【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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前作「賢者の石」ほどではないものの、まだ原作小説をなぞっている、見方を変えれば引き摺っている、とも言えるシリーズ2作目。
思い切ってストーリーやキャラクターの取捨選択を行い、映画独自色が強まってくるのは3作目以降だ。

e0033570_17224439.jpgそれでもこの2作目で既に「あれがない」「これもない」が気になりだしてくるが、映画としてのシリーズが完結した今となっては、多少の舌足らずな部分は目をつぶろうという心境になってきているし、そんな中でも細かい伏線、例えば蛇と会話するハリー、杖を折ってしまったロン、新登場キャラの嘆きのマートルなどなど、これって何の意味があるんだろう?と一見思えたようなシーンが後で重大な意味を持っていたことに気付かせてくれるなど、構成はお見事と言ってよいだろう。
ところで気になる点が幾つか。
ハリーを敵視し、ハーマイオニーを「穢れた血」と蔑むマルフォイ。これでもし本当にハリーが「スリザリンの継承者」だったら、マルフォイはハリーをどうしたんだろう?ハリーに従ったのか、それともやはりハリーと敵対したのか。
マルフォイ一家はスリザリンの信奉者だろうから、いくらハリーとはいえ継承者に反発出来ないだろうから、実はハリーが継承者ではないことに安堵していたりして。

また学校の規則を50も破って(本人談)ボリジュース薬を作って、挙句に猫に変身しちゃったハーマイオニー。
当然薬を作って飲んじゃったことはバレたと思われるけれど、特に罰せられた様子もなし。まさか騒ぎのドサクサに紛れて「スリザリンの継承者」にやられた、なんてことにしてないだろうね。
まあ彼女のことだから、薬を作ったり変身したことよりも、結果として入院しなくちゃならなくなり、授業に出られなくなることの方が辛かったかも。

そして最後はストーリー上の問題じゃなくて配役。
新登場キャラで強烈なインパクトを残したギルデロイ・ロックハート。
ケネス・ブラナーが実に胡散臭く演じ(更に吹替が内田直哉なのでそれに輪をかけ)ているのだけれども、これはやっぱりミスキャスト。
ファーストチョイスはヒュー・グラントで、スケジュールの都合で実現に至らなかったようだけど、彼だったら完璧だったのに、と思っているのは自分だけではないはず。残念!

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by odin2099 | 2018-06-02 17:28 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
もうじき「ハリー・ポッターの映画が始まったのは生まれる前です」なんていう新成人が出てくるんだろうなあ、おおイヤだイヤだ。
それだけ前の作品なのに現役感があるのは、スタートはかなり前でも完結したのが比較的最近なことと、今でもスピンオフなどで新作が発表され続けてるからでしょうな。でなければUSJのイベントなども成立しなかったでしょうし。

というわけで今年はスピンオフ映画シリーズの2作目が公開される予定になっているので、またシリーズのおさらいをはじめようかと思っております。
まあ流石に1作目は飽きてきてもいますがね。もう何回見直してるんだろう???

e0033570_18465887.jpg後の展開を踏まえて見直してみると、色々思うところがありますね。
例えばハリーとロンがハーマイオニーと初めて会うシーン。ハーマイオニー、いけ好かないですねえ。ここだけ見ると彼女がヒロインになるなんて想像しづらいですし、将来的にロンとくっつくなんて考えも出来ません。
ところが三人が仲良くなっていく過程が割と細かく描かれていくので、見ているうちはアレレ…?と感じることもありません。

対するドラコ・マルフォイ。ドラコとハリーの初対面も雰囲気悪いですけど、ハーマイオニーとの時に比べて格別に酷い、というほどでもありません。ドラコがそれほど高圧的な態度をとらず、かつロンの悪口さえ言わなければ案外ハリーとドラコの関係も、あそこまで険悪なものにならなかったのかもなあ、なんて思えてきました。

またハリーはスリザリン寮へ入る可能性だってありました。
後になって、組み分け帽子がハリーをスリザリンへ入れなかった理由が、ハリーがスリザリンを拒絶したからだということが明らかにされますが、ハリーが嫌がった理由はその直前にロンからスリザリンに関する良くない噂を吹き込まれていたからなので、単純に帽子に「偉大な魔法使いになれるぞ」とだけ言われたならばスリザリンに入っていたのかも。
となるとハリーとドラコの関係も随分と変わっていたでしょうね。

ところでのこの帽子、一人一人の個性や特色を元に各寮へ組み分けてるんでしょうけど、人数配分は考えてるんでしょうか?
例えば適正重視の結果、今年はレイブンクローに相応しい新入生が一人もいなかったとか、あるいは本当はグリフィンドールが良いんだけど、もう定員一杯だからハッフルパフだとか、そういうことは起きないんでしょうかねえ???

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by odin2099 | 2018-03-11 18:54 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
2011年に発売された「ハリー・ポッターへの旅/イギリス&物語探訪ガイド」の増補改訂版が出ました。
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前回出たのは丁度映画の完結編が公開された時期でしたが、あれから5年。
ハリー・ポッターを題材としたテーマパークは日米ともに好評、舞台で新作「ハリー・ポッターと呪いの子」が上演され、また新たなる映画シリーズの幕開け「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」も公開されるなど、未だ人気衰えず、というタイミングでの刊行となりました。

まだまだ新作は続くようなので、今後定期的に改訂版を出していって欲しいですね。
それに以前も書きましたけど、「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」「ナルニア国物語」などを中心にしたニュージーランドのガイド本も作って欲しいなあ。

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by odin2099 | 2016-12-29 21:26 | | Trackback | Comments(0)
e0033570_20374104.jpg手にした不思議なトランクの中に保護した沢山の魔法動物を入れ、魔法使いニュート・スキャマンダーがニューヨークへやってきたのは1926年のこと。折しもNYには不可解な事件が起こり、ノー・マジ(魔法を持たない普通の人間)に魔法使いの存在が知られようとしている時だった。
ノー・マジのジェイコブ・コワルスキーは誤ってニュートのトランクと自分のとを取り違え、街中に魔法動物を放ってしまい、人間界と魔法社会の緊張は更に高まるばかり。ニュートはジェイコブと一緒に逃げた魔法動物の行方を追うが、事態は益々混乱の一途を辿る。
マクーザ(アメリカ合衆国魔法議会)の元捜査官ティナ・ゴールドスタインは真相を探るべくニュートに付き纏うが、議長のセラフィーナ・ピッカリーや魔法保安局長のパーシバル・グレイブスからは、逆にニュート共々危険人物としてマークされてしまう。
ティナの妹クイニーやジェイコブによって辛くも危地を脱したニュートたちは、逃げ出した動物の保護と事件の真相究明に乗り出すのだが…?!

e0033570_20372551.jpg「ハリー・ポッター」新シリーズ、と宣伝していますが、時代背景が70年ほど昔ということを考慮しても、テイストはかなり違います。
「ノー・マジ(マグル)」とか「ホグワーツ」とかの単語や、「オブリビエイド」「アクシオ」などの呪文の響きは懐かしいですし、音楽担当がジェームズ・ニュートン・ハワードに代わっても「ヘドウィグのテーマ」が流れたり、と地続きであることは協調されているんですが、あのムードの「続き」を期待すると「あれあれ?」と思うかもしれません。

その一方で、てっきりこれは「ハリー・ポッター」のスピンオフという立ち位置だとばかり思っていたのですが、どうやらダンブルドアが鍵を握るキャラクターになりそうなこと(今回は名前だけで、2作目から登場するとのこと)や、闇の魔法使いグリンデルバルドの存在が思ったより大きく、シリーズ通じてニュートたちの前に立ちはだかりそうなことなど、スピンオフではなく前章としてのポジションに重きを置かれている様子。
「スター・ウォーズ」のプリクエル・トリロジーや、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に対する「ホビット」三部作のように、続編ではなく前日譚としてシリーズの新作を作るのがハリウッドのトレンドなんでしょうか。

そのグリンデルバルド、ネタバレしますけど先ごろ続編への出演が発表された某スターが最後にチラッと顔を見せてくれます。吹替版だとそのシーンのためにわざわざ平田広明を起用する念の入れようで、これは吹替ファンには嬉しい配慮ですね。

e0033570_20380166.jpg映画そのものは可もなく不可もなく、という印象。終始オドオドした表情の主人公に、華のないヒロインたち、見るからに胡散臭い悪役陣、バラエティに富んでいて可愛いヤツ、綺麗なヤツ、おどろおどろしいヤツと多種多様乍ら、あまりに種類が多過ぎてその能力と名前がなかなか覚えられない魔法動物たち…
個人的にはこの辺りに物足りなさを感じました。

また今後のシリーズはこの4人組を主役として展開していくのかなと思っていたのですが、次回作はアメリカではない別の国が舞台だそうですし、ラストシーンを見る限りニュートは毎回違うキャラクターと絡むのかもしれません。
といっても4人とも次回作の出演契約は結んでいるようですし、色々と仕掛けを施しているのでしょう。
そして三部作の予定が五部作に。
二年に一本の計画らしいので完結するのは八年後。
その後にあの『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化が実現するんでしょうか?
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by odin2099 | 2016-11-23 20:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback(25) | Comments(8)
e0033570_21583575.jpg遂に「ハリー・ポッター」も最終章。
前後編に分けたのは正解で、色々な描写がゆったり・じっくり描かれ、堂々たる大作の風格。
これを従来通り一本でまとめようとしていたら、かなり駆け足で忙しなくなっていたことだろう。
ハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ルーナ、スネイプ、それにヴォルデモード以外のキャラは大幅に削られてしまっていたのでは?

ポリジュース薬でベラトリックスに変身したハーマイオニー。
変身が解けても衣装はそのままなので、前半では胸元がちょっと大胆なエマ・ワトソンにドキドキ。
中盤以降はハーマイオニー以上に活躍してる(ハリーの役に立ってる)印象が強いのがルーナ。ハリーのパートナーとしては、実はルーナもありなんだよなあ、なんて思いながら見てました。
映画版では原作と違い、ネビルと結ばれるんでしょうか?

そのネビルが終盤にきて大活躍。
原作ではハリーと同じような運命を担う重要キャラクターではあるものの、映画ではその存在が軽んじられてきた傾向がありましたが、最後に美味しいところを持って行く儲け役に。
演じるマシュー・ルイスは、最初のうちこそ「いじめられっ子のおデブちゃん」のイメージを保っていましたが、ドンドンとイケメンに変貌。1作目とはまるで別人になっちゃいましたね。
逆にドンドンと劣化していったのはドラコ…。

この映画で一番の見どころは、スネイプ先生の真実がわかる件。
スネイプの純愛…。
リリーはジェームズのどこが良くて結婚したんだ?スネイプの方がよっぽど人間的に優れてるのに。
そしてダンブルドア先生はあまりに酷すぎ。
スネイプの弱みを握って味方につけ、ハリーを捨て駒としか考えていないとは。
少なくても映画を見てる人は、そう感じるんじゃないのかなあ???
そして自ら命を捨てる決心をしたハリーの前に現れる、父ジェームズ、母リリー、そしてシリウス・ブラック、リーマス・ルーピンの揃い踏み。このシーンにスネイプもいたら更に胸熱だったことでしょう。

e0033570_22003700.jpg最終決戦は「ニワトコの杖」「透明マント」「蘇りの石」の三種の神器、もとい「死の秘宝」を手にしたハリーとヴォルデモードの直接対決。しかし映画見る限りではせっかく集めたこのアイテム、たいして役に立ってるように見えませんね。
原作では色々と曰く因縁が語られてるんですが、尺の都合ですかね。その辺りはちょっと残念でした。
しかも最後にハリー、ニワトコの杖折って捨ててるし…!

ラストシーンは19年後。
それぞれ老けメイクを施したハリー、ジニー、ロン、ハーマイオニー、それにドラコが出てきますが、皆さん見事にイケてない。
まあハーマイオニーはまだまだ十分かもしれませんが、なんか妙にリアルでもあります。
ちなみにこの19年後というのは、作品世界の年表によると2017年――来年のこと!
来年の9月1日に、キングスクロス駅に行けばハリーに会える!
…かもしれません。

舞台版として作られた”8番目の物語”とされる新作「ハリー・ポッターと呪いの子」の発端も、このラストシーンと同じ。
そしてこの度公開されるスピンオフ三部作改め五部作となる「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」は、シリーズを遡ること70年前、1926年が舞台になるとか。
実はこの年って後のヴォルデモード、トム・リドルが生まれた年でもあるんですな、ふむふむ。
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<過去記事>
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by odin2099 | 2016-11-20 22:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_23074731.jpgせっかくだから「”ハリー・ポッター”シリーズ最新作」と宣伝している『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開までには、おさらいをすませておこうっと。

ところでこの『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は当初三部作とアナウンスされていたのが、先日ローリング女史が「五部作で」とぶち上げてしまったけれど、そこまでのパワーを持ってるんだろうか。
それに続編のタイトルはどうなるのかなあ。

単純に『~2』にはしないだろうし、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの~』とか『ファンタスティック・ビーストと~』にするのか、『~と魔法使いの旅』と後ろを残すのか、なんてくだらないことを色々と考えちゃったりして。

先ずはこの作品がヒットしなければ「次」はない話なんだけど、でもワーナーは2作目の公開は2018/11/16と発表しちゃったし、何の役かはわからないけれどジョニー・デップの出演もバレちゃったし、大ヒット間違いなしと決めつけてるようなんだけどね。

e0033570_21211559.jpgま、その前に『死の秘宝PART1』。
前作でダンブルドアがお亡くなりになったと思ったら、今度はマッドアイにドビーとお馴染みキャラが次々と…。
またもハリーとロンの仲違いからの友情復活ネタもありまして(今度はハーマイオニーを巡っての三角関係?!)、ドンドン暗く重たくなってきとります。

ただロンには悪いけど、基本的にウザくて好きになれないし、ロン抜きで旅するハリーとハーマイオニーのコンビはある意味最強。イメージシーン(というかロンの妄想?シーン)だけど、全裸で抱き合い激しくキスを交わすハリーとハーマイオニーは様になってるので、彼女にはロンじゃなくてハリーとくっついて欲しかったなと思わないでもなかったり(ジニーも好きなんだけどね)。

また前作辺りから一気に登場キャラが増えてきて、油断してると「あれ?この人誰だっけ」状態になりかねないという危険な兆候。
まあその分画面は賑やかになってるし、英国演劇人総登場なんて揶揄されるくらいなのは豪華で良いんですけどね。
でもスネイプ先生やネビルなんて出番少なすぎるし、マクゴナガル先生出てこないし…。

それもこれも二部作の前編だから、後編とセットで楽しんでねってことでひとまず了解。
さて、いよいよ大団円へ――!

【ひとこと】
「死の秘宝」のデザインを使ったグッズってなんかあったっけ?
結構オシャレだと思うんだけどな。
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<過去記事>
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by odin2099 | 2016-11-05 21:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback(2) | Comments(0)
これも新作公開前の「おさらい」シリーズですな。
「ハリー・ポッター」の6作目、前作のシリウスに続いて遂にダンブルドア校長が~!

e0033570_23074731.jpg今までハリーたちが暮らしていた世界は、我々の棲むのとは別の世界という感じで進んできましたが、今回は現実世界というか人間界(マグルの世界)にも堂々と死喰い人(デス・イーター)が出現。
ヴォルデモードの復活で、いよいよのっぴきならないところまで来てるんだなあというのを冒頭から見せてくれます。

それにいつになく暗く昏いドラコ・マルフォイ。
今まではハリーにちょっかいを出すものの、結局は逆にやり込められていた情けないマルフォイが、いよいよハリーの好敵手に?!という雰囲気を醸し出してきています。
やるなあ、マルフォイ。でもどことなくめそめそしてるのが気になるぞ。

e0033570_23064696.jpgその重たく「どシリアス」なお話とバランスを取るためなのか、やたら派手で複雑怪奇なハリーたちの恋愛模様。
くっ付いたり離れたり、ハリーって今何歳の設定だっけ?

ともあれ、原作小説を離れ独立した映画作品としての見応えはかなり増してきた本作、結末までを知ったうえで見直すと、アラン・リックマンの深みのある演技は素晴らしいものがありますなあ。

【ひとりごと】
映画の序盤でハリーとデートしそこなった女の子、ちょっと気になるな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/13917716/


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by odin2099 | 2016-10-21 23:10 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23273288.jpgシリーズの5作目で、あれ?劇場で見て以来かな。
「金曜ロードショー」で4週連続「ハリー・ポッター祭り」をやるようですが、それとは関係なく再観賞。
年末のスピンオフ新作公開に向けて、さあ折り返しの後半戦突入。

前にも書いたけれど、この辺りから”小説「ハリー・ポッター」の映画化作品”という頸木からようやく離れ、”「ハリー・ポッター」という映画シリーズ”として愉しめるようになってきた。
個人的に、小説読んでから映画を見る、というパターンから逸脱してきたということもあるのだけれども、小説のダイジェストではない独立した一本の映画として見応えのあるものになってきた、という部分が大きい。

そして”お子様向けのファンタジー”という枠からはみ出し、直接的な人の生き死を描くのも厭わない”攻めの姿勢”に入って来たということもあるのだろう。
子どもたちがハラハラドキドキワクワクの冒険を繰り広げるという段階から、生と死は紙一重、殺るか殺られるかのギリギリの部分を描くようになってきているのだ。
少ない出番にも贅沢な起用、錚々たる英国俳優陣の演技合戦、これも見事に当たった。

ということは、この辺りでシリーズから脱落したという人も少なくないんだろうな。
健全な、愉快で楽しい子どもたちの遊び仲間としてのハリーの姿はもうない。

【ひとりごと】
e0033570_23281409.jpgルーナ可愛い、とあの頃は思ってたけど、今見るとそうでもない。
まあそれよりも問題はチョウ・チャンだなあ。
もうちょっと可愛い娘、いなかったのかなあ。大切なハリーの初恋の相手なのに。
いやそれともヒロインであるハーマイオニーやジニーを食わないため?

また当時はこれといった印象が残らなかった(というよりも自分がジョン・ウィリアムズの呪縛に囚われていたから)ニコラス・フーパーの音楽だったけど、なかなかいいね。


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by odin2099 | 2016-06-02 20:13 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(0)
純粋なシリーズ作品ではないものの、関連する新作が作られるからと「ハリー・ポッター」のおさらいを始めたのが去年だったんですが、いつの間にやら中断してしまってそれっきり。
いよいよ今年の暮れにはその新作も公開されるので、これじゃあイカンと半年以上間が空いたものの再開したら、なんとアラン・リックマンの訃報が飛び込んできてしまいました!

……なんというタイミング!

今まで素敵なスネイプ先生を有難うございました…。

気を取り直して――
10年ぶりに4作目を見直しました。
3作目までは何度か観直してるんですが、このあたりから劇場で観てる回数もDVDなどで観直してる回数も減りはじめ、遂には劇場へ行かなかった作品まで出てしまうのですが、この頃までは毎回毎回「ハリー・ポッター」の新作は楽しみにしていました。

e0033570_23024214.jpgクリス・コロンバスが監督から降り、音楽のジョン・ウィリアムズもシリーズから去って、段々と自分が求める「ハリー・ポッター」とは違ってきてしまったなあと感じはじめ、やがて疎遠になってしまったのですが、この作品は今までのシリーズ作品との違和感を強く感じながらも愉しんだ記憶があります。
長大な原作はもはやプロットに過ぎないというのは言い過ぎでしょうが、小説を映画化するというよりも、映画版としての「ハリー・ポッター」を作る方向に舵を大きく切ったというのはあるのではないかと思います。
これまでは「あれがない」「これが違う」ということに一喜一憂してましたが、もう比較することに意味はなくなってきていますね。

明るく楽しい学園ドラマから、生と死は紙一重の過酷な戦場へ、ドラマの方向性も大きく変わってきています。
そのテイストの違いから脱落していったファンも少なからずいたんじゃないかと思いますが、ここからがいよいよ本番なのだ、と言い聞かせながら観続けると違った楽しみ方も出来るのではないでしょうか。
そのシリアスなストーリーの中、ハリーたちとコミカルなやり取りをしているスネイプ先生、光ってますね。

【ひとりごと】
e0033570_22065116.jpgフラー・デラクール役のクレマンス・ポエジー、ハリーたちよりちょっとお姉さんの、成熟しかけの魅力を発揮しています。
水着姿もチラっと披露してくれたりで今までのシリーズにはいなかったセクシー要員。もっと活躍して欲しかった女優さんですね。

またこの頃はまだハリーとハーマイオニーはくっつきそうな感じがあり、でもロンとの間にフラグが立っているようでもあり…。
なんでも作者のローリング女史は、ハリーとハーマイオニーをくっつけるべきだったかも?などと原作完結後にコメントしてましたが、まだ迷いのあった時期の執筆だったのでしょうか。

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by odin2099 | 2016-01-14 23:04 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_19510691.jpg2作目からちょっと間が空いて作られた3作目。子供たちはすっかり成長しちゃってイメージにそぐわなくなってきた人もいるけれど、これは仕方ないよね。毎年一本作り続けてくれれば良かったんだけど。


子供たちじゃないけれど、今回から亡くなったリチャード・ハリスに代わってマイケル・ガンボンがダンブルドア先生に。
イアン・マッケランやクリストファー・リーの名前も取り沙汰された二代目ダンブルドアだったが、イアン・マッケランじゃそのまんまガンダルフだし、クリストファー・リーは悪役のイメージ強すぎ。同時期に「ロード・オブ・ザ・リング」でサルマン、「スター・ウォーズ」でダーク・ティラナス卿ことドゥークー伯爵を演じていたのだから、どちらにせよ混乱を招くだろう。
まあマイケル・ガンボンもリチャード・ハリスとは似ても似つかぬタイプで(最初に連想したのが『水戸黄門』三代目の佐野浅夫だった)、洞察力やお茶目さには欠けるきらいがあるんだなあ。


またこれは役者さんの話じゃないのだが、ホグワーツの雰囲気が前2作とかなり違う。
作品のムードがダークになったからとか、監督が交代したからとか色々な理由はあるんだろうけど、ハグリットの小屋と暴れ柳の場所とか、撮影場所も違うっぽい。何が理由だったのやら。


e0033570_22075099.jpg1作目のクライマックスはハリーと一緒に行動を共にしたロンとハーマイオニーだけど、2作目ではバジリスクに石化させられたハーマイオニーがリタイヤ、今回は足を負傷したロンが戦線離脱、となかなか三人組が揃いませんが、その一方で着々とロンとハーマイオニーの間にフラグが立っている。ハリーのお相手となるチョウ・チャンは、原作通りならばこの3作目から登場するはずが次回に見送り。そして最終的にヒロインの座をゲットすることになるジーニーは、前作であれだけ出番があったのに今回は顔見せ程度。


でもボリュームアップした原作小説を刈り込んで、前作よりもコンパクトに仕上げたスタッフは評価してあげたいと思う。
初見の時は本当に「アレがない」「コレもない」と不満タラタラだったのだけれども。


【ひとこと】
でもねぇ「地図を作ったのが誰か」ぐらいハッキリさせといても良かったんじゃない?
ルーピンがハリーに返す時にでもひとこと言えば済むんだし。

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<過去記事>
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by odin2099 | 2015-05-31 19:52 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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