【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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<シャア・セイラ編>の完結となる第四弾。
といってもセイラは登場しない。また安彦総監督の裡では二作目までが<シャア・セイラ編>という扱いだそうで、この四作目も当初の副題は「誕生 赤い彗星」だったとか。この副題は今度上映される六作目で使われている。

e0033570_15074685.jpg今回のポイントの一つはシャアとララァとの出会いだが、むしろ物語上での比重の大きさからいえば、共和国から公国へ転じ開戦に至るジオンの国情と、ジオン・地球連邦双方のモビルスーツ開発秘話。
ミノフスキー博士のジオンから連邦への亡命劇と、それに絡むテム・レイの葛藤、そして”もう一人の主人公”であるアムロ・レイや、後に彼と共にホワイトベースのクルーになるメンバーの出会いが丹念に描写されている。
序盤と終盤に出番が集中してしまい中盤では殆ど見せ場のないシャアは、主人公でありながらやや割を食ってしまった感がある。

いよいよ一年戦争の幕開け。
そしてこれまではガンダムの出てこない「ガンダム」物語だったが、遂に最後に登場。もっともまだ設計図の段階だが。

史上初のモビルスーツ戦に挑むジオンのパイロットは、シャア、ランバ・ラル、そして黒い三連星。後のトップエースの共演、オールスター勢揃いのドリームチームだが、個性が強すぎるので本来の意味での”チーム”としては機能していない。

【ひとりごと】
既存作品の”前史”を新たに語る場合、後のシリーズ作品やスピンオフ作品の要素を取り入れるケースもあるが、それを考えた場合にこの「THE ORIGIN」に、ジョニー・ライデンやアナベル・ガトーらをチラとでも登場させてみるのも一興だったかも知れない。
勿論熱心なファンは嫌がるだろうが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/24955006/




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by odin2099 | 2018-05-03 15:11 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
いよいよ歴史の歯車が回っていくな、と感じさせる第3弾。
エドワウ・マスことキャスバルはまんまとシャア・アズナブルになりすまし、監視の目を掻い潜ってジオンへ。そしてザビ家の末弟ガルマと親交を深めていく。

e0033570_17243367.jpgエドワウとシャアが瓜二つなのは、当然四六時中監視していたザビ家サイドの面々も承知していた筈。なのに何故二人の入れ替わりに気付かないのかは合点がいかないが(少なくても疑う人物の一人や二人が出てきても良さそう。そんなに無能な集団なのか)、ご都合主義と言われようがそうでなければ物語が先へ進まないので致し方ない。

そしてシャアの正体に疑念を抱くのが、本物のシャアの旧友リノ。
しかし久しぶりの再会だということもあるが、最初のうちは入れ替わりに気付かないのだから、この二人は想像以上に似ていたということになる。となればザビ家も”影武者”くらいのことは頭をかすめなかったものかなあ。

「レディ・プレイヤー1」ではRX-78ガンダムが参戦していることで話題になっていたが、この物語ではまだガンダムは誕生していない。
ガンダムの出ない「ガンダム」の物語は更に続いて行く――。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/24398267/




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by odin2099 | 2018-04-30 17:31 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19382483.jpg第一部のキャスバル・ダイクンは田中真弓が演じていたが、第二部のエドワウ・マスとして池田秀一が登場。
わざわざオーディションを受けて決定、更にアフレコの際には一度OKが出たにも関わらず、自ら希望して録り直しを敢行、とその意気込みは買うものの、最近は頓に声に年齢が出てしまっているので、10代の若者の役としてはかなり厳しい。
特に同世代のキャラクターとして出てくる”本物の”シャア・アズナブルを演じている関俊彦と比較するとその差は大きいが、この辺りは神聖にして侵すべからざる領域なのだろう。

アルティシア・ダイクンからセイラ・マスに代わっても潘めぐみは続投で、こちらは無理のないところ。
ファーストガンダムでララア・スンを演じた潘恵子の娘がセイラ役というのは、完全に話題先行のキャスティングだろうと高を括っていたが、その微妙な健気さを表現した演技は大いに評価出来る。
もっとも、これは演出の関係もあるのだけれども、後の――つまり我々の知る――ファーストのセイラ、井上瑤の演じたセイラとはイメージが繋がらないという欠点もある。
まあ、これはハモンも同じだが。

ラストにはファーストガンダムでも回想シーンとして描かれたキャスバルとアルティシア、兄妹の別れがあり、流れてくる音楽も同じメロディ。
ファーストを知っていれば「ここで繋がった」と感慨も新たではあるが、やはりこの作品はファーストガンダムのプリークエル(前章)ではなく、あくまでも安彦良和の解釈によるリブート版。その違いを愉しむ余裕があるか、それとももどかしく思うか、それによって作品の評価も大きく変わってこよう。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/23829909/





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by odin2099 | 2018-04-25 19:54 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
つい最近のように思っていましたが、気が付くと3年も前の作品になってました。
来月公開の6作目でひとまず完結ということのようなので(あれ?7作目以降もやるって前回言ってなかったっけ?)、まとめて見ることにします。

この物語は最初の「機動戦士ガンダム」――<ファースト・ガンダム>の前章にあたります。
といっても何十年も前ではなく、せいぜい10年ほど前。キャスバル・ダイクン、後のシャア・アズナブルがまだ少年の頃、のお話。
キャスバルが、そしてその妹アルティシアが、如何にして「ガンダム」本編におけるシャアに、セイラ・マスになっていったのかが描かれていきます。

e0033570_23335946.jpgしかしこの作品がユニークなのは、安彦良和による漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を原作にした作品だということ。
正伝「機動戦士ガンダム」と同じサンライズ製作によるアニメーション作品ではありますし、安彦良和といえばファースト「ガンダム」のアニメーション・ディレクター、言ってみれば絵作りの総責任者、メインスタッフ中のメインスタッフなわけですが、それでも公式な「ガンダム」の前章ではなく、あくまで二次創作なんですね。

その為に「ガンダム」本編とは矛盾する箇所もありますし、ストレートに「ガンダム」本編に繋がるようにはなっていません。今後の展開如何によっては「ガンダム」のリメイク、リブート作品の序章と位置付けられることになるかもしれませんが、現在までのところではちょっと類を見ない存在と言えるでしょう。

純粋な劇場用作品ではなく、あくまでBlu-rayを売るためのイベント上映という形で劇場公開された作品ですが、そのクオリティは劇場用作品並み。キャラクターもきちんと芝居をしています。
またファースト「ガンダム」のBGMが何曲か流れるのも、古くからのファンには「あの時代」の気分に浸れる有難い配慮。この作品に先駆けて作られた「機動戦士ガンダムUC」もそうでしたが、ここで完結と言わず、これからも腰を落ち着けてじっくりと作っていって欲しいものです。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/22848100/




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by odin2099 | 2018-04-11 23:45 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19164493.jpg当初の「シャア・セイラ編」四部作が好評のうちに完結し、延長され「ルウム編」二部作がスタート。
これも支持されれば更なる延長、本編の映像化も予定されているとか。

遂にジオン公国は地球連邦に対して宣戦布告。月面都市グラナダ次いでフォン・ブラウンを制圧し、次なる標的はサイド2・ハッテ。ここを虐殺にも等しいやり方で鎮圧した後、地球に対してコロニー落しを敢行する。

段々と”皆が知ってる”「ガンダム」世界へと近づいて行く。
ビリングトップはシャアのままだが、単純にシャアが主役の物語ではなく、セイラ、ドズル、ランバ、アムロ…といったキャラクターたちの群像劇となり、物語は一気に加速。
お馴染みの歴史劇の再構成という意味では、国営放送の大河ドラマのような趣きも出て来た。

e0033570_19165653.jpgそして丁寧に刻まれた人々の生き様、流麗な作画、ハイレベルな演技、重厚な音楽、そして紡がれる骨太の物語。一本の映画として堂々たる風格を備えた力作となっている。

六作目となる「誕生 赤い彗星」は明年5月5日に公開予定。「機動戦士ガンダム」直前の物語を愉しみに待ちたい。
しかしその後に「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」本編をも映像化するとなると、完結まで果たして何作、そして何年かかることやら――?


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by odin2099 | 2017-09-02 19:18 |  映画感想<カ行> | Trackback(5) | Comments(2)
「暁の蜂起」の首謀者として責任を取らされ、除籍させられたシャアは地球へ。ジャブローの基地工事現場で働くことになったシャアは、そこでララァという不思議な少女と出会う。その一方で、事件を政治的に利用とするザビ家。デギンは地球連邦政府に対し、高圧的な態度に出る。
そんな折、アナハイム社でモビルスーツ開発に携わるテム・レイは、軍からジオンのモビルスーツ開発に関する極秘情報と、恩師ミノフスキー博士がジオンから連邦へと亡命を希望しているとの極秘情報を得る。
博士を迎えるために月へと向かうテム。だが亡命の動きはキシリアの察知するところとなり、皮肉にも博士が開発したモビルスーツが実戦配備されることになった。
連邦もモビルスーツを投入し博士の救出に当たろうとするが、ジオンのモビルスーツの圧倒的な性能の前に、テムの眼前で博士は命を落としてしまう。
そしてジオン共和国はジオン公国と名を変え、地球連邦政府に対し独立戦争を挑むのだった。

e0033570_21423596.jpg「シャア・セイラ編」の完結編。
といっても過去作からの流用シーン以外にセイラの登場はない。
代わって登場するのがララァ・スン。早くもシャアとの間にニュータイプ的な共感を生み出しているが、両者ともまだそれには気付いていない。
また総じてシャアの出番も少なめで、実質的な物語の牽引役はアムロの父テム・レイ。
そして必然的にアムロの登場シーンも増え、いよいよ本編の主人公の本格的なお披露目が始まったというところ。
アムロに引きずられるように出て来たフラウ・ボゥも新鮮で、クラスメートとしてカイ・シデンやハヤト・コバヤシも姿を見せる。

アクション面では史上初のモビルスーツ戦が愉しめる。
ジオンは5機のモビルスーツを出撃させるが、これを駆るのがランバ・ラル、ガイア、オルテガ、マッシュ、そしてシャア。後の「青い巨星」「黒い三連星」「赤い彗星」の揃い踏みというのも、ファンには堪らないところか。
違う意味で愉しめるのが、何故かこのシリーズではお色気担当となっているキシリアの暗躍シーン。ゴージャスなセクシー美女に変身とは、部下ならずともビックリ。

そして当初は「シャア・セイラ編」のみの映像化とアナウンスされていたシリーズの続行も決まり、今度は「ルウム戦役編」。
2017年秋に「V 激突 ルウム会戦」、2018年には「VI 誕生 赤い彗星」と二部作で描かれるようだ。


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by odin2099 | 2016-11-21 21:46 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(2)
e0033570_20164100.jpgキャスバルがテキサス・コロニーを出て、ジオンへ入国しようとしているとの情報を得たキシリアは、密かにキャスバル暗殺を計画する。だがエドワウことキャスバルは、自分と瓜二つのシャアと入れ替わることで危地を脱し、シャアになりすまして士官学校へと入学する。
士官学校では学科、実技ともトップの成績を残すシャア。ザビ家の末子ガルマにはそれが面白くない。が、やがて自分を特別扱いしないシャアに好感を抱き、信頼を寄せるようになる。
しかし本物のシャアを知っていた同級生のリノは、旧友シャアのあまりの変貌ぶりに違和感を抱き、やがて驚愕の真実に辿り着く。

コロニー周辺で連邦軍の戦艦とジオンの物資輸送船が衝突し、コロニーに甚大な損害を与えるという事件が起こり、ジオンでは連邦政府からの独立運動の機運が高まってきていた。
鎮圧に乗り出した連邦軍によって人民に犠牲者が続出、両者は一触即発の状態に陥ってしまう。ザビ家でもこれを軍事的に利用しようと画策するギレンと、戦争を回避しようとするデギンとの間の温度差が浮き彫りになっていた。
そんな中シャアは学生を集め、連邦軍基地を急襲して武装解除する計画を立案、ガルマに持ち掛ける。逡巡するガルマだったが、「自分の手で歴史の歯車を回したくはないのか」とのシャアの言葉に武装蜂起を決断する。

「シャア・セイラ編」の第三章。時代は少しずつ戦争へと動き始めてゆく。
シャアがジオンに入国したことで新たな人間関係が生まれ、今回もドラマ部分、アクション部分ともに見応えあり。
今後「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」を語る上での新たなスタンダードになりそうな勢いである。
今秋公開予定の第四章「運命の前夜」にて「シャア・セイラ編」は完結。来年からは新章となる「ルウム編」の製作が決定したとのことである。

今回はシャアとガルマの初めての出会い、その後も続く二人の友人関係の発端が描かれているが、まあガルマがヘタレなことヘタレなこと。
成績はそこそこみたいだけれど体力はからきしダメ。それでもプライドが高く、いつも取り巻きを連れているという、原典から想像する以上のお坊っちゃんぶりを如何なく発揮。原典では線の細い部分はあるものの、それなりの才能を備えた実力者のように思えたんだけれどもねぇ…。
それでも性格は割と素直で人は良さそうだし(早くもシャアに良いようにあしらわれている)、これから軍人として如何に成長していくのか、も楽しみだ。

ヘタレといえばもう一人、”ホンモノの”シャア・アズナブル。
ぶっちゃけ第二章の最後の方に出てきて、この第三章の冒頭で死んでしまうから掘り下げも何もないのだけれども、その短い出番の中でもメンタルが弱そうな面が強調されるだけ。
瞳の色を除けば容姿はキャスバル(=エドワウ)と瓜二つという特徴だけの、出落ちみたいな存在だから尚更だった。

ジオンでのお話が中心ということで、セイラの出番は少なく、第一章から陰の主役的存在だったランバ・ラルやハモンは一切登場しないのがちょっと残念。いよいよ戦争が始まるから第四章ではセイラはともかく、ランバの出番はあるだろうね。
アムロは今回も顔見せ程度だけど、ファンサービス以外に必要なシーンなのかなあ。ま、次では親父のテム・レイがRX-78開発について力説するらしいから、それの伏線なのかな。
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by odin2099 | 2016-05-21 20:19 |  映画感想<カ行> | Trackback(6) | Comments(8)
e0033570_22231521.jpg地球へ逃れマス家の養子となりそれぞれエドワウ、セイラを名乗り平穏に暮らしているキャスバルとアルテイシア兄妹。だがザビ家の隆盛ぶりに不満を隠せないジンバ・ラルは密かにアナハイム・エレクトロニクスと接触、武装蜂起を企てるもののそれはザビ家の知るところとなり、ジンバは殺害され兄妹は辛くも難を逃れる。
もはや自分には二人を守ることが出来ないと痛感した養父テアボロ・マスは旧知のシュウ・ヤシマの助言を受け入れ、サイド5のテキサスコロニーへと移住を決意する。
そこでエドワウ・マスことキャスバル・ダイクンは一人の青年と運命的な出会いをする。その名はシャア・アズナブルーー!

時代は流れ、U.C.0071年から始まる<シャア・セイラ編>の第二章。
今回もクオリティが高く、1時間をじっくりと見せてくれる。
ジンバの死、キャスバルとアルテイシアの母ストライアの死、アルティシアの愛猫ルシファの死、それにマス家、ヤシマ家、アズナブル家の人々の登場と、出会いと別れが繰り返されるので若干忙しない印象を受けるし、模擬戦のシーンと、ザビ家によるマス家襲撃のシークエンス以外にはアクションシーンが殆どない地味な流れながらも飽きさせないのは演出の力量だろう。

今回もクラウレ・ハモンとランバ・ラルの比重が高く、お話そのものを進行させる役回りを担っている。加えてドズル・ザビが良い味を出しており、先々の展開が楽しみだ。
またアムロやミライの登場はファンサービスだろうが、今後の再登場も予定されているようなので、これが単なる顔見せに終わらないことを願う。

そして旧作の音楽の流用(再演奏・再アレンジだが)も「ガンダム」ムードに浸らせる良い効果をもたらしている。
従来の「ガンダム」シリーズは、同じ世界観であっても音楽を継承することはなかったので連続性が希薄になっていた部分もあったが、『機動戦士ガンダムUC』あたりから既成曲を”財産”として使うようになってきていて好感が持てる。
第三章「暁の蜂起」は来春公開予定。年内にはアフレコも行われるとのこと。

【ひとこと】
10代前半のシャア(エドワウ)を池田秀一、8歳ごろのアムロを古谷徹がそれぞれ演じているが、流石にキツイ…。

【ひとりごと】
四部作とアナウンスされているこの「THE ORIGIN 」だが、どうやらその先の展開も用意されている雰囲気が。
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by odin2099 | 2015-11-01 22:25 |  映画感想<カ行> | Trackback(4) | Comments(2)

三部作最終章までたどり着きました。


e0033570_23084744.jpg「ガンダム」三部作は途中でキャストの交代があり、例えば1作目と3作目ではデギン、ドズル、ドレン、ワッケインらの声が違っていて、続けて観ているとかなり違和感があるのですが、この<特別版>ではまとめてアフレコをしていることもあって三部作で異動はなし。これは結構大きな<特別版>の利点だと気付きました。
またエンドロールに流れる曲も全て主題歌で統一されているので、実際の画面に合う合わないはともかくとして、パッケージとしての統一感は高まっています。


相変わらず不思議なBGMの使い方は「ガンダム」を観ている気分を削ぎますが、一方で全く新しい作品を観ているかのような錯覚ももたらします。
お馴染みの科白も、ニュアンスを変えて喋られると何か新しい言葉を聴いたかのような閃きが。


ということでこの<特別版>、色々な可能性を秘めた挑戦であったとは言えるでしょう。ただ後に続く作品が今のところないので、はたして商売として成立するかどうかはまだまだ不透明ですね。
「ガンダム」に匹敵するコンテンツとしては「宇宙戦艦ヤマト」や「新世紀エヴァンゲリオン」、「超時空要塞マクロス」などの名前を上げることが出来ると思いますが、それぞれ追随することなく独自の戦略のもと、商品展開をしているようですし。


今回の「めぐりあい宇宙」編で、アムロは父テム・レイと再会します。
酸素欠乏症にやられたその再会は、ある意味で母カマリアとの再会以上に残酷なものと言えます。
アムロは父に別れを告げ、父のその後がどうなったかははっきりと語られません(ノベライズなどによれば死んだとするのが定説のようですが)。
これが何だか認知症の親と、その介護に疲れた子供の姿とダブって見えてしまいました。
軍人である以上、例えアムロが望んだとしても父と暮らすことは出来なかったでしょうし、ガンダムの戦果を期待するテムもそれを望まないとは思いますが……。


<オリジナル版>の記事はこちらから。


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by odin2099 | 2015-03-31 23:11 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

とりあえず一本目だけ、と思って観たのですが、やっぱり続きが気になりだしたので二本目に突入します。


e0033570_22530241.jpgこのパートは戦闘、戦闘、また戦闘。ランバ・ラル、黒い三連星、そして赤い彗星のシャアとライバルが続々と登場し、一方でマチルダ、リュウ、ミハル、ウッディと次々と散華していくという正に「哀・戦士」編なワケですが……
主題歌、流れません。
最後の最後、エンドロールでやっと流れますが合わないし、このシーンって結構セリフもあるので邪魔っけで仕方ありません。


それに、ランバ・ラルとハモンさんが『オリジン』に出てきたキャラと同一人物に見えません……。


全体的に前作同様台詞は抑え気味だし、音楽も大人しめのものばかりだし、効果音も控えめだし、淡々としているので盛り上がらないこと夥しいですね。
でも製作サイドの狙いはそこにあるのかなあ。
大人っぽさは増しているので、芝居としてはこのヴァージョン、結構好きです。
でも「ガンダム」観たなという気分にはあまりなりませんが。


【ひとりごと】
それにしても古谷徹と古川登志夫のお二人は声が変わらないなあ。

<オリジナル版>の記事はこちら


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by odin2099 | 2015-03-24 20:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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