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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:ドキュメンタリー ( 102 ) タグの人気記事

e0033570_20003322.jpg人気DVDシリーズ「列車大行進」の初めての劇場版。
といっても既存のDVD作品(「日本列島列車大行進2010」)の再編集版であるらしい。

九州から始まり、中国・四国、近畿・東海、東京、そして最後は北海道と、日本全国を南から北上。
寝台列車、SL、新幹線と各地の様々な列車を、てつどう博士、けん太くん、ミューの掛け合い(ナレーション)で紹介していく約45分間の旅。
随所に盛り込まれる博士の、わかり辛い・寒いダジャレの連発には閉口するが、列車大好きっ子にはたまらないのでは?
途中のクイズにも目を輝かせたりして…?

ただ列車の走る姿を沢山見せてくれるだけでも愉しいのだが、車内の様子や車窓もちょっと、いやかなり気になるところ。
もう少しマニアックな視点で、”大きなお友だち”向けのこういった映画を作ってくれないものかなあ。



by odin2099 | 2019-03-14 20:06 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21464763.jpg日常生活ではまず見ることのできない絶景を愉しめたり、山に魅せられた人たちが困難にチャレンジする姿を映し出したドキュメンタリー映画、なのかと思って見始めたのだけれども、期待していたものとはちょっと、いやかなり違うものだった。

エベレストをはじめとする世界の名峰に挑む登山家たちは勿論出てくるのだが、それよりも目を引くのがエクストリームスポーツに挑戦するアスリートたちの姿。
フリークライミング、マウンテンバイクに乗りながらのスカイダイビング、ウイングスーツやパラグライダーでの滑空、綱渡り…とこれでもかこれでもかと命知らずが次々と登場する。

ただ”人”よりは”山”そのものにスポットを当てた構成になっていて、全編を彩るクラシックの名曲に乗せて美しい映像が映し出されそれにウィレム・デフォーの単調なナレーションが被さるので、体調を整えないと心地良い眠りに誘われるだろう。
”山”の美しさは伝わってくるのだが、一本の映画としては中途半端な出来と言わざるを得ない。
かなり長めの「名曲アルバム」?



by odin2099 | 2019-03-12 21:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
アポロ11号の月面着陸を描いた映画を見たら、本物の映像を見たくなったのでDVDを引っ張り出してきた。もう10年も前の作品になる。

e0033570_08595462.jpgNASAのアーカイヴ映像を使い、BBCが製作したマーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画、そしてスペースシャトルまでを描いたアメリカの宇宙開発史のダイジェスト。
「功」だけでなく「罪」の部分も描いているのは、これがアメリカ映画ではなくイギリス映画だからこそ、なのかも知れない。

日本人の宇宙飛行士が幾人も誕生し、その彼らが宇宙ステーションの長期滞在の記録を打ち立てたりと、今では「宇宙」もかつてのような”特別な場所”といった感覚は薄れつつあるが、その一方でこの映画で描かれているような未知への挑戦とそれに伴う高揚感のようなものは抱けなくなってしまった。

地球軌道上の宇宙ステーションに何カ月も滞在し、様々な研究や実験を行ったり、というのも素晴らしい仕事だろうけれど、それでも月へ行ってそして帰ってくる、というわかりやすいインパクトには到底及ばない。月へ、火星へ、そして遥かな宇宙の彼方へと、人類が再びフロンティアスピリッツを持つようになるのは、果たしていつのことになるのやら。

それにしてもこの映画、いつのまにかタイトルが変更に。
「挑戦者たちの栄光と挫折」はコピーの一種かと思っていたが、どうやらソフト化に当たって付け加えられたサブタイトルのようだ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-02-23 09:00 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21531700.jpg「皇帝ペンギン」から12年、リュック・ジャケ監督が再び南極を訪れて製作したネイチャー・ドキュメンタリー。公開劇場が少なく上映期間も短くて見逃していた作品を、Blu-rayにて鑑賞。
もっとも「ただいま」と言われても、前作のペンギン一家が帰ってくるわけでは当然、ない。
そして<ディズニー・ネイチャー>枠で作られていることにビックリ。これ、ディズニー映画だったのか。

前作に比べると撮影技術が格段に進化。ドローンを使っての空中撮影もそうだが、実際にペンギンと一緒に潜ってるかのような鮮明な海中シーンにも感動する。
おそらく色々なショット、カットを組み合わせ、ペンギン夫婦と生まれたばかりのヒナに密着、という体で構成されているのだろうが、その苦労は敬服に値する。

そして過酷なペンギン夫婦の子育て。
これは前作でも描かれていた部分だが、ナレーションというより擬人化されたアフレコが施されていた前作に比べると、本作では客観的、あるいは突き放したかのようなナレーションが加えられているので、より画面には入り込みやすい。
もっとも草刈正雄の癖のある語りは、決してナレーション向きだとは思わないが。

作品トータルとしての印象は、宣伝で強調されていたような「続編」ではなく、アップトゥデートされたリメイクもしくはリブートといったところ。
何年か経ったら、またペンギンたちの世界に還ってゆくのだろうか。



by odin2099 | 2019-02-13 21:55 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
『れっしゃだいこうしんザ・ムービー/しんかんせんとわくわくでんしゃ大集合』(2014)

e0033570_19384096.jpg
最新型の新幹線やカッコいい電車を紹介するキッズ向けの1時間足らずの映画で、シリーズ第6弾とのこと。

新幹線の出番は案外多くなく、その分「スーパー宗谷」をはじめ「つくばエクスプレス」、「スカイライナー」、「スーパービュー踊り子」、「黒船電車」、「ラピート」といった”カッコいい”電車、「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」などの寝台電車、「SLもおか」や「SL人吉」、「伊豆ロムニー鉄道」のようなSL、「旭山動物園号」、「山万こあら号」といった”かわいい電車”、トロッコ列車やモノレール、更には「きかんしゃトーマス」や、くまモン自身が紹介する「くまモンラッピング列車」などの変わり種も。

進行はアニメパートのてつどう博士、けん太くん、さっちゃん、ピコ、タコタコ星人、イカイカ星人といったキャラクターが務め、途中ではクイズコーナーもあるのだけれど、キッズ向けとはいえこういった構成は微妙かも。
キッズじゃない自分は、色々な電車を眺めているだけで楽しかったが。



by odin2099 | 2019-01-25 19:43 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20345524.jpg世界最高峰のバレエ団の一つであるボリショイ・バレエ団に密着したよくあるドキュメンタリーかと思いきや、然にあらず。
2013年に起った、元スターダンサーで今は芸術監督を務めるセルゲイ・フィーリンが、何者かに顔面に硫酸を浴びせられたという衝撃の事件を取り上げています。

やがてソリストのパーヴェル・ドミトリチェンコが逮捕されます。
セルゲイとパーヴェルはキャスティングを巡って対立していたとのことですが、パーヴェルは無実だと証言する劇団員もいるなどバレエ団は真っ二つに割れます。
外からは華やかに見えるボリショイ・バレエ団も、その内部では以前から対立が起っており、その延長線上に今回の事件もあったとの見方が語られます。

クレムリンが介入し、ウラジーミル・ウーリンが新たな総裁として送り込まれ、程なく片目を失明したセルゲイも芸術監督として復帰しますが、このウラジーミルとセルゲイもかつて反目し合った仲。
さてバレエ団はどうなるのか?というのは気になるところですが、映画はそこで終ります。

エンドロールではその後、セルゲイがウラジーミルによって芸術監督を解任されたことが明かされますが、映画としては表面的にスキャンダルをなぞっただけでその本質には踏み込まず(踏み込めず?)、通り一遍の興味を満たすだけで終わってしまっているのが残念です。



by odin2099 | 2019-01-08 20:37 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「ヴァチカン美術館/天国への入り口」のスタッフが、サイモン・メレルズ扮するメディチ家当主ロレンツォ・デ・メディチを進行役に、そしてウフィツィ美術館長アントニオ・ナターリをガイドにして作り上げたドキュメンタリー映画。

e0033570_08140759.jpg紹介されているのはウフィツィ美術館の収蔵品だけでなく、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、ブランカッチ礼拝堂、シニョーリア広場、国立バルジェッロ博物館ら建築物や、その中にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、「東方三博士の礼拝」、「アンギアーリの戦い」、ミケランジェロ・ブオナローティの「ダヴィデ像」、「聖家族」、ベノッツォ・ゴッツォリ「東方三博士の行列」、サンドロ・ボッティチェリ「」、「ヴィーナスの誕生」、ベンベヌート・チェッリーニ「メデューサの頭を持つペルセウス」、ラファエロ・サンツィオ「ひわの聖母」、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「ウルビーノのヴィーナス」、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ「メデューサ」、アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユディト」、マザッチョ「楽園追放」といった作品。

元々3D映画として製作されているので正面からのショットだけでなく、壁画や彫刻は様々な角度から収められている。
美術品の動く目録・ガイドブックというよりも、美術館のヴァーチャルツアーという方が作品の雰囲気がより伝わりやすいだろうか。

ナレーションは小林薫、声の出演は田中秀幸、佐藤正治。
やや大仰な音楽に彩られ、手軽に美術館探訪が愉しめるのは悪くない。



by odin2099 | 2018-09-23 08:17 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20302865.jpg自然災害の多い日本では景色や建物も失われてしまう。
その前に映像として記録し、「日本を目に見える、耳で聞こえる形で後世に遺す」ということで、東日本大震災以降に「ピース・ニッポン・プロジェクト」が立ち上げられた。

この作品は北は北海道から南は沖縄までの200カ所以上で、8年の歳月をかけて空撮を中心に日本の様々な”瞬間”を捉え、「日本人にもっと日本を知って欲しい」というコンセプトでまとめられたとのこと。

富士山は勿論のこと、阿寒湖、釧路湿原、白神山地、蔵王、中禅寺湖、小笠原諸島、白馬村、上高地、白川郷、比叡山、高野山、鳥取砂丘、鞆の浦、阿蘇山、屋久島…といった自然から、出雲大社、伊勢神宮、二条城、姫路城、日光東照宮、伏見稲荷神社、東大寺、松本城、竹田城、鶴岡八幡宮、金沢城、東京タワー、レインボーブリッジ、東京スカイツリーといった建造物、はたまた隅田川や諏訪湖、いたばしなどの花火大会etc、多岐に亘る”日本の風景”がカメラに収められている。

監督は中野裕之、出演は渡辺大と及川さきの、ナビゲーターは小泉今日子と東出昌大。

全編通して美しい映像のオンパレードで、かつ個人的には多くのお城が収められているのが嬉しい限り(震災前の熊本城も)。ただ美しすぎるが故に何度か記憶をなくす瞬間があった。
また毎度思うことだが、この手の作品の”語り”はやはり本職を使うべきだし、その”語り”が入る場面のBGMとして歌モノを流すのもいただけない。
気持ちの良い映像には、気持ちの良い”音”を是非お願いしたいところだ。


by odin2099 | 2018-07-23 20:34 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_03314882.jpgエカテリーナ2世が、西欧に追いつき追い越せで収集した芸術品が保管・展示されているだけでなく、元宮殿だけあって、建物そのものが一個の芸術品。
美術館の成り立ちから収蔵品の紹介、館内の様子までを館長や学芸員が語るドキュメンタリー映画。

ミケランジェロ、レンブラント、ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ルーベンス、ゴッホ、ルノワール、ピカソ、ドガ、カラヴァッジョ、モネ、ゴーギャン、カンディンスキー、ベラスケスらの素晴らしい作品の数々が映し出されるだけでもお得感があるが、幾つかのロシア内外の戦争に巻き込まれ、翻弄される美術館の変遷が興味深い。

オープニングとエンディングで繰り返される通り、「エルミタージュ美術館はロシアの歴史そのもの」という言葉にも素直に頷ける。
そして「資料館ではなく美術館は生きている」との言葉に、そこで働く人々のプライドを垣間見た思いだ。

美術品そのものをじっくり観賞したい向きには物足りなさが残るだろうが、美術館そのもののガイドブックならぬガイドムービーとしては十分に愉しめるのではなかろうか。



by odin2099 | 2018-06-23 03:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
エトワールを教えるのは元エトワール。
パリ・オペラ座の夢と伝統が受け継がれていく過程を描いた「発見と感動のドキュメンタリー」…

なのだそうだが、美しくはあっても凡庸な構成に忍耐力が試されることに。
なまじ美しい映像なだけに、睡魔は容赦なく襲ってくる。

e0033570_20470921.jpg映画は、というと冒頭からトップダンサーたちの練習風景が延々と映し出されるだけ。そこに映し出されている彼、彼女たちが何者なのか、これといって説明はない。
観客は当然それを知っていて然るべき、というスタンスなのだろう。

熱心なバレエファンなら狂喜乱舞、垂涎ものの映像なのだろうが、門外漢にはその凄さはわからない。
続けてバレエ学校の子供たちへの指導風景も挟まれるが、彼、彼女たちが何を伝えようとしているのか、映画は何も語らない。

ある一定の期間に密着取材したものではなく、ある程度広範囲に亘って撮影されたアーカイヴ映像を断片的に織り込んでるらしく、そのことが一層映画をわかりづらくしているようだ。

若者が夢に向かって進んでいく、まるで青春モノを想起させる大仰な邦題も内容を表していないし、勿論バレエファンを新規に開拓しようという内容では凡そなく、究極のファンムービーと呼んだ方がしっくりくる作品だった。


by odin2099 | 2018-06-15 20:52 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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