【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

「機動戦士ガンダム」と「機動戦士Zガンダム」のミッシングリンクを埋めるOVAシリーズ「機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY」の総集編。
といってもこの作品が劇場公開された時、まだOVAシリーズは完結していなかった。物語の結末はOVAに先駆けてのお披露目となったし、細かい部分での差異も多い。

e0033570_21302416.jpg”一年戦争”終結から三年、テストパイロットとして配属されたコウ・ウラキは、その眼前で核弾頭を装備した試作型ガンダム2号機を強奪されてしまう。
試作型ガンダム1号機に乗って追撃するウラキだったが、相手はかつて”ソロモンの悪夢”の異名を取ったジオン軍のエースパイロット、アナベル・ガトーだった。ウラキはなすすべもなく、ガトーを取り逃がしてしまう。
全てはジオン残党を指揮するエギーユ・デラーズの企みだった。デラーズ率いる一派は”デラーズ・フリート”を称し、奪取したガンダム2号機を旗印に「ジオン独立戦争」の再開を高らかに宣言する。

「ガンダム」のOVAとしては先行して「機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争」が作られ、その好評を受けての第二弾という形だが、外伝的要素が強かった「0080」に対し、こちらは宇宙世紀の歴史にしっかりと根差した”正史”。「Zガンダム」に登場したジャミトフ・ハイマンやバスク・オム、更にはハマーン・カーンらも登場し、物語に厚みを加えている(プロデューサーは商売上の戦略からかアムロやシャアの登場をずっと示唆していたが、流石に出てこなかった)。

ウラキとガトーの間で揺れるヒロイン、ニナ・パープルトンは、OVAを見ていても揺れ幅が大きくて捉えにくいキャラクターだが、ダイジェスト版であるこの映画では一層その心理状態がわかりづらい。それにこの作品は戦争モノであると同時に政争モノでもあるので、限られた時間でその全てを理解しろというのは土台無理な話ではあるが、その一方で骨太な映画らしい映画になっているのも事実。OVAシリーズ(全13話)を見た上で作品世界を点描、そして「ガンダム世界」を俯瞰する手助けとしてこの映画版を見るのも良いと思う。

それにしてもアルビオンのクルーたちが、ティターンズ結成に伴ってその制服に袖を通すというラストシーンは恐ろしい。この作品におけるアルビオンは主人公の母艦、いわば”正義側”の象徴だが、「Zガンダム」におけるティターンズは物語構造上の”悪役”。知らず知らずのうちにキャラクターたちの立ち位置が代わっているのだ。この作品で主人公を助けた”良い仲間たち”は、次の作品の主人公によって”倒すべき敵”になっているのである。



# by odin2099 | 2018-11-21 21:34 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
新作が来るというので、これまたお浚い。
初見の時の興奮と感動はだいぶ薄れてきたけれど、それでも見ているうちに拳にどんどん力が籠ってくる。

しかし改めて見ると、ロッキーの親友でエイドリアンの兄のポーリー、本当に嫌な奴だよなあ。
毎回毎回このキャラ出てくるとイライラする。
いい味出してることはわかるし、人間臭くて人気があるのもわかるけど、見ていると「許せない」という気持ちになる。同情する気にもならない。

e0033570_21334886.jpgそしてロッキーも押しが強いというか、他人の迷惑省みず、でデリカシーのなさが気になる。
吹替だと羽佐間道夫が、更に大声でわめくチンピラ風な役作りをしてるので余計そう思える。
スタローン本人の声はそこまでじゃないんだけど。

日和見主義で、調子のよいことではポーリーとドッコイドッコイのミッキー。流石のロッキーも激高するが、その後で仲直り。そのシーンは台詞がOFFになっていて観客にはどういう会話があったのかわからないが、ロッキーが彼を許した決め手はなんだったんだろうな。

ラスト、微妙な判定の結果、勝利はアポロの手に。
しかしロッキーもエイドリアンも聞いちゃいないし、観客の歓声やロッキーの大声で、映画を見ている側にもちょっとわかりにくい。
ボーっと見ていたのか、ロッキーが勝って終わったと勘違いしてる人もいたとかいないとかいう噂もあるらしいが(パート2と混同してる?)、案外その辺りが続編製作の決め手になっていたりして…?

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# by odin2099 | 2018-11-20 21:38 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21245595.jpg<東映まんがまつり>上映用に作られた劇場作品。
劇場公開日は第7話が放送されていたが、監督が同じな為おそらく1~2話と同時期に撮影されたものと思われる。

ゴズマの大規模作戦にタイムサスペンスを盛り込み、まだ番組開始直後でありながらも電撃戦隊のメンバーの個性を活かそうとしている娯楽編。特にチェンジグリフォンに変身する疾風翔のキャラクターは、この時点で既に固まっているようだ。

<まんがまつり>版の<スーパー戦隊>作品は、シリーズ開始直後に製作されることも多く、また初期作品を除けば予算もスケジュールもTV並みなせいか派手さや豪華さに欠ける面も見られるが、そんな作品群の中にあっては秀作である。

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# by odin2099 | 2018-11-20 21:30 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
ディズニーが自社制作のアニメーション映画の実写化に乗り出したのは、確かこの作品が最初。
といっても単純な「ふしぎの国のアリス」の実写リメイクではなく、半分リメイクで半分続編だ。

映画の冒頭には幼い頃のアリス(6歳という設定らしい)が出てくるシーンがあるが、物語はその後一気に13年後に飛ぶ。後半ではアリスの想い出という形でこの幼い頃がもう一度出てくるが、どうやらこの時に彼女は”不思議の国(ワンダーランド)”に彷徨いこんでいた、ということらしい。
そして19歳になったアリスはそのことを忘れ、前回と同じような状況(白いウサギを追いかけ、薬を飲んで小さくなり、ケーキを食べて大きくなり…)を経て”不思議の国”にやってくる。

e0033570_20464339.jpgジョニー・デップが演じるということで、”不思議の国”の住人たちの中ではマットハッターが大きな扱いに。例によって白塗りのおふざけ演技全開で、彼のファンなら愉しめるだろうが、主人公であるアリスの存在がやや霞む遠因にもなっている(ヘレナ・ボナム=カーターやアン・ハサウェイもかなり濃い役作りをしていることもあるのだが)。

そもそもファンタジー映画かと思って見ていると、アリスが剣を手に取ってモンスターの首を切り落とすシーンがクライマックスになっているアクション映画を、はたして「ふしぎの国のアリス」の映画化と呼んで良いものか微妙…。

ところで作品中でアリスは、小さくなったり大きくなったりを繰り返す。その度に彼女は全裸になってるはずだけどそんなシーンはないし、それを匂わせる描写も(殆ど)ない。ティム・バートンを監督に起用したせいかかなり毒気のある作品にはなっているものの、その辺は流石に”健全な”ディズニーといったところか。ちなみにバートン監督の憧れの俳優の一人、マイケル・ガフは本作が遺作となった。

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# by odin2099 | 2018-11-19 20:48 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
「ファーストガンダム」もラストシューティング!
三作目、完結編となり、映画らしさもグーンとアップ。前2作に比べて新作シーンも大幅に増え、しかも新規登場キャラクターまで出る豪華版。アムロ、シャア、ララア、それにセイラも加わってのニュータイプ話はチンプンカンプンだったという人も少なくないだろうけれど、ドラマの見せ方としては格段の進歩が見られる。
ということで一段と「映画らしく」なっているといって良いんじゃないかな。

e0033570_20102252.jpg改めて見るとかなり希望に満ちた、未来への明るい展望を抱けそうな結末になっているのだけれども、実際はこの後で地球連邦内部でのゴタゴタ(エゥーゴVSティターンズ)やらネオジオンの勃興やらで、常に「歴史は繰り返す」状態にあるのが宇宙世紀の「ガンダム世界」。
一足飛びに”ニュータイプ”が”イデ”になっていたらとも思うけれど、あれはあれでまた救いようがあるんだかないんだかわからない世界なので、人類に平穏な時は訪れないということなんでしょうか。

そういえばTVシリーズのラストでは曖昧だったシャアの生死だけれども、ハッキリと生存ということでケリをつけたのがこの映画版ということで宜しいか?それともあれはお遊び?ファンサービス?
ただ特徴的なヘルメットのシルエットが映し出されているけれど、キシリアを撃った時にはシャアはマスクもヘルメットも脱ぎ捨てているんだよね。どこで調達したのやら。

ところでこの作品には新規作画でセイラの入浴シーンも盛り込まれている(ミライの入浴シーンは採用されたのに、なんでフラウの入浴シーンはカットされたんだ?)けれど、当時の映画館ではこのシーンになるとシャッター音が場内に響き渡ったとか。
まだ映画泥棒とかが騒がれていない時代ならではだけど、その観客の反応を見て18禁アニメの金字塔「くりいむレモン」シリーズは始動したとかしないとか。

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# by odin2099 | 2018-11-19 20:14 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
2カ月くらい前だったかにネットで見つけたコンサート。
演奏曲目が
 冬木透:交響詩「ウルトラセブン」より 第1楽章 "ウルトラセブン登場!"
 伊福部昭:SF交響ファンタジー第1番
 宮川泰:組曲「宇宙戦艦ヤマト」
 レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
 レスピーギ:交響詩「ローマの松」
ということでチェックしてました。
会場がすみだトリフォニーホールの大ホール、チケットが¥2,000というのも大きな魅力。
で、いそいそと錦糸町へ。

e0033570_18005171.jpg全席自由ということもあるのか、開場の30分ほど前に着いた時は既に数十人の列。係員のアナウンスによると、いつもより来客数が多い様子。さすが「ヤマト」だなあとか思っていたんですが、よく映画館やコンサート会場でお見かけする顔は見当たらず。年配の方が多いので、客層としてはいつもと変わらなそうです。アマチュアコンサートならではの楽団員の家族・友人ら関係者や親企業繋がり、取引先の方、地元のクラシック好きといったところがメインでしょうかね。指揮は曽我大介。

前半は「交響詩ウルトラセブン」、「SF交響ファンタジー第1番」、「組曲宇宙戦艦ヤマト」(「序曲」、「宇宙戦艦ヤマト」、「出撃」、「大いなる愛」の4曲からなる小組曲)を一気に演奏。
これらの楽曲ってテンポは様々に変化するし、金管は鳴りっぱなしだし、演奏の難易度はかなり高いと思うのですが、それらを難なくクリア。指揮者の緩急のつけ方には原曲と違った癖が所々見受けられましたが、アマチュア演奏家の集団でこの”音”は立派です。あっという間に終わり、もっともっと聴いていたいと思いました。

後半はレスピーギの<ローマ三部作>から「交響詩ローマの噴水」と「交響詩ローマの松」、コンサートの構成上こちらがメインのプログラムです。
こちらも素晴らしかったですね。素晴らしすぎて途中で一瞬記憶が…(あれ?)

アンコールはマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」。
随分と地味だなあと思っていたら、2曲めはなんと!「宇宙戦艦ヤマト」! しかも指揮者が自らマイクを握り、歌う?!

――これは正直言ってズルです。反則です。生オケをバックに熱唱するのはアリですか?
思えば指揮者の曽我さん、1曲目だけセブンTシャツにセブンのお面(お祭りなんかで売ってるアレ)で演奏するというなかなかのお茶目さん。こっちも手拍子しながら一緒に歌いましたよ、もう…!




# by odin2099 | 2018-11-18 18:02 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_17074659.jpg悲惨な大列車事故からただ一人、奇蹟的に無傷で生還したデヴィッド。そんな彼の元に不思議なメッセージが届けられる。その送り主は、難病に苦しむコミック・ギャラリーのオーナーのイライジャ。イライジャは、訪ねてきたデヴィッドに奇妙な話を始めるのだった。

前作「シックス・センス」でそのストーリー・テラーぶりを広く賞賛されたM・ナイト・シャマランは、この作品でも巧妙に計算されたストーリー展開と、ラストの謎解きを楽しませてくれる。しかもそのヒントは既に冒頭に提示されているという大胆さだ。

ただ今回は扱っている世界が世界なだけに、一部のマニアは兎も角として、前作ほど幅広い共感を呼ぶというか納得出来るものにはなっていないのが残念。個人的には好きなのだが。

ラスト・シーンも、私はやるせなさを感じたのだが、おそらくは狐につままれたような気分になる方のほうが多いのではないかと思われる。
――以上、「しねま宝島」より転載。

当時は「なんじゃこれは」という気持ちもあったけれど、その後は浴びるように(?)アメコミ映画群の洗礼を受けたので、今では頷ける箇所の幾つか。
ヒーローとヴィランは対極の存在だとか、かつては友人同士だったとか、ヴィランは”二つ名”を持っているとか。

しかしデヴィッドはヒーローというよりヴィジランテだし、”ミスター・ガラス”の動機と目的はわからないでもないが、それを実行に移すだけの資本力や行動力には疑問符が付いてしまうのだが。



# by odin2099 | 2018-11-17 17:17 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21320905.jpgミスニーという少女の保護を依頼されたWWWAのケイとユリ。しかし彼女たちが到着した時には既に依頼人は何者かに殺害されており、少女も行方不明となっていた。
その二人の元に、ミスニーは”ノーランディアの森”に逃げ込んだという情報がもたらされる。手掛かりを求めて森へ入った二人だったが、そこで彼女たちは奇妙な幻覚に襲われる。

TVアニメシリーズの後を受けて製作されたOVAで劇場公開もされた。
スタッフはTV版とは別だが、主役二人のキャスト(頓宮恭子と島津冴子)は続投。キャラクターデザインもTV版と同じ土器手司だが、安彦良和の原作挿絵に近い雰囲気に再アレンジされている。

原作者の高千穂遙の承諾なしに企画・制作が進められたという曰く付きの作品だが、TV版でオミットされたケイとユリの超能力(クレアボワイヤンス=千里眼)やユリの扱うブラッディカードなどの設定が復活し、皮肉なことにより原作の雰囲気に近くなっている。バッドエンドながらあっけらかんとしたラストシーンも原作っぽい。

今回三十年ぶりに見直してみたけれど、肝心のお話はサッパリだし、音楽も安っぽい。
けれども原作にもTVにもなかったケイとユリのヌードシーンが、何故かふんだんに盛り込まれているので違った楽しみ方も出来そう。



# by odin2099 | 2018-11-16 21:38 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
<ハリー・ポッター>新シリーズ!
――と銘打たれているだけに、いきなり「ヘドウィグのテーマ」で幕開け。
やはりこのメロディ流れないと<ハリー・ポッター>じゃないよね。

ちょと待て。
ヘドウィグ出てこないのに「ヘドウィグのテーマ」流れるのヘンじゃね?
「ハリー・ポッターのテーマ」ですらないのに。
いや、仮に「ハリーのテーマ」だとしても、まだ生まれてないし…。
まあこのメロディ流れるから地続きの世界だとわかるんだけど、こんなところに違和感を覚えちゃうのは少数派なんでしょうな。

e0033570_22213556.jpg時代は1926年、ハリーはもちろん生まれてない。
というよりこの年、後のヴォルデモード卿ことトム・リドルが生まれた年!
それ相応の理由があるんだろうと睨んだんだけど、作中でそれに触れてる箇所はなし。深読みしすぎたか?

最初は<ハリー・ポッター>のスピンオフくらいに気楽に考えていたけれど、どうやら全五部作という長大なシリーズになるということは、れっきとした”前史”となるみたい。
ヴォルデモード以前に猛威を振るった闇の魔法使いグリンデルバルドは、その強大な力の一端を見せるに留まっているが、次回作以降はメインのヴィランとして大暴れするんだろうし、今回は名前だけの登場に終わったダンブルドアもメインキャラクターとして出てくるようで、そうなると両シリーズのリンクも顕著になっていくんだろう。

とりあえず本作は、<ハリー・ポッター>の新作を期待して見るとちょっと違うなあと感じるだろうが、やがて両シリーズは寄り添うようになり、五部作完結の暁には5作+8作=計13作にも及ぶ一大叙事詩、ファンタジー巨編になるのかもしれん。
お楽しみはまだまだ続くのだ。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-15 22:24 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
続いて「ファーストガンダム」第二部へ。
前作(第一部)はただTVのエピソードを繋いでいるだけと感じたが、この第二部は映画作りに対する慣れも出てきたのか一味違ったものに。

e0033570_19531000.jpg映画化にあたって加えられた新作シーンも、前作ではTV版のリテイクの意味合いが強かったが、今回は映画版独自のカットも用意され、更に映画用に作られた新主題歌が印象的に使われていて、TV版から少なからず飛躍した感じを受ける。

もっともこの<特別版>では、第一部の時点から音楽面がほぼ全面的に刷新され、三部作共にTV版とも旧映画版とも全く違うものに仕上がっているので、第二部なりの独自性は若干薄められているのだが。

ストーリーは、「ホワイトベースの行動を中心に、それに絡んでくるジオン軍」という図式で押していった前作に比べると、ランバ・ラルとの戦い、黒い三連星の攻撃、オデッサ作戦、ハモンの復讐戦、カイとミハルの悲恋(?)、ジャブロー攻略…と様々なエピソードが次々と展開されるので忙しないが、佳境に差し掛かってる感は味わえる。

【ひとりごと】
レビル将軍、モービルスーツとか言っちゃってるよ。なんでアフレコ時にリテイクしなかったのかな。

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# by odin2099 | 2018-11-14 22:44 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
第3話「暗殺 毒ぐも作戦!!」を<東映まんがまつり>用にブローアップした劇場版。

以前にも書いたが「仮面ライダーX」序盤は連続ストーリーなので、上映エピソードの選定には頭を痛めたものと推察される。
実際この3話だけ見ても基本設定はよくわからないし、GOD機関の目的やXライダーの立ち位置も不明。そもそも放送から2週間で劇場に掛けるというのも異例のことだ(劇場公開日は第5話が放送された日)。
e0033570_19555572.jpg
番組編成時は第1話を想定していたのではないかと思われるが、第1話も前後編の前編。
「仮面ライダーV3」のように第2話を上映するという手もあったかもしれないが、最終的には誰がどういう判断でもって第3話に決定したのか、そこら辺の事情は気になっている。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-13 20:03 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「銀河英雄伝説」最初の映画を見たからと言って”田中芳樹祭り”を始めるつもりはないのだけれども、なんだか「アルスラーン戦記」も見たくなってきた。
実は田中芳樹デビューは「銀英伝」より「アルスラーン」が先。思い入れが強いのも「アルスラーン」の方かな。

e0033570_21491768.jpgこの映画版は原作小説の第1巻を忠実に1時間でまとめたもの。”動き”は淡泊なので、アニメーション映画としての愉しさにはやや欠ける面がないとは言えないが、画面そのものは綺麗だし、音楽も素晴らしいし、配役も概ねイメージ通り。台詞もそのままなので、これを見て「原作と全然違う!」と感じる人は少数派ではなかろうか。

むしろあまりにも小説そのままなので、そこに物足りなさを覚える人もいるだろうが、それでもダリューンとナルサス、ファランギースとギーヴの原作そのままの毒説の応酬などは心地良く感じるのではないかと思うし、「アルスラーン戦記」を知らない人が手っ取り早く作品世界を知るには格好のテキストだ。

しかしこの頃は先にどんな展開が待ち構えているか、アルスラーンの麾下にどんな人材が集まってくるのかワクワクしながら「次」を待ったものだが、未だに最終巻を手に取ることが出来ない。やはり「皆殺しの田中」は健在だったか…。
そして新しいヴァージョンのアニメ版は、キャラが好みじゃないので今一つのれない……。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-12 21:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI/誕生 赤い彗星」を見ると、「機動戦士ガンダム」本編も見たくなってくる。
ということで「ファーストガンダム」を<特別版>で。

この作品、映像部分はそのままで音の部分をリニューアル。
BGMは全面的に差し替えになり、効果音も変わり、そして再アフレコも敢行。
一部のキャストは変更になり(といっても既にTVシリーズを劇場版にする際に一部のキャストが交代になり、更に2作目、3作目と作られる過程で途中交代もあるのだが)、台詞も微妙に変わったりで違和感の方が強いのだが、それも二度目ともなると慣れも出てきてあまり気にならずに愉しめた。

e0033570_19571802.jpgそれよりも「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」から見ると、アムロもカイもガルマもまるで別人。
あのガルマじゃ周囲の反対を押し切ってイセリナと恋愛する余裕はなさそうだ。
ランバ・ラルとハモンも別人だし、シャアとセイラも…いや、この二人が一番違和感ないか。

「ファーストガンダム」から入った人が「THE ORIGIN」を見ると、キャラの改変ぶりに「あれあれ」と思うだろうし、そちらに慣れると今度は「ファースト」を見た時にやはり「あれれ」と感じるんじゃないかと思うけれど、逆に「THE ORIGIN」から入った人は「ファースト」を違和感なく見られるんだろうか。

アムロがガンダムのマニュアルを抱えていたことに気付かないテム・レイ?
リュウが余計な声掛けをしなければ、注意力を削がれたパオロ艦長が負傷することはなかった?
モニターに映ったアムロの顔を見ても無反応のブライト。テムの息子の写真、見せられてたけど覚えてない?
お互いの顔が認識し辛いくらい離れているのかと思いきや、シャアはセイラ銃を蹴り落とせるくらいに近い?

以前から気になっていたけど、改めて見ると色々思うところはあるわな。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-11 19:58 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<ハリー・ポッター>完結編。
1作目が英米で公開されたのは2001年11月、そしてこの最終作が公開されたのが2011年7月。
約10年に亘り全部で8本の映画が作られるとは、正に「史上最強のファンタジー」。今後これを越える作品はなかなか出てこないだろう。

e0033570_22480433.jpg最初はとにかく原作小説に忠実にという形で始まったこのシリーズも、途中で原作をただ追いかけるのではなく映画独自の世界観にシフトチェンジ。そのことで出番が減ったり無くなったりしたキャラクターもあるし、説明不足に終わった部分もあるものの、とりあえず小説を読まずに映画だけ見ていても「わかる」シリーズになったという点では大成功といえよう。全てに納得しているわけでは勿論ないのだが。

しかし完結しても、まだまだ<ハリー・ポッター>は続く?!
<ファンタスティック・ビースト>シリーズの2作目がもうじき公開だし、3作目の脚本も出来上がった様子。
スピンオフではなく、本気で<ハリー・ポッター>の前章にするつもりなのだろうか?

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-10 22:51 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
何故か急に見たくなったのでDVDをセット。
今日まで続く「銀河英雄伝説」アニメーション版の第1作。
自分はこの作品から「銀英伝」に入った。

e0033570_21535848.jpgということで予備知識なしで見たのだけれども、60分という時間の中で作品世界の設定、主要キャラクターの立ち位置などがハッキリわかる、パイロット版としては理想的な作りだった。
あとで原作となった小説を読んでみて、こんな一部分だけを取り出してまとめたのかと驚くやら、呆れる?やら…。

宇宙を舞台にした艦隊戦があるとはいえ、キャラクターは大人しめの動きしかつけられていないので全体的に地味な作り。アニメーションとしては邪道なのではなかろうか、という部分もあるのだけれども、しっかりした土台(原作小説・脚本・演出)があり、人気と実力を兼ね備えた声優陣を一言二言の台詞の為にかき集め、そして全編を彩るのは格調高いクラシック音楽、ということで傑作足らしめているのはお見事だ。こんな作品(シリーズ)、二度と作られることはないだろうなあ。

と、いつまでもノスタルジイに浸ってないで、そろそろ「ノイエ銀英伝」の方も見てみないといけないな。来年は更なる展開があるようだし。

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# by odin2099 | 2018-11-09 22:07 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
1作目は2003年、この2作目は2011年、そして間もなく公開の最新作は2018年と息の長いシリーズに。
このペースで行くと2024年か25年に4作目の公開もあり得る?

e0033570_21140739.jpg結果オーライで前作でヒーローになったイングリッシュ。しかしというべきかやっぱりというべきか、次なる任務で大失態を犯してクビに。ところがそこにMI-7から緊急呼び出しが。

ということで再び最前線にカムバックすることになったものの、やっぱり相変わらずのドジ、マヌケ。
でも実のところイングリッシュの身体能力は決して低くはなく、かなりの技量持ちであることは前作から所々で描かれてきた。なので今回も結果的に大活躍となるものの、それは必ずしもまぐれではない。

しかし”Johnny English Reborn”という原題がなんでこんなヘンテコな邦題になったかというと、<007シリーズ>に「慰めの報酬」という作品があったからだが、その時のボンド・アクトレス=オルガ・キュリレンコは次回作のヒロイン。
で、本作のヒロインであるロザムンド・パイクは<007シリーズ>の「ダイ・アナザー・デイ」のボンド・アクトレスだったりする。

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# by odin2099 | 2018-11-08 21:20 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
アニメ版「ゴジラ」三部作の第二部。ソフトが発売されたので、こちらも再観賞。
第一部のソフト発売は第二部の公開後だったが、今回の第二部は第三部公開前に発売された。それが正解だろう。

e0033570_23032838.jpg前作ではゴジラを倒したかとぬか喜びしたのもつかの間、もっと強大な真のゴジラが出現する、というところで幕を閉じた。今回は一敗地に塗れた主人公たちが如何にゴジラに反撃していくかに焦点を絞っているため、アクション要素は前作より多め。
その一方で、平和を愛する素朴な民族を登場させることで、戦闘一辺倒になりがちなドラマのアクセントにしようとしているが、元々主人公側が地球人だけでなく、更に異なる二つの宇宙人とで構成されているので、対比の妙はそれほどでも。

それよりもせっかくアニメーションという新たな表現媒体で「ゴジラ」を描きながら、メカゴジラやキングギドラ(モスラもか?)といった旧作準拠のキャラクターに頼った物語しか作れないことにもどかしさを覚える。
従来のファンを大事にしつつ、アニメという新ジャンルでの新たなファンを獲得したいという思惑なのかも知れないが、新たなジャンルに挑戦するならもっと大胆に新規開拓の道を探らなければ先細りになってしまうと思うのだが。

三部作の中間ということからか、かなり後味の悪い終わり方をしているが、最終作で大団円を迎えることが出来るのか。
というよりこの世界観では一体何がハッピーエンドなのだろう?
ゴジラを倒して地球を人類の手に取り戻しました、メデタシメデタシではあまりに安易すぎる。
それとも共に滅びの道を辿るバッドエンディングこそが相応しいのだろうか。その結論はまもなく出る。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-07 23:09 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_23031405.jpgアニメ版「ゴジラ」三部作の第一部。完結編の公開が近付いてきたので見直しを敢行。
「ゴジラ」をアニメにしたって面白くなるもんかなあと思いながら見ていたもので、やっぱり面白くはないなあというのが偽らざる感想。

遠い未来を舞台に怪獣たちに、いやゴジラに蹂躙された地球を取り戻そうと戦う人類の生き残りの物語、というのはSFアニメの題材として決して興味を惹かれないという訳ではないが、何も「ゴジラ」という手垢付きまくりの超メジャー怪獣を使ってやらなくても、と思ってしまう。

またこの作品に登場するゴジラがあまりにも超越した存在過ぎて隙がない。どう足掻いても主人公たちに勝ち目はなさそうで、そこにハラハラドキドキやワクワクといった感情が湧いてこないのだ。
平面的にのっぺりとして描かれた登場人物たちにも魅力を感じないし、こういう形で「ゴジラ」をアニメにしたのは果たして良かったのだろうかという疑問符が付く。

まあまもなくその答えは明らかになる筈だが――。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-07 23:04 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<平成ガメラ>三部作の第二作。
e0033570_21571985.jpgSF映画としてもさることながら、ミリタリー映画としても秀作。
それを危険視したり危惧する人も少なからず存在するが、映画というフィクション世界をそこまで規制するのは如何なものか。
単純に格好良いものに憧れ、迫力ある場面に高揚感を覚えることは罪なのだろうか。

序盤から畳みかける展開は、何度見ても熱くなる。
実のところ後半の一大攻防戦では、音楽の盛り上げ方が今一つだなと感じる場面や、自衛隊の戦闘状況が指揮所での会話で進められるという、リアルではあっても些か地味な表現に物足りなさを感じはするものの、やはりこの作品は単に怪獣映画のみならず、邦画界にあっての一つの到達点と言えそうだ。

嫌味がなくかつ個性的な演技陣も適材適所だ。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-06 22:00 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21162451.jpg”ライフ財団”が危険な人体実験に手を染めていることを知った記者のエディ・ブロックは、主宰者である天才科学者カールトン・ドレイクにそのことを詰め寄るが、その無謀な取材によって職を失い、恋人のアン・ウェイングとも破局してしまう。
自暴自棄になったエディの元に、財団で働いている科学者のドーラ・スカースが接触を果たす。
彼女によれば財団は、宇宙から回収した謎の寄生生物”シンビオート”と人間を融合させる実験を行っているのだという。真相を突き止めるべく研究施設に潜入したエディだったが、彼自身が寄生されてしまった。
エディに寄生した”シンビオート”は次第に彼を気に入り、共生関係を確立、「俺たちはヴェノムだ」と名乗る。
融合実験の成功例として、執拗にエディ=ヴェノムを追う財団。そしてヴェノム以上のパワーを持つライオットがドレイクに寄生し、恐るべき企てを立てていた。

e0033570_21164250.jpgヴェノムは「スパイダーマン」に登場した人気キャラクター。
ただのヴィランではなく、時にはヒーローにもなるということで、この作品でも善とも悪ともつかない不思議な存在感を見せている。
ただ「スパイダーマン」の映画化権を持っているのはソニー・ピクチャーズだが、肝心のスパイダーマン自身はディズニー=マーベル・スタジオに貸与中、というか共同制作の形で<マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)>に参加しているので、この作品はスパイダーマン不在の「スパイダーマン世界」を舞台にしているというややこしい関係(ちなみに「スーパーマン」は、おそらく架空のヒーローとしてだろうけれど認識されているようだ)。

ソニーとしてはこの作品の続編(早くも劇中に伏線が張ってある)や、他の「スパイダーマン」キャラクターを使った映画の企画も用意していて、それらは<Sony’s Universe of Marvel Characters(SUMC)>と呼ばれているようだが、もちろん行く行くはこの<SUMC>にスパイダーマンを登場させようと目論んでいる。
その時は新たな別のスパイダーマンになるのか、それとも<MCU>に組み込まれることになるのか現段階では不明。ひょっとすると将来、この作品は<MCU>の番外編と位置付けられることになるのかも。
e0033570_21163334.jpg
それにしてもこの作品、エンドロールが長い。
作品としてのオマケ映像にプラスして、今度公開されるアニメーション映画「スパイダーマン/スパイダーバース」のプレビューが付いているとはいえ、もう少し見る側のことを配慮して欲しいものだ。



# by odin2099 | 2018-11-05 21:21 |  映画感想<ハ行> | Trackback(4) | Comments(0)
e0033570_20580875.jpg「宇宙戦艦ヤマト2202」もいよいよ佳境の第六章。
まだ公開されて日が浅いので、あまり具体的に細かい点には触れないつもりだが……

自分が望まない方へ望まない方へと舵を取り続けるヤマト、ということをこれまで再三書いてきたような気がするが、それが決定的になってきたなというのが偽らざる感想。

再び試練を与えられる古代と雪、ストーリー上の時間稼ぎに過ぎない銀河の登場と藤堂艦長をはじめとするクルーたちのバックボーン、デウス・エクス・マキナと化した”古代アケーリアス文明”を絡めたガトランティス誕生秘話、オリジナル準拠というべきかフラグが立った徳川、加藤、斉藤の行動、そして二人のデスラーの葛藤、等々。

悪い意味でリメイクの範疇を越えて迷走を続けるヤマトは、如何に大団円という目的地に辿り着くのか。
いや、その目的地は果たして大団円と呼べるのか否か。
最終章となる「第七章 新星篇」は明年3月1日に公開とのこと。



# by odin2099 | 2018-11-05 21:11 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(2)
e0033570_19520330.jpg両親を事故で亡くしたルイスは、伯父のジョナサンが住む屋敷に引き取られる。そこでルイスは不思議な体験をするが、実はジョナサンも隣人のツィマーマン夫人も魔法使いだった。そしてこの屋敷には秘められた謎があるらしい。
伯父から魔法を学ぶことになったルイスだったが、ある日禁じられた扉を開けてしまう。そこに収められていた一冊の書物。ルイスはそれを紐解き、恐るべき災いを呼び覚ましてしまう。

ジョン・ベレアーズの同名小説を、スティーブン・スピルバーグが主催するアンブリン・エンターテインメントが映画化。
監督はイーライ・ロス、出演はジャック・ブラック、ケイト・ブランシェット、オーウェン・ヴァカーロ、レネー・エリス・ゴールズベリー、サニー・スリッチ、コリーン・キャンプ、ロレンツァ・イッツォ、ヴァネッサ・アン・ウィリアムズ、カイル・マクラクラン。

原作小説が「ハリー・ポッターの原点」などと紹介されていたので(翻訳本を出してるのも同じ静山社だ)、もっと魔法を前面に押し出したファンタジー物なのかと思っていたが、どちらかというとお化け屋敷を題材にしたホラー物で、ディズニーの「ホーンテッドマンション」にちょっと近い雰囲気だった。
ジャック・ブラックも好演だし、ケイト・ブランシェットは人ならざる役柄が実に嵌る。話が大掛りになり過ぎていないのも好印象。
原作はシリーズ物だそうだが、作品の評価も興行収入もまずまずとなると映画版も続編が作られるのだろうか。

佐藤二朗、宮沢りえ、高山みなみ、原康義、浅野まゆみ、松本梨香、矢島晶子、くじら、本名陽子らが配役された吹替版の方がメインのようだが、トータルでは微妙な出来栄え。本職であれ、本職以外の抜擢であれ、適材適所というのはやはり難しい。



# by odin2099 | 2018-11-04 19:56 |  映画感想<ラ行> | Trackback(2) | Comments(0)
11月3日は「ゴジラの日」
なので「ゴジラ」です。
どうせ見るなら派手なのを、ということで、長らく文字通りに「ゴジラ」最終作だった「ファイナル・ウォーズ」を持ってきました。

ゴジラ、モスラ、ラドン、アンギラス、ミニラ、マンダ、キングシーサー、クモンガ、エビラ、カマキラス、ヘドラ、ジラ、ガイガン、カイザーギドラと怪獣がいっぱい出てきます。
「海底軍艦」轟天号にX星人、妖星ゴラスまで出てきます。

e0033570_20573492.jpgしかし瞬殺される怪獣もいたり、ゴジラにタッグマッチを挑んでくる怪獣もいたりで、あまり「怪獣が沢山」という印象はありません。要はヤラレ役、戦闘員みたいなものだからですね。
それに人間側にも松岡昌宏、菊川怜、水野真紀、ドン・フライ、ケイン・コスギ、北村一輝、伊武雅刀、中尾彬、上田耕一、國村隼、泉谷しげる、長澤まさみ、大塚ちひろ、水野久美、宝田明…と濃ゆいメンツが揃ってるから尚更。

これまでの「ゴジラ」シリーズや東宝特撮映画にオマージュを捧げ乍ら、これまでの作品群とは明らかに一線を画した新作で、自分は散漫ではあっても愉しめたクチなんですが、世間一般からはどうやら低評価のようで。この作品がヒットしていたら、ゴジラの休眠期間はこれほど長くはならなかったかもしれませんなあ。

今回初めて<吹替版>じゃない方を見ましたが、ケインの台詞が両ヴァージョンで少し違うんですね。
それにドン・フライ演じる轟天号の艦長、あれは玄田哲章の吹替あればこその貫録、格好良さだったんだなあということを認識しました。

もうじきアニメ版「ゴジラ」三部作の完結編が公開されますけど、そっちよりも来年公開になるレジェンダリー・ピクチャーズの<モンスターバース>版「ゴジラ」の方が楽しみです。
日本で「シン・ゴジラ」に続く実写特撮の「ゴジラ」が見られるのは、次はいつなんでしょうね。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-03 21:02 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ここのところ新作はご無沙汰で旧作の見直しばかりですが、これもそう。「仮面ライダーディケイド」の劇場版です。
一応はTVシリーズの最終回後、というかラストエピソードの先行お披露目という建前でしたけど、いつものことながら「TVのどこに入れりゃいいんだよ!」というパラレル設定です。<平成仮面ライダー>のスタッフは「整合性」という言葉を知らないんでしょうね、きっと。

e0033570_20350824.jpgそしてサブタイトルも御大層で「オールライダー」と来ました。

「オールライダー」なんてあり得ないんですけど、まあ何とか主役ライダーは揃えました、というところですかね。しかしオリジナルキャストが声を当てているのはBLACKとRX、それにアギトのみなので、相変わらず偽物臭がプンプン。
それに今は音楽の流用にも制約が多いようで(ぶっちゃけお金の問題ですけど)、例えばクライマックスバトルが菊池俊輔メロディーをバックに繰り広げられていたとしたらもっと盛り上がったと思うんですけど、それもなし。

門矢士=大ショッカーの首領、士の妹・小夜=大神官ビシュム、門矢家の執事(?)月影=シャドームーンが唐突過ぎるというか、「とにかく観客驚かせればいいや」ぐらいの気持ちで台本書いたんじゃないかと勘繰りたくなるくらい未消化で、謎ライダーマン(結城丈二)とか「イカでビール」の死神博士とか、ゴチャゴチャしてるだけでなんのことやら。

興行的には大成功を収めたのは、やはり「オールライダー」と付けたインパクトと、同時上映の「侍戦隊シンケンジャー」人気にも助けられたからだと思いますが、映画の出来栄えとしては決して褒められたものじゃありません。
救いは井上正大、村井良太、森カンナら主演トリオの芝居が様になってきていることでしょうか。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-11-01 20:40 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
俗に<平成ガメラ三部作>と呼ばれる作品の一作目。
限りなく総集編に近い新作「宇宙怪獣ガメラ」を除けば、昭和期最終作「ガメラ対深海怪獣ジグラ」から四半世紀近く経ってからの復活となります。

e0033570_22304198.jpg冒頭から何かが起ってるという雰囲気作りが見事で、その後は事件が小出しにされ、それに合わせてメインとなるキャラクターたちも無理なく紹介され、そして物語世界に誘われます。

とにかく無駄なシーンがなく、あれよあれよという間に物語世界へドンドンと引き込まれていきますが、謎また謎で引っ張っていくのではなく、情報は逐次提示されていきますので観客が置いてけぼりになる心配は少ないです。

主人公サイドにとって物語を進める上での障壁になる人物も特に見当たらず(立場や意見の相違程度)、余計な寄り道や脇筋もなく、1時間半はあっという間。とにかく無駄のない作品ですね。
怪獣映画、特撮映画ファンのみならず、一般の観客にも技術面だけでなく作品内容そのものが評価されたのも頷ける話です。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-10-31 22:41 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
意外な形で登場した「機動警察パトレイバー2」の続編。
この実写版シリーズをずっと見ていた人でも、「パトレイバー2」を見ていないと面白さは半減するだろう。

e0033570_19291627.jpg続編でありながら部分的なリメイクでもあり、似たようなシチュエーション、似たような台詞が頻繁に出てくる。そして物語の比重が若い特車二課のメンバーとよりも、隊長である後藤田に置かれている点でも「パトレイバー2」を踏襲。
そしてあの一件以来消息不明となっている二人の隊長の内、南雲しのぶがキーパーソンとして登場する。

それにしてもアニメーション作品の続編を同一の世界観の中で実写で作った例は、少なくても日本では初めてではなかろうか。
また実写で巨大ロボットというのもレアなジャンルではあるが、こちらはアニメ版と同じく活躍シーンは少ないので、「ロボットアニメの実写版」を期待すると失望するかもしれない。

前作同様に軍事クーデター、テロリストを描いたストーリーで、よく防衛省が製作に協力したなと思うが、おかげで邦画では稀有なポリティカル・フィクションとして見応えのある作品に仕上がっている。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-10-30 19:53 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「機動警察パトレイバー」 に続く劇場版第二弾だが、お話は繋がっている訳ではない。
前作を見ている必要は必ずしもないのだが、これまでの「パトレイバー」とは雰囲気もキャラクターデザインも幾分か違うし、主人公は野明や遊馬といった若い二人ではなく、後藤と南雲。多少の予備知識はないと、初見の人は付いて行きにくいとは思う。

e0033570_19292750.jpg物語も、近未来を舞台にしたロボットアニメだと思っているとかなり面食らう。
風景を延々と映し出し、それにダイアローグが被るだけの地味なシーンも多い。
そして描写されるのはクーデターの形を借りたテロ行為。邦画では珍しいと思われるポリティカル・サスペンス物だ。
終盤では組織の本拠へレイバー隊が突入する派手な見せ場も用意されてはいるものの、物語上での必要性は薄く、あくまでアクション映画を盛り上げるための方便、アクセント、テクニックに過ぎない。

そしてラストも何のカタルシスももたらさず、行き過ぎた行為に及んだ主人公たちの「その後」も、決して明るいものではないだろうことを暗示して終わる。
「パトレイバー」としてはラストエピソードになるであろう。
その後の彼らの運命がどうなったのか気になるところではあるが、描かずに終わることで余韻を残した。

しかし、後に意外な形で「その後」が提示される日が来ようとは…。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-10-30 19:36 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
いよいよ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」も最終章。
一時はいわゆる<ファーストガンダム>の部分にまで踏み込むような話も聞かれたが、結局は「前史」を描いたところで終了。
もしこのまま「本編」に突入していたならば完結まで何年かかることやら。
「前史」だけで6話分費やしたのだから、<ファースト>の劇場版三部作程度にストーリーを刈り込んだとしても同程度、あるいは余裕で10話越えくらいにはなりそうなので、妥当な判断だったかも。
まあ、それはそれで「安彦良和新解釈版」として見てみたいのだが。

e0033570_22532571.jpg最後ということで、「本編」でメインを張るキャラクターたちが続々と登場。
やっと「ガンダム」の物語が始まるのだな、という期待感もあるが、<ファーストガンダム>とのキャラクターの違いもあって、このまま<ファースト>を続けて見ても違和感の方が強いだろうな、という懸念もある。
コミック版にどの程度忠実なのかはわからないが、幼すぎるガルマ、反対に大人びて見えるアムロ、当初からアムロと衝突しているカイ、etcetc…
やはりこのまま「ガンダム THE ORIGIN」として続けて欲しいものだ。

ところでBlu-rayには例によってオーディオコメンタリーが収録されているが、今回の顔触れは安彦良和、藤野貞義、潘めぐみ、渡辺明乃、福圓美里、新井里美という第一部と、三宅健太、喜山茂雄、一条和矢、松田健一郎、土屋トシヒデ、それに谷口理プロデューサーの第二部との二本立て。
一部は女子会、二部は野郎共が大騒ぎ、とどちらもウルサイウルサイ。
ただ二部のメンバーの方が作品に即したコメントが多かったのは、キャスト陣が出演者でありながら「ガンダム」ファン故だったのだろう。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-10-29 22:57 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
先日「宇宙戦艦ヤマト/復活篇」を見直したので、今度は「復活篇<DC版>」を。
<劇場公開版>は<劇場公開版>で捨てがたいのだけれども、どちらがより好みかと問われればこの<DC版>に軍配を上げる。

まず音楽と効果音が差し替えになったこと。これで「ヤマト」ムードが著しくアップ。
効果音は”新生”「ヤマト」なのだから旧作と同じ音にこだわらなくても、と<劇場公開版>を見た時には思ったのだが、やはり耳に馴染みのある音が聞こえてくると断然”燃え”具合が違ってくる。
そして音楽。<劇場公開版>でのクラシック音楽の使い方も興味深いし、一定の効果を上げてはいるものの、宮川泰の、羽田健太郎の音色の刷り込み具合とは比べるべくもない。

e0033570_19505089.jpg物語の面では大きく二点。
一つ目は新乗組員たちの描写が増えたこと。
小林は単なる自信過剰で目立ちたがりの嫌な奴ではなく、彼なりの自尊心、並々ならぬヤマトへの想いを持っていること。上条は上条で、絶対に引けない信念(執念と言っても良いかも)を持ってヤマトに乗り込んでいること。美晴も年長者らしい視野の広さを持っていることなど、キャラクターを膨らませるシーンが多くなっている。

そしてもう一つはハッピーエンドではなくバッドエンドが採用されている点。
地球はブラックホールに飲み込まれ、真田、佐渡、アナライザーたちはその地球と運命を共にする。
SUS国の正体も目的も完全には明らかにされず、雪は行方不明のまま「第一部・完」。
<劇場公開版>ではSUS国を追い払い、ブラックホールの魔の手から地球を救って終わるので、雪の運命を別にすれば一応のハッピーエンドを迎えるので、続編への期待度、その必要性が下がってしまうのだ。
三部作の一作目ということを考えるならば、やはり<DC版>の終わりの方がより相応しいだろう。

ところで現行の「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」が完結した後に、この「復活篇」の続編だかリブートだかが準備されているとの噂がチラホラ聞こえてきている。
確かに宙ぶらりんなままは困るのだが、そうはいってももう公開から十年近く経っているので今更続編というのもどうなのかなという気もしないでもない。
いっそ「2202」以後の時間軸の物語として、この「復活篇」ベースの物語を再構築してみては?とも考えるのだが、さて如何なものだろう。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-10-29 19:55 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
新生<スター・トレック>の第三弾。
前作ラストで調査飛行に旅立ったエンタープライズ号のその後の物語。
前作前々作ではギクシャクしていたメインクルーたちも、今はすっかり家族の一員といった雰囲気。
ところがエンタープライズ号は最大の危機を迎え、クルーたちは散り散りバラバラ。
そんな中でのサバイバル劇を描いている。

e0033570_12373815.jpgカーク、スポック、マッコイのトリオが中心にはなるものの、ウフーラもスコットもスールーもチェコフもその他大勢にはならず場を盛り上げてくれる。
既に出来上がったメンバーの安心感、安定感のあった旧TOSクルーとは違い、現在進行形の、この先どんな化学反応を見せるかわからない不確定要素に満ちた新クルーたちだが、少しずつ築き上げてきた絆の強さを再認識させてくれる物語になっている。

ラストシーンでは新エンタープライズ号を与えられ、船を下りる決断をそれぞれ撤回したカークとスポックを含めたクルーたちの次なる冒険を早く見せて欲しいところだが、前述の通り何通りかのプロットは用意されているものの契約問題がこじれてペンディング状態なのがもどかしい。
このまま打ち切り、立ち消えにならず何とか再開に漕ぎつけられないものだろうか。

<過去記事>



# by odin2099 | 2018-10-28 12:41 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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