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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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劇場版「スター・トレック」の4作目で、通称<ジェネシス三部作>の完結編。
劇場公開時は「故郷への長い道/スター・トレック4」というちょっと捻った邦題が付いていたけれど、「スター・トレック4/故郷への長い道」を経て現行のタイトルに落ち着いたようだ。

『スター・トレックIV/故郷への長い道』_e0033570_20300390.jpg前作ラストでエンタープライズ号を爆破してしまった為、カークたちはバルカン星に滞在中。
クルーたちの数々の行動を問題視され、軍法会議に出席するために奪ったクリンゴン船に乗り込み地球へと帰投する途中に事件に遭遇する。

物語の大半はタイムトラベルでやってきた20世紀後半のアメリカ。
なので宇宙はおろか宇宙船の内部すら殆ど出てこないので、ボーっと見てる分には「スター・トレック」らしさがあまり感じられない。
しかしその分クルーたちの活躍場面は増え、コメディ映画としてはなかなかの秀作。
シリーズ中では一番人気とも聞く。

最後には新生エンタープライズ号が与えられ、また新たな大冒険が始まるぞ、という結末を迎えるが、このシーンにはしっかりとオリジナルTVシリーズのテーマ曲を流すあたりは抜かりがない。。

しかし「スター・トレック」の劇場版シリーズを見ていていまいち腑に落ちないのが、カークとスポック、マッコイの3人が親友同士という設定。
カークはよくスポックやマッコイにイラついてるし、スポックとマッコイの会話は殆ど噛み合わない。
仲良さそうなシーンってあんまりないんだよなあ。
テレビシリーズの時代は違ったんだろうけど。

【ひとこと】
冒頭にスペースシャトル「チャレンジャー号」乗組員への献辞が出る。
”時代”を反映しているが、そのうちこのメッセージの意味も伝わらなくなる日が来るのだろうな。

<過去記事>


by odin2099 | 2020-10-21 20:32 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
前作「カーンの逆襲」はスポックの死で終わったが、当然人気キャラクターをあっさりと退場させるはずがない。
既定通りスポックの復活劇を描く劇場版第3作。

『スター・トレックIII/ミスター・スポックを探せ!』_e0033570_20284664.jpg前作で散々語られた生命を創造させる<ジェネシス計画>がスポック再生の鍵となるが、これは前作製作の時点で伏線として用意されていたのだろうか、それとも後付けか。
いずれにせよ便利な装置を作ったもので、復活ありきとはいえかなりご都合主義的な匂いはする。

だがこの装置で蘇ったのはスポックの肉体のみ。
精神はまた別のところにあり、ということでその依代に選ばれていたのはカークではなくマッコイ。
そういったわけで、所々スポックが憑依した状態で行動しているマッコイはちょっと笑える。
それにしてもこちらはややこしい設定を作ったものだ。
バルカン人の精神構造はどうにも理解が及ばない。

そこへ<ジェネシス計画>を狙ってクリンゴン人が現れ、スポック復活の障害となるのだが、こちらのプロットはやや掘り下げ方が足りず、せっかく前作ラストで和解したカークの息子デビッドもあっさりと殺されてしまう。
死なせるためのキャラクターかと思うと不憫だ。

かくして前作でスポックを失い代わりに息子を得たカークは、本作でスポックを取り戻したものの、今度は息子を永遠に喪ってしまう。
それによってシリーズをシンプルにさせ、かつ弾みをつけたことは、今後もフランチャイズとして継続していくためには大切なことだったのだろう。

【ひとこと】
復活したスポックは少年から大人へと急速に成長していくが、もっと若い姿で留められたら…。

<過去記事>



by odin2099 | 2020-05-28 22:04 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
劇場版シリーズの2作目だが、前作「スター・トレック」の直接の続きではない。
エンタープライズ号のセットも改められ、乗組員たちのコスチューム(ユニフォーム)も一新されているので、雰囲気はまるで別物である。

邦題だが、劇場公開時やその後のVHSやLDでのソフト化の際も「スター・トレック2」と算用数字の「2」の表記だったのに、いつの間にかローマ数字に変更されている。
元々このシリーズは2作目から5作目までが算用数字で、6作目で突如ローマ数字に変わったのだけれど、今はそちらに合わせる形で調整するようになったようだ。DVD、Blu-rayは共にこの表記である。
ちなみに原題は最初からローマ数字表記で統一されている。

タイトル変更といえば当初の副題は”Vengeance of Khan”だったのだが、「スター・ウォーズ」の3作目が”Revenge of the Jedi”であったために、ルーカスフィルムが似ていると抗議。
その結果”The Wrath of Khan”に改められたという経緯があるのだが、当の「スター・ウォーズ」はその後に”Return of the Jedi”に改題したというオマケがつく。一体何をしたかったのやら。

『スター・トレックII/カーンの逆襲』_e0033570_07261687.jpg「スター・トレック」を配給したパラマウント映画は、この抗議を跳ね除けても良かったはずだが、ルーカス・フィルム製作の「インディ・ジョーンズ」シリーズの配給も受け持っていたために、機嫌を損ねないように折れたという話である。

それはともかく金かけた超大作だった前作に比べ、こちらはこじんまりした仕上がり。
ストーリーもTVシリーズの1エピソードの後日談でコストパフォーマンスは上昇。この作品が当たらなければ映画がシリーズ化されて続くことも、TVで新シリーズが始まることもなかっただろう。

こじんまりとはいうものの、老いを自覚し始めたカーク個人にとっては、昔の仇敵からの復讐のターゲットにされ、我が身を犠牲にした親友の死を看取り、別れた恋人と再会し、そして反発する息子との和解を果たし、と波乱万丈。
ようやくカークの、仲間たちの新しい物語が始まる、その序章的な位置づけとなっている。

カークの昔の恋人キャロルはリブートされたシリーズにも登場するが、あちらの世界でもカークの子供を身籠るようになるのだろうか。

【ひとりごと】
スポックは「アメイジング・グレイス」で送られる。
そしてサーヴィックの目には涙。”地球人”的な描写だ。

<過去記事>


by odin2099 | 2020-05-04 07:33 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『スタートレック』_e0033570_21071986.jpgなんか「スタートレック」の劇場版を見直したくなりました。
とりあえず1作目。

2作目以降はユニフォームのデザインが変わりますが、この時はオリジナルのTVシリーズ準拠?
どうしてもパジャマに見えちゃうんですけど…。
あとはTシャツとトレーナーにも見えてしまいます。下もジャージというかスウェットというか…。

それはさておき最初はCF界で活躍していたロバート・エイブル、ついで「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」のダグラス・トランブルと「スター・ウォーズ」のジョン・ダイクストラ師弟が担当したSFXシーンは見ごたえ十分。

『スタートレック』_e0033570_20484674.jpgエンタープライズが出港するまでの長いシークエンス。
「SFは絵だ」という名言がありましたが、これとヴィージャー内部の描写を見るだけで十分に元は取れるんじゃないかというくらいの充実ぶり。

その反面、絵で見せることにこだわったからか、お話は今ひとつ。
というか、ぶっちゃけ退屈なのが玉に瑕ですが。

ところで「スター・ウォーズ」はよくヴァージョン違いが話題になりますが、この「スタートレック」1作目も何気にヴァリエーション多いですね。
最初の劇場公開版に、ビデオ発売された全長版(完全版?)、更には後になって作られたディレクターズ・エディション完全版と3つあるのかな。
ただ「スター・ウォーズ」ほど差異が話題になることはないみたいですし、熱心なファン以外には違いがわからないかもしれません。

ところで、東映のメタルヒーロー第4弾「巨獣特捜ジャスピオン」には、この映画を元ネタにしたエピソードがありました。
あの頃は臆面もなくハリウッド大作からのイタダキが珍しくもなかったですが、流石に今は問題になりそうです。

<過去記事>



by odin2099 | 2020-03-31 21:15 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
新生<スター・トレック>の第三弾。
前作ラストで調査飛行に旅立ったエンタープライズ号のその後の物語。
前作前々作ではギクシャクしていたメインクルーたちも、今はすっかり家族の一員といった雰囲気。
ところがエンタープライズ号は最大の危機を迎え、クルーたちは散り散りバラバラ。
そんな中でのサバイバル劇を描いている。

『スター・トレック BEYOND』_e0033570_12373815.jpgカーク、スポック、マッコイのトリオが中心にはなるものの、ウフーラもスコットもスールーもチェコフもその他大勢にはならず場を盛り上げてくれる。
既に出来上がったメンバーの安心感、安定感のあった旧TOSクルーとは違い、現在進行形の、この先どんな化学反応を見せるかわからない不確定要素に満ちた新クルーたちだが、少しずつ築き上げてきた絆の強さを再認識させてくれる物語になっている。

ラストシーンでは新エンタープライズ号を与えられ、船を下りる決断をそれぞれ撤回したカークとスポックを含めたクルーたちの次なる冒険を早く見せて欲しいところだが、前述の通り何通りかのプロットは用意されているものの契約問題がこじれてペンディング状態なのがもどかしい。
このまま打ち切り、立ち消えにならず何とか再開に漕ぎつけられないものだろうか。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-28 12:41 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
ネタ切れが目立つハリウッド(だけじゃなく日本でもだけど)では昨今リメイク、リブートが流行っているけれど、なかなかオリジナルを越えることは難しいようで。
技術的には過去作を凌駕することが出来ても旧作には「思い出補正」もかかるし、昔のままでは古臭いし、かといって新しくし過ぎると別物になっちゃうし、となかなかハードルは高い。昔の俳優さんと今の俳優さんとの資質やら何やらの違いも大きいだろうしね。

そんな中での成功例と言えるのがこの「スター・トレック」じゃなかろうか。
これまでのお話が「なかったこと」にされているわけではないので、厳密に言えばリセットではなくパラレルワールドということになるんだろうけど、その為に「旧作との地続きでもある」という部分がある種の免罪符になっているのかもしれない。
その第二弾がこれ。劇場版「スター・トレック」としては通算で12作目となる。

『スタートレック/イントゥ・ダークネス』_e0033570_18164139.jpg本作のヴィランはあのカーン。ベネディクト・カンバーバッチがこの超人類を実に憎々しげに演じている。
ということで劇場版第二作である「スター・トレック2/カーンの逆襲」を彷彿とさせるシーンもでてくるが(カークとスポックの選択と、それに伴う運命が逆転しているのも面白い)、公明正大・規則順守のはずのスポックがカンニングまがいの行動に出るのは如何なものか。

また旧作のカーンと本作のカーンは、共通点よりも相違点の方が多いので、はたして老スポックに助言を求めても役に立ったのかどうかは疑問。それよりブリッジにいたメインクルーに老スポックの存在が知れても良かったのだろうか、という点にも疑問符が付く。

ウフーラの出番が若干減り、本作ではキャロル・マーカスがヒロインを務める。演じるアリス・イヴはなかなかキュートで、セクシーな下着姿も見せてくれるのはサービスサービス。カークとはちょっと良い雰囲気に?
このキャロルも「カーンの逆襲」に登場したキャラクターで、かつてカークと恋仲になり、密かに彼の息子を出産、育てていたという設定だった。今後こちらのキャロルもカークとの仲が進展するのかと思っていたが、続く第三弾に彼女の出番はなく残念。第四弾以降で復活はあるのだろうか。

で、その第四弾、カークが時間を遡り亡き父ジョージと会うストーリーとのことだが、肝心のカーク役のクリス・パインとジョージ役のクリス・ヘムズワースとの契約が決裂したようで先行きは不透明。
他にもクエンティン・タランティーノの脚本・監督とされているストーリーなど複数のプロットが動いてるようだが、シリーズ再開はいつになることやら。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-21 18:22 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「M:i:III」で劇場監督デビューしたJ・J・エイブラムスの2作目の監督作品。
この後「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の監督も務め、結局それ以降の<ミッション:インポッシブル>、<スター・トレック>、<スター・ウォーズ>の3シリーズ全ての製作に携わるあたり、正に「シリーズの立て直し屋」と呼ぶに相応しい。
しかしハリウッドには他に人材がいないのか?

『スター・トレック』_e0033570_19505822.jpg<スター・トレック>は最初のTVシリーズ(「宇宙大作戦」)のキャストを使った映画が6本、「新スター・トレック(ネクスト・ジェネレーション)」のキャストに交代して4本作られ、これが通算11作目。
再びカーク、スポック、マッコイら最初の「宇宙大作戦」のキャラクターたちが主人公としたが、キャストは一新。といってもリメイクやリブートではなく、従来の時間軸上の世界から過去へタイムスリップしたことで歴史が分岐した、要するにパラレルワールドが舞台になっている。

しかもこの世界には時空を超えてオリジナルのスポックも存在する。新旧二人のスポックが出てくるのだ。
映画の終盤ではオリジナルのスポック=レナード・ニモイと新たな(若き)スポック=ザッカリー・クイントの対面シーンもある。カークの父の生死やエンタープライズ号の船長の系譜など、既に従来の「宇宙大作戦」とは違う歴史を持つ世界なのだ。

別の役者が同じキャラクターの過去と現在を演じる場合、やはりどこまで似てるのかは重要な問題だ。
最近では「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」で有名キャラクターの若き日の姿が登場したが、同様にこの作品ではカークとしてクリス・パイン、スポックには前述のザッカリー・クイント、マッコイ役にはカール・アーバン、ウフーラはゾーイ・サルダナ、スコット役サイモン・ペグ、スールーにはジョン・チョー、そしてチェコフ役としてアントン・イェルチンが起用されたが、何れもオリジナルキャストとは似ても似つかない。

老スポックは一目見て若きカークもスコットも認識できたし、今回の悪役であるロミュラン人のミロもカークを捕まえ「この顔は知っている、地球の歴史で見た!」と叫んでいるからオリジナルキャストと新キャストは当然ながらソックリという設定なのだろう。
だがパラレルワールドを言い訳にすれば、ザッカリー・クイントが長じてレナード・ニモイになる必要もなければ、ウィリアム・シャトナーとクリス・パインがイコールでなくても問題にはならない。
そもそも老若二人のスポックが同時に存在しているくらいなのだから、似て非なる世界のもうひとりのカークたち、と自分を納得させる余地がある。

しかし「ハン・ソロ」ではそうはいかない。明確に「スター・ウォーズ/新たなる希望」の過去の物語だと規定されているからだ。
オールデン・エアエンライクはハリソン・フォードに、ランド・カルリジアン役のドナルド・グローヴァーはビリー・ディー・ウィリアムズに見えなければならないのだが、残念ながら違和感しか覚えなかった。長寿シリーズを活性化させるにあたっての難しい課題と言えるだろう。

シリーズそのものに強烈な思い入れがないこともあってか、J・J・エイブラムスの仕切り直し作品群の中にあっては本作が一番面白い。
集団劇なので主要キャラクターだけでも相当な数に上るが、それらも上手く捌き、今後の展開にも大きな期待を持たせる締めくくり。J・J・エイブラムスには<スター・ウォーズ>よりも、こちらの<スター・トレック>に本腰を入れて欲しいとさえ願っている。

この作品以降は2本の続編が作られ4作目(通算14作目)も準備中とは伝えられているものの、今のところ具体的な製作・公開のスケジュールは聞こえてこない。
クエンティン・タランティーノが脚本執筆中との声もあるが、他にも幾つかアイディアは検討されているようで、その中の一本が時空を超えてカークと父が邂逅するものだと伝えられている。

カークの父は本作の冒頭で殉職したが、そのカークの父を演じていたのがこれが劇場映画デビューだったクリス・ヘムズワース。
ということで次回作で”クリス・フォー”のパインとヘムズワース、二人のクリスの本格的共演がはたして実現するのかどうかも楽しみに待ちたい。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-07-22 20:02 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
真っ暗な画面に音楽のみが流れる贅沢なオーヴァーチュア。
この100秒は決してビデオ機器の故障ではない。ソフトが不良品なのでもない。
本国アメリカでは1979年の暮れに公開されたが、日本では1980年の今日、7月12日の公開(だそうな)。
レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、ジェームズ・ドゥーアン、メイジェル・バレット、パーシス・カンバッタ…とキャスト陣にも鬼籍に入った人が増えてきた。

監督はロバート・ワイズ、そして特撮は「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」のダグラス・トランブルと、「スター・ウオーズ」のジョン・ダイクストラの師弟コンビが手掛けている、という点でも贅沢な一本。
しかも”スペシャル・サイエンス・コンサルタント”としてクレジットされているのは、アイザック・アシモフ!

『スター・トレック』_e0033570_18373425.jpgそれがこの劇場版<スター・トレック>シリーズの1本目で、元々はTVシリーズを再開させる企画が二転三転して超大作映画としてスクリーンへ、ということでこれまたポスト「スター・ウォーズ」映画の大本命。
一部のファンからストーリー面で不満が出ていたり、製作中のゴタゴタで予算を超過してしまったことから2作目以降は製作費が抑えられたようだけど、映画の本数でいえば既に本家<スター・ウォーズ・サーガ>を凌いでいるのだから、結果的には大成功。

ただTVシリーズやレギュラーメンバーの説明が一切ないことや、ストーリーが難解な点は初心者には少々ハードルが高い。
自分も初見の時は「このミスター・スポックという奴は、なんでこんなに不愛想なんだ?」と思ったものだ(キャラクターの存在自体は知っていたけれど、性格や設定に関しては知らなかった)。
またヴィージャー=ボイジャーという種明かしも、すぐにピンとくる人がどのくらいいるのやら。

そしてラストシーン。
ヴィージャーによって再生されたアイリーアと、自らヴィージャーと一体化することを望んだデッカー。
どちらも炭素体ユニットとして機械に取り込まれ、そのことが新たな生命体を生み出した…とか何とかいうことらしいが、これはハッピーエンドなのだろうか。
そういや後に作られた「スペースバンパイア」も、なんだか似たような終わり方だったっけ。

ちなみに劇中に出てくるヴィージャーの正体であるボイジャーは6号。
作中では300年以上前の20世紀に、NASAによって打ち上げられ、ブラックホールに吸い込まれて消息を絶った探査機ということになっているが、実際のボイジャーは1号と2号しかないのでややこしい。
また余談だけれども「巨獣特捜ジャスピオン」には、この作品にインスパイアされたと思われるエピソードが存在する。

そして更に余談だが、「宇宙戦艦ヤマト」の劇場版第3作「ヤマトよ永遠に」製作にあたり、メインスタッフは日本公開前に参考のために見てるのだが、エンタープライズ号のワープシーンがヤマトの連続ワープのシーンに、ヴィージャーが発生させた”雲”が二重銀河(暗黒星雲)の描写に活かされているようだ。
日本公開がどちらも80年夏なのもちょっとした因縁?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2988759/



by odin2099 | 2018-07-12 18:58 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
クリス・パイン演じるジェイムズ・T・カーク以下リフレッシュされたクルーにすっかり慣れてしまいましたが、新作を観た後でオリジナル・キャストはどうだったっけ?と、1979年に製作された劇場版第1作のDVDをセット。

『スター・トレック<ディレクターズ・エディション特別完全版>』(2000)_e0033570_21233307.jpg実はDVDは2ヴァージョンあって、今回は初めて観る<ディレクターズ・エディション>を選択。上映時間でいえば132分の劇場公開版に対して、こちらは136分と4分長くなっていますが、追加されたシーンだけでなく削除されたシーンもあるので単純には比べられませんね。
そういえば最初にビデオソフトとしてリリースされたのも劇場公開版より長い<完全版>とやらでしたが、一体何ヴァージョンあるのやら。どうやら1983年TV放映版というのもあるようなので、少なくても4ヴァージョンはあるみたい。

しかしこの映画、正直言うとあんまり面白くありません。
お話が観念的すぎるんですよね。
それにヴィージャーとクリンゴン艦隊が遭遇するシーン、カークがスコットと一緒に改装されたエンタープライズを視察するシーン、転送装置の故障に伴う悲劇的なシーン、デッカーに代わってカークが指揮を執っての出航シーン、ヴィージャー内部を探査するシーン…
『スター・トレック<ディレクターズ・エディション特別完全版>』(2000)_e0033570_21224258.jpg何れも特撮の見せ場ですし、作り手としてもじっくり見せたいシーンでもあるでしょうが、よほど思い入れが強いファンじゃなければ冗漫にしか映らないんじゃないでしょうか。地球の危機が目前に迫り焦って出航しようとしてるカークですが、エンタープライズ発進までに全体の四分の一を使うこともないような。

またゴリ押しに近い形(だったのかどうかは実際のところ描かれてないのでわかりませんが)で現場復帰したカークと、降格させられてしまったデッカー副長(前艦長)との確執や、久々の任務の者や新たなメンバーもいるからでしょうかドタバタ、ギスギスしてるクルーとか、艦内の雰囲気がかなーり悪そう。ハッキリ言ってカーク、かなり嫌な奴になってますしね。
まあ2作目以降はそこら辺また変わってきますので、そのうち見直してみましょうか。


by odin2099 | 2016-10-24 21:24 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『スター・トレック BEYOND』(2016)_e0033570_22523862.jpg人類初の5年間に及ぶ調査飛行の任務を帯びたエンタープライズ、その旅もまもなく3年目に入ろうとしているが、カークはモチベーションの低下を感じ、スポックを後任にし宇宙基地の副提督への転属希望を出していた。一方のスポックも、バルカン人の再興を願い軍を去る決意を固めていた、そんな最中――。
補給のため立ち寄った宇宙基地ヨークタウンで未知の異星人と遭遇し救援要請を受けたカークは、未だ人類が足を踏み入れたことのない宙域へと向かった。だがそこへ船籍不明の宇宙船が現れ、その攻撃を受けたエンタープライズは大破し、惑星アルタミッドへと墜落する。

エンタープライズを襲った異星人クラールは、エンタープライズに保管されていた古代の遺物を狙い、罠を仕掛けていたのだ。船を脱出したウフーラやスールーたちはクラールの捕虜になってしまう。
散り散りとなったクルーたち。
カークとチェコフは撃墜されたエンタープライズに戻り仲間たちと連絡を取ろうとし、マッコイは重傷を負ったスポックを助け、そしてスコットはクラールたちと敵対している異星の女戦士ジェイラと邂逅。やがて合流を果たした彼らは、囚われのクルーたちを救出しようと計画を立てる。

『スター・トレック BEYOND』(2016)_e0033570_22525240.jpg昔のテレビシリーズは良く知らないし、劇場版も映画館できちんと見てる作品少ないし、という感じだったのだけれども、リブートされてからのシリーズはすっかりお気に入り。で、最新作の公開も心待ちにしていたけれど、米国から3カ月遅れなんて酷いよねえ。

前2作を監督したJ.J.エイブラムスは「スター・ウォーズ」で忙しいからプロデュースに専念し、新監督はジャスティン・リンに交代。でもメインキャストは同じだし、アクション満載で今回も愉しんだ。

カークにスポック、マッコイ、スコット、チェコフ、ウフーラ、スールーとメインクルーそれぞれに見せ場があるし、スポックとマッコイがコンビを組んで悪態つきながら奮闘するのは、これはオリジナルらしい展開なのかな。
なかなかピンとこなかったクラールの目的も、謎解きが進むにつれて「ふむふむ、そういうことか」と肯定はしないけれどひとまず納得。その一方でレナード・ニモイの逝去を受けて、劇中でも「老スポック大使の死」をポイントに据えるなど、ドラマ部分も抜かりはない。
気になるといえば、3作とも敵の動機が「復讐」という点で共通していることかな。もう少し差別化して欲しいものだが。

リブート版もこれで3作目だけど、既に4作目の製作も決定(クリス・ヘムズワースがカークの父役で再登場するんだとか)してるし、当分は愉しませてくれそうだなあ、「スター・トレック」。
久々のテレビシリーズ新作(といいつつ実態はネット配信ドラマ?)も始まるし、シリーズ誕生50年という節目の年は上々?

でもニモイ、そしてチェコフ役アントン・イェルチンの訃報はショック。
映画はこの二人への献辞が出て終わる。。。

【ひとこと】
ところでスールーが同性愛者って設定、本当に必要なのか?
同性のパートナーと娘(デボラ?)が出てくるシーンはあまりに唐突だし、事前情報なしだと何を意味してるのかわからない気もするし、何よりもカットしても映画の展開には全く影響ないと思うんだけど…?


by odin2099 | 2016-10-22 22:58 |  映画感想<サ行> | Trackback(18) | Comments(4)
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