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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:東宝特撮 ( 154 ) タグの人気記事

今年はレジェンダリー・ピクチャーズ製の<モンスターバース>第3弾、「ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ」が公開されたが、個人的にはどうも今一つ乗れず。
興行的にも微妙らしく、来春予定の第4弾「ゴジラVSコング」が秋まで延期されるとかいう噂もある。
テコ入れの必要性を感じてるんだろう。

e0033570_09385771.jpgその一方で、ゴジラとコングの激突で終わるはずだった<モンスターバース>そのものは延長される可能性もあるらしい。
新怪獣と戦うのか、更なるリバイバル東宝怪獣と対決するのか、それとも他社怪獣との共演に踏み切るのか?
ハリウッド映画でゴジラとガメラが激突でもしたら胸熱だが、ギララとかガッパとかゴルゴとかヤンガリーとかリドサウルスとかと戦うんでも、それはそれで見てみたい。

そんなこんなでゴジラ不完全燃焼中なので、引っ張り出してきたのが3年前の今ごろ公開されてた「シン・ゴジラ」。
いや、やっぱりこの映画、よく出来てるわ。

「ゴジラ映画」あるいは「怪獣映画」として見た場合は必ずしも満足いく出来じゃないということは過去にも書いたことあったと思うけど、ディスカッションドラマ、疑似戦争映画、政治的サスペンス、お仕事ムービーとして見ると俄然輝いている。
あ、お仕事ムービーというのは、様々な職業に従事してる人たちが、自分の出来るギリギリのところで頑張ってるところを描いた映画、てなニュアンスの作品ね。

中弛みせずタイトな2時間。適度なハッピーエンド、「次」を期待させる結末。
万人向けじゃなく見る人を選ぶタイプの映画ではあるものの、骨太の娯楽映画であることも間違いなし。
庵野監督は今「シン・エヴァンゲリオン」の完結編を手掛けているが、その後で今度は「シン・ウルトラマン」をやるとのこと。

はたして柳の下に二匹目のドジョウはいるんだろうか? 
ホントは「シン・マイティジャック」とかの方がやりたいんじゃなかろうか?
――と邪推しつつひとまず静観。
今度は企画・脚本のみで総監督のポジションには就かず、樋口監督にお任せみたいだし。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-08-03 09:44 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ガメラ/大怪獣空中決戦」、「ガメラ2/レギオン襲来」に続く<平成ガメラ>三部作の完結編。
1作目が怪獣映画、2作目が戦争映画とすると、この3作目は伝奇モノ?
三部作と一括りにされ、SF映画としても評価されているこの<平成ガメラ>だが、実は一作一作はかなりバラエティに富んでおり、改めて20世紀の終わりを飾るに相応しい作品群だったのだなあと思う。

e0033570_21253825.jpg公開から既に20年を経ているが、クライマックスが古都京都に設定され、更にガメラとイリスの最終決戦が、まだオープンしたばかりだった京都駅ビルを舞台に行われるせいか、ビジュアル面でも古さを感じさせない。
この作品に続く「ガメラ」がなかなか作られないこともあって、今なお現役感が漂っている。

ただ物語上のマイナス面として、メイン格の登場人物が多すぎて散漫な印象を与えてしまうのは、以前指摘した通り。
中でも勿体ないなあと思うのが、山咲千里扮する”謎の美女”朝倉美都。
古から代々続く巫女の末裔といった役どころだが、彼女が本当にイリスと関係を持ってたのかが不明なので完全に浮いているのだ。

平たく言えば、ヒロイズムに酔い痴れてるだけの勘違いオバサン(失礼!)にしか見えない。彼女と、結果的にイリスと融合することになった少女・綾奈との確執というか対抗意識みたいなものがもっと前面に出たならば、もう少し盛り上がり方も違ったように思う。
もっともそれが”怪獣映画”に求められる盛り上がり方かというと、些か疑問ではあるが。

この6年後の2006年には続編ではなく仕切り直しの映画「小さき勇者たち/ガメラ」が公開され、また2015年には「ガメラ生誕50周年記念」として、新作映画のパイロットフィルムを思わせる映像がWeb上で発表されたりもしたが、その後は音沙汰なし。
来年は生誕55周年、そろそろ新しいガメラをスクリーンで見たいものだ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-07-25 21:31 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
2014年から始まり年一回の開催が定着してきたような「伊福部昭百年紀」、今回が7回目。
会場は渋谷区文化総合センター大和田さくらホールに戻り、ゲストに水野久美を迎え、藤岡幸夫指揮の下、お馴染みオーケストラ・トリプティークの皆さんの演奏。
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第一部、まずは伊福部昭ではなく伊福部門下の真鍋理一郎の手になる「ゴジラ対メガロ」の音楽を再構成した「メガロ・ファンタジー」で幕開け。
今後も伊福部昭の薫陶を受けた作曲家の作品を取り上げていくとの由。
ということはVol.8以降の開催も(告知はなかったものの)ほぼ決まり、ということなのだろう。

続いて映画音楽デビュー作となった「銀嶺の果て」、幻の作品とされる「仮面舞踊劇<ファシャン・ジャルボオ>より3つのシーン」、水野久美の出演作から「二人だけの橋」テーマ、「怪獣大戦争マーチ」、そして「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)組曲」、「サンダ対ガイラ組曲」と怒涛の連打。
「怪獣大戦争マーチ」や「L作戦マーチ」はぞくぞくするような迫力がある。

ゲストの水野久美は年齢を感じさせない美しさ。
また奇しくも前日に高島忠夫の訃報が流れたこともあって、皆で黙祷ではなく拍手で送りだすという「高島忠夫追悼」の趣もあり。

e0033570_19135522.jpg第二部は伊福部昭最後の映画音楽である「ゴジラVSデストロイア組曲」から。
第1作の「銀嶺の果て」と最終作「VSデストロイア」を一つのコンサートで聴けるのは感慨深い。

そして圧巻だったのが最後に演奏された、これまた幻の作品だという「ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲より第3楽章アレグロ・バルバロ(野蛮なるアレグロ)」。
これは映像付随音楽ではないが、特にと今回プログラムに組み込まれたものだそうだが、圧倒的迫力!
随所に聞き覚えのあるメロディも顔を出すものの、今までに聞いたことのないタイプの音楽かもしれない。是非次は全楽章を聴きたいものだ。

アンコールは「ゴジラ対メガロ」から「ゴジラとジェットジャガーでパンチ・パンチ・パンチ」を皆で合唱し、オーラスは「怪獣大戦争マーチ」。
やるかなあとは思っていたものの、まさかスタンディングで「ゴジラとジャガーでパンチ・パンチ・パァ~ンチ!」する日が来るとはね。「怪獣大戦争マーチ」は最初っから最後まで手拍子。

トリプティークの演奏は相変わらずパーカッションは凄まじいし、木管も金管もガンガン鳴るし、弦も素晴らしいし、今回特に大活躍だったのはピアノ! 素人でも「超絶技巧なんだろうな」と察することが出来るほど。

またいつもながら団長にしてヴィオラ奏者の伊藤美香、第1フルートの向井理絵のお二方が、Tweetに丁寧にコメント下さるのも好印象。
予定が発表されていないので、次にオーケストラ・トリプティークの演奏を聴くことが出来るのがいつになるかわからないが、また愉しませてくれそうだ。

《これまでの伊福部昭百年紀シリーズ》



by odin2099 | 2019-07-01 19:23 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
こちらは4/27から5/6まで西武渋谷店モヴィーダ館で開催されておりました。
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5/31から公開される「ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ」とのタイアップイベントですが、主役はゴジラではなく、ゴジラと戦った怪獣たち。
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それもラドンやモスラといった主役級よりもスポットが当てられているのはクモンガ、カマキラス、マンダ、バラゴン、ヘドラ、エビラ、メカゴジラ、モゲラといった脇役の面々。
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「ゴジラはほぼ出てきません」、「世界初展示多数」とありますが、確かにこれまではそういった機会に乏しかったでしょう。
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会場内では予告編も流してましたけど、特に新作をPRしてるようでもなかったです。
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怪獣の写真を一杯撮ったら、あとはグッズを買ってねイベントですね。
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これまた入場料に見合ったものかどうかの判断は…各人に委ねます。
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by odin2099 | 2019-05-06 17:40 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(0)
「走れメロス」を原案にし、イラクで長期ロケを敢行した東宝と三船プロ合作の冒険活劇。
この3年前に公開された「大盗賊」の続編的内容で、監督の谷口千吉、主演の三船敏郎をはじめとして主要なスタッフ、キャストはそのまま続投している。
音楽は佐藤勝から伊福部昭にバトンタッチ。「大盗賊」のような大掛かりな特撮シーンはないので、「特技監督:円谷英二」のクレジットはない。

e0033570_22332782.jpg安土桃山時代のお話だった「大盗賊」と違いこちらは時代を遡って奈良時代のシルクロードが舞台だが、有島一郎(仙人)、天本英世(魔法使いの老婆)、佐藤允(海賊ではなく今回は盗賊)はほぼ同じ役どころ。
「大盗賊」では悪役だった中丸忠雄や田崎潤が善人で、若林映子が悪女だったりと立場が逆転しているのも見比べると面白い点で、特に若林映子は前回同様にお色気担当だが、出番も増え衣装の露出度も高くなっている。

ただ残念ながら映画としては「大盗賊」ほど面白くはない。
魔術VS妖術のぶつかり合いもなければ、終盤を除けば世界のミフネも大暴れというほどでもないし、そもそも「奇巌城」ってどこなんだ?というくらいお城のセットに魅力もない。
全体を通して「冒険」とも程遠いし、これでは題名に偽りあり、である。

ところでTVシリーズ「ウルトラマン」の第7話「バラージの青い石」は、この作品のオープンセットを借りて撮影されているのは有名な話だが、出演者として黒部進と桜井浩子が仲良くクレジットされてるのは偶然?



by odin2099 | 2018-11-26 22:36 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<平成ガメラ>三部作の第二作。
e0033570_21571985.jpgSF映画としてもさることながら、ミリタリー映画としても秀作。
それを危険視したり危惧する人も少なからず存在するが、映画というフィクション世界をそこまで規制するのは如何なものか。
単純に格好良いものに憧れ、迫力ある場面に高揚感を覚えることは罪なのだろうか。

序盤から畳みかける展開は、何度見ても熱くなる。
実のところ後半の一大攻防戦では、音楽の盛り上げ方が今一つだなと感じる場面や、自衛隊の戦闘状況が指揮所での会話で進められるという、リアルではあっても些か地味な表現に物足りなさを感じはするものの、やはりこの作品は単に怪獣映画のみならず、邦画界にあっての一つの到達点と言えそうだ。

嫌味がなくかつ個性的な演技陣も適材適所だ。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-11-06 22:00 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
11月3日は「ゴジラの日」
なので「ゴジラ」です。
どうせ見るなら派手なのを、ということで、長らく文字通りに「ゴジラ」最終作だった「ファイナル・ウォーズ」を持ってきました。

ゴジラ、モスラ、ラドン、アンギラス、ミニラ、マンダ、キングシーサー、クモンガ、エビラ、カマキラス、ヘドラ、ジラ、ガイガン、カイザーギドラと怪獣がいっぱい出てきます。
「海底軍艦」轟天号にX星人、妖星ゴラスまで出てきます。

e0033570_20573492.jpgしかし瞬殺される怪獣もいたり、ゴジラにタッグマッチを挑んでくる怪獣もいたりで、あまり「怪獣が沢山」という印象はありません。要はヤラレ役、戦闘員みたいなものだからですね。
それに人間側にも松岡昌宏、菊川怜、水野真紀、ドン・フライ、ケイン・コスギ、北村一輝、伊武雅刀、中尾彬、上田耕一、國村隼、泉谷しげる、長澤まさみ、大塚ちひろ、水野久美、宝田明…と濃ゆいメンツが揃ってるから尚更。

これまでの「ゴジラ」シリーズや東宝特撮映画にオマージュを捧げ乍ら、これまでの作品群とは明らかに一線を画した新作で、自分は散漫ではあっても愉しめたクチなんですが、世間一般からはどうやら低評価のようで。この作品がヒットしていたら、ゴジラの休眠期間はこれほど長くはならなかったかもしれませんなあ。

今回初めて<吹替版>じゃない方を見ましたが、ケインの台詞が両ヴァージョンで少し違うんですね。
それにドン・フライ演じる轟天号の艦長、あれは玄田哲章の吹替あればこその貫録、格好良さだったんだなあということを認識しました。

もうじきアニメ版「ゴジラ」三部作の完結編が公開されますけど、そっちよりも来年公開になるレジェンダリー・ピクチャーズの<モンスターバース>版「ゴジラ」の方が楽しみです。
日本で「シン・ゴジラ」に続く実写特撮の「ゴジラ」が見られるのは、次はいつなんでしょうね。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-11-03 21:02 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
俗に<平成ガメラ三部作>と呼ばれる作品の一作目。
限りなく総集編に近い新作「宇宙怪獣ガメラ」を除けば、昭和期最終作「ガメラ対深海怪獣ジグラ」から四半世紀近く経ってからの復活となります。

e0033570_22304198.jpg冒頭から何かが起ってるという雰囲気作りが見事で、その後は事件が小出しにされ、それに合わせてメインとなるキャラクターたちも無理なく紹介され、そして物語世界に誘われます。

とにかく無駄なシーンがなく、あれよあれよという間に物語世界へドンドンと引き込まれていきますが、謎また謎で引っ張っていくのではなく、情報は逐次提示されていきますので観客が置いてけぼりになる心配は少ないです。

主人公サイドにとって物語を進める上での障壁になる人物も特に見当たらず(立場や意見の相違程度)、余計な寄り道や脇筋もなく、1時間半はあっという間。とにかく無駄のない作品ですね。
怪獣映画、特撮映画ファンのみならず、一般の観客にも技術面だけでなく作品内容そのものが評価されたのも頷ける話です。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-31 22:41 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21481489.jpg<東宝チャンピオンまつり>用にお色直しをした「ゴジラ」映画の第五弾、ではなく第六弾。
第五弾はモスラをゲストに、ゴジラがエビラと戦うという「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」ですが、ここはこれまでの流れを汲んでキングギドラが登場するこちらを。
富士の裾野で地球怪獣連合軍がキングギドラと対峙するという絢爛豪華な娯楽編です。

さて、この作品も短縮再編集されてるワケですが、それだけじゃなくタイトルも変更されてます。
しかし元タイトルの面影もないという、完全に子供を騙しにかかっている確信犯。
これじゃあ新作映画だと思うよなあ。元のタイトルが「怪獣総進撃」だなんて思わないよなあ。

久保明、佐原健二、伊藤久哉、土屋嘉男、田島義文、田崎潤、と馴染みの顔触れは揃っていますし、ゴジラ、ミニラ、ラドン、モスラ、アンギラス、バラン、バラゴン、ゴロザウルス、マンダ、クモンガ、キングギドラがズラリ並ぶと壮観(といっても殆ど出番のない怪獣もいますが)。
万能すぎる新型メカ、ムーンライトSY-3号も格好良いですし、騙されて見ちゃった人も満足?

<過去記事>




by odin2099 | 2018-10-22 21:51 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<東宝チャンピオンまつり>用のお色直し版「ゴジラ」第4弾。
キングコングと戦い、モスラと戦い、ラドンとタッグを組んでキングギドラと戦ったゴジラは、今度は名タッグに更にモスラを加えてキングギドラを迎え撃つ。

e0033570_20402891.jpgこれまたタイトル変更。
オリジナルは「三大怪獣 地球最大の決戦」だったけど、ゴジラ・モスラ・キングギドラ…ってラドンは?
本来の「三大怪獣」はゴジラ・ラドン・モスラで、彼らが地球最大の決戦を行う相手がキングギドラだったはずなのに。

前作「怪獣大戦争」だってゴジラ・ラドン対キングギドラなのに「キングギドラ対ゴジラ」というタイトルにされちゃうなど、以前も書いたけどラドンってホントに可哀想なキャラだなあ。

ちなみにオリジナル版の公開は「地球最大の決戦」→「怪獣大戦争」の順。
逆にしたのは段々怪獣の数が増えて行く方がスケールアップしてるみたいだからだろうか。

で、この短縮版。ただでさえ詰め込み過ぎの物語を端折ってるのでわかりづらい――ことは確かなんだけど、それでも面白いんだな、これが。
元々の関沢脚本が良く出来ていて、それを本多監督がうまーくまとめているのが、このお色直し版でもよくわかる。
やはり、誰が何と言おうとシリーズ中でも上位に来る傑作だ。

【ひとこと】
そういやこの作品じゃ、飛来したキングギドラの巻き添えで松本城の天守が壊れるんだよね。
今夏久しぶりに登城したけど、怪獣が大暴れして壊すにはロケーション的にあんまり面白みのある場所じゃないんだよなあ。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-12 20:45 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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