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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

「日本100名城」の一つ、小峰城へ行ってきました。
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元々は結城氏の城で、その後に蒲生氏や上杉氏が城主となり、織田家の宿老として、そして信長の死後は秀吉に仕えた丹羽長秀の息子・長重が入って今見るような形になったようです。
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歴代城主の中では「寛政の改革」の松平定信が有名でしょうか。

平成期に入って木造で天守を復興するブームが起きましたが、ここがその先駆け。
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もっともこの城の場合天守ではなく「御三階櫓」なんですが、幕府を憚った代用の、実質的な天守ですから、そちらにカウントしても良いと思います。
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以前から行きたい行きたいと思っていたのですが、大震災によって石垣や曲輪が崩壊し立ち入り禁止状態に。
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ようやく数年前に入城可能となり、遂に今春8年がかりで石垣の修復が完了。
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ということでようやく登城が実現しました。
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福島県というとウチからは結構遠いイメージがあるんですが、実際の距離はともかく新幹線のお陰で千葉県や長野県、山梨県あたりへ出るよりは早いんですよね。松本城や高島城、上田城、甲府城などよりも楽に行けます。

新幹線で新白河まで出て、そこから東北本線で一駅の白河駅下車。すぐ裏手が城山公園です。
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というか線路は思いっきり城の敷地内を通ってます。アクセスは便利、といいたいところですが、東北本線って1時間に1本くらいしかないのが玉に瑕…。
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この日は生憎の雨模様。
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青空に映える天守の姿を収めようとしたんですがダメでした。
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帰る頃は土砂降りで、しかも雷まで鳴っていたし。
どちらかというと”晴れ男”なんですがねえ。
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# by odin2099 | 2019-08-21 19:57 | 史跡 | Trackback | Comments(0)
昨日が渡辺宙明先生のお誕生日。
御年なんと94歳!
相変わらず精力的に活動されてるようで、肖りたいものです。

そんな宙明先生の代表作の一つと言えば「マジンガーZ」ですが、ここは一捻りして昨年公開された”続編”を。
去年の今ごろにも見てるので約一年ぶりってことになりますか。

e0033570_08455910.jpg「グレンダイザー」との関係がよくわかりませんが、「グレート」の10年後ということは時代設定は概ね80年代の半ば過ぎ。
その割に近未来的すぎる世界ですが、まあ光子力のお陰で現実世界よりも数年、数十年がとこ進んでるというパラレル世界なんでしょう。そしてお馴染みレギュラー陣が殆どそのまま出てきます。

Zやグレートや機械獣たちは現代的にリファインされた、アップグレードされた姿にアレンジされてますが、キャラクターたちは驚くほど手を加えられてません。
「10年後」として説得力ある姿です。

で、何度も書いてますけど、幾つか許せないことがあるんですが、その最たるものが音楽と声!
ということで毎回グチグチ文句たれてるわけですが、それでも少しずつ自分の中で消化、そして昇華出来つつあるかなあ、というのが現状です。
「宇宙戦艦ヤマト2202」は許せなくても、「マジンガーZ/INFINITY」はこれはこれでアリ?

で、公開から一年半以上経っちゃったわけですが、後続企画ってないんでしょうか?
今度はグレート・マジンガーを主役に、いやグレンダイザーを、と夢は膨らみますが、この際オールスター物も良いですねえ。
マジンガーにデビルマン、ゲッターにハニー、鋼鉄ジーグ…一度はみんなの共演作品、見たいもんです。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-20 19:56 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
雨の日の無人のエレベーターの中に残っていた香水の香りから、11年前にたった一度だけ自分の名前を呼んでくれた女性のことを思い出した。
卒業写真に写っていないことをクラスメイトも担任も、そして両親さえ気付かない”忘れられる存在”である自分を名前で呼んでくれた彼女のことを。
数年前に結婚した彼女の住む街へ引っ越し、その近所に店を構え、合鍵を作って自宅へ侵入し、監視、盗聴を繰り返す日々。
だが覗き見た彼女の姿は、あの頃とは変わり果てていた。

e0033570_18122761.jpgKADOKAWAとハピネットの共同製作による「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第2弾で、第1弾の「殺人鬼を飼う女」同様に大石圭の同名小説を映画化。
脚本・監督は安里麻里、出演は高良健吾、西川可奈子、安部賢一、三河悠冴、三宅亮輔ら。

高良健吾が存在感のないキモヲタを見事に怪演。
DV夫に暴力を振るわれてる彼女を怒りに任せて助けようとするが、あと一歩の勇気が出せずに半死の状態にしてしまい自らを罰し、結局救えなかった彼女を想っての自慰シーンなど、彼がイケメンだからこそギリギリで成り立つシチュエーションかと。

そして彼に一方的に想いを寄せられる西川可奈子の薄幸さも輝いている。
11年前、19歳だった時のあどけないというか無防備な笑顔、そして現在のやつれた姿との演じ分けも素晴らしい。失礼ながらハッとするような美人ではないが、見ているうちにグイグイと引き込まれていく存在感のある女優だ。

物語は現在と過去の回想シーンが入り混じって展開されるが、途中で不自然さを感じる部分が増えてくるのだが、最後の方に来て得心が行くような仕掛けになっている。
ただそうなると、どこからどこまでが実際に過去に起ったことで、そしてどの部分が妄想なのか改めて確かめたくなってくる。
二度目の方がより愉しめる作品かもしれない。



# by odin2099 | 2019-08-19 18:41 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(3)
e0033570_21173172.jpg世界的な映画スターやミュージシャンなどから愛されているだけでなく、英国王室御用達でもあるニューヨークの5つ星ホテルに密着したドキュメンタリー。
このホテルの特徴は「宿泊客の秘密は必ず守る」という口の堅さ。それ故に多くの人から信頼を得ているのだろう。

ジョージ・クルーニー、アンジェリカ・ヒューストン、ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズ、ソフィア・コッポラ、ビル・マーレイ、ウディ・アレン、ウェス・アンダーソン、ジェフ・ゴールドブラム、ナオミ・キャンベル、アンソニー・ボーディン、ジョン・ハム、レニー・クラヴィッツら多くの著名人が姿を見せる。
それだけでなくコンシェルジュやエレベーター係、警備員などそこで働く裏方にもスポットを当てている。


働いている人たちが皆、自分たちの仕事にやりがいを感じ、そして笑顔でインタビューを受けているのが印象的。
愛されるにはそれだけの努力が必要で、また、だからこそ満足度も高くなり何度も訪れたくなるのだろう。セレブたちにとっては快適な空間が提供されているのだろう、ということが随所に垣間見られる。

個人的にはこんなホテルに泊まったら寛ぐどころじゃなく、かえって居心地の悪さを感じるだろうが、それでもちょっと覗いてみたい、そんな下世話な好奇心も刺激された。
もしそんなことを本当にしたら、警備員に速攻で摘み出されるのがオチだろうが。





# by odin2099 | 2019-08-18 21:18 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
続編来るからどっかのタイミングで見直そうと思ってたけど、連日の猛暑続きにグッタリ。
少しは涼しくなれるかなあ~と考えてBlu-rayをセット。

そういえば例の不祥事で吹替キャストの一部を変更してるから、このソフトもそのうちレア物になるのかな。
配信版は既に新Versionに差し替わってるみたいだから、おそらく新作公開に合わせてソフトも吹替を差し替えて再発売されるんじゃなかろうか。

で、結論から言うとちっとも涼しくなれませんでした~。
これ、何気に燃える熱い展開が待ってるので、かえって体温が上昇しちゃった感じ。
予告見る限り「アナと雪の女王2」も熱いアクションシーンがありそうだし、実はこのシリーズ、バトルヒロイン物なのかも。

e0033570_20451441.jpgこの物語のメインキャラクターといえばエルサとアナ姉妹に、ハンスとクリストフ、それにオラフ。

結果的にヒーローポジになるクリストフは、実は映画の最初の方から登場していて知らず知らずにエルサとアナにも出会っているのだけれども、次に登場するのが成長した姿だし、それも本格的な登場となると映画全編の三分の一が過ぎた頃だし、しかも姉妹と出会っても無反応(覚えてない)から、あんまり重要人物的な扱いは受けてない。

対するハンスは最初から物腰柔らかなイケメンで”出来る人”っぽさをアピールしてくるし、しかも王子様。誰もが初見では彼こそヒーローだと思い込むだろうから、そのミスリードっぷりはお見事。
でも後半で明らかになる彼の野心、ちょっと唐突に感じられなくもないんだけどなあ。アレンデール王国や国民に対する彼の愛情は本物っぽいし。

そしてエルサとアナ、”真実の愛”で結ばれた姉妹。
といっても元はと言えば幼い頃のこととはいえ、悪戯好きのアナがしつこくつきまとい、それに付き合っていたエルサの魔法が悲劇を引き起こしたのだから、悪いのはアナ。
そして怪我をしたアナを回復させるために彼女の記憶を消したから、自分が悪いってことさえ覚えていない。
これってエルサにとってはかなり辛いことだったんじゃなかろうか。長女あるある?

で、アナにとって”真実の愛”の相手は、出会ってすぐに結婚を決めちゃったハンスでも、献身的にアナを護り続けてくれたクリストフでもなく(いやクリストフにはワンチャンあったかも、だけど)、エルサ。劇中のシーンでは凍り付いたアナをエルサが抱きしめるとその氷が溶ける、という形で表現していたけれど、ちょっとわかりにくい。ここは実の姉妹とはいえ、エルサとアナのキスシーンがあっても良かったかもなあ、などと思ったりして。
今のディズニーはLGBTに寛容というか積極的に取り入れていく方針のようだしねえ、ってやっぱり子供向けアニメじゃマズいのかな。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-17 21:02 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
超実写版を見たので、アニメ版も引っ張り出してきた。
今回は<スペシャル・エディション>。
何が違うかというと<劇場公開版>に1曲追加されてるだけ、だったかな。

e0033570_19365504.jpgザズーとシンバ、ムファサが歌う「朝のご報告」、シーンとしては元からあるんだけど、台詞のやり取りだけだったものが歌に差し替えられてるという舞台版でもお馴染みの曲で、今はこれを含めたヴァージョンが完全版という扱いなのだろう。

しかし改めて見るとアニメ版と超実写版は細かい点でちょこちょこ違う。
全然違うじゃないか!と騒ぐほどの場面はないけれど、見比べてみると新発見があって二度三度と愉しめそう。

そういえばスカーってヴィランでありながら、哀れさというかどこか憎めないこ狡さがあるんだけど、女っ毛とは無縁(続編では妻とか子供とか出てくるけど)。
ところが舞台版ではナラに言い寄り、超実写版ではサラビを我が物にしようとする。
ロリなのか熟女好みなのかどっちなんだろう(ってそこかい!)。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-16 19:43 |  映画感想<ラ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_05573160.jpg科学者だった父が突然行方不明になってから4年。残された母や弟のチャールズと暮らすメグは周囲に馴染めず、学校でも問題児扱いされていた。
ある日ミセス・ワッツイットと名乗る不思議な女性が訪ねてき、チャールズは彼女を友人と紹介する。ワッツイットは、メグたちの父は研究中に五次元の世界へと消えたと告げるのだった。
翌日、チャールズに導かれ再びワッツイットたちと会ったメグは、一緒にいた同級生のカルヴィンと共に父を探す冒険の旅へ出ることを決意する。

マデレイン・レングルの児童小説「五次元世界のぼうけん」をディズニーが豪華スタッフとキャストで実写映画化した作品で、脚本は現在ジョン・ラセターの後任としてディズニー・アニメーション・スタジオのトップに就任しているジェニファー・リー、監督はアカデミー賞ノミネーターのエヴァ・デュヴァネイ、出演はオプラ・ウィンフリー、 リース・ウィザースプーン、ミンディ・カリング、ストーム・リード、ザック・ガリフィアナキス、そしてクリス・パインといった面々。

豪華スタッフとキャストによる映画化という触れ込みは間違いじゃないし、画面もキレイではあるもののお話はちっとも面白くない。
五次元世界を経由すれば、例えば地球と宇宙の彼方を宇宙船やロケットなしでワープが出来る、という説明があるのでSF映画っぽく始まるのだけれども、ここでいう移動手段(ワープ)はどちらかというと魔法の範疇に入りそうだし(そもそもメグたちを手助けするミセス・ワッツイットやミセス・フーらも、光の女神というか妖精や魔女のように描写されている)、旅立った先は多分にスピリチュアルな要素を有しているようで、浅い哲学問答のようなものも用意されている。

主人公であるメグが徹底的にお荷物扱いされていて、彼女の成長が大きな鍵になるであろうことは示唆されてはいるものの、「だから何?」というレベルで拍子抜け。
メガネをかけたブサイクな主人公が、最後には光り輝く美少女に変身するのかな?と思いきや、それもナシ。
お父さんは戻ってきたし、イケメンのボーイフレンドは出来たし、いじめっ子の少女とも和解の兆しが見えるラストはハッピーエンドには違いないんだろうけれど。

あちらでは昨年春に公開され一度は日本公開もアナウンスされていたようだけれども、結局一年経ってのDVDスルー(Blu-rayは未発売)。まあそれも仕方ないかなあ、日本ではヒットしそうなポイントが見当たらないし。
それにこの作品、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」「くるみ割り人形と秘密の王国」と並ぶ昨年のディズニー映画ワースト3の一本なのだ。DVDがリリースされただけでも良しとするか。
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# by odin2099 | 2019-08-15 06:01 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
「眠れる森の美女」の実写リメイク版。
オリジナルのアニメ版では単なるヴィランだったマレフィセントが、ここでは悲劇のヒロインに。
新解釈というよりも完全な別モノ。
アンジェリーナ・ジョリーの好演もあって、これなら作り直す、語り直す意義があるというもの。
その分、お人好しっぽいオーロラ姫の父親ステファン王が、諸悪の元凶、真のヴィランにされてしまったのは気の毒だったけど。

e0033570_21590787.jpg少女時代のマレフィセントを演じたのはイソベル・モロイとエラ・パーネル。
イソベル・モロイは撮影当時12歳くらいだったかと思うが、可憐でかつ時折妙に色っぽい表情を見せるので印象的。
今はどうしているのだろう?

エラ・パーネルの方は殆ど出番がなかったものの、やはり「ターザン:REBORN」「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」などで注目されている逸材。
二人とも長じてアンジェリーナ・ジョリーみたいなおっかない顔になるとは思えないのが玉に瑕だけど、美少女好きなら要チェック。

美少女と言えばもう一人、オーロラ姫の子供時代(幼少の頃はヴィヴィアン・ジョリー=ピット、言わずと知れたブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの実の娘だ)を演じていたエレノア・ワーシントン=コックスも忘れちゃいけない。
下手すりゃ成長後のエル・ファニングよりも可愛いかも。

で、メデタシメデタシで終ったはずのこの物語だが、再来月にはいよいよ続編がやってくる。
正直「その後」の物語にはあんまり興味がないのだけれども、この作品のラストと矛盾することなく、かつ蛇足にならない物語をきちんと見せてくれるのかは気になる。

<過去記事>




# by odin2099 | 2019-08-14 22:08 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21070537.jpgディズニーアニメの実写化路線は相変わらず好調のようで、この作品は早くも「美女と野獣」越えだとか。
今年だけでも「ダンボ」「アラジン」に続く3作目で、この後も「マレフィセント2」や「ムーラン」、「ピーターパン」、「リトル・マーメイド」、「101匹わんちゃん」…と企画は目白押しだけど、こうも連発してしまうと数年でネタギレ状態になるんじゃないかと心配。

まあディズニーにすれば大きなお世話かもしれないけれど、現状マーベル・スタジオ作品や「スター・ウォーズ」を除くとディズニーの実写映画って割と苦戦してるんだよねえ。
一気呵成の集中攻撃も良いけれど、切り札は残しておいた方が…。

さてこの作品、オリジナルの「ライオン・キング」に対して実写版と呼ばれているものの、その実はほぼフルCG作品で実写なのは1ショットのみ。しかもオープニングで使われてるアフリカの夜明けの映像だというから徹底している。
つまりこれは形を変えたアニメーション映画なのだ。
ディズニー・サイドとしては便宜上”超実写版”という表現を使っているが、そのせいか他の作品に比べるとオリジナル版に携わったアニメーターから批判の声が上がっているとも聞く。
アニメーションの表現手段の多様化は歓迎すべきことながらその境界線は曖昧模糊となり、また棲み分けも益々難しくなりそうだ。

e0033570_21071524.jpg物語の方はオリジナルのアニメ版を踏襲。大きな違いは見られない。
アニメ版とは違うリアルな質感を持った動物たちが、擬人化されてはいないものの人間的な演技を見せるのは何となく不思議な感じ。
人間の子がメインだった同じジョン・ファブロー監督の「ジャングル・ブック」実写版は、それ(=人間の子がいるということ)が免罪符になっているのかさほど違和感を覚えなかったのだが。

ただリアルになっているが故に、ムファサとシンバとスカーや、ナラとサラビなどの見分けがつきにくい。
見ている子供たちは混乱しなかったのだろうか。

以前にも書いているが、元になっている「ライオン・キング」そのものが好きではないのでこの作品も手放しでは褒められないが、それでもファミリー映画としては十分に及第点だろう。
<プレミアム吹替版>と称するキャスト陣には疑問符がつくメンバーがいるものの。



# by odin2099 | 2019-08-13 21:14 |  映画感想<ラ行> | Trackback(4) | Comments(2)
サーガ完結編とされる「スカイウォーカーの夜明け」の公開まで、あと4カ月ちょっととなりました。
これで勇退と言われている音楽担当のジョン・ウィリアムズはこの結末を評価しているようですし、現在録音作業中の劇伴では「レイアのテーマ」や「ダース・ベイダーのテーマ」、「ヨーダのテーマ」をはじめシリーズお馴染みのメロディが使われるとのことで、不安も大きいですが期待も高まってきています。

e0033570_23470415.jpgということでシリーズ見直しも続行です。
これまで<プリークエル・トリロジー>とスピンオフ3本を見てきましたので、後半戦突入です(一応今回は「イウォーク・アドベンチャー」と「エンドア/魔空の妖精」は見ない予定)。
我らがルーク・スカイウォーカーもようやく登場。
40年以上も前の作品だけあってテンポやリズムという点では古さを感じないでもないですが、やはり娯楽映画の王道を行く内容ですねえ。

そして<プリークエル・トリロジー>から続けて見ていると、色々気になる矛盾点の数々。
なんでルーカス御大はきちんとしなかったのでしょう。<クラシック・トリロジー>は執拗に手を入れ続けたのに。

ルークとレイアの母親の記憶、オビ=ワンがルークに語る父アナキンとオーウェンとの諍い、オビ=ワンという名を捨てベンと名乗るようになった経緯等々、整合性を取ろうと思えばどうにでもなったはずなのですが。

それとも<プリークエル・トリロジー>に合わせて<クラシック・トリロジー>を更に改訂しようという魂胆があったんでしょうか。あるいは今度は<プリークエル・トリロジー>にも「特別編」の構想があったりして。

まさか今度の<シークエル・トリロジー>で盛大に辻褄合わせをしたりはしないですよね、JJ?

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-13 20:14 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
大人気のゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズを題材にした初の映画化作品で、シリーズの中から「ドラゴンクエストV/天空の花嫁」のストーリーを元に、シリーズの生みの親である堀井雄二が原作・監修を務め、八木竜一と花房真が共同監督、そして脚本・総監督は山崎貴が担当。音楽はもちろんすぎやまこういち。
ヴォイスキャストは 佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、古田新太、松尾スズキ、山寺宏一、井浦新、賀来千香子、吉田鋼太郎ら。

e0033570_10262508.jpg「ドラゴンクエスト」はプレイしたことがなく、どんなお話なのかも知らなかったのだが、日本のRPG、そしてファンタジー物を代表する作品だから、という軽い気持ちで鑑賞。
それに、実際に映画を見たゲームファンがこぞって不満をぶちまけていたので、へー、そうなの、という下司な興味もあって映画館へ足を運んだ。

それともう一つ、かつて「ドラゴンクエストV/天空の花嫁」のノベライズを担当した久美沙織から訴訟を起こされたことも下世話な興味をかきたてた。
なんでも本来ゲーム版の主人公には名前がなかったのに、この映画版では小説版オリジナルの名前が勝手に使われたのだ、という。
別に映画上映の中止とかDVD等の販売中止を望んでるわけではなく、きちんと使用許可を求め自分の名前をクレジットしろと求めているとのことで、これは映画の製作サイドの落ち度だろう。

ということで手探りで見始めた映画版、”選ばれし者”であるらしい少年が神秘の剣を手に入れ、世界を救うための冒険を続け乍ら成長していく、のかと思っていたら、途中で二人の美女と出会ってどっちを選ぼうか迷ったり、自分は勇者なんかじゃないと自己否定し続けていてやっとその気になったら、実は”選ばれし者”は息子の方で、親子二代じゃなく三代に亘る冒険譚だったと肩透かしをくらったりと、シリアスなお話じゃなくて基本はコメディなんですな。

まあ絵は綺麗だし、今まできちんと聴いたことはなかったけど耳に馴染みのあるメロディが流れてくるし、如何にもダイジェスト映画でございとばかりにサクサクお話が進んでいくのも「ま、仕方ないか」と感じつつも見て行くと、いよいよ物語は佳境へ。
決め手となるアイテムを駆使し、クライシスをやっとの思いで回避してメデタシメデタシと思いきや、そうか、ここかー!

こりゃゲーマーは怒るわな。

映画は一気にメタフィクションに突入。
これはプレイヤーがVRで体験してるゲームの中の世界でした。
ゲームなんてくだらない、そんなものやってないで早く現実世界に戻りなさい。
――おおきなお世話だよね。

せっかくファンタジー世界で愉しく遊んでるのに、最後の最後でこんなこと言わなくてもいいんじゃないの?
「オレは”ドラクエ”の映画が見たかったんだ~!」という、至極真っ当な期待には応えなくていいの?

一応は「ゲームをプレイしていた時間は無駄じゃない」「ゲームの世界で確かに自分は生きていた」とゲーマーを肯定する結論を出し、ただのマスコットキャラかと思われたスライムが本当はアンチウィルスだった、ということでゲーム世界は復活。主人公も見事にハッピーエンドを迎えるものの、ゲームをクリアしてしまえば現実世界に戻らなければいけなくなる、として本当のラストは見せない、という終わり方。

うーん、これで良かったのかねえ。

【ひとこと】
フローラ姫、出番あれだけ?
てっきり最終決戦でリュカに加勢するもんだとばかり…。



# by odin2099 | 2019-08-12 10:28 |  映画感想<タ行> | Trackback(2) | Comments(2)
遂にアノ三姉妹が再び降臨!

――ということで前回同様お誘い受けて、昨日は竹芝ニューピアホールというところへ行ってきました。

e0033570_07131633.jpg3人揃ってのオープニング、結花・由真・唯それぞれが4曲ずつ披露してのソロコーナー、3人揃ってそれぞれのソロ曲を歌うコーナー、そしてアンコールという流れ。
個人的には前回歌われなかった「ミモザの奇蹟」が選ばれたのが嬉しかったですね。
何曲か知らない曲があったのが悔しいですけれど…。

3人とも当時を彷彿とさせるアイドルチックな衣装に始まり、白で統一したお揃い(?)の衣装の時は各人の色を出し(大西結花は身体のラインを出さないゆったりめの衣装、対して中村由真は美脚全開の超ミニスカなどなど)、アンコールでは今回グッズ販売もしていたオリジナルTシャツに身を包み、と現役感半端なし。
途中で年齢の話も出ていましたが、そうだよなあ、大西結花に至ってはもう50代に突入しちゃってるんだよなあ、としばし自分の年齢を忘れました。

歌の途中で浅香唯のウィッグが外れるハプニングがあったり、3人のトークは相変わらずボケもツッコミもいない暴走状態なのが微笑ましく、また途中で歌った「Remember」は急遽(?)各人のパートを入れ替えることを浅香唯が提案したものの(唯→由真、結花→唯、由真→結花)、自分の歌のパートがどこからどこまでなのかとか、振り付けがわからなくてドタバタしたりと、案の定グダグダの約2時間半。
しかし前回も書きましたが、それが「あの時代」から一気に時を飛び越えさせてくれるんですよね。

中村由真が米国在住ということがネックになり、なかなか「次」の企画が立てにくい状況のようですが、毎年とは言わないので何年かに一度は三姉妹コンサート、実現して欲しいと思います。

【ひとりごと】
今回「Anniversary」は歌いませんでしたね。
それと前回との差別化で「スケバン刑事」関連曲も控えめということでしたので、「次」はまた違った楽曲構成を期待しています。
大西結花には「優しくて哀しくて」、浅香唯には「夏少女」を歌って欲しいゾ。

しかし月ドラ「一休さん」の話題が出るとはなあ…。




# by odin2099 | 2019-08-11 07:17 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
先日「SBヤマト」を見てしまったので、「宇宙戦艦ヤマト」と並ぶアニメブーム勃興期の双璧(?)の片割れ、「科学忍者隊ガッチャマン」の実写版も再見。
その名も「ガッチャマン」!
「科学忍者隊」でも「Gフォース」でもありません。

e0033570_11505599.jpg日活映画なんですが、配給は東宝。「Space Battleship ヤマト」も東宝でしたねえ。
そして製作はNTV。オリジナル版の放送はフジテレビでした。
そういや「ヤマト」もオリジナルはYTVでしたが、「SBヤマト」はTBSの「開局60周年作品」との位置付けでした。
そしてオリジナル「ガッチャマン」の再編集映画は松竹と富士の共同配給、オリジナル「ヤマト」の方は東映の洋画系(東急系)で上映されてましたっけ。なんか不思議な関係です。

で、公開以来に見直しましたが、そうか、もう6年も経ったんですね。
まあビジュアル面は、南部博士のパロディ・コント並みのコスプレ姿に目を瞑れば決して「見られない」というレベルではないですが、どうして普通に作れば面白いものをヘンにいじくりまわして詰まらなくするかなあ。

ギャラクター=宇宙からの侵略者の手先じゃダメなの?
ウィルス感染、適合者、超人類…ってわざわざ「ガッチャマン」で取り扱わなければいけない要素なんですか?
それに健とジョーの対立構図を表現するのに、幼馴染を巡っての三角関係を持ち込む必要ある?
それならそれでメンバーたちの葛藤を前面に出すなり、ナオミの変心の理由をきちんと描いてくれないと。

今回見直していて改めて思ったのは、「オレは”ガッチャマン”の映画が見たかったんだよ~!」ということでした。

【ひとりごと】
この展開ならジョーか健(あるいは二人とも)の死、もしくは科学忍者隊全員玉砕ラストでも不思議じゃなかったので、ハッピーエンドがちょっと意外。
ただエンドロール後のオマケ映像が、「次」への前フリになりすぎてるのがちょっとねぇ…。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-10 11:53 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
もうすぐ最終回を迎える「仮面ライダージオウ」、その”本当の最終回”とやらの先行お披露目となった夏の劇場版。

e0033570_19424281.jpg最近の「仮面ライダー」は終わる終わる詐欺で、テレビ放送終了と夏の劇場版公開が同じようなタイミングなので、どっちが真のエンディングなのかよくわからないし(パラレル設定というほど別モノではないらしい)、年末には”その後”を描いた「MOVIE大戦」枠での映画があるし、その後にも劇場でのイベント上映を兼ねたVシネの新作が作られるので、門外漢は付いて行けない。

今回は「仮面ライダードライブ」の生みの親クリム・スタインベルトと、仮面ライダーマッハこと詩島剛がゲスト出演。
16世紀に飛んで織田信長と出会ったり(平成ライダーで信長出るの2回目か?他にも歴史上の人物って結構出てる気がする)、クライマックスバトルでは平成ライダー勢揃いに加え、令和初のライダーとなる次回作「仮面ライダー01」の主人公ゼロワンの初お披露目といった見せ場が用意されてはいるものの、流石に何が何やら、といった感じ。
メタフィクション要素が強いのも、見ていてちょっとキツかったかな。フィクション世界に遊ばせてもらえず、いきなり現実に引き戻されるので。

で、クウガからビルドまでの歴代平成ライダーのゲスト出演はシリーズの総決算としてのお約束なんだろうけど、実はオリキャスが声を当ててないので「仮面ライダー(スカイライダー)」や「仮面ライダースーパー1」、あるいは「仮面ライダーBLACK RX」期のような偽ライダー臭が強いのであまり頂けない。

e0033570_19470108.jpgしかし番組の主役を張った歴代ライダーたちはまだ良いとしても、SMAP特番で稲垣吾郎が演じていた仮面ライダーGや、公演ポスターから抜け出してきた舞台版の仮面ライダー斬月、殆どお遊び企画のような仮面戦隊ゴライダーに、「ヒーローズコミックス」で連載中の漫画版「仮面ライダークウガ」のクウガが紙面から(!)飛び出してきたのには更に唖然としたし、ちょっと許せないなと思ったのは、仮面ライダージオウこと常磐ソウゴ を励ます役として木梨猛が出て来たこと。

「仮面ノリダー」(流石に劇中でノリダーの名称は使わないし変身もしないが)の扱いを巡っては当時ひと悶着あったのではなかったか。そうでないとしても、コメディ映画でもパロディ映画でもない作品で扱って良い存在ではないと思うのだが。
それに結構重要と思われるポジションのキャラクターに素人を配するというのも、観客舐めてるのかな、とちょっと悲しくなってくる。

時代は平成から令和へと移り変わり<平成ライダー>の総決算を謳った一篇ではあるものの、おそらく<令和ライダー>もこれまでとはさほど変わらないノリで作られていくのだろう。
そろそろ一度<仮面ライダー>も打ち止めにし、しばしの休みの間に徹底的に見直すべきではなかろうか。

【ひとりごと】
ゴライダーやGを出すくらいなら、「仮面ライダーアマゾンズ」の面々や「仮面ライダー/THE FIRST」や「NEXT」の1号、2号、V3、あるいは仮面ライダー3号や4号を出せば良いのにと思ったのだが、こいつらは昭和ライダーのヴァリエーションという認識なのだろうか。




# by odin2099 | 2019-08-09 19:48 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「SBヤマト」はやっぱり「宇宙戦艦ヤマト」じゃない。
フラストレーションが溜まる~!

というワケでお口直しに「2199」をば。
今回は第二章。

e0033570_20172831.jpg前作ラストで無事に地球を飛び立ったヤマト、早くも数々の試練が襲います。
先ずはワープテスト、そして波動砲の試射。
いきなりゲシュタムジャンプ(ワープ)なんかしちゃうもんだから、ガミラス側慌てる慌てる。

また救難信号を受信したと言っては進路を変更し、そしてなお冥王星へ向かってくるもんだから、テロン人は何考えてるかわからん、不気味だ、捕虜を取れ!とか、ガミラス側(というよりシュルツ以下のザルツ人)がむしろ右往左往。

そんな中でガミラスの構成も明らかになってきます。
今度のガミラスは肌の青くない人は劣等種族扱いされてるんですな。
旧作パート1では初期ガミラス人は肌色で、途中で設定変更があって青い肌に変わってましたが、それを逆手に取って最初に出てくるのは二等ガミラス人で、本国にいるデスラー以下は純潔ガミラス人ということ。

ヤマト艦内でも旧作のメインクルー以外のキャラが、少しずつ存在感を発揮してきます。
榎本や山本玲、篠原、原田、岬…
といっても古代と雪にはやはりスポットライトが当たり、何かが始まる予感。
うん、「2199」は素直に愉しめるなあ、「2202」と違って。

【ひとこと】
つい二、三日前、シュルツ役だった島香裕さんの訃報が届きました。
まだまだ活躍して頂きたかったですね。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-08 20:19 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19045362.jpg「アルキメデスの大戦」を見たら、山崎監督のもう一つの「ヤマト」の物語も久しぶりに見てみたくなった。

公開から9年も経つし、何度も見直してるつもりでいたけれど、きちんと見るのはこれが3回目か4回目?
最後に見たのがTV放送の時だとすると7年ぐらい前。意外と覚えていないものだ。

改めて見るとヤマトの艦内も地下都市、防衛軍司令部もチャチい。
滅亡寸前の人類が細々と暮らしているんだからリアルっちゃあリアルなのかもしれないけど、なんか貧乏臭い。
これが邦画の限界なんだろうなあ。

そしてこの作品の古代進と沖田艦長には徹底的に共感出来ない。
こんな艦長と戦闘班長の元で働くなんざご免だねえ。

あれ、結局この映画、嫌いなのかな。
良い役者さんも出てるし、見るべき点はあるんだけど。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-07 19:11 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_18402686.jpg「ヤングマガジン」誌上に連載されている三田紀房による漫画を、山崎貴が映画化。

出演は菅田将暉、柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功、田中泯、舘ひろしら。
撮影後に急逝した角替和枝に捧げられている。

第二次大戦秘話ではあるが、戦争映画というよりはミステリー・サスペンス物やコン・ゲームの趣きもある異色のドラマで、菅田将暉が「仮面ライダーW」のフィリップを彷彿とさせる変わり者の天才数学者を好演。
柄本佑が彼との絶妙なコンビネーションぶりを見せ、清楚で可憐ながら芯の強いヒロインを演じた浜辺美波が作品全体に花を添える。

e0033570_18403763.jpg戦争を回避すべく巨大戦艦建造を阻止しようと奮闘するものの、結局は組織の一部に取り込まれ、戦争へ加担せざるを得なくなってしまったラストシーンでの主人公の姿に、言い知れぬ無常感を覚える。

彼の信念、そしてその彼に想いを託した人たちの望みは叶えられなかったのか。
原作は未完だが、そちらではどのような選択をし、どのような結末を迎えるのかに興味が湧いてきた。




# by odin2099 | 2019-08-07 18:45 |  映画感想<ア行> | Trackback(2) | Comments(2)
安倍晴明に野村萬斎、源博雅に伊藤英明のコンビで贈る夢枕獏の小説「陰陽師」シリーズ映画化第2弾で、今度は劇場用のオリジナルストーリー。

e0033570_18341042.jpgアマテラスにスサノオ、ヤマタノオロチ、そして滅ぼされた出雲族の末裔…とこれまでの小説版とはまるで違うスケールの大きな物語で、前作の時には個人的に違和感のあった野村萬斎の晴明にもすっかり慣れ(伊藤英明の博雅と今井絵理子の蜜虫には一向に馴染めないが)、映画ならではの大仕掛けは愉しいものの、もはや別物という気がしないでもない。

ゲストヒロインは深田恭子。彼女を見ていると、この作品が16年も前の作品であることを暫し忘れる瞬間がある。
撮影時の彼女は20歳ぐらいだと思うが、今仮に追加で撮影をしこの作品の中にはめ込んだとしても、殆ど違和感はないだろうというくらい変わらない。
晴明が術を施す際に、上半身だけ着物を脱いだ状態での後ろ姿(これは本人ではなく吹替か?)や、首から上のアップショットで艶っぽい表情を見せている。

そして今回のラスボス幻角を演じるのは中井貴一。前作が真田広之だったので、これは妥当なところだろう(次があるなら佐藤浩市だろうと思ったが、更なる続編は実現しなかった)。

結果的に一度は晴明を死に至らしめたほどの強敵ではあるが、その動機に悲劇性があることや、本人が直接手を下すというより我が子をスサノオの依代として利用して行っていること、そして最後には改心して自らの命と引き換えに(という解釈になるのだろう)晴明を復活させるという行為から、前作ほど怨敵という迫力は感じず、些か拍子抜けではあるものの力演。
大人向けのファンタジー作品、出来ればあともう何本か見たかったものである。

<過去記事>




# by odin2099 | 2019-08-06 18:42 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
つい先日見直したような気になっていたんですが、気が付くと10年前?!
どっかでタイムワープしたかな?

e0033570_19363323.jpgっつーわけで(どういうわけ?)「帝都物語」です。

始まってすぐ、何が何やらわからんうちに「加藤が来るぞー!」と大騒ぎ。
のっけから怒涛の展開です。

そして誰が誰やらわからない、虚実取り混ぜての人物の洪水。
渋沢栄一、寺田寅彦、今和次郎、泉鏡花、早川徳次、森鴎外、織田完之、西村真琴、幸田露伴あたりは近現代史を勉強し、その為人を知ってる方がより愉しめるんでしょうか。
それとも「あの人がそんなことするわけないじゃん」と呆れるんでしょうか。

時代の移り変わりが早いのも混乱に拍車をかけてますね。
実際は映画の冒頭からラストまでで概ね20年の歳月が流れます。
ただ特に女性の場合は老けメイクを施したりしてませんので、時間の経過はわかりづらくなってます。
辰宮洋一郎などは終盤では白髪を蓄えてますが、泉鏡花は全く変わらないですしねえ。

e0033570_19364761.jpgまた一見「アクション映画」風の宣伝がされてますけど、「加藤と戦う」言ってる割に登場人物にアクション向きの人物がいないので、基本ロクな戦いをしません。
せいぜい辰宮恵子と加藤が念を飛ばしあってる程度。
派手な格闘シーンはいりませんが、もう少し舞踊のような形で「魅せる殺陣」が欲しかったです。

とはいうものの、やはり力の入った超大作。見応えは十分です。
現在のテクノロジーでリメイクしても面白いかなと思うのですが、表面だけなぞった薄っぺらい作品になってしまうでしょうかね。

ところで最初に見た時は辰宮雪子と母・由佳理、それに伯父である洋一郎の関係がよくわからず混乱していたのですが、今じゃ兄妹相姦ってフィクションの世界じゃ珍しくもなんともありませんね。

そして加藤が由佳理に<偃王の魔術>を施すシーン、直接的な描写は抑えめですが、演じている嶋田久作と姿晴香の表情はなかなかヤバいものがあります。
まあ実際に凌辱するシーンを入れてしまったら、一般映画としての公開は難しかったろうと思いますが。

【ひとりごと】
劇中で加藤保憲は自らを「安倍晴明の末裔」と称していたようですが、敵対する平井保昌も土御門家一門の総帥。
土御門家も遡れば晴明に連なるわけで、実はこの物語、本家と分家の争いだった?

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-05 19:40 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
原作は松本零士の<ザ・コクピット(戦場まんが)>シリーズの一篇「スタンレーの魔女」。

これを元に御笠ノ忠次が脚本・演出を手掛け、2006年の「スペースノイド」による初演、2008年の「サバダミカンダ」旗揚げでの再演を経て、三度目の上演と相成った。
出演は石井凌、唐橋充、宮下雄也、池田竜渦爾、松本寛也、永島敬三、松井勇歩、宮田龍平、津村知与支。
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主人公となるパイロットの敷井の同僚たち(爆撃機の搭乗メンバー)各人のキャラクターを掘り下げ、友軍の戦闘機乗りに敷井のライバル的キャラクターを配し、戦場での落ちこぼれ集団のワチャワチャした日常を描いて膨らませ、青春群像劇として仕立てる。
松本零士色は希薄になったが、一個の舞台作品としては十二分に愉しめるものだ。

前回公演から11年ぶりということもあり、どんな芝居だったか忘れてしまっているだろうと思いきや、意外に一つ一つのやり取りなども覚えていて驚く。
台本は基本そのままで、細かい芝居を演者に合わせて変更・調整している(あるいはアドリブか?)のだろうか。
因みに音楽は初演時から同じメロディが使われている。

そして演技者が変われば同じ台詞が違う意味を持つこともある。
同じ展開の筈なのに所々記憶にあるのと違う雰囲気が醸し出されていたが、これが”生の芝居”の面白さだろう。
その一方で間が悪かったり、意味不明に思えたやり取り、諄く感じたりする場面もそのままだったが。
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公演は渋谷のDDD青山クロスシアターにて7月28日~8月8日まで。
それにしても小さく、わかりづらい劇場だった。
以前行ったことがあるという知人に、前以て場所の雰囲気を聞いていなかったら、迷っていたかもしれない。
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# by odin2099 | 2019-08-04 08:16 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
今年はレジェンダリー・ピクチャーズ製の<モンスターバース>第3弾、「ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ」が公開されたが、個人的にはどうも今一つ乗れず。
興行的にも微妙らしく、来春予定の第4弾「ゴジラVSコング」が秋まで延期されるとかいう噂もある。
テコ入れの必要性を感じてるんだろう。

e0033570_09385771.jpgその一方で、ゴジラとコングの激突で終わるはずだった<モンスターバース>そのものは延長される可能性もあるらしい。
新怪獣と戦うのか、更なるリバイバル東宝怪獣と対決するのか、それとも他社怪獣との共演に踏み切るのか?
ハリウッド映画でゴジラとガメラが激突でもしたら胸熱だが、ギララとかガッパとかゴルゴとかヤンガリーとかリドサウルスとかと戦うんでも、それはそれで見てみたい。

そんなこんなでゴジラ不完全燃焼中なので、引っ張り出してきたのが3年前の今ごろ公開されてた「シン・ゴジラ」。
いや、やっぱりこの映画、よく出来てるわ。

「ゴジラ映画」あるいは「怪獣映画」として見た場合は必ずしも満足いく出来じゃないということは過去にも書いたことあったと思うけど、ディスカッションドラマ、疑似戦争映画、政治的サスペンス、お仕事ムービーとして見ると俄然輝いている。
あ、お仕事ムービーというのは、様々な職業に従事してる人たちが、自分の出来るギリギリのところで頑張ってるところを描いた映画、てなニュアンスの作品ね。

中弛みせずタイトな2時間。適度なハッピーエンド、「次」を期待させる結末。
万人向けじゃなく見る人を選ぶタイプの映画ではあるものの、骨太の娯楽映画であることも間違いなし。
庵野監督は今「シン・エヴァンゲリオン」の完結編を手掛けているが、その後で今度は「シン・ウルトラマン」をやるとのこと。

はたして柳の下に二匹目のドジョウはいるんだろうか? 
ホントは「シン・マイティジャック」とかの方がやりたいんじゃなかろうか?
――と邪推しつつひとまず静観。
今度は企画・脚本のみで総監督のポジションには就かず、樋口監督にお任せみたいだし。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-03 09:44 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
シリーズの新作が来ると、旧作のお浚いが忙しい。
もうすっかり忘れちゃってるもんなあ。
で、今度は「ターミネーター」、秋に新作やってきます。

テレビドラマやアニメ版を除いても、劇場版がこれまで5本。
ややこしいのは1作目と2作目のみが正典で、後はみんな番外編みたいな扱いになっちゃってる点。
4作目が作られた時は3作目が否定され、5作目は4作目を否定し(というか1・2作目も否定してる感じ)と、新作が出る度にリセットされていて、御多分に漏れず今度の新作も「新たな3作目」というスタンス。どっかできちんと整理をして欲しいもんですが、今後も行き当たりばったりでシリーズは続いていくんでしょうか。

さて、そんなシリーズの原点、第1作は見事に低予算B級SFアクション映画になってます。
皮膚が破れ内部のメカが剥き出しになるターミネーターも、よくよく見ると(よくよく見なくても)かなーりチャチな作り。
それでもアイディア勝負と見せ方の工夫で、それを補って余りあるほどの娯楽作品になっています。

e0033570_19551455.jpgB級映画らしいのはお色気サービスにも表れてます。
そもそもタイムスリップが全裸でなければ行えないという設定がイカれてます。
そのためシュワルツェネッガーもマイケル・ビーンも初登場時は全裸。
シュワちゃんは何やらブラブラさせてるのが見えちゃったりしますが、女性ファンは喜んだのかなあ(あ、一部の男性ファンが喜んだのか?)。

男性ファン向けにはリンダ・ハミルトンが頑張っています。
終盤はノーブラでシャツを着てるので何故か胸元にポッチが見えるのですが、その後はマイケル・ビーンとのベッドシーンでバストトップを披露。やっぱりこうでなくっちゃ(でもそれ以上のサービスショットはなし…)。

ただ当初はカイル・リース役をオファーされていたのはシュワちゃんだったので、これが彼とリンダ・ハミルトンとの絡みだったら、なんか作品のトーンが違って見えてきそうですけどね。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-08-02 19:58 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE/タイムスリップ!恐竜パニック!!』(2019)

e0033570_22413596.jpg毎年<スーパー戦隊>も<平成仮面ライダー>もTVを見ずに映画館へ繰り出してるワケですが、今回の「リュウソウジャー」も初見です。主題歌さえ聞いたことありません(劇中で流れてない、よね?)。
黄川田将也、渋江譲二、沢井美優、団時朗らがリュウソウジャーたちの師匠役で出るということでちょっと興味を持ちましたが、結局今日まで見ないまま来てます。

そんな「リュウソウジャー」初の劇場版は、どうやらファンからの評判も良いようで。
「リュウソウジャー」のエピソードとして面白く、また<戦隊>映画の中でも良く出来てる、というネット上の感想を幾つか見かけております。
また<スーパー戦隊>は”偉大なるマンネリ”と呼ばれるほどフォーマットが確立していますので、基本的には予備知識ナシでもOK…のはず?

e0033570_22411138.jpgなので安心して見に行ったのですが、うーん、♪過去と未来を行ったり来た~り~
じゃないですけど、6500万年前と現在を何故か簡単に(じゃないんだろうけども)行き来出来る理屈がよくわからず、なんだか目まぐるしいなあ、で終ってしまいました。

ゲストの佐野史郎の胡散臭い演技も悪くないんですが、基本この方は<戦隊>や<ライダー>のような東映カラーには合わないのかもしれませんねえ。
あ、昭和期の作品なら違和感ないのかもしれませんが、平成だ令和だという時代のカラーにはそぐわないのかも。

恐竜さんたちのCGはかなり頑張っていたと思いますし、なかなか格好良いメロディも流れてくるので、TVを楽しみにしてる人ならば良いのかも。
今後に備えて(?)ちょっと勉強しておこうかな。




# by odin2099 | 2019-08-01 22:45 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ガメラ/大怪獣空中決戦」、「ガメラ2/レギオン襲来」に続く<平成ガメラ>三部作の完結編。
1作目が怪獣映画、2作目が戦争映画とすると、この3作目は伝奇モノ?
三部作と一括りにされ、SF映画としても評価されているこの<平成ガメラ>だが、実は一作一作はかなりバラエティに富んでおり、改めて20世紀の終わりを飾るに相応しい作品群だったのだなあと思う。

e0033570_21253825.jpg公開から既に20年を経ているが、クライマックスが古都京都に設定され、更にガメラとイリスの最終決戦が、まだオープンしたばかりだった京都駅ビルを舞台に行われるせいか、ビジュアル面でも古さを感じさせない。
この作品に続く「ガメラ」がなかなか作られないこともあって、今なお現役感が漂っている。

ただ物語上のマイナス面として、メイン格の登場人物が多すぎて散漫な印象を与えてしまうのは、以前指摘した通り。
中でも勿体ないなあと思うのが、山咲千里扮する”謎の美女”朝倉美都。
古から代々続く巫女の末裔といった役どころだが、彼女が本当にイリスと関係を持ってたのかが不明なので完全に浮いているのだ。

平たく言えば、ヒロイズムに酔い痴れてるだけの勘違いオバサン(失礼!)にしか見えない。彼女と、結果的にイリスと融合することになった少女・綾奈との確執というか対抗意識みたいなものがもっと前面に出たならば、もう少し盛り上がり方も違ったように思う。
もっともそれが”怪獣映画”に求められる盛り上がり方かというと、些か疑問ではあるが。

この6年後の2006年には続編ではなく仕切り直しの映画「小さき勇者たち/ガメラ」が公開され、また2015年には「ガメラ生誕50周年記念」として、新作映画のパイロットフィルムを思わせる映像がWeb上で発表されたりもしたが、その後は音沙汰なし。
来年は生誕55周年、そろそろ新しいガメラをスクリーンで見たいものだ。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-07-25 21:31 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19144575.jpg全世界でヒットした、イギリスはBBC製作のネイチャー・ドキュメンタリー「アース」の、10年ぶりに作られた第2弾で、イギリスと中国の合作作品。

日本では昨年暮れに公開されたが、上映劇場が少なく都合がなかなかつかずに見送っていたものを、ソフトがリリースされたのでようやく鑑賞。
オリジナル版はロバート・レッドフォードがナレーターを務めているが、日本語版は佐々木蔵之介が担当。

「あなたが過ごす一日は彼らと同じ一日」というコピーが付いているが、太陽が昇り、沈み、そして夜が訪れるという流れの中で、世界各地の様々な生き物を紹介していく、という構成になっている。
ということで、「アース」というタイトルは冠さなくても良かったのではないかと思うほど共通点はない。

中国の朝、早くに目が覚めるジャイアントパンダ。
アフリカ大陸では、夜通し狩りをしていたサーバルが、最後のデザートに、とばかりにネズミを襲う大ジャンプ!
ガラパゴス諸島では、太陽エネルギーを溜めないと動けないイグアナが日光浴。その傍らでは今しも新しい命が誕生していくますが、孵化したばかりのイグアナの赤ちゃんに迫るヘビの魔手!
サバンナで試練にさらされるシマウマの母子。
太陽が勝利を収め、凍った海の割れ目から姿を見せるイッカク。
縄張りとメスを求めて西部劇のような決斗を繰り広げるキリン。
我々と似たような暮らしを送るマッコウクジラ。
危険な子育て中のペンギン、etcetc

ヒグマのダンス、ナマケモノの泳ぎ、ハチドリとミツバチの水入りの勝負、たった一日だけの生涯を送るカゲロウ、といった姿は正にアメイジングですが、美しい映像は睡魔をもたらすのも必定。
眠れない夜にはお勧めの一篇かと。



# by odin2099 | 2019-07-24 19:18 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
今度はBunkamuraザ・ミュージアムへ行ってきました。
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休みの日、しかもお昼過ぎに行ったらドチャクソ混んでた。
土地柄ってこともあるのかもしれませんが、若い女性がかなーり多い。
ミュシャって人気がありますねえ。
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今回の催しがユニークなのは、ミュシャの作品(一部撮影可能!)だけじゃなく、ミュシャが影響を受けた作品、そしてミュシャが影響を与えた作品も展示されてること。
ジョー・ケサダの「デアデビル」や「ウルヴァリン」などのアメコミもあれば、日本からは水野英子、山岸涼子、更には天野喜孝出渕裕まで…!
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「ファイナルファンタジー」や「アルスラーン戦記」「ロードス島戦記」などのイラストも、ミュシャと並んで掲示されてるのは凄いですが、確かに一緒にあってもさほど違和感はありませんな。
そういや「グイン・サーガ」の表紙イラストもありましたが、何故か作品名表記がなく単に天野さんのオリジナル作品扱いになっていたのが解せません。
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今年は没後80年だそうですが、全然古さを感じませんね。
今の時代にも全く遜色ない色使い、そしてモダンな線です。


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# by odin2099 | 2019-07-23 18:49 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(0)
原子物理学の権威ラドクリフ博士が何者かに誘拐された。
英国国防省のロス大佐は、陸軍軍曹のハリー・パーマーをドルビー少佐麾下の秘密情報部へ転属させ、事件を担当させることにした。
調査を進める中で、高名な科学者を誘拐し東西両陣営に金次第で売り捌く謎の組織の存在が浮上。手掛かりを求めるうちに、パーマーの同僚やCIAのエージェントが次々と命を落とし、パーマー自身も捕えられてしまう。

e0033570_19274556.jpgレン・デイトンの小説「イプクレス・ファイル」を、シドニー・J・フューリーが監督。
出演はマイケル・ケイン、ナイジェル・グリーン、ガイ・ドールマン、ゴードン・ジャクソン、スー・ロイド、フランク・ガトリフら。

この「イプクレス・ファイル」、イアン・フレミングの「007」シリーズのアンチテーゼとして書かれたとのことだが、「007」シリーズのプロデューサーの一人ハリー・サルツマンが気に入り、編集のピーター・ハント、音楽のジョン・バリーら「007」所縁のスタッフを起用して映画化することに。

派手なアクションやギミック満載の小道具といったガジェットが魅力の「007」に対し、こちらは画面の色調も抑え地味でリアルな描写が特徴。サルツマンとしては「007」もこのようなシリアス路線で行きたかったようだが、もう一人のプロデューサーであるアルバート・R・ブロッコリは娯楽路線を主張して意見が対立。やがてサルツマンは「007」シリーズから身を引くことになってしまう。

スーパーで買い物をし、高級ではないアパートに住み、自分で料理を作って食べるハリー・パーマーは、ジェームズ・ボンドのようなゴージャスなスーパースパイとは大違い。
お話は組織内部に裏切り者が?!というパターンなのだが、ハリーの周囲の人間が皆胡散臭く見え、ハリー本人も強いんだか弱いんだか、凄腕なんだか抜けてるんだかなので感情移入しにくい。
作品内容は高く評価されたそうで続編は製作されたし、「オースティン・パワーズ」「キングスメン」らフォロワーもいるけれど、「007」と肩を並べるというレベルには至らなかった。

個人的にも「007」の明瞭さの方が好みで、20年以上前に一度見ている作品なのだがほぼ記憶になく、途中に何度か睡魔に襲われた。
ちなみにこの「国際諜報局」と同年に公開されているのが「サンダーボール作戦」で、どっちが単純に愉しめるかというと、やはり…?



# by odin2099 | 2019-07-22 19:31 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_09522398.jpg1969年7月20日、アポロ11号は月に着陸したが、それから50年、全編当時の記録映像のみで構成されたドキュメンタリー映画が公開された。

ナレーションはなし、テロップも必要最小限、音声は飛行士と管制官とのやり取りと、報道機関のアナウンスのみ。

これまでにも幾つかアポロ計画を取り上げたドキュメンタリーを見ているので、見覚えのある映像も多いが、打ち上げから帰還までの大まかな流れを頭に入れておかないと多少混乱するかもしれない。

また専門用語が飛び交う字幕を追うのは一苦労で(しかも訳されていないやり取りもある)、会話とテロップが重なってしまうと事実上両方を読むのは不可能に近いと思うが、それでも50年前とは思えないほど古びていない”生の映像”の迫力は捨てがたい。

公開劇場が少なく、しかもスクリーンの小さいところが多いようなのが残念だ。



# by odin2099 | 2019-07-21 09:58 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
ハシゴの3館めは国立西洋美術館。
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こちらは「特別展 三国志」のチケットで割引入場。そうなんです、3館で相互割引サービスをやっているのです。
なので、どうせ行くなら一気に制覇する方がお得!(でも疲れる)
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「恐竜博」「三国志特別展」という順番に回ると観客の年齢層が徐々に上がっていくのがわかります。
こちらには子どもの入場者、いませんでした。混み具合は…平日の午前からお昼過ぎにかけての割になかなかです。本格的な夏休み突入前でまだ良かったなあ。
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ここの展示は正に圧巻です。
マネとかモネとかルノワールとかロダンとかゴッホとかクールベとかドガとか、下世話な表現をするなら西洋絵画のオールスターズの作品が所狭しと展示されています。
以前にも常設展示で見た作品もありますし、美術の教科書やガイドブックの類でしょっちゅう目にする有名作品も並んでいます。
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ただ、一つ問題があるとすれば、これは松方幸次郎という個人のコレクションだということ。
西洋美術史の流れに沿って、というよりも、いつどこで入手したか、に重きを置いた展示なので、膨大な作品量に圧倒されはするものの、要はバラバラなので全体として印象に残りづらくなってしまっている、ということでしょうか。まあ自分が不勉強なせいも多分にあるのではありますが。
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↓これは撮影可能ゾーンにあります。
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3館廻ったと言っても結構駆け足だったので、疲労感はそれほどでも。
しかしそれもこれも本格的に夏休みに突入する前の平日だったからでしょうなあ。
これから出かける予定の方、ご健闘をお祈りいたします。



# by odin2099 | 2019-07-20 12:15 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(0)
続いてやってきたのは東京国立博物館平成館。
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「恐竜博2019」のチケットを見せると、入場料が割引になります。
恐竜博ほどじゃありませんが、こちらにも結構子どもがいました。
みんな「三国志」、知ってるのかなあ。
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「プロローグ 伝説の中の三国志」、「第1章 曹操・劉備・孫権英傑たちのルーツ」、「第2章 漢王朝の光と影」、「第3章 魏・蜀・呉 三国の鼎立」、「第4章 三国歴訪」、「第5章 曹操高陵と三国大墓」、「エピローグ 三国の終焉ー天下は誰の手に」に分けられ、「人形劇 三国志」で実際に撮影に使われた人形や、横山光輝の漫画「三国志」の原画と一緒に出土品が展示されています。
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最大の目玉が曹操高陵からの出土品で、中国国外に持ち出されるのは今回が初めてだそうで。
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会場内の一区画が曹操高陵の実寸際現に使われています。
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三国志の世界も今なお新発見があり、ワクワクさせてくれますね。
同時期のわが日本はそれこそ邪馬台国の時代ですが、こちらは新説は出てくるものの決定打には欠けるようで。
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先日、百舌鳥古墳群の世界文化遺産への登録が決定しましたけど、発掘調査が行われたり、内部が一般公開されるわけでもなし。
日本史の常識を覆す世紀の大発見!…なんてものは期待出来そうもありません。
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続きます。



# by odin2099 | 2019-07-20 12:14 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(0)
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