【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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古代のペルシャ。王弟ニザムを補佐役に、シャマラン王は巨大な帝国に君臨していた。孤児だったダスタンは王によって見出され、血の繋がりはないものの、タス、ガーシヴに次ぐ第三の王子として迎えられ、勇者と呼ばれるに足る若者へと成長した。王は、三人の結束こそが帝国の繁栄をもたらすのだと説いた。

ある時、国境近くの聖なる都アラムートが、敵国に武器を供給しているとの情報をニザムが入手した。
常々シャラマン王はアラムートへの手出しを禁じていたが、今は不在。ダスタンは攻撃に反対するものの、ガーシヴとニザムに押し切られ、王位継承者たる長兄タスは攻撃を決断する。犠牲者を最小限に食い止めたいダスタンは、命令に背いて奇襲を仕掛け、アラムートを陥落させた。その際、不思議な短剣を手に入れる。

e0033570_6264714.jpg絶世の美女と謳われるアラムートの王女タミーナは、自分の妃になれというタス王子の申し出を拒絶し自決しようとするが、ダスタンが短剣を持っていることに目をとめると降伏勧告に応じることにした。

そこへ父王シャマランが到着。王子たちのアラムート攻略を激しく責めたてるが、ダスタンの勇気は賞賛し、タミーナを既に多くの妃を持つタスではなく、ダスタンの妻にすると宣言する。だがその祝宴の最中、シャマランは何者かによって暗殺され、その嫌疑はダスタンに掛けられてしまう。そのダスタンに救いの手を差し伸べたのは、何とタミーナ。辛くも二人は王宮からの脱出に成功する。

タミーナがダスタンを手助けした理由は、彼の持つ短剣にあった。この短剣には<時間の砂>を操り、過去へと戻る不思議な力があり、タミーナは代々この短剣を守るよう定められた存在だったのである。
ダスタンもまた、アラムート攻略の真の狙いはこの短剣にあることを悟る。では誰がこの短剣を狙い、王を暗殺し、今また自分たちに追手を仕向けているのか。二人はいがみ合い、反撥し合いながらも、砂漠の逃避行を余儀なくされる・・・。

原作は20年以上前に発表され、今なお新作がリリースされ続けている人気ゲームだそうだが、映画化決定の報が流れるまで存在も知らなかった。
よって予備知識もなしで観たのだけれども、こりゃあなかなか面白いでないの。

砂漠を舞台にした宝探し的アドベンチャー映画で、ウォルト・ディズニー&ジェリー・ブラッカイマー・プレゼンツなだけにこれでもかこれでもか、の物量作戦。CGだけじゃなく、セットの作り込みも凄い。
シェイクスピアの「ハムレット」の如き王位継承に纏わる陰謀譚とか、シチュエーションやシークエンスがどっかで見たようなものばっかりなのも、色んな作品の良い所取りと考えれば腹も立たないし、何よりもこういう映画は景気良く、派手にバンバンやってくれないとね。
一番悪そうな人がやっぱり悪い人なのは当然として、一見すると悪人っぽい人が実は善人だったり、そういうのも変に深読みしないで素直に楽しめば良いんだろうね。

アクションヒーローのイメージがまるでないジェイク・ギレンホールが主人公というのも面白いし(メイキング見るとかなりのスタントを本人がこなしてるようでビックリ)、ベン・キングズレーはやっぱりだし、それに最近この手の作品にアルフレッド・モリーナって良く出てくるなあ。すっかりジャンル俳優になりつつあるけれど、善悪どちらでもこなせる貴重な役者さんである。
そしてヒロインのジェマ・アータートン。
『007/慰めの報酬』では全然印象に残ってなかったし、『タイタンの戦い』でもちっとも魅力的に思えなかったのだけれども、この王女さまはなかなか良い。これはお見逸れいたしました。

タイムスリップ出来ることから、最初から想像がつくラストは御都合主義といえば御都合主義だけど、こういった映画はハッピーエンドで終わって欲しいもの。
というか、毎回毎回これを繰り返せばいくらでも続編作れるんだけど、はてさてそこまで作品にパワーがありますかどうか。
どうも興行的にはイマイチだったようで、続編そのものの企画も消えそうなんだとか。ダスタンとタミーナの大冒険、まあもう一本ぐらいは観たいかな。
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by odin2099 | 2010-09-27 06:24 |  映画感想<ハ行> | Trackback(37) | Comments(6)
e0033570_1924185.jpg「魔法使いの弟子」といえば、勿論デュカの管弦楽曲。でもこの曲をウォルト・ディズニーが『ファンタジア』で使い、ミッキーマウス扮する”魔法使いの弟子”が、中途半端な魔法を使って大騒動をやらかすという短編作品に仕上げたことでも有名になった。

今度はウォルト・ディズニー・ピクチャーズが、このアニメをベースに実写映画化。
ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズをパートナーに、SFX満載のマジカル・アドベンチャーに再構成したのがこの作品で、”魔法使いの師匠”を演じるニコラス・ケイジがプロデューサーも兼ね、アルフレッド・モリナ、テリーサ・パーマー、モニカ・ベルッチらが共演。主人公である”魔法使いの弟子”には、ジェイ・バルチェルを起用した。
ちゃんとデュカの曲をバックに、未熟な弟子が魔法を濫用しててんやわんやというシーンも用意されていて、原典を知っていればニヤリ。ただ知らないと些か唐突に映るかもしれないけど。

物語の背景には、1000年の昔より続く善と悪の魔法使いたちの戦いが・・・ということだが、善の魔法使いがマーリンで悪の魔法使いがモルガナ・ル・フェイ。
なるほどねー。一から因縁話を作るよりは、アーサー王伝説を再利用する方が楽だし知名度もある、ってことかな。

e0033570_1924366.jpg主人公が物理ヲタクのヘタレなお兄ちゃんというのも面白いんだけれど、彼が何故”選ばれし者”なのか、そして如何にして”偉大な魔法使い”として覚醒するのかが語られないのは何だかなあ。
それに”魔法”と”科学”が対立するでもなく、かといって共存するでもないという中途半端な描き方なのもどうかと思うけれど、スケール感がないことを除けば2時間弱は退屈しないで済みそう。続編を匂わせるラストだったけれど、さてシリーズ化されるんでしょうか。

出演者に目を向ければ、せっかくの<イタリアの宝石>モニカ・ベルッチの出番が少ないのは許せないが、主人公のガールフレンドを演じたテリーサ・パーマーはなかなか可愛いし、アルフレッド・モリナのほどほどの悪役ぶりも良し。
それと、吹替版で観たせいかニコラス・ケイジが実に頼りがいがあってメチャメチャ格好良い。ある意味じゃニコラス・ケイジの声に大塚明夫って反則だなあとも思えてくる(定番キャストなんだけど)。120%ぐらい魅力をアップさせてるような気がするし。
ただ、主人公は吹替共々ちょっとねぇ・・・。
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by odin2099 | 2010-09-17 19:25 |  映画感想<マ行> | Trackback(41) | Comments(2)
ウォルト・ディズニーの「最高傑作」の呼び声も高いらしい長編アニメで、今から70年前(!)の作品。
様々なクラシック音楽から、音楽的解釈や歴史的背景などに囚われることなく、自由にイマジネーションの翼を広げて作られたものだが、長編と言うより連作短編集、オムニバス映画と呼んだ方が良いんじゃないかと思われる映画である。

e0033570_2342590.jpg題材となっているのは順に、バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」、チャイコフスキー組曲「くるみ割り人形」、デュカの「魔法使いの弟子」、ストラヴィンスキー「春の祭典」、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」、ポンキエルリの「時の踊り」、そしてムソルグスキー「禿山の一夜」にシューベルト「アヴェ・マリア」の全8曲。
指揮はレオポルド・ストコフスキー、演奏はフィラデルフィア管弦楽団で、作品と作品(曲と曲)の合間には、殆どシルエットながらストコフスキーや楽団員も画面に登場し、さながらコンサートのライヴ映像の如し。まぁ贅沢っちゃあ贅沢なもんである。

この中では、ミッキーマウスが主演を務める「魔法使いの弟子」(ディズニーは当初、この作品のみを製作するつもりだったとか)と、地球創世から生命の誕生、進化の過程を描く「春の祭典」(当時としては科学的な考証が施された、かなりリアルな恐竜さんが闊歩する)あたりが人気作のようだが、個人的に気に入ってるのはラストの曲。
実はこれ、「禿山の一夜」と「アヴェ・マリア」をメドレーで一曲とし、邪悪なるものと聖なるものの対決を描いているのだ(という解釈が、少なくても一般的)。この二曲を一つにまとめちゃおうという発想が素晴らしいと思う。

反面、抽象的な作品も多く、よっぽどのクラシック好き、ディズニー好き、アニメ好きでなければ、何度か睡魔に襲われること可能性大。
実際のコンサートならば途中で休憩も入るだろうが、ノンストップで約2時間。曲間には解説のナレーションが入るものの、台詞も効果音も一切なし。ひたすら音楽と映像だけで見せていくわけで、鑑賞する側にもそれなりの覚悟が必要だ。20年ぶりくらいに観直してみたけれど、こんなにだるかったっけ?

なお、DVDには特典映像扱いでドビュッシーの「月の光」を収録。
上映時間が長すぎたためにカットされたエピソードで、後に独立した作品として再編集・再構成されているそうだが、それを『ファンタジア』の一本として復元したものだとか。
もしこれを加えてしまうと、単純計算でトータル130分ほど。これは流石に辛いな。
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by odin2099 | 2010-08-06 23:03 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(2)
『不思議の国のアリス~ヴァイオリニスツ in ワンダーランド』 高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト

なんか色々とCDが出てる気がしますけど、「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト」としては3枚目のアルバムということになるようです。

今回のテーマはディズニー作品。

e0033570_22454611.jpg表題作の「不思議の国のアリス」は組曲になっていますが、他には「狼なんかこわくない(3匹の子ぶた)」、「星に願いを(ピノキオ)」、「いつか王子様が(白雪姫)」、「ホール・ニュー・ワールド(アラジン)」、「チム・チム・チェリー(メリー・ポピンズ)」、「ベラ・ノッテ(わんわん物語)」や、「シンデレラ」、「白雪姫」、「眠れる森の美女」、「リトル・マーメイド」、「美女と野獣」、「ポカホンタス」らの曲をメドレーにした「プリンセス・ストーリーズ」など、有名どころがズラリ。作品を見たことがない人はいても、一曲も聴いたことがないという人は少ないでしょうね。

その中にあって、「彼こそが海賊(パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち)」はちょいと異色。
格好良くて大好きなメロディーですし、ディズニー映画であることも間違いないのですが、それでも他のラインナップと比べると、やっぱり違うかなあ、という気がしないでもないですが。
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by odin2099 | 2010-07-12 22:44 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
一見するとただのモルモット、実は高度な訓練を受けたFBIのスパイ、というアニマルたちが活躍するアクション映画です。
メンバーにはモグラやハエ、ゴキブリなんかもいますが、これらは皆CGの産物。技術が進歩すると何でも当たり前のように見えちゃいますが、表情といい、仕種といい、毛の質感といい、見事なもんです。

e0033570_6234425.jpgお話の方は、世界征服を企む元・武器商人にして現・大企業のCEOの魔の手から、密かに結成されていたGフォースが世界を救うというもの。
予算削減で部署が閉鎖されそうになってしまったので、Gフォースは緊急出動。何とか実績を残そうと潜入するものの、情報収集に失敗、基地も閉鎖されてしまいます。
逃げ出した彼らは途中でバラバラになったりもしてしまいますが、遂に野望の全貌を捉え敵地へ乗り込むのですが、そこで意外な黒幕の正体を知り・・・という展開です。

黒幕の正体は、勘の良い人ならポスターやチラシを見ただけでピンと来るんじゃないかと思いますが、ディズニー印に相応しいファミリー向け作品かと。
ただこれが、ジェリー・ブラッカイマー作品なのはちと意外かも。

しかし最初にタイトルを聞いた時は、てっきりハリウッド版『科学忍者隊ガッチャマン』かと思いました。
というのも今を去ること30余年前、『ガッチャマン』は『バトル・オブ・ザ・プラネッツ』というタイトルで(勝手に再編集された揚句に)アメリカに上陸し、科学忍者隊はGフォースと呼ばれていたのです。

この番組そのものはアメリカのファンからも改悪版扱いされているそうで、後にオリジナルに近いヴァージョンを観たあちらのヲタク連中が度肝を抜かれた、という逸話もあるくらいなんですが、それでもGフォースそのものの知名度は結構高いようだし、『ガッチャマン』が海を渡ってリメイクされる話はここ10年ばかりずーっと流れているもので。
一時は『宇宙戦艦ヤマト(スター・ブレイザーズ)』を実写リメイクする気でいたディズニーのこと、有り得ない話ではないなーと深読みし過ぎてしまった次第です。

劇場では日本語吹替版しか上映されなかったらしいですが、今回借りてきたDVDも何の気なしに吹替を選んでしまいましたが、主役の声はガレッジセールの二人だったんですねえ。ちっとも知らずに聴いていて、なんか素人くさい演技だなあとは思っていたのですが、予備知識なかった分だけそんなに悪くは感じなかったかな。
ただそれでも高木渉、本田貴子、中尾隆聖、千葉繁らに囲まれると流石に分が悪いですね。やっぱり本職に任せた方が無難です。
また原語版ではサム・ロックウェルやペネロペ・クルス、スティーヴ・ブシェミ、ニコラス・ケイジらが参加していたことを後で知ったので、字幕版で観るべきだったかなあとちょっと後悔してたりして・・・。
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by odin2099 | 2010-06-29 06:20 |  映画感想<サ行> | Trackback(11) | Comments(0)
e0033570_11284063.jpgウォルト・ディズニーは早くからこのルイス・キャロルの作品に惹かれ、長編アニメーション映画第1作の候補にも考えていたそうだから、20年越しの念願の企画ということになる。

それもあってか、『不思議の国のアリス』だけでなく、一部続編『鏡の国のアリス』のキャラクターやシチュエーションを取り入れたり、ディズニー流のアレンジ(ミュージカル化もその一つ)が施されてはいるものの、比較的原作に近い形での映画化と呼べそう。ティム・バートン監督版も、これぐらい原作に近ければ良かったのに。

流石に、子供向けのアニメーション映画ということからか(それとも日本語吹替版で観たからか)、言葉遊びの要素は減らされ、その分”絵”で見せよう、”動き”で楽しませようという工夫が感じられる。

しかしながら、イカレたキャラクターばかりが出てくるのは、当然ながら原作同様。つまり、観ていてイライラさせられっぱなし、ということ。
75分の上映時間は結構苦痛で、やっぱり自分にはこの物語、合わないのだろうなあ・・・。
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by odin2099 | 2010-05-09 11:29 |  映画感想<ハ行> | Trackback(2) | Comments(2)
なんなんだろう? 「不思議の国のアリス」ってこんなお話だったっけ?
・・・・・・と、ずーっと思いながら観てました。

原作の『不思議の国のアリス』と続編『鏡の国のアリス』をミックスしたオリジナル・ストーリーです。

アリスが、”少女”と呼ぶにはちょっと無理がある年齢に引き上げられていることにも違和感覚えました。
”少女”のままで描くには、今の時代はちと厳しいのかなと穿った見方をしたりもしましたけど、大人でも子どもでもない中途半端な年齢のアリスが、大きくなったり小さくなったりする方がかえってエロティックだったりするので、むしろ製作側の狙いはそこにあったりするのかな?と余計に勘繰ったりして。

また、”少女”じゃないアリスってことは、これは原作の「その後」という位置付けで、幼い頃の記憶を無くしてる、なんてオチじゃないだろうな、なんて思っていたら正にその通りで、これはあまり芸のある構成じゃないし、最後が大アクション映画になっちゃってるのもビックリ!
『ナルニア国物語』も原作とは違った大アクションシーンがありましたが、あちらはまだ許容範囲。アリスが戦士で”救世主”とはどういうことでしょうか。

どうして原作通り、少女のアリスがワンダーランドに彷徨いこんで、ヘンな連中と出会いながらほのぼのとした冒険を繰り広げるお話じゃダメだったんでしょう?
まあアリスを題材にした映画やTVドラマやアニメは一杯あるから、こういう作品があっても悪いとは思いませんけどね。最後に”女性の自立”を描くことにどんな意味を持たせているのかはわかりませんが。

e0033570_2228863.jpg映像は綺麗で「ワンダーランド」らしさが出ていたと思いますし、チェシャ猫が出たり消えたりするのもすごく自然。
ファンタジー映画を観たなあという気分にはなりますが、昨今はそんじょそこらの映像じゃ驚かないぐらい、観客の目も肥えてしまっていると思いますし、自分も新鮮な感動は味わえなくなってしまっています。
ということは、総じてこの映画、期待外れってことになりますか。
ジョニー・デップの悪乗り演技は許せても、アン・ハサウェイやヘレナ・ボナム=カーターは気持ち悪かったし、アリス役のミア・ワシコウスカも写真で見るほど可愛くない、というか、ぶっちゃけあの白塗りは病人みたい。

さて今回は吹替版(3Dじゃありません)を観ましたが、坂本真綾かなと思ったアリス役は安藤瞳という人で、もしかして家弓家正?と思ったアブソレムは土師孝也、誰なんだろ?と思った赤の女王は朴璐美という具合に、なんかすっかり耳が悪くなりました・・・。
でもヤマネの京田尚子、チャールズ役のてらそままさきはすぐわかったし、マッドハッターが平田広明なのもディズニーだから予想通り。

もっともオリジナルではアラン・リックマンやティモシー・スポール、マイケル・ガフにクリストファー・リーなんかがヴォイス・キャストになっていたそうなので、字幕版でも良かったかなあ。吹替版でのアリスの棒読み台詞が非常に気になっちゃったもので。
それに深田恭子もねぇ。
彼女の甘ったるい声と、アン・ハサウェイのクネクネした動きが、一層”白の女王”を気持ち悪くさせていたように感じました。
ちなみに彼女の出演は伏せられていて、クイズにもなっていたようですが、正解が発表されたからなのか、しっかりとクレジットされていましたっけ。
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by odin2099 | 2010-05-05 22:28 |  映画感想<ア行> | Trackback(40) | Comments(12)
人間や動物たちの赤ちゃんは、コウノトリが運んできます。
ではコウノトリは、どこから赤ちゃんを連れてくるのでしょうか?
――その答えがここにあります。

それは空の上。
自分の手でこねて形を作り、稲妻でピカっとやって命を吹き込む雲たちが沢山。
そして雲とパートナーになっているコウノトリが、その生まれた赤ちゃんを届けに行くのですが、中には凶暴だったり、トゲトゲだったり、と嫌われものばっかり作りだしてしまう雲がいて、相棒のコウノトリはもうボロボロ。
とうとうその雲の許から逃げ出してしまって・・・?
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『カールじいさんの空飛ぶ家』と同時上映された短編アニメーションで、DVDにも特典映像扱いで収録。
台詞もない5分足らずの作品なんですが、兎に角綺麗だし、オチもホロっとさせられます。
ピクサー映画、侮りがたし。
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by odin2099 | 2010-04-27 06:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
愛する妻が死にました――
 だから私は旅に出ます。

というコピーから想像していたのとは全然違う作品でした。

e0033570_21554619.jpg序盤は確かにその雰囲気通り。
冒険家のチャールズ・マンツに憧れるカール少年は、ある日空き家で冒険好きの女の子エリーと出会って意気投合。そして大人になった二人は結婚し、空き家を改造して仲睦まじく暮らしているのだけれども、いつしか歳月は過ぎ、とうとうエリーはこの世を去ってしまう。
妻を失って心にぽっかりと穴が空いたカールは、子どもの頃に一緒に冒険の旅に出掛ける約束をしたままだったことを思い出し、家に沢山の風船を取り付け、夢に見た南米の秘境への旅へ!
・・・と、このあたりまでは子ども時代を除けば台詞なし、絵だけで見せる演出で涙腺緩みっぱなしという感じなんですが、いざ旅に出ちゃうといきなりジュール・ヴェルヌもかくや、の大冒険物語へと変貌。

メルヘン・ファンタジーの香りは跡形もなく消え去り、恐竜こそ出て来ないものの、『ロストワールド』っぽい世界が繰り広げられてしまいます。
カールは頑固で偏屈なじいさんになっちゃってるし、ヘンにうるさいガキはまとわりつくし、犬語翻訳機を取り付けられて喋る犬たちは出てくるし、挙句の果てには子ども時代の英雄チャールズ・マンツその人まで登場!

・・・いくつなんだ、あんた?

e0033570_2156256.jpg子ども時代の描写を見てもあんまり運動神経良さそうじゃないし、その後もあんまり体力なさそうに見え、現に杖つきながら歩いているカールじいさんですが、終盤では超人的な大活躍!
そしてクライマックスは、「空飛ぶ家」対「飛行船」の大空中戦!!
――オープニングからこの展開が予想出来た人はスゴイと思いますです、はい。

ただ映画としてはかなり面白いです。このギャップも結構ツボかも。

今回は吹替版で鑑賞しましたが、タレント吹き替えじゃないのは嬉しいですね。
カールじいさんが飯塚昭三さんなのはちょっとビックリですが、チャールズ・マンツの大木民夫さんなんて雰囲気。
そして元気少女のエリーを演じているのは・・・おや?コハナちゃん(松元環季)じゃあーりませんか。
声優としてもキャリアのある彼女のこと、好演してます。
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by odin2099 | 2010-04-26 21:56 |  映画感想<カ行> | Trackback(38) | Comments(5)
史上最低の映画監督との悪名の高い、エドワード・D・ウッドJr.の伝記を、タッチストーン・ピクチャーズ(ということはディズニー資本)の製作、ティム・バートンの監督、ジョニー・デップの主演に、マーティン・ランドーやら、パトリシア・アークエットやら、サラ・ジェシカ・パーカーやら、ビル・マーレイやら、ジェフリー・ジョーンズやら豪華な顔触れをかき集めて作り上げた怪作。

e0033570_2216366.jpg映画は終始ジョニー・デップが演じるヘンな人を追い掛け、彼の周囲に集うやっぱりヘンな人たちを映し出す。
全篇モノクロ映像で、映画に対する情熱は誰にも負けないものの、運や才能には見放された一人の男を描いた悲喜劇、と言ったらいいのかなあ。
ただ、決して楽観出来る状況ではないにも関わらず、多少の落ち込みは経験するものの、自信たっぷりで常にポジティブ・シンキングなエドのキャラクターは羨ましいし、憧れる。女装癖はタンマだけれども。

この映画がどのくらい事実に基づいていて、そして本物のエド・ウッドがどれだけ魅力的だったのかは知らないけれど(オーソン・ウェルズと出会って励まされる件は完全にフィクションの由)、写真を見る限りデップはかなり雰囲気を掴んでいるようだし、他のキャスト陣もソックリ。
中でもマーティン・ランドー扮するベラ・ルゴシは出色で、アカデミー賞助演男優賞受賞も頷ける熱演ぶりである。

生前には全く無名だったエド・ウッドは、その死後に「作品があまりにもバカバカしすぎる」として逆に再評価された人だが、「くだらない映画を笑いながら楽しむ」という感覚はやっぱりアメリカ? 
言われるほど日本人は生真面目だとは思わないけど、ちょっと日本じゃ無理かも知れない。しかもそれが大々的に取り上げられるようになるなんて。
こんな人を取り上げようとしたティム・バートンは凄いし(実際は企画を立ち上げたのはプロデューサーを務めたマイケル・レーマンの方らしいけど)、製作にゴーサインを出したタッチストーンのお偉方も凄いと思う。

クライマックスはエドのキャリアの絶頂期とも言える『プラン9・フロム・アウタースペース』完成で終わっており、公開当時に観に行った際もハッピーエンドの印象を受けていたけれど、実はこの後エドの転落人生が加速していったとのこと。
そういった知識を得た後で観直すと、ラストシーンの持つ意味が大きく変わって見えてくる。
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by odin2099 | 2010-04-22 22:16 |  映画感想<ア行> | Trackback(6) | Comments(2)

by Excalibur
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