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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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<東宝チャンピオンまつり>で上映された「帰ってきたウルトラマン」の劇場版で、第5話「二大怪獣 東京を襲撃」と第6話「決戦!怪獣対MAT」の前後編を再編集したもの。

e0033570_18422187.jpgMATといえば素人あがりの郷とエリートの岸田隊員との対立がよくネタにされるが、この前後編も終始この二人が対立しっぱなしで、それが悪い方へ悪い方へ転がっていく。
今回に関しては岸田の行動は専門家らしくないし、威張り散らしてる嫌味な先輩にしか見えない。
対して郷に優しいとされる南隊員も今回は特に郷を庇うこともなく、代わりに郷の味方となるのは上野。といってもあくまで組織内の立場は崩さないが。

そしてその対立を上手く収められなかったのは加藤隊長の判断力にも問題があるし(岸田を依怙贔屓してるようにも見えてしまう)、それに輪をかけてるのが傲岸不遜で融通が利かない岸田長官と、その腰巾着の佐川参謀。ウルトラ警備隊だったらこんなことはなかったのに…。

自己中で勝手な行動をとることも多い郷だが、今回に関しては非はなく、なのに謹慎処分にはなるわ、恋人は瀕死の重傷を負うわと不幸のどん底へ。そんな精神状態でもよくウルトラマンは勝てたものだ。

最後も無理矢理のハッピーエンドで、最後まで反省の色のない岸田の卑怯者っぷりだけが強調されてしまう後味の悪いものに。このあたりのムードは次作「ウルトラマンA」にも踏襲される部分だが、スタッフは主人公を際立たせるためのテクニックだと捉えていたのだろうか。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-12-30 19:00 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
東京地方じゃゴールデンウィークに公開された映画ですが(地方では前倒しで春休みに「実相寺ウルトラマン」と併映)、その後で年末にアンコール上映されたり冬休み時期にテレビ放送されたりで、なんとなく”冬の映画”という印象がありますね。
年末年始に何も考えずにボーっと見る分には良い映画だと思いますが、如何せんBlu-rayどころかDVDも出てないし、ビデオソフトやLDはとっくに廃盤ときてますから、気安く見られる状況じゃないのが残念です。早いとこ「ウルトラセブン」12話共々解禁して欲しいものですが。

e0033570_18095320.jpg平成の世の中になって今は「ウルトラマン」の新作映画もバンバン作られるようになりましたが、昭和期は再編集作品を除けばこれが唯一の劇場作品。昔は斯様に劇場公開のハードルが高かったものです。その点は良い時代になりましたなあ。

で、勇んでこの作品も劇場に見に行ったものですが、新作映画といいつつ「帰ってきたウルトラマン」やら「ミラーマン」やら「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」からのシーンの流用や合成素材の使いまわしなど手を抜く部分はしっかりと手を抜いております。
そもそもタイでの公開が前提で、日本で公開される見込みは立ってなかったのですから、色々なフッテージを流用したところでどうせバレない、というのもあったのでしょうかねえ。

そして作品内容も、ウルトラの母やウルトラ6兄弟が出てくるとはいえ、従来のウルトラシリーズの世界観とは大きく異なります。まあ強いて言えば「タロウ」には近い大らかさが感じられますが、それでも日本とタイの価値観、宗教観の違いは大きいですね。
それもこれもひっくるめてのこの作品独自の魅力とも言えますが。

それにしてもこの作品の素人くさい翻訳はなんなんでしょう?
「ウルトラ6人兄弟」はまだしも、「ウルトラマン兄弟」?
そしてちょっとエッチなシチュエーションに台詞回し。対象年齢は幾つなのやら…?

<過去記事>



by odin2099 | 2018-12-29 18:15 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
2カ月くらい前だったかにネットで見つけたコンサート。
演奏曲目が
 冬木透:交響詩「ウルトラセブン」より 第1楽章 "ウルトラセブン登場!"
 伊福部昭:SF交響ファンタジー第1番
 宮川泰:組曲「宇宙戦艦ヤマト」
 レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
 レスピーギ:交響詩「ローマの松」
ということでチェックしてました。
会場がすみだトリフォニーホールの大ホール、チケットが¥2,000というのも大きな魅力。
で、いそいそと錦糸町へ。

e0033570_18005171.jpg全席自由ということもあるのか、開場の30分ほど前に着いた時は既に数十人の列。係員のアナウンスによると、いつもより来客数が多い様子。さすが「ヤマト」だなあとか思っていたんですが、よく映画館やコンサート会場でお見かけする顔は見当たらず。年配の方が多いので、客層としてはいつもと変わらなそうです。アマチュアコンサートならではの楽団員の家族・友人ら関係者や親企業繋がり、取引先の方、地元のクラシック好きといったところがメインでしょうかね。指揮は曽我大介。

前半は「交響詩ウルトラセブン」、「SF交響ファンタジー第1番」、「組曲宇宙戦艦ヤマト」(「序曲」、「宇宙戦艦ヤマト」、「出撃」、「大いなる愛」の4曲からなる小組曲)を一気に演奏。
これらの楽曲ってテンポは様々に変化するし、金管は鳴りっぱなしだし、演奏の難易度はかなり高いと思うのですが、それらを難なくクリア。指揮者の緩急のつけ方には原曲と違った癖が所々見受けられましたが、アマチュア演奏家の集団でこの”音”は立派です。あっという間に終わり、もっともっと聴いていたいと思いました。

後半はレスピーギの<ローマ三部作>から「交響詩ローマの噴水」と「交響詩ローマの松」、コンサートの構成上こちらがメインのプログラムです。
こちらも素晴らしかったですね。素晴らしすぎて途中で一瞬記憶が…(あれ?)

アンコールはマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」。
随分と地味だなあと思っていたら、2曲めはなんと!「宇宙戦艦ヤマト」! しかも指揮者が自らマイクを握り、歌う?!

――これは正直言ってズルです。反則です。生オケをバックに熱唱するのはアリですか?
思えば指揮者の曽我さん、1曲目だけセブンTシャツにセブンのお面(お祭りなんかで売ってるアレ)で演奏するというなかなかのお茶目さん。こっちも手拍子しながら一緒に歌いましたよ、もう…!




by odin2099 | 2018-11-18 18:02 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_21534021.jpgこちらは劇場版「ウルトラマンコスモス」第3弾の併映作品となった円谷プロ40周年記念作品。
前年に公開された「新世紀ウルトラマン伝説」が好評だったのだろう。同工異曲の第二弾……と思いきや、全くの別モノ!

前作はシリーズの名場面集、カタログムービーとして愉しめたが、これは無理!
ウルトラマンキング30万歳の誕生パーティーに、ウルトラファミリーや怪獣軍団が勢揃いしてダンスバトルを繰り広げるって段階でもう付いていけない。

前作のエクササイズで嫌な予感はしたんだけど、これを子供たちに躍らせるの?
セクシーダンスとか子供たちは喜ぶの?
しかも踊ってるのはウルトラヒーローたちじゃなく、実はウルトラファンクジャムというダンスユニットで、ホント誰得な映画なんだろ。

翌年も「ウルトラマン」の映画は公開されたけど、これ以降はオマケはなし。
然もありなん。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-26 22:05 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
Blu-ray発売記念で特別上映、というので出かけてきました。
劇場で見るのはもちろん公開時以来。
新作ウルトラが絶えて久しい頃だったので、かなり期待して映画館へ行ったものです。
まあ過度な期待は禁物だったワケですが……。

e0033570_18572788.jpg元々TV用に作られていただけあって、大画面で見ると少々キツイです。
アメコミタッチのウルトラマンは新鮮ではありますが、場面場面でキャラクターの顔が違っちゃったり、全体的に作画は荒れ気味、低調です。
日米合作、ハンナ・バーベラと円谷の提携、といえば聞こえはいいですが、ウルトラマンの原著作権こそ持ってはいるものの円谷プロは実質的には下請けだったでしょうし、自前のアニメ制作システムを持っていないので、コントロールが難しかった、ということもあるのでしょう。

それ以前にお話や設定にツッコミどころが満載。
ウルトラフォースは誰がいつ何の目的で作ったのか。軍との関係はどうなっているのか。司令官であるウォルター・フリーマンなる老人は、何故M78星雲の事情も含めた全てに精通しているのか。
何となく力技で物語を展開していってしまってるけど、歴代シリーズ中で一番ワケの分からない防衛組織、そしてウルトラマンたちであることは間違いありません。
TVシリーズ化が実現していれば、そこらへんの謎解きもなされたんでしょうかねえ。

それにしても今回見ていて気になったのは、日本版キャストの大半が鬼籍に入られたこと。
公開から30年とはいえ、ベテラン陣は兎も角まだまだ若い方も多かったのに…。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-04 19:01 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
TVシリーズ「ウルトラマンダイナ」の劇場用新作で、現役ウルトラマンがスクリーンで大活躍!というのは、ウルトラシリーズ史上これが初!
そもそも完全新作のウルトラ映画自体が、この2年前の「ウルトラマンゼアス」が初めてだったのだから、<東映まんがまつり>などで小品とはいえ、ちょこちょこ新作映画を作っていた<仮面ライダー>や<スーパー戦隊>とはそこが違う点です。

e0033570_09240799.jpgお話は映画ならではの番外編、ではなく一応はTVシリーズの流れに沿ったものになっています。
杉本彩演じるゲストキャラクターのキサラギ博士は終盤TVの方にも出てきますし、イルマ隊長以下の旧GUTSのメンバーたちもこの劇場版に出たことを前提にTVにゲスト出演します。

勿論そのスケール感は劇場版ならではのものですが、違和感としてはTV版では今一つ曖昧だったアスカとマイの関係にスポットが当たってることでしょうか(”中の人”二人の熱愛騒動が起きたのもこの頃でしたっけ?)。それでも正ヒロインの座は結局マイではなくリョウのものになるのですが。

ダイゴ役の長野博のスケジュールの都合で本作のティガは本物ではなく、人々の願いが人形に宿るという形で復活しますが、これが「ウルトラマンティガ」最終回の発展形になっているのは怪我の功名でしょう。他のウルトラヒーローだとなかなかこうはいきませんが、ティガなら納得です。

ダイナが倒れ、ティガが現れ、そして復活したダイナとティガの共闘へという流れは何度見ても涙腺が緩みますが、この「強大な敵に一敗地に塗れるものの、人々の声援を受けて奇跡が起こって大逆転勝利」というパターンは、この作品以降の<ウルトラマン>だけではなく<仮面ライダー>や<スーパー戦隊>の劇場版でもテンプレートと化してしまったのは残念。毎度毎度の奇跡の安売りでは感動も薄れるってものです。

それにしても副題の「光の星の戦士たち」って何なんでしょう?
光の星?光の国? ティガもダイナもM78星雲とは無関係だから、光の星って地球のことなんでしょうか。
もっとも「ダイナ」の主題歌の歌詞にも「ウルトラの星が云々」という一節があるしねえ…。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-09-24 09:58 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
ちょいと久しぶりに見ましたが、やっぱり面白い。
主人公はメビウスですけれど、主役はウルトラ兄弟。彼らの圧倒的な現役感。大スクリーンで彼らの新しい活躍が見られただけで満足です。

「ウルトラマンゼアス」で初めて完全新作の映画ウルトラマンを見、更にティガやダイナ、ガイアらTVで活躍するウルトラマンの劇場版をリアルタイムで楽しむという経験もしたけれど、世代的にやっぱりウルトラ兄弟は別格。
往時を知らない子供たちも、ウルトラ兄弟の本当の格好良さを再認識したんじゃないかな。

そしてハヤタ、モロボシ・ダン、郷秀樹、北斗星司も良い具合に歳を重ねています。
見る前は往時のイメージ崩すんじゃないの?と思ったものですが、それも最初のうちだけ。
彼らが発する台詞の重みもズンズンと響いてきます。

CGIのアクションシーンが見づらいとか、ワケわからん芸人さんの出演シーンはいらんとか、色々と言いたいことはありますが、リメイクやリブートではなく、30数年から40年前のヒーローが役者もそのままで出てきてくれるなんて、邦画ならではでしょうね。
e0033570_20154428.jpg
ところで今回エンドクレジットを見ていてちょっと気になったのは、「初代ウルトラマン」「帰ってきたウルトラマン」そして「ウルトラマンゾフィー」というキャラクター表記。
まあ「初代」はわかるんですが、今は公式には「帰ってきた」じゃなくて「ウルトラマンジャック」なんじゃないの?ということと、ただの「ゾフィー」じゃない「ウルトラマンゾフィー」という呼び方は逆に一般的じゃないと思うんだけど、ということ。ま、どうでもいいことですが。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-09-21 20:21 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21201461.jpg<東宝チャンピオンまつり>ではなく、何故か<東映まんがまつり>で上映された円谷プロ作品。
といっても<チャンピオンまつり>はこの時期まだスタートしていないが。
また当初は「ジャイアントロボ」を上映するはずが、何らかの事情によって差し替えになったとの噂も…?

選ばれたのは第18話「空間X脱出」で、ちょいと異色のSFミステリー。

ただ再三書いているがお話の組み立てというか運び方は微妙で、ウルトラ警備隊員の中でフルハシだけは途中で出てこなくなるし、遭難したソガとアマギは命がけで救出しにくる癖に、ダンが行方不明になっても逃げることに必死であっさりと見捨てるし…。

またダンは他の警備隊のメンバーよりベル星人の放つ音に苦しんでいるのだが、宇宙人故に感覚が鋭敏だったのだろうか?これが何かの伏線になるかと思いきや、特に活かされないのも勿体ない。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-09-03 21:29 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_16451080.jpg今となっては懐かしいウルトラマン全員集合の新作映画。
劇場版「ウルトラマンコスモス2」の併映作品で、現役ヒーローであるウルトラマンコスモスをクローズアップしながらも、シリーズの名場面を一気に見せる。

見どころは最後の大決戦で、このシーンは完全新作。
ウルトラマンキングやウルトラの父、母、そしてゾフィーを筆頭にしたウルトラ兄弟たちと、USA、グレート、パワード、ネオスらと、ゼアス、ナイス、ティガ、ダイナ、ガイアら出自の違うウルトラ戦士たちとの初共演。
ジョーニアスも久々の実写で参戦し、ウルトラヒーロー合体光線を見せてくれる。

その後大々的なウルトラヒーローの共演映画が作られ、マルチバース設定で異なる世界のウルトラマンたちとの交流も可能になった今日からすれば隔世の感があるが、この当時はこれが精一杯だったんだな。
合間合間にウルトラマン・エクササイズが挿入されているのに一抹の不安を覚えたのだが、それはまた別の話。

<過去記事>





by odin2099 | 2018-09-02 16:54 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
こちらも先日Blu-rayが出たので再観賞。沖縄の海と空は本当に綺麗だ。

「ウルトラマンジード」も前番組の「ウルトラマンオーブ」も見ていないが、両番組のヒーローの出会いから共闘に至る流れも自然。ウルトラマンゼロという便利な存在が二つの番組の融合を違和感なく成し遂げている印象がある。
思い入れのない分カタルシスもあまりないが、巨大怪獣とウルトラマンが戦う「絵」というものは良い。
ハリウッドの超大作にも、そして「シン・ゴジラ」にもこれはない「絵」だ。

e0033570_19140500.jpgこちらのオーディコメンタリーは朝倉リク役の濱田龍臣、鳥羽ライハ役の山本千尋、愛崎モア役の長谷川眞優に伊賀栗レイト役の小澤雄太。ただし進行役として円谷プロから岡本有将が参加してるのでグダグダにならないギリギリの線。
撮影秘話も多く、またウルトラファンの濱田龍臣がその知識を披露と微笑ましい限り。

ただこの顔触れならば坂本浩一監督にも参加して欲しかったところ。
「キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」のコメンタリーにも坂本監督の参加はなかったが、どちらでも出演者から監督への賛辞が聞かれるのは人徳なんだろう。

そういえば「キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」では「撮影中寒かった」というコメントが度々出てきたが(撮影は今年の初め頃だったようだ)、この「ウルトラマンジード」では「とにかく暑かった」(撮影は去年の夏)という声が多かったのは好対照だ。まあそれだけ坂本監督のワーカホリックぶりには頭が下がるが。

<過去記事>




by odin2099 | 2018-08-13 19:29 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
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