【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

e0033570_22592967.jpg学校の問題児の少女マチルドが道で倒れているところに通りかかった教師のフランソワは、家まで彼女を送って行くが、彼女が複雑な家庭環境に育ったことや実は鋭い知性の持ち主であることに気付き興味を抱く。
何とかマチルドの放校処分を取り消したフランソワは、授業の遅れを取り戻すべく個人教授を買って出、マチルドもそんなフランソワに心を開いてゆく。またフランソワもマチルドに惹かれ遂に二人は一線を越えてしまう。
だがマチルドのフランソワに対する思慕は徐々にエスカレートし、それはフランソワの妻カトリーヌへの攻撃的な態度となって表れてしまう。そして二人の関係が明るみに出る日がやってきた…。

アイドル歌手として人気上昇中だったヴァネッサ・パラディを主演に、ジャン=クロード・ブリソーが自ら脚本も手掛けて監督した作品で、共演はブルーノ・クレメール、リュミドラ・ミカエル、フランソワ・ネグレ、ジャン・ダステ、ヴェロニカ・シルヴェールら。
マチルドは17歳という設定だが、ヴァネッサ・パラディも撮影当時は16~7歳。しかし未成年でありながらも開始数分で早くもヌードを披露し、おまけに喫煙シーンまであるというのは今では許されないだろう。

物語は一口に言ってしまえば「教師と生徒の禁断の恋」を描いたもの。
わざわざ最初の方で「ロリータ趣味はない」と断言していたフランソワが、あれよあれよという間にマチルドに溺れて行く様は滑稽でもある。それでいて美人の奥さんや社会性、面子などを気にして及び腰なのが情けない。
とはいうもののマチルドの、正に「天使と悪魔」ならぬ「天使と小悪魔」の危うげな魅力には抗しがたく、フランソワの転落ぶりには一定の説得力がある。

一方のマチルドがフランソワのどこに惹かれたのかはよくわからないが、平たく言えば「自分を構ってくれた」から安心感を覚え、依存心が芽生えたということなのだろうか。
破滅志向の彼女の行動は衝動的で恐ろしくもあるが、それが一時の気の迷いやお遊びではなく、本当に一途で純粋な愛ゆえのものだったことがわかるラストシーンは泣ける。

二十数年ぶりに見直したが、”フレンチ・ロリータ”と称されたヴァネッサ・パラディの、少女としての一瞬の輝きを切り取り、フィルムの中に永遠に閉じ込めたという一点だけでも、この作品は”名作”と呼ぶに足る一篇だろう。


[PR]
# by odin2099 | 2018-08-07 23:00 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
兜甲児はマジンガーZではなくダブルスペイザーに搭乗。その為にグレンダイザーのオマケみたいな扱いになっているけれど、「マジンガーZ」、「グレートマジンガー」、「UFOロボ グレンダイザー」、「ゲッターロボ(&ゲッターロボG)」の主役たちが一堂に会した永井豪ロボットアニメの集大成。

甲児だけじゃなく、剣鉄也、宇門大介(デューク・フリード)、ゲッターチームの流竜馬、神隼人、車弁慶と6人の主役を立てるだけじゃなく、ボス・ヌケ・ムチャの3人組に弓さやか、炎ジュン、早乙女ミチル、そして弓教授、早乙女博士、宇門博士とほぼレギュラー総登場の豪華版。そのキャラクターの見せ場の割り振り方にまず敬服する。
e0033570_19560332.jpg
石丸博也、野田圭一、富山敬、神谷明らによる武器名、必殺技名の連呼も耳に心地よい。
「ゲッタービーム!」「アトミックパンチ!」「サイクロンビーム!」「サンダーブレイク!」「スペースサンダー!」「ブレストバーン!」「シャインスパーク!」各人各様の絶叫の競演。
そして耳に心地よいといえば音楽。
数々の名場面、名勝負を彩った渡辺宙明(「マジンガーZ」「グレートマジンガー」)&菊池俊輔(「ゲッターロボ」「グレンダイザー」)の豪華コラボ。
音だけでも楽しめるとはなんと贅沢な…。

お話の方は少々”でっちあげ”感があって残念な部分も。
共闘ありきで用意されたドラゴノザウルスはあまりにハイスペックすぎるし、その誕生の原因が垂れ流しにされた石油というのは逆にスケールが小さい。原水爆実験とか核廃棄物の影響ぐらいハッタリをかましておかないと。
また複数の巨大ロボットが普通に共存してる世界で、宇門博士や弓教授、早乙女博士を集めておき乍ら、改めてロボット軍団を編成するというのは今更な感が強い(当然それ以前に何度も共同作戦をとってきただろうし)。初めからそれが目的だったとしか思えないのだから。

またゲッターチームは序盤に単独行動をとる関係上、中盤以降は出番が少ないし(シャインスパークでトドメは刺すが)、甲児はギャーギャー騒ぎ立てるだけで実は活躍らしい活躍がない。実質的な主人公といえるのは鉄也だが、ストーリー全体の中では出しゃばり過ぎだし、メンバーのまとめ役に徹したデューク・フリードは終始影が薄い。各人に過不足なく見せ場を用意するのは至難の業なのだ。

だがそんな中でも、リョウ・ハヤト・ベンケイらゲッターチームの関係性、ボスを巡っての甲児と鉄也のやりとりや、ボスとさやか、ジュンの短い会話、さやかの危機に反応する甲児等々随所に「らしい」言動が盛り込まれているので、キャラクター同士の会話は自然に入って来る。
重ねて言うが、脚本家や演出家による交通整理ぶりは本当に敬服に値する。
e0033570_19561358.jpg
先に<永井豪ワールド>の集大成を目指した作品だと書いたが、企画段階では更に「デビルマン」「鋼鉄ジーグ」「キューティーハニー」の参戦も予定されていたようだ。
劇場版マジンガーの栄えある1作目は「マジンガーZ対デビルマン」だったので、不動明と甲児が久々に再会するシーンは見てみたいし、ジーグは一度はグレンダイザーとの共演映画が企画されたものの没になっただけに、是非そのリベンジを果たしてもらいたかったし、はて、ハニーはどうやってストーリーに絡ませるのやら。
しかし最後だけに実現して欲しかったものだ。

それにしても「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」とこの「決戦!大海獣」を続けて見ると、祭りの後のどうしようもない淋しさがこみあげて来る。
一つの時代は間違いなく終わったのだなあ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2268047/
https://odin2099.exblog.jp/23179734/
https://odin2099.exblog.jp/25608760/


[PR]
# by odin2099 | 2018-08-07 06:21 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
石ノ森章太郎を原作者に頂いた「秘密戦隊ゴレンジャー」と「ジャッカー電撃隊」と、東映オリジナル(原作:八手三郎)の「バトルフィーバーJ」以降の作品群は、本来は別モノ。しかし今は同じ<スーパー戦隊>シリーズという扱いになっている。

となると「ジャッカー」が77年12月に放送が終了し、「バトルフィーバー」が79年2月にスタートするまでシリーズには空白期間があることになるのだが、78年の3月に公開されたこの劇場用作品があるため、シリーズに空白はない、というのが近年の詭弁。
しかし<ウルトラマン>にも<仮面ライダー>にも中断期間があるのだから、正直どうでも良い話。

それより冒頭で「ゴレンジャー」と「ジャッカー」を普通に同一シリーズとして扱ったが、実はこの両番組も特に繋がりはない。
「ゴレンジャー」のフォーマットに則って作られた「ジャッカー」は確かにシリーズ第2弾ではあるが、お話が繋がってるわけではないのだ。
なのでこの二大戦隊の共闘は、<スーパー戦隊VSシリーズ>がレギュラー化し、TV本編へのレジェンド戦士の登場が珍しくなくなった昨今と違い、子供たちには遥かに大事件だったのだろうな、と思う。
e0033570_19465659.jpg
ただ出来上った作品は、キャラクター面では必ずしも充実していたとは言い難い。
死んだ筈のアイアンクロー/鉄の爪(演:石橋雅史)の復活に、クライム四天王(演じるのは安藤三男、潮建志、天本英世、金田治で、合体した四天王ロボの声は飯塚昭三!)の登場も、マニア向けのキャスティングが子供たちにどの程度アピールするのは疑問だし、この手のイベントでお約束の再生怪人軍団の登場もない。
何よりもゴレンジャー側の素顔での出演者がペギー松山(演:小牧りさ)のみというのは淋しい。
それでもTV放送が終わって3カ月近く経ち、再びジャッカーに、ゴレンジャーに会える、という一点だけでも子供たちには十分だったのだろうか。

ちなみに以前にも書いたが、この映画は当初「ジャッカー電撃隊VS大鉄人17」として企画されていた。
劇中でも世界各地で悪と戦っているヒーローとして、ゴレンジャーの他に仮面ライダーV3キカイダー仮面ライダーアマゾンの名前が上げられている。
既に<仮面ライダー>シリーズに幕が下ろされて2年以上が過ぎ、「ジャッカー」の終了でTVから石ノ森ヒーローは姿を消している。
つまり実写版<石ノ森章太郎ワールド>の集大成は意図されていたものの、必ずしも<スーパー戦隊>をシリーズとしてまとめようとしていたわけではなかったのだ。
もしジャッカーと17の共闘が実現していたら、<スーパー戦隊>シリーズは成立していなかった可能性もある。その点ではこの作品の存在意義は大きい。

先に公開されていた「グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガー/決戦!大海獣」が永井豪ロボットアニメの集大成を意図していたのと同じで、<東映まんがまつり>も転換期を迎えていたのだ。
かつてメイン番組が名作物の新作アニメからTVヒーローの劇場用新作に移り、その主役が<仮面ライダー>から<マジンガー>へと移行していったが、今度はアニメが永井豪作品から松本零士作品へ、実写ヒーローは石ノ森章太郎作品から八手三郎作品へと移り、そして「テレビまんが」から「アニメブーム」へと進化、発展していく過渡期だったのである。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3842814/
https://odin2099.exblog.jp/22908021/
https://odin2099.exblog.jp/25599184/


[PR]
# by odin2099 | 2018-08-07 06:20 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(2)
これまたロジェ・ヴァディム監督の当時の嫁さん自慢映画で、オープニングがいきなりバーバレラ役ジェーン・フォンダの無重力ストリップ。
衣装を一つずつ取る度に中から文字が飛び出し、これがタイトルやスタッフ、キャストのクレジットを構成。
この文字が微妙に揺れ動いて、バーバレラの身体そのものも巧妙に隠すというのはアイディアもの。

この「見えそで見えない」感が良い。
でも実のところ全部は隠しきれてないというか、意図的にずらしてるのだろうけれど、バストトップもヘアもしっかり見えてしまっていて、このオープニングタイトルだけで元は取れたな、と思う。

e0033570_19304787.jpg続けてバーバレラは大統領からの司令通信を受けるのだが、「服を着ます」という彼女に対し、大統領は「そのままでいい、公務だから」とワケわからん返答をするもんだから、ずっと彼女は全裸のまま。
万事がこの調子で、スケスケの服は着させられるわ、服はビリビリに破かれるわ、ガラス(ビニール?)越しのヌードを披露するわ、クライマックスではセックス拷問マシーンにかけられるわ、と散々。

といってもタイトルバックを除けば「見えそで見えない」感は貫かれているし、全体的にポップでお洒落な演出が施されているので下品な感じはない。それもこれもみんなジェーン・フォンダのエロカワな魅力の賜物。
以前にも書いたけれどお話は決して面白いとは言いかねるので、これは間違いなく彼女のファッションショーを愉しむ映画だ。

そういやこの作品のプロデューサーはディノ・デ・ラウレンティス。後の「フラッシュ・ゴードン」に通じるキッチュさがあるな。
何度かリメイクの企画が上がっているものの実現はしていないが、なかなかハードル高そうだね。

<過去記事>




[PR]
# by odin2099 | 2018-08-06 19:37 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
14年ぶりに作られた「Mr.インクレディブル」の続編。

e0033570_19183581.jpg前作ラストで見事に人々を救ったかに見えたパー一家だったが、ビルを壊し街をメチャメチャにしたことで警察から事情聴取を受け、政府からの保護も打ち切られてしまう。
そんな時、スーパーヒーローの大ファンを自認する、通信会社デブテックを経営する富豪のディヴァー兄妹から、ヒーロー復権を目指すミッションの依頼が舞い込む。その申し出に張り切ったボブだったが、指名されたのはイラスティガールことヘレンだった。
ヘレンがヒーロー活動に勤しんでいる間、難しい年ごろのヴァイオレットやダッシュの相手や、慣れない育児に悪戦苦闘のボブ。一方ヘレンの前にもスクリーンスレイヴァーと名乗る謎の存在が立ちはだかり、やがてその陰謀の魔の手はヘレンだけではなく、パー一家全体にも及んでいく…!

ということで、14年ぶりではあるものの前作ラストに直結してスタート。
なので出来れば前作を見ておいた方が良いのだけれども、もし見ていなくてもそれほど支障はないかな。
レギュラーメンバーもそのままで、赤ちゃんのジャック・ジャックが今回いよいよ能力開眼!
あれ?って思ったけれど、前作では家族の見てる前では能力使ってなかったっけ?

e0033570_19184612.jpg今回はイラスティガールが単独で活躍するシーンも多く、実質的にヘレンが主役。
といってもボブが目立たないわけではなく、見せ場がきちんと割り振られている。そして最後は家族が一致団結して難局を乗り越えるという王道展開。
2時間近い上映時間は相変わらずやや長いかなと思わないでもないけれど、ヘレン萌えの自分としては満足。イラスティガールに二度惚れした。

強敵(?)アンダーマイナーとの決着はまだついていないので、次回作があると嬉しいし、それとは別に若い頃のイラスティガールを主人公にしたスピンオフも見てみたい。
まあその暁にはタレント吹替は排して欲しいけれどね。

この作品、ピクサーの長篇映画としては20本目になるらしい。
そのうち自分が見てるのは……7本だった。多いのかな、少ないのかな?



[PR]
# by odin2099 | 2018-08-06 19:22 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(2)
スタジオジブリによる原作クラッシャー…もとい、英米児童文学映像化シリーズ(?)の第2弾です。これもちゃんと見直すのは公開日以来だなあ。

では、以前のブログの記事を引用してみます。
スタジオジブリファンの人は安心して良いでしょう。立派な後継者の誕生です。例えて言えば、山田康雄亡き後、栗田貫一が「ルパン三世」を引き継いでいるようなものです。ついでに原作が、「指輪物語」や「ナルニア国ものがたり」と並んで<世界三大ファンタジー>と称されている程の作品だということも忘れた方が良いでしょうね。「ジブリだ~い好き♪」という人、「ジブリ作品に駄作などあり得ない」と信じている人は劇場に足を運んで下さい。
これ、皮肉だと気付いてくれる人があまりにも少なかった…(^^;
なかには「手放しで絶賛してる」と思いこんだ人もいるくらいで。
一方、「あのアーシュラ・K.ル=グウィンの『ゲド戦記』の映画化である!」ということに期待している人、つまり平たく言ってしまえば原作のファンの人は、出来ればお止めになった方が宜しいかと…。これ以上は申しませんので、怖いもの見たさが勝った方は、ご自分の目でお確かめ下さい。
そう、ここで釘を刺しといたから皮肉だと気付いてくれると思ったんですが、自分の文章力・表現力のなさを思い知った次第で。
まあ何を今更と言われるかもですが、12年も経ってるんだから本音を言ってもいいよね。
今回は「第一回監督作品」ということを強調しておりますが、普通なら「第二回」なんかありそうもなさそうな内容です。とは言うもののおそらく作品はヒットするでしょうし、ブランド・イメージもありますからそのうち次回作も発表されることでしょう。その際には、是非とも監督にはオリジナリティで勝負して頂きたいと思います。
そう、「初監督作品にしてはよくやってる」なんてことも言う気になれなかった、ジブリに限らない高畑&宮崎のコピー作品にしか思えなかったので、これ一本で監督辞めるかと思ったんですけどね。ちなみにその後の監督作品は一切見ておりません。

さて、今回見直してみてもやっぱりつまらなかったというか、見るべき点がなかったなというのが正直な感想でした。褒めるべき点としては寺嶋民哉の音楽が良かったな、くらい。

e0033570_09153637.jpg「原案」として宮崎駿の「シュナの旅」がクレジットされてるけど、中途半端にミックスするくらいなら、最初からストレートに「シュナの旅」をアニメ化しろよ、という話。世界的有名作品ではなく身内の作品のアニメ化なら、失敗しても大事にはならないし。
いや、「シュナの旅」大好きだから、下手にアレンジして劣化させたらただじゃ済まさないけどね。

映画化にあたっては原作の3巻(「さいはての島へ」)をベースに4巻(「帰還」)の要素を加えてストーリーを組み立ててるけど、そもそもこれがアニメ向きのお話だったかというと疑問。これ、多分原作の2巻(「こわれた腕輪」)、あるいは2巻をベースに1巻(「影との戦い」)の要素も取り入れたものにしていれば、往年の宮崎駿作品っぽいものに仕上がったんじゃないのかな。
ただこのパートは先行した実写TVのミニシリーズ(「ゲド/戦いのはじまり」)で映像化されちゃってるから、残った部分を拾い集めるしかなかった、という経緯があったのかもしれないけれど。

ともあれ、原作者のアーシュラ・K・ル=グィンは本作に対し納得いってなかった様子。
その前に作られた実写TV版にも激怒したと伝えられるが、現在三度映像化企画が進行中だという。
ル=グウィンは今年1月に逝去したが、その前に映像化の許諾を与えたのだそうだが、今度こそ決定版の「ゲド戦記」が見られるかどうか?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3896677/


[PR]
# by odin2099 | 2018-08-05 09:22 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
先週、松本へ行ってきました。
目的地は勿論”国宝・松本城”、今年初めての登城です。
松本もやはり暑かったのですが、東京に比べるとまだ湿度が低い気がしますね。
同じ暑さでも、東京ほど「空気が重い」とは感じませんでした。

さて、松本城を訪れるのは今回が二度目。
前回は2010年の2月、松本城は雪景色でした。
e0033570_18282340.jpg
この時は寒かったなあ。
e0033570_18303412.jpg
今回は、ほれ、ご覧の通り。
e0033570_18305236.jpg
そして旧開智学校へも足を延ばします。
e0033570_18300680.jpg
お城のすぐ裏手にありますので、セットで回るには丁度良いですね。
e0033570_18295952.jpg

これが松本駅。
e0033570_18284365.jpg
お城口と西口とでは随分と雰囲気が違います。
e0033570_18285182.jpg
また違う季節に来てみたいなあ。
e0033570_18311958.jpg

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/12106042/
https://odin2099.exblog.jp/12247320/


[PR]
# by odin2099 | 2018-08-04 18:33 | 史跡 | Trackback | Comments(0)
8月4日は「銀河鉄道999」の公開日。
そして今年2018年は公開時の1979年とカレンダーが同じ。
今日見ると、公開初日に見た気分を味わえます……?

これは多分初めて公開初日に見に行った映画。
6時台だったか7時台だったかに劇場に着いた時、既に1回目の上映は始まっていて、同じ建物にある別の映画館が緊急に代打上映を敢行。そちらに滑り込んだので気持ち良く鑑賞できました。
セル画は無理だったけれども先着プレゼントとしてロビーカードは貰えたし、鑑賞予定の映画館よりも代打上映館の方が大きくて広かったし、それに徹夜組を捌いた後だったので、劇場内はゆったりしてかえって得した気分でした。

e0033570_23020478.jpgメーテルは鉄郎の亡き母に生き写し。これは最後の方で、鉄郎の母の若い頃の姿を模したものとメーテル自身の口から説明がありますが、平たく言えばクローン体にメーテルの意識を移植しているということなんでしょうね。
では冥王星の氷の下に眠っているらしいメーテルの本当の姿はどんなものだったのでしょう?
もっとも近年の作品を見る限り、この設定は忘れ去られているような??? 子供の頃からメーテル、その格好してますし。

また初めからメーテルが鉄郎をターゲットにしていたかはわかりませんが、母親そっくりだったのが結果的には幸いしたことになります。
いくら美人でも見ず知らずの相手に鉄郎がひょこひょこ付いて行くとも思えませんので、母親そっくりという親近感、安心感が作用したであろうことは想像に難くありません。そこまでメーテル(とドクター・バンも?)が考えていたかはわかりませんが。

そして鉄郎はメーテルに対して憧れ、恋心を抱くようになります。思春期の少年が年上の魅力的な女性に惹かれる、そのこと自体は不自然なことではないですし、それをテーマにした作品はゴマンとあるはずですが、問題なのはそのメーテルが母親に瓜二つな点。
男の子の初恋の相手は自分の母親だ、というのも良く聞く話ではありますが、鉄郎はティーンエイジャーですし、単純にマザコンとして片付けるにはちょっと生々しすぎる気もします。
鉄郎に母子相姦の願望があった?! その論点で書かれた文章って読んだことがないような…。

さて、自分の生涯のベスト1に推すかどうかは兎も角として、ベスト10からは外れることがないだろうなあと思っている作品ではありますが、それでも気になること、ヘンだなと思うことは幾つもあります。

「ヤマトよ永遠に」の時にも同じようなことを書きましたが、やはり時間と距離のことは気になります。
勿論上映時間が限られた中でドラマを展開するのですから、省略も大切です。
地球を飛び立った999号は土星の衛星タイタン、次いで冥王星に停車します。原作漫画以上に停車駅をすっ飛ばす超特急の999号ですが、太陽系内は比較的ゆったりと移動しているようです。

しかし太陽系を離脱すると、食堂車内でのガラスのクレアとのエピソードを挟みつつも、エメラルダスとの邂逅、そして惑星ヘビーメルダーまで一気に飛んでしまいます。
またヘビーメルダーを発車すると、今度はいきなり終着駅である機械化母星メーテルです。地球からアンドロメダ星雲まで何日? 
いくらなんでも近すぎ・早すぎだと思うのですが…。

ちなみにTVシリーズだと冥王星が第5話、ヘビーメルダーが79話、そして終着駅が112話です。単純に比較することは出来ませんが、それなりの時間経過があったはず。ちょっとした台詞や場面転換シーンなどを用いて、もう少し999号の旅が長く、その間に鉄郎も成長した(そしてメーテルへの想いも募っていった)という描写があればなあ、と思わないではいられません。

ドラマ作りをスムーズにするための省略ということでは、機械伯爵のいる時間城の行方を何故エメラルダスだけが知っているのか、ということもあげられます。
エメラルダスから時間城がヘビーメルダーへやって来ることを教えられた鉄郎は、今度はそこでトチローと出会い、それが今夜真夜中だと知ります。トチローが時間城の動向を知っている理由も明らかにされません。
いずれにせよこの二人しか時間城の居場所を知らないはずなのですが、アンタレスは潜伏していますね…。

そしてクライマックス。機械化母星の真相が明らかになります。
目的を秘する必要があったメーテルは兎も角として、車掌も、そしてひょっとするとクレアも終着駅たる機械化母星の正体を知ってたはずです。それを鉄郎によく隠し通していたものですね。
これは謎とか矛盾点とは違うレベルですが、(映画版では今一つとはいえ)鉄郎と友情で結ばれていたような車掌や、最後には自らの命を投げ出すほど鉄郎が好きだったクレアとしてはちょっと薄情な気もします。

クライマックスは二転三転、身近な存在がラスボスか?と思わせたメーテルですが、彼女の真の目的が明らかになります。機械化母星の崩壊、それにハーロックとエメラルダスも手を貸します。
しかしこれまで彼らは何故機械化母星へ手を出さなかったのでしょう、明らかに二人は反機械化人の行動を起こしています。これはメーテルの真の目的を知っていたが故にタイミングを見計らっていた、と解釈すべきでしょうか。

等々、色々あげてみましたが、この作品がアニメブーム期を代表する傑作であることに異論はありません。
そして40年近く前の作品ではありますが、今なお色褪せない魅力に包まれた作品であることも間違いありません。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2911908/




[PR]
# by odin2099 | 2018-08-04 07:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ディズニーによる20世紀FOXの買収が決定。
ということはこの<ナルニア国物語>の権利関係も統一…と思ったんですが、現在準備中の「第4章」はトライスターに権利が移転したんでしたっけ。
<スター・ウォーズ>や、<アベンジャーズ>と<X-MEN>みたいにはなかなか上手く行かないですなあ。

e0033570_20001924.jpg前作を受けての「第2章」。
「第1章」もC・S・ルイスの原作小説とかなり雰囲気が違う映画になってましたが、今回は更に乖離が進み、カスピアン王子を主人公にし、ベベンシー兄妹を脇に回し、王位継承を巡る一種の”貴種流離譚”に仕立て直してます。熱心な原作愛読者ほど驚きの超展開が待っています。
ただ予備知識なしの人にはハードルが低めで、ナルニアの基本設定さえ理解できれば物語に入り込みやすいのではないかと思います。

しかし前作であれだけの経験をしながら、ベベンシー兄妹はなかなか成長しませんね。
兄妹仲は前作よりは改善されてるようですけど、相変わらず末妹のルーシーは軽んじられてるし、排他的。対抗意識もあるんでしょうけど、カスピアンに対しても突っかかります。一方のカスピアンも割と我を通すタイプのようで、双方共に折れないから話はややこしくなっていくのですが。
そしてアスランも勿体つけてないで、もっと早くに介入していれば犠牲者ももっと少なくて済んだと思うのですがねえ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/7981325/
https://odin2099.exblog.jp/14309014/


[PR]
# by odin2099 | 2018-08-03 20:06 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
8月2日は「ヤマトよ永遠に」の公開日。
前日から映画館に徹夜で並んで見たのは、後にも先にもこの作品だけ。
前日の3時か4時頃だったか、新宿の映画館に友人たちと一緒に様子を見に行ったら、その時点でかなりの列が出来ていたので友人たちは即座に並び、自分はいったん帰宅。
「ゴールデン洋画劇場」で放送された「宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち」の再放送を見てから、深夜に改めて出撃。
館内で一夜を明かし(持参したラジカセで「西崎義展のオールナイトニッポン」を聴きながら)、そして早朝からの観賞と相成った。
5時だったか6時だったか、まだ外は暗かった記憶があるが…。

シリーズで初めての「原作」クレジットは松本零士と西崎義展の連名
といっても序列をハッキリさせないためか、併記になっていたのは気になったし、最後にデカデカと「製作・総指揮」が一枚でデン!と出た時はガッカリしたものだけれども、まあそういうものなんだろうな、と自分を納得させたのを覚えている。

e0033570_22065155.jpg映画そのものは「さらば宇宙戦艦ヤマト」ほどじゃなかったけれど、事前に仕入れていた情報(ノベライズや6月に放送された「オールナイトニッポン」4時間生ドラマ版)との差異に違和感を感じつつ、ハラハラドキドキワクワクしながら鑑賞終了。
ワープディメンションは、見ていて何が起ったのかわからなかった(散々宣伝していた筈だが、「ワープディメンション」なる単語には全く反応していなかったので)。

毎度書いてるように、この作品にはツッコミどころが満載。
首都が完全制圧されてる状況下で、郊外とはとてもいえない英雄の丘にメインクルーたちが集まれるのかとか、大統領緊急避難用の高速艇を勝手に使っていいのか(それに既に破壊されてるか、敵方に抑えられてる可能性に考えが及ばないのか)とか、デザリウム星の偵察行の人選に問題あり(万が一を考えたら古代と南部が一緒に艦を離れるのは問題あり)とか、考える人のレプリカの不自然さや指紋のあるなしが偽地球の判断理由になるのかとか…。

そんな中でも一番の問題は時間と距離だろう。
地球を出発したヤマトは、デザリウム星まで何日かけて到達したのか。
劇中描写から判断すると、数日からせいぜい数週間しかなさそう。途中で数々の戦闘・妨害があったとはいえ、29万6千光年の行程に一年近くを費やしたヤマトが、大改造の末に連続ワープが可能になったとはいえ、40万光年先へ辿り着くのには数カ月でも早すぎる!

そして40万光年離れていても、即時通話が可能な最新技術。
途中でリレー衛星でも放出し続けたのだろうか。まあこのあたりを否定してしまうと、そもそもこの物語が成立しなくなるのであるが。
暗黒星団帝国がわざわざ母星を地球ソックリに偽装し、未来の地球を名乗る必然性も感じられないし(何故デザリウム星に招く?)、シリーズで一番の穴ぼこだらけのプロットだろう。

それでもエンターテインメントとしての「宇宙戦艦ヤマト」としては、ある意味でこの作品がシリーズの頂点。
全てのマイナスをプラスに転じるだけのパワーが、アニメブームの絶頂期に作られたこの作品にはあるのだ、と信じたい。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3073385/
https://odin2099.exblog.jp/17552800/




[PR]
# by odin2099 | 2018-08-02 06:22 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
ロジェ・ヴァディムの監督デビュー作で、主演は当時の愛妻ブリジット・バルドー
いきなり全裸で横たわる彼女のシーンで始まるのだから、監督の嫁さん自慢も徹底している。

e0033570_19445858.jpgそのBBが扮するのは18歳の孤児ジュリエットで、そのセックスアピールに彼女を引き取った家の主人をはじめ、街の有力者やら若者やらが振り回される。
ところが彼女自身はなかなか満たされない想いを抱えていて…と、艶笑コメディかと思いきや意外に暗くて重たいお話だった。
ちょっとしたサスペンス風味を挟みながらも最後は一応のハッピーエンド、と言って良いのかな。え、ここで終るの?とちょっとビックリはしたが。

まあお話はともかくとして、ブリジット・バルドーの奔放で小悪魔的な魅力が全編に亘って炸裂!
撮影当時の彼女は21か22くらいだと思うが、堂々たる主演女優の貫録。こんな娘が実際にいたら振り回されてみたい気もするけれど、身を亡ぼすのがオチだろうなあ。

共演はクルト・ユルゲンス、クリスチャン・マルカン、ジャン=ルイ・トランティニアン、ジョルジュ・プージュリーら。
ヴァジェム監督があまりに魅力的にBBを描いたせいか、撮影中にトランティニアン(こちらも既婚者)がBBと恋に落ち、双方共に離婚するというオマケ付き。
最初にアプローチしたのがどちらかは知らないけれど、もし彼女に迫られたら拒めないだろうと素直に納得してしまう。

【ひとこと】
監督がレベッカ・デモーネイを主演に自らリメイクした作品(「可愛い悪女」)も是非見たい。


[PR]
# by odin2099 | 2018-08-01 19:49 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<ハリー・ポッター>の3作目。前2作でメガホンを取ったクリス・コロンバスはプロデュースに回り、新監督にはアルフォンソ・キュアロン。
2作目は1作目が公開される前から製作がスタートしていたが、2作目と3作目の間にはインターバルが。
監督が交代したこともあるし、子役たちが成長したこともあるけれど、前2作とはかなり雰囲気が異なるものに。

比較的小説版に忠実に作られてきたこれまでとは違い、この3作目は原作小説をかなり大胆に刈り込み、「あれがない」「これもない」は今まで以上に増えた。ただその分映画としての独自色が強く出るようになり、以後小説は小説、映画は映画とそれぞれ別の道を歩むことになる。
公開当時は物足りなさや違和感の方が大きく、ぶっちゃけ前2作に比べると不満度も高かったのだが、映画が全8作で完結した今ではこの作品が一番好きかもしれない。

e0033570_20590902.jpgこれまでは根底にどんなに暗く重たいお話があろうとも、表面的には明るく楽しい学園生活を強調してきたが、今回は冒頭から暗鬱なムードに。両親を侮辱されブチ切れるハリーのダークサイドを見せ、凶悪な殺人鬼の脱獄、監視下に置かれるホグワーツ、ともはや日常は安全でも何でもないことが明らかになる。
ただ今回はヴォルデモードは実は直接関わってこない。確かにヴォルデモードに起因する因縁話の上での事件だが、まだハリーたちは外からの直接的な脅威には晒されていないのだ。シリウス・ブラックの脱獄は裏切り者ピーター・ペティグリューへの復讐の為だし、リーマス・ルーピンが暴れることになってしまうのはその習性と性癖の故だ。ヴォルデモードは一切関知しない。ハリーたちが大いなる脅威に脅かされるのは、まだ先の話である。

今まで鬱屈した生活を送ってきたからか、ダーズリー一家に対しハリーは初めて生の怒りの感情をぶつける。ダンブルドアが何故幼いハリーをダーズリー一家に託したかは後の作品で明らかになるが、ハリーの育ち方を見るとそれで本当に良かったのかな、という気がしないでもない(余談だが、生まれてすぐラーズ夫妻に密かに預けられ育てられたルーク・スカイウォーカーとの共通点を感じる)。

リチャード・ハリスが逝去したため、本作からダンブルドアの配役がマイケル・ガンボンに交代。後任候補にはイアン・マッケランも上がっていたが諸事情で実現しなかったが、もしマッケランだったら流石にガンダルフと被ってしまう。ただハリスとガンボンは面差しがまるで違うので、まだマッケランの方がイメージを踏襲できたかもしれない、とは思う。

また配役のことをいえば、ルーピンはユアン・マグレガーに演じて欲しかった。ファンからの要望も多かったようだが、個人的にはデヴィッド・シューリスにはどうも悪役のイメージしかないもので。
同様にシリウスの個人的なイメージキャストはヴィゴ・モーテンセンだったが、こちらはヴィゴがイギリス人ではないので無理な話か。

【ひとこと】
人狼ということでいわれなき迫害を受けてきたルーピン。差別問題が騒がれる昨今、この作品も様々な視点から再評価されるべきかと思う。

【おまけ】
ルーピン」のスペルは”Lupin”、しかし日本ではこの名前、一般的には「ルパン」という表記の方が馴染み深そう。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10648257/



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-31 21:02 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
石器時代を舞台にした「紀元前百万年」を、レイ・ハリーハウゼンのダイナメーション(パペットアニメ)を用いてリメイクした、イギリスはハマー・プロの作品。

未だきちんとした言語を持たず、文明の曙の頃の我々のご先祖様と、それよりも時代を遥かに遡った太古の時代に地球上を闊歩したと思しき恐竜さんたちが共存しているという図は、一般的には「ありえねー」の一言で片付けられてしまうだろうけれど、それを示唆するオーパーツも存在することだし、これは”定説”の方が間違ってるんじゃないの? 少なくてもスクリーンの中では、そうじゃなくちゃつまらない。ということで楽しく鑑賞。

e0033570_22383528.jpgちっちゃい頃にTVで放送されたやつを何度か観ていると思うけれど、ちゃんとした形(?)で観るのは今回が2度目か3度目。実は最初の方は結構だるいのだけれども、映画が始まって三分の一ぐらいが経った頃にラクエル・ウェルチが登場すると一気に目が覚める。
この映画、確かに見せ場はハリーハウゼンの魔法の手によって生き生きと描き出される恐竜さんたちにあることは間違いないのだけれども、全編通して楽しめるのは、半裸で動き回るラクエル・ウェルチのグラマラス・ボディ。”20世紀最高のグラマー”とは良く言ったものだ。
前作「ミクロの決死圏」では助演扱いだった彼女も、この作品ではビリング・トップの堂々たる主演女優。出世したもんである。

というわけで、恐竜大好きな良い子のみんなにも、恐竜好きなフリをしてるだけの悪い子のみんなにも、等しくお勧めの一本。
ただ、あまりにも邦題から過剰な期待をしてしまうと、恐竜さんたちはそれほど出番が多くはないのでガッカリしてしまうかも…?

――というのが10年くらい前にこのブログに書いた記事なんだけど、今回も同じ感想。
ちょっと違うのは、お話が単調なので途中でだれてしまったことくらいかな。

お話は「紀元前百万年」と殆ど同じ。多少前後したりシチュエーションが変わったりというのはあるけれど、見覚えのあるシーンが色々出てくる。
違うのはトゥマクの部族の風習やキャラクターたちが細かく描かれてる点。それにロアナが翼竜に浚われるシーンから始まるクライマックスが異なる展開を迎えること。旧作は二つの部族が協力して恐竜を倒してメデタシメデタシだったが、本作では火山の噴火で容赦なく犠牲者が続出し、最後に生き残った人たちが呆然と変わり果てた大地を見つめるところでエンド。なんだかドライだ。

カラーになり、トカゲ恐竜も勿論、ストップモーションで命を吹き込まれた恐竜たちもパワーアップしてるけれど、一番パワーアップしてるのは両部族の女性キャラたち。皆格段に露出度がアップ。
そしてなんといってもヒロインのロアナがボリュームアップ。やっぱりこの映画、ラクウェル・ウェルチを見るためのものだよなあ。

<過去記事>


[PR]
# by odin2099 | 2018-07-30 22:44 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたジブリの長篇アニメーション映画。
当初は細田守の監督作品として進められていたものの、諸事情で降板した後に宮崎駿監督作品として仕切り直されたのはご存知の通り。
この頃に世代交代に成功していたら、ジブリも今と違っていたかもしれない。

e0033570_20592620.jpgオープニングから流れる久石譲の音楽は素晴らしいが、お話は序盤こそ原作に沿ってはいるものの中盤以降は完全にオリジナル展開。キャラクターもまるで別人で、それでも原作寄り面白くなっているならともかく、更につまらなくしているようにしか感じられない。そしてキャラクターの作画の不統一さも気になる。今回見直すのは公開以来なのだが、その印象は変わらなかった。

倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介、加藤治子…というキャストでも、合格点を上げられるのはせいぜい我修院達也と神木隆之介くらい。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズは元々ジブリのファンだったそうで、この映画も好意的に受け止めていたようだが、果たしてそれは本心だったのだろうか。

この作品以降、ジブリとジブリフォロワーによる英米児童文学のアニメ化は続いていく…

【ひとこと】
「ハウルの動く城」ってそういう意味で「動く」んじゃないんじゃないの?
まるで機械仕掛けのでっかい虫で気持ちが悪い。

<過去記事>




[PR]
# by odin2099 | 2018-07-29 21:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
この映画は2016年7月29日に公開されているので、気が付くともう2年前の作品になってますね。
まだまだ色褪せない「同時代性」を保ち続けてる作品ではありますが、庵野監督の話題は先ごろ発表された2020年公開予定の「エヴァンゲリオン」新作(完結編)の方へ行っちゃってますが。

e0033570_07245966.jpg怪獣映画としてだけでなく、ポリティカル・フィクションとしても楽しめますが、その一方でギャグ映画でもありますな。エゴ剥き出しで右往左往する官僚たちの姿は滑稽です。
しかし政治家が徹頭徹尾カリカチュアライズされてますが、実は貶める意図は全くなく、限りなくリアルな描写なのかも知れないなあと、3・11だけじゃなく最近の政局を見ても感じますね。それとも製作陣の壮大な嫌味でしょうか。

主人公である矢口が、スクリーンを通してではなく自分の目でゴジラを見るのは、ようやく映画が半分まで差し掛かった頃で、しかも遠目でチラっと見るだけ。
最終決戦の際には矢口も現場に出ますが、それでもかなり距離はあり、直接対峙することはありません。
「ゴジラ」シリーズで主人公がゴジラと対面せずに終わるというのは、かなり珍しいケースでしょう。

ファンかそうでないかを問わず、広く受け入れられた「シン・ゴジラ」。
その後の「ゴジラ」はというと、レジェンダリー・ピクチャーズ版は次回作でラドン、モスラ、ギドラを投入、その後の作品でキングコングとの対戦を用意し怪獣バトルを前面に押し出す戦略のようで、一方の国内版はアニメで三部作を展開中と変化球勝負に出ています。
この一本でハードルがかなり上がってしまった感があり、国内で正当な(?)「ゴジラ」を復活させるのは当分先になりそうなのがもどかしいですね。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/24561344/
https://odin2099.exblog.jp/25157234/



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-29 07:29 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
落下した隕石から発見された微生物によって、一つの街が全滅するというバイオハザード物で、原作はマイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」。当時としては一種のパニック物という扱いだったのだろうか、それともサスペンス物という認識だったのか。
その微生物が宇宙由来ということでSFに分類されてはいるものの、エボラ出血熱などの騒動を経てみれば絵空事ではない身近な題材。そのボーダーレスぶりは流石にクライトンである。

e0033570_19185407.jpg映画の大半は、隔離された秘密の研究施設内で繰り広げられる密室劇で、主要な登場人物も四人だけ、と地味な印象を与える。施設のセットも今日の目で見れば古臭くも感じるが、当時としては最先端技術を導入してのものだったのだろう。
その中で最後まで緊迫感を保った画面作りをしたロバート・ワイズ監督の手腕はもっと評価されるべき。「スター・トレック」のような超大作SFよりも、こういった緻密なSFの方が合っていたのかも知れない。

今回はTV放映された際に録画した短縮版での観賞。
オリジナルは130分あるが、放送枠の関係からおそらく90数分に切り詰められていると思われるが、微生物の分析、生存者の謎解き、そしてクライマックスの施設内の感染…それらのシークエンスでの舌足らずさはあるものの、逆にお話の全体像はわかりやすくなっているという利点もある。
初見でなければ、TV放送時の編集版もまんざらバカにしたものではない。

<過去記事>



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-28 19:25 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(2)
謎の美女と一夜を共にした少年だったが、教えられた電話番号は偽りのものだった。彼女を忘れられない少年は、必死になって街中を探し回るが……

というお話だと思いきや、むしろ主人公はこの謎の美女の方だった。

断片的に自分語りが入るものの、それはやや一貫性を欠き、それがまた彼女の謎めいた魅力となっているが、総合すると彼女には結婚には至らなかった恋人がいたか、もしくは既に別れた夫がいて、子供もいるようだが一緒には住んでおらず、夜ごと街へ繰り出しては本能の赴くままに若い男を求めている、ということらしい。

e0033570_19055648.jpg最初はこの二人が別々に描写され、いつの間にか一緒に寝るシーンへと移ってしまうので、どういう関係なのか、どうやって知り合ったのかがサッパリ。おまけに本筋とはあまり関係ない(この二人とも直接絡まない)ような脇のキャラクターが多く、これまた断片的に描かれるだけなので全体としてのストーリーも頭に入ってこないのも気になる。

監督はアウレリオ・グリマルディ、脚本はグリマルディとミケーレ・ロ・フィッコの共同。出演はロレダーナ・カナータ、アルトゥーロ・バグリア、パスカル・ペルシアーノ、フランチェスコ・ディ・レーヴァ、ジャンルーカ・クオーモら。

主演のロレダーナ・カナータは妖艶なだけでなく知的な感じも漂わせる美女だが、せっかくの彼女の肢体も全体的に画面が暗く十二分に拝めないのが残念。またそんな暗い画面にも容赦なくモザイクがかけられ、その部分だけボーっと淡く光って見えてしまうのはかえって猥雑だ(ちなみにネット上では無修正の映像が出回っているが、画面は総じて明るい。日本版だけ見えにくいように画像調整をしているのだろうか)。


[PR]
# by odin2099 | 2018-07-28 19:16 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
タワーリング・インフェルノ」や「ナイル殺人事件」を手掛けたジョン・ギラーミンの監督作品。
という以上に、ディノ・デ・ラウレンティスのプロデュース作品という文脈で語られることの多い作品で、賛否両論というより「否」の烙印を押されがち。それでもこのコンビは10年後に続編を作ってます。
斯様にキングコングというのは多くの人を魅了する存在なのでしょうか。

時期的には「大空港」、「ポセイドン・アドベンチャー」、「タワーリング・インフェルノ」などのパニック物の流れを汲み、かつポスト「ジョーズ」を目論んだ作品だろうと思いますが、ジェフ・ブリッジス、チャールズ・グローディン、ルネ・オーベルジョノワ、ジョン・ランドレクら出演者は、超大作映画としてはかなり小粒。これは大物俳優を起用してコントロール不全を起こすことを製作側が嫌ったからだとか。
しかし全てはヒロイン役の新人女優ジェシカ・ラングを際立たせるため、というのは深読みのし過ぎ?

e0033570_08481237.jpg初登場シーンでの彼女は漂流中の救命ボートで気を失っています。着ているのは胸元がザックリ開いたドレスで、おまけにびしょ濡れ。乳首がくっきりと浮き上がってます。彼女の診察シーンには船員たちがワッと群がりますが、気持ちはわかりますね。

そして救助された船には男の船員しか乗っていないので、彼女は男物の服を間に合わせで着ることになりますが、彼シャツじゃないですがタンクトップとも呼べないチビTみたいなシャツにショートパンツ姿だったりで、こんな格好で周囲をうろつき廻られたら、船員には目の毒すぎます。

カーテン越しのシャワーシーンもあったり、他にも船内では露出の多い格好を披露してくれますが、本人にはあまりセクシーな格好をしてるという自覚がなさそうなのが困りもの。ファムファタールで小悪魔系、これでよく船内で彼女を巡ってもめ事が起らなかったなあと乗組員の節度に感心します。
それによくよく考えると彼女は常にノーブラ・ノーパンでいたってことかしらん?それも凄いシチュエーションです。

島民に誘拐されてからは原住民仕様の薄物を纏わされますが、コングに捕まり追いかけられ、泥だらけになると滝のシャワーを浴びせられ(コングは息を吹きかけて彼女を乾かそうとしますが、その時の彼女が段々と官能的な表情に変わっていくのが意味深)、挙句には指で体中をイタズラされ、ドサクサ紛れで服をずらされおっぽいポロン。1933年版も2005年版も、ヒロインにここまでエロティックな描写はありません。
結局この映画は、お話がどうのこうのとか、コングがどうこうという以前に、ジェシカ・ラングのPVとして成立しているということでしょう。

子供の頃にエンパイア・ステートビルに上って以来「高所恐怖症」になったと語るヒロインですが、これは一種のセルフパロディ? 
1933年版のクライマックスで有名なエンパイア・ステートビルはこの1976年版では登場せず、代わりに出てくるのがコングの故郷に似た風景(と無理矢理関連付けられた)のツインタワービル。この変更は当時相当叩かれたようですが、今となっては亡きワールドトレードセンターが舞台というのは感慨深いものがありますね。2005年版では再びエンパイア・ステートビルが舞台になりますが、これは1933年のオリジナル版と同じ時代設定とされたためです。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2315686/



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-28 08:58 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ロード・オブ・ザ・リング(旅の仲間)」、「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」と続いた旅もいよいよ終わり。この「王の帰還」が三部作の終章となる。

前作のラストから直接引き継がないのは前作「二つの塔」のオープニングと同じだが、一気に過去へと戻し、まだスメアゴルと呼ばれていた頃のゴラムが、”ひとつの指輪”を手に入れ如何に変貌していったかを描いたのには正直驚いた。「旅の仲間」でビルボがゴラムから指輪を奪った経緯は描かれていたが、それ以上の描写はないだろうと思っていたからだ。
結果的にここでゴラムの回想を挟むことで、ゴラムの指輪に対する執着や自身の葛藤へ繋げるのだから、なかなか計算されたシナリオ、演出だったと言える。

e0033570_06121414.jpg「旅の仲間」のラストで一行は離散し、「二つの塔」ではフロドとサムのパート、アラゴルンとギムリ、レゴラスのパート、メリーとピピンのパートに分かれ、それに復活したガンダルフが絡むという形になったが、「王の帰還」の冒頭ではアラゴルンたちとメリーたちが合流。然る後にガンダルフとピピン、アラゴルン、レゴラス、ギムリ、そしてメリーのパートの三分割に。それに相変わらずフロドとサムはゴラムを伴い別ルートを行く、という形で進行する。

主人公たちが幾つかに分かれてしまうと、その分ドラマは複雑に。おまけに重たい話が続き、しかも上映時間は三部作中最長の201分。ということで注視する根気、集中力がもはや自分にはない。三部作のイッキミなどをしていたのは遠い昔のことだ。
それに短期間にかなりのハイペースで見直しをしていたので、お話が重たいと感じるだけでなく、多少飽いた面も。

かくして指輪を巡る壮大な旅は終わりを告げたが、物語は終わらない。時を遡り、指輪の因縁が新たに語られるもう一つの三部作が幕を開けるのであった。

またAmazonはネット配信ドラマとして、この映画の前日譚にあたるオリジナルの物語の製作を発表。詳細が不明なのでスタッフやキャストがこれら劇場版と共通するのか、それとも全くの別物として作られるのかはわからないが、「中つ国」の冒険がまだまだ続くことは間違いない。本作でガンダルフを演じたイアン・マッケランは、新作ドラマでの続投に意欲的のようだが。

【ひとこと】
エンドクレジットにショーン・ビーンの名前があるのが嬉しい。ボロミアは「旅の仲間」で命を落とし、本作ではフッテージ流用による回想シーンのみの出演だが(実際には出演シーンの撮影はされたが最終的にカットされた。<エクステンデッド・エディション>ではその雄姿を見ることが出来る)、彼も立派な#旅の仲間”。大事にされ、愛されてる感が端的に伝わってくる。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/286983/
https://odin2099.exblog.jp/6523991/
https://odin2099.exblog.jp/19348806/
https://odin2099.exblog.jp/23161813/


[PR]
# by odin2099 | 2018-07-27 06:17 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
一般的には「UFOロボ グレンダイザー」のパイロット版とされるこの作品だが、初めからこの作品をベースに「グレンダイザー」が企画されていたわけではない。
当初「グレートマジンガー」の後番組として予定されていたのは、兜甲児を主人公とする「ゴッドマジンガー」だったが(このタイトルは「グレート」の仮題にも使われ、後にシリーズとは無関係の別作品として発表された)、諸事情で企画変更され「グレンダイザー」が誕生したとのこと。
「グレンダイザー」で兜甲児がレギュラー入りしたのは、この「ゴッドマジンガー」企画の名残かもしれない。

この映画の凄いところは30分という尺のなかで、様々な要素を盛り込み、そして消化している点。
ロボットアニメブームと折からのUFO=空飛ぶ円盤ブームの融合によるアクション物としての新機軸。
デューク・フリード=宇門大介に織り込まれた変身ヒーロー物のテイスト。
戦火の中で繰り広げられる「ロミオとジュリエット」ばりの悲恋、そして戦争の哀しさ、虚しさ。味付け程度ではあるが、核兵器への警鐘も含まれている。
そして男女間だけではなく、家族間の”愛”にも触れられており、それでいてそのメッセージ性は押しつけがましくはない。
演出(監督と同義)の芹川有吾の持ち味が全開になっている奇跡のような一篇だ。
勿論後に数々の作品に流用されることになる菊池俊輔の音楽の素晴らしさは言うに及ばず。
e0033570_18031976.jpg
ということで本作の主役メカはマジンガー系とは一味変わったデザイン。
ロボット形態のロボイザー、円盤形態のスペイザー(この名前は「グレンダイザー」にも踏襲)、その両者が合体したガッタイガーは、マジンガーの流れを汲むグレンダイザーの洗練された美しさとは対極に武骨で精悍なもの。TVシリーズの主役を張るには(オモチャを売るには)些か厳しいかもしれないが、これはこれでアリ。TV版と違い、熱血漢の主人公デューク・フリード=宇門大介も好きだ。

この大介が女心がまるでわからない朴念仁。
わざわざ地球まで追いかけてきたテロンナの恋心になんか思い至らないようだし、明らかに自分を慕ってくれている牧野ひかるも友達か妹くらいにしか思ってない様子。テロンナはあからさまにひかるに対して嫉妬心を抱いているし、ひかるもテロンナと大介の間の何らかの関係を察して張り合おうとする意識が見える。話をややこしくしてるのは大介なのだ。罪深い男だな。

この映画の公開日は昭和50年7月26日、つまり今日で43年になるそうな。
単独でソフト化されたり、TV等での放送、劇場等での再上映の機会に恵まれず、気軽に見られる状況にないのが残念でならない。

【ひとこと】
完全変形するガッタイガーの玩具も欲しいが、それよりもスターカーをどなたか商品化してくれないものか。
大介からデュークへの変身アイテムにして、光線を発射したり剣にもなるというデュークの武器でもあり、そしてガッタイガーのコントロールユニットでもある優れもの。デザインも好きなんだけどなあ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2526310/
https://odin2099.exblog.jp/22908199/



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-26 18:09 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
トム・クルーズ主演、IMFの凄腕スパイ、イーサン・ハントが活躍するシリーズ第4弾。
今回の監督は「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」ブラッド・バードで、実写映画の監督はこれが初めてながら、大抜擢に見事応える仕事ぶりを披露した。

イーサンのチームはまたメンバー一新。前作から登場したベンジーが晴れて現場要員に昇格し、正式にメンバー入り。他には紅一点のエージェント・カーター、それに成り行きで(?)行動を共にすることになったIMF分析官のブラント、という顔触れ。
皆勤賞のルーサーが遂に降板かと思いきや、ラストにノンクレジットでカメオ出演。スケジュールの関係か?

e0033570_08265636.jpg前作でジュリアと結婚したイーサンだったが、本作では表向きは離婚したことになっているが、実は死別。その彼女の護衛の任務に就いていたのがブラントで、その責任を取って現場を離れ分析官に転じた、となかなか複雑な設定になっている。
しかしこの役をジェレミー・レナーが演じてるので、どうしてもホークアイの影がチラついてしまう(この作品は「アベンジャーズ」より先に公開されているが)。

ところがこれまたラストに、ジュリア役のミシェル・モナハンがノンクレジットのカメオ出演。
彼女の身を案じたイーサンがその死を偽装して匿い、それと引き換えに新たなミッションに従事していたということが明らかになる。ジェームズ・ボンドは愛妻を亡くし次回作の冒頭では復讐鬼と化していたが、イーサンはそうはならず本作の謎解きに深みを与えた。まあお話は更にややこしくなったが。

毎回女性キャラが微妙なこのシリーズ、一応のヒロインはIMFのエージェントであるジェーン・カーター(演:ポーラ・パットン)。
優秀だが序盤の事件で仲間(恋人?)のエージェント・ハナウェイ(演じてるジョシュ・ホロウェイはなかなかのイケメン。もっとブレイクしても良さそうだが)を殺され、半ば私怨交じりで任務にあたってるという点で危うさがあるが、アクションシーンは決まってるし、ドレス姿もセクシーだ(その後の車内での着替えシーンも)。

ただ暗殺者サビーヌ・モローの方が、短い出番ながらも印象に残る。冒頭の化粧っ気のない無表情のまま平然と人を殺すシーンもいいが、取引の場にドレス姿で現れ、胸の谷間全開で艶然と微笑むなど観客を悩殺するシーンも捨てがたい。
演じたのは若手注目株だったレア・セドゥで、以後の活躍は周知の通り。最新作のボンド・ガール(ではなくボンド・アクトレスと呼ぶべきか)でもある。

回を重ねる毎にエスカレートするトム・クルーズのアクションだが、今回の目玉はドバイの超高層ビルの壁面を移動する決死のスタント。高所恐怖症の人は正視できないだろう。いつかスタント中に死ぬぞ、トムクル。

だが、シリーズはまだまだ続く――。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/18121924/


[PR]
# by odin2099 | 2018-07-26 08:39 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
バミューダ沖でダイビングを楽しんでいるデビットとゲイルのカップルは、偶然難破船から小さなガラス瓶とスペイン金貨を発見する。
なおも宝探しに興じる二人だったが、怪しげな男たちに付き纏われ、やがて恐るべき体験をすることになる――!

「ジョーズ」に続いてピーター・ベンチリーの小説を映画化したもので、監督はピーター・イェーツ。
出演はロバート・ショー、ジャクリーン・ビセット、ニック・ノルティ、イーライ・ウォラック、ルイス・コゼットJr.ら。

e0033570_07381344.jpg記憶違いをしていて、この作品は「ジョーズ」と同じプロデューサーやスタッフ陣かと思っていたのだが、あちらはユニバーサル・ピクチャーズ、こちらはコロムビア・ピクチャーズで全くの別物。「ジョーズ」の大ヒットに肖った、柳の下に泥鰌が…の一篇だった。
ちなみに本家「ジョーズ」の続編が登場するのはこの翌年のことだ。

同じ海を舞台にはしているもののお話は「ジョーズ」とはまるで違い、海底に眠るお宝を巡って善人悪人入り乱れるクライム・アクション。
主人公たちがウツボやサメに襲われるシーンはあるものの(本物を使ってるそうだ)、「ジョーズ」のようなモンスター映画ではない。

ロバート・ショーは原作者のご指名により「ジョーズ」に続いての出演。かなり尊大で鼻持ちならない奴だったあちらと違い、こちらでは頼れる海の男。
といっても主人公にとって敵か味方か判然としないという、一癖も二癖もある役どころだ。

何度も危険な目に遭いながらも危険に飛び込んでいくカップル(新婚夫婦と書いてる粗筋を幾つか見かけたが、劇中の描写によればまだ結婚はしていない。婚約はしてるのかもしれないが)の男性デビットを演じたのは、無名時代のニック・ノルティ。一応の主人公だが、利己的で全く感情移入できない。

それに対してヒロインのゲイル役のジャクリーン・ビセットの素晴らしいこと
冒頭からノーブラのTシャツ一枚でのダイビングシーンを披露。当然ながら豊満なバストがクッキリハッキリ。その後も悪人に捕まりボディチェックをされ、自らシャツとブラを取ってみせるシーンや、シャツを切り裂かれ素肌に鶏の血を塗られるシーンなどセクシーショットの連発。なまじのヌードよりもエロティックかもしれません。

お宝の価値が今一つわからなかったり、水中でのアクションが多いのでどうしても動きがゆったり、そして映画そのものの展開もスローモーになってしまっているし、本物のサメやウツボの投入も、主人公たちにとっては恐怖でも、それを見ている観客にはその緊迫感や恐怖感がなかなか伝わらないというもどかしさもあるので何となく締まらない出来ではあるのだが、なんといってもこの映画最大の見せ場はジャクリーン・ビセット。彼女が光り輝いていれば、それで良いのだ。



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-25 07:58 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
最新作が2015年に製作・公開されて以降、現在シリーズは小休止中。
ダニエル・クレイグが降板するのか続投するのかでだいぶヤキモキさせていたけれど、結局は復帰が決定。いよいよ来年には新作が作られ、それが勇退作となるとの専らの噂だが、果たして有終の美を飾れますかどうか。
そしてクレイグの後にボンドを演じる俳優が7代目となるので、「7代目007」はかなりのプレッシャーになるだろう。

まあ新作が見られるのは当分先だし、久々にシリーズ1作目が見たくなったので…。
オープニングのガンバレルは既にこの作品から。リアルタイムで見ていた観客は、何が始まったんだろう?と驚いたんだろうな。そしてすぐに「ジェームズ・ボンドのテーマ」と共にタイトルが出る。後のシリーズとは多少趣きが違うものの、既にシリーズとしての骨格は出来上がってるのが素晴らしい。

e0033570_18312165.jpgボンドの初登場シーンで早速"Bond, James Bond"の名乗りが登場。
またMのオフィスに呼ばれたボンドが、部屋の奥にある帽子掛けに自分の帽子を投げて掛けるシーンも、以後のシリーズでの定番に。こうしてみるとスタッフはこの時点でシリーズ化を考慮していたのだろう。
そういう意味ではこの映画にないのは、エンドクレジット中の”James Bond will return.”の文句だけといっても良いかもしれない。

この映画で最初にボンドのお相手となるのは、初登場となるカジノのシーンにいたシルビア・トレンチという妖艶な婦人。
演じていたのは先月惜しくも亡くなったユーニス・ゲイソンで、実は次回作にも彼女は登場。当初はレギュラーキャラクターとして考えられていたようだ。
ちなみにユーニス・ゲイソンはショーン・コネリーよりも2歳年上だが、コネリーの方が貫録がある。

二人目のお相手は総督官邸の秘書ミス・タローで、実はボンドの見張り役。中国系の女性キャラという設定だが、演じているゼナ・マーシャルはケニアのナイロビ出身とか。
この人もコネリーより4つも上だが(既に故人)、やはりそうは見えない。

映画が始まって1時間経ち、やっと登場するのが正ヒロインのハニー・ライダー。
演じているのはダイナマイト・ボディの持ち主ウルスラ・アンドレスで、彼女はコネリーより6つ下。
美人は美人だが、改めて見るとなかなかゴツい顔立ちなせいか、これまた逆の意味でコネリーとの年齢差は感じさせない。

ノーブラにシャツ一枚で水に浸かった後ろ姿を披露してくれるが、正面を向くと服が乾いていたり更にいつの間にかブラを付けていたり、放射能除去で洗浄されるシーンでも服を全部脱がされた筈がちゃっかり水着を着用していたり、と露出が多いんだか少ないんだか。

お話の方も演出の方もかなり大雑把。
白昼堂々襲い掛かる暗殺者、その手口は実に荒っぽいし、襲われる側も資料管理が杜撰。ボンドが宿泊するホテルもセキュリティが甘すぎだし、大言壮語したもののドクター・ノオの最期は実にあっけない。
とはいうものの、半世紀以上も前の作品。低予算で作られたことなども考慮すれば、一級の娯楽作品であることは間違いない。

<過去記事>



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-24 18:39 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20302865.jpg自然災害の多い日本では景色や建物も失われてしまう。
その前に映像として記録し、「日本を目に見える、耳で聞こえる形で後世に遺す」ということで、東日本大震災以降に「ピース・ニッポン・プロジェクト」が立ち上げられた。

この作品は北は北海道から南は沖縄までの200カ所以上で、8年の歳月をかけて空撮を中心に日本の様々な”瞬間”を捉え、「日本人にもっと日本を知って欲しい」というコンセプトでまとめられたとのこと。

富士山は勿論のこと、阿寒湖、釧路湿原、白神山地、蔵王、中禅寺湖、小笠原諸島、白馬村、上高地、白川郷、比叡山、高野山、鳥取砂丘、鞆の浦、阿蘇山、屋久島…といった自然から、出雲大社、伊勢神宮、二条城、姫路城、日光東照宮、伏見稲荷神社、東大寺、松本城、竹田城、鶴岡八幡宮、金沢城、東京タワー、レインボーブリッジ、東京スカイツリーといった建造物、はたまた隅田川や諏訪湖、いたばしなどの花火大会etc、多岐に亘る”日本の風景”がカメラに収められている。

監督は中野裕之、出演は渡辺大と及川さきの、ナビゲーターは小泉今日子と東出昌大。

全編通して美しい映像のオンパレードで、かつ個人的には多くのお城が収められているのが嬉しい限り(震災前の熊本城も)。ただ美しすぎるが故に何度か記憶をなくす瞬間があった。
また毎度思うことだが、この手の作品の”語り”はやはり本職を使うべきだし、その”語り”が入る場面のBGMとして歌モノを流すのもいただけない。
気持ちの良い映像には、気持ちの良い”音”を是非お願いしたいところだ。


[PR]
# by odin2099 | 2018-07-23 20:34 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
今夏公開の映画で実は一番楽しみなのが「インクレディブル・ファミリー」
しかもどうやら前作直結の続編らしいので、やっぱり前作見ておかないと。

しかし前作が2004年で、直結の続編が2018年って何気にハードル高いよね。
新作公開に合わせての前作のテレビ放送はあるみたいだけど、公開が始まるとやっぱりみんなレンタル店に走るのかなあ。

e0033570_23410900.jpg見直すのは劇場公開以来。
当時は吹替版での鑑賞なんか考えられなかったけれど、その後はコロッと宗旨替え。
今回はせっかくだからと吹替版を選んだけれど、Mr. インクレディブルに三浦友和、イラスティガールに黒木瞳、シンドロームは宮迫博之、そしてヴァイオレットには綾瀬はるかと見事にタレント吹替で、正直言ってこれはキツイなあ。中には上手い人もいるけれど。

それはさておき、映画そのものは十二分に愉しめた。
上映時間2時間弱はちょっと長いので、ホントは90分から100分位に刈り込んだ方が、と思わないでもないけれど、何気ない日常描写も結構気に入ってるのでこれくらいで丁度良いのかな。

そしてこれは何度も書いてるけど、一家のお母さんのヘレン=イラスティガールがとってもチャーミング。
なんといっても彼女が正ヒロインだし、娘のヴァイオレットが見た目も性格もアレなんで、どうしたってヘレン推し。
人妻萌え~なのはマズいと思うけど、こればっかりは仕方ない。

ブラッド・バード監督の前作「アイアン・ジャイアント」でも、主人公ホーガース少年の母親アニーが一番魅力的だったんだよなあ(この作品には他にメイン格の女性キャラは出てこないが)。
あちらは人妻じゃなくてシングルマザーというか若き未亡人(という設定らしい)だけど、ともに母親キャラが中心なのは偶然ではなさそう。

ところでワーナーで「アイアン・ジャイアント」を作ったブラッド・バード監督が、なんで2作目をピクサーに移って作ったのかなと思っていたら、実はワーナーのアニメ部門が凍結され製作が宙ぶらりんになってしまったところを旧友のジョン・ラセターに拾われた、という経緯があるそうな。
そのままワーナーで作っていたら、DCコミックのヒーローたちのパロディ要素が増えたのか、それとも逆に一切なくなっていたりしたのかな。

<過去記事>



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-23 00:04 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
「M:i:III」で劇場監督デビューしたJ・J・エイブラムスの2作目の監督作品。
この後「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の監督も務め、結局それ以降の<ミッション:インポッシブル>、<スター・トレック>、<スター・ウォーズ>の3シリーズ全ての製作に携わるあたり、正に「シリーズの立て直し屋」と呼ぶに相応しい。
しかしハリウッドには他に人材がいないのか?

e0033570_19505822.jpg<スター・トレック>は最初のTVシリーズ(「宇宙大作戦」)のキャストを使った映画が6本、「新スター・トレック(ネクスト・ジェネレーション)」のキャストに交代して4本作られ、これが通算11作目。
再びカーク、スポック、マッコイら最初の「宇宙大作戦」のキャラクターたちが主人公としたが、キャストは一新。といってもリメイクやリブートではなく、従来の時間軸上の世界から過去へタイムスリップしたことで歴史が分岐した、要するにパラレルワールドが舞台になっている。

しかもこの世界には時空を超えてオリジナルのスポックも存在する。新旧二人のスポックが出てくるのだ。
映画の終盤ではオリジナルのスポック=レナード・ニモイと新たな(若き)スポック=ザッカリー・クイントの対面シーンもある。カークの父の生死やエンタープライズ号の船長の系譜など、既に従来の「宇宙大作戦」とは違う歴史を持つ世界なのだ。

別の役者が同じキャラクターの過去と現在を演じる場合、やはりどこまで似てるのかは重要な問題だ。
最近では「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」で有名キャラクターの若き日の姿が登場したが、同様にこの作品ではカークとしてクリス・パイン、スポックには前述のザッカリー・クイント、マッコイ役にはカール・アーバン、ウフーラはゾーイ・サルダナ、スコット役サイモン・ペグ、スールーにはジョン・チョー、そしてチェコフ役としてアントン・イェルチンが起用されたが、何れもオリジナルキャストとは似ても似つかない。

老スポックは一目見て若きカークもスコットも認識できたし、今回の悪役であるロミュラン人のミロもカークを捕まえ「この顔は知っている、地球の歴史で見た!」と叫んでいるからオリジナルキャストと新キャストは当然ながらソックリという設定なのだろう。
だがパラレルワールドを言い訳にすれば、ザッカリー・クイントが長じてレナード・ニモイになる必要もなければ、ウィリアム・シャトナーとクリス・パインがイコールでなくても問題にはならない。
そもそも老若二人のスポックが同時に存在しているくらいなのだから、似て非なる世界のもうひとりのカークたち、と自分を納得させる余地がある。

しかし「ハン・ソロ」ではそうはいかない。明確に「スター・ウォーズ/新たなる希望」の過去の物語だと規定されているからだ。
オールデン・エアエンライクはハリソン・フォードに、ランド・カルリジアン役のドナルド・グローヴァーはビリー・ディー・ウィリアムズに見えなければならないのだが、残念ながら違和感しか覚えなかった。長寿シリーズを活性化させるにあたっての難しい課題と言えるだろう。

シリーズそのものに強烈な思い入れがないこともあってか、J・J・エイブラムスの仕切り直し作品群の中にあっては本作が一番面白い。
集団劇なので主要キャラクターだけでも相当な数に上るが、それらも上手く捌き、今後の展開にも大きな期待を持たせる締めくくり。J・J・エイブラムスには<スター・ウォーズ>よりも、こちらの<スター・トレック>に本腰を入れて欲しいとさえ願っている。

この作品以降は2本の続編が作られ4作目(通算14作目)も準備中とは伝えられているものの、今のところ具体的な製作・公開のスケジュールは聞こえてこない。
クエンティン・タランティーノが脚本執筆中との声もあるが、他にも幾つかアイディアは検討されているようで、その中の一本が時空を超えてカークと父が邂逅するものだと伝えられている。

カークの父は本作の冒頭で殉職したが、そのカークの父を演じていたのがこれが劇場映画デビューだったクリス・ヘムズワース。
ということで次回作で”クリス・フォー”のパインとヘムズワース、二人のクリスの本格的共演がはたして実現するのかどうかも楽しみに待ちたい。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10344143/
https://odin2099.exblog.jp/23522108/



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-22 20:02 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
昨日は午前中で所要を済ませ、午後は予定が空いたので東京芸術劇場コンサートホールへ。
無事に当日券も買え、東京都交響楽団の演奏を聴いてきた。
バーンスタイン生誕100年記念、ガーシュウィン生誕120年記念」と題された今回のコンサートのテーマは「異文化との出会い」だそうで、プログラムは何れもアメリカ、アメリカ人を取り上げたものばかり。

e0033570_06513350.jpg前半はドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95 b.178≪新世界より≫、休憩を挟んでの後半はバーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」と、ガーシュウィン:パリのアメリカ人の2曲で、指揮はアラン・ギルバート、コンサートマスターは四方恭子。

「新世界より」は何枚もCDを持っているし、コンサートでも何回か聴いたことのある大好きな曲だが、まるで初めて聴くかのような新鮮さ。というよりも違和感の方が大きかったか。
普段は聴こえないようなフレーズが耳にバンバン飛び込んでくるわ、指揮者のテンポと自分の体内のリズムとが合わないわ、指揮者のアクションを見ながら聴いていて、気分が悪くなったのは初めての体験だ。

「シンフォニック・ダンス」「パリのアメリカ人」は、騒音というか不協和音スレスレの爆音演奏。
元々どちらの曲も自分の好みにはあまり合わないので、こちらも聴いていて辛い部分もあったが、「マンボ!」の掛け声も勇ましく演奏そのものは全体的にノリノリで会場は熱気に包まれた。

それにしても音楽というものは、アレンジを変えずとも指揮者の解釈によってこうまで変化するものなのか。奥深さを改めて痛感させられた。この癖のある指揮者、自分とはとことん合わないか、それとも数をこなしていくとそのうち快感に変わるか、さてどちらだろう?

なお今回のコンサートはフルート奏者の高木綾子が客演するという告知で知ったので聴きに行くことにしたのだが、てっきりゲストとしてソロを披露するのかと思いきや、客演首席奏者ということで他のフルート奏者と一緒。
おかげで最初のうちは彼女の演奏に気付かなかったのだが、素人にもやはり何か光るものがあるなと感じさせる演奏だった。


[PR]
# by odin2099 | 2018-07-22 06:56 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル」シリーズの第3弾。

イーサン・ハントは現場を離れ、教官として後輩を指導しているセミリタイヤ状態。
そして身分を隠して恋愛中、そして結婚へ。
しかしスパイに安息の時はない。
教え子の危機を救うべく現場に呼び戻され、なし崩し的に陰謀の真っ只中へ――!

今回イーサンのチームに参加するのは、唯一の皆勤賞ルーサー役のヴィング・レイムスにジョナサン・リース=マイヤーズ、それに紅一点のマギー・Qとなかなか国際色豊かで豪華なメンバー。それに上司がビリー・クラダップにローレンス・フィッシュバーンと渋い顔触れ。
イーサンの結婚相手はミシェル・モナハンで、イーサンの愛弟子がケリー・ラッセル。そして太々しく憎たらしい悪党を怪演してるのがフィリップ・シーモア・ホフマン。

e0033570_22132042.jpg大きくスリットが入った露出過多なドレスに身を包みセクシーさを強調したかと思えば、一方で華麗なアクションを披露するマギー・Q、また短い出番乍ら強烈な印象を残すケリー・ラッセルに比べると、正ヒロインのミシェル・モナハンが見劣りする面もあるけれど、全体的な女性陣のレベルはシリーズでも上位。それに今回は外部の協力者的なポジションだが、サイモン・ペッグ演じるベンジーは本作からの登場でオイシイところを持って行き、以後レギュラーメンバー入りを果たす。

ブライアン・デ・パルマ、ジョン・ウーに続いて監督を務めるのはJ・J・エイブラムス。
テレビ界のヒットメーカーとして知られる彼の劇場映画監督デビュー作で評価も高いようだが、冒頭の場面から痛々しく、全体的に後味の悪いストーリー展開はどうしても好きにはなれない。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/17193258/
https://odin2099.exblog.jp/23516461/


[PR]
# by odin2099 | 2018-07-21 22:18 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
「ウルトラマンシリーズ45周年」の記念作品。
製作・公開は2010年だから実際は一年早いけど、年末公開のお正月映画だからOK。
「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」の続編で、前作でデビューしたウルトラマンゼロと、倒された筈のウルトラマンベリアルが復活したカイザーベリアルとの死闘を描いている。

e0033570_06132378.jpg前作「ウルトラ銀河伝説」も、いわばシリーズ中興の祖と言うべき作品だったと思うが、この作品も甲乙つけがたい娯楽編。
キャラクターやシチュエーション含め色々な要素を詰め込んで若干消化不良を起こしていた前作に対し、こちらはお話の中心をゼロVSベリアルに絞っているので物語世界に入り込みやすい。
ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボットら非ウルトラの新ヒーローの登場や、アナザースペースの様々な住人たち、それにエメラナ姫の存在は従来のウルトラシリーズの世界観からは異質だが、新しい要素を取り込もうという姿勢は十分に評価出来る。

今はだいぶ逞しくなっちゃった印象の土屋太鳳演じるエメラナ姫の、清楚で凛とした美しさもさることながら、ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスの幼少期や「ガッチャマン」の甚平を経て遂に「ウルトラマンジード」の主役にまで上り詰めた濱田龍臣の健気な演技も見物。

ちなみに映画「ウルトラマンジード/つなぐぜ! 願い!!」では、濱田演じる主人公・朝倉リクはジャンボットから、「ちょっと『ジャンファイト!』と言ってみてくれないか?」と言われる始末。
そういや坂本監督、「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」でも、ワシピンクとルカで中の人繋がり(M・A・O=市道真央)の楽屋落ちやってたっけ。

オーディオコメンタリーによれば、製作サイドはアニメ「ザ・ウルトラマン」を意識していたようで、全身を映してのランからゼロへの変身ショットや、鏡の星や惑星エスメラルダの艦隊とベリアル軍の激突などは「ザ・ウルトラマン」を実写化したらどうなるか、を意図してのものらしい。
それならば今後は実写作品へのジョーニアスの出演や、ウルトリアの実写化も見てみたいところだ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/13886850/
https://odin2099.exblog.jp/14693527/




[PR]
# by odin2099 | 2018-07-21 06:23 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
先日久しぶりに「ジョーズ」を見直したので、ついでに(?)こちらも再観賞。
「ジョーズ」のヒットでサメやシャチが大暴れする映画は沢山作られたけれど、舞台を海から山に移し、サメの代わりに熊(グリズリー=ハイイログマ)を暴れさせたのはアイディアもの。似たようなお話でも差別化が図れるからだ。

e0033570_22292005.jpg主人公となる森林警備隊の隊長が悪戦苦闘しながらも、その上役となる公園管理責任者が危機を認識せず、事態をドンドン悪化させるというのは定石通り。
もっともお上に逆らえなかったあちらのブロディ署長と違い、こちらのケリー隊長はかなり強硬に食って掛かり、「スタンドプレーを好むお前は大っ嫌いだ」と逆に罵声を浴びせられたりもしているが。

グリズリー視点のカメラアングルを多用し、見せないことで恐怖を煽ろうとする演出はわかるのだが、何かが潜んでいそうな海面や海中の描写と違い、ヘリコプターの空撮映像で森を捉えても緊迫感は伝わらない。
また海水浴客で生活が成り立つ、いわば海に依存して暮らしている人たちの生活圏にサメが入り込むのとは違い、こちらは国立公園内のお話。極端なことを言えば森に近づかなきゃいいだけのことなので、身近な恐怖を感じないのもマイナス。
メインキャラクター含めて犠牲者多数なのも後味悪い。

恐怖映画にエロスは付き物。海と違って山だと露出過多なお嬢さんはなかなか出せないが、最初の犠牲者となる女性二人組はそれでもそこそこの軽装。そして何故か警備隊の女性隊員がグリズリー捜索の途中で一休み。服を脱ぎだし下着姿(水着じゃないよな)で水浴びしてると案の定襲われるというマヌケなシーンもあるけれど、それが精一杯のサービスショット。ヒロイン格としてケリー隊長には恋人がいるけれど、清い交際なので彼女のお色気シーンは皆無だ。

<過去記事>



[PR]
# by odin2099 | 2018-07-20 22:35 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
ブログトップ