【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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「遠い昔、はるかかなたの銀河系で....」
お馴染みのテロップが出た後にいきなりドラマが始まる。
アバンタイトルがあってオープニングに「スター・ウォーズのテーマ」は流れない、というのはスピンオフならではだが、このパターンは今度公開される「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」にも踏襲されるのだろうか。
差別化と言えば差別化ではあるものの、一瞬「スター・ウォーズ」ではない別の作品を見に来たかのような錯覚に襲われた。

e0033570_21071592.jpg反対にラストは、画面がワイプすると「スター・ウォーズのテーマ」が聴こえ、以降は劇中で使われた代表的なメロディのメドレーに乗せてスタッフ、キャストのクレジットが流れるというお馴染みのパターンなので、安心して劇場を後に出来る(なんでこの曲、サントラ盤に入ってない!)。もっともラストシークエンスに台詞(レイア姫の「希望です」の一言)があるのは、パターン破りではあるのだが。
とはいうものの、このオープニングとエンディングは「スター・ウォーズ」シリーズのブックエンドみたいなもの。どちらか片方だけだとなんか締りが悪い。

それにしてもこの作品、隙間を埋めるというか、パズルのピースを上手く探してきたというか、結末から逆算してきて良く作ってるなと感心させられる。ラストシーンがエピソード4「新たなる希望」に直結というのも従来の作品群からは考えられなかったこと。オシマイが決まってるからこそ、逆に思いっきり良くお話を組み立てられたのかな?という気もする。

それでも気になる箇所はいくつか。
例えばクライマックスバトルの直前にC-3POとR2-D2がカメオ出演しているけれど、あのタイミングであの場所にいたんじゃ間に合わないんじゃないの?とか。

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by odin2099 | 2018-04-21 21:15 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>第三章で、プリークエル・トリロジーの完結編。
序盤のオビ=ワンとアナキンの名コンビぶりは本当に頼もしいのですが、楽しい時間が過ぎるのはあっという間、物語はドンドンきな臭くなっていきます。

ドゥークー伯爵を追い詰めたアナキンに対し「殺せ」と冷たく言い放つパルパティーン。この時のドゥークー伯爵の驚愕の表情。この時までマスターを信じていたんでしょうな。自分自身はマスターへの反逆の意思があったと思われますが。

そのドゥークーにやられて倒れているオビ=ワンに対しても「置いてけ」と一言。流石にこちらには反発し、オビ=ワンを助け出すアナキン。しかしこういう態度を取るパルパティーンに対し、何の疑問も抱かないんでしょうか、アナキン君。

e0033570_20171392.jpg活躍をしながらなかなか認めて貰えないアナキン君に、パルパティーンは「ジェダイ協議会における私的代理人になってくれ」と頼みます。評議会は評議会で、逆にアナキンに対して「パルパティーンをスパイしろ」と密命。この際に評議会は、アナキンをメンバーに加えるけどマスターにしない、とややこしい決断をしてしまったので、益々アナキンの心はパルパティーンに。しかもこの時、オビ=ワンは積極的にアナキンをマスターに推したわけではなさそうですね。

評議会にしてみればパルパティーンに余計な口出しをされたくないから、アナキンをいわばオブザーバーの立場に置いたのは当然ではあるんですが、アナキンは単に自分の能力が認められないとしか思わない。ここに隙があるワケです。
そこでパルパティーンは”賢者ダース・プレイガス”の話を持ち出すんですが……なんで、ジェダイでも何でもないパルパティーンがシスの暗黒卿の話なんか知ってるのか、ここでも疑うことを知らないアナキン君。もうパドメ(と生まれてくる子供)以外は眼中にないんですね。

かくして転落への道は着実に敷かれ、遂にはダークサイドへ。
幼い子供のパダワンまでアナキンが手にかけるのはやり過ぎですが、それまでの間に元老院は腐敗し、ジェダイ評議会は旧態依然とした石頭集団、そしてメイス・ウィンドゥが悪役然(!)として出てきてるからか、単なる闇落ちではなくアナキンの行動にも一理あるのでは?と思わせているのは見事です。

パルパティーンにとって誤算だったのは、アナキンが(パルパティーンにとっては眼中になかった)オビ=ワンに敗れ瀕死の重傷を負い、半分機械になったことでしょうか。初登場のシーンから強大な悪というイメージを与えていたダース・ヴェイダーのスタイルですが、その実はアナキンの能力を低下させてしまっているのはノベライズ群で明らかになっています。

その反面、自分にとって代わるだけの能力はもう持っていないであろうと判断し、実はパルパティーンはほくそ笑んでいたというのもあるでしょう。
故に次なるトリロジーは、アナキン以上の能力を持っていると思われたルークを、パルパティーン、アナキン(ヴェイダー)双方で奪い合うのがクライマックスとなるのです。

ラストシーンは、二重太陽の元、オーウェンとベルー夫妻にルークを託し一人荒野を去るオビ=ワン、というシリーズ屈指の美しい場面で幕を下ろし、また新しい物語が始まることを期待させるという素晴らしいものでした。ここでシリーズが完結していた方が、綺麗にまとまった物語になっていたのかもしれませんね。

今はこのラストシーンを受け、タトウィーンに隠遁中のオビ=ワンにスポットを当てたスピンオフ映画の企画もあるようですが、ハン・ソロやボバ・フェット、あるいはジャバ・ザ・ハットなんかを主人公にしたものより数百倍は見たいものです。

スピンオフといえばこの後にデス・スター建造をテーマにした作品が作られましたが、本作の最後では既に工事が始まってましたね。プロトタイプなのかもしれませんけれど、完成までこれから20年近くかかるとは難事業だったんですねえ。

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by odin2099 | 2018-04-15 20:21 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
これが20世紀FOXファンファーレ抜きの初めてのSW映画。
どういう経緯で決まったのかはわからないが、冒頭のルーカス・フィルムのロゴの前にはワーナー・ブラザーズのトレードマークが付く。
もっとも本流となるサーガの一篇ではなく、正史(カノン)であってもスピンオフという位置付けからか、お馴染みのテーマ曲は流れず、そのアレンジ版が流れるなど、全体的に差別化が図られているので、「スター・ウォーズ」とは”似て非なる何か”を見ているような気分になるのも確かだ。

e0033570_22370408.jpg物語はエピソード2と3の間、クローン戦争の最中だが、アナキンとオビ=ワンの関係を見るにつけ、どちらかというとエピソード3寄りの時間軸。エピソード2ではかなりギクシャクしていた二人だったが、この作品ではエピソード3冒頭に見られるような名コンビぶりが楽しめる。
その点、この作品に先行する「スター・ウォーズ/クローン大戦」にも共通する部分だ。

エピソード3の直前まで描いた「クローン大戦」は、製作体制の変化(ウォルト・ディズニー社によるルーカス・フィルムの買収)に伴い結局「なかったこと」にされてしまったようだが、「クローン・ウォーズ」はこの劇場版を皮切りに放送されたTVシリーズが同じようにディズニー移行に際して打ち切りとなったものの正史としては認められ、新体制の下で後継作品「スター・ウォーズ/反乱者たち」を生み出すことになった。
ここら辺がややこしいのだが、誰かがきちんと流れをまとめてくれないものか。

この作品で一番驚いたのがアナキンがアソーカ・タノというパダワン見習いを得ること。
エピソード3では影も形も存在しない彼女が、アナキンにどのような影響を与えるのか、あるいは与えないのか。そしてサーガそのものとは矛盾しないのか。早くシリーズを見終えないと…。

先に”似て非なる何か”を見た気分と書いたが、実は吹替版を選んだ場合は些か事情が異なる。
というのは殆どのキャラクターのヴォイス・キャストはサーガ本編と同じ。よって”声”を聴いている分にはサーガの一篇としての資格は十分なのだ。
これは日本の、吹替ファンのみに許された贅沢な楽しみ方かもしれない。

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by odin2099 | 2018-04-06 22:50 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>の第二章。
エピソード1では状況説明とキャラクター紹介が主でしたが、物語はここから大きく動き出します。

e0033570_22064052.jpgといってもエピソード1とエピソード2、10年ほど時間がジャンプするのは随分と思いきってますね。
少年アナキンも大きく成長。9歳のアナキンと14歳のパドメでは恋愛対象になりにくいですが、19歳のアナキンと24歳のパドメならそれほど不自然じゃありません。
10年ぶりの再会でアナキンが一気に舞い上がったのはわかりますが、パドメの心境の変化は実際のところよくわかりません。

で、アナキンとパドメは10年ぶりですが、オビ=ワンとパドメ、ジャージャーとはどのくらいだったのでしょう?
パルパティーンがパドメに対し「古い友人のマスター・ケノービとか?」と語り掛けたり、ジャージャーが「オビー!」「ミーのお友だち」と再会を喜ぶくらいだから、こちらは10年ぶりってこともないと思うのですが。
お互いにコルサントにいれば、何度か会う機会はあったんでしょうか。

何度か会うといえば、意外なのがオビ=ワンとドゥークーが初対面らしいこと。
オビ=ワンはクワイ=ガンの弟子で、クワイ=ガンはドゥークーの弟子だから、何度か会っていても不思議じゃないのですが、一対一で会話するような形では、ということでしょうか。

そのドゥークー、オビ=ワンに対し「共和国はシスの暗黒卿の支配下にある」「一緒にシスを倒そう」と勧誘しますが、これは案外本音?
ドゥークーもダース・ティラナスというシスである以上、師であるダース・シディアスを倒して自分が頂点に立とうと考えてもおかしくないですから、もしもオビ=ワンが「うん」と言っていたらどうなっていたことやら。

10年は長いようで短く、短いようでやはり長いですが、もっと遠大なのがデス・スター建造。
今回秘密兵器の設計図としてチラっと映りますが、完成するのはエピソード4の直前。四半世紀にも亘る研究の成果ということになりますが、何故にそこまでこだわったのでしょうか。
破壊された後、エピソード6で皇帝は再建造を命じますし、そういやファーストオーダーも、その後継兵器を建造してましたが、何が権力者たちを惹きつけるんでしょうかねえ。

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by odin2099 | 2018-03-29 22:09 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「最後のジェダイ」のソフト化も、また新作スピンオフ「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の公開も近づいてきたので、それに合わせて時系列順に見直しを敢行。

あまり評判の宜しくないエピソード1ですが、劇場で20世紀FOXファンファーレを聴き、ルーカスフィルムのロゴに続いてお馴染みの文句、お馴染みのメロディが流れて来た時の感慨というのはやはり筆舌に尽くしがたいものがありました。シンデレラ城と「星に願いを」はなかったものの、ひっそりとルーカスフィルムが映るだけの現状とは比べるべくもありませんね。
ディズニーによる20世紀FOXの買収が正式に成立した暁には昔のパターンに戻して欲しいものですが、まあそれは難しいのでしょう。

さて、以下は覚書。

共和国最高議長の特使たるジェダイ騎士を迎える通商連合の母船。
応対するのはTC47というプロトコルドロイドですが、飲み物をクワイ=ガン・ジンより先にオビ=ワン・ケノービに渡しますね。礼儀作法に通じてる筈のドロイドとしてはちょいといただけません。
またオビ=ワンもオビ=ワンで、貰ってすぐにクワイ=ガンに断りもせずに口にします。それに敵地ですからいきなり飲むのは不用心な気も…。

e0033570_21293878.jpgこの母船内でクワイ=ガン&オビ=ワン師弟によるアクションシーンがありますが、「スター・ウォーズのテーマ」と「フォースのテーマ」はここが初使用。
オープニングとエンディングを除くと「スター・ウォーズのテーマ」はここと、終盤のナブーの宮殿に潜入するシーンの2回だけかな?
いずれも短くファンファーレ上でしか聴くことが出来ません。
実は「スター・ウォーズのテーマ」は別名「ルーク・スカイウォーカーのテーマ」、ルークのいない<プリクエル・トリロジー>では控えめな使われ方なのでした。

ナブーの女王アミダラはまだ年端の行かない少女。その判断力、決断力は如何なものでしょう?
女王の姿でいる時は威厳も感じますけど、侍女パドメの時は背伸びしてるのがハッキリとわかる程度には子供っぽさが全開です。如何にも荷が重そう。
ということで通商連合も舐めていたんでしょうね。でなければナブー封鎖などという暴挙に出ることもなかったかもしれません。もちろんダース・シディアスも。

ダース・モール、初登場シーンはダース・シディアスの背後にすっくと立っていて威圧感がありますが、いざ現場に出てくると、あれ?ちっちゃい。
ダース・ベイダーのようにとは言いませんが、もう少し身長があればなあ。

アナキンと母シミとの別れは情感タップリに描かれますが、対照的に淡々とあっさり済まされてしまうのがC-3POとの別れ。
エピソード2で再会して以後もアナキンはC-3POよりもR2-D2と行動を共にする機会の方が多いですね。自分で組み立てておきながら、案外執着心は薄いのかも。

ナブー選出のパルパティーン議員。故郷の危機にもどことなく冷徹というか他人事。
適切な状況判断、素早い損得計算、政治家としては優れた存在なんでしょうが、やはり腹に一物あるように見えてしまいます。それとも親切な伏線なのかしらん。

ダース・モールと対決するクワイ=ガン。荒い息を整えるために瞑想に入りますが、これは何のフラグ?
普通ならこういう場面を挟んだら逆転勝利へと突き進むのかと思いきや、結果は覆らず。これ、必要だったのかしらん?

アナキンをパダワン見習いにすると宣言するオビ=ワン、渋るヨーダ。
「あの子は選ばれし者かもしれない」「あの子の未来は読めない」、このシーンにはしっかりと「ダース・ベイダーのテーマ」が流れますねえ。

ラスト、ナブーでの祝勝パレード。ボス・ナスが高らかに宣言します、「平和を!」。
これ、エピソード1から6までを通じて、ラストシークエンスで唯一の台詞ですね。音楽だけで締めくくるのが、実は<スター・ウォーズ・サガ>の伝統だったりするのです。

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by odin2099 | 2018-03-23 21:36 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<日本語吹替版>、<字幕スーパー版>ときて、3回目は<3D吹替版>。
ぶっちゃけ、この映画を3Dで見る必然性は殆どない。
もう大作映画を無理して3D化する必要はないんじゃないか。

「フォースの覚醒」のハン・ソロは「大物スターのゲスト出演」という色合いが濃かったが、この「最後のジェダイ」のルーク・スカイウォーカーは紛れもなく主役の一人。
ルークというキャラクターには、まだ中心で活躍できるだけのポテンシャルが残った形での三部作の終焉だったが、10年前20年前ならともかく、三部作完結――「ジェダイの帰還」から30年を経ての新作ともなればこのぐらいのポジションが相応しいのだろう。物語への関与具合で言えば「新たなる希望」時のオビ=ワン・ケノービを凌いでいる。

e0033570_18595316.jpgそれにしてもジェダイとは、ジェダイマスターとは、過ちを繰り返しなかなか先へと進めない存在らしい。
ヨーダ然り、オビ=ワン然り、そしてルーク然り、常に過ちを繰り返す。ヨーダはドゥークーを、オビ=ワンはアナキンを、ルークはベン・ソロを導きそこなった。
ヨーダとオビ=ワンはルークを得たが、はたしてルークはレイを正しく導いたのか。
やはり「ジェダイは滅びるべき」なのかもしれない。

そのルークに代わって主役の座に就くのはレイと、そしてカイロ・レンことベン・ソロなのか。
「フォースの覚醒」ではレイ、フィン、ポー・ダメロンVSカイロ・レン、スノーク最高指導者という図式だったが、今回スノークが退場し(といってもEP9で復活してこないという保証はないが)、フィンがメインストーリーから脱落気味。
ポーは当初の予定では「フォースの覚醒」序盤で命を落とす軽い役回りだったとは思えないほど重要人物になりつつあるが、どうやら物語全体を引っ張る役目はレイとベンに託された感がある。

レイは本当に「何者でもない両親」から生まれ、そして捨てられた名もない存在なのか。
ベンは己の野望、そしてダース・ベイダーを継ぐという気概の中に朽ち果てるのか、それともダークサイドからライトサイドへ帰還を果たし、秩序とバランスをもたらすのか。
「フォースの覚醒」で提示された謎の数々を「最後のジェダイ」ではあっけなく片付け、肩透かしを食らった感があるが、それを受けてのEP9がそれを更に進めるのか、それともまた新たなどんでん返しがあるのか。JJのお手並み拝見といこう。

個人的にはレイアの退場に説得力を持たせてくれることと、物語の締めくくりに際してはやはりルークに立ち会っていて欲しいと願っている。
また今回ヨーダが再登場したが、出来得ればオビ=ワン、アナキン、それにランド・カルリジアンにもサーガに関与して欲しいところだが、それは贅沢な望みか。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-01-14 19:02 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
2018年最初の一本は「スター・ウォーズ」!
前回は吹替版で見てきたので、今回は字幕スーパー版。やはり林完治の翻訳は安定してます。

さてこの映画、サントラを聴いた時にも改めて思ったのですが、ジョン・ウィリアムスは目立った新曲、というか新テーマを書いてません。
お馴染み「スター・ウォーズのテーマ」で幕を開けたあとは、既成曲の使いまわし。
レジスタンスが映ればレジスタンスのテーマが流れるし、カイロ・レンやレイが出て来ればそれぞれのテーマ。スノークがダース・ベイダーに言及すれば「ダース・ベイダーのテーマ」だし、ヨーダが登場すればもちろん「ヨーダのテーマ」、という具合。

拘ってるなと思ったのは、終盤のルークとレイアの再会シーンにはEP6で作られた「ルークとレイア」、ハンの形見を渡すシーンではEP5の「ハンとレイア」のメロディが使われていたこと。
また惑星クレイトでの攻防戦では、EP4のバトルシーンで流れた曲がミレニアム・ファルコン号の活躍を盛り立てます。

EP7よりはレイアのシーンが増えたので当然彼女のテーマも何回か使われますが、やはりグッとくるのがエンドロールでキャリー・フィッシャーへの献辞が映し出されるシーン。彼女を称えるかのように、しっとりと流れるんですねえ。

意外なのは”主役”ルーク・スカイウォーカーのテーマ曲が殆ど流れないこと。
といっても「ルークのテーマ」=「スター・ウォーズのテーマ」なので、実は劇中での使用例は過去の作品でも少ないのです。EP1からEP3では殆ど使われていませんし(EP3のラストでは文字通りの「ルークのテーマ」としての使用例がありますが)。

e0033570_10172100.jpg代わって大々的に、事実上の作品のメインテーマ扱いになっているのが「フォースのテーマ」。
EP4で初使用の時は「ベンのテーマ」でしたが、やがて「ジェダイのテーマ」「フォースのテーマ」とどんどん扱いが大きくなっていきました。今回は師であるオビ=ワン・ケノービのイメージも部分的に重ね合わされているルークの描写には、むしろ相応しいメロディだったと思います。

ただその使い方はちょいと曲者でして、カイロ・レンがスノークを刺殺するシーンにも流れます。
ここでカイロ・レンがライトサイドへの帰還を果たしたのか?と期待させるのですが、実は…とミスリードを誘っているのも侮れません。
かつてEP2ではアナキンが葛藤する場面でこのメロディが使われ、彼がギリギリでダークサイドの誘惑をはねのけライトサイドに留まったことを表現したのを踏まえての演出なのかもしれませんが。

惑星クレイトといえば、なんといっても圧巻なのがルークとカイロ・レンの一騎打ち。
実はX-ウィングを海中に沈めてしまったルークには移動手段がなく(ということを表しているんでしょうね、あのショットは。実際はフォースを使えば、ダゴバでヨーダがやって見せたように引き上げて再使用も出来るでしょうけど)、遠くアク=トゥーからフォースでアバターを送っていただけなので実態はないのですが(その割にレイアとは触れ合ってますが、一種のフォースの感応でしょうかね、レイとカイロ・レンでもありましたが)、そのことは割と細かく、しかも初見では気付かれにくいように描写されています。

ファーストオーダーの猛攻の中でも平然としているルークというのはあからさまですが(これもルークの超人性の描写と受け取れるようになっていますが)、クレイトの地面は赤くその上を白い塩が覆っているので歩くだけで赤い跡が出来るので、激しく動き回るレンの足下は赤く乱れているのに対し、ルークの足下は白いままです。それにルークはレンのライトセーバーを躱すだけで自分から仕掛けませんし、切り結ぶこともありません。

そして何よりもルークの姿。全編に亘って見られる白髪交じりの初老のものではなく、黒髪を湛えた姿はレンと訣別した回想シーンと同じもの。おそらくレン、そしてレイアと別れた時の姿なのではないかと思います。
もし今後EP9でルークが霊体として姿を見せるとしたら、はたしてどちらの姿を取るでしょうか。レン(ベン・ソロ)の前に姿を見せるなら若い時の姿、レイの前なら初老の姿…などと想像してみるのも面白いと思います。

EP8はなかったことにして欲しいという署名活動が活発化してるようですし、個人的にもこの展開は望んだものでも納得出来るものでもありませんが、最後の最後に格好良いルークの姿を見せてくれただけで、この作品そのものは肯定したいと思います。例えEP9でどのようなどんでん返しがあろうとも。
上映終了までもう1~2回は見に行きたいものです。

【ひとこと】
なかったことにして欲しいのはEP8だけじゃなく、EP7以降全部ですね、自分なら。
EP7始動の際にそれまでの小説やコミック、ゲーム作品はカノン(正史)からレジェンズ(番外編)に格下げされましたが、将来的にEP7から9までの三部作が「なかったこと」になる日はくるでしょうか?
もしルーカスフィルムがディズニー傘下を離れ、独立するなり別の親会社を持つようになったら、ひょっとしたら…?



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by odin2099 | 2018-01-03 10:19 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
最新作「最後のジェダイ」公開に合わせ、日テレ「金曜ロードSHOW!」では「3週連続スター・ウォーズ祭り」が開催された。
12/1は「帝国の逆襲」、12/8には「ジェダイの帰還」が21:00~22:54の通常枠、そして12/15には「フォースの覚醒」が「ノーカット地上波初放送」と銘打ち21:00~23:39の拡大枠でそれぞれ放送された。

何故「新たなる希望」から放送しなかったんだ?!というファンからの声も番組スタッフには届いていたが、枠が取れなかったとのこと。
「ハリー・ポッター」が4週連続で放送されたことを考えると、ファンとしては納得いく答えにはなっていないが。

それはさておき、正直言うと「フォースの覚醒」は本編は切らなかったのかもしれないが、エンドロールをバッサリ切り捨て余韻もへったくれもない状態だった。
しかし感心したのはその前の「帝国の逆襲」と「ジェダイの帰還」。
大雑把に言うと2時間枠だとCMを除いた正味の本編時間は1時間半強。
ということはどちらも30分は本編カットされてるのだけれど、これが殆ど違和感なしの”超編集”。

勿論こちとらファンだから、あれがない、これもない、ということは気になったし、特に「ジェダイの帰還」はCMクレジットを本編映像に被せるという苦肉の策を用いていたのにはガッカリしたのだが、それでもCMタイムを本編中の場面転換、時間経過に上手く活かし、おそらく予備知識なしの初見の人でもシリーズの全体像は把握でき、楽しめたのではないかと思うのだ。

そこで引っ張り出してきたのが前回の「2週連続スター・ウォーズ祭り」の録画。
2015年に「フォースの覚醒」に合わせて12/8に「新たなる希望」、12/25に「ファントム・メナス」と2週連続で開催されたのだ。

実際は「映画天国」枠や特別枠を使って12/29に「帝国の逆襲」と「ジェダイの帰還」を、12/31に「クローンの攻撃」、1/2に「シスの復讐」を深夜に字幕版で放送しており、順番は兎も角として一応は全作の放送を実現させている。

で、その時は「ながら見」だった2本を今回改めて見たのだけれど、これまた2時間枠に収めるために巧みな編集が施されていた。
ジャー・ジャー・ビンクスの出番が減ると「ファントム・メナス」はどんなに見やすいことか(それでもまだウザかったけれど)。

カットされた地上波の放送版なんて邪道だ、というのが従来の自分のスタンスで、実際無残に切り刻まれた作品も多いのだが、一方で稀にオリジナル版よりも楽しめる”超編集版”も存在する。
ソフトを買ったり借りたり、BSやCSでの放送に配信と、オリジナル版に触れる機会は多いが、地上波の放送版は一期一会。二度とお目にかかれないかもしれないし、次の放送の際には更に手を加えられる可能性もある。ということは、こちらの方がレア度は高いということになる。

自分の好きな作品がブツ切りにされ、目も当てられない状態になってしまうのは耐えられないけれど、また最近は予算の関係もあるのだろうが少なくなってきたけれど、ソフト版とは違うキャストによる新録の吹替版の可能性もある。
初めから毛嫌いせずに、ちょこっと覗いてみるのも悪くないな、と思えるようになった今日この頃であった。

で、何を言いたいかというと、早く「フォースの覚醒」と「最後のジェダイ」の”超編集版”が見たいなあということ。どちらも結構饒舌だと思うので、どれだけ枝葉を落としてシンプルな内容になるのか、お手並み拝見といきたい。
e0033570_19471844.png
【ひとこと】
…と言っても地上波の放送枠は減り、自分も殆ど見ることはない(苦笑)。
近年で、「これは”神編集”だなあ」と思ったのは、やはり「金ロー」で放送した「アベンジャーズ」。あれは凄かった。
また今は亡き「日曜洋画劇場」枠で放送した「ライラの冒険」みたいに、公式な吹替版よりもしっくり来る吹替版なんていうのもあるので侮れない。
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by odin2099 | 2017-12-18 19:49 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)
*** ネタバレ注意! ****

新たな三部作のブリッジとなるエピソード8。
今回はシリーズ初、前作のラストシーンから直結。
何年後とか何十年後とか必ず時間を置いていたこれまでとは一線を画しているのが大きな特徴だ。

e0033570_19034563.jpgといってもいきなりレジスタンスはファーストオーダーの攻撃を受け、さあ大変!――というところから始まるので、あれ?「フォースの覚醒」のラストってそんなに切羽詰まってたっけ?と違和感アリアリではある。
それに早速「帝国の逆襲」の焼き直しっぽくて、またか、と不安に駆られる出だしでもある。

一方ようやくルークを探し当てたレイ。
ライトセーバーを差し出すものの、それをポイっと捨ててしまい、「とっとと帰れ」とすげなく追い返そうとするつれないマスター・スカイウォーカーであった。
そのあまりにそっけない仕草に、これはギャグだと思っていいのか判断に悩む。
マスター・スカイウォーカーはその後でも葉っぱでコチョコチョとかやるので、なんだか監督のセンスを疑うな。

ファーストオーダーの攻撃に大混乱のレジスタンスの基地では、「フォースの覚醒」の思わせぶりなラストは何だったんだ?というくらいあっけなくフィンは目覚め、どうやって逃げようかとかそういう話が展開されるのだけど、正直言うとこっちのエピソード、いらなかった。

これがないとフィンの活躍が描けないとか、キャプテン・ファズマやマズ・カナタを再登場させられないとか色々あるんだろうけど(どっちも大した出番じゃない。このままだとファズマさんは見掛け倒しの”第二のボバ・フェット”になりかねない)、こっちのパートを削れば少なくてもシリーズ最長の上映時間にはならなかったはず。

フィンもフィンで、彼にとっちゃレジスタンスはどうでもよく、単にレイが心配なだけ。前作でもそうだったけど、彼の場合は動機やら方法に問題があっても結果オーライで済んでるから運が良い。
ポー・ダメロンは前作では”大人なキャラ”(あくまでレイやフィンやカイロ・レンに比べれば、だけど)だったのに、今回はヒーロー度は上がったけど、何故か熱血バカに。これじゃレイアのお怒りもご尤も。
またこの熱血バカ具合が、レイアが倒れた後でレジスタンスを指揮するホルト提督への疑念を強める効果を狙ってはいるのだろうけど、それもイマイチ決まらない。

ルークは完全に世捨て人になっていてレイの説得にも耳を貸さないのだけど、そこでR2-D2の必殺アイテム登場。
「助けてオビ=ワン・ケノービ!あなただけが頼り!」のレイアのホログラムをルークに見せるのだ。
よく取っておいたな、R2。

ルークが隠遁生活を送っていたのはベン・ソロという有望な少年を導きそこね、ダース・ベイダーのフォロワーたるカイロ・レンを誕生させてしまったから。
かつてオビ=ワン・ケノービは弟子アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに堕ちた時、自らケリをつけようとしたけれど、ルークはベンに襲われ、逃げ出して殻に閉じこもったということなんですな。

ところがベン君に言わせると、この経緯はちと違う。
何故かレイとベン(カイロ・レン)の間にフォースの繋がりが出来て即時通話が可能、二人は共鳴し合う状態になるのだけど、ベンがダークサイドに堕ちた切っ掛けはなんとルークに殺されかけたから?! 
さあ、嘘を吐いてるのはどっちだ?

e0033570_19035608.jpgここでレイとベンの間に共闘する未来が提示され、実際それは後で実現するのだけれども、それは思いもかけないシチュエーションで。なんとベン君、スノーク最高指導者をあっさりと瞬殺!
で、ライトサイドへ戻ってくるかと思いきや、自らが最高指導者に地位に就く。

前作で誓った「あなた(ベイダー)が始めたことを終わらせる」というのは、ベイダーが出来なかった師匠(ダース・シディアス=パルパティーン)を殺して自分がシスの頂点に立つこと?
という以前にスノーク、お前は何者なんだ?
大言壮語してるうちに弟子に足下掬われて…いや、まだ実は死んでないとか、ワンチャンあるのかな。

何者?といえばレイ。
ルークの娘だとか、ハンとレイアの娘(ということはベンの妹?)、スノークの娘? はたまたアナキン同様「無原罪の御宿り」?とヤキモキさせながら、実は名もなき庶民の子どもってねぇ…。
個人的にはルークとレイアの間に生まれてしまった罪深き子供、という線をずっと考えていたのだけれど、それってエロゲやラノベの世界ですか?いや、兄妹婚って神話や英雄伝説にはよくある話だと思うのだけれど。

結果的にルークとは理解し合えないまま、レイは仲間の元へ。
やっぱりこれまた「帝国の逆襲」みたいな展開だけど、そんなルークの前に現れるのがマスター・ヨーダ。出てくるの遅いよ。もっと早くに出てきて、ルークを助けてやれよ。ジェダイって保守的というか、いつも後手後手に回ってる印象があるなあ。
それに役者の都合とか色々あるんだろうけど、ここでルークを見守るのはオビ=ワンの役目じゃないのかねえ。そしてアナキン、ベンのことで助言してやれよ。

「フォースの覚醒」はこれまでのシリーズから多くのシチュエーションを借り、パターン演出に押し込めて作られていたが、この「最後のジェダイ」はそれを逆手に取り、パターン破りでミスリードを誘い、すべてをぶち壊す。いみじくもルークが語ったように「ジェダイ(過去のシリーズ作品)は滅び」た。
そういう意味では「”衝撃の”スター・ウォーズ」だったかも知れない。

それでもなお従来のパターンに当てはめて今後を予想するなら、ルークは霊体となってレイや場合によってはベンの前に姿を見せ助言するだろうし、ベンにもライトサイドへ還る最後のチャンスが用意されているかもしれない(でないとスカイウォーカー家の血筋は絶える)。
ラストの方に出て来た子供たちが次世代のジェダイとして覚醒するかもしれないが…もはやそれも意味あることとは思えない。レイが従来のシリーズの延長線上にいない主人公だからだ。

レイアが直接フォースを操るシーンがあるのはシリーズで初(で最後?)。
「フォースの覚醒」でハン・ソロ、「最後のジェダイ」ではルーク、となれば次のエピソード9はレイアがメインフィーチャーされ、息子ベンとの決着がつくものと期待したいところだけれど、それも叶わぬ夢か。
監督交代劇を踏まえ、全米公開が(「インディアナ・ジョーンズ」シリーズ5作目を翌年に追いやって決めた)2019年5月から12月へと先延ばしされてしまった完結編となるエピソード9、現段階では期待よりも不安が大きい。

【ひとりごと】
本作で描かれるルーク・スカイウォーカー像に納得している訳ではないが、それでもマーク・ハミルの演技は素晴らしい。
オスカーに値すると思うが、「クリード」でのシルベスター・スタローンの扱いを見る限り、娯楽作品での受賞はおろかノミネートさえ難しいのだろうな。
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by odin2099 | 2017-12-17 19:09 |  映画感想<サ行> | Trackback(3) | Comments(4)
e0033570_21182030.jpgフォースを現実に使うととんでもないことになるとか、ダース・ベイダーを活かし続けてる装甲服はとっても便利とか、デス・スターのスーパーレーザーの威力はどれくらい?とか、「スター・ウォーズ」世界の様々なネタを、現在の科学で解き明かすと…という(一応は)子供向けの一冊。

取り上げられてるのは6部作、と思いきや「フォースの覚醒」や「ローグ・ワン」のネタも拾われてるので、新しいファンにもOK。

「子供向け」と書いたものの、その実子供にはちょっと内容難しいかな?と思わないでもないけれど、背伸びしたがるものだし、これでいいのだ。

キャラクター解説などもあるので、「スター・ウォーズ」初心者でも付いていけそう。


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by odin2099 | 2017-11-07 21:19 | | Trackback | Comments(0)

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