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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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** ネタバレあり **

但し今回はオープニングに<ユニバース>専用のタイトルロゴが流れない。軌道修正を図り今後は「ゆるやかな繋がり」を目指すということだったが、これもその方針変更の一貫か。

e0033570_21552381.jpgとはいうものの、ジャスティス・リーグがいる世界と地続きのようである。
主人公ビリーと義兄弟かつ親友となるフレディは「スーパーマンの跳ね返した弾丸」やレプリカとはいえバットラングをコレクションしてるし、ラストシーンにはスーパーマンがカメオ出演。

これ、当初はヘンリー・カビル呼んでくるつもりがスケジュールの都合でボツ。
ならば、とスタントマンに衣装を着せ、首から下だけ映すことで乗り切ったという話だけど、ちゃんとジョン・ウィリアムズのテーマ曲も流れるから、本物って解釈で良いんだろう。
しかしヘンリー・カビルには降板の噂が出てるだけに微妙な扱いだなあ。同じように降板の噂があったバットマンのベン・アフレックは実際に降りちゃったし。

ともあれジャスティス・リーグの護った世界と、アクアマンが活躍する世界がちょっと違って見えちゃったように、このシャザムのいる世界もちょいと、いやかなーり違う雰囲気。こちらのビリーのスーパーな能力は魔術師から与えられるのだ。「シャザム!」と唱えることで、魔術師シャザムの能力を受け継ぎ、ついでに姿かたちも大変身。「見た目はオトナ、中身はコドモ」というキャッチコピーの意味はここにある。

この魔術師、かつては”七つの大罪”と呼ばれる魔物を封印した偉大な能力者だったようだが、仲間を失い自らの能力も衰え後継者探しに躍起。焦ったのか人選を誤り、結果的にヴィランを生み出してしまったのだからウッカリにもほどがある。その代わりに選んだビリーにしたって里親の元を脱走し続ける悪ガキだから、その適性ってなんだろう?

正義感があって純粋な心の持ち主で、というのが条件らしいのだが、スーパーパワーを使ってフレディと一緒に悪ふざけしてたり、かと思えば嫉妬やら何やらでケンカ別れし、とヒーローらしいとこは何もない。一応は凄いパワーを持ってるものの、同等かそれ以上のパワーを持つドクター・シヴァナには終始やられっぱなしで逃げ回ってばかりで頼りないこと夥しい。

まあ最後には成長して仲直りし、奇跡の大逆転を見せる(まさか義兄弟たるグループホームの孤児たち全員がシャザムの力を得てスーパーヒーロー軍団を結成するとは…!)から、「ホントのビリーは良い子なんだよ」アピールが功を奏してメデタシメデタシという気分にさせられるけれど、実際のとこは「魔術師の目に狂いはない」のではなく結果オーライなんじゃないのかね。

それでも終始コメディタッチかと思っていたら、要所要所はシリアスに締めているし、ここまでガラっと変身するアメコミヒーロー映画というのも珍しいし、これで<DCフィルム・ユニバース>に新風を吹き込んでくれたのだから、こちらも結果オーライかな。早くも続編製作決定というのもメデタイ。「ジャスティス・リーグ2」に参戦もありうる?!

ところで今回も何かと物議を醸している吹替版を見てきたが、豪華声優陣は良いとして、やはり肝心の主役が大問題。まあ決して下手じゃないんだけど、キャラに合ってるとは言えないし、他のメンバーから明らかに浮いてる。もういい加減作品の価値を著しく貶める<日本語吹替版>を作るのは止めて欲しいのだが、こうやってあーだこーだ言われるのも込みで宣伝効果あり、と考えてる輩が後を絶たないんだろうなあ。



by odin2099 | 2019-04-22 22:00 |  映画感想<サ行> | Trackback(5) | Comments(0)
「LEGOムービー」の続編で、なんと前作のラストシーン直結で幕開け。
おしごと大王から世界を救ったものの、再び世界に危機が…! それから数年、街は荒廃し人々は変わってしまったものの、ただ一人全く変わらないエメット。
そこにシスター星雲のわがまま女王の使者が現れ、ルーシーたちを浚ってしまう。
仲間たちを助けるため、エメットは宇宙へ――!

e0033570_20303557.jpg今回も思いっきりメタ展開だけど、謎解きシーンで唖然茫然とした前作に比べると、同じ手は二度と食うもんか、とまでは思わないけど先の展開がかなり読める。
前作はパパと仲直りした男の子が一緒にレゴで遊び始めるところで終ってるけれども、そうそうこの子には妹がいたんだよね。で今度は兄妹ゲンカが始まっちゃう。そこにママのカミナリが落ちて、というのが今回の世界の危機の真相。もちろん最後は兄妹で仲良くレゴで遊ぶシーンでEND、というのは予定調和。

悪そうなヤツがそうでもなく、逆に…というあたりが今回の捻ってる部分で、後はとあるキャラクターの素性というか正体に意外性を持たせているのがポイントかな。このキャラ、言語版同様に吹替版でもある人が二役で演じてるんだけど、どのくらいの声優ファンが気付くのやら。
その結果、ちょっぴり湿っぽいシーンもあったりなんかしちゃったりしてるけど、前回同様「すべてはサイコー!!」なフィナーレを迎える。

でも、自分には合わなかった…。

【ひとこと】
途中でレゴ版のブルース・ウィリスが出てくるのだが、あれは本人がちゃんと声を当ててるんだとか。
吹替じゃわからんよなあ。



by odin2099 | 2019-03-30 20:30 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
<DCFU>の第5弾。
スーパーマン亡き後、地球の危機を憂えるバットマンは、ワンダーウーマンの協力を得て特別な能力を持つ”メタヒューマン”を探し出し、チームを結成しようとしているというところから始まる。

e0033570_23211934.jpg選ばれたのはレックス・ルーサーのデータに記されていたアクアマン、フラッシュ、サイボーグの3人。
フラッシュはあっさりとスカウトを承諾するものの、アクアマンとサイボーグには断られる。しかしながらバットマンたちの危機には颯爽と駆けつける、というお約束の展開はやはり燃える。

ただ物語の構成はあまり上手くなく、最初の方にスーパーマンの死を悼むシーンがあったり、バットマンやワンダーウーマンの活躍シーンを織り込み「何かが起ろうとしている」感を醸しだそうとしているのだが、いっそのこといきなりステッペンウルフがアマゾン族の島(セミッシラ)を襲撃してマザーボックスを盗むシーンから始め、「既に戦いは始まってる」という段階から進めても良かったんじゃなかろうかと思う。

時間配分も、2時間の映画でバットマン、ワンダーウーマン、フラッシュの元へサイボーグが駆けつけ、最後にアクアマンが加わるまでが丁度半分の1時間後、そして待望のスーパーマンが復活し仲間に加わるのがラストの20分というのも、バランス面を考えるとあまり上手い組み立てとは思えない。

それでもこれまでの<DCFU>の中では一番コンパクトな上映時間、そして娯楽に徹した作風は大いに楽しめた。
相も変わらずの製作中のゴタゴタ、そして公開後のあまり芳しくない反響は色々と聞こえてくるものの、現段階では<DCFU>のマイベストである。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-02-08 21:59 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「マン・オブ・スティール」に続く<DCFU>第2弾。
前作終盤でのスーパーマンの戦いっぷりはちょいとやり過ぎの感がありましたが、そのシーンを反芻してネガティヴに描いた序盤はなかなか新鮮です。
スーパーマンを否定とまではいかないまでもその存在に疑問符を付けたのですから、従来のスーパーマン像とは大きく隔たった新しい姿と言えます。

e0033570_19575954.jpgしかし再三書いてますけど、この映画の最大の難は二大ヒーローの対決が盛り上がらないこと。
両雄が激突するのは実はレックス・ルーサーの策略でした、というのはいいのですが、劇中でのバットマンの存在があまり大きなものではないので(あまり有名なようには描かれてません)、単にコスプレ男が二人で殴り合ってるようにしか見えません。スーパーヒーローのはずなんですけどね。
そしてこの二大ヒーローは揃ってマザコン? 
対決から共闘への流れが拍子抜けするくらいあっけないです。

そのかわりアクションシークエンスを掻っ攫っていくのがワンダーウーマン。彼女がこの映画全体を救ってくれてますねえ。変身前のダイアナ・プリンスの時もなかなか魅力的ですけど、やっぱり戦っている姿がカッチョいいです。
ダイアナの時は背中バッサリ、胸元ザックリと開いたなかなかセクシーなドレスを身に纏っているシーンが多いのですが、おっぱいが小ぶりなのであまりエロさは感じさせません。

このあたりは正ヒロインのロイス・レインと好対照ですね。
ロイスは基本的に露出を押さえた服装ですが、序盤には大胆な入浴シーンが。
ファミリーピクチャーですから肝心なところはギリギリで見えませんが、それでもおっぱいがプルンプルン揺れているのは子供には目の毒?
何度でも見たいですし、何ならもっと長くてもいいのに、と思うシーンでした。

さて、この作品ではバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン以外にもメタヒューマンとしてフラッシュ、アクアマン、サイボーグが紹介されますが、その活躍は持ち越しです。ただその「次への興味を持たせる戦略」が必ずしも上手くいっていないのが残念ではありますが。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-28 21:46 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
昨年は日本では一本も作品が公開されなかった<DCFU>ですが、今年は何本か見られそうなので、それに備えてこちらもお浚いです。
しかし今でも<DCFU>の呼び名は有効なんでしょうか。<DCフィルムズ>という呼称も定着しませんでしたしねえ。

またこの作品、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズとの最後の提携作品です。
かつて<ダークナイト・トリロジー>などのヒット作を生み出しましたが、その後関係が悪化したとのこと。
レジェンダリーは今ではゴジラやキングコングを使って<モンスター・バース>を構築してますので、もしかするとその選択の方が正しかったかも知れませんね。

e0033570_23151643.jpgさて「スーパーマン」をリブートした本作は、従来のスーパーマン像とは些か趣きを異にする英雄譚となりました。コスチュームの色合いもそうですが、スーパーマンらしからぬ地味さ。そして苦悩する人間臭いスーパーマンです。

また「スーパーマン=カル・エル=クラーク・ケント」の境界線が曖昧というか、その区別がほぼない、というのも斬新です。
ロイスはまだスーパーマンとして覚醒する前にクラークに出会っていますし、クラークの旧友たちも彼が只者ではないことを知っています。
軍やデイリー・プラネット社の人間は兎も角、メイン格のキャラクターは皆この関係性を知っているか、薄々気付いているというのは珍しいでしょう。

クラークの養父ジョナサンは、極力秘密を守るように言い残していましたが、結局のところこの苦労は無駄に終わったことになります。
勿論不用意に周囲に漏らすことはなかったでしょうが、結果的にクラークは孤独ではなく、これがあくまでもクリプトンの同胞たちを蘇らせることに固執したゾッド将軍に同調しなかった理由なのかも知れません。
そのためにクラークはゾッド将軍を自らの手で殺めるという、これまた従来のスーパーマンでは考えられない行動に出ますが、それも自分を受け入れてくれた地球人を愛するが故の決断です。

そんな新しいスーパーマンの物語に最初は戸惑いましたが、何度か見直す度に新たな魅力に気付いて行きましたが、作品全体を覆う重苦しいトーン、これは逆にどんどん気になりだしました。やはりスーパーマンには明るさや爽快感が欲しいですね。結局このあたりの判断ミスというか方向性の選択が、その後の<DCFU>の迷走ぶりを決定づけてしまったと言えそうです。

「マン・オブ・スティール2」の企画も持ち上がっていたようですが、その後は音沙汰も無し。
それどころかエイミー・アダムスやローレンス・フィッシュバーンらメインキャストのネガティヴな発言や、降って湧いたようなヘンリー・カビルの降板の噂。
少なくても当分の間スーパーマンの登場する映画は作られないという話や、スタッフ・キャストを一新して再リブートするという話などチラホラ聞こえてきますが、個人的に現行キャストは気に入っていますので、何とか体制を維持したまま新たな冒険を描いて欲しいものです。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-17 18:59 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
クリスマスなのでクリスマスらしい映画を一本。
サルキンド父子が「スーパーマン」三部作と「スーパーガール」に続いて送る”スーパーヒーロー・シリーズ”第5弾。
この作品と前の「スーパーガール」が期待通りの成績を上げられなかったので、サルキンド父子は「スーパーマン」の映画化権を手放し、だから「スーパーマン4」はキャノンで作られたという曰く付きの一篇。

e0033570_10052967.jpg前半がサンタクロース誕生秘話で、後半が現代を舞台にしたドタバタコメディ。
サンタに憧れ色々と頑張るものの、やり過ぎでクビになってしまう妖精パッチ、欠陥商品を売ったことで窮地に立たされたオモチャ会社のオーナーB・Z、孤児の少年ジョーと両親を亡くしB・Zに育てられた少女コーネリアとの交流を描く後半は、ともすればサンタの存在が霞んでしまうのだけれども、まあまあ愉しいクリスマス・ムービー。

今回DVDで見たのだけれども、日本語吹替が収録されていないのが残念。当時劇場でも上映された由緒正しい(?)豪華キャストなのに。
他にもテレビ放映時に新録したヴァージョンもあるらしいので、両方を搭載したBlu-rayの発売を希望!

<過去記事>



by odin2099 | 2018-12-24 10:09 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
劇場の幕が開き、スタンダードサイズのスクリーンにはデイリープラネットを紹介するニュース映像。
そこからテロップが飛び出してワイドスクリーン一杯に広がり、そして映し出される「スーパーマン」のタイトル。このオープニングは好き。
観客を物語世界へ一気に誘う効果がある。

e0033570_20170167.jpg日本では公開が半年遅れの79年の夏になったので、前年78年の夏に(これまた一年遅れで)公開された「スター・ウォーズ」に次ぐSF超大作、という印象が強い。
「スーパーマン」はワーナー・ブラザースの作品なので、「スター・ウォーズ」を送り出した20世紀FOXにしてみれば、ポスト「スター・ウォーズ」は同じ79年夏公開の「エイリアン」だったかもしれないが、ちょっと毛色の違う「エイリアン」よりは、コミックブックを抜け出してきたかのような「スター・ウォーズ」と「スーパーマン」の方により親和性を感じてしまう。
音楽が同じジョン・ウィリアムスということも大きいだろうし。

「スター・ウォーズ」といえば、主演のマーク・ハミル、本作のクリストファー・リーブ、それに「フラッシュ・ゴードン」のサム・ジョーンズまとめて「SF三大大根役者」なんて評してる記事を見たことがあるが、ハミルは才人だし、リーブは演技派である。
また「スター・ウォーズ」のキャリー・フィッシャー、本作のマーゴット・キダー、やはり「フラッシュ・ゴードン」のメロディ・アンダーソンとまとめてルックスが揶揄されたりしていたっけ。

ミスキャスト、ミスキャスト騒がれていたロイス・レイン役のマーゴット・キダーも、先月お亡くなりに。
3作目では出番を思いっきり減らされて先行きが危ぶまれていたが、製作体制が一新された4作目では見事に正ヒロインに返り咲き。誰もが目を見張る美人ではなかったかもしれないし、私生活面では色々とお騒がせしていたかもしれないが、なかなかチャーミングなロイスだったと思う。
多少ガサツで蓮っ葉な印象を与えたかもしれないが。

それにしてもゆったりした映画だった。
最初の三分の一くらいはリーブではなくジェフ・イーストが演じる若きクラーク・ケントがメインで出ていて、スーパーマンの誕生物語をじっくり描き、その後でロイスをはじめとするデイリープラネット社のメンバーやヴィランとなるレックス・ルーサーの紹介にかなりの時間を割き、最初のスーパーマンの活躍まで焦らす焦らす。
その後のスーパーマンとロイスの空中デートのシーンなんぞ、今ならこれだけの時間をかけられないだろう。
最近の若い人には、冗漫で退屈な映画だと受け取られやしないかと多少心配になるくらいだ。最新版のスーパーマンである「マン・オブ・スティール」なんか、この作品と比べるとどれだけ忙しなく殺伐としていることか。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2923872/




by odin2099 | 2018-06-29 20:30 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>の第五弾にして、やっとヒーロー集結。
e0033570_23211934.jpgここら辺の流れは<マーベル・シネマティック・ユニバース>に近いけど、バットマンとワンダーウーマンがメインで、終盤に復活したスーパーマンが加わるものの、フラッシュとサイボーグとアクアマンは(「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」でチラっとだけ姿を見せ、フラッシュは「スーサイド・スクワッド」にも出ているが)実質的にはこの作品がデビュー作。ということで残念ながら強者集結ムードには一歩及ばない。

おまけにイベント要素てんこ盛りの作品の割に、<DCFU>では最短の上映時間は2時間ジャスト。
ザック・スナイダー監督が降板する前のヴァージョンでは3時間はあったとの噂もあり、テンポも良くて見やすい娯楽作品に仕上がってはいるが物足りないとの声も多い。
実際、予告編にはあって本編にはない、というシーンも幾つかあるので、初見の時はあれれ?となったくらいなので、可能ならロング・ヴァージョン、もしくはザック・スナイダーズカットなんていうのも見てみたいもんである。
後を継いだジョス・「アベンジャーズ」・ウェドン監督(クレジットは”脚本”)も手堅くまとめてはいるものの。

さて本編。
いきなりマザーボックスだ、ステッペンウルフだ、と言われても危機の度合いがわからない。もうちょっとこれまでの作品で上手く伏線張っておいて欲しかったところだ。
そのマザーボックスにしてからに、随分あっさりと奪われるし、アマゾン族もアトランティス人も危機管理能力を問われかねない。おまけにジャスティス・リーグの皆さんも、スーパーマンを蘇生させてヤレヤレというところでほったらかしにしておくんだもんなあ。お間抜けすぎる。

肝心のステッペンウルフも、実際のところそんなに凄い敵という雰囲気はない。「ワンダーウーマン」に出てきたアレスの方が、神様なだけによっぽどヤバそうだったし、「バットマンVSスーパーマン」に出てきたドゥームズデイも強大なモンスターというオーラが出ていたけど、どうもワンダーウーマンの戦いぶりを基準に考えると、「ステッペンウルフ>ドゥームズデイ>アレス」となるようで何となく納得いかない。

で、ワンダーウーマン。彼女が今回の実質的な主人公(バットマン/ブルース・ウェインは狂言回しだ)。
前作の単独主演作は女性監督だったからなのか、所謂お色気シーンは封印されちゃった感じだったけれど、今回はチームの紅一点ということもあって(ロイス・レインはあまり出番がないし)、ちょこちょこっとエロスを感じさせてくれる。
例えばサイボーグと初対面のシーン、珍しく胸の谷間が全開だし、後ろ姿はヒップがキュッと上がって、しかもうっすらとアンダーのラインが見えるようで思わずドギマギ。大人の娯楽映画だもん、こういう要素も大事だと思うんだけど、あんまりやり過ぎると抗議が来ちゃうのかな。

新メンバーの一人、お調子者のフラッシュことバリー・アレンは<MCU>で言えばスパイダーマンのポジションかな。あそこまで煩くない代わりに、ちょい根暗入っちゃってます。でも良いキャラだった。
そういや途中で足を怪我するけど、あれって何の意味があったんだろう?その場での危機感は盛り上げたかもしれないけど、以後の戦いでスピードを封じられたとかいう枷もないし、いらなかったんじゃないのかな。
そして最後にバリーはニートじゃなくなり、警察にちゃんとした職を得るが、推薦状を書いた友人っていうのはブルース・ウェィンか、ゴードン本部長あたりなんだろうね。

ワイルドなアクアマン/アーサー・カリーも、クールなサイボーグ/ビクター・ストーンも、チームの構成メンバーとしてはバラエティに富んでいて、正に「これから」というところで終わってるだけに次に期待したいところだけど、パート2が自然消滅し、相変わらず<DCFU>自体が迷走し…というところなので、正直言うとチームアップが今回限りで終わりそうなのが何とも…。

一応<DCFU>の次回作は「アクアマン」単独主演作なんだけど、主人公より今回は顔見せ程度だったアンバー・ハード演じるアトランティスの女王メラに注目。ボディーラインがはっきり出てるコスチュームだし、こりゃワンダーウーマンより期待出来るかな?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26213560/
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by odin2099 | 2018-03-24 23:35 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>の第二弾。
前作「マン・オブ・スティール」のクライマックスバトルに新撮シーンを加え、それを導入部に。
あのシーンのどこかにブルース・ウェインがいたと考えると実に面白いし、編集も巧みで違和感はない。
といっても、それじゃあ「マン・オブ・スティール」の方にこれらのシーンを追加しても大丈夫かと問われると、それはノー。ブルース視点なので、それでは焦点がぼやけてしまう。

e0033570_19575954.jpgこの作品世界ではバットマンの方がスーパーマンよりもヒーローとしては先輩。ピエロ姿の異常者に悩まされたという台詞があるし、相棒ロビンをジョーカーに殺された過去があるらしいことも示唆されている。
更に後の「ジャスティス・リーグ」では、アルフレッドに「ペンギンを追いかけていた頃が懐かしいですな」なんて言わせてるところをみると、かつてのティム・バートン監督作に始まる「バットマン」四部作とはパラレル設定なのかも知れない。
クリストファー・ノーランの<ダークサイド・トリロジー>とは繋がらないだろうけど。

その割にバットマンは知名度もあまり高くないようだし、当然ヒーローとしても認知されてないので、せっかくのバットマンVSスーパーマンが世紀の一戦には見えないのが残念。
レックス・ルーサーも、わざわざバットマンの力を利用せずとも単独でスーパーマンを何とか出来たんじゃ?なんて思えてくる。

お話の展開はまだるっこしいし(例えばクリプトナイトを括りつけた槍を捨て、それをもう一回拾う、というシーンなんか必要?)、ストーリーは重苦しいし、上映時間は長いし、と娯楽大作としてはアピールポイントが低すぎるのがこの作品の難点で、これを二時間枠の地上波で放送するようなことになれば、どんだけテンポ良く刈り込んだものが見られることやら、とちょっと期待してしまうのだけど、そういった楽しみ方は邪道だよなあ。

それでもかなりだれてきた終盤に、颯爽とワンダーウーマン登場!
的に追い詰められても笑顔で再度立ち向かう姿は惚れ惚れする。この映画の一番の見どころと言っても良いだろう。ちなみに二番目は、序盤に出てくる見えそうで見えないロイス・レーンの入浴シーンだけど。

最後はスーパーマン/クラーク・ケントの葬儀シーン。
ブルースがダイアナ・プリンスと一緒にメタヒューマンたちを集めてチームを結成しようとする切っ掛けになるとはいえ、この映画は本当にスーパーマンの死で終わらせる必要があったのかな?というのもちょいと疑問。
またその復活も、彼自身の生命力のなせる業かと思いきや、ブルースたちの意思とクリプトンの超科学力によるものだというシーンが「ジャスティス・リーグ」で描かれるが、それじゃあ棺にかけられた土が舞い上がるシーンは何の意味があったんだか。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-13 20:06 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>(で、いいのかな?)の第一弾。
ここのところ<MCU>をずっと追いかけてるけど、ちょっと浮気。

この映画、いきなり出産シーンから始まるが、お茶の間には相応しくないと判断されたのか、過去2回の地上波放送の際には何れもカット。
まあ純粋に放送枠の関係だろうが。

e0033570_23151643.jpgクリストファー・リーブ版「スーパーマン」に比べると比重が大きいのが、クラーク・ケント/カル=エルの二人の父親の存在。クリプトン脱出時や地球到着後の幼少期のエピソードにしばしば登場し、クラークの成人後にも回想シーンに現れ、はたまたコンピューターの一部となって彼を導く。
また母親との結びつきも強く描かれ、ともすればクラークが過保護で脆弱に映りかねないのだが、そうはならないのはヘンリー・カビルの落ち着いた演技と存在感故だろう。

クリストファー・リーブが朴訥で純粋な、少年がそのまま大人になったかのようなピュアなクラーク・ケント像を作り上げていたのとは対照的に、ヘンリー・カビルは周囲から拒絶されたり軽く見られたりといった逆境から跳ね上がった精悍な男を演じているからだ。

その結果、皆が求めるスーパーマン像とは多少かけ離れて見えてしまっているのは計算の内だろうが、作品全体が暗く重々しいトーンに貫かれてしまったのも想定内だったのだろうか。それとも誤算だったのだろうか。
この作品に続く<DCFU>作品は何れも内容的にも興行的にも苦戦が続いているようだが、この作品で既にボタンは掛け違っていたのかもしれない。

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by odin2099 | 2018-03-06 23:21 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
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