【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

突然の嵐のために洞窟に避難した探検家たちは、そこで出会った考古学者から壁画に描かれた物語を聞かされる、という導入部で始まる。
その辺りの予備知識なしで見ていたので最初は混乱したが、ここで物語は一気に過去の世界へと飛ぶ。
原始時代は台詞なし。
いや、実際に登場人物たちは単語のみで何事か語り合っているが、それに字幕が付くでもなく、観客は身振り手振りから内容を察するしかない。もっともそれで不都合があるわけではない。

e0033570_22355700.jpgロック族は力が全ての狩猟民族。長の息子トゥマクは父と対立し、更にマンモスに襲われ怪我を負ってしまう。
彼を助けたのはシェル族の娘ロアナ。シェル族は平等や助け合いの精神を持っているが、トゥマクにそれは理解できない。ただシェル族の槍が自分たちのものより優れていることは理解できた。
ロアナの献身もあって回復し、少しずつ仲間として受け入れられていくトゥマクだったが、ある時槍を自分の物にしようして争い、追放されてしまう。ロアナは彼について行くことにする。
トゥマクは故郷へ戻り、実力で長となる。その陰でロアナはシェル族の教えを少しずつロック族へもたらそうとしていた。
そんな時に火山が噴火、そして恐竜が襲い掛ってくる。トゥマクはなんとかロック族とシェル族をまとめ、見事に恐竜を撃退し、ようやく平和が訪れる。

”恐竜映画”の範疇に入るものの、恐竜らしい恐竜は殆ど出てこない。出てくるのはトカゲやワニを強引に恐竜と呼んだものや、象に装飾を施したマンモスなどなど。
それでも結構迫力ある”怪獣映画”には仕上がってるので、まんざらバカにしたもんじゃない。当時はこれで観客には驚異の特殊映像だったのだろう。

それよりもいくら原始人とはいえ、出てくる人物がトゥマクをはじめバカばっかり。嫌な奴だらけなので、見ていてイライラしてくる。精神的に未発達で子供のような存在だったのだろうと製作側は考えていたのだろう。

その嫌な奴の筆頭、主人公のトゥマクを演じるのはヴィクター・マチュア、ヒロインのロアナはキャロル・ランディス。
”恐竜映画”のヒロインといえば革ビキニの半裸美女というイメージが強いが、この作品ではまだそこまで露出は多くないが、なかなかチャーミングだ。

後に「恐竜100万年」としてリメイクされた。



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by odin2099 | 2018-07-18 22:40 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレ注意 **

e0033570_21182404.jpg「ジュラシック・ワールド」の続編で、<ジュラシック・パーク>シリーズの5作目。シリーズで初めて前作のストレートな続編になっている。
もはや”恐竜映画”ではなく、完全なる”怪獣映画”だ。

あれから3年、イスラ・ヌブラル島の火山が活発な活動を始めたため、島に残った恐竜たちの絶滅が危惧されていた。
クレアは恐竜保護団体を設立し恐竜を救い出そうとしていたが、上院の特別委員会の緊急討議の席上では保護しないとの結論が出された。そんな時クレアはロックウェル財団から恐竜保護の申し出を受ける。
かつてのハモンドのパートナーだった富豪ロックウェルは、自身の持つ広大な土地に恐竜の保護施設を準備していたが、島の施設にアクセスできるクレアの助力が必要だったのだ。
そして恐竜救出の適任者として渋るオーウェンを説得し島へと向かうが、実はロックウェル財団の経営者ミルズの思惑は別にあった。彼は恐竜を密売し、巨額の富を得ようとしていたのだ。それに気づいたオーウェンとクレアは、何とかそれを防ごうとするのだが…。

ジェフ・ゴールドブラムの復帰が大々的に扱われていたが、マルコムは映画の最初と最後に出てきてテーマを投げかけるだけで、主要なキャラクターとは誰も絡まない。一種のブックエンドみたいなものだった。

e0033570_21192310.jpg前作ラストで良いムードだったオーウェンとクレアは長続きしなかったようだが、再会すればすぐに前のように息の合ったコンビネーションを見せる。結局のところ二人は似た者同士であり、そして互いに欠けてる部分を補完し合える最良のパートナー同士なのかも知れない。

その一方で新しく登場するキャラクターたち、クレアと旧知の間柄というロックウェル財団のミルズ、警護役の傭兵ウィートリー、武器商人のエヴァーソルらは相も変わらずテクノロジーを過信し、私利私欲に走る人物で、この世界の住人たちは過去の事件から何も学ばないのか、と呆れるやら悲しくなるやら。それでもなお抗えない魅力を、この人工恐竜たちは持っているのか。
まあその中でも学ばない最たる人はヘンリー・ウー博士だろうが。

ロックウェル財団の創始者ベンジャミン・ロックウッドは、故ジョン・ハモンドの元ビジネスパートナーだったが、とある理由で袂を分かった人物。ミルズに利用されていただけ、ということで免罪符が与えられてはいるものの、ハモンドと訣別した原因が人体のクローン化にあったとあれば「白」と断言出来かねる人物だろう。

しかしここでクローン恐竜だけでなく、クローン人間まで登場させてしまったのは物語内のハードルをかなり上げてしまった気がするのだが、次回作でどのようにけりをつけるのか。
どうやらオーウェンとクレアは彼女メイジーの親代わりとなる決意を固めたようだが、次が三部作の最終作となる模様。市街地に解き放たれた恐竜たちと人類にどのような未来が待っているのか。2021年の夏を静かに待とう。

【ひとりごと】
髪型が変わったせいか、クレア役のブライス・ダラス・ハワードが前作以上に魅力的。それに心なしか胸元を強調するショットも増えたようで、なんだかドキドキ。
しかし相変わらず吹替キャストは難ありだな。


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by odin2099 | 2018-07-17 21:22 |  映画感想<サ行> | Trackback(6) | Comments(4)
ある男から亡くなる前に日誌と写真を託されたチャレンジャー教授は、恐竜の生存を確信し学会で自説を披露。真っ向から反対するサマリー博士、新聞記者のマローン、世界的冒険家のロクストン卿、そして探検行の資金提供を申し出た謎の美女マーグリットと共に、日誌に記された謎の大地へと旅立つ、というTVM。

マイクル・クライトンの小説を原作とし、スティーブン・スピルバーグが監督し以後シリーズ化され、現在最新作が公開中の恐竜映画とは何の関係もないTVM。
あちらに肖ったというか露骨にパクった便乗作品かと思いきや、実はこちらのリリースの方が前作の公開より早い。この邦題を考えた人は「してやったり」と思ってたりして。

e0033570_19413752.jpg粗筋読んでわかる通り、これはコナン・ドイル「失われた世界」の何度目かの映像化作品。しかも恐ろしいことにTVシリーズのダイジェストなのだ。
気球に乗っていたら嵐に突っ込み、やっと辿り着いたら食虫植物に襲われ、皮ビキニ姿のセクシーな金髪の女ターザンに助けられるも、首狩り族に追いかけられ、かと思えば今度は普段は透明で人に変身までする怪人に追われる羽目になり、そうこうするうちに中途半端なサムライもどきの鎧武者たちに蹂躙されている村人と出会ったり、ドイツ軍の飛行機が落下してきて、あれよあれよという間に85分があっという間に過ぎる。しかもお話は完結しない。

とにかく目まぐるしい展開で、新たなキャラクターもバンバン出てくるし、一行は基本的に2グループに分かれて別行動をとってるからあっちこっちで事件が起きてしまうのだが、実は肝心の恐竜は顔見せ程度。秘境を舞台にした探検モノを見た気分にはならないこともないが、恐竜映画を見た気にはあんまりならない。

で、このテレビドラマ、他にも「ザ・ロストワールド/失われた恐竜王国」、「ザ・ロストワールド2/ピラミッドの謎」、「ザ・ロストワールド3/未来からの来訪者」、「ザ・ロストワールド4/対決!恐竜グラディエーター」、「ザ・ロストワールド/地底人の伝説編」、「ザ・ロストワールド/吸血鬼の襲来編」、「ザ・ロストワールド/最後の死闘編」、「猿の大陸」、「インセクタ」…と様々なタイトルで再編集を施されソフト化されてる模様。
権利関係バラ売りしちゃったんだろうなあ。

なお、製作総指揮はジョン・ランディスが務めている。



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by odin2099 | 2018-07-13 19:45 | テレビ | Trackback | Comments(0)
<ジュラシック・パーク>シリーズの第4弾。
以前にも書いた通り、第1作(「ジュラシック・パーク」)と同じ島が舞台になっているのはこの4作目が初。
2作目(「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」)3作目(「ジュラシック・パークIII」)とは舞台も違うしお話も直接繋がっていないので、このシリーズは2~4作目の全てが1作目の続編という珍しい構成になっている。

序盤からジョン・ウィリアムズ作曲のテーマ曲のモティーフが流れ、気分はすぐにジュラシック・パーク改めジュラシック・ワールドへ。
遂に実現したのか、という思いと、とうとうやってしまったな、という思いが錯綜する。

そういえばすんなりとパーク(ワールド)に入るのは本作が初めて。
これまでの作品では出かけるまでに一波乱あったり、なかなか目的地に辿り着けなかったりだったけど、今回はあっけないくらい簡単に”観光客”として到着。

e0033570_20241476.jpgしかしそこからトラブル続出なのはシリーズのお約束。
マスラニCEOは一応の責任感は持ってるようだが、前線にのこのこ出かけて行って憤死するという役立たずぶりを発揮。
ホスキンスやウー博士などドラマ上の悪役ポジのキャラもいるものの、正ヒロインだから見逃されてるけれどクレアも相当酷いヤツ。もしかすると1作目のハモンド翁よりも性質が悪いかも。

クレア役のブライス・ダラス・ハワードは絶世の美女でもセクシーだとも思わないが、後半でタンクトップ姿も勇ましくサバイバルする姿はグッとくる。
オーウェンを演じたクリス・プラットは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のスターロードとは打って変わっておちゃらけは封印。終始キリっとした二枚目役を通しており、これまた格好良い。

この人の助手で、甥のザックとグレイのお守りを押し付けられるザラは本当に気の毒な女性で、兄弟の自分勝手な行動に振り回され、挙句にプテラノドンに捕食され…たかと思いきや最後はモササウルスの餌食に。
友人相手と思われる電話の内容からすると、近々結婚を控えていたらしいのに……。

今回も吹替で鑑賞。
オーウェンの玉木宏、クレアの木村佳乃、グレイの松岡茉優は何度聴いても酷いもんだ。
玉木宏は声は良いけど喋り方が気取りすぎてて(特に洋画の)アフレコ向きじゃないし、松岡茉優はまず「男の子」の演技が出来てないし、木村佳乃はTOPを弁えない常に全力発声演技(「パディントン」はまあまあだったけど)。
公開時からかなり叩かれていたはずなのに、諸事情あれども続編でも玉木&木村コンビが続投なのは解せない。

ついでに昨夏「金曜ロードSHOW!」で放送された<新吹替版>も見てみたが、こちらも山本耕史のオーウェンはガサツな田舎者に聞こえるし、仲間由紀恵のクレアは上品な感じはあるものの、感情の起伏の表現が要求される場面に技術が伴っていない。
クレアは説明台詞が多いし、中盤以降は甥のこともあって半狂乱になったりするので気の毒ではあるのだが、ならばこそ何故プロに任せなかったのかと憤りを禁じ得ない。

ちなみに「新吹き替え版初放送」と大々的に銘打った昨夏の放送だったが、今夏同じく「金ロー」で続編公開に合わせて二度目の放送が予定されているものの、こちらは劇場公開&ソフト収録のオフィシャル版がオンエアーされるようなので、初回放送版はレア吹替のお宝化が確定の模様。
いずれ続編がTV放映される際には、また新たな吹替版が作られるのだろうか。

【ひとこと】
クライマックスに登場するT-REXは1作目からの生き残りらしいが、寿命は何年ぐらいあるんだ?

<過去記事>



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by odin2099 | 2018-07-01 20:38 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<ジュラシック・パーク>もおさらい中。

前にも書いたかなと思うけれどこのシリーズ、「ジュラシック・パーク」「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」→「ジュラシック・パークIII」とお話が繋がってるワケではない。
2作目の「ロスト・ワールド」は1作目の続きだけど、3作目の本作も1作目の続き。決して2作目が「なかったこと」になってるのではないけれど、2作目と3作目は直接繋がってはいないのだ。

e0033570_19495774.jpgまた1作目の舞台となった島はイスラ・ヌブラルで、2作目と3作目の舞台になるのはイスラ・ソルナ島(通称”サイトB”)、つまり全くの別の島。グラント博士も「ここへ来るのは初めてだ」と言ってる。
ただ2作目3作目は同じイスラ・ソルナ島での冒険譚ではあるけれど、描かれてるのは違う場所なので、見覚えある景色は出てこない。

更にシリーズ4作目の「ジュラシック・ワールド」の舞台は1作目と同様にイスラ・ヌブラル島。
これまた2作目3作目の事件を引き摺ってはいない1作目に直結するお話なので非常にややこしい。
今度の5作目は4作目を受けたお話になってるようだが。

で、この第3作。期待して見に行って、超大作とは思えないお手軽さに拍子抜けしてしまい、長らく良い印象を抱けなかったのだが、最近になってようやく面白く感じるようになってきた。

事件の元凶になるバカ夫婦(元)には、いくら子供の件があるとはいえ全く同情心を抱けないし、些か強引な展開には劇中のグラント博士ならずとも憤りやイライラを禁じ得ないが、いきなりの容赦ない恐竜大暴れに始まり、中盤以降は死亡フラグを次々とへし折る力技のストーリー運び、ジョン・ウィリアムズのメロディをふんだんに使い、その不在を全く感じさせないドン・デイヴィスのスコア、そして90分足らずのコンパクトさ。三部作(当時)の中では一番単純に「怪獣映画」として楽しめるのは本作だ。

「男の子には二通りのタイプがいる」「天文学者になるタイプと、宇宙飛行士になるタイプだ」というグラント博士の台詞もなかなか頷けるし、もしかすると初心者の入門にはこの作品から、というのもアリなのかも。

そういやエリーはなんでアラン・グラント博士と別れて別の人と結婚しちゃったんだろうね。
今回エリーの元を訪れたアランは初めて旦那さんに会い、何の仕事をしてるかを知るのだが、既に夫妻の間には二人の子供もいる。エリーとアランは一体何年会ってない、というか連絡を取ってなかったのかなあ。ちょっと気になる。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10907119/


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by odin2099 | 2018-06-07 19:56 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
スピルバーグは続編嫌いらしく、「JAWSジョーズ」の続編企画は早々に断りましたが、インディアナ・ジョーンズ教授の冒険譚には興味を示し、2作目3作目4作目を撮り、今も5作目を準備中です。
同じくシリーズ化に意欲を見せたのが「ジュラシック・パーク」で、この2作目を監督した後に、プロデュースに回って3作目4作目を送り出し、今夏には5作目の公開を控えています。

e0033570_22060586.jpgしかし「インディ」の続編もそうなんですが、この映画も1作目に比べるととんと面白くないんですよね。
才人スピルバーグといえども、続編には向かない人なんでしょうか。一回やると飽きちゃうタイプの人なんですかね。
うーん…。

前作は一応ヒーロー、ヒロインっぽい役回りとしてアラン・グラントとエリー・サトラーがいて、斜に構えたイアン・マルコムがいて、物語上の悪役ポジションというか”元凶”の位置にジョン・ハモンドがいる、という構図でした(直接的な悪役はデニス・ネドリーですが)。
中心に”常識人”のグラントがいることで、物語はスムーズに転がっていったわけですが、今回は我の強い面々ばかり。

マルコムの恋人サラ・ハーディングも、マルコムの娘ケリーも自己中。
ハモンドの甥ピーター・ルドロー(今回の悪役ポジション)も、恐竜ハンターのリーダー、ローランド・テンポも私利私欲に走るだけ。
皮肉屋のマルコムが一番の常識人に見えちゃうくらいなので、正直みんな恐竜に食われちまえ!ってなものです。

クライマックスも、「キングコング」をやりたかったんですかね。
T-REXをアメリカ本土へ上陸させ、街はパニック状態に。
何とか島へ送り返してメデタシメデタシというのも物語内世界にとっては大甘な解決方法で、これで良いのかなあ、なんて思ってしまいます。
まあこれで良いわけないので更なる続編が作られてるわけですが、実は3作目4作目はこの作品の続きではないので、このマルコムらの判断が正しかったのかどうかはわからないのですが……。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/8915775/
https://odin2099.exblog.jp/23120033/




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by odin2099 | 2018-05-18 22:11 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
平成ゴジラシリーズ(VSシリーズ)の中では、人気評価共に高い(らしい)この作品。
しかし個人的には全く納得がいっていないのは以前も書いた通り。
自分の中ではむしろワーストとして名前が上がるケースが非常に多い「VSスペースゴジラ」の方がよっぽど好ましいくらいだ。

この世界のゴジラは昭和29年に東京に出現、オキシジェンデストロイヤーで退治されている。
その後昭和59年に二匹目のゴジラが出現、先年再度出現しビオランテと交戦、抗核エネルギーバクテリアによって活動を押さえられている、という状況だ。
ところがこの作品では昭和20年、ラゴス島に恐竜の生き残りが生存、昭和29年のビキニ環礁での水爆実験によってゴジラが誕生したとされている。
このゴジラ、どっちのゴジラだ?

e0033570_21302090.jpgまた、♪過去と未来を行ったり来たり~と「タイムボカン」状態のこの作品、繰り返せば繰り返すほど矛盾点が生じてくる。
過去に戻ってゴジラを消滅させたら、戻った未来は出発したのとは別の時間軸上の世界、つまりゴジラの存在を誰も知らないはず。急にゴジラが消えました!なんてことがあるはずがない。

またキングギドラを未来の技術で再生して過去に送り込むのもナンセンス。
どうせ送るならあんな絶体絶命のシチュエーションに送り込まないで、もっと有利な状況(時)を選べば良いだけのことだし、そもそもそんな必要のない世界(時)へ行けばいいんじゃないの?
一度訪問したら、その時点へしか行けない(戻れない)とか、そういった枷を作っておかないと全く説得力が無くなる。

未来人もゴジラを抹殺してキングギドラを誕生させる意味がわからない。単にゴジラを起こせばいいじゃん。
またゴジラが復活したらわざわざキングギドラと戦わせる必要もない。二大怪獣を暴れさせておいた方が目的はより早く達成できるはず。

そんなこんなを考えてると、画面にちっとも集中出来なくなる。
自分は「ターミネーター」モドキの映画を見に来たんじゃない、という思いも募るし。

ただ、土屋嘉男の存在感は別格。
実は今年の二月に亡くなっていたことが先日明らかになったが、もう一度スクリーンで、願わくばゴジラや東宝特撮作品でお目にかかりたかったものである。

<過去作品>
http://odin2099.exblog.jp/10576107/


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by odin2099 | 2017-09-14 21:32 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
シカゴの惨劇から5年、人類とオートボットとの関係にも変化が表れていた。
CIAの特殊部隊はオートボット抜きでディセプティコン狩りを進めていたが、何故かその対象には味方であるはずのオートボットも含まれていた。そして仲間たちに姿を隠すよう命じたオプティマスも行方不明となっていた。
テキサスでしがない廃品回収業を営み娘と二人暮らしの発明家ケイドは、ある古いトラックを手に入れ修理を試みる。ところがそのトラックこそオプティマスだったのだ。
そこへCIAの特殊部隊が現れ、ケイドたちは騒動に巻き込まれることに。その背後には破壊された筈のメガトロンの影が…。

e0033570_19150132.jpg前作までのサムをはじめとする人間側のレギュラーキャラクターは全員降板、新章突入といった感じのシリーズ4作目。
人類が作りだした人造トランスフォーマーというべきガルヴァトロンや、オートボット、ディセプティコンどちらにも属さないロックダウン、更に「創造主」が6500万年前に恐竜から生み出したダイナボット、ともはや個体認識どころか立場さえ識別不能なロボットがガチャガチャうるさく立ち回るだけなので、見ていて混乱する。

加えて人間側も、巻き込まれる主人公一家、トランスフォーマーを利用しようとする大企業、それにCIAらが入り乱れ、立場がちょこちょこ変わるのでボンヤリ見てるとお話を見失う。
メインキャラかと思った人物があっさりと、しかもかなりグロい死にざまを見せたり、諸悪の根源かと思っていた人物が実は根は良い人で逆転勝利に大きく貢献したりと目まぐるしい。

それでもこれを120分くらいにまとめてくれてればそれなりに愉しめただろうけど、165分はあまりに長すぎ。
最後の方の中国のシークエンスはもっと切り詰められたと思うけど、きっとお金出してくれてるからぞんざいには扱えないんだろうな。

今回のヒロインのテッサは17歳、演じるニコラ・ペルツ(そうか、「エアベンダー」に出てた娘か)も同年代だけれど、年齢の割になかなかセクシー。でも前2作のヒロインに比べると逃げる際の乳揺れが足りないかな。
吹替は中川翔子。いわゆるタレント枠だけど、彼女は十分に及第点。


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by odin2099 | 2017-08-06 19:17 |  映画感想<タ行> | Trackback(15) | Comments(2)
e0033570_17462685.jpg「恐竜戦隊ジュウレンジャー」をベースにアメリカナイズした「パワーレンジャー」シリーズ1作目を、劇場版としてリメイクした作品で、アメリカ本国から4カ月遅れでの凱旋?公開。

基本は学園ドラマで、問題児だったりオタクだったりといったはみ出し者の高校生たちがひょんなことから出会い、特別な能力を得てしまったことで戸惑い、地球の危機とそれに立ち向かう運命を知らされるものの、思うようにその能力を発揮することが出来ずに苛立ち、葛藤する、というのがメインのストーリー。

出演はジェイソン・スコット/レッド・レンジャーにデイカー・モンゴメリー(声:勝地涼)、キンバリー・ハート/ピンク・レンジャーにナオミ・スコット(声:広瀬アリス)、ビリー・クランストン/ブルー・レンジャーにRJ・サイラー(声:杉田智和)、トリニー/イエロー・レンジャーにベッキー・G(声:水樹奈々)、ザック/ブラック・レンジャーにルディ・リン(声:鈴木達央)、リタ・レパルサにエリザベス・バンクス(声:沢城みゆき)、ゾードンにブライアン・クランストン(声:古田新太)、アルファ5の声はビル・ヘイダー(山里亮太)、監督はディーン・イズラライト。

アイアンマンやスパイダーマン、バンブルビーなどの固有名詞を出すのはどうかと思うし、メンバーの一人トリニーがLGBTなのは現代的な設定なのかもしれないが、こういった要素は必要不可欠なのだろうか。
またセクシーな女幹部枠かと思っていたリタが期待外れ(?)だった分、思いがけずキンバリーにセクシーショットがあったり(清楚なヒロインじゃなくビッチなチアガールという設定)と、決してお子様向けじゃなく、ティーンを含めて幅広い層を狙っているのはわかるのだが。

e0033570_17455194.jpgそして2時間強の映画だが、ようやく覚醒してパワーレンジャーとなるのは終盤のみ。第1話の拡大版としても些か長すぎるが、その分各々のキャラクターはじっくりと描かれているので(揃いも揃ってティーンエイジャーには見えないが、これは役者の実年齢考えれば仕方ない)、パワーレンジャーたちの戦いっぷりや巨大ロボット(メガゾード)への合体が行き当たりばったりではあるものの、思っていたよりも楽しめた。
昨今のアメコミヒーローたちとの差別化は、一応は図られてると言っても良いだろう。

最後には6人目の登場を匂わせ続編への布石は打っているが、内容に関して総じてあまり良い評判を聞かなかっただけでなく興行的にも微妙とのこと。頼みの中国市場も惨敗で、残るは日本でどれだけ稼げるかで「次」が決まるらしい。
キンバリー役のナオミ・スコットがディズニーの実写版「アラジン」で、ヒロインのジャスミン姫役に抜擢されたというおめでたいニュースが流れて来たが、ライバル作品犇めく夏興業戦線の中でこれが追い風になるかどうか。

ただ、変身や名乗りポーズもなく、みんな揃っての必殺技もないグループヒーロー物を、<スーパー戦隊>とは呼べない。アメリカナイズされた<スーパー戦隊>などではなく、これは全く別のヒーロー映画だ。
その上で、この作品の続編は見てみたい。せっかくパワーレンジャーになれたものの、ヒーローらしい活躍は殆ど見せてくれていないので。

ところでこの作品、セールス対象からして<字幕スーパー版>より<日本語吹替版>がメインなんだろうと思うが、どういう経緯で起用されたのかはわからないがタレント吹替は可もなく不可もなく。
しかし以前にも書いたけど、芸人吹替は嫌悪感しかもたらさないのでやめて欲しい。


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by odin2099 | 2017-07-16 17:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback(12) | Comments(2)
e0033570_22042049.jpg「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を素材にアメリカ向けにアレンジした作品の完全オリジナル劇場版。
スーツを新調し、映画のみの強敵の登場、そしてクライマックスの巨大ロボ戦を全てCGで表現するなど、なかなか力の入った仕上がり。

キャラクター構成は、ジュウレンジャーの5人と「五星戦隊ダイレンジャー」のキバレンジャーが、「忍者戦隊カクレンジャー」のメカに乗って戦う、といったところ。
今秋からの新シリーズでは「超力戦隊オーレンジャー」へフルモデルチェンジするそうだが。
ストーリーは残念ながらいかにも子供向けという感じになってしまっているが、映画ファンたるもの、こういう作品は見なくちゃいけません。

ところでこの作品、日本では殆ど宣伝らしい宣伝もしなかったが何故だろう?
子供向けだとバカにしてるのか、それとも版権が東映なのに配給が20世紀FOXという腸捻転が災いしたのだろうか。

――というのは公開当時に書いたメモの抜粋。

e0033570_22055077.jpgアメリカではサマーシーズンに公開されそれなりにヒットしたようだが、日本では翌年のゴールデンウィーク期にひっそりと公開。
サバン・エンターテインメントと東映の製作乍ら、20世紀FOXプレゼンツというのはやはり日本での宣伝展開はやりにくかったのだろうか。
またVHSやDVDも長らく20世紀FOXから発売されていて、こちらは最近になってようやく東映ビデオから再発の運びとなっている。

新作映画も公開されることだし、と約20年ぶりに見直してみたけれど、いやあ面白くないなあ、これ。

殆どがノースタントだったという素面のアクションは凄いものの、逆に変身後のパワーレンジャーたちの出番が少なく、日本のように凝った変身ポーズや名乗りもなく、外連味溢れる必殺技もない。
日本の<スーパー戦隊>とは完全に別物で、あちらの子供たちはこれで慣れているからいいのだろうけれど、日本の子供たちには愉しいのだろうか。

e0033570_22053465.jpgまたあちらではどのくらいの年齢層をターゲットにしてるのかわからないけれど、ゲストで出てくる女戦士がエロかっこいい。
半裸のビキニアーマーに身を包んだドルシアという女戦士で、物語の中盤のパートに登場しパワーレンジャーたちの導師的役割を担うのだけれど、なんで一人だけ露出過多?これなら敵方にも顔出しのセクシーな女幹部でも出してくれないと、バランスが悪いんだけど…。
ちなみにこの女戦士が登場するシーンにかかるBGMがやたら格好良く、当時のバラエティー番組などで何度か聴いた覚えがあるのだけれど、その頃CDはリリースされていたのかな。
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by odin2099 | 2017-07-13 22:08 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

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