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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_618645.jpg突如、地球を襲撃してきた謎のエイリアン集団。奴等は数千年前、火星の文明を滅ぼしていた恐るべき侵略者だったのだ。
スーパーマンやバットマンが立ち向かうが、奴等にはまるで歯が立たない。その時、グリーンランタン、ホークガール、フラッシュ、ワンダーウーマンが次々と集結した!

同じ出版社から発売されている作品は、基本的に同じ世界だというのがアメコミのお約束。そこで、作品の枠を越えてヒーロー同士が共演するのは珍しいことじゃないが、これはその”共演”を売りにした独立したシリーズ。
メンバー編成は長く続いている作品なだけに異動があったりしているようだけれど、この作品ではスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマングリーンランタンフラッシュ、ホークガール、そして火星人最後の生き残りジョン・ジョーンズという7人で構成されている。
バットマンやスーパーマンは言うに及ばず、フラッシュやグリーンランタン、ワンダーウーマンも独立した主演作を持った看板スターだけに、これはDCコミック・ヒーローたちのドリームチームというワケだ。

e0033570_6183065.jpg「ジャスティスリーグ誕生!」は文字通りシリーズのファースト・エピソードで、地球の危機に集結したヒーローたちが、最初のうちは多少ギクシャクしていたものの、最後は見事なコンビネーションプレーを見せてくれて大勝利。
ラストにスーパーマンの提案により「ジャスティスリーグ」が結成されるという流れ。

TVシリーズの3話分を再編集したようで、正味は60分弱。
物語のメインはバットマンとスーパーマンで、他のキャラクターはちょっと脇へ退いてる感はあるけれど、各人にそれぞれ見せ場も用意され、強者集結ムードは充分。
アメコミ・ヒーロー版”七人の侍”てなところだろうか。

TVシリーズでは毎回7人が全員揃うわけではないみたいだけれども、日本の<スーパー戦隊>じゃないから、それも仕方ないのかな。
by odin2099 | 2008-09-12 06:22 | テレビ | Trackback(1) | Comments(2)
主演アーノルド・シュワルツネッガー、という時点で何か間違ってる気がするシリーズ第4弾。監督はジョエル・シューマッカー続投だが、遂にクレジットからティム・バートンの名前が消えた。

e0033570_23445517.jpgのっけからシュワちゃん扮するMr.フリーズが大暴れ。そこへ駆けつけたのが、前作ラストでコンビ結成となった我等がバットマン&ロビン!
・・・というのがタイトルバック。
もうオープニングから胃もたれ必至の濃厚さである。そして最後までこの調子で、スピーディーなのはいいけれど詰め込みすぎなんである。

名コンビ誕生か、と思われたバットマンとロビンは序盤からギクシャク。
バットマンってば「スーパーマンが一人でいたがる気持ちがわかる」なんて暴言を吐いちゃうし、新登場の悪女キャラ、ポイズン・アイビィの策略に嵌って、女の取り合いで仲違いしちゃうなんて、ヒーローもただの男とはねぇ・・・トホホ。
そういやスーパーマンといえば、当初この作品にTVドラマ『新スーパーマン/ロイス&クラーク』に主演していたディーン・ケインが、そのまんまクラーク・ケント役でゲスト出演と言われていたけれど、このセリフはその名残なのかな。
またそれと同様に、ティム・バートンの監督、ニコラス・ケイジの主演で企画されていた『スーパーマン・リボーン』(『スーパーマン・リヴス』のタイトルでも)には、初代バットマンのマイケル・キートンがやはり同じブルース・ウェインの役で出演する、なんて言われていたっけ。

それはさておきその一方で、重病で死の床にある執事のアルフレッドとブルース・ウェイン、あるいはディック・グレイソンとの情感溢れるやりとりもあり、そこへまたアルフレッドの姪バーバラも絡んでの家族ネタも描かれていて、ちょいとホロリとさせられる。

家族ネタといえばMr.フリーズも、重病の妻の命を救うための研究資金が必要で、それで悪事に手を染めたという過去があるという設定で、大スターのシュワちゃんに遠慮したのか、根っからの悪人じゃないんだよん、という卑怯な(?)キャラ。
せっかくターミネーター以来の悪役なんだから、同情される悪役なんかじゃなく、徹底的な悪役を演じさせなきゃつまんないと思うんだケドな。

で、その分ワリを食ったのがユマ・サーマン演じるポイズン・アイビィで、本来なら彼女こそ悲劇的な出自を持ってるはずなのに、シュワちゃんを陰で操る黒幕扱いにされてしまってる。その誕生の経緯は殆どキャット・ウーマンと同じなのに、その差はナンなんでしょう?

そしてもう一人の新登場キャラがバットガール。
バットマンにとってはロビンに次ぐ新たな仲間で、その正体は当然のようにバーバラだけれども、彼女がバットガールになる過程だってじっくりと描いて欲しかったもの。せっかくアリシア・シルバーストーン起用してるんだから。

かように具材は揃えたのに、味付けもそこそこに全部鍋にぶっこんでしまいました~!
という中途半端さが全編を覆っているのがこの映画だって気がしますね。
その最たるものが、いつのまにか3代目となってしまったブルース・ウェイン=バットマンを演じるジョージ・クルーニーかも。
プレイボーイの独身貴族というのはハマリ役(地?)かと思うけれど、億万長者のヒーローには見えないし、暗い過去があるようにも受け取れない。ということは、これはミス・キャストってことでしょうかね。

まぁなんだかんだで美味しく食べられることは食べられるんだけど、その後にはなーんにも残らないのが残念。
それでも癖のあるティム・バートン監督の1、2作目よりは、味は薄いけれどこっちの方が自分にとっては食べやすい。今回観直してみてもやっぱりそう思えた。

ただヒットはしなかったので、予定されていた5作目は凍結。アリシアのバットガール、もっと観たかったんだけどなぁ。
もっともバットマン役はまたもや交代という話で、4代目としてジョン・トラボルタとかカート・ラッセルとかピアース・ブロスナンとかブラット・ピットとかベン・アフレックとかの名前が取り沙汰されたりしたものの、結局は仕切り直しで『バットマン・ビギンズ』が製作され、4代目を襲名したのはクリスチャン・ベイルだったのはご存知の通り。
また残念ながら、シリーズ全てに出演していたアルフレッド役のマイケル・ガフと、ゴードン本部長のパット・ヒングルの二人も、仕切り直しということでお役御免に・・・。

ちなみにこの作品、ビデオやDVDは『BATMAN&ROBIN/Mr.フリーズの逆襲!!』『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!』やら微妙に違ったタイトルで発売されとります。
いい加減、統一してくんないかなー?
by odin2099 | 2008-08-29 23:43 |  映画感想<ハ行> | Trackback(5) | Comments(0)
ティム・バートン監督作『バットマン』が大ヒットしたことから、ワーナー・ブラザーズはTVアニメ・シリーズもスタートさせたところこちらも好評。ならば、ということで作られた劇場用オリジナル作品がこちら。
日本では劇場公開はナシで、ビデオとDVDのみでリリース。
ビデオ発売の時は、字幕スーパー版はこのタイトルだったけれど、日本語吹替版は『バットマン/マスクの怪人』というタイトルだった。

e0033570_23401665.jpgゴッサム・シティのギャングが次々と謎の殺し屋に襲われた。マスクとマントに身を包んだ姿から、人々はバットマンの仕業だと噂していた。
そんな時、ブルース・ウェインの前に、かつての恋人アンドレアが姿を見せていた。
悪と戦う使命に燃えていた若き日のブルースは、アンドレアとの出会いによって、自分の幸せを追い求めることは果たして罪なのかと悩む。しかし遂にはアンドレアとの結婚を決意、彼女もそれを承諾するのだが、何故かその晩、彼女は突如としてブルースに別れを告げ、姿を消してしまっていた。
ブルースは失意の中、コウモリを意匠にしたコスチュームを身に纏い、悪と戦う決意をしたのである。
それから10年、再びブルースの心は揺れるが、謎の殺し屋のターゲットがアンドレアの父親と繋がりがあることが分かり・・・。

アメリカのアニメなんて子ども向けばっかりだと思っていたが、意外や意外、かなりアダルトなストーリーになっていてビックリ。
バットマン誕生秘話ではあるのだけれど、中心に据えられているのはブルースとアンドレアのラブ・ストーリーだし、復讐は何をもたらすのかという重いテーマも盛り込んでいる。これは劇場版ならではなのかなぁ。
ノーテンキなその昔のTV版『バットマン』はイヤだけれども、ティム・バートン監督版ほどクレイジーなのもゴメンだし、『バットマン・ビギンズ』ほど重いのもなぁ。とはいえジョエル・シューマッカー監督版は軽すぎる、なんて人にはオススメの一本。アニメだからってバカにしたものじゃない。今回観るのは三度目かな、やっぱり面白い作品だ。

声の出演はブルースにケビン・コンロイ(このシリーズ以降、最新作までバットマンの声はずっとこの人らしい)、アンドレアにダナ・デラニー、そしてジョーカーはルーク・スカイウォーカーことマーク・ハミル。
吹き替え版だと順に、玄田哲章、佐々木優子、そして青野武という配役。
主題歌を歌っているのは、何故か女優のティア・カレル。結構好きな女優さんでした。
by odin2099 | 2008-08-26 23:48 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_859166.jpg『バットマン』『バットマン・リターンズ』に続く劇場版シリーズの3作目で、前二作を監督したティム・バートンは”製作”に退いて、新監督にはジョエル・シューマッカーが起用された。
バットマンことブルース・ウェイン役も、前二作のマイケル・キートンが降板して二代目としてヴァル・キルマーが登板し、音楽担当もバートンの盟友ダニー・エルフマンからエリオット・ゴールデンサルにバトンタッチ、ということで”NEWバットマン”を前面に押し出した作りになっている。バットマン・スーツやバット・モービルのデザインも一新。

新登場のキャラクターは、バットマンとブルース・ウェインとの間で三角関係のラブ・ロマンスを繰り広げることになる精神科医のDr.チェイスをスレンダーな印象が強いニコール・キッドマンがグラマラスに、色っぽく好演。
対する悪役は、トミー・リー・ジョーンズ怪演のトゥー・フェイスと、ジム・キャリー暴走のリドラーという凶悪コンビが登場(トゥー・フェイスとしてはシリーズ初登場だが、正義に燃える検事補ハーヴェイ・デントだった前身を持ちシリーズ1作目でも姿を見せているものの、その時はビリー・ディー・ウィリアムズが演じていた)。ジョーカーのジャック・ニコルソン、ペンギンのダニー・デビートほどの重量感はないものの、軽妙なアクション映画の悪役としては嵌っていた。
そして遂に、バットマンの相棒”ロビン”がシリーズ初参戦。クリス・オドネルが扮していて、クライマックスでコンビ誕生となる。
一方で執事アルフレッド役のマイケル・ガフと、ゴードン署長役のパット・ヒンクルは続投、シリーズとしての一体感を演出してくれている。また、ドリュー・バリモアがちょこっと出演。

e0033570_8591766.jpg前二作に比べると全般的に評価は低いようだが、ヒーロー・アクション物に徹しているし、前二作のようなほろ苦さとは無縁のハッピー・エンド。個人的にはこちらの方が好み。ヴァル・キルマーの演技にも深みはないものの、単純に楽しむ娯楽作品としてはこの程度で充分かと思う。
これでダニー・エルフマンが作曲したテーマ曲が流れてくれさえすれば・・・
ゴールデンサルの音楽も前二作のイメージを踏襲したもので決して悪くはないのだが、ヒーローに相応しい盛り上がる曲がないのが惜しい。予告編ではゴールデンサルの曲に続けてエルフマンのメロディーが流れ、それが非常に格好良かったので期待していたのだけれども、当時の映画館でズッコケた思い出があるのだ。
by odin2099 | 2008-06-08 09:02 |  映画感想<ハ行> | Trackback(4) | Comments(7)
e0033570_2155346.jpgバットマンがあのプレデターと対決するという、ダークホース・コミックお得意のクロスオーバー作品で、勿論バットマンの版権元のD.C.コミックと提携している。

ゴッサム・シティに突如現れたプレデターに立ち向かったバットマンは、なすすべもなく一敗地に塗れる。だが重傷を負いながらもブルース・ウェインは強化改造型の新型バットスーツを開発し、再びプレデターに挑むというもの。

つまるところ映画『プレデター2』のストーリーを、キャラクターをバットマンに置き換えて展開しているわけだが、プレデターに立ち向かうくらいだからダニー・グローバーよりもバットマンの方が説得力がある。勿論最後は、相手を倒したバットマンの前にプレデター軍団が現れ、その健闘振りを賞賛して終るのだ。

ライターはデイヴ・ギボンズ、ペンシラーがアンディー・キューバート、インカーはアダム・キューバート。
by odin2099 | 2007-11-01 21:56 | | Trackback | Comments(0)
映画は怪人ペンギン出生のシーンから幕を開ける。
奇形児として生まれ、それを疎んだ両親に捨てられる様がタイトルバック一杯使って描かれ、御馴染み「バットマン」のテーマこそ勇壮に流れるものの、主役は誰なのか、監督の視点がどこにあるのかが如実に覗える導入部である。全体的にもペンギンと、もう一人の悪役キャット・ウーマンに挟まれた格好のバットマンは陰が薄い。

e0033570_1026049.jpg前作はジョーカーにひたすら嫌悪感しか覚えずに観ていて辛かったのだが、今回のペンギンも同じ傾向である。監督のティム・バートンはフリーク好みのようだが、個人的には憐れみを誘われることもなく全く受け付けないので、やはりこの作品も、出来云々以前に正視し辛いものになってしまった
ミシェル・ファイファーがダサダサのOLから一転して、セクシーなボンデージ・ファッションまで見せてくれるキャット・ウーマンも結局は同じで、彼女も精神的フリーク。そしてバットマン自身もやはり同類。フリークス同士の戦いは観ていて心楽しいものではなく、ダニー・デビートがペンギンを熱演すればするほど心がうそ寒くなってくる。どうも決定的に監督の趣味とは合わないようだ。
とはいえ、前作に比べればキャラクターが分散した分だけ味が薄まった感じではあるので、より観やすくはなっている。

その世界観の中で、悪役とはいえ真面、というか芯が通っているのが、クリストファー・ウォーケン演じるゴッサム・シティの真の実力者マックス・シュレック。ペンギンのダニー・デビート、キャット・ウーマンのミシェル・ファイファーを向うに回して、特殊メイクや被り物なしで二人に伍するとは大した役者である

ところで今回は初めてビデオ/DVDの吹替版を観たのだけれども、なんでマイケル・キートンに渡辺裕之なんかを起用したのだろう。決して嫌いな役者ではないが(というよりもむしろ好きな方だが)、ダニー・デビートの樋浦勉、ミシェル・ファイファーの田島令子、クリストファー・ウォーケンの小川真司らに比べると気になって仕方ない。前作ではこれがジャック・ニコルソンにデーモン小暮、キム・ベイシンガーは宮崎ますみという組み合わせなので未だに見る勇気が持てないほどだ。
by odin2099 | 2006-11-12 10:27 |  映画感想<ハ行> | Trackback(3) | Comments(2)
また試写会のお裾分けに与りました。
設定一新、シリーズ久々の新作です。

クリスチャン・ベールがバットマン=ブルース・ウェイン、トム・クルーズとの交際が話題のケイティ・ホームズがヒロイン、そしてマイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ゲイリー・オールドマン、ルドガー・ハウアー、モーガン・フリーマン・・・と脇を固める豪華な顔触れ。

でも一番注目なのは、渡辺謙でしょう、日本人としては(苦笑)。

e0033570_1573072.jpgただ、ケン・ワタナベ目当てでこの作品を見ると、本筋を見失う可能性大です。
残念ながら、主人公のバックボーンとしての存在感は大きいですが、出番そのものは「その他大勢」に毛の生えた程度。出演時間が短いとは聞いてましたが、ここまでとはね・・・。
しかもそれがもっと分散していれば印象にも強く残ったんでしょうけれど、割りと集中してしまっているので余計あっけなく感じられます。
まぁそれでも胡散臭い役を、どっしり構えて演じていますので楽しめますが。
 × × ×
旧ブログコメント:
>少しなのね…
先日、朝の芸能ニュースで、謙さんが出演しているシーンを見たのですが、もしかするとあれで全カットだったりして…というか、ほとんど見てしまったことになるのかも…。でもその短いシーンのために映画の為に作られたという何トカ語を覚えたそうですね。ちゃんと法則があるので、その法則が分かれば何を言っているかすぐにピンと来るとか。「ツバクカンサルマ!」のようなもの?(笑)
 by 久保田R   Friday, 17, Jun 11:07
---------
>どうやら
ホントにそうらしい・・・?
ビデオが出たら確認しようっと。

 by Excalibur   Saturday, 18, Jun 11:05
  × × × ×

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by odin2099 | 2005-06-15 22:52 |  映画感想<ハ行> | Trackback(15) | Comments(6)
もうじきシリーズ最新作が公開されるのにタイミングを合わせて、第一作目をTVで流していたので久々に見ました。マイケル・キートンの山寺宏一、内海賢二のジャック・ニコルソン、小山茉美のキム・ベイシンガーを始め、大塚周夫、田中信夫、江原正士、内田稔、大木民夫、藤本譲、飯塚昭三らベテランを揃えた<吹替版>は、実に安定していて楽しめますね。これがビデオ&DVD版だと渡辺裕之、デーモン小暮、宮崎ますみという妙ちきりんなトリオを起用しているので、どうにもこうにも居心地悪いんですが。どうせならDVD発売の際には、音源を差替えて欲しかったくらいです。
ただこのTV放送、W杯出場を決めたサッカーの予選中継と見事に被ってしまいましたので、宣伝効果は疑問です。途中で「出場決定」のニュース速報流れてるし(苦笑)。

e0033570_1581650.jpgそれにしても、もう公開から15年。自分の映画に対する見方も随分と変り、今ではジャック・ニコルソンの怪演を楽しむ余地が出てきました。
当時のメモを見ると、自分が望むヒーロー像とは異なるものの、バットマンそのものは肯定的に捉えているんですが、ジャック・ニコルソン演じるジョーカーには徹底的に嫌悪感を抱いた、とあります。登場人物が肉体的欠損を負うというシチュエーションが絶対的に駄目な自分にとって、ジョーカー誕生の件は正にそれ。ジョーカーにコミカルさを感じるどころか、本能的な恐怖感・嫌悪感からその存在を全否定しようと努めてしまい、極端な話、画面が正視出来ないくらいでした。それこそ彼が陽気に踊るシーンなど見せられた日には、映画館から逃げ出したくなるほどに。
今でもその傾向は強く、主人公が片腕を失う『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』や『スター・ウォーズ/エピソード2~クローンの攻撃~』、両腕を吹き飛ばされる『ロボコップ』あたりでさえ顔を顰めてしまいます。最初からそういった要素が予想出来るホラー映画、スプラッター映画などとは違い、曲りなりにもファミリー映画として公開している作品で描写されるということについては、決して慣れることは出来ないでしょう。
それでもこの作品に関しては普通に見られるようになったということは、感受性が鈍くなったということなのかもしれませんが、おそらくTV放送用にカットされていたという要素も大きかったのだと思います。また初見ではないので、ある程度免疫が出来たということなのかも。

そういえば、あちらでは当時、バットマン=ブルース・ウェインを演じるのがコメディアン(?)ということで不評だったらしいですが、日本じゃマイケル・キートンはさほど知名度もなかったからか、特に違和感なかったですね。あとで他の作品を見て、「そうか、こんな役も演じられるんだ」と逆に感心した覚えはありますけど。
by odin2099 | 2005-06-12 21:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback(9) | Comments(2)
『バットマン』からのスピンオフ企画で、最初は『バットマン・リターンズ』のミシェル・ファイファーそのまんまスライド、という話だったけれども、寝かし続けているうちに軌道修正。結局『バットマン』シリーズとは何の関係もない作品になりました。立ち上げから10年以上経て実現したことの方が、凄いのかもしれませんが。

e0033570_005163.jpg作品の出来映えは、なんだか『スパイダーマン』の劣化コピーみたいになってますが、これは女性向けの映画ですなぁ。夢と現実のギャップに苦しんでいる、抑圧された女性の自我を解放する、というような内容でして、これは男が見て楽しい映画じゃないです。
セクシーなコスチューム(露出度の高いボンデージ・ファッション)に身を包んだハル・ベリーに萌えられる男性観客ならばそれなりにOKなのかもしれませんが、あいにくとこちらはハル・ベリーに女性的魅力をとんと感じない、という個人的理由もありまして。確かにハル・ベリーの猫女というのは雰囲気ではありますが、これが違う女優さんだったら評価はまるで違っていた可能性大。
シャロン・ストーンとの、女と女の対決に期待している向きもあるでしょうが、どっちも常人とは言えないものの、スーパーパワーの応酬という程じゃないので、クライマックスとしては弱いです。いくらでも続編作れそうな終わり方も、興行成績寂しいらしいし。今年は本家『バットマン』が復活するので、そちらにゲスト出演、なんてことになったらそれはそれで楽しいかもしれない(が、世界観が著しく違うか)。

ただ、アカデミー賞取ってもこういう作品に出続けるハル・ベリーのスタンスは凄いし、しかもこの作品がゴールデン・ラズベリー賞を受賞した際に、実際に自分でトロフィーを受け取りに行った根性は尊敬します。多分今までに本人がラジー賞の授賞式に出席したのって、ポール・バーホーヴェン監督くらいなもんじゃなかったかな。

吹替版で見たけれど、ビデオ&DVDの吹替キャストは本田貴子、小杉十郎太、中村秀利、寺田路恵、深見梨加と安心できるメンバー。下手なタレント吹き替えは断固反対!
by odin2099 | 2005-04-17 17:06 |  映画感想<カ行> | Trackback(9) | Comments(0)
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