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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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劇場の幕が開き、スタンダードサイズのスクリーンにはデイリープラネットを紹介するニュース映像。
そこからテロップが飛び出してワイドスクリーン一杯に広がり、そして映し出される「スーパーマン」のタイトル。このオープニングは好き。
観客を物語世界へ一気に誘う効果がある。

e0033570_20170167.jpg日本では公開が半年遅れの79年の夏になったので、前年78年の夏に(これまた一年遅れで)公開された「スター・ウォーズ」に次ぐSF超大作、という印象が強い。
「スーパーマン」はワーナー・ブラザースの作品なので、「スター・ウォーズ」を送り出した20世紀FOXにしてみれば、ポスト「スター・ウォーズ」は同じ79年夏公開の「エイリアン」だったかもしれないが、ちょっと毛色の違う「エイリアン」よりは、コミックブックを抜け出してきたかのような「スター・ウォーズ」と「スーパーマン」の方により親和性を感じてしまう。
音楽が同じジョン・ウィリアムスということも大きいだろうし。

「スター・ウォーズ」といえば、主演のマーク・ハミル、本作のクリストファー・リーブ、それに「フラッシュ・ゴードン」のサム・ジョーンズまとめて「SF三大大根役者」なんて評してる記事を見たことがあるが、ハミルは才人だし、リーブは演技派である。
また「スター・ウォーズ」のキャリー・フィッシャー、本作のマーゴット・キダー、やはり「フラッシュ・ゴードン」のメロディ・アンダーソンとまとめてルックスが揶揄されたりしていたっけ。

ミスキャスト、ミスキャスト騒がれていたロイス・レイン役のマーゴット・キダーも、先月お亡くなりに。
3作目では出番を思いっきり減らされて先行きが危ぶまれていたが、製作体制が一新された4作目では見事に正ヒロインに返り咲き。誰もが目を見張る美人ではなかったかもしれないし、私生活面では色々とお騒がせしていたかもしれないが、なかなかチャーミングなロイスだったと思う。
多少ガサツで蓮っ葉な印象を与えたかもしれないが。

それにしてもゆったりした映画だった。
最初の三分の一くらいはリーブではなくジェフ・イーストが演じる若きクラーク・ケントがメインで出ていて、スーパーマンの誕生物語をじっくり描き、その後でロイスをはじめとするデイリープラネット社のメンバーやヴィランとなるレックス・ルーサーの紹介にかなりの時間を割き、最初のスーパーマンの活躍まで焦らす焦らす。
その後のスーパーマンとロイスの空中デートのシーンなんぞ、今ならこれだけの時間をかけられないだろう。
最近の若い人には、冗漫で退屈な映画だと受け取られやしないかと多少心配になるくらいだ。最新版のスーパーマンである「マン・オブ・スティール」なんか、この作品と比べるとどれだけ忙しなく殺伐としていることか。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2923872/




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by odin2099 | 2018-06-29 20:30 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>の第五弾にして、やっとヒーロー集結。
e0033570_23211934.jpgここら辺の流れは<マーベル・シネマティック・ユニバース>に近いけど、バットマンとワンダーウーマンがメインで、終盤に復活したスーパーマンが加わるものの、フラッシュとサイボーグとアクアマンは(「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」でチラっとだけ姿を見せ、フラッシュは「スーサイド・スクワッド」にも出ているが)実質的にはこの作品がデビュー作。ということで残念ながら強者集結ムードには一歩及ばない。

おまけにイベント要素てんこ盛りの作品の割に、<DCFU>では最短の上映時間は2時間ジャスト。
ザック・スナイダー監督が降板する前のヴァージョンでは3時間はあったとの噂もあり、テンポも良くて見やすい娯楽作品に仕上がってはいるが物足りないとの声も多い。
実際、予告編にはあって本編にはない、というシーンも幾つかあるので、初見の時はあれれ?となったくらいなので、可能ならロング・ヴァージョン、もしくはザック・スナイダーズカットなんていうのも見てみたいもんである。
後を継いだジョス・「アベンジャーズ」・ウェドン監督(クレジットは”脚本”)も手堅くまとめてはいるものの。

さて本編。
いきなりマザーボックスだ、ステッペンウルフだ、と言われても危機の度合いがわからない。もうちょっとこれまでの作品で上手く伏線張っておいて欲しかったところだ。
そのマザーボックスにしてからに、随分あっさりと奪われるし、アマゾン族もアトランティス人も危機管理能力を問われかねない。おまけにジャスティス・リーグの皆さんも、スーパーマンを蘇生させてヤレヤレというところでほったらかしにしておくんだもんなあ。お間抜けすぎる。

肝心のステッペンウルフも、実際のところそんなに凄い敵という雰囲気はない。「ワンダーウーマン」に出てきたアレスの方が、神様なだけによっぽどヤバそうだったし、「バットマンVSスーパーマン」に出てきたドゥームズデイも強大なモンスターというオーラが出ていたけど、どうもワンダーウーマンの戦いぶりを基準に考えると、「ステッペンウルフ>ドゥームズデイ>アレス」となるようで何となく納得いかない。

で、ワンダーウーマン。彼女が今回の実質的な主人公(バットマン/ブルース・ウェインは狂言回しだ)。
前作の単独主演作は女性監督だったからなのか、所謂お色気シーンは封印されちゃった感じだったけれど、今回はチームの紅一点ということもあって(ロイス・レインはあまり出番がないし)、ちょこちょこっとエロスを感じさせてくれる。
例えばサイボーグと初対面のシーン、珍しく胸の谷間が全開だし、後ろ姿はヒップがキュッと上がって、しかもうっすらとアンダーのラインが見えるようで思わずドギマギ。大人の娯楽映画だもん、こういう要素も大事だと思うんだけど、あんまりやり過ぎると抗議が来ちゃうのかな。

新メンバーの一人、お調子者のフラッシュことバリー・アレンは<MCU>で言えばスパイダーマンのポジションかな。あそこまで煩くない代わりに、ちょい根暗入っちゃってます。でも良いキャラだった。
そういや途中で足を怪我するけど、あれって何の意味があったんだろう?その場での危機感は盛り上げたかもしれないけど、以後の戦いでスピードを封じられたとかいう枷もないし、いらなかったんじゃないのかな。
そして最後にバリーはニートじゃなくなり、警察にちゃんとした職を得るが、推薦状を書いた友人っていうのはブルース・ウェンか、ゴードン本部長あたりなんだろうね。

ワイルドなアクアマン/アーサー・カリーも、クールなサイボーグ/ビクター・ストーンも、チームの構成メンバーとしてはバラエティに富んでいて、正に「これから」というところで終わってるだけに次に期待したいところだけど、パート2が自然消滅し、相変わらず<DCFU>自体が迷走し…というところなので、正直言うとチームアップが今回限りで終わりそうなのが何とも…。

一応<DCFU>の次回作は「アクアマン」単独主演作なんだけど、主人公より今回は顔見せ程度だったアンバー・ハード演じるアトランティスの女王メラに注目。ボディーラインがはっきり出てるコスチュームだし、こりゃワンダーウーマンより期待出来るかな?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26213560/
https://odin2099.exblog.jp/26336654/



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by odin2099 | 2018-03-24 23:35 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>の第二弾。
前作「マン・オブ・スティール」のクライマックスバトルに新撮シーンを加え、それを導入部に。
あのシーンのどこかにブルース・ウェインがいたと考えると実に面白いし、編集も巧みで違和感はない。
といっても、それじゃあ「マン・オブ・スティール」の方にこれらのシーンを追加しても大丈夫かと問われると、それはノー。ブルース視点なので、それでは焦点がぼやけてしまう。

e0033570_19575954.jpgこの作品世界ではバットマンの方がスーパーマンよりもヒーローとしては先輩。ピエロ姿の異常者に悩まされたという台詞があるし、相棒ロビンをジョーカーに殺された過去があるらしいことも示唆されている。
更に後の「ジャスティス・リーグ」では、アルフレッドに「ペンギンを追いかけていた頃が懐かしいですな」なんて言わせてるところをみると、かつてのティム・バートン監督作に始まる「バットマン」四部作とはパラレル設定なのかも知れない。
クリストファー・ノーランの<ダークサイド・トリロジー>とは繋がらないだろうけど。

その割にバットマンは知名度もあまり高くないようだし、当然ヒーローとしても認知されてないので、せっかくのバットマンVSスーパーマンが世紀の一戦には見えないのが残念。
レックス・ルーサーも、わざわざバットマンの力を利用せずとも単独でスーパーマンを何とか出来たんじゃ?なんて思えてくる。

お話の展開はまだるっこしいし(例えばクリプトナイトを括りつけた槍を捨て、それをもう一回拾う、というシーンなんか必要?)、ストーリーは重苦しいし、上映時間は長いし、と娯楽大作としてはアピールポイントが低すぎるのがこの作品の難点で、これを二時間枠の地上波で放送するようなことになれば、どんだけテンポ良く刈り込んだものが見られることやら、とちょっと期待してしまうのだけど、そういった楽しみ方は邪道だよなあ。

それでもかなりだれてきた終盤に、颯爽とワンダーウーマン登場!
的に追い詰められても笑顔で再度立ち向かう姿は惚れ惚れする。この映画の一番の見どころと言っても良いだろう。ちなみに二番目は、序盤に出てくる見えそうで見えないロイス・レーンの入浴シーンだけど。

最後はスーパーマン/クラーク・ケントの葬儀シーン。
ブルースがダイアナ・プリンスと一緒にメタヒューマンたちを集めてチームを結成しようとする切っ掛けになるとはいえ、この映画は本当にスーパーマンの死で終わらせる必要があったのかな?というのもちょいと疑問。
またその復活も、彼自身の生命力のなせる業かと思いきや、ブルースたちの意思とクリプトンの超科学力によるものだというシーンが「ジャスティス・リーグ」で描かれるが、それじゃあ棺にかけられた土が舞い上がるシーンは何の意味があったんだか。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-13 20:06 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
<DCフィルム・ユニバース>(で、いいのかな?)の第一弾。
ここのところ<MCU>をずっと追いかけてるけど、ちょっと浮気。

この映画、いきなり出産シーンから始まるが、お茶の間には相応しくないと判断されたのか、過去2回の地上波放送の際には何れもカット。
まあ純粋に放送枠の関係だろうが。

e0033570_23151643.jpgクリストファー・リーブ版「スーパーマン」に比べると比重が大きいのが、クラーク・ケント/カル=エルの二人の父親の存在。クリプトン脱出時や地球到着後の幼少期のエピソードにしばしば登場し、クラークの成人後にも回想シーンに現れ、はたまたコンピューターの一部となって彼を導く。
また母親との結びつきも強く描かれ、ともすればクラークが過保護で脆弱に映りかねないのだが、そうはならないのはヘンリー・カビルの落ち着いた演技と存在感故だろう。

クリストファー・リーブが朴訥で純粋な、少年がそのまま大人になったかのようなピュアなクラーク・ケント像を作り上げていたのとは対照的に、ヘンリー・カビルは周囲から拒絶されたり軽く見られたりといった逆境から跳ね上がった精悍な男を演じているからだ。

その結果、皆が求めるスーパーマン像とは多少かけ離れて見えてしまっているのは計算の内だろうが、作品全体が暗く重々しいトーンに貫かれてしまったのも想定内だったのだろうか。それとも誤算だったのだろうか。
この作品に続く<DCFU>作品は何れも内容的にも興行的にも苦戦が続いているようだが、この作品で既にボタンは掛け違っていたのかもしれない。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-03-06 23:21 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
*** ネタバレ注意! ***

e0033570_19201399.jpg今年2本目、通算では「マン・オブ・スティール」、「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」、「スーサイド・スクワッド」、「ワンダーウーマン」に続く5本目になる<DCEU>の最新作。
この”ユニバース”作品群、前作前々作では<DCフィルムズ>と呼称していたが、本作のパンフレットを見ると<DCFU(DCフィルムユニバース)>とある。<MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)>のように、もういい加減オフィシャルで統一して欲しい。

仕上げ段階で監督のザック・スナイダーが降板し、ジョス・ウェドンが後を引き継いで完成させた(だけでなく再撮影を行うなど大きく手を入れたとの噂)という経緯があり、何故かゴタゴタの絶えない<DCEU>の現場だけに不安要素は大きかったが、上映時間を思い切って2時間に刈り込んだのが功を奏したのか、初めて何度でも見直したい、と思える作品になっていた。

といっても先行する<MCU>と違い、<DCEU>は伏線の貼り方が下手。いきなりステッペンウルフだ、マザーボックスだ、と言われてもその凄さがわからない(逆に<MCU>は露骨にやりすぎなこともあるけれど)。
これまでの作品で少しでもそれらに触れていたならば「未曾有の危機に強者集結」というワクワク感が増したと思うのだが、残念ながら唐突感は否めなかった。

またキャラクターの描き分けも下手。これは「アベンジャーズ」の一作目が奇跡的な出来栄えだったということもあるのだが、比較してしまうとジャスティス・リーグはせっかく超人が集まっていても烏合の衆に見えてしまう場面が多々ある。

パワーバランスも悪く、スーパーマンはチート過ぎるしバットマンはザコ過ぎる。アクアマンは海中での見せ場がないし、一応能力を発揮しているように見えるのはフラッシュとサイボーグだけ。
アベンジャーズも個々の能力差は大きいものの共闘のシーンでは各人の役割分担が決まっていて、それも正に適材適所だと見ていて納得出来るのだが、ジャスティス・リーグの戦いは見ていても誰の場面かがわかりづらい。

e0033570_19202893.jpgそして注目のスーパーマンの復活。「バットマンVSスーパーマン」のラストシーンの描写から、超自然的な力や奇跡が起こって復活するのかと思いきや、なんとマザーボックスのパワーでジェネシスチェンバーを起動、つまりテクノロジーの力でバットマンたちが甦らせてしまうとは…! まあ「有り」っちゃあ「有り」なんだけど、これはなんだか肩透かしされた気分。

と愚痴を言えばキリがないのだが、その一方で満足度も高い。
音楽担当のダニー・エルフマンは自作の「バットマンのテーマ」のみならず、ジョン・ウィリアムズ作曲の「スーパーマンのテーマ」もチラッと流してくれるし(勿論バーバリズムに溢れた「ワンダーウーマンのテーマ」も)、やっぱりヒーロー同士の共闘は燃える。それにワンダーウーマン、使い勝手が良いのかもしれないが、製作サイドから愛されてるなあ。
これに続く「ジャスティス・リーグ2」の企画は一端白紙に戻ったとも聞くが、今回参加してないヒーローも交えての再共演、是非とも実現して欲しいものだ。

これまでの<DCEU>には特別ポストクレジットシーンは用意されていなかったが、今回は2つ。
1つはフラッシュとスーパーマンが速さを競うというお遊び的なものだが、もう1つは脱獄したレックス・ルーサーがデスストロークに対し、ジャスティス・リーグに対抗して我々も手を組もうと持ち掛けるシーン。明確な次回作以降への伏線だが、果たしてこれを回収するのはどの作品になるのだろうか。

<DCEU>の次の作品は来年公開の「アクアマン」(今回はチラっと顔見せ程度の出番だったメラに期待。ワンダーウーマンに足りない”ボリューム”を補ってくれそう)だがこちらには絡みそうもないし、その次となると一応の公開日がアナウンスされている「ワンダーウーマン2」以外は「シャザム」、「フラッシュ」、「グリーンランタン」、「サイボーグ」、「サンドマン」、「ジャスティス・リーグ・ダーク」、「マン・オブ・スティール2」、「バットガール」、「ナイトウィング」、「ゴッサム・シティ・サイレンズ」、「スーサイド・スクワッド2」、「ザ・バットマン」とタイトルだけは列挙できるものの、全部実現するとは思えないしどこから着手するのかも不明。
持ち直したとも言われる<DCEU>ではあるが、ライバルの<MCU>に比べるとまだまだ不安定、先行き不透明と言わざるを得ないのが寂しい。


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by odin2099 | 2017-11-23 19:24 |  映画感想<サ行> | Trackback(4) | Comments(3)
新生スパイダーマンのお披露目が「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ならば、ワンダーウーマンが鮮烈なデビューを飾ったのはこの作品。
それまでダラダラと重たいドラマを延々と見せられてきて、その流れを一気に変えてくれたのがバットマンのピンチに颯爽と楯になる彼女の勇姿。
この作品で作られた彼女のテーマメロディは、単独作品「ワンダーウーマン」の予告でも使われ、遂に映画本編でもテーマ曲として流れることに。音楽担当者は別なんですけどね。

e0033570_19414147.jpgしかしワンダーウーマンは格好良いとは思うものの、変身前のダイアナ・プリンスというか、演じてるガル・ガドットの顔立ちは今一つ好みじゃない。
美人だとは思いますが。それに胸元が大きく開いた服を着てるシーンが大半なんですけど、ボリュームの点では非常に残念なことに。
これはかつてTVシリーズで演じていたリンダ・カーターのイメージが強すぎるんでしょうか。

おっと、ワンダーウーマンの話題ばっかでも何なので、映画あれこれ。

冒頭で描かれるブルース・ウェインの過去、両親が殺害された日。
家族で見に行ったのはてっきり「エクスカリバー」かと思い何でこの作品が選ばれたんだろうと悩んでましたが、そっちはCOMING SOONで、NOW SHOWINGなのはタイロン・パワー主演の「怪傑ゾロ」でした。
きっとこの映画を見たブルース坊ちゃまの脳裏にマスク姿のヒーロー像がしっかりと焼き付いたんでしょうね。
しかしこの時期、リバイバル公開でもしていたのかしらん?

「マーサが死ぬ!」とスーパーマンに言われて動揺するバットマン。ここでのマーサは「マーサ・クラーク・ケント」でスーパーマン=クラーク・ケントの養母のこと。
一方でバットマン=ブルース・ウェインのトラウマになっている母親の名前もマーサ・ウェイン。
偶然にも二人の母の名前がマーサだったワケですが、そうじゃなかったらバットマンはスーパーマンに止めを刺していた?

さて、死んじゃったスーパーマンですが、そのままで終わるわけもなく、今年公開予定の「ジャスティス・リーグ」では、出番は多くないかもですが当然復活するはず。どんな理由をつけてどうやって帰ってくるのか、興味津々ですな。
その前に単独作「ワンダーウーマン」ですが、うーん、安易なタレント吹替とかやるんじゃないぞ。

【追伸】
ケビン・コスナーの声はなんで津嘉山正種じゃなくて内田直哉なんだ?
スケジュールの問題?ギャラの都合?それとも他に何かあるの?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24594160/


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by odin2099 | 2017-07-18 19:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
<DCフィルムズ>の新作「ワンダーウーマン」は絶賛の嵐。日本公開はまだちょっと先ですが、期待が高まります。
それに続く「ジャスティス・リーグ」も、残念な監督交代劇はあったものの、今のところネガティヴなニュースがあまり流れてこないところをみると、どうやら期待して良い?

ということでこちらもお浚いをはじめてみようと思ってるのだけれど、<DCフィルムズ>って呼称は全然定着しませんな。配給会社が打ち出した公式な名称のはずなのにファンの間では専ら<DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)>と呼ばれてるし、日本独自のアピール、どうやら失敗みたい。

e0033570_07073097.jpgさて、今までのスーパーマン像とはかなりイメージが違うこともあって、最初の印象はあんまりよくなかったこの作品だけど、何度か見直していくうちに段々と愛着が湧いてきた。
解説役のみならず、結局はストーリーを運んでしまうジョー=エルことラッセル・クロウの出番が多過ぎるのは気になるものの、スーパーマン=クラーク・ケント役にクリストファー・リーヴやブランドン・ラウスのような無名の若手が抜擢されたのとは違うヘンリー・カビルの存在感が、ラッセル・クロウのワンマンショーになりかねない事態を回避。

もう一人のお父さん、ジョナサン・ケントにケビン・コスナーを持ってきたことで、上手くバランスもとれてる感じだし、従来の作品以上に養母マーサにスポットを当てていることで、クラークの周りがガッチリ固められている。
配役を聞いた時にはダイアン・レインがこんな老け役を?と驚いたものだが。

ただクラークの人格形成大となったジョナサンの考え方は理解しづらい。
”能力”を使って友だちを助けたクラークを非難し、「じゃあ見捨てれば良かったの?」との問いに「そうかもな」と答える。そして実際、竜巻に巻き込まれた自分を助けようとしたクラークを制し、自ら犠牲になってみせる。
何が「正解」なのか、結局その答えは永遠に見つからないだろうが、それでも”正義の味方”スーパーマンへの教えとしてそれで良かったのかなという疑問は残る。
また人を護るためというより、私怨によってゾッド将軍を殺してしまったように見えるスーパーマンの選択は、今後のスーパーマンの活動を(地球人として)全面的に信頼していいものだろうか、というのは大いなる問題でもある。

色々な面でモヤモヤが残る展開、そして結末だった。
そして続編「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」でも、これは問題提起されている。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24237421/


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by odin2099 | 2017-07-08 07:09 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュ、そしてサイボーグ。<ジャスティス・リーグ>は向かうところ敵なしの大活躍。
一対一ならいざ知らず、チーム相手ではとても敵わない、とレックス・ルーサーはシネストロやブラックマンタらを集め、悪の軍団<リージョン・オブ・ドゥーム>を結成。政府の秘密基地エリア52を襲撃し、”切り札”を手に入れる。
そして見事に<ジャスティス・リーグ>を罠にはめ、地球から追放することに成功したのだった…?!

e0033570_22333933.jpg「LEGOスーパー・ヒーローズ:ジャスティス・リーグ/クローンとの戦い」に続く2作目。
いやその前に「LEGO バットマン:ザ・ムービー/ヒーロー大集合」があるので、実質的には3作目か。
といってもお話は繋がっていないし、今公開されている「レゴ・バットマン ザ・ムービー」とも全く無関係。
それぞれ独立した作品として楽しんでね、ということなんだろう。

大活躍の<ジャスティス・リーグ>だけど、実のところ一致団結とは言い難い。
チーム最年少のサイボーグは失敗ばかりで皆の足を引っ張ってるんじゃないかと焦っているし、フラッシュとグリーンランタンは些細なことで競い合っているし、リーダー選挙ではバットマンとスーパーマンが対立。
そんな隙を<リージョン・オブ・ドゥーム>の”切り札”に付け込まれ、大ピンチに追い込まれるのだが…

その”切り札”とはなんとジョン・ジョーンズ、”マンハンター”! 
エリア52に閉じ込められていたところをレックスらに助け出され、騙されて協力させられる。
しかしやがて彼は真実を知り、成長したサイボーグと共に<ジャスティス・リーグ>の危機を救う、という流れになっている。
レックスの背後には黒幕としてダークサイドがいるのだが、こちらは睨みを利かす程度の出番に留まっており、これは再登場に期待かな。

最新の「レゴ・バットマン ザ・ムービー」に比べると、お話がシンプルというか一直線で、いがみ合う<ジャスティス・リーグ>の描写に多少の居心地の悪さは感じるものの、バットマンの山寺宏一、スーパーマンの花田光ら安定の吹替キャストの好演もあって安心して見ていられる。
原語版だと、なんとマーク・ハミルがシネストロ、ジョーカー、トリックスターの三役も演じているようで、丁寧に作られているんだなあと感心した。
今年は遂に実写版の「ジャスティス・リーグ」が公開されるけど、さてどんな感じになるのやら。


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by odin2099 | 2017-04-13 22:34 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
<DCフィルムズ>第三弾「スーサイド・スクワッド」のDVD&Blu-rayが発売になりました。
セル版のBlu-rayには、「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」に続いて長尺の<エクステンデッド・エディション>を収録、ということでこちらを鑑賞。

e0033570_20511176.jpg劇場版123分に対してエクステンデッド版は135分、大した違いじゃないかなと思いきや、作品の印象が随分と変わります。
軍団の個々のメンバーの描写がかなり増え、キャラクターに幅が増えました。ジョーカーも、ちょこちょこ出てくるワケわからんヤツではなくなっています。
なかでもやはり出番が多くなったのはハーレイ・クイン
物語上の中心にいるのはデッドショットですけれど、作品全体のイコンは彼女ですねえ。
ウザいながらもキュートで、これで彼女のファンが更に増えそうな予感。

にしてもなんで最初からこちらのヴァージョンを公開しなかったのでしょう。
たかだかランニングタイム十数分の違いなら一日の上映回数にも大した影響は及ばさないだろうし、劇場公開時の不満の声もかなり抑えられたはずです。

前作「バットマンVSスーパーマン」も劇場版ではなくアルティメット版が「真の姿」という感じでしたが、こちらもエクステンデッド版が完成形だと感じました。
ワーナー・ブラザーズ、判断ミスが続いているんじゃないですかねえ。

【ひとりごと】
ハーレイ・クインの初登場シーンに流れる曲、あれを聴くとどうしても つちやかおり のデビュー曲を思い出してしまう。
「恋と涙の17才」、カバー曲で彼女はデビューしたんだよね。
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by odin2099 | 2016-12-27 20:55 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
「マン・オブ・スティール」「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」に続く<DCフィルムズ>の3作目。
e0033570_21134304.png
スーパーマン亡き今、未曾有の脅威に立ち向かうのは誰か?
米国政府高官アマンダ・ウォラーはタスク・フォースXの結成を決定する。
死刑や終身刑を言い渡されている極悪人たちを、減刑を条件に危険な任務に送りだそうというのだ。もちろん裏切ることを想定して体内に超小型の爆弾を埋め込み、もしもの時には瞬時に抹殺出来るような仕掛けを施して。
選ばれたのは凄腕のスナイパー、デッドショット、ジョーカーの恋人のメンヘラ美女、ハーレイ・クイン、発火能力者のディアブロ、ワニのような肌を持つ怪力のキラー・クロック、身勝手で残忍なブーメラン、世界最高のロープの使い手スリップノットら。そしてこれらアウトロー集団を率いるのは戦闘のプロ、リック・フラッグ。そして彼のボディガードを務める女暗殺者カタナもメンバーに同行する。
最初のミッションは、武装したテロ集団が立て籠もるビルからの要人救出。しかし彼らの前に現れたのは人外の怪物たちだった。
実はリックの恋人に憑依していた古代の魔女エンチャントレスが、自らの野望を叶えるために暴走を始めたのだ。
更にハーレイ・クイン奪還を狙い、ジョーカーも暗躍を始める!

e0033570_21143200.jpgこれで3本目になるけれど、今のところ<DCフィルムズ>で満足出来た作品が1本もないぞ。<マーベル・シネマティック・ユニバース>は殆どの作品に満足しているのに、この差はなんだ?
まあ端から期待はしてなかったとはいえ、自分には<DC>世界は合わないんだろうか???

悪を持って悪を征する、というアイディアなんだけど、実のところスーサイド・スクワッドの面々がそれほどの悪人には見えない。
デッドショットは口は悪いけどなかなかの男っぷりだし、ディアブロが見せる侠気にはグっとくるものがあるし、キラー・クロックも見た目はアレだけどやる時はやるというプロっぽさを垣間見せてくれるし、日和見だったブーメランもなんだかんだで最後は仲間と行動を共にするし、エロ可愛いハーレイ・クインは稚気のかたまり。

結局一番悪いのは、正義の味方の親玉然としていたアマンダじゃん。彼女がヘンな考え起こして、しかも諸刃の剣を振り回すから事態がややこしくなり、さらにリーダー面して偉ぶってたリックがそれに輪をかける大失態で、魔女を解き放って火に油を注ぐ始末。いわばその自業自得の尻拭いをさせられる面々が少々お気の毒だ。
強大な外敵を倒すためにはヴィランの力を借りざるを得ない、ヴィランと言えども自分たちの住む世界を守るためには立ち上がらざるを得ない、というならカタルシスも得られようが、火遊びの度が過ぎて気付いたら大火事になってしまい、慌てて消火活動するんじゃしょぼすぎる。しかもこれだけの大惨事に至りながら、アマンダに反省の色なしと救いようがない結末。なんなんだろう、この居心地の悪さ。

決してつまんなくはないからこそ色々と言いたいこともあるワケで、バットマンやフラッシュがチラチラっと顔見せ出演したり、ブルース・ウェインが仲間集めに奔走してるシーンを見ると今後の<DCフィルムズ>作品群への期待が高まるし、なんだかんだでクライマックス・バトルはそれなりに燃える展開なので見どころは一杯とは言える。

もっともそのクライマックスも、例えば先に「スーパーマン」なり「バットマン」なりの単独作を作ってその中でヴィランたちを紹介しておけば、この映画に出て来た時に「おお、こいつかあ」という気分に浸れるんだけど、みんな新顔ばかりなので(一応キャラクター紹介シーンはあるけど)強者集結ムードが皆無なのが勿体ない。
これで「バットマンVSスーパーマン」に出てきたレックス・ルーサーJr.がメンバーにいたら、ちょっとは違ったかもしれないけどね、この作品に合う合わないは別にして。
e0033570_21142259.jpg
さて、<DCフィルムズ>の次回作は「ワンダーウーマン」。
早くもエンドロール後に予告編を付ける力の入れようだけど、今度は期待していいよね?
来夏が愉しみだ。
e0033570_21140480.jpg
【ひとりごと】
それにしてもジョーカー、ウザかった。これで相当削ったってことは、最初はどんだけ出番が多かったんだ?


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by odin2099 | 2016-09-13 21:19 |  映画感想<サ行> | Trackback(22) | Comments(8)

by Excalibur
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