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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:スティーブン・スピルバーグ ( 93 ) タグの人気記事

前作の舞台は1938年だったが本作は1957年で、劇中でも19年が経過している。

まだまだ最近の作品のつもりでいたけれど、これも既に12年前の作品。
噂レベルでは何度も囁かれていたものの、まさか正面切って宇宙人(いや、劇中では”宇宙人ではなく次元を超越した生命体”という扱いになっているが)を出してくるとは思わなかったし、ロズウェル事件やナスカの地上絵など定番ネタを絡めてはきているものの、それらが上手く融合してるとはお世辞にも言い難く、シリーズのワーストにあげる人が少なくないのも頷ける話。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』_e0033570_19482507.jpg自分も納得して見ていた訳じゃないのだが、あれから時間が経ち、テレビ放送用に再編集されたのをボンヤリ見つめていると、案外悪くないんじゃないかと思えてきた。
核兵器舐めてるんじゃねーの、というトンデモなシーン(あれはインディが聖杯から水を飲んでいたから助かった?)などもあるものの、マリオンやマットとインディのやり取りなどを見ていると「ああ、またやってる」と微笑ましくもなってくる。

ただブロディ役だったデンホルム・エリオットは既に亡く、一時は出演も報じられていた父ヘンリー役のショーン・コネリーの復帰もなく、旧作所縁のキャストはマリオン役のカレン・アレンのみというのはやはり寂しい。せめてサラー役でジョン・リス=デイヴィスくらいは呼べなかったものだろうか。

さて、「スター・ウォーズ」はディズニーの元でひとまず”完結”したが、今度はインディ。
順調に行けば昨年あたりに新作が見られるはずだったが、現在の予定では来年夏。この作品では何とか動いていたハリソン・フォードだったが、最近の作品を見るとかなり不安だし、一向に脚本が仕上がらないようだし、スピルバーグは頑なにインディ役の交代を否定しているのだが、はたして5作目が実現するのか段々と心配になってきた。
もちろん「スター・ウォーズ」同様、ルーカス抜きの製作体制にも。

<過去記事>




by odin2099 | 2020-01-08 19:51 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
『ヒックとドラゴン/聖地への冒険』(2019)_e0033570_20120766.jpg「ヒックとドラゴン」ではバイキングとドラゴンの、対立からの友情の芽生えを描き、「ヒックとドラゴン2」ではバイキングとドラゴンとの共存の素晴らしさを訴え、そしてこの3作目では、単に一緒にいて仲良く暮らすことがはたしてお互いの為に良いことなのかを抉る。

アスティと結婚して名実ともにバイキングの長となり、父祖伝来のバーク島の平和を守ることを求められているヒックはもはや少年ではなく、また独りぼっちだったトゥースも同じナイト・ヒューリーの生き残りのメスのドラゴン(ライト・ヒューリー)と出会って恋に落ち、そして寂しいけれどそれぞれの道を選ぶ。
三部作の完結編として見事な着地を見せてくれた。

そしてそれが永の別れではなく、数年後、アスティと子供を連れて旅に出たヒックは、同じく子供連れのトゥースと再会する。
そう、二人(一人と一匹)はいつまでも”相棒”なのである。

映画1作目の公開は9年前、2作目は劇場未公開ということもあるのか、冒頭には「これまでのあらすじ」が付いている。
といってもそれだけでは物足りないので前作、前々作は見ておいた方が吉。

ところで映像も美しく、音楽も素晴らしく、ユニークなキャラクターたちの大冒険が愉しめるこの三部作なのだが、原作とは似ても似つかない内容。
原作者のクレシッダ・コーウェルはこのアニメシリーズに満足してるんだろうか。



by odin2099 | 2019-12-23 20:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback(3) | Comments(4)
日本では劇場未公開となってしまった「ヒックとドラゴン」の続編。
今度最新第3弾が公開されるので、その前にと急いで観賞。

『ヒックとドラゴン2』(2014)_e0033570_22585881.jpgあれから5年経って、バーク島では人間とドラゴンが仲良く暮らしてる。
ストイックは息子のヒックに長の座を譲り渡そうとしてるけど、ヒックはまだその心構えが出来てない。
で、現実逃避なのかな、トゥースと一緒に飛び回って新しい島を見つけてる。

ところがとある島に悪い奴らがいて、ドラゴンを捕まえ軍団を作ってるとこ。
バーク島の存在を知られちゃったので、一触即発の戦争状態になり、ヒックは何とか止めようと奮闘する。
その最中にふとした切っ掛けで、生き別れのお母さんヴァルカと再会。死んだんじゃなく、お父さんと色々あったんだねえ。

ヒックを追いかけて来たお父さんストイックとも再会。今じゃすっかり考えを改めたストイックにヴァルカも驚き、喜び、これで親子三人でまた暮らせる日々が始まるかと思いきや…
――と急にしんみりする展開も挟みつつ、前作以上に空を飛ぶことの愉しさを描き、クライマックスはイケイケで盛り上がる大冒険活劇の誕生だ。

ホント、これ未公開が勿体なかったなあ。

最後はトゥースがドラゴンの王になり、ヒックはバイキングの新しい長に。
アスティとは更にラブラブだし、これは続きが楽しみだね。今度が完結編という触れ込みだけど。

【ひとこと】
トゥースって、どことなく猫っぽいよね。



by odin2099 | 2019-12-19 20:03 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
まだまだ最近の作品という気がしていたけど、もう9年も前になるんだなあ。

『ヒックとドラゴン』_e0033570_23024954.jpg原作になっているクレシッダ・コーウェルの小説も読んでみたものの、あまりに別モノで続きを読む気にはならなくなっちゃったし、続編はゴールデングローブ賞の受賞作品ながら日本公開は見送られ(Blu-ray&DVDのセル及びレンタルのみ)、テレビシリーズは来たもののカートゥーン・ネットワークやNetflixでのリリースと気軽に見られる環境じゃあなし、と次第に距離を置くようになっちゃった。
しかしまた新作が作られ、今度は劇場公開されるってんでチェックチェック!

お話は…細かいところは忘れちゃったけど、いや違うな、大筋を覚えてなくて細かいシーンを意外に覚えてたけど、かえって新鮮で純粋に愉しめた。
バイキングたちのキャラクターデザインはイマイチ好みじゃないけれど、見ているうちに段々と愛着が湧いてくる。それにトゥースも健気で可愛い。

また物語上の悪者が出てこない(敵対するドラゴンのラスボスはいるけれど)ので、イライラもなし。ヒックとトゥースにとって障害になりそうなキャラはいるものの、結局みんな”好い奴”だった、となる。
ジョン・パウエルの音楽も良いし、「魔女の宅急便」や「紅の豚」の影響を受けたという飛行シーンもゴキゲン。
ただ、ラストがねえ……。

トゥースは尻尾の先にある翼の片方を失っていて、ヒックが人口の翼を取り付けてあげたことで自在に大空を翔ぶことが出来るようになるのだが、ラストではヒックが右足を失い義足を付けるという展開が。
結果的に主人公が障害を負ったもの同士のコンビということになるのだけれど、この展開、必要だったの?

その前にメインキャラの中に、ヒックの師匠であり、ヒックの父である族長の友人でもある鍛冶屋で、片手片足が義手義足という人物が出てくるのが伏線なのかもしれないけど、なんだか最後の最後にイヤ~な気分にさせられてしまった。普通にハッピーエンドじゃなんでいけなかったんだろうか。

ちなみにヒックとトゥースのこの境遇、原作にはない要素なんだけどな。
あと、ヒックの相棒となるドラゴンの名前は”トゥース(歯)”ではなく”トゥースレス(歯なし)”が正しい。
まあ作者のコーウェルが、これらの改変について否定的なコメントを出していないのがせめてもの救いかな。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-11-12 23:06 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
レイダース/失われた≪聖櫃≫」、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」に続く<インディアナ・ジョーンズ>の冒険譚の第3弾。
2作目が1作目より過去の物語なので、時系列的にはこちらが1作目の続きということになる。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』_e0033570_20364503.jpgリヴァー・フェニックスが少年期のインディ役、そしてショーン・コネリーがインディの父ヘンリー・ジョーンズ役で出演と贅沢な配役。しかしフェニックスもコネリーもハリソン・フォードに似ているとはちっとも思わないのだが、それを言うのは野暮というものだろう。
特にインディアナ・ジョーンズは、映画史的にはジェームズ・ボンドの子供。となればインディの父親が初代007のコネリーなのは必然だ。
もっとも当初はグレゴリー・ペックも候補に挙げられていたようだが。

似てる似てないで言えば、少年期のインディが出会ったフェドラー帽を被った盗掘団のリーダー、こちらの方がインディっぽい。というよりインディが彼をリスペクトしていて、好んで似たような恰好をしているのだろうが。
ちなみにこの役を演じたリチャード・ヤングはその後、007フォロワーの一本「プリンス・マルコ/地中海の標的」でタイトルロールの凄腕スパイ役に抜擢された。

前作がちっとも面白く感じなかったので本作もあまり期待していなかったのだけれども、ブロディやサラといった1作目の脇役たちが戻り、かつ親子のデコボコバディ物になっていたので今度は愉しめた。
前2作のヒロインが二人ともインディといがみ合いながらも恋に落ちるというパターンだったのに対し、本作のヒロインは女の武器を使ってジョーンズ親子を誑かす悪女として描かれている点も目先が変わって良い。

1作目でユダヤ教、2作目で仏教、そしてこの3作目でキリスト教と、世界三大宗教に所縁の有る”宝物”が登場していることもあり、ここで終わっていればシリーズも綺麗に完結したのだろうが、続きが出来てしまったのは人気シリーズの宿命だろう。

その後も更なる続編の話は出ては消え、の状態だったが、そうこうしているうちにルーカス・フィルムがディズニー傘下に入ってしまったため、現在はディズニー映画として新作を準備中。
公開予定日が度々延期され、今のところは2021年夏ということになっているが、未だに脚本も仕上がっていないようなので心配。何より主演のハリソン・フォードがどこまで動けるか、だ。

御年77歳、順調に製作が進んだとしても撮影中に78歳を迎える訳で、ロジャー・ムーアだってジェームズ・ボンド役を勇退したのは57~8歳の頃だしなあ。
最近でもアクション映画で活躍しているリーアム・ニーソンにしたって67歳。もともと動きの良くないハリソンなだけに満足いくアクションシーンをこなせるのかどうかも気になる。

【ひとこと】
今回もTV吹替版で観賞。
ハリソン・フォード=村井国夫、ショーン・コネリー=若山弦蔵だとやはり安心して聴いていられる。

<過去記事>




by odin2099 | 2019-11-10 20:44 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
『メン・イン・ブラック/インターナショナル』(2019)_e0033570_19441531.jpg幼い頃にエイリアンと遭遇したモリーは、その際にMIBの存在を知る。
長じて自らMIB本部を突き止め、仲間入りを志願。エージェントOは彼女の熱意と実力を認め、研修生のエージェントMとしてロンドン支局へ配属を命じる。
そこでMは自ら売り込み、一見チャラ男だが実は凄腕のエージェントHと組んで要人警護の任務に就くが、謎の暗殺者の出現により任務は失敗してしまう。
だが一部の上級エージェントしか知らない筈の任務の内容が漏れていたことから、MはMIB内部にスパイがいるのではないかと推察。ロンドン支局長のハイTはHとMに密かに調査を命じる。

1997年に第1作、2002年に第2作、2012年に第3作と緩やかなペースで作られてきた「MIB」シリーズの第4作。
『メン・イン・ブラック/インターナショナル』(2019)_e0033570_19442663.jpg3作目に登場したエージェントOのエマ・トンプソンのみ続投で、スタッフやキャストは一新。
ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズに代わり、今度はクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンを主役に据え、舞台となるのもニューヨークの本部ではなくロンドン支局。
ということで正式には”続編”ではなく、”スピンオフ”という扱いらしい。

アメリカ本国ではシリーズ最低のオープニング成績で”大爆死”と言われているようだが、個人的には思いの外愉しめた。
元々好きなシリーズじゃないし、見ようかなどうしようかなと悩んでいたくらいなので、期待値が低かったのが功を奏したのかもしれない。

しかし日本語吹替版を作った連中には猛省を促したい。
素人や芸人を必然性ゼロで起用するのは、オリジナル版に対する冒涜行為以外の何ものでもない。
意味不明の日本版オリジナルソングを流す行為も含めて、作品の質を著しく貶めるなんざ有ってはならないことである。
何の権利を持ってオリジナルを改悪することが許されるのだろうか。

『メン・イン・ブラック/インターナショナル』(2019)_e0033570_19444233.jpg吹替版を作るなら、主演が「マイティ・ソー/バトルロイヤル」のコンビで劇中でも<MCU>ネタが盛り込まれてる以上、三宅健太と沢城みゆきを起用するのがファンに対するサービスだと思うのだが如何だろうか。

【ひとりごと】
「ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ」然り、「X-MEN/ダーク・フェニックス」然り、そして本作と本国ではシリーズ最新作が軒並み苦戦してる様子。
「X-MEN」は監督自ら敗戦の弁を述べているようだが、こちらも案の定、製作中のゴタゴタが表面化する羽目に。

まあソニーピクチャーズにしたところで、今夏の大本命はこの「MIB」の二週間後に公開される「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」なんだろうから、トータルで数字残せればOKというところかな。
しかし新コンビでのシリーズ継続には黄信号が灯った感じ。
いやシリーズそのものが打ち止めになってしまうのかも。



by odin2099 | 2019-06-19 19:51 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(2)
月の刑務所から凶悪犯ボリスが脱獄。エージェントKの前に姿を現し、「お前は過去で死ぬ」と言い残して姿を消した。Jは本部のデータベースで、かつてKがボリスを逮捕し地球の危機を救ったことを知るが、それ以上は機密扱いになっていた。
翌日MIB本部へ出勤したJは、誰もKのことを知らないことに混乱する。亡くなったZに代わる新任のエージェントOからKは既に死亡していていることを聞いたJは、ボリスが過去を改変したことに気付く。
Kを救うべくJは自らも過去の世界へタイムトラベルを試みるが、その前に姿を見せたのは若かりし頃のKだった。

『メン・イン・ブラック3』(2012)_e0033570_21494703.jpg「MIB」シリーズの3作目。
これまでは事件が起こり、それにJとKのコンビが立ち向かうというパターンだったが、今度は彼ら自身が物語の中心。しかも迷コンビの本当の絆が試されるという新機軸。これがなかなか愉しめた。

というのも若きエージェントKを演じるジョシュ・ブローリンが出色。
吹替版だと現在と過去、どちらのKも谷口節が担当していることもあるのだが、トミー・リー・ジョーンズとの二人一役にかなりの説得力が。

正直言って前2作はちっともノレなかったのだけれど、今回はイケる。
過去と現在、両方のKとJ役のウィル・スミスとのコンビネーションも、実に「らしい」ものになっていて、こういう展開ならシリーズの続行もアリだな。

しかしもう一人過去と未来の両方が出てくるエージェントOは…。
エマ・トンプソンの若い頃がアリス・イヴっていうのは、ちょっと盛りすぎでは…?



by odin2099 | 2019-06-13 21:53 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
Kの引退後、Lをパートナーに活躍していたJだったが、Lとのコンビを解消後は誰と組んでも長続きせず、勝手に相棒の記憶を消す始末。とうとうZからは犬型エイリアンのフランクを相棒につけられてしまう。
そんな中殺人事件が発生。調査の結果、これは25年前にKが解決したはずの事件に関係があるらしいことがわかり、JはZの命により今は記憶を消され一般人として暮らしているKを訪ねる。

『メン・イン・ブラック2』(2002)_e0033570_19411905.jpg「メン・イン・ブラック」の5年後を描いた続編。
どうやら当初はシリーズ化の予定はなかったらしい。じゃなかったら、前作ラストでKの記憶を消して一般人にするなんてことはしなかったろう。
おまけに前作のヒロインからパートナーに昇格したはずのLはお払い箱。結構行き当たりばったりだ。

お話の方も行き当たりばったり。なんか肝心の部分が上手く呑み込めなかったのだが、記憶を取り戻したKは全てを承知でJや仲間たち、それに今回のヒロインにヴィランも巻き込んで引っ掻き回していたってこと? 
一応はハッピーエンドらしい結末を提示されてはみたものの、どうも納得いかないんだけど。

ともあれウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの迷コンビが復活。
ヒロインはロザリオ・ドーソンで、セクシーなヴィランにはララ・フリン・ボイル。
マイケル・ジャクソンに似た奴がチラチラ映ってるなあと思ったら、なんと本人。
前作を気に入ったので監督に出演を直訴した成果なんだそうな。



by odin2099 | 2019-05-14 19:44 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
『ビリーブ/未来への大逆転』(2018)_e0033570_08570241.jpg子育てをしながら夫であるマーティンと共に大学で法律を学ぶルース。しかし首席で卒業しながらも、「女性である」というだけで彼女を雇ってくれる弁護士事務所はなく、已む無く大学教授の職に就くことになる。

「全ての人間は法の下に平等」を謳いながら、実際は性差別を認める法律が数多く存在している。そんな法律を変えて行こうと熱心に学生たちに語るルースだったが、自分が弁護士になりたかったとの不満をついマーティンに漏らすこともあった。

そんなルースにマーティンはある訴訟の話をする。親の介護は女性の役目だとして、費用の控除を認められなかった男性の件だ。ルースは、もしこの法律が憲法違反だと認めさせることが出来れば、差別撤廃へ向けての大きな一歩となることに気付き、無償で弁護を買って出る。
マーティンと二人三脚で法廷へと向かうルース。だがその行く手には様々な障害が待ち受けていた。

自ら男女の差別に苦しみながらも、一時は大病を患った夫を献身的に支え、二人の子供を育て、86歳となる今なお最年長の連邦最高裁判事として活躍するルース・ベイダー・ギンズバーグ。
そんな彼女を主人公にした、事実に基くサクセスストーリーである。

監督はミミ・レダー、出演はフェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、ジャスティン・セロー、キャシー・ベイツ、サム・ウォーターストン、スティーヴン・ルート、ジャック・レイナー、ケイリー・スピーニーら。脚本を書いたダニエル・スティープルマンはルースの甥とのこと。
『ビリーブ/未来への大逆転』(2018)_e0033570_08573107.jpg
キャリアだけを見てしまえば単純に「強い女」のレッテルを張られてしまいそうだが、フェリシティ・ジョーンズは凛とした強さと、時に少女のようなあどけなさ、頼りなさげな表情を見せるので、観客は自然に彼女の主張を受け入れやすくなっている。彼女が主演じゃなければ、見ようという気にならなかったかも知れない。

ただ劇中では15年ほどが経過しているはずだが、子供の成長以外に時間の流れがそれほど感じられないことや、夫が癌に倒れ苦学するシーンが後に及ぼす影響が軽微なために、敢えて盛り込む必要があったのかという点に若干の疑問符がつくこと、それに夫と娘に支えられて成功を収めるという展開に甘さが感じられるので、彼女自身の功績がともすれば霞んでしまっているように感じられること等々、不満点がないでもないが、法廷シーンもそれなりに見応えがあり2時間でコンパクトにまとめられているのも良い。



by odin2099 | 2019-04-29 08:59 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
『メン・イン・ブラック』(1997)_e0033570_22533907.jpgNY市警察の刑事ジェームズは犯人を追跡中に取り逃がしてしまい、逃走犯は自殺してしまうが、その死の寸前に異形を見せた。この荒唐無稽な話は警察内部でも検視官のローレル以外は誰も信じず、ジェームズのミスとして片付けられそうになるが、突然現れた黒衣の男がローレルの記憶を消去、そしてジェームズを自分の所属する組織の一員へとスカウトする。

Kと呼ばれるその男は、地球に密かに滞在する多くのエイリアンが犯罪行為に及ばないように監視するMIBという秘密組織のメンバーだったのだ。
テストに合格したジェームズは参加する決意を固め、過去の一切の経歴を捨てた”エージェントJ”としてKとコンビを組むことになった。

UFOの目撃者や宇宙人との遭遇者の元に現れ、圧力をかけて行くという黒尽くめの衣装の男たち、それがMIB。
という予備知識は結構前から持っていた。
一応は都市伝説扱いされてはいるものの、昔からこういう話は信用するタイプなので、ロズウェルがどうの、エリア51がこうの、MJ12は…といった類の話は大好物。
なので最初は大真面目に(?)ハッタリ話をかましてくれるのかと思いきや、思いっきりコメディ映画でちとガッカリ。おまけにコミック原作だったとは…。

監督はバリー・ソネンフェルドで、製作総指揮にスティーブン・スピルバーグが名を連ね、主演はトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス、そしてリンダ・フィオレンティーノ。
今年は久しぶりのシリーズ新作が作られるということで、公開時以来の再観賞。
そういやこれ、原作はマーベル・コミックだったんだ?

で、公開当時のメモを見ると「期待しないで見たけど、予想通りノレない映画だった」、「つまらないというワケじゃないけど、好きじゃない」、「普通の人は楽しめるんだろうけど、自分の守備範囲じゃない」と散々。
「トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビはおかしいし、作品のテンポも良い」けれども「”マーズ・アタック!”程じゃなかったけど、やっぱりダメ」、というのはさっぱりフォローになってないなあ…。

今回20年ちょっとぶりに見直してみたけど…ダメだな、こりゃ。やはり自分の守備範囲外。
同時期の「スターシップ・トゥルーパーズ」も同じようにでっかい虫が出てくるから嫌悪感が先に立っちゃうんだけど、笑いを取るべき数々のギャグシーンが単なる悪趣味なだけのシーンに見えてしまうのが自分の限界なのだ。
そんなこんなで続編は見てないんだけど、今度の新作、どうしようかな。



by odin2099 | 2019-03-26 22:59 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
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