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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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とうとうエピソード9の正式タイトルが発表されました。
”The Rise Of Skywalker”、邦題はどうなるのでしょう?
「スカイウォーカーの台頭」、「スカイウォーカーの誕生」、「スカイウォーカーの復活」…
それとも単純にカタカナ化した「ライズ・オブ・スカイウォーカー」も考えられますね。
一応自分ならちょっと捻って「スカイウォーカーの継承」とか「スカイウォーカーの伝説」、「スカイウォーカーの系譜」なんて付けるかも。
まあ近々アナウンスされるものと思われますが。

e0033570_19164013.jpgその”スカイウォーカーの血筋”の物語の重要なパートになるのがこのエピソード2です。
前作でアナキン・スカイウォーカーは運命の女パドメ・アミダラと出会いますが、その時の二人は9歳と14歳。これでは恋愛は進展しません。
その十年後、19歳と24歳になったアナキンとパドメは再会し、そこから二人の間に愛が芽生え、ラストシーンでは遂に結ばれます。

この流れ、何度も書いてるのですが、ちょっと不自然というか無理矢理というか。
前作でアナキンはパドメに一目惚れ。その後もずっと淡い想いを抱き続け、再会を機に一気にその想いが噴出し暴走することになります。
でもパドメはどうだったんでしょう?
いきなり年下のイケメンに告白され、悪い気はしないなあと思ったかもしれませんけれど、アナキンの強引さに負けてというわけでもないようなので、その決め手はなんだったのか。

まあいずれにせよこの結果、次回作のラストで二人の間にルークとレイアの双子が生まれ、更に”スカイウォーカーの血筋”は続いて行くのですから、重ねて書きますけれど重要なパートです。それを受け継いだのが例え中二病のカイロ・レンことベン・ソロ君だったとしても。

それともエピソード8で否定されたものの、やっぱりレイもスカイウォーカーの血筋なんでしょうか。だとしてもルークにしろレイアにしろ、エピソード7でも8でもレイとの関係性を感じさせる反応は何もなかったので、どちらかの子供というのも今更な感がありますがね。
あるいはどうやらエピソード9で復活してきそうなパルパティーン絡み?
そういやアナキンは、パルパティーンがフォースを操って(?)誕生させた子供だという設定もあるようですが。

ともあれアナキンとパドメ、この二人の再会が「悲劇の始まり」であり、かつ「希望の誕生」でもある訳です。ここから<スター・ウォーズ>の物語は大きくうねってゆくのです。

【ひとりごと】
アナキンに対し、「いつかお前に殺される気がする」というオビ=ワン。これはジョークや皮肉なのか、それとも未来予知なんでしょうか。
そういやアナキンに対するオビ=ワンの皮肉と言えば、「グッジョブ!」という表現を知ったのはこの作品だったっけ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-04-15 19:23 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
今年は”スカイウォーカー・サーガ”(?)の完結編とも言われているエピソード9が公開される予定。
未だにサブタイトルも伏せられてますが(「フォースの均衡(バランス)」との噂もあるようですが)、例によって新作公開に合わせ、夏か秋ごろからまたおさらいをはじめようかなと考えていたのですが、思いの外「スター・ウォーズ」ロスが大きかったので、前倒しで始めることにしました。

e0033570_21293878.jpg今のところシリーズ唯一のオールカタカナの副題ですが、やはり意味は分かりづらいですね。
じゃあ例えば「見えざる脅威」というような邦題にしたところで、そうか、そうだったのか、とはならないでしょうが、これはパルパティーンのことだと解するのが自然のように思えます。
もっとも、アナキン・スカイウォーカーのことを指してる、と解釈することも出来そうですけれどね。

そのアナキンの出番は物語の半ばからで、それまでの物語はクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービ、それにパドメ・アミダラが引っ張っていきます。
本作に限って言えばアナキンは重要な脇役で、主人公はオビ=ワンと言えそうですが、何故エピソード1がこの時点から語られているかと言えば、パルパティーンの野望の第一歩が記されていることもありますが、アナキンからすれば後の自分の運命に大きく関わってくる人々――クワイ=ガン、オビ=ワン、パドメの総てに会った、ターニングポイントだったからということになります。

なので批判は多いですが自分は納得――というようなことを以前書いたのですが、一度は作らないと言ったはずのエピソード7が、しかもジョージ・ルーカス抜きで作られている現在ではこれが最善だったのかどうかわからなくなりました。
以前なら「スター・ウォーズ」はアナキンの物語、もしくはアナキンとルーク父子の物語と断定できたのですが、今作られている三部作がどういう着地を見せるかによってはこのエピソード1の立ち位置も大きく変わってきそうです。エピソード9でアナキンが物語に大きく関わってくるようなら良いのですが、さてどうなりますことやら。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-04-04 20:41 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
昨秋に行ったコンサートで貰ったチラシをふと思い出し、チケットを購入してすみだトリフォニーホールへ。2~3週前に取ったにしてはかなり良席で大満足。

e0033570_21052393.jpgこのオーケストラは「指輪物語」の音楽を演奏するために結成されたアマチュアオーケストラなんだそうです。
2015年にはヨハン・デ・メイの「交響曲第1番 指輪物語」や映画「ロード・オブ・ザ・リング」の音楽を取り上げた演奏会を実施。そこで一旦は解散したものの、この度再結成され今回が二回目のコンサートになったんだそうです。

プログラムは「スター・ウォーズ」にホルストの「惑星」!
これは行かないワケにはいきません。

第1部は「スター・ウォーズ」から。
メインタイトルはエピソード4のもので、演奏会や当時のサントラ盤用のアレンジではなく、昨今のサントラに収録されている劇中使用ヴァージョン。レイア姫の乗った宇宙船をスターデストロイヤーが追跡するシーンで、そのまま終わります。
また頭には「20世紀フォックスファンファーレ」付き。
ディズニーによって買収されちゃった20世紀フォックスですが、今後この有名なメロディが使われる映画は公開されるんでしょうか?

e0033570_21045840.jpg第2部は休憩なしで「スター・ウォーズ」の後半戦。
70名ほどの合唱団(ヒルズ・ロード・コーラスという団体だそうです)もステージ上に陣取って、うわー、人口密度高そう。これだけ窮屈そうな舞台を見るのも珍しいかも。これだけの人数揃った「運命の戦い」「英雄たちの戦い」は圧巻でした。

第3部は「惑星」。
ヤバいかなあと思っていたら案の定睡魔に襲われ、木星を越えて土星に辿り着いたあたりからちょっと記憶が怪しくなってきているのですが、初っ端の「火星」で既に眠りの国に旅立った人に比べりゃマシな方?
しっかりとパイプオルガン入りなのが豪華です。

アンコールはエルガーの「威風堂々」。
この曲が確か「王座の間とエンドタイトル」の元ネタ。それを意図して選曲したのでしょうか。
また合唱付きのこの曲を聴くのは今回が初めてだったかもしれません。「宇宙の旅路」というコンサートタイトルとは何の関係もありませんが、これはこれで盛り上がったので良しとします。
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アマオケですからソロパートで音が外れたり、途中でテンポが「???」となってしまうのは許容範囲。とにかくオケの皆さんが楽しそうに演奏しているのが良かったです。それにメンバーが100名以上いるんですかね、その音のぶ厚さには圧倒されました。
また次なる演奏会の機会がありましたら、チェックしてみたいと思います。




by odin2099 | 2019-04-01 21:15 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
「シュガー・ラッシュ」の続編。

e0033570_04444920.jpg前作で大親友となったラルフとヴァネロペ。しかし単調だけど安定した毎日に満足しているラルフと、外の世界の刺激を求めるヴァネロペの気持ちはすれ違うようになっていた。
そんなある日、「シュガー・ラッシュ」の世界が壊れてしまう。ゲームを製作した会社は今はなく、修理に必要な部品はインターネットのオークションでしか手に入らないと知ったラルフとヴァネロペは、接続されたばかりのインターネットの世界へ。そこは二人がこれまで体験したことのない煌びやかで華やかな世界だった。
早く元の世界へ帰りたいラルフ。しかしヴァネロペはこここそ自分のいるべき世界だと感じ始めて…。

友達といえども同じ夢を共有しているわけではない、というちょっとほろ苦な結末を迎えるのには少々驚いたが、物理的な距離は無に等しいネット世界の特色を活かしたという点ではイマドキなハッピーエンドと言えそう。さて、続編はあるのかな?

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それとは別にディズニー及びディズニー傘下のプロダクションのキャラクターが大挙して出てくるのが今回の売り。
ソニック・ザ・ヘッジホッグやザンギエフ、春麗らのゲームキャラも前作に引き続いて出てくるが、白雪姫(パメラ・リボン*/小鳩くるみ)、シンデレラ(ジェニファー・ヘイル*/鈴木より子)、オーロラ(「眠れる森の美女」ケイト・ヒギンズ*/すずきまゆみ)、アリエル(「リトル・マーメイド」ジョディ・ベンソン/小此木まり*)、ベル(「美女と野獣」ペイジ・オハラ / 平川めぐみ*)、ジャスミン(「アラジン」リンダ・ラーキン/麻生かほ里)、ポカホンタス(アイリーン・ベダード/土居裕子)、ファ・ムーラン(ミン・ナ/すずきまゆみ)、ティアナ(「プリンセスと魔法のキス」アニカ・ノニ・ローズ/鈴木ほのか)、ラプンツェル(マンディ・ムーア/中川翔子)、メリダ(ケリー・マクドナルド/大島優子)、アナ(クリステン・ベル/神田沙也加)、エルサ(イディナ・メンゼル/松たか子)、モアナ・ワイアリキ(アウリイ・クラヴァーリョ/屋比久知奈)とディズニープリンセスがズラリ勢揃い(*印以外はオリジナルヴォイスキャスト!)。一人だけピクサー出身者がいるけれど、それもネタに落とし込んでくるのが凄い。

他にも「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤー(ティム・アレン/所ジョージ)、「くまのプーさん」のイーヨー(ブラッド・ギャレット/石塚勇)、「スター・ウォーズ」のC-3PO(アンソニー・ダニエルズ/岩崎ひろし)やストームトルーパー、R2-D2、ダンボ、ベイマックス、アイアンマン、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のグルートなどなど出てくる顔触れは枚挙に暇がない。
プリンセス以外はストーリーの進行に絡んでこないカメオ出演だが、その登場場面に流れてくる音楽も含め「ディズニー、ここまでやる?」のコピーはダテじゃなく愉しさに満ち満ちた作品。
そして最後に前述のようにホロっとさせられる場面も用意され、更にエンドロールの最後にもオマケ映像が付くので場内が明るくなるまで席を立たないこと。



by odin2099 | 2018-12-23 09:40 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
例年通り今頃の公開だったらはたして評価は変わっていただろうか?

不評を買った理由の一つに、「最後のジェダイ」からあまり間を開けずに公開されたことで「またスター・ウォーズ?」という厭世気分があったのは間違いないだろうから、おそらく「最後のジェダイ」から一年後だったならそこまでボロクソには言われなかっただろうとは思う。
逆に一年なり二年なり「スター・ウォーズ」が公開されない年があったとしたら、もしかすると絶賛、とまでは行かなくてもだいぶ好意的な評が寄せられたような気もする。

とはいうものの、個人的にはやはり手放しで評価することはなかったろう。
一本の独立したSFアクション映画としてなら及第点はあげられるかもしれないが、これは天下の「スター・ウォーズ」。「スター・ウォーズ」として見ようとすればするほど不満点が続出してしまう。

e0033570_22333084.jpgディズニー体制下になってあっけなく殺されてしまったハン・ソロ。
そのハンの若かりし頃を捏造なんて、古参のファンからすればキャラクターに対する、そして原典たる<クラシック・トリロジー>に対する冒涜行為以外の何ものでもないだろうし、チューバッカは良いとしても、ハンにもランド・カルリジアンにも見えないキャラがミレニアム・ファルコンに乗り込んでる様は見ちゃいられない、という気持ちにもなろう。

それに明らかに続編を意図した終わり方。
あの後キーラはどうなったのか(ロクな死に方はしてない気がする。良くてハンを庇って死ぬとか)、唐突に出てきた”死んだ筈”のダース・モールは何なのか。投げっぱなしである。

ハンとチューイとの出会い、如何にしてランドと知り合いミレニアム・ファルコンを手に入れたか、そしてジャバ・ザ・ハットの仕事を請け負うようになった経緯、それだけわかれば良いというのならともかく、色々と物足りないことだらけなのだ。

「ローグ・ワン」のようにラストが「新たなる希望」に直結するでもないこの「ハン・ソロ」は、<スター・ウォーズ・サーガ>の中では特に重要視されることもない、ハッキリ言って「見ても見なくても良い作品」として、いずれカノン(正史)からレジェンス(外伝)に格下げされるのではないかと危惧してしまう(まあそうはならないだろうが)。

この作品がコケたせいで、今後の「スター・ウォーズ」映画化プランは見直しを余儀なくされ、スピンオフの「ボバ・フェット」は没、「オビ=ワン・ケノービ」は凍結というところらしい。
ファンとしては淋しい限りだが、次回作は来年の今ごろに公開されるであろう「エピソード9」。
新三部作の完結編という位置付けなだけに期待も高まるが、今度は公開まで一年半空くのだから逆に飢餓感を煽ってヒットしてくれれば、と願っている。

【ひとりごと】
正直ハン・ソロの若かりし頃のイメージは、今じゃレジェンス扱いのこの<ハン・ソロ三部作>で固まってるんだよなあ。
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<過去記事>



by odin2099 | 2018-12-15 22:38 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_07481093.jpgイウォークを主人公にした<スター・ウォーズ>のスピンオフ映画第二弾。
前作「イウォーク・アドベンチャー」同様テレビ映画だが、日本などでは劇場公開されている。

DVD化の際に改題され、現在は「スター・ウォーズ/イウォーク・アドベンチャー~決戦!エンドアの森~」が正式タイトル(の筈)。
ただ今は<カノン(正史)>ではなく<レジェンス(番外編)>扱いになっている模様。

両親とはぐれた兄と妹がイウォークたちと知り合って大冒険を繰り広げる、という前作は<スター・ウォーズ>としては兎も角、ファンタジー映画として愉しむ余地はあったものの、本作は冒頭で両親と兄があっけなく殺されるという波乱の幕開け。
子供向けの映画なのに、なんでこんな残酷なお話なのかなあ。

e0033570_19345947.jpgその後もそれなりにユニークなキャラクターは出てくるものの、悪役には全く魅力がないし、お話そのものも全体的に低調。<スター・ウォーズ>映画の中で一番詰まらないのはこの作品だろう。
公式に「なかったこと」にされたのは、<スター・ウォーズ・ユニバース>にとっては幸いなことなのかもしれない。

【ひとりごと】
ノア老人の、行方不明になった友人サラクというのが悪の親玉テラク卿の前身かと思いきや、そんな捻りもなく普通にテラクの犠牲になっていた、というのはあっけない。

ちなみにヒロインの少女シンデルは、<レジェンス>の世界ではエンドアを離れた後、長じてコルサントでジャーナリストとして活躍した、というストーリーが用意されてるらしい。なんだかなあ…。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-11-23 07:51 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
最近の若いもんは知らんじゃろうが、これも<スター・ウォーズ>の一本。
「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(ジェダイの帰還)」で一躍人気者になった、可愛い顔してやることは結構えげつない<スター・ウォーズ・ユニバース>最強生物イウォークたちの、普段の暮らしぶりはどんなのかに密着したお話。

e0033570_19351224.jpgちゃんとジョン・ウィリアムズ作曲の「イウォークのテーマ」に乗せ、「ジェダイの復讐」では中心的役割を果たしたイウォークのウィケットにスポットを当て、彼の家族や仲間たちが総出で新たな大冒険を繰り広げておる。

墜落した宇宙船に乗ってた家族と仲良くなって、やがてカタコトながらベーシック(英語)で意思疎通を図れるようになって、というのはかなりのご都合主義かなとも思うけど、それも「ジェダイの復讐」の時にレイアたちと触れ合ったからその下地があったと考えれば、まあ納得。

ところがその後<ユニバース>内の時系列の見直しがあり、「帝国の逆襲」と「ジェダイの復讐」の間の出来事と再設定。おいおい、それじゃ矛盾だらけになっちまうって。
更にディズニー買収のあおりを喰らって<ユニバース>そのものがリセットされちまい、今じゃなかったことに。

e0033570_19345947.jpgまあ正直お話は面白くはないし、<スター・ウォーズ・サーガ>の一篇としてこれを見せられても困っちゃう部分はあるんだが、それでもこういった作品すら許容、肯定し、内包するような、そんな<ユニバース>であって欲しいという気もどっかには残っとる。

しかしこの頃のルーカスは、「ラビリンス/魔王の迷宮」とか「ウィロー」とか、すっかりファンタジーに傾倒しとるのお。首尾一貫しておるのは良いことじゃが。

【ひとこと】
DVD化の際に改題されておるので、現在の邦題は「スター・ウォーズ/イウォーク・アドベンチャー~勇気のキャラバン~」とするのが正しいってことかのう。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-09-17 19:46 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「スター・ウォーズ」のフォロワー作品も色々と発掘中。
となるとこの作品を抜きには語れません。

ジョージ・ルーカスが自らの手で再映画化を熱望して果たせず、代わりに生まれたのが「スター・ウォーズ」というのは有名な話。
そして今度は「スター・ウォーズ」の大ヒットを受けて、金に物を言わせて映画化権を手に入れたディノ・デ・ラウレンティスがそれに対抗すべく(便乗すべく?)作り上げたのがこの「フラッシュ・ゴードン」。正に因縁の作品ですな。

e0033570_20525500.jpg「全てにおいて<スター・ウォーズ>を超えろ」がラウレンティスのモットーだったらしいが、出来上がった作品は「スター・ウォーズ」のどこが受けたのか、をどうやら把握しそこなったかのようなものになってしまった。
出てくる人物はクレイジーな連中ばかり。
主人公のフラッシュやその恋人となるヒロインのデイルも相当なおバカだし、悪役のミン皇帝やその娘のオーラ姫(オルネラ・ムーティがビッチっぷりを発揮)は言うに及ばず、一見被害者面してるザーコフ博士もその実”諸悪の権現”だったりする。

画面も悪趣味の極致のキンキラキン。いや、キンキラキンが悪いとは言ってないし、それも狙ってのことなんだろうが、B級テイストの愉しさを醸し出すのと、本当に安っぽいのとは違う。

悪がはびこる中、対立する者同士が共通の目的のために手を組み、巨悪に立ち向かうというお話。見事にヒーローたちは勝利し平和が訪れたかに思えたが、悪役の復活(と続編の製作)を示唆して終わる、という流れも燃えるものがあるのだけれども、演出のテンポも悪くてまだるっこしい。

「スター・ウォーズ」はB級映画をA級の娯楽大作に仕立て上げ、それが観客の心を掴んだのだと思うが、この作品は巨費を投じながらもチープなB級作品、に留まってしまった。
熱心なファンは数多いが、カルト大作と祭り上げられるまでにも至らないようで、豪華なキャストも含め、壮大な無駄遣いに終わった底抜け超大作といったところ。

以前にも書いたけど、この際ルーカスは「スター・ウォーズ」が我が手を離れた今こそ、もう一度「フラッシュ・ゴードン」の再映画化にチャレンジしてみたらどうだろうか。

<過去記事>


by odin2099 | 2018-07-06 20:58 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレ注意! **

<スター・ウォーズ>スピンオフシリーズの第2弾。
デス・スターの設計図を盗み出すという悲壮なミッションを描いた「ローグ・ワン」に続き、今度はシリーズ屈指の人気キャラ、ハン・ソロの若き日をメインフューチャー。
雰囲気としては、「ライトセーバー」が「光線剣」、「フォース」が「理力」とか「霊力」、「ミレニアム・ファルコン」が「黄金時代の鷹」とか訳されていた頃の懐かしい感じが漂う。

e0033570_20001626.jpg撮影終了を目前にして監督のフィル・ロードとクリストファー・ミラーが解雇(クレジットは「製作総指揮」)、ベテランのロン・ハワードを代打で送り込んで完成させたものの、期待外れの興行成績で今後のスピンオフ作品群の企画は凍結?
――等々、良くない噂ばかり流れてきた曰く付きの作品である。

相棒チューバッカとの出会い、そして如何にランド・カルリジアンと知り合ってミレニアム・ファルコン号を手に入れたか、が他の<スター・ウォーズ・サーガ>との繋がりの上での重要ポイントになるのだろうが、ぶっちゃけ「新たなる希望」に登場する前のハン・ソロが、どこで何をしていたかには興味ないので、単に予定調和の答え合わせを見てるような気分。

それよりも何よりも、画面に映ってる人物が、ただの一度もハンにもランドにも見えないってことの方が大問題。
それとTVアニメシリーズの「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」を見てないと、というか知識がないとよくわからない、というのも問題なしとは思えない。いきなりダース・モールが出てきても、映画しか知らない人にはチンプンカンプンだろう。

e0033570_20002517.jpgまたこの物語は「新たなる希望」の大凡10年くらい前の話らしいが(ハンがルークくらいの年齢の頃ということになるか)、キーラの件といい、モールの件といい、これでは「新たなる希望」までの間にあと一つか二つは冒険譚が必要だろう。
ランドともこれっきりということはないだろうし。続編作る気があるのかどうかはわからないが、何となく投げっぱなしである意味無責任に感じたラストでもあった。

お話は決してつまらなくはなく、色々と見どころもあるとは思うものの、<スター・ウォーズ>の新作としてはイマイチ。今後のスピンオフのあり様に見直しが必要な点は認めるが、今予定されている「ボバ・フェット」と「オビ=ワン・ケノービ」はそのまま進めてもらいたい。

仮面キャラで役者のイメージが付いていない「ボバ」なら、誰がどのように演じてもハンほどのダメージはないし、ユアン・マクレガーの再演が期待できる「オビ=ワン」なら、重みのあるドラマも描き得る。
この「ハン」にしたって期待値が高すぎるから失敗作の烙印を押されたが、決して収益面でマイナスになっているわけでもないだろう。むしろ見直すべきは、すぐに「エピソード10」以降の新たな三部作を作り出そうとしている姿勢の方ではないだろうか。

【ひとりごと】
「スター・ウォーズのテーマ」=「ルーク・スカイウォーカーのテーマ」なので、シリーズ通すと劇中での使用例は意外に少ない。
「フォースの覚醒」ではミレニアム・ファルコン号が初めて映るカットで流れたが、本作では全体的に「ミレニアム・ファルコンのテーマ」的な使われ方をしてるのが面白い。

【ひとこと】
死んだ人の過去話を今更盛られてもねえ。




by odin2099 | 2018-07-02 20:06 |  映画感想<サ行> | Trackback(7) | Comments(6)
<スター・ウォーズ・サーガ>の第八章。
シリーズで初めて前作ラストに直結するオープニングと言われていたが、何度見直してもそれほど連続性があるように感じられない。
レジスタンスが辛くも勝利を収め、レイはルークを探し当て、で終った「フォースの覚醒」だったが、本作はいきなりレジスタンスのピンチで始まるからだろう。この流れ、「新たなる希望」「帝国の逆襲」の繋がりとソックリで既視感が…。

このレジスタンスとファーストオーダーの攻防戦を描いた後に、場面はレイとルークのパートへ。
こちらは前作ラストの完全な続きで、レイがライトセーバーをルークに差し出すところから始まるのだが、もしシーンの順番を入れ替えこちらが先に来ていたら、素直に前作直結だと納得できただろう。もちろん映画のオープニングとしては些か弱いものになっていただろうが。

e0033570_21030980.jpg前作で提示された数々の謎の内の幾つかに、本作では答えが得られる。レイの両親の謎、カイロ・レン=ベン・ソロの闇落ちの原因、スノーク最高指導者の謎、ルークの隠遁の理由……
しかし答え合わせがなされたものの、それが本当に正解なのか?という疑問符がつくものばかり。

レイの両親は名もなき市井の人とのことだが、では幼いレイを置いて(宇宙へ)去っていったのは誰なのか、レイがルークのライトセーバーに感応したのは何故か(オビ=ワンがレイを呼ぶ声まで聞こえる!)、全ては偶然とか、レイが特異な存在だということで片付けるつもりなのだろうか。

またあっけなく退場してしまったスノークだが、その背景には触れられず仕舞い。やれダース・プレイガスだの、メイス・ウィンドゥの後身だのと噂は飛び交っていたが、これで再登場はないのか。
そういえばフィンはランド・カルリジアンの息子、なんていう噂も流れていたっけ。

旧作以上に行き当たりばっかりで作られている感が強い<新三部作>、早くも次なるエピソード10以降の話が聞こえてきているが、その前にしっかりと次回作エピソード9で納得出来る完結編を見せて欲しい。

【ひとりごと】
レジスタンスの女性パイロット、タリサン・”ターリー”・リントラが可愛い。
演じているのはハーミオーネ(ハーマイオニー)・コーフィールドという女優さんで、「Mr.ホームズ/名探偵最後の事件」「キングアーサー」などにチョイ役で出演…と言っても気付かなかった。

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」では同じくチョイ役ながらも、「レコード屋の若い女性店員(実はIMFのエージェント)が可愛い」と目聡いファンに注目され、その後は「トリプルX/再起動」ではやっと出番が増え……もっともっと幅広く注目されると嬉しい。
残念なことにターリーは戦死してしまったので、今後の<スター・ウォーズ・サーガ>への出演は叶わないだろうが…。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26269668/
https://odin2099.exblog.jp/26410542/



by odin2099 | 2018-06-27 21:12 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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