【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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史上最低の映画監督との悪名の高い、エドワード・D・ウッドJr.の伝記を、タッチストーン・ピクチャーズ(ということはディズニー資本)の製作、ティム・バートンの監督、ジョニー・デップの主演に、マーティン・ランドーやら、パトリシア・アークエットやら、サラ・ジェシカ・パーカーやら、ビル・マーレイやら、ジェフリー・ジョーンズやら豪華な顔触れをかき集めて作り上げた怪作。

e0033570_2216366.jpg映画は終始ジョニー・デップが演じるヘンな人を追い掛け、彼の周囲に集うやっぱりヘンな人たちを映し出す。
全篇モノクロ映像で、映画に対する情熱は誰にも負けないものの、運や才能には見放された一人の男を描いた悲喜劇、と言ったらいいのかなあ。
ただ、決して楽観出来る状況ではないにも関わらず、多少の落ち込みは経験するものの、自信たっぷりで常にポジティブ・シンキングなエドのキャラクターは羨ましいし、憧れる。女装癖はタンマだけれども。

この映画がどのくらい事実に基づいていて、そして本物のエド・ウッドがどれだけ魅力的だったのかは知らないけれど(オーソン・ウェルズと出会って励まされる件は完全にフィクションの由)、写真を見る限りデップはかなり雰囲気を掴んでいるようだし、他のキャスト陣もソックリ。
中でもマーティン・ランドー扮するベラ・ルゴシは出色で、アカデミー賞助演男優賞受賞も頷ける熱演ぶりである。

生前には全く無名だったエド・ウッドは、その死後に「作品があまりにもバカバカしすぎる」として逆に再評価された人だが、「くだらない映画を笑いながら楽しむ」という感覚はやっぱりアメリカ? 
言われるほど日本人は生真面目だとは思わないけど、ちょっと日本じゃ無理かも知れない。しかもそれが大々的に取り上げられるようになるなんて。
こんな人を取り上げようとしたティム・バートンは凄いし(実際は企画を立ち上げたのはプロデューサーを務めたマイケル・レーマンの方らしいけど)、製作にゴーサインを出したタッチストーンのお偉方も凄いと思う。

クライマックスはエドのキャリアの絶頂期とも言える『プラン9・フロム・アウタースペース』完成で終わっており、公開当時に観に行った際もハッピーエンドの印象を受けていたけれど、実はこの後エドの転落人生が加速していったとのこと。
そういった知識を得た後で観直すと、ラストシーンの持つ意味が大きく変わって見えてくる。
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by odin2099 | 2010-04-22 22:16 |  映画感想<ア行> | Trackback(6) | Comments(2)
e0033570_22312096.jpg「アイーダ」といえばヴェルディの歌劇ですが、こちらはディズニー製のミュージカル。『ライオン・キング』のコンビ、ティム・ライス&エルトン・ジョンが音楽を手掛けています。
ディズニーには他にも『美女と野獣』や『リトル・マーメイド』などのミュージカル作品がありますが、それらは全て先行する映画作品があり、それを舞台用に再構成したものでしたが、この作品は初めから舞台用に作られているのが違う点。ディズニーにとっても勝負作ということになるのでしょう。
日本では2003年に劇団四季が上演し、今回がその再演。初めて東京にやってきました。

ということで以前は全然興味を持っていなかったこの作品ですが、最近は舞台づいていることもあり俄然興味を持ち、チケットを押えて四季劇場「海」へやってきました。
ここ、この2年ちょっとで10回も『ウィキッド』を観に来た劇場ですが、いわば通い慣れた馴染みの場所へ違う作品を観に行くというのも不思議な感じです。

事前に音楽をチェックしたり、ストーリーを頭に入れたりという予備知識は仕入れずに観劇したのですが、有名なお話ですからヒロインたちがどういう運命を辿るかはわかっています。
それでも音楽は聞き覚えのないものばかりですし、個々の登場人物の性格付けも自分が思っていたのとは違い、最初のうちはかなり戸惑いました。
それでも結構楽しめましたね。
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二幕物ですが、第一幕が長くて第二幕が割とあっさりしてるのと、全体的には淡々と進んでいく印象でやや盛り上がりに欠けるかなぁとも感じたのですが、現代の博物館から始まり、最後も博物館で幕を閉じる、その手法もお洒落です。ワイプなど、映画的な演出もあるあたりがディズニー印でしょうか。
アイーダは流石の歌唱力、アムネリスもチャーミングかつ妖艶な雰囲気もあって良かったと思います。
ただラダメスは、颯爽とした二枚目ぶりは良かったのですが、台詞回しや歌い方に癖があり、今一つ気に入らなかったのが残念でしたが。
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今日はクリスマスではなかったですが、入場の際にクリスマス・プレゼントが配られました。
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e0033570_22313828.jpgまた最後には特別カーテン・コールがあり、「星に願いを」と「ホワイト・クリスマス」の披露も。凄く得した気分でしたね。
今回は展開をただ追い掛けていただけ、という部分もあったので、機会があればまた観てみたいと思います。


<追記>
アムネリスの人、先日観に行った『キャッツ』に出てたんだ~。
交替してすぐに当たるというのも何かの縁かな?
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by odin2099 | 2009-12-23 22:34 | 演劇 | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_2022083.jpgレスリー・ニールセン主演のスパイ・アクション物。勿論コメディ、パロディ満載。
悪の親玉ランカー将軍を追い詰めたものの、最愛のパートナーを喪った<WD-40>こと諜報部員のディック・スティール。任務にも失敗した彼は、そのまま引退を余儀なくされた。
それから15年、死んだはずのランカー将軍が再び活動開始。宿敵の復活に諜報部は、伝説の男ディックを呼び戻した!

メインとなっているのは<007>シリーズで、主題歌だけでなく音楽全編それっぽく、良くやるよなぁという感じ。
ギャグもストレートでバカバカしいものが多く、映画館ではゲラゲラ笑いながら(というほどでもなかったか)観ていたけれど、今観直すと流石にパロディの元ネタ(『ザ・シークレット・サービス』、『パルプ・フィクション』、『ジュラシック・パーク』、『スピード』、『天使にラブ・ソングを』、『ランボー』、『トゥルー・ライズ』、『ホーム・アローン』etc))が古臭く感じる。
若い人だと元ネタわかんないんじゃないかなー。鮮度のあるパロディ物の限界である。

タイトルは『ダイ・ハード』に引っかけた独自の邦題っぽいが、実は原題も”SPY HARD”でおんなじ。
勝手に『裸の○○を~』とか変えられなくて良かった良かった。

出演は他にニコレット・シェリダン、チャールズ・ダーニング、マルシア・ゲイ・ハーディン、バリー・ボストウィック、アンディ・グリフィスら。
ハリウッド・ピクチャーズのプレゼンツ、ということはディズニー印なワケで、安っぽさはない。
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by odin2099 | 2009-10-10 20:02 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
丁度一年前にみゆみゆさんにコーディネイトしてもらい、静岡まで観に行っていたのですが、今回京都へ行くことになり、どうせならとチケットを取りました。
京都劇場も劇団四季の常設劇場ですが、グランヴィアホテルと共に駅に直結している(というより一体化している)のですね。
改札を出て右に曲がり、ダラダラ歩いても3~4分、という距離でしょうか。
ホテルの宿泊客は、多分そのまま下に降りるだけなんじゃないかなと思います。

e0033570_91110100.jpg8/4のキャストは以下の通り。

 ビースト/佐野正幸  ベル/坂本里咲
 モリース/松下武史  ガストン/田島亨祐
 ルミエール/百々義則  ルフウ/遊佐真一
 コッグスワース/青羽剛  ミセス・ポット/織笠里佳子
 タンス夫人/竹原久美子  バベット/岡本結花
 ムッシュー・ダルク/川原信弘  チップ/川良美由紀

ビースト、モリース、ルミエール、ルフウ、コッグスワース、チップが
去年観た時と同じ人で、タンス夫人は去年ミセス・ポットを演じていた方ですね。
キャスト表を見ると今でも両方にお名前ありますが、掛け持ちというのは珍しいのでは?

今回注目していたのはガストンの人。
この方、みゆみゆさんお薦めの方でして、愛嬌がありマンガチックでなかなか愉しいガストンでした。
去年観たガストンが線が細く、アニメのイメージと随分違っていたので気になっていたのですが、こちらなら何とか及第点、かなぁ。実はまだ納得はしていないんですが(苦笑)、本当にイメージ通りの役者さんは四季にいるんでしょうかね。

あと、ちょっと気になったのはベル。
この方は大ベテランだそうで(あ、自分より年上だ)、綺麗だし、表現力もバツグンではあるのですが・・・もうちょっとフレッシュな方の方が相応しいんじゃないでしょうかねー、この役は。
まぁ新人には勤まらない難役ではありますけど。

てな訳で、色々とありましたがやっぱり好きです、この作品。
機会があれば、というよりも機会を見つけて、また観に行きたいと思います。

それにしてもチップ役の人、身長いくつなんだろ?

  × × × 

京都駅烏丸口の改札を出ると右側です。
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そのまま進むとレッドカーペットが・・・!
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昇り終えると入口です。
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建物を外から見るとこんな感じ。
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これは京都タワーの展望台から、デジカメのズームを目一杯使ったもの。
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さよ~なら~。
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by odin2099 | 2009-08-08 09:27 | 演劇 | Trackback | Comments(4)
昨日は東京ディズニーリゾートへ連れて行かれ(?)、シルク・ドゥ・ソレイユを観てきました。
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e0033570_18212179.jpg上演されているのは、日本オリジナル作品だという『ZED』。これ、新感覚のサーカスということになるんでしょうかね。

ジャグリング、綱渡り、空中ブランコなどの様々なアクロバティックなパフォーマンスと、バンドによる生演奏と歌。
お話はあってないようなものですが、ミュージカルとも違った、ちょっと不思議な世界が味わえます。

そして生の迫力!
人間のポテンシャルって素晴らしいですねー。

座席が前のほうのブロックだったこともあって、一層そのダイナミックさが伝わってきました。
なんせ舞台上で飛び跳ねると、そのまんま客席も揺れるのですから。


ただちょっと残念だったのは、ステージに向かって右隅だったので、色々なパフォーマンスを真横から見るハメになったこと。
やっぱり正面からの鑑賞を前提にした演出ですから、どうしても死角が出来てしまいます。

それに空中ブランコなどは、丁度真下から見上げる形だったので、反対側のブランコとの距離感がサッパリ。
タダで見せて貰ったので文句は言えませんが、機会があれば今度は別のポジションで観てみたいもんです。
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開演前はイクスピアリをウロウロ。
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アリエルが出迎えてくれました。
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また、葛西臨海水族園にも寄ったのですが、思ってたよりも小さいとこなんですね。
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by odin2099 | 2009-06-28 18:25 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(4)
e0033570_21253528.jpg先祖に、リンカーン大統領暗殺の真犯人だという汚名が着せられてしまったベン・ゲイツは、その真相を探るべく暗殺者が残した日記に記された暗号を解き明かすうちに、恐るべき陰謀が隠されていることに気付くのだった。

ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ジョン・ボイド、ハーヴェイ・カイテルら前作の主要キャストが再集結した『ナショナル・トレジャー』の続編。DVDのタイトルには『ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記』と、ご丁寧に「」の文字が付け加えられた。
更に今回はエド・ハリス、ブルース・グリーンウッド、それにヘレン・ミレンとゲスト陣もグレードアップ。ヒット作の続編に相応しい布陣が揃っている。  

前作の時は「インディ・ジョーンズ」モドキ、「ダ・ヴィンチ・コード」のパクリ、なんて思いながら観ていたのだが、2作目が出来たのできちんと独立した作品だと認めてあげよう。2時間超はちと長いが、とりあえず前作よりはストレートに楽しめた。
バッキンガム宮殿やラシュモア山、それにホワイトハウスの執務室と舞台は目まぐるしく変わるのも楽しい。

それでもご先祖様の汚名を晴らすというお話が、なんで途中から失われた黄金都市を探す冒険になってしまったのかが良くわからないのだけれども、この分ならまだまだベン・ゲイツ君の冒険は続きそうなので、次はもっとわかり易い謎に挑んでくれたまえ。
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by odin2099 | 2009-05-11 21:29 |  映画感想<ナ行> | Trackback(30) | Comments(4)
e0033570_20581349.jpg70年代から80年代にかけて低迷していたディズニー・アニメを救うヒット作となった『リトル・マーメイド』、そのスタッフが次に手掛けたのがこの『美女と野獣』で、アニメ史上初めてアカデミー賞の最優秀作品賞にもノミネートされています。
劇団四季のミュージカル版を観に行く前に観直そうと思っていたのですが、結局時間がなくなってしまい、仕方がないので(?)バッグの中にポータブルDVDを放り込んで、舞台版を観た後にホテルで観直すこととなりました。何度目かなぁ、この作品観るの。

公開10周年を記念して以前、アイマックス・シアター用に<ラージ・スクリーン・シネマ特別編集版>としてお色直し版が作られたことがありましたが、DVDではオリジナル公開版とそのお色直し版である<スペシャル・リミテッド・エディション>の両方を選べるようになっています。
大画面用に画面のクオリティがアップしているだけでなく、歌一曲分が新たに追加されているので、名実共に”決定版”ということになるのでしょう。

それにしても17年も前の作品とは思えない出来ですね。やはり良い作品だと思います。
特にアラン・メンケンの音楽!
他にもディズニー作品では『リトル・マーメイド』をはじめ、『アラジン』、『ポカホンタス』、『ノートルダムの鐘』、そして『魔法にかけられて』などを担当していますが、『魔法にかけられて』を例にとるまでも無く、何れもアラン・メンケンの音楽なしでは作品が成立しないほど、その存在感は際立っています。だからこそブロードウェイのミュージカル化も成功したのでしょう(『リトル・マーメイド』の舞台版は苦戦したと聞いていますが・・・)。

e0033570_20583386.jpgポータブルDVDで、ということもあったのですが、今回は日本語吹替版を選択。
ただ皆さん頑張ってはいるんですが、どうもキャストがイマイチ。観る度に気になります。
歌を優先して選んでるからなんでしょうけれど、ベルもガストンも台詞がねぇ・・・。
ルミエールやポット夫人などは何故か台詞と歌が別キャスト。といっても、歌の中に台詞が入るときは歌パート担当者が喋っているので、声が違ってしまうのが気になります。
そんな中で、凄いなぁと思うのは山ちゃん。
この当時の山寺宏一は、まだ無名に近い声優というポジションだったと思いますが、野獣の声だけではなく歌まで担当!これは快挙だと思いますね。
でも最後に王子様の姿に戻った際は別人がアテているような・・・?
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by odin2099 | 2008-07-27 21:01 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(2)
e0033570_20163062.jpgディズニー・アニメの傑作『美女と野獣』をブロードウェイでミュージカル化。それを日本では劇団四季が翻案、上演しています。
以前から観たかったのですがなかなかチャンスがなく、そうこうしているうちに東京での公演がなくなってしまい、それっきりになってしまっていたのですが、地方公演を追いかけて福岡や仙台くんだりまで出掛ける気力はないものの、静岡ならば!ということで行ってきました。

会場は静岡市民文化会館というところで、昨日のキャストは
 ビースト/佐野正幸 ベル/西珠美
 モリース/松下武史 ガストン/野中万寿夫
 ルミエール/百々義則 ルフウ/遊佐真一
 コッグスワース/青羽剛 ミセス・ポット/竹原久美子
 タンス夫人/秋山知子 バベット/有永美奈子
 ムッシュー・ダルク/寺田真実 チップ/川良美由紀
という顔触れでした。

ディズニー・アニメをそのままではなく、キャラクターを膨らませたり、逆に割愛したりと当然のようにアレンジを施されてはいましたが、概ねそのまま舞台に引き移しているので違和感はまるでなし。
音楽もアニメ版と同じくアラン・メンケンなので、お馴染みの旋律、お馴染みの歌が流れてくるだけで感激モノ。
ストーリーを知っていても、最後は思わずウルウル。
いやぁ、遠出をしただけの価値はありましたね。『ライオンキング』には納得出来ませんでしたが、この舞台はまた行きたいですね。

e0033570_20172170.jpgただ、ちょっと気になる点を幾つか挙げると、舞台化の為に新曲が何曲か付け加えられているのですが、やっぱり馴染みがないせいもあるんでしょうね、どうしても浮いて聴こえてしまいました。追加曲もアラン・メンケンが作曲しているはずなのですがねぇ。
またお馴染みの曲も、ディズニー・アニメの吹替版の歌詞が頭に入っているせいか、それとは別の訳詩が当てられているのでちょっと混乱。なんか替え歌聴かされてる気分で・・・(苦笑)。

ついでに役者さんについてコメントしておきますと、ビーストは素敵だったのですが、他の役者さんとの兼ね合いでしょうか、幾分か小柄に見えてしまったのが気になりましたね。
またベルは歌声は良かったのですが、台詞回しは・・・。これは四季の女優さん特有のものかも知れませんけれど。
そしてガストン。線が細すぎますね、このキャラクターを演じるには。
そのあたりがちょっと残念ではありましたが、それでも素敵な舞台でした。次回は別キャストでも観てみたいものです。
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by odin2099 | 2008-07-27 20:19 | 演劇 | Trackback(2) | Comments(4)
e0033570_18211721.jpgC.S.ルイスの<ナルニア国ものがたり>全7話のうち、第2話『カスピアン王子のつのぶえ』までがウォールデン・メディア(とディズニー)によって映画化されました。『ハリー・ポッターと賢者の石』や『ロード・オブ・ザ・リング』の大ヒット以降多くのファンタジー小説が映画化され、その中にはシリーズ物も少なくないですが、映画版もヒットしてシリーズ化されているのは殆どありません。こうして『ナルニア』は2作目が完成し、どうやら3作目の製作準備も進められているようなのは喜ばしいことです。

前作『第1章:ライオンと魔女』は、原作の雰囲気とは幾分か異なり、映像的にも『ロード・オブ・ザ・リング』を意識しすぎている感が強く、どことなく中途半端な印象を受けましたが、この2作目は映画としては格段に面白くなっています
新しいキャラクター、カスピアン王子を主役に据え、王位継承を巡るドラマを軸にし、クライマックスはその王位を賭けての一大決戦という図式に持ち込むことでストーリーが普遍的な、わかりやすいものになっているということもありますし、その決戦シーンも開き直って『ロード・オブ・ザ・リング』をコピーしたかと思えるような映像が続出(特に2作目の『二つの塔』)、大変見応えのあるものになっています。作り手側の経験値が上がったということもあるのでしょうね。

カスピアン王子役のベン・バーンズもスマートなプリンス役を好演、前作から引き続いて登場しているペベンシー兄妹たちを演じた4人――ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリーも成長した姿を見せてくれています。
物語上では前作から直接繋がるものではありませんが、音楽のハリー・グレッグソン=ウィリアムズが続投し、新しいモティーフを付け加えながらも前作で使われたメロディを随所に盛り込み、作品世界の統一性を保たせてくれているのも好結果に繋がっています。

e0033570_18213254.jpgただ、熱心な原作ファンからすると、この映画版は冒涜行為に移るかも知れません。少なくても全くの別物と割り切るしか楽しむ方法はないのではないでしょうか。
そもそも原作のカスピアンはまだ子ども。それを映画版では長兄ピーターよりも年上に変えてしまっているので、この二人の対立がドラマを盛り上げる反面、多少なりともややこしくしている嫌いはあります。カスピアンの年齢を上げたのは今後のシリーズ製作を睨んでのことだと思いますが、だからといってカスピアンとスーザンとの間に”淡い恋”などというものを芽生えさせる必要もなかったかと。
原作にはない”白い魔女”を復活させて登場させたのはサービスかも知れませんが、ここまで終始殺伐としたアクション映画になってしまうのであれば、これはもう<ナルニア国ものがたり>ではない、という悲鳴が聞こえてきそうです。
とはいえ、原作に格別の思い入れがない自分的には、この改変(人によっては改悪でしょう)は許容範囲でした。早く第3章も観たい、と思わせるだけの作品にはなっていると思います。

第3章といえば、原作での第3話『朝びらき丸 東の海へ』が順番通り選ばれるようで、カスピアン王のベン・バーンズ、ルーシーのジョージー・ヘンリー、エドマンドのスキャンダー・ケインズの続投も決まっているとのこと(残念ながらピーターとスーザンは登場しません)。ペベンシー兄妹では年少組二人ですが、前作と今作ではまるで別人。公開は2010年とも11年とも言われていますが、早いところ撮影を開始して欲しいものです。
またこのペースでは全7話完結まで14~5年から20年近くかかりそうな計算ですが、第7話ではピーターやエドマンド、ルーシーらも再登場します。その時にオリジナル・キャストで揃えて貰わないと、ラストの感動が台無しになってしまうと心配しているのは自分だけではないでしょう。
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by odin2099 | 2008-05-21 18:23 |  映画感想<ナ行> | Trackback(74) | Comments(24)
e0033570_15394.jpg『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女<エクステンデッド・エディション>』

いよいよ『第2章:カスピアン王子の角笛』の公開が迫ってきました。前作以上に原作との相違点が多そうですが、どんな作品に仕上がっているのでしょうか。
で、新作を観る前におさらいを兼ねて、買ったままで放置していた『第1章』の<エクステンデッド・エディション>DVDを引っ張り出してきました。

<劇場公開版>のDVDを発売した後で、更に長尺となった<EE>DVDを発売するのは『ロード・オブ・ザ・リング』にあやかっているのだと思いますが、その志は随分と違います。
あちらの<劇場公開版><スペシャル・エクステンデッド・エディション>は根本的に別物。単に削除したシーンを復活させ、上映時間を引き延ばしただけではありません。最初から編集をやり直し、音楽も録り足しをし、追加シーンは実に30分から50分という充実振り。逆に<公開版>にあって<SEE>にはないシーンもあるくらいです。そして追加されて無駄だと感じるシーンも殆どありません。

それに比べるとこちらは追加シーンも数分程度ですし、しかもそれが凄くわかりづらいときています。まぁ元々熱心に観ていたわけではないからでもあるのですが、ハッキリわかったのは1シーンだけでした。これでは二つのヴァージョンを作る意味がありません。もし『第2章』でも同じ商法を使うつもりならば、もっときちんと差別化して欲しいものですね(ついでに言うと、劇場公開版のDVDは2枚組、こちらは4枚組ですが、その内の1枚は同じものです。『ロード・オブ・ザ・リング』も同様に2枚組と4枚組でしたが、特典映像等のダブリは一切ないというこだわりの逸品なのです)。
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by odin2099 | 2008-05-18 01:14 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)

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