【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:ジョージ・ルーカス ( 132 ) タグの人気記事

最近の若いもんは知らんじゃろうが、これも<スター・ウォーズ>の一本。
「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(ジェダイの帰還)」で一躍人気者になった、可愛い顔してやることは結構えげつない<スター・ウォーズ・ユニバース>最強生物イウォークたちの、普段の暮らしぶりはどんなのかに密着したお話。

e0033570_19351224.jpgちゃんとジョン・ウィリアムズ作曲の「イウォークのテーマ」に乗せ、「ジェダイの復讐」では中心的役割を果たしたイウォークのウィケットにスポットを当て、彼の家族や仲間たちが総出で新たな大冒険を繰り広げておる。

墜落した宇宙船に乗ってた家族と仲良くなって、やがてカタコトながらベーシック(英語)で意思疎通を図れるようになって、というのはかなりのご都合主義かなとも思うけど、それも「ジェダイの復讐」の時にレイアたちと触れ合ったからその下地があったと考えれば、まあ納得。

ところがその後<ユニバース>内の時系列の見直しがあり、「帝国の逆襲」と「ジェダイの復讐」の間の出来事と再設定。おいおい、それじゃ矛盾だらけになっちまうって。
更にディズニー買収のあおりを喰らって<ユニバース>そのものがリセットされちまい、今じゃなかったことに。

e0033570_19345947.jpgまあ正直お話は面白くはないし、<スター・ウォーズ・サーガ>の一篇としてこれを見せられても困っちゃう部分はあるんだが、それでもこういった作品すら許容、肯定し、内包するような、そんな<ユニバース>であって欲しいという気もどっかには残っとる。

しかしこの頃のルーカスは、「ラビリンス/魔王の迷宮」とか「ウィロー」とか、すっかりファンタジーに傾倒しとるのお。首尾一貫しておるのは良いことじゃが。

【ひとこと】
DVD化の際に改題されておるので、現在の邦題は「スター・ウォーズ/イウォーク・アドベンチャー~勇気のキャラバン~」とするのが正しいってことかのう。

<過去記事>



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by odin2099 | 2018-09-17 19:46 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレ注意! **

<スター・ウォーズ>スピンオフシリーズの第2弾。
デス・スターの設計図を盗み出すという悲壮なミッションを描いた「ローグ・ワン」に続き、今度はシリーズ屈指の人気キャラ、ハン・ソロの若き日をメインフューチャー。
雰囲気としては、「ライトセーバー」が「光線剣」、「フォース」が「理力」とか「霊力」、「ミレニアム・ファルコン」が「黄金時代の鷹」とか訳されていた頃の懐かしい感じが漂う。

e0033570_20001626.jpg撮影終了を目前にして監督のフィル・ロードとクリストファー・ミラーが解雇(クレジットは「製作総指揮」)、ベテランのロン・ハワードを代打で送り込んで完成させたものの、期待外れの興行成績で今後のスピンオフ作品群の企画は凍結?
――等々、良くない噂ばかり流れてきた曰く付きの作品である。

相棒チューバッカとの出会い、そして如何にランド・カルリジアンと知り合ってミレニアム・ファルコン号を手に入れたか、が他の<スター・ウォーズ・サーガ>との繋がりの上での重要ポイントになるのだろうが、ぶっちゃけ「新たなる希望」に登場する前のハン・ソロが、どこで何をしていたかには興味ないので、単に予定調和の答え合わせを見てるような気分。

それよりも何よりも、画面に映ってる人物が、ただの一度もハンにもランドにも見えないってことの方が大問題。
それとTVアニメシリーズの「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」を見てないと、というか知識がないとよくわからない、というのも問題なしとは思えない。いきなりダース・モールが出てきても、映画しか知らない人にはチンプンカンプンだろう。

e0033570_20002517.jpgまたこの物語は「新たなる希望」の大凡10年くらい前の話らしいが(ハンがルークくらいの年齢の頃ということになるか)、キーラの件といい、モールの件といい、これでは「新たなる希望」までの間にあと一つか二つは冒険譚が必要だろう。
ランドともこれっきりということはないだろうし。続編作る気があるのかどうかはわからないが、何となく投げっぱなしである意味無責任に感じたラストでもあった。

お話は決してつまらなくはなく、色々と見どころもあるとは思うものの、<スター・ウォーズ>の新作としてはイマイチ。今後のスピンオフのあり様に見直しが必要な点は認めるが、今予定されている「ボバ・フェット」と「オビ=ワン・ケノービ」はそのまま進めてもらいたい。

仮面キャラで役者のイメージが付いていない「ボバ」なら、誰がどのように演じてもハンほどのダメージはないし、ユアン・マクレガーの再演が期待できる「オビ=ワン」なら、重みのあるドラマも描き得る。
この「ハン」にしたって期待値が高すぎるから失敗作の烙印を押されたが、決して収益面でマイナスになっているわけでもないだろう。むしろ見直すべきは、すぐに「エピソード10」以降の新たな三部作を作り出そうとしている姿勢の方ではないだろうか。

【ひとりごと】
「スター・ウォーズのテーマ」=「ルーク・スカイウォーカーのテーマ」なので、シリーズ通すと劇中での使用例は意外に少ない。
「フォースの覚醒」ではミレニアム・ファルコン号が初めて映るカットで流れたが、本作では全体的に「ミレニアム・ファルコンのテーマ」的な使われ方をしてるのが面白い。

【ひとこと】
死んだ人の過去話を今更盛られてもねえ。




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by odin2099 | 2018-07-02 20:06 |  映画感想<サ行> | Trackback(5) | Comments(4)
<スター・ウォーズ・サーガ>の第八章。
シリーズで初めて前作ラストに直結するオープニングと言われていたが、何度見直してもそれほど連続性があるように感じられない。
レジスタンスが辛くも勝利を収め、レイはルークを探し当て、で終った「フォースの覚醒」だったが、本作はいきなりレジスタンスのピンチで始まるからだろう。この流れ、「新たなる希望」「帝国の逆襲」の繋がりとソックリで既視感が…。

このレジスタンスとファーストオーダーの攻防戦を描いた後に、場面はレイとルークのパートへ。
こちらは前作ラストの完全な続きで、レイがライトセーバーをルークに差し出すところから始まるのだが、もしシーンの順番を入れ替えこちらが先に来ていたら、素直に前作直結だと納得できただろう。もちろん映画のオープニングとしては些か弱いものになっていただろうが。

e0033570_21030980.jpg前作で提示された数々の謎の内の幾つかに、本作では答えが得られる。レイの両親の謎、カイロ・レン=ベン・ソロの闇落ちの原因、スノーク最高指導者の謎、ルークの隠遁の理由……
しかし答え合わせがなされたものの、それが本当に正解なのか?という疑問符がつくものばかり。

レイの両親は名もなき市井の人とのことだが、では幼いレイを置いて(宇宙へ)去っていったのは誰なのか、レイがルークのライトセーバーに感応したのは何故か(オビ=ワンがレイを呼ぶ声まで聞こえる!)、全ては偶然とか、レイが特異な存在だということで片付けるつもりなのだろうか。

またあっけなく退場してしまったスノークだが、その背景には触れられず仕舞い。やれダース・プレイガスだの、メイス・ウィンドゥの後身だのと噂は飛び交っていたが、これで再登場はないのか。
そういえばフィンはランド・カルリジアンの息子、なんていう噂も流れていたっけ。

旧作以上に行き当たりばっかりで作られている感が強い<新三部作>、早くも次なるエピソード10以降の話が聞こえてきているが、その前にしっかりと次回作エピソード9で納得出来る完結編を見せて欲しい。

【ひとりごと】
レジスタンスの女性パイロット、タリサン・”ターリー”・リントラが可愛い。
演じているのはハーミオーネ(ハーマイオニー)・コーフィールドという女優さんで、「Mr.ホームズ/名探偵最後の事件」「キングアーサー」などにチョイ役で出演…と言っても気付かなかった。

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」では同じくチョイ役ながらも、「レコード屋の若い女性店員(実はIMFのエージェント)が可愛い」と目聡いファンに注目され、その後は「トリプルX/再起動」ではやっと出番が増え……もっともっと幅広く注目されると嬉しい。
残念なことにターリーは戦死してしまったので、今後の<スター・ウォーズ・サーガ>への出演は叶わないだろうが…。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26269668/
https://odin2099.exblog.jp/26410542/



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by odin2099 | 2018-06-27 21:12 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
ジョージ・ルーカスが<スター・ウォーズ>、<インディアナ・ジョーンズ>に続いて放つ第三の矢!

――だったのでしょうが、こちらは今一つ盛り上がらず。
<シャドウ・ウォー・クロニクルズ>という続編となる三部作も発表しましたが、日本では売れ行き不振から二部までで翻訳出版打ち止め!
第三部となる「シャドウ・スター」は幻の作品になってしまいました。
色々と気になりますなあ。

e0033570_20392236.jpgで、この作品、お話の方はジョージ・ルーカス版「指輪物語」。
まだCG技術が確立する前ですが、頑張っています。
主演のワーウィック・デイビスはじめ小人役者を総動員して「指輪物語」で言うところの”ホビット族”を表現してますが、30年前ではそれが妥当な手段でしょう。

もっともそのことで生理的な嫌悪感が先立ってしまい、純粋にファンタジー映画として愉しめなかったのは以前書いた通り。差別主義者だと言われようとも、こればっかりは仕方ありません。
肝心の筋立てそのものも<スター・ウォーズ>以上に神話・伝説の類からの影響が、オブラートに包まれることなく直接滲み出ていて、「どこかで見た(聞いた)」感がありありと…。

監督はロン・ハワード。
ジョージ・ルーカスが監督した「アメリカン・グラフィティ」には俳優として出演しており、この作品ではプロデューサーと監督という立場で再タッグ。そしてルーカス抜きで作られてはいるものの、最新作「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」では現場のゴタゴタを収束させ、代理監督を務めています。

ルーカスはハワードを、感覚や感性が自分に近い人物と見ているようで、以前「書きかけの文章を途中から引き継いでも大丈夫」というような趣旨の発言をしていましたが、ハワード本人は自分がコントロール出来ない雇われ監督としての「ウィロー」の仕事には満足していなかったみたいですね。

といいつつ、最近ではこの「ウィロー」の続編企画について何やら動いている様子。
直接の「ウィロー2」ではないものの、成長したエローラ・ダナン姫が中心になり、ウィローも重要な役割を果たすものだとか。
今度こそルーカス・フィルムの第三の矢となるのかどうか、ちょっと期待しちゃっていいですか?

【ひとりごと】
ソフト収録の吹替版だとワーウィック・デイビスの声が富山敬で、ヴァル・キルマーの声が谷口節なので、聴いていて何となく落ち着かないんですよね。
TV放映版ではこれが三ツ矢雄二と安原義人のコンビになるようで、何となくそちらの方がイメージに近いですか。
そちらのヴァージョンは見たこと(聴いたこと)ないので、是非一度は拝見したいもんです。

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<過去記事>



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by odin2099 | 2018-06-24 20:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
凍結されたハン・ソロは無事か?
ダース・ベイダーは本当にルークの父か?
ヨーダとオビ=ワンが語る「もう一人」の希望とは誰か?
そしてルークはジェダイの騎士となり、皇帝を倒して銀河に平和を取り戻すことが出来るのか?

e0033570_19434028.jpg三部作の完結編にして、六部作の完結編でもある<スター・ウォーズ・サーガ>の第六章。
ジェダイとして成長したルークは見事にハンを救い出し、と書きたいところだけれど、初登場のシーンこそ格好良いもののすぐにドジを踏み、後は行き当たりばったり。
レイア(ジャバを絞殺した怪力はフォースの賜物?)やランドの活躍、R2-D2のアシスト、それにハン自身の頑張りもあって解決した印象が強い。

ルークがジェダイになるための最後の修業が、父であるベイダーを倒すこと。
ということでヨーダもオビ=ワンも、ルークの疑問に対してあっさりと「ベイダー=父親(アナキン)」を認めるが、そのことが結局ルークに「父を倒さない」と決断させるのだから、果たして修業は完成したのか?

そして皇帝を倒したのもルークではなく、結局は改心したベイダー=アナキン。
彼が苦しむ息子の姿を見て改心しなければ、ルークは死に、反乱軍は全滅していたかも知れない。
六部作をアナキンの物語として捉えるならば見事な完結だが、ルークの三部作としては今一つスッキリしない。
父を信じ、待つこと。ルークがやったのはこれで、それがヨーダやオビ=ワンが考えるジェダイの姿だったのかは疑問だ。

母に関するルークとレイアの会話、この時点ではルークとレイアは生まれてすぐに引き離され、レイアはしばらく母と暮らしていたが程なく死んだ、という設定だったのだろうな。
「シスの復讐」で実際に描かれたのは、ルークとレイアの出産直後に亡くなる母パドメの姿。もうちょっと整合性取れなかったものか…。

ところで序盤のハン救出作戦にごくごく普通にランドは参加してるけど、再会した時にハンは何とも思わなかったのだろうか。
「帝国の逆襲」見てた観客は、帝国を裏切ってレイアやルークに助力した姿を見てるから違和感ないけど、ハンは「昔の友人に裏切られた」と思ったまんまだったんじゃなかろうか。
短い時間でルークなりチューイなりがきちんと説明してあげたのかな。

【ひとりごと】
「ローグ・ワン」みたいに、今回の第二デス・スターの情報を入手したボサンのスパイを主人公にしたドラマ、やろうと思えば作れるな。二番煎じになりそうだけど。
まあそれよりも「帝国の影(シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア)」をカノン(正史)に戻し(多少のアレンジは可)、これを長編CGアニメ作品かなんかにしてくれないかなあ。勿論ルークの声はマーク・ハミル、C-3POはアンソニー・ダニエルズで。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-06-14 19:51 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>を見ていたら、<インディアナ・ジョーンズ>教授にも会いたくなった。
BS JAPANでは先日、最初にNTVの「金曜ロードショー」で放送された際に作られた吹替版を放送していたので、今回久しぶりの観賞。

e0033570_20025947.jpg「水曜ロードショー」が金曜日に移動した最初の放送がこの作品で、CMカットしながら一生懸命録画していたのだけれども、放送中に関東地方で地震が発生し(東京で震度5!)、チャイムが十数回鳴り、画面の半分近くがニュース速報のテロップで埋め尽くされたのを覚えている。
幸か不幸か画面に集中していたため、地震そのものの印象は薄く、録画がメチャクチャになったことへの憤りしか記憶にないのだけれども。

そんな思い出のTV放送版だが、インディ役の村井國夫はこれ(と翌週放送された「スター・ウォーズ」の再録音版でのハン・ソロ役)が初の洋画吹替ではないかと思うのだが、最初から合格点。以後ハリソン・フォードの定番声優の一人となったのだから、この時のキャスティング・ディレクターは慧眼の持ち主だ。

映画そのものは公開当初はワクワクしながら見たものだが、<スター・ウォーズ・サーガ>ほど繰り返して見るほど熱中出来ず。それは2作目でガッカリして、3作目で少し持ち直し、4作目でまた沈没というシリーズの変遷のせいでもあるのだが、自分が純粋じゃなくなってきたのもその原因の一つなんだろう。

シリーズ最新作となる5作目は、予定より一年延期となり来春クランクイン、再来年2020年のサマーシーズンの公開が予定されている。
権利がディズニーに移ったのでこれからも新作は作られると思うが、ハリソン・フォードは今度こそ勇退とのこと。その花道を飾るような傑作を期待したい。

【ひとりごと】
最後の聖櫃が猛威を振るうシーン、これは「未知との遭遇」「ポルターガイスト」のミッシングリンクだな。

<過去記事>





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by odin2099 | 2018-06-06 20:13 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
シリーズ中のターニング・ポイントとなった<スター・ウォーズ・サーガ>の第五章。
前作「新たなる希望」から続けて見ると、そのトーンの違いに驚かされる。

e0033570_20202171.jpg祝勝ムードの中で幕を閉じた前作だったが、そのハッピーエンドは本編が始まる前、状況説明のテロップのみでいきなり否定される。昨今話題の「ナレ死」よりも容赦ない。
前作、及びその前日譚たる「ローグ・ワン」で、あれだけ必死になって設計図を奪い、弱点を研究し、多くの犠牲を出しながらようやくデススターを破壊したのは一体なんだったんだろう?

確かにあの時点でデススターを攻略しなければ反乱軍は全滅の憂き目にあっていたかもしれないが、結局のところデススター一基を潰したところで大勢に影響はなかった。
ということは「ローグ・ワン」の時点で「逃げる」ことを主張した連中の考えは、強ち間違ってはいなかったんじゃなかろうか。「新たなる希望」構想時に、どこまで続編のストーリーを考えていたのかはわからないが、緻密に構成されてると思われがちな<スター・ウォーズ・サーガ>が、案外行き当たりばったりで作られてるというのは以前にも書いた。

その際たるものが「ベイダー=ルークの父」、「ルーク=レイアの妹」という設定で、少なくてもこの「帝国の逆襲」草稿時点ではそれぞれ別のキャラクターが充てられていた。
確か「ジェダイの帰還」構想段階でも、オビ=ワン、ヨーダ、そしてルークの父のフォースゴーストがルークを導くというシチュエーションがあったと思う。

その一方で、ベイダーの元から逃げ出そうとしたルークの声に反応するレイア(単純なフォースの感応というよりも、兄妹ならではの共鳴のように見える)や、ベスピンから脱出する際にベイダーから呼びかけられ、素直に「父さん?」と反応するルーク、というシーンは後の展開を知っていればなるほどと頷けるもの。どこまでルーカスはこの時点で意識していたのだろうか。

ちなみにこの<オリジナル・トリロジー(クラシック・トリロジー)>を通じて、C-3POとR2-D2は一度もベイダーと直接対面していない(3POとはニアミスがある)。
<プリークエル・トリロジー>で3POはかつてのベイダー、アナキン・スカイウォーカーが組み立てたことが明らかになり、またタトゥイーンで出会って以降、アナキンはその大半の場面でR2と行動を共にしている。もしこのドロイドたちがベイダーと会っていたら双方それなりの反応があって然るべきなのだが…。
これは偶然か、それとも天の配剤か?

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by odin2099 | 2018-05-29 21:10 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「ローグ・ワン」の続編、というのも強ちジョークではないような気もする<スター・ウォーズ・サーガ>の第四章。
「ローグ・ワン」のラストと本作のオープニングを比べると、随分と動きがゆったりになられましたね、ヴェーダー卿?

何度でも見たくなる「スター・ウォーズ」の一作目ですが、見る度に色々と思うことがあるのは我ながら不思議。初公開以来(ヴァージョン違いはあれど)一体何度見直したのやら。
他の<サーガ>作品は兎も角として、この一作目だけは一生付き合うことになるんだろうなあ。

e0033570_23470415.jpgレイア姫のホログラムメッセージを見たルークから問い詰められたC-3PO、どうやらレイアのことを良く知らない様子。
しかし「シスの復讐」を見る限りでは、それまでのメモリーは消去されたとはいえ、誕生したばかりのレイア共々オルデラーン王家に引き取られたようなので、殆ど知らないとも考えられないんですけど、要人に関する情報を漏らさないように、といったセキュリティプログラムでも組み込まれてるんでしょうか。

アナキンのパートナーとして活躍し、その後3PO共々オルデラーンへ渡ったR2-D2は、メモリー消去された相棒とは違い、パドメの出産とその後の双子の運命を知っていた可能性は大。
となると初対面(?)となるルークも、すぐに認識出来た? 
つまりルークにレイアのメッセージを見せたのは偶然ではなく故意の可能性もあったりして…?

ベイル・オーガナの指示は、オビ=ワンにメッセージを届けて連れ出すだけでなく、実はルークをもピックアップすることも含まれていた、というのは考え過ぎでしょうかね。レイアは勿論そのことを知りませんが、R2-D2にはその密命も与えられていた、というのは。
まあいずれにせよオビ=ワンは、何かがあればルークを連れ出す機会をうかがっていたでしょうけれども。

モス・アイズリー宇宙空港で腕利きのパイロットを探すオビ=ワンは、先ずチューバッカと接触し、然る後にハン・ソロと交渉に乗り出しますが、何か怪しいぞ、オビ=ワン。
「シスの復讐」ではヨーダとチューイは旧知の仲として描かれてますね。となるとオビ=ワンとチューイに面識があったとしてもおかしくありません。
はじめからチューイ頼みだった可能性も否定出来ない?

デス・スターのゴミ処理機で圧殺されそうになるルーク、レイア、ハン。
ここでハンはレイアを助けようとしてるんでしょうが、どさくさに紛れてレイアの身体を触りまくってますね、コラ!

ヤヴィン4の秘密基地からの出撃直前、親友ビッグスと再会するルーク。あれ?その前のブリーフィングの時には会わなかったのかな?
ブリーフィングは何か所か、何回かに分けて行われたので会わなかったのか、それとも部屋が広すぎて(とは見えないけど、何らかの理由で)お互いの存在に気付かなかったんでしょうかねえ。

<プリークエル・トリロジー>を見た後だと色々矛盾点も多くなってしまいますが――アナキンがクローン戦争に参加しようとした時にオーウェンが猛反対したとか、パルパティーンはヨーダを取り逃がし、アナキン(=ヴェイダー)はオビ=ワンに敗れているのに、何故ターキンもヴェイダーも「オビ=ワンは死んだ」「ジェダイの生き残りはヴェイダーだけ」なんて言ってるのか等々――、後付け設定の不統一さはあっても、この作品はナンバー1かつオンリー1ですね、やっぱり。

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by odin2099 | 2018-04-27 23:55 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>第三章で、プリークエル・トリロジーの完結編。
序盤のオビ=ワンとアナキンの名コンビぶりは本当に頼もしいのですが、楽しい時間が過ぎるのはあっという間、物語はドンドンきな臭くなっていきます。

ドゥークー伯爵を追い詰めたアナキンに対し「殺せ」と冷たく言い放つパルパティーン。この時のドゥークー伯爵の驚愕の表情。この時までマスターを信じていたんでしょうな。自分自身はマスターへの反逆の意思があったと思われますが。

そのドゥークーにやられて倒れているオビ=ワンに対しても「置いてけ」と一言。流石にこちらには反発し、オビ=ワンを助け出すアナキン。しかしこういう態度を取るパルパティーンに対し、何の疑問も抱かないんでしょうか、アナキン君。

e0033570_20171392.jpg活躍をしながらなかなか認めて貰えないアナキン君に、パルパティーンは「ジェダイ協議会における私的代理人になってくれ」と頼みます。評議会は評議会で、逆にアナキンに対して「パルパティーンをスパイしろ」と密命。この際に評議会は、アナキンをメンバーに加えるけどマスターにしない、とややこしい決断をしてしまったので、益々アナキンの心はパルパティーンに。しかもこの時、オビ=ワンは積極的にアナキンをマスターに推したわけではなさそうですね。

評議会にしてみればパルパティーンに余計な口出しをされたくないから、アナキンをいわばオブザーバーの立場に置いたのは当然ではあるんですが、アナキンは単に自分の能力が認められないとしか思わない。ここに隙があるワケです。
そこでパルパティーンは”賢者ダース・プレイガス”の話を持ち出すんですが……なんで、ジェダイでも何でもないパルパティーンがシスの暗黒卿の話なんか知ってるのか、ここでも疑うことを知らないアナキン君。もうパドメ(と生まれてくる子供)以外は眼中にないんですね。

かくして転落への道は着実に敷かれ、遂にはダークサイドへ。
幼い子供のパダワンまでアナキンが手にかけるのはやり過ぎですが、それまでの間に元老院は腐敗し、ジェダイ評議会は旧態依然とした石頭集団、そしてメイス・ウィンドゥが悪役然(!)として出てきてるからか、単なる闇落ちではなくアナキンの行動にも一理あるのでは?と思わせているのは見事です。

パルパティーンにとって誤算だったのは、アナキンが(パルパティーンにとっては眼中になかった)オビ=ワンに敗れ瀕死の重傷を負い、半分機械になったことでしょうか。初登場のシーンから強大な悪というイメージを与えていたダース・ヴェイダーのスタイルですが、その実はアナキンの能力を低下させてしまっているのはノベライズ群で明らかになっています。

その反面、自分にとって代わるだけの能力はもう持っていないであろうと判断し、実はパルパティーンはほくそ笑んでいたというのもあるでしょう。
故に次なるトリロジーは、アナキン以上の能力を持っていると思われたルークを、パルパティーン、アナキン(ヴェイダー)双方で奪い合うのがクライマックスとなるのです。

ラストシーンは、二重太陽の元、オーウェンとベルー夫妻にルークを託し一人荒野を去るオビ=ワン、というシリーズ屈指の美しい場面で幕を下ろし、また新しい物語が始まることを期待させるという素晴らしいものでした。ここでシリーズが完結していた方が、綺麗にまとまった物語になっていたのかもしれませんね。

今はこのラストシーンを受け、タトウィーンに隠遁中のオビ=ワンにスポットを当てたスピンオフ映画の企画もあるようですが、ハン・ソロやボバ・フェット、あるいはジャバ・ザ・ハットなんかを主人公にしたものより数百倍は見たいものです。

スピンオフといえばこの後にデス・スター建造をテーマにした作品が作られましたが、本作の最後では既に工事が始まってましたね。プロトタイプなのかもしれませんけれど、完成までこれから20年近くかかるとは難事業だったんですねえ。

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by odin2099 | 2018-04-15 20:21 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
これが20世紀FOXファンファーレ抜きの初めてのSW映画。
どういう経緯で決まったのかはわからないが、冒頭のルーカス・フィルムのロゴの前にはワーナー・ブラザーズのトレードマークが付く。
もっとも本流となるサーガの一篇ではなく、正史(カノン)であってもスピンオフという位置付けからか、お馴染みのテーマ曲は流れず、そのアレンジ版が流れるなど、全体的に差別化が図られているので、「スター・ウォーズ」とは”似て非なる何か”を見ているような気分になるのも確かだ。

e0033570_22370408.jpg物語はエピソード2と3の間、クローン戦争の最中だが、アナキンとオビ=ワンの関係を見るにつけ、どちらかというとエピソード3寄りの時間軸。エピソード2ではかなりギクシャクしていた二人だったが、この作品ではエピソード3冒頭に見られるような名コンビぶりが楽しめる。
その点、この作品に先行する「スター・ウォーズ/クローン大戦」にも共通する部分だ。

エピソード3の直前まで描いた「クローン大戦」は、製作体制の変化(ウォルト・ディズニー社によるルーカス・フィルムの買収)に伴い結局「なかったこと」にされてしまったようだが、「クローン・ウォーズ」はこの劇場版を皮切りに放送されたTVシリーズが同じようにディズニー移行に際して打ち切りとなったものの正史としては認められ、新体制の下で後継作品「スター・ウォーズ/反乱者たち」を生み出すことになった。
ここら辺がややこしいのだが、誰かがきちんと流れをまとめてくれないものか。

この作品で一番驚いたのがアナキンがアソーカ・タノというパダワン見習いを得ること。
エピソード3では影も形も存在しない彼女が、アナキンにどのような影響を与えるのか、あるいは与えないのか。そしてサーガそのものとは矛盾しないのか。早くシリーズを見終えないと…。

先に”似て非なる何か”を見た気分と書いたが、実は吹替版を選んだ場合は些か事情が異なる。
というのは殆どのキャラクターのヴォイス・キャストはサーガ本編と同じ。よって”声”を聴いている分にはサーガの一篇としての資格は十分なのだ。
これは日本の、吹替ファンのみに許された贅沢な楽しみ方かもしれない。

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by odin2099 | 2018-04-06 22:50 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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