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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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月光仮面」、「月光仮面/絶海の死斗」、「月光仮面/魔人の爪」に続く東映の劇場版「月光仮面」シリーズの4作目。
日本の十大頭脳と呼ばれる人物を殺害し、日本の政治・経済を停止させ大混乱に陥れようとする国際暗殺団と月光仮面の死闘を描く。

e0033570_21460627.jpgテレビシリーズの「マンモス・コング」編では巨大なゴリラが暴れまわったようだが、こちらのコングは”怪獣”と称してはいるものの等身大。それにゴリラではなく、原子酵素体?なる新薬で凶暴化した”ジキルとハイド”の如き怪人である。

その不死身の怪力にはさしもの月光仮面も(そして私立探偵の祝十郎も)大ピンチだが、もちろん既の所で危機を脱し、神出鬼没の活躍を見せる。
コングの方も変幻自在だし、祝十郎も月光仮面も目まぐるしく姿を変えるので、これってお互いに複数いないと成り立たないよなあとこれまで以上に感じた。

お話もアクションも、今日の目で見るとのんびりムードでモタモタしているのはいつも通り。
それでも当時の子どもたちは熱狂したんだろうなあ。
その割に中盤ではトルコ風呂(この頃は必ずしも性風俗店を意味しなかったのだろうが)が舞台になったりするのだが…?



by odin2099 | 2019-10-02 21:48 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_08244914.jpg旅から帰国した府月藩藩主の嫡男・望月八弥斗は、留守中に父が急逝したため伯父である甲斐正がその後を継ぎ、あろうことか母・朝霧が甲斐正と再婚したと聞かされ驚愕する。
そんな八弥斗の心の支えになっているのは次席家老小松原烈山の息女・奈々だけだったが、父・烈山や兄・蓮十郎は身分違いだとその交際に反対していた。
そんな折、城下に鎧武者の亡霊が出るとの噂を聞いた八弥斗は、それが父の亡霊であり、自分が実の弟甲斐正によって暗殺されたことを知らされる。復讐の機会を窺い、狂人の振りをする八弥斗。
一方甲斐正は、藩内の手練れを集めた御前試合の開催を決める。その目的は「府月藩に謀反の疑いあり」との噂を聞きつけ幕府や諸国から潜り込んだ隠密たちを処分するためだったが、同時に八弥斗をも始末しようと画策していた。
また八弥斗も罠と知りながら、甲斐正に近づく好機ととらえ試合への参加を承諾するのだった。

映画「GOZEN/純恋の剣」と連動した<東映ムビ×ステ>の第一弾。
出演は矢崎広、元木聖也、前山剛久、松村龍之介、若月佑美、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、廿浦裕介、 梅津瑞樹、上遠野太洸、AKANE LIV、山本亨、波岡一喜。脚本・演出は毛利亘宏。
映画版で主役を張った犬飼貴丈や武田航平、優希美青、久保田悠来らは出演していない(御前試合への参加者として犬飼貴丈と武田航平は映像では登場している)。
9/12~23までサンシャイン劇場、その後は9/27~29まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。

映画版は御前試合の途中で終わり、その後の甲斐正らがどうなったかは不明のままだが、この舞台版は”その後”を描いて行く。だが単なる”続編”ではなく、映画版では主人公である青山凛ノ介と思わせぶりな会話を交わしただけだった望月八弥斗を新たな主人公に立て、映画版以上の波乱万丈の物語に仕立てている。

製作サイドの言葉を借りるならば映画版は「ロミオとジュリエット」、敵味方に分かれた男女の悲恋モノだが、この舞台版は復讐に苦悩する男の「ハムレット」、それに「魔界転生」をプラスしたもの。
その振幅の大きさは、映像と舞台という表現手法の違い以上に作品世界に乖離をもたらしているが、スタッフは当然狙って行ったことであろうし、こちらはこちらで十二分に愉しめた。映画版ではあっけなく退場してしまった手練れ共にそれなりの見せ場が用意されていたことも嬉しい。

今回の作品が当たれば<東映ムビ×ステ>も第二弾、第三弾…と続いていくだろうが、映画の公開規模が小さいことと、舞台公演が短期間で二カ所の会場のみ、というのが今後はネックになっていくかもしれない。
舞台の上演期間の延長や会場を増やすのは色々と制約があって難しいだろうが、その代わりにパブリック・ビューイングを導入するなどして、もっと気軽に両作品に接する機会を増やせれば良いのだけれども。




by odin2099 | 2019-09-15 08:28 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
<TOEI V CINEXT>の新作で「仮面ライダービルド」最終回のその後を描く「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」に続く第二弾。
今回で一応「ビルド」はオシマイ、次の<V CINEXT>は来年早々に公開される「仮面ライダージオウ」だそうだ。

e0033570_20032127.jpg今回の主役は仮面ライダーグリスこと猿渡一海と”みーたん”こと石動美空。
なかなかハードでシリアスなお話ではあるのだが、全編を貫くラブコメディ色がそれを中和。
門外漢でも何やらニヤニヤしながら愉しめた。

まず本編上映前に流れるのが短編映画の「ドルヲタ、推しと付き合うってよ」
これ”同時上映”と断り書きが入っているんだけど、二本立てのつもりなのかな?
実質プロローグ編なので独立して扱うのもどうかと思うし、劇中劇みたいなもんかなあと思うのだけど、これがまた「なんじゃこりゃ?」というドタバタ劇で結構効いてる。

そして最強の敵と戦える唯一の仮面ライダーとして孤軍奮闘するグリス、だが相手を倒すためには仲間たちの犠牲が必要。その苦悩と葛藤を乗り越え、最後には仲間たちのサポートもあって勝利を掴む!というヒーロー物王道の展開が待っているというバランス感覚。

そしてそして本編のラストがこれまたコメディとして綺麗にまとまり、「ドルヲタ、推しと付き合うってよ」のオチがちゃんとついているので尚更全体が「明るく楽しい映画」という気分で終れてるのも良い。
ちょっと「ビルド」というドラマ全体にも興味が出て来たぞ。



by odin2099 | 2019-09-11 20:09 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE/タイムスリップ!恐竜パニック!!』(2019)

e0033570_22413596.jpg毎年<スーパー戦隊>も<平成仮面ライダー>もTVを見ずに映画館へ繰り出してるワケですが、今回の「リュウソウジャー」も初見です。主題歌さえ聞いたことありません(劇中で流れてない、よね?)。
黄川田将也、渋江譲二、沢井美優、団時朗らがリュウソウジャーたちの師匠役で出るということでちょっと興味を持ちましたが、結局今日まで見ないまま来てます。

そんな「リュウソウジャー」初の劇場版は、どうやらファンからの評判も良いようで。
「リュウソウジャー」のエピソードとして面白く、また<戦隊>映画の中でも良く出来てる、というネット上の感想を幾つか見かけております。
また<スーパー戦隊>は”偉大なるマンネリ”と呼ばれるほどフォーマットが確立していますので、基本的には予備知識ナシでもOK…のはず?

e0033570_22411138.jpgなので安心して見に行ったのですが、うーん、♪過去と未来を行ったり来た~り~
じゃないですけど、6500万年前と現在を何故か簡単に(じゃないんだろうけども)行き来出来る理屈がよくわからず、なんだか目まぐるしいなあ、で終ってしまいました。

ゲストの佐野史郎の胡散臭い演技も悪くないんですが、基本この方は<戦隊>や<ライダー>のような東映カラーには合わないのかもしれませんねえ。
あ、昭和期の作品なら違和感ないのかもしれませんが、平成だ令和だという時代のカラーにはそぐわないのかも。

恐竜さんたちのCGはかなり頑張っていたと思いますし、なかなか格好良いメロディも流れてくるので、TVを楽しみにしてる人ならば良いのかも。
今後に備えて(?)ちょっと勉強しておこうかな。




by odin2099 | 2019-08-01 22:45 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
1984年の今日、7月14日が公開日だったというTweetを見かけ、何故か義務感にかられて引っ張り出してきました。
1984年夏の<東映まんがまつり>を丸ごとパッケージした1枚です。

e0033570_23183061.jpg収録されているのは「超電子バイオマン」、「Theかぼちゃワイン」、「宇宙刑事シャイダー」、「キン肉マン」の4本。
70年代の5本立て6本立てが当たり前だった時代を知っていると物足りなくも感じますが、いずれも劇場用新作でテレビ本編と同様かそれ以上の尺を貰っていますので、一本一本のボリュームは増えていると言っても良いでしょう。
ちなみに当時、「シャイダー」にはちょっと興味があったんですが、劇場には見に行ってません。

「超電子バイオマン」は25分枠で放送されていた番組ですが、上映時間は45分。テレビシリーズの優に2話分です。
新帝国ギア側のメンバーに増員があり、劇場版ならではの工夫を凝らした新怪人(メカジャイガン)が出てきたり、テレビ以上にバイオマンたちも素面の状態で派手なアクションやらされたりと気合の入り方が違いますね。
ただ時間の使い方をスタッフがよく理解していなかったのか、それとも予算やスケジュールの都合なのか、せっかくの長尺を持て余し気味でもあります。ライブフィルムも大量に流用され、水増しされてる感もあるのがちょっと残念です。

そういえば先日、Japan Expo2019にバイオマンのメンバーが参加したとのリポートが。
今でもフランスで大人気とは凄いもんです。

「The♥かぼちゃワイン」「ニタの愛情物語」というサブタイトル付。この作品のみ今回初見です。
約2年間放送されたテレビアニメも、そろそろ終了という時期に作られた新作映画で、おそらく番外編的なエピソードなのでしょう。
チビの男の子とLサイズの女の子のラブコメディ、ということぐらいしか知らないのですが、えー、二人って中学生なの?! 不良高校生に捕まってエルちゃんがあわや貞操の危機!なんてシチュエーション、今じゃ地上波のゴールデンでは放送出来ないかもですなあ。

「宇宙刑事シャイダー」はここのところ毎年のように見直してますが、意外と飽きません。
”流れ星のガンマン”オメガはかつてギャバンとシャリバンに挑戦して敗れ、今度は標的をシャイダーに変更。いちいち「アレがなかった」「コレを装備してなかった」と負けた言い訳ばかりなので、デザインは強そうでもちっとも強敵に見えないのが玉に瑕です。
シャイダーの前にギャバンやシャリバンにリターンマッチを挑めよ、てなもんです。

それにしても当時の人気は「シャイダー>バイオマン」だったように思うのですが、それなら「バイオマン」ではなく「シャイダー」を長尺にしてメイン扱いにしても良かったんじゃないのかなあと思うのですが…。

80年代の<まんがまつり>を支えることになる「キン肉マン」はこれが劇場版第一作。「奪われたチャンピオンベルト」というサブタイトルがあるようですが、劇中には出てきません。
強大な敵、絶対的な危機に主人公と”真の友情”で結ばれた仲間の戦士たちが集まり、困難に対処する際にわが身を犠牲にし、一人一人と消えていく、というパターンは後の「聖闘士星矢」などでも踏襲した黄金パターンで、それが既に確立されています。
個人的には、キン肉マンというキャラクターがどうしても好きになれないので、せっかくの盛り上がるシーンにも付いて行けないのですが、ギャグシーンが多すぎるもののヒーロー物としては王道の物語で、ファンは愉しめたんじゃないかなあと思います。

それにしても、もっともっとソフト化して欲しい<まんがまつり>はあるんですが、やはり権利関係と売り上げがネックなんですかねえ。



by odin2099 | 2019-07-14 23:22 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21360534.jpg二代将軍秀忠の世、府月藩に幕府に対する謀反の疑いが持ち上がった。潜入していた幕府の隠密・青山凛ノ介は、その証拠となる書状が筆頭家老である神谷眞三郎の屋敷にあるとの情報を入手する。
そんなある日、祭りに出かけた凛ノ介は八重という美しい娘と出会い、互いに惹かれ合う。だが彼女は神谷の娘だった。
一方家康の血を引く藩主・望月甲斐正は、選りすぐりの武芸者を集めた御前試合の開催を決める。だがそれは藩内に潜入した隠密たちを炙り出すための罠だった。
凛ノ介の素性を怪しむ藩士・寺脇甚八郎は神谷と結託して八重との縁談を進め、御前試合で自分と勝負するよう凛ノ介を挑発するのだが…。

映画(MOVIE)と舞台(STAGE)をコラボさせる「東映ムビ×ステ」の第一弾。
従来あった<TOEI HERO NEXT>と<TOEI HERO NEXT ステージ>の発展形ということだろう。
主演の犬飼貴丈、優希美青をはじめ、武田航平、小野塚勇人、町井祥真、前山剛久、松村龍之介、大島蓉子、冨家規政、元木聖也、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、菊地美香、福本清三、矢崎広、久保田悠来、波岡一喜と<スーパー戦隊><平成仮面ライダー>所縁の名前がズラリと並ぶ出演陣。
そして脚本は谷慶子、監督は”巨匠”こと石田秀範。

東映製作の時代劇とはいえ、時代劇を知るベテランが福本清三くらいしか見当たらないのは淋しいが、時代考証や所作といったものに重きを置く作品ではないので、経験に乏しい若手中心のキャストでもそれなりに見られる”時代アクション劇”にはなっていた。こういった作品で経験を積み、次代の時代劇を担うスタッフや俳優が育ってくれれば良いのだが。
e0033570_21365032.jpg
物語は凛ノ介と八重、甚八郎、それに町医者として暮らしている隠密の真咲一馬が中心で、大きく扱われながらも出番が少なく、中にはあっけなく退場してしまうキャラクターも少なくないが、そのうちの何人かは連動する舞台版の主役、もしくは中心的存在となるらしい。
そうなると是非とも舞台版を見たいものだが、さて、無事にチケットが取れるだろうか。




by odin2099 | 2019-07-10 21:42 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20193949.jpgサソリオレンジことスティンガーを主人公にした「宇宙戦隊キュウレンジャー」の番外編エピソードで、<スーパー戦隊>のVシネマとしては初めて特定のキャラクターにスポットを当てたスピンオフ作品。
監督はこれが「キュウレンジャー」初参加となった坂本浩一

オウシブラック/チャンプとのバディムービーの要素もあり、他にはヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ、カメレオングリーン/ハミィ、カジキイエロー/スパーダ、コグマスカイブルー/佐久間小太郎、それにシシレッド/ラッキーがクライマックスバトルを含めた顔見せ的出演に留まっている。

ゲストヒロインはミカ・レーツ。
異形ゆえに、生まれ故郷の町の住民からも迫害を受けていた彼女が、力を求めてジャークマターへ入るも、スティンガーとの出会いから心を開くのだが、結局は復讐心から町の人たちを虐殺してしまい…という<戦隊>としてはかなり重たいストーリー。

結局「キュウレンジャー」のテレビシリーズはほぼ見ておらず、また同時期にネット配信されたこのVシネと連動しているというスピンオフムービーも未見なので、そもそものストーリーの発端やキャラクターの設定をよくわからずに見ていたので、少々ついて行くのに苦労した。
また約1時間の作品の大半が回想シーンということで、若干時系列的に混乱も。

それでも坂本監督らしい見せ場がふんだんに盛り込まれ、元々番組のセミレギュラーだった久保田悠来をはじめ、島津健太郎、キャッチャー中澤、人見早苗ら坂本組常連が顔を揃えているのも安心感がある。

ミカ役の間宮夕貴(現・桝田幸希)は坂本監督直々のオファーだそうで、ファーストカットが胸元のアップ、というのも如何にも監督らしい。
その後もテレビドラマや舞台作品での起用が続き、新たなミューズ(何人いるんだ?)の仲間入り。現場での愉しげな様子はオーディオ・コメンタリーからも十二分に伝わってくる。




by odin2099 | 2019-06-07 20:23 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
e0033570_19035532.jpg「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」をベースに、「宇宙戦隊キュウレンジャー」のメンバーも勢揃いした久しぶりの<スーパー戦隊VSシリーズ>。
これも<V CINEXT>レーベルの一本で、ソフトリリースに先駆けての特別上映。

ルパンレンジャーとパトレンジャーで7人、キュウレンジャーが12人、それに何故か「動物戦隊ジュウオウジャー」のジュウオウザワールドが飛び入り参加しているので、総勢20名の大所帯。
赤ヒーローだけで4人もいるし、流石に画面も混乱状態だ。

e0033570_19042605.jpgお話の方は平行宇宙から悪者を追いかけてきたキュウレンジャーの面々が、それぞれ別々にルパンレンジャーやパトレンジャーと出会い、なんだかんだありながらも最終的にはやっつけてメデタシメデタシというもの。

場内は小さなお友だちから大きなオトモダチまでかなり盛り上がり、所々で爆笑も起こっていたけれど、こちらは最後までキョトーン。
番組見てなかったとはいえ、予備知識はいつもの戦隊並みには持っていたつもりだったのだけれど、誰一人魅力を感じるキャラがおらず不完全燃焼。

<VSシリーズ>でもかなり上位に入る傑作、という評も見かけたのだけれども、へー、そうなの?という感じ。
どうもヒーローがチャラい奴だったり熱血バカだったりすると、テンションがダダ下がりするみたいだ。

まあ、もう少し勉強して出直してきます。

by odin2099 | 2019-05-04 19:09 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「仮面ライダー斬月」の舞台は3/9~24まで日本青年館ホール、次いで3/28~31は京都劇場で上演しましたが、その千秋楽の模様を映画館でのライブビューイング上映及びネットで配信。

e0033570_19405500.jpgということでつい先日生で見てきた舞台を、今度は映画館の大スクリーンで追体験してきました。
これまでにも同じお芝居を何度か見に行ったことはありましたが、映像でとなると殆ど経験なし。
しかもライブDVDやテレビ等の中継ではなく、映画館で見るのは初めての経験です。

まず開演前の客席の様子が映し出され期待感を煽り、そして開幕。
カメラが演者を上手く追い切れてないもどかしさは多少ありましたが、実際の劇場ではなかなか見ることのできない細かい表情をチェック出来たりと、これはもしかすると劇場で生を見るより没入感を味わえるかもしれません。
せっかく劇場へ出かけてもステージが見切れてしまったり、出演者が米粒みたいに小さくしか見えなかったりと座席の当たり外れは大きいですからね。

e0033570_19403121.jpgマイクが客席の音をあまり拾っていなかったので、拍手や歓声、どよめきは控えめ。
その分臨場感に乏しく感じる場面もありましたが、一言一言の台詞は聞き取りやすかったので、これはどちらが良かったのでしょうか。
また映画館での鑑賞用に編集したり再構成しているのではなく、あくまで生中継ということから起る多少のハプニングも素直に受け止めることが出来ました。
一度見ているだけにストーリーもすんなり頭に入ってきますし、「ああ、ここはアドリブだな」なんていう楽しみがあるのも再観賞組の特権かと。

カーテンコールは千秋楽らしく、まずアンサンブルキャストの面々の名前を久保田悠来が一人一人読み上げて紹介。
その後はキャストを一人一人紹介し、それぞれが客席に向けてコメントする(ライブビューイングや配信で見ている人たちへ配慮したコメントをしたキャストもいました)という流れでしたが、この際の皆の素の表情、わちゃわちゃぶり、重々しくシリアスなトーンのお芝居とのギャップは十二分に愉しめました。
それぞれのアップを抜いてくれるのも映像配信ならではでしょう。

e0033570_19404263.jpg
再度のアンコールに応えたキャスト陣が穿け、「本日の公演はすべて終了」という客席のアナウンスが流れたのでこれで配信も終わりかと思いきや、今度はライブビューイング向けにメインキャストが舞台袖に集まって再度のコメント。こういうオマケは嬉しいですね。
秋にはDVD&Blu-rayも出るようですが、この日のものが収録されているのか、それとも別日のものか、そちらもちょっと楽しみです。

またこれからもこういった舞台が第二弾、第三弾…と続いて行って欲しいですし、可能であれば再演の機会があればまた見てみたいものです。

by odin2099 | 2019-04-02 19:47 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
かつてユグドラジル・コーポレーションの実験場になっていた、貧困に喘ぐ新興国トルキア共和国。だがそこで異変が起こってるとの報せを受けた呉島貴虎は8年ぶりにその地に足を踏み入れるが、突然の襲撃を受けて負傷し一切の記憶を失ってしまう。
アンダーグランド・シティに住む少年たちによって助けられた貴虎は、この国が一部の特権階級”貴族”によって支配されており、彼らはロックシードを与えられ、「ゲーム」としてチーム同士で殺し合いをさせられていることを知る。
今日も抗争が行われている最中に未知のアーマードライダーが出現、おぼろげな記憶の中、貴虎はそれが「斬月」と呼ばれるライダーであったことを思い出す…。

e0033570_19085725.jpg
「仮面ライダー」初の演劇作品化。
脚本・演出は毛利亘宏、出演は久保田悠来、萩谷慧悟、原嶋元久、小沼将太、宇野結也、後藤大、増子敦貴、千田京平、高橋奎仁、田淵累生、丘山晴己、大高洋夫ら。
「鎧武」本編からの登場は貴虎役の久保田悠来だけなのが寂しいが、劇中で使われる葛葉紘汰の台詞は佐野岳本人のものかな。

「仮面ライダー鎧武」は第1話から最終回まで付き合っているのだが、実は面白くて毎週を愉しみにしていたという訳ではない。むしろ何度か挫折の危機がありながら辛うじて完走したという方が正しい。
なのでこの作品も最初は興味が湧かなかったのだが、やはり「仮面ライダー初の舞台作品」という部分に興味を惹かれ、ほんの二週間ほど前にチケットを取った次第。しかも真ん中のブロックやや後方寄りという、思いがけず良い席だったのでビックリ。

という訳で今日は日本青年館ホールへ。
当日券の販売もあったようだが、おそらく満席かそれに近い盛況ぶり。自分には馴染みのない役者さんばかりだったものの、出演者は全員男性で2.5次元の経験者もいたのだろう、客席の八割以上は女性だったように思う。

物語はTVシリーズ最終回の「数年後」を描く後日談。のみならず貴虎の過去話も盛り込まれたもの(これは久保田悠来本人の希望によるものだそうだ)。
決して全面的に好きではない「鎧武」世界の話だけに、最初から最後まで全てを受け入れながら見ていたのではないが、気が付くと舞台に引き込まれていた。

貴虎以外に出てくるのは新しい人物たちなのだが、貴虎と因縁浅からぬキーとなる人物は呉島兄弟と対を成すような兄弟だし、他にも「鎧武」本編の人物を彷彿とさせるような人物が何人か。これもファンサービスの一貫なのだろう。

そして何と言っても主役の久保田悠来。
アクションだけでなく、立ち振る舞い全てが舞台映えし、所謂「立っているだけで絵になる」圧倒的な存在感。器の大きな役者であることを再確認させられた。

時折挟み込まれるギャグシーンは、自分の沸点と噛み合わずにさっぱり笑えなかったが(場内の反応は良かった)濃密な約2時間だった。




by odin2099 | 2019-03-21 19:18 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
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