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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:スター・ウォーズ ( 202 ) タグの人気記事

映画における<スカイウォーカー・サーガ>は完結してしまったので、これから溜まっていたスピンオフ作品を整理しておこうっと。
今度こそ「クローン・ウォーズ」もちゃんと見なくては。

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』シーズン1 DISC1_e0033570_19125612.jpgDISC1に収録されているのは1~7話、「待ち伏せ」「マレボランス襲来」「マレボランスの影」「撃破!マレボランス」「ルーキーたち」「消えたドロイド」「ドロイドの決闘」の7つのエピソード。

1話はトイダリアンの王を味方に付けようとするヨーダと、それを妨害するドゥークー伯爵並びにヴェントレスとの戦いを描いたエピソード。
2~4話はグリーヴァス艦を調査に出かけたまま消息を絶ったプロ・クーンをアナキンとアソーカが救出。その後アナキンたちがグリーヴァス攻略戦を繰り広げるという連続ストーリー。
5話では前線基地でルーキーのクローン兵たちが死闘を繰り広げ、6話7話は行方不明となったR2-D2をアナキンが敵の手から奪還しようと奮戦するお話。

アナキンとオビ=ワンの名コンビぶりが垣間見られたり、本編ではなかなかスポットが当たらない他のジェダイ・マスターや、オリジナルは同一でも一人一人は個性的なクローン兵士を描いたりと、作品世界を広げる役目を果たしている。
事実上、ルーカスが直接製作に関与した最後の「スター・ウォーズ」でもある。

<過去記事>




by odin2099 | 2020-01-11 19:18 | テレビ | Trackback | Comments(0)
**** ネタバレ注意! ****

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)_e0033570_06475320.jpg「スター・ウォーズ」のエピソード9にして、「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」に続く三部作の完結編、そして<スカイウォーカー・サーガ>九部作の完結編とのことです。
もっとも製作サイドはスピンオフとなるドラマシリーズだけでなく、数年後には新作映画を作ることも発表していますので、「スター・ウォーズ」全体の完結編ではありません。

アベンジャーズ/エンドゲーム」も”完結編”として宣伝していましたが、あちらもすぐに”続き”の物語が公開されていますし、来年からは新章もスタートすることが告知されております。
こういった流れは何か詐欺のような気がしないでもないですが、それでもどちらも長い物語に一区切りがついたわけですから、製作に携わった皆さんには、ひとまず「お疲れさま」と声をかけたい気分です。

さてこの「スカイウォーカーの夜明け」、何の説明もなくレジスタンスもファースト・オーダーも体勢を立て直し、再び激突しているところから始まります。
「最後のジェダイ」のラストでは双方ともかなりボロボロの状態だったように記憶していますが、時間経過は一年らしい割に事態は目まぐるしく変化しています。

しかもいきなりかつての皇帝パルパティーンは生きていた!と説明されても困ります。
アナキンとルーク父子の苦労も水の泡と消えました。
アナキンは無駄死に?あの森のクマさんと喜びを分かち合った大団円は、一体何だったのでしょう?
もっともパルパティーン復活の報を聞いても、皆あまり驚いた様子を見せません。ずーっと「どっかで生きてんじゃねえの」と思われていたのでしょうか。

そのパルパティーン復活のあおりを喰らって、完全に存在意義を失ったのが最高指導者スノーク。
「フォースの覚醒」で思わせぶりに登場し、「最後のジェダイ」であっけなく退場したものの、まだ某かの役割があるのだろう、これで終わりじゃないだろうと深読みをしていましたが、何のことはないパルパティーンの傀儡、単なる操り人形だったことが判明します。
本命が出てくるまでの”繋ぎ”だったということですが、それなら最初っからパルパティーンを出しておけば済んだんじゃないの、と考えたのは自分だけではないでしょうね。

そしてあろうことか、あのレイが実はパルパティーンの孫娘だった…!
「フォースの覚醒」ではスカイウォーカーの血を引くものか、あるいはアナキンのように処女懐胎、じゃなくフォースによって誕生したのかと思わせておいて、「最後のジェダイ」では実はレイの両親は名もなき市井の人々、金の為に娘を売ったろくでなしなんだと説明し、特別な血筋ではない、”誰でもないレイ”という立場を強調して見せておいてのどんでん返し。なんだ、結局は大物の血族かよ!

いや、確かにレイがパルパティーンの血縁というのは予想の範囲ではあり、そう考えればまとめやすいのはわかりますが、じゃあ「最後のジェダイ」でのルークや、カイロ・レン、スノークらとのあのやり取りはなんだったんでしょうねえ。

ちなみにレイのお父さんがパルパティーンの息子ということらしいですが、いつ頃生まれたのかとか、フォースを操れたのかとか、そういうことは一切明らかにされませんでした。
父のように悪に染まるでもなく、ひたすら(奥さんも一緒に)我が子レイを庇って死んでいったようです。
年齢的にはパルパティーンのひ孫でも良い気がしますけどね、レイ。

レイのこの出自、カイロ・レンは知っていたようで(じゃあ「最後のジェダイ」では嘘ついてたのかいな)、共にパルパティーンを倒して銀河に君臨しようぞ、とレイを再三口説きにかかります。
かつてアナキンがパドメに、ダース・ベイダーがルークにそれぞれ同じ提案を持ちかけますが、相手側からOKの返事を貰ったためしがありません。
またルークもレイアも、レイがパルパティーンの孫娘だということは知ってたってことになってますが、「最後のジェダイ」の時のルークは明らかに知りませんよね。レイアも然りです。

カイロ・レンとレイは何度か対峙しますが、レイアの呼びかけに応えた一瞬の隙を突いたレイのライトセーバーにその身を貫かれます。ここで命を落としたかに思えたカイロ・レンですが、すぐさまレイはフォースを送ることでその命を救います。
カイロ・レンは己が裡に生き続ける父ハン・ソロと向き合うことで、遂にダークサイドからライトサイドへの帰還を果たします。両親の”愛”(とレイの献身)によってカイロ・レンは死に、新たにベン・ソロとして生き返ったのです。

クライマックスはパルパティーンと戦うレイとベン・ソロ。
圧倒的なパワーの前にレイもベンも力尽きてしまいますが、シスの歴史を背負ったパルパティーンに対し、レイはジェダイの歴史を背負って立ち上がります。

霊に呼びかけるのはルーク、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、クワイ=ガン・ジン、ヨーダ、メイス・ウィンドゥ、アソーカ・タノ、エズラ・ブリッジャー、ケイナン・ジャラス、ルミナーラ・アンドゥリ、アイラ・セキュラ、アディ・ガリア…って、この名前を見てすぐに全部のキャラがわかる人はよほど熱心なファンでしょうね。
わかる人だけわかれば良いという一種のファンサービスなのででしょうが、個人的にはオビ=ワンとアナキン、ヨーダあたりは姿も見せて欲しかったですけれど。

何とかパルパティーンを倒したレイですが、その代償として命を落としてしまいます。そこへ駆け付けたのは瀕死のベン。彼はフォースを送ることで自らの命と引き換えにレイを救います。
そしてレイの復活を見届け、レイア共々フォースと一体に。このトリロジー、表面的にはレイが主人公ですが、実はベンのお話でもあったのだなあと改めて感じました。
また台詞なしで全ての感情を表現してみせた、アダム・サンドラーの演技力に負うところ大です。

ラストシーン、レイはタトゥイーンを、ルークの住んでいた家を訪れ、そこにルークとレイアの形見となったライトセーバーを埋めるのですが、そこへ通りがかった老婦人に名前を尋ねられ「レイ」とだけ答えます(前半で名前を訪ねられた彼女が「ただのレイで、ファミリーネームはない」と答えるシーンがあり、それと対になっています。そしてその後で自分が「レイ・パルパティーン」だと知らされるのです)。

重ねて老婦人からファミリーネームを聞かれた時、フォースと一体となったルークとレイアが見守っていることに気付き、「レイ・スカイウォーカー」、スカイウォーカーの継承者だと答えるのでした。
そしてタトゥイーンの二重太陽を見つめるレイとBB-8の姿を捉えて幕。これが文字通りの「スカイウォーカーの夜明け」というわけです。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)_e0033570_06454701.jpg前作、前々作で提示された謎に関しては、ほぼ回答が与えられます。
中にはフィンの出自のように触れられそうで全く触れられなかったものもありますが(「フォースの覚醒」の頃はランドの息子説がありましたが、むしろ今回登場した元トゥルーパーの女性にランドの娘である可能性がありそうです)、こぼれ落ちたものは少なくないものの辛うじて大風呂敷を畳んだな、という印象は残ります。

ただ「フォースの覚醒」と「最後のジェダイ」では明らかにベクトルが違っているのに、それを再び元に戻したことでシリーズとしての整合性はかなり失われてしまいました。
それに過去の6作も含めての完結編としては些か荷が勝ちすぎた嫌いもあります。
せっかく決着が付いていた問題をわざわざ掘り起こしてくる必要はありませんし、全てにケリを付けるには時間が足りません。

この三部作は先を決めずに各々の監督の手に委ねるというスタンスだったようですが、言ってみれば行き当たりばったりで作ってきた弊害が出て来たと言えそうです。
監督の手に委ねた割に、この「スカイウォーカーの夜明け」では監督の交代劇があったりで、その責任がディズニーにあるのかルーカスフィルムにあるのかはわかりませんが、しっかりとした舵取り役が不在なのは今後の作品作りに際しても大きな不安要素と言えるでしょう。
結局前作「最後のジェダイ」は不要、とまでは言いませんが、壮大な遠回りになってしまいました。

今回はレイ、ポー・ダメロン、フィンが3人で行動するシーンも増え、これは原点に還るという思惑もあったようですが、これまでの作品で三人が一堂に会するシーンがないため、このトリオの良さが全然活きてこないのもマイナスです。もっと事前に伏線を張ってくれないと…。
予告編で大きくフィーチャーされていたC-3POのメモリー消去にしたって、結局はR2-D2のバックアップによって復元されるのですからいらない要素ですね。

そして相変わらず旧作品からの引用のオンパレード。
ルークがXウィングを引き上げる場面は「帝国の逆襲」のオマージュ(わざわざ「ヨーダのテーマ」も流しますが、本作にヨーダは姿を見せません)だし、「ファントム・メナス」のポッドレースと「ジェダイの帰還」のスピーダー・チェイスを彷彿とさせる場面も出てきますし、枚挙に暇がありません。
やはりこの三部作は、懐古趣味に憑りつかれた”公式の”二次創作だと結論付けざるを得ませんでした。

さて、完結編ということでキャストにも懐かしい顔がチラホラ。
ルークはやっとマスター・スカイウォーカーらしい姿を見せてくれますし、ハン・ソロのハリソン・ファオードはノンクレジットのカメオ出演。実際のところストーリー展開などにさほどの意外性は感じられなかったので、本作最大のサプライズと言っても良さそうです。ジェダイではないハンがルークのようにフォース・ゴーストとして登場することは考えられませんですから。

ランドの再登場は本当に顔見せで役割は大きくありませんし、せっかくウェッジが出てくるならもっとランドやナイン・ナンあたりと絡ませて欲しかったものですが、これは贅沢でしょうか。
そしてレイア。
撮影開始前のキャリー・フィッシャーの急逝により、彼女の出演は不可能になってしまいました。

当初は”最後のジェダイ”として相応の活躍の場が与えられていたということですが、代役やCGでの登場は早々に否定されどうなることかと思っていましたが、「フォースの覚醒」の未使用フッテージを利用しての出番となりました。

驚くべきことに、これが全く自然に見えます。本作の為に録りなおされた台詞がないというのが信じられません。CG加工もなし、というのは信じられませんし(他の役者との絡みや、背景との調整などで修正はされていると思われます)、回想シーンでルークと共に修行に励む若きレイアの姿や死に至る場面では代役も起用されているはずですが、知らないで見れば気付かないでしょう。もっとも彼女の出番そのものは、おそらくルークやハンに割り振られているのだろうと思いますが。

金曜の初日に吹替版、日曜日に字幕版と2回見てきましたが、今回はひとまずこれにて。

まだ自分の中でこの作品を受け止め切れていないので、3回目、4回目と見る機会があれば、改めて追記します。



by odin2099 | 2019-12-27 06:50 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『STAR WARS 歌舞伎/煉之介光刃三本』_e0033570_19134335.jpg最新作にして完結編の「スカイウォーカーの夜明け」公開を記念し、一夜限りの上演となった「スター・ウォーズ歌舞伎」を、これまた期間限定のネット配信で見ました。
折しも「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」の上演も始まったところですし、今、歌舞伎は熱いですなあ。

物語は「フォースの覚醒」と「最後のジェダイ」から構成されていて、カイロ・レンを主人公に、善悪の狭間で揺れる彼が父(ハン・ソロ)、主君(スノーク最高指導者)、師(ルーク・スカイウォーカー)と対峙する様を三場(三刃)で描いています。

出演は魁煉之介/皇海大陸琉空:市川海老蔵、幼き魁煉:堀越勸玄、八十七:市川新十郎、愛深理:市川右若、麗那:市川福太郎、半蔵:市川右左次、澪殷:大谷廣松、數能角:市川九團次ら。
脚本は今井豊茂、演出・振付は藤間勘十郎。

カイロ・レン(ベン・ソロ)が父ハンを自らの手に掛けるシーンから始まり、レジスタンスがファーストオーダーに追い詰められ、ホルド提督が我が身を犠牲にし、レイと組んでスノークを殺害し、最後はルークと対決するまでを正味30分程度でまとめているのでダイジェストもいいところですね。

『STAR WARS 歌舞伎/煉之介光刃三本』_e0033570_19121788.jpgもちろん歌舞伎なので登場人物の名前はアレンジ。
カイロ・レンは魁煉之介(かいれんのすけ)、ルーク・スカイウォーカーは皇海大陸琉空(すかいおおおかるくう)、レイアは澪殷(れいあん)、ハン・ソロは半蔵(はんぞう)、レイは麗那(れいな)、スノークは數能角(すのうかく)、アミリン・ホルド提督は愛深理(あみり)、レジスタンスは壽臺(じゅだい)軍、ファースト・オーダーは旺拿(おうだ)軍、ベン・ソロは弁壮(べんそう)といった具合です。

これだけ見て「スター・ウォーズ」のお話がわかるというものでもないし、「あ、歌舞伎って面白いな。今度他のも見てみよう」となるほど単純じゃないだろうし、如何にも”余興”といった按配で安っぽくも思えたのですが、可能性は確かに感じました。
今回みたいなダイジェストではなく一本一本の映画を長尺できっちりと構成したならば、新規のお客さんを呼び込むだけの魅力的なコンテンツになり得そうです。
また今回の作品の、海外のファンからの感想も気になりますね。

【ひとこと】
第三刃(第三場)でのカイロ・レンとルークの立ち回りは、海老蔵が一人二役の早変わりで演じているが、これは市川團十郎家に継承されてきた荒事の現代版といったところだろうか。



by odin2099 | 2019-12-08 19:17 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
新作公開に向けてのおさらいはこれにて終了。
あとは「スカイウォーカーの夜明け」のソフト発売後に改めて9作全部見直すかもしれないけれど、そうなると実現するのは来年のGW以降だろうな。
そもそも<全9部作>の完結編として相応しい内容になっているかどうかが疑問だが、そのこと(「スカイウォーカー・サーガの完結」)はJJが再三繰り返しているので今はただ待つのみ。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』_e0033570_22385676.jpgで、エピソード8、これまた賛否両論でしたな。
「フォースの覚醒」は公開当初こそ「これが見たかったスター・ウォーズだ!」という声も大きかったけれども、次第に旧三部作の焼き直しだという声が強くなり、その反動でこの「最後のジェダイ」が持て囃されたものですが、こちらも終わってみれば「監督、許すまじ!」という意見も散見されるようになったので、つくづく「スター・ウォーズ」ファンは面倒臭いもんだなあ、と(←お前が言うな)。

まあ自分は最初から「フォースの覚醒」も「最後のジェダイ」も納得してなかったので、その点はブレてないぞ(自慢にならない)。
「フォースの覚醒」は確かに過去作の焼き直し、公式な二次創作だからというのが理由だし、反対に「最後のジェダイ」は「スター・ウォーズ」をコメディにしたかったの?という部分で好きになれない。ルークの描き方とか。

ぶっちゃけこの新しい三部作、レイとポー・ダメロンはまあいいとして、フィンがウザいのとカイロ・レンがどうしようもないヤツなのが気に入らないんだよね。完結編で二人が復権してるといいんだが。

で、相変わらずゴタゴタ続きの「スター・ウォーズ」だが、今度はしばしのインターバルの後に立ち上げるはずの新シリーズからキーマンが消えた。これによって2022年と発表されていた新作公開の先行きは不透明に。他にも新作の企画は幾つか並行して進んでるようだが、そちらを繰り上げるという話も今のところはないようだ。

これ、「スター・ウォーズ」ブランドの失墜というよりも、多分に今のルーカス・フィルムの舵取り役を任されてる人物に問題の多くがあるように思えるのだが……”現代の神話”「スター・ウォーズ」を汚すことだけは避けて欲しい。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-11-23 08:11 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』_e0033570_21353485.jpgこの作品を映画館に見に行き、「エピソード7」という文字を画面で目にした瞬間は、ある意味で「エピソード1」を最初に見た時以上の感慨に包まれた。

「エピソード1」は「いつになったら作られるんだ」というモヤモヤの中でも、「いつか見られるだろう」という楽観的な気持ちもあったのだけれども、公式に、大々的に「エピソード3で完結」宣言が出されちゃった以上、もう見ることは出来ないタイトルだろうと諦めていたからだ。

まあ実際は心の底のどこかで、シリーズ再開の可能性はゼロではないなという願望というか、強い信念みたいなものは燻り続けていたのだが、それでも本当に現実のものとなるとは。

しかし再三書いてきたように、世間一般では評判の悪い「エピソード1」以上に、自分にとってしっくりこなかったのがこの「エピソード7」だった。

まるで底の浅いシリーズのダイジェストを見せられた気分、とまでは流石に言わないまでも、目新しさは殆どなし。
映画館で久しぶりにスター・ウォーズが見られる!――という感激が薄れると、物足りなさばかりが目に付くようになってしまう。

続く「エピソード8」はシリーズの掟破り的な展開も見せ確かに”目新しさ”は感じ取れたが、我儘なものでそうなると今度は「スター・ウォーズの新作」としては拒絶反応が募るという泥沼状態。
正直言うと今度公開される”完結編”たる「エピソード9」へは不安しかないのだが、そんな戯言を払拭してくれるような堂々たる骨太の作品を見せて欲しいものである。

【ひとりごと】
この新たな三部作の存在意義は、ルーク、レイア、ハンといったかつてのヒーローたちを再び銀幕に呼び戻してくれたことのみ、と言ったら言い過ぎか?

<過去記事>



by odin2099 | 2019-11-03 08:02 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<スカイウォーカー・サーガ>の完結編となる「スカイウォーカーの夜明け」公開まで、あと2カ月とちょっと。そろそろサーガの見直しも佳境へ入ってきました。
今回は、一時は<スター・ウォーズ・サーガ>の完結編の重責を担っていたエピソード6です。

最初にC-3POとR2-D2をジャバの元に送り込み、次いでレイアとチューバッカ、そして最後に自らが乗り込むなど着々と布石を打ってる我らがルーク。
まあ本人が最後に現れるのは、成長したルークの姿を観客にアピールしたかったからでしょうが、はたしてそれは成功したのかどうか。なんか行き当たりばったりの結果オーライな気がするのですが、どこまでルークは計算していたのでしょうね。

『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』_e0033570_19434028.jpgその後のダース・ベイダーや皇帝パルパティーンとの対決を見るにつけ、喧伝ほどルークは成長してるようにも見えませんし、フォースの能力の現れ方もマチマチなのも気になります(ランカーに止めを刺した扉のスイッチはフォースで押せなかったのかとか、イウォークの罠にかかった時に素早くライトセーバーを取り出せなかったのかとか)。
色々ありましたが、まあ基礎はオビ=ワンやヨーダが教えたものの殆ど独習に近かったであろうことを考えれば、ルークは凄かったのでしょう(「最後のジェダイ」を見る限り、やっぱり大した成長はしてないように見えますけどね)。

行き当たりばったりの結果オーライのルークをフォローしたのは、ハンやレイア、ランド、それに反乱同盟軍の仲間たち。これはチームワークの勝利ですね。
あとは不確定因子だったイウォーク族の存在。さしものパルパティーンも彼らの存在は知らなかったか、知っていても気にも留めなかったようですが、やっぱり偶然に偶然が重なった勝利だっただったのかしらん?
そして「策士策に溺れる」を正に地で行ったパルパティーンの自滅っぷり。
えーと、ルークの貢献度ってどのくらいだったんでしょうか。段々と可哀想になってきました。

それにしても本作のルーク(というかマーク・ハミル)の顔、安定してませんねえ。場面によって全然違う顔に見えます。
序盤だけ見ても、ジャバに対するメッセージ映像と、直後にジャバの宮殿に現れたルークの顔って別人じゃありませんか?

<過去記事>




by odin2099 | 2019-10-08 22:00 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
サーガも佳境に入ってきました。エピソード5「帝国の逆襲」です。
前作「新たなる希望」で文字通り”新たなる希望”になったルークですが、一部隊のリーダーにはなったっぽいもののまだまだ成長したとは言い難く、のっけから”年上の相棒”ハン・ソロのお世話になってばかりです。

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』_e0033570_20202171.jpgまた前作ではルークがいてレイアがいて、そして出番少な目ながらも美味しいところを持って行く役回りだったハンがれっきとした主役チームの一員に。
3人組の中ではハリソン・フォードが誰よりもブレイクしましたね。

そして今回からもう一人、第四の男(?)ランド・カルリジアンが登場。
ここでは匂わせる程度だったハンとの因縁は、スピンオフ作品「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」で明らかになったわけですが、もしこの時以来の再会だったとしたら、ランドの塩対応も頷けるもの。世の中には色々と知らない方が良かったということがあるもんです。

そういえばこの作品、ヘルメットを取った状態のベイダー卿の姿がチラっと映るカットがあります。
後の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ではもう少しハッキリした描写がありましたが、師であるオビ=ワンとの対決がどのような結果をもたらしたのか、当時は色々と想像を膨らませたものでした。

今後の伏線になるのかなと思ったのが、ホスで雪原に倒れたルークがオビ=ワンの幻を見た後、それにオーバーラップするかのようにハンが現れたシーン。
オビ=ワンとハンに何らかの繋がりがあるのかなと邪推したのですが(一時はオビ=ワンの子供がハンだ、と推測してる人もいましたが)、結局何の関係もありませんでしたね。

あとダゴバの洞窟でルークが幻のベイダーと対決するシーン。
ルークが切り落としたベイダーの首のヘルメットの中から出て来たのはルークの顔だった、というのはいずれルークもベイダーのように暗黒面に囚われてしまうかもしれないという暗示なんでしょうが、実はこの意味が最初はわかりませんでした。
というのもベイダーのヘルメットから覗く顔がルークに見えなかったから、というのがその理由。
「え、これ誰の顔?」と劇場で首を捻ったものです。

ともあれルークの本当の父は誰か?
炭素冷凍されたハンの運命は?
レイアはルークとハン、どちらを選ぶのか?
様々な「?」を残しながら、次回作へと続くのでありました。

<過去記事>




by odin2099 | 2019-09-01 00:03 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
サーガ完結編とされる「スカイウォーカーの夜明け」の公開まで、あと4カ月ちょっととなりました。
これで勇退と言われている音楽担当のジョン・ウィリアムズはこの結末を評価しているようですし、現在録音作業中の劇伴では「レイアのテーマ」や「ダース・ベイダーのテーマ」、「ヨーダのテーマ」をはじめシリーズお馴染みのメロディが使われるとのことで、不安も大きいですが期待も高まってきています。

『スター・ウォーズ/新たなる希望』_e0033570_23470415.jpgということでシリーズ見直しも続行です。
これまで<プリークエル・トリロジー>とスピンオフ3本を見てきましたので、後半戦突入です(一応今回は「イウォーク・アドベンチャー」と「エンドア/魔空の妖精」は見ない予定)。
我らがルーク・スカイウォーカーもようやく登場。
40年以上も前の作品だけあってテンポやリズムという点では古さを感じないでもないですが、やはり娯楽映画の王道を行く内容ですねえ。

そして<プリークエル・トリロジー>から続けて見ていると、色々気になる矛盾点の数々。
なんでルーカス御大はきちんとしなかったのでしょう。<クラシック・トリロジー>は執拗に手を入れ続けたのに。

ルークとレイアの母親の記憶、オビ=ワンがルークに語る父アナキンとオーウェンとの諍い、オビ=ワンという名を捨てベンと名乗るようになった経緯等々、整合性を取ろうと思えばどうにでもなったはずなのですが。

それとも<プリークエル・トリロジー>に合わせて<クラシック・トリロジー>を更に改訂しようという魂胆があったんでしょうか。あるいは今度は<プリークエル・トリロジー>にも「特別編」の構想があったりして。

まさか今度の<シークエル・トリロジー>で盛大に辻褄合わせをしたりはしないですよね、JJ?

<過去記事>



by odin2099 | 2019-08-13 20:14 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
時系列的にシリーズを見直している「スター・ウォーズ」、今回はスピンオフ第1弾の「ローグ・ワン」。
製作途中での監督交代劇や、それに伴う撮り直しなど負の情報も色々と流れてきたものの、出来上がった作品はかなり好評をもって迎えられた。中にはシリーズ中の最高傑作という声も。「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」とはえらい違いだ。

似ても似つかぬハンやランドが登場する「ハン・ソロ」と違い、こちらに出てくるターキンもレイアも本物ソックリ。まあ本人に似せるべくCG処理しているワケで、少々”不気味の谷”を越えかけてやり過ぎの嫌いも無きにしも非ずだが、エピソード4「新たなる希望」の”前編”の役割も担っているだけに、よりトーンをすり合わせる必要もあったのだろうから、これはこれで良いと思う。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 _e0033570_21071592.jpgお話も、”一つの結末”に向けて困難なミッションに挑む精鋭チームを描いているだけに、ごくごく普通に戦争映画好きにもアピールしたっぽい。ミッションに成功したものの全員玉砕というのも、いかにも第二次大戦あたりを舞台にしたアクション物にありそう。
元々は色々な娯楽映画の要素を詰め込んで、SFでありながら「どこかで見たような世界」を描いてきた「スター・ウォーズ」だけに、これはある意味で原点回帰とも言える。煩型のファンも黙らせたのは納得。

とはいうものの、自分にとってはやはり”外伝”、「スター・ウォーズ」世界のお話ではあっても、「スター・ウォーズ」と認めるには些か、いやかなりの抵抗が。
そこは割り切って愉しんでいるものの、スピンオフ作品が正編と常に交互で製作されたりと幅を利かせるようになると、それは違うんじゃないの?という気持ちにもなってくる。贅沢な悩みなんだろうけどなあ。

それにしてもソウ・ゲレラ、なんであんなに拗らせキャラになっちゃった?
この人に決死の覚悟で極秘情報渡したり、味方に引き入れようと必死になって出かけていったのに、結局何の役にも立ってない。結果オーライでお話が進んでいくから、何か如何にも凄いことやった大物っぽくも思えるが、どっちかというと周囲に迷惑かけただけだよね。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-07-09 22:18 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「スター・ウォーズ」のスピンオフシリーズ第2弾。
「スター・ウォーズ/エピソードn 〇〇~」というタイトルになる正編とは違い、こちらは「△□/スター・ウォーズ・ストーリー」というタイトルになるのがお約束らしい。

といってもスピンオフシリーズは2本で打ち止め?小休止?
よくはわからないが今後の公開予定スケジュールからは削除され、今は今度公開される完結編となる「エピソード9」の後に短いインターバルを挟み新たな三部作を立ち上げるようなので、少なくても当面これから十年ぐらいは新作スピンオフは見られないのかも。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』_e0033570_20384174.jpgそれもこれも作品内容及び興行成績がどちらも芳しくなかったからで、斯く言う自分も「ファントム・メナス」以降の作品は皆3~4回は劇場へ足を運んできたが、この作品は1回だけだ。

何度も書いてるけれど、もう少しハリソン・フォード似あるいはビリー・ディー・ウィリアムズ似とまではいかないまでも、「ああ、ハン・ソロだ、ランド・カルリジアンだ」と納得出来るキャスティングは出来なかったものか。
せっかくチューバッカが出てきて一緒にミレニアム・ファルコンに乗り込むシチュエーションがあるのに、誰だコイツ?と思ってしまうものなあ。

ハンの幸運のお守りのダイス、「最後のジェダイ」ではルークからレイアへと(幻だったけど)手渡された重要アイテムだったけど、一時はキーラが大事に持ってたってことは元カノとの思い出の品?
ケッセルのスパイス鉱山でのベケットの変装は「ジェダイの帰還」のランドの、ハンの扮装は同じくレイアを彷彿とさせるけど、そんなアイテムで旧作ファンを釣ろうとしてもねえ。

それよりも他の作品とのリンクを張るならば、ノベライズ版のようにジーン・アーソやソウ・ゲレラを登場させた方が、なんかロマンが広がるような気がするんだけど、やっぱり気のせいかな?

【ひとりごと】
これが去年のディズニー映画ワースト3の内のその2。
マーベル・スタジオも実は色々とゴタゴタがありながら結果オーライで来てる感じだけど、それに比べるとルーカス・フィルムはゴタゴタが表面化して、しかもあまり好ましくない方へ来てるように思える。

またマーベル・スタジオ作品は、いわば創造主であるスタン・リーへのリスペクトが見てる側に十二分に伝わってきてるが、ルーカス・フィルム作品は御大ジョージ・ルーカスへのリスペクトが伝わらないどころか、むしろ蔑ろにしてるんじゃないの?という気さえしてしまうのだけれども、その差はどこから出てくるのだろうか。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-05-31 20:43 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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