道子、鳳八千代とベテラン揃いなのに…。

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# by odin2099 | 2018-08-11 23:01 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
マーベル・コミックをディズニーがアニメ映画化した作品。
実写映画の<マーベル・シネマティック・ユニバース>を除くと、マーベルとディズニーとのコラボは今のところこれしかないのはちょっと勿体ない気もするけれど、それは今後に期待かな。

さて、お話的にもスタッフ的にも何の関係もないのだけれども、「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」を見るとなんとなくこの作品も見たくなってくる。
なんか似た匂いを感じるというか。

e0033570_00004036.jpg個人的に一番繋がりを感じる部分は、女性キャラクターの描き方、存在感。「アイアン・ジャイアント」の紅一点いやヒロインは、主人公ホーガース少年の母親のアニー
「Mr.インクレディブル」のヒロインは娘のヴァイオレットではなく、勿論その母親でありインクレディブル夫人であるところのイラスティガール、ヘレン
そして「ベイマックス」のヒロインはゴー・ゴーでもハニー・レモンでもなく、キャス叔母さん!

いずれも熟女、じゃないな、妙齢の女性が魅力的に描かれているということ。正式な設定は知らないけれど、いずれも推測するに30代半ばから40代前半くらい、かな?

キャス叔母さんは独身みたいだけど、他の二人は人妻(あ、一人は未亡人らしいけど)であっても決してオバサン化はしておらず、若々しくて実にチャーミング。
かといって少女のように描かれているのではなく、適度な色気もあり、きちんと年齢相応に見えるところが素晴らしい。アニメでは一番表現しにくい年齢層だと思うし。

また物語も、子供の視点は忘れてないけれど子供に阿ってもいないし、物わかりの良い大人は出てくるけど頼りっぱなしじゃないし、子供も大人も楽しめる冒険活劇になっているというのもポイント高し。
もし「ベイマックス」の続編を作るなら、今度はブラッド・バード監督で、なんていうのもどうだろう?
ま、アイアン・ジャイアントはワーナーのキャラだから難しいだろうけど、インクレディブル・ファミリーは同じディズニー傘下のピクサー印。”Big Hero 6”と共演する番外編なんかがあっても愉しそうなんだけどなあ。

【ひとりごと】
あ、キャス叔母さん萌えだけど、ゴー・ゴーもなかなかエロカッコ良くて好き。
でもハニー・レモンみたいなタイプはちょっと苦手かな。

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-08-11 00:05 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23445320.jpg「エマニエル夫人」の続編ではなく便乗作品で、原題は”BLACK EMANUELLE”

主演は「褐色のエマニエル」と呼ばれたラウル・ジェムサー(この作品では”EMANUELLE”名義)で、監督はアルベルト・トーマス(ビット・アルベルティーニ)。

主人公のエマニエルは女性カメラマンで、仕事で訪れたアフリカで自由恋愛主義の夫婦やその友人たちと触れ合い、愛の遍歴を重ねるというもの。

ラウラ・ジェムサーは美人度でいえば本家シルビア・クリスタルより上。
程好く均整の取れたしなやかな肢体は、観る者を十分に魅了。
またどちらかと言えば終始受け身の本家エマニエルより積極的で、相手を翻弄する小悪魔の要素も持ち合わせており、それに白い肌のブロンド美人が準ヒロイン格で絡んでくるので、様々な面で対比の妙を味わえる。

お話にはこれといって語るべき点はないが、無邪気なのか計算づくなのかわからない奔放なヒロイン像にはなんとなく惹かれ、そそられるものがあるのは間違いない。


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# by odin2099 | 2018-08-10 23:51 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21575775.jpg「ウルトラマンギンガ」の劇場版第2弾。
第1弾はTV版「ギンガ」の休止期間中に上映されたが、こちらはTVシリーズの後日談。
といってもお話らしいお話はなく、友也が作ったシュミレーション空間内で、ヒカルたちがウルトラマンや怪獣たちへのウルトライブを疑似体験し、対戦するというもの。正に「怪獣ごっこ」、ここに極まれり。

シミュレーション空間内で使用される怪獣たちの人形の出自が明確でないが、これは友也が描いた怪獣の絵に特殊な宇宙線が降り注ぎ、それが実体化したもの、と解される。そのため本編には直接出てこないものの、ガヴァドンがフューチャーされているのはオマージュなのだろう。

最後にはカオスウルトラマンやイーヴィルティガら偽ウルトラマンというか、ダークウルトラマンたちが出現して大ピンチ!しかしコンピューターがダウンして事なきを得て、というシチュエーションが出てくるが、これが偶然なのかバグなのか、それとも人為的なもの(闇の力が働いている?)なのかは不明で、何となく釈然としない。

津川雅彦扮する礼堂ホツマはラストシーンに登場し、作品を見てくれた人たちに感謝を伝える役回り。そしてヒカルたちの冒険がまだまだ続く、と告げるのだが、今改めて見るとこれまで応援してくれた「ウルトラマンギンガ」のファンに対してお別れを言ってるように感じられてしまう。
続編シリーズ「ウルトラマンギンガS」には参加していないので、尚更「これが最後」の感が強い。

<過去記事>


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# by odin2099 | 2018-08-09 22:03 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
申し訳ないけれど、昭和期の<仮面ライダー>映画のワーストを選ぶなら、「五人ライダー対キングダーク」とこの作品、どちらかだなあ。

77~78年あたりからアニメブーム、SFブームと一緒に盛り上がってきた<ウルトラマン>と<仮面ライダー>の再評価。
<ウルトラマン>は79年の春に再編集の劇場映画を作り、アニメーションながらも新作TVシリーズを実現させ、夏にも第2弾の再編集映画を公開した。
<仮面ライダー>はというと遅れること半年、79年秋からTVシリーズが再開、そして翌年春にはこの映画の公開と順調…かと思いきや、この映画の時点で主役交代というテコ入れの計画があったんだとか。
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それはさておき、TVでは先輩ライダーの客演が始まった頃だけど、この映画では一気に歴代ライダーが全員集合、というイベント性が売り。子供たちに大きくアピールする要素だったはずだけど、かつてのイメージがなく、全員が声優声で喋る歴代ライダーは偽物感がつきまとう。
第一期の<仮面ライダー>シリーズなら、素顔での出演が叶わなくても声だけでもオリジナルの俳優を呼ぼうという心構えがあったけど、そんな時代じゃなくなっちゃったんだね。

そんなこんなで最大のアピールポイントが、逆に最大の弱点に。
偽物くさい歴代ライダーとスカイライダーの絡みも不自然で(先にスカイライダーを単独で敵基地に向かわせたはずなのに、スカイターボで敵陣を疾走するその行く先々で助っ人に現れる歴代ライダーはテレポーテーション能力でもあるの?)、見ていて苦痛でしかない。

石ノ森センセのお気に入り、中村ブンの大抜擢は画面がウザくなるだけだったし、そもそもこの羅門博士一家と筑波洋の関係も説明なし。多分、洋と羅門ブンが高校か大学の同級生とかそんな感じなんだろうけどね。
宇宙ステーションに羅門博士と一緒に乗り込み、実験の成功を祝う石ノ森センセの役どころも訳わからず(同僚にしては距離を置いてるし、かといってステーションの責任者というほど偉くもなさそうだし)。

で、以前にも書いたけど、そんな中での見どころはゲストヒロインの舟倉たまき(舟倉由佑子)。
アリコマンドに襲われ服をビリビリに引きちぎられ、銀河王には体を撫で回されとセクハラ攻撃を受けまくる。もしかして下着姿を披露したり、ひょっとしてヌード?! なんてドキドキしてたことを思い出す。
後に彼女は「電子戦隊デンジマン」のデンジ姫に。東映の秘蔵っ子だったようだけど、今はどうしているのやら。

総監督に石ノ森センセを担ぎ出し、これまでの<東映まんがまつり>作品としては破格の予算をつぎ込んだ(<まんがまつり>としては)超大作だったはずなのにまことに残念。
対費用効果を考えれば、この作品がダントツのワースト1かなあ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2955289/
https://odin2099.exblog.jp/22901259/



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# by odin2099 | 2018-08-09 20:23 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
津川雅彦追悼でもう一本。
こういう作品に出るイメージのない俳優さんだったが、実は「ガメラ」「ゴジラ」「ウルトラマン」と三大特撮モノに客演という実績の持ち主。

e0033570_22592460.jpg往年のように毎年毎年、それも一年間というペースでTVシリーズを放送するというところまでは行ってないが、とりあえず毎年新ヒーローをTVに、そして劇場に送り込む足がかりとなったのがこの「ウルトラマンギンガ」。
防衛組織が登場せず、メインキャラクターが子供たちだけという異色作で、いうなれば「ごっこ遊び」の世界で完結しているウルトラマンだ。

津川雅彦の役どころは、ウルトラマンギンガに変身する礼堂ヒカルの祖父。
この映画では単に主人公である孫を優しく見守るお爺ちゃんという役回りだが、シリーズ全体では実質的主役ともいうべきキーキャラクターになっていた。
歴史あるウルトラシリーズの中でも予算、スケジュール共にかなり厳しい条件で作られたこの作品だが、このクラスの俳優さんが一人出ているだけで作品が引き締まるのだから流石だ。

「劇場スペシャル」といいつつも、スケールはTVの1エピソード並み。30数分という上映時間で新作映画とは?!と思わないではないが、低迷期にウルトラの光を灯し続けた意義は認めたい。
しかし製作から5年とはいえ、根岸拓哉、宮武美桜、大野瑞生、雲母、草川拓弥らメインキャストの中には、既に芸能界を離れてしまったり、あまり目立った活躍のないメンバーがいるのは淋しい。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/21049788/




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# by odin2099 | 2018-08-08 23:10 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
渡辺淳一のベストセラー小説を根岸吉太郎監督が映画化。
主演は秋吉久美子で、他に沖直美、岩本千春、岸部一徳、池田満寿夫、池部良、木内みどり、そして先ごろ亡くなった津川雅彦らが出演。

e0033570_22585201.jpg去年久しぶりに見直してはいるけれど追悼の意味を込めて再観賞したが、正直なところこの作品の見どころは秋吉久美子の大胆な演技、いや艶技。
儚げでどこか捉えどころのない、和装の似合うしっとりとした美人なのだが、登場シーンの大半で美しいヌードを披露。彼女の肢体だけでも間違いなく鑑賞料金の元は取れる。
更に沖直未、岩本千春と違ったタイプの美女、美少女のヌードも拝めるのは正に眼福で、成人指定映画なのも宜なるかな。

津川雅彦が演じているのは自分勝手で独りよがり、全く共感出来ない主人公。
著名人という設定なだけに今ならマスコミの格好の餌食となってスキャンダル塗れになり、その上パワハラ、セクハラの訴訟も幾つか起こされそう。
そんな彼が自業自得ともいうべき結末を迎えるラストシーンは、憐れというより滑稽でもある。また、これがあるから見ている側は溜飲が下がるのかも知れないが。

ともあれこの作品への出演がターニングポイントになり、津川雅彦は色気のある中年俳優として文芸モノの常連となった。
しかしベッドシーンの大半で喫煙してるのは気になる気になる。

<過去記事>





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# by odin2099 | 2018-08-08 23:08 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22592967.jpg学校の問題児の少女マチルドが道で倒れているところに通りかかった教師のフランソワは、家まで彼女を送って行くが、彼女が複雑な家庭環境に育ったことや実は鋭い知性の持ち主であることに気付き興味を抱く。
何とかマチルドの放校処分を取り消したフランソワは、授業の遅れを取り戻すべく個人教授を買って出、マチルドもそんなフランソワに心を開いてゆく。またフランソワもマチルドに惹かれ遂に二人は一線を越えてしまう。
だがマチルドのフランソワに対する思慕は徐々にエスカレートし、それはフランソワの妻カトリーヌへの攻撃的な態度となって表れてしまう。そして二人の関係が明るみに出る日がやってきた…。

アイドル歌手として人気上昇中だったヴァネッサ・パラディを主演に、ジャン=クロード・ブリソーが自ら脚本も手掛けて監督した作品で、共演はブルーノ・クレメール、リュミドラ・ミカエル、フランソワ・ネグレ、ジャン・ダステ、ヴェロニカ・シルヴェールら。
マチルドは17歳という設定だが、ヴァネッサ・パラディも撮影当時は16~7歳。しかし未成年でありながらも開始数分で早くもヌードを披露し、おまけに喫煙シーンまであるというのは今では許されないだろう。

物語は一口に言ってしまえば「教師と生徒の禁断の恋」を描いたもの。
わざわざ最初の方で「ロリータ趣味はない」と断言していたフランソワが、あれよあれよという間にマチルドに溺れて行く様は滑稽でもある。それでいて美人の奥さんや社会性、面子などを気にして及び腰なのが情けない。
とはいうもののマチルドの、正に「天使と悪魔」ならぬ「天使と小悪魔」の危うげな魅力には抗しがたく、フランソワの転落ぶりには一定の説得力がある。

一方のマチルドがフランソワのどこに惹かれたのかはよくわからないが、平たく言えば「自分を構ってくれた」から安心感を覚え、依存心が芽生えたということなのだろうか。
破滅志向の彼女の行動は衝動的で恐ろしくもあるが、それが一時の気の迷いやお遊びではなく、本当に一途で純粋な愛ゆえのものだったことがわかるラストシーンは泣ける。

二十数年ぶりに見直したが、”フレンチ・ロリータ”と称されたヴァネッサ・パラディの、少女としての一瞬の輝きを切り取り、フィルムの中に永遠に閉じ込めたという一点だけでも、この作品は”名作”と呼ぶに足る一篇だろう。


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# by odin2099 | 2018-08-07 23:00 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
兜甲児はマジンガーZではなくダブルスペイザーに搭乗。その為にグレンダイザーのオマケみたいな扱いになっているけれど、「マジンガーZ」、「グレートマジンガー」、「UFOロボ グレンダイザー」、「ゲッターロボ(&ゲッターロボG)」の主役たちが一堂に会した永井豪ロボットアニメの集大成。

甲児だけじゃなく、剣鉄也、宇門大介(デューク・フリード)、ゲッターチームの流竜馬、神隼人、車弁慶と6人の主役を立てるだけじゃなく、ボス・ヌケ・ムチャの3人組に弓さやか、炎ジュン、早乙女ミチル、そして弓教授、早乙女博士、宇門博士とほぼレギュラー総登場の豪華版。そのキャラクターの見せ場の割り振り方にまず敬服する。
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石丸博也、野田圭一、富山敬、神谷明らによる武器名、必殺技名の連呼も耳に心地よい。
「ゲッタービーム!」「アトミックパンチ!」「サイクロンビーム!」「サンダーブレイク!」「スペースサンダー!」「ブレストバーン!」「シャインスパーク!」各人各様の絶叫の競演。
そして耳に心地よいといえば音楽。
数々の名場面、名勝負を彩った渡辺宙明(「マジンガーZ」「グレートマジンガー」)&菊池俊輔(「ゲッターロボ」「グレンダイザー」)の豪華コラボ。
音だけでも楽しめるとはなんと贅沢な…。

お話の方は少々”でっちあげ”感があって残念な部分も。
共闘ありきで用意されたドラゴノザウルスはあまりにハイスペックすぎるし、その誕生の原因が垂れ流しにされた石油というのは逆にスケールが小さい。原水爆実験とか核廃棄物の影響ぐらいハッタリをかましておかないと。
また複数の巨大ロボットが普通に共存してる世界で、宇門博士や弓教授、早乙女博士を集めておき乍ら、改めてロボット軍団を編成するというのは今更な感が強い(当然それ以前に何度も共同作戦をとってきただろうし)。初めからそれが目的だったとしか思えないのだから。

またゲッターチームは序盤に単独行動をとる関係上、中盤以降は出番が少ないし(シャインスパークでトドメは刺すが)、甲児はギャーギャー騒ぎ立てるだけで実は活躍らしい活躍がない。実質的な主人公といえるのは鉄也だが、ストーリー全体の中では出しゃばり過ぎだし、メンバーのまとめ役に徹したデューク・フリードは終始影が薄い。各人に過不足なく見せ場を用意するのは至難の業なのだ。

だがそんな中でも、リョウ・ハヤト・ベンケイらゲッターチームの関係性、ボスを巡っての甲児と鉄也のやりとりや、ボスとさやか、ジュンの短い会話、さやかの危機に反応する甲児等々随所に「らしい」言動が盛り込まれているので、キャラクター同士の会話は自然に入って来る。
重ねて言うが、脚本家や演出家による交通整理ぶりは本当に敬服に値する。
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先に<永井豪ワールド>の集大成を目指した作品だと書いたが、企画段階では更に「デビルマン」「鋼鉄ジーグ」「キューティーハニー」の参戦も予定されていたようだ。
劇場版マジンガーの栄えある1作目は「マジンガーZ対デビルマン」だったので、不動明と甲児が久々に再会するシーンは見てみたいし、ジーグは一度はグレンダイザーとの共演映画が企画されたものの没になっただけに、是非そのリベンジを果たしてもらいたかったし、はて、ハニーはどうやってストーリーに絡ませるのやら。
しかし最後だけに実現して欲しかったものだ。

それにしても「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」とこの「決戦!大海獣」を続けて見ると、祭りの後のどうしようもない淋しさがこみあげて来る。
一つの時代は間違いなく終わったのだなあ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2268047/
https://odin2099.exblog.jp/23179734/
https://odin2099.exblog.jp/25608760/


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# by odin2099 | 2018-08-07 06:21 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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