【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_18591963.jpg画業60周年を記念したムック本で、新作映画『キャプテンハーロック』公開に合わせての発売。
当然ハーロックと彼の登場する作品群が中心に取り上げられているワケですが、驚いたのが小説『GALAXY EXPRESS 999/ULTIMATE JOURNEY』とアニメ『超時空戦艦まほろば』が大々的に取り上げられていたこと。『まほろば』、てっきりボツになったかと思ってたんですが、まだ動いてたんですね。公開予定は来年にずれ込んでますが。

しかし『まほろば』の登場人物、怪しい名前ばっかり並んでますねえ。
古代遥、森深雪、山本暁、近藤武雷、平田静子、坂井四郎、一文字琢磨、ウォルター・ハーケン、ソニア・ベラミス、エルダー・ドメルJr.……今度こそきちんと公開してくれますかどうか。

【ひとりごと】
ところでさ~、「ヤマト」のキャラって使っても構わないんだっけ?
あとさあ、ハーケンとかベラミスって純粋な松本キャラじゃないよなあ…。
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by odin2099 | 2013-08-27 19:01 | | Trackback | Comments(0)
9/7から公開される劇場版『キャプテンハーロック』のノベライズがこれ。
「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって…」とナレーションを入れたくなるようなシチュエーションだが、『機動戦士ガンダム』よりは『地球へ…』かなあ、いや『銀河英雄伝説』にもちょっと似てるかな、なんて思いながら読んでいた。もちろんお話は全然別物なんだが。

e0033570_19532060.jpg人類は地球から巣立ち植民惑星が次々と誕生して行ったが、結局は再び地球へと回帰する動きが活発化する。しかし膨れ上がった人口は、既に地球が受け入れられる数を遥かに凌駕してしまっていたため、星間国家間でいつ終わるとも知れぬ争いを生みだしてしまう。そんな時に誕生したのが、全銀河的規模で有識者が集まって出来た統治機構<ガイア・サンクション>で、地球を神聖不可侵な聖地にしてしまおうというのが出された結論だったが、そんな<ガイア・サンクション>に敢然と反旗を翻し、お尋ね者になったのが宇宙海賊キャプテンハーロック、というワケ。

物語の主人公となるのはヤマという青年。彼は<ガイア・サンクション>の工作員でハーロック暗殺の密命を帯びてアルカディア号に乗り込むのだが…という、ハーロックに影響を受け成長していく若者といういつものパターンを演じている。実際の映画がどうなっているかは知らないが、この小説は終始ヤマの一人称で進んで行く。まー、このヤマというキャラが結構複雑な性格をしていて、その行動にはちょっと呆れる部分が無きにしもあらず。

アルカディア号の乗組員にはケイやヤッタラン、ミーメ、トリさんがいて、ミーメはニーベルング族の生き残りという設定。中央コンピューターにはハーロックの亡き友が宿ってるというのも引き継がれているようだ。他にもゴーラム星系第八惑星トカーガとかいう星が出てきたりはするものの、全体として「ハーロック」らしさは皆無に近い。

そもそもハーロック自体の出番が少なく、終始”謎の人物”と化したまんま。内面を窺わせる部分も殆どないし、超然・毅然としているのかなと思いきや意外に脆い面があったり、まあこの小説読む限りではちっとも面白くないね。映画は面白く仕上がってれば良いけれど……?

【ひとこと】
松本零士の短編に『大海賊ハーロック』という作品があるのだけれど、ストーリーや雰囲気はちょっと似てるかな。個人的には好きな作品じゃないんだが。
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by odin2099 | 2013-07-29 19:54 | | Trackback | Comments(2)
完結編だが、45分×2本ではなくもっとじっくりと描いて欲しかった素材である。大河ドラマとしてシリーズ化するか、さもなければ2時間クラスの劇場用作品として。全体的にせわしない印象が残ってしまっているし、作画レベルも更に厳しい状況と言わざるを得ない。
ストーリー上、これで『1000年女王』と『999』のミッシングリンクが埋まったかというとそうはならず、更なる新たな謎が提示されたとしか言いようがない結果に終わってしまった。まだまだ語られていない物語があるということか。
e0033570_9352779.jpg機械化母星と化したラーメタル、単なる<1000年女王>ではなくラーメタルの指導者となっているプロメシューム、それに結局語られなかったドクターバン等々、今後の展開を待つしかあるまい。
少なくとも『さよなら銀河鉄道999』で語られたメーテルとプロメシュームの物語とは、かなり隔たりが出てしまったのが残念だ。

リアルタイムで『1000年女王』を見、今また新作としてこの『メーテルレジェンド』を見ることが出来た自分は、ある意味幸せなのかも知れないと思っている。
それだけの時間経過があるから、雪野弥生からプロメシュームへの変貌も比較的冷静に受け止められたからで、もしこれが『1000年女王』直後に作られていたらかなりの拒否反応を示したのではなかっただろうか。
そういう点で、これまでの松本作品を知らない、若い新しいファンの方がこの作品を、そして他の作品群との関わりをどう捉えているのか是非聞いてみたいものだと思う。『1000年女王』『メーテルレジェンド』『銀河鉄道999』(特に『さよなら銀河鉄道999』)を、白紙の状態で続けて見た方はどのように受けとめるのだろうか。
 
  × × × × ×

作画レベルは決して低くはない、とはいっても、松本キャラをきちんとそれらしく描いているか?というと「NO」ということになるだろう。それに、バンクの多さも気になった。週一のTV作品じゃなくお金を払って買わせる作品なのに、それはないだろうと思うのだが、制作態勢がきちんととられていなかったのだろうか?

  × × × × ×

原作の『新竹取物語1000年女王』を除くと、TVシリーズの『新竹取物語1000年女王』でも劇場版の『1000年女王』でも、雪野弥生は死んでしまっている。
作劇上では盛り上がるのだが、やはりリンクさせる為には生かしておくべきだったよなぁ・・・。


はい、これまた「ビバ!びでお」からの転載。今回は前後篇を一気に通しで見てみたけれど、やっぱり残念な作品だよなあ。謎が謎を呼び、矛盾点が更に増えていくという悪循環。一応この後はTVシリーズ『宇宙交響詩メーテル』へと繋がっていくんだよね、見てないけど。どうせそこでも辻褄がどんどん合わなくなるだけだろうけど。

ところでこの第二楽章のエンディングは、第一楽章と映像が同じだけど音楽が違う……のは良いとしても、なんで天野正道の曲を使わないんだ?
しかもその代わりに流れたのが川井郁子の「Eternally」!! うわー、知らなかった。あれぇ、どっかで聴いたようなメロディが…と思っていたら、こんなとこで使われていたとは。この曲、この作品用に書かれた曲じゃないよね?この頃はまだ彼女はさほど有名じゃなかったと思うんだけど、どういう経緯でイキナリの起用?


【ひとりごと】
機械伯爵が出てくるけど、そこまでリンクさせなくても良いんじゃない?
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by odin2099 | 2013-07-14 09:36 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
『新竹取物語1000年女王』『銀河鉄道999』のミッシングリンクを埋めるというOVAシリーズの前編。1000年女王ラー・アンドロメダ・プロメシューム(雪野弥生)が、如何にして機械化帝国の女王プロメシュームへと変貌して行くかを描くということで、予想通りとはいえかなり暗くて重たいストーリー。ラーメタルの民の行く末を案じるあまり、甘言に唆されて誤った決断をしてしまった悲劇の女性として捉えてるようだけど、弥生さんの「その後」がこうなってしまうのというのはわかっていても寂しい。声も、TVや映画と同じ潘恵子だし。

e0033570_2115399.jpgところで、ハードギアをはじめとする新キャラクターや美術設定は『さよなら銀河鉄道999』を彷彿とさせるが、ここに登場する機械化の進んだラーメタルの描写は正に機械化母星そのもの。う~ん、惑星メーテルや惑星大アンドロメダと間違えてんじゃないのかなぁ? 
流れとしてはこの後『ニーベルンゲンの指環』と繋がっていくはずなんだけど、きちんとリンクするのかな。

それにしても、作画のクオリティなんかも決して低くはない出来映えなのに、今一つシックリくるものがないのは何故なんだろう。ストーリー運びの古さや泥臭さが、ひいては現代感覚と松本零士色とのミスマッチを感じさせ、そういったセンスについていけない自分を発見してしまっているからだろうか。実際、アニメ雑誌の巻頭で(懐古趣味ではなく現役作品として)特集が組まれるくらいの盛り上がりがないと、今後の展開はやはり辛いのかもしれない。


以上、出てすぐ見た時の感想を「ビバ!びでお」から転載。今回がそれ以来の再見かな。
「作画のクオリティなんかも決して低くはない出来映え」って書いたけど、これは前言撤回。TVシリーズだったら目をつぶるけど、買わせる作品としてはちょっと許せないものがある。かなり大掛かりなプロジェクトを組んだっぽいのだから、そこは最低限のレベルというものがあるだろう。期待が大きかっただけにガッカリの度合いが大きい。
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by odin2099 | 2013-07-13 21:16 | ビデオ | Trackback | Comments(2)
新作OVAと劇場用映画の2本立てで「ヤマト」復活を宣言し、OVAは『YAMATO2520』として結実したものの映画『復活編』はナシのつぶて。そのうちOVAの製作は中断するわ、製作会社は倒産するわ、プロデューサーは逮捕されるわで「ヤマト」復活が絶望視されていた頃、俄かに持ち上がった松本零士主導での「ヤマト」復活。

e0033570_2257916.jpgその時は確か『さらば』というかパート2以降はなかったこととし、パート1の後半をリメイクして沖田艦長存命のまま続編をスタートさせるという話だったのに、いざ蓋を開けてみたら千年後を主人公たちの子孫が活躍するという不思議なお話に。

それでも宮川泰作曲のイメージアルバムが発売されたりでTV&劇場アニメ化に向けて順調に進んでいるのかと思いきや著作権問題のあおりを食らってTVシリーズ『大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7』とかいうモドキ企画に鞍替えし、更にOVA『大ヤマト零号』となるも中断し、最終的には唐突に『大YAMATO零号』と改題の上に力技で完結させちゃった、という曰く付きの作品がコレ。

で、久しぶりに読み返してみたものの……色々な意味でヤバイな、これは。
まず設定がトンデモ。ヤマト乗組員の直系の子孫たちは、ご先祖の名前をストレートに受け継ぎ(例・古代進32世)、DNAのなせる業か?なんてノンキなことを言ってるけど記憶まで受け継いでる、ってのはどーよ?「電影クロスゲージオープン」が古代家代々に伝わる寝言だなんて、ハッキリ言って怖すぎる。
また”永遠の恋人”古代進と森雪はそれぞれ別に子孫を残したらしいけど、それって双方の配偶者が可哀想じゃね?

そして例によって展開が遅すぎ。見開きの大ゴマを使ってページ数を稼ぎ、思わせぶりな台詞を連発するばかりで一向に謎解きをしない不親切さ。ダークィーンやメタノイドを出して他作品とのリンクを張っておきながら、明らかに矛盾する世界観。中断したまんまだけど、もし続いていたらハーロックやらメーテルやら鉄郎やらが出てきたことは間違いなかったんだろうけど、これじゃあ全然繋がらないよ。

その後、まさかまさかの紆余曲折を経て、正統派(?)「ヤマト」が『復活篇』で文字通りに復活し、おまけに『2199』というリメイク作品まで作られていることを考えると、漫画は中断、アニメ化は頓挫で、結果的に良かったんじゃないのかな。

ところで劇中でとある人物がこんな台詞を宣うております。
「ヤマトなど存在するはずがない!!空間の概念も時間の概念も光重力の概念についてさえも無知な………
それで何もかも この宇宙さえ自分でつくったと思い込んでいた哀れな男が、1000年前に粉砕したことになっているのだ。」

さーて、誰のことだ?
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by odin2099 | 2013-04-12 22:57 | | Trackback | Comments(0)
単行本も出ましたけれど、同人誌版はそれとは別に出続けるようです。単行本はVol.3までの内容プラスこのVol.4の一部が含まれており、また同人誌版では省かれているシーンを復活させたんだか、それとも加筆して膨らませたのかわかりませんが細部に亘って相違点がありますけれど、とりあえずこのVol.4では物語が先に進みます。

e0033570_11185573.jpg惑星エターナルでは海野広と一緒に大地巡とアンドロイドのダイバー・ゼロが活躍するのですが、この大地巡くん、星野鉄郎と容姿までそっくりというのはともかく、かつてダイバー・ゼロや、大山トチローの娘・大山まゆと共に惑星アレイまで旅をした、という設定になっているんですねえ、ふむふむ。
……って、あれ?それって『アレイの鏡』のこと?

『アレイの鏡』は大地めぐるという少年と、まゆという女性、それに密航者である密造機械化人のゼロの3人組の冒険譚だけど、まゆは少女じゃないし、ゼロは少年の姿をしてるワケじゃないのでちょっと無理矢理感が……。むしろ『宇宙博物史 火星ホテル』とのリンクを何とかした方が良いんじゃないのかね。それともこの大地巡クンはSKDミュージカル『銀河鉄道999/透明宮への旅』の主人公の方?あれにも確かゼロというアンドロイドが出てくるそうだけど……。

他にも黒騎士ファウストが復活してきたりとやりたい放題。そういやまだ肝心の”まほろば”とかダンガードA(もどき)とか出てきてないけど、どうやって収拾付ける気なんだろう? ちょこっとだけ出てきたスタージンガーやら、ガミラス、マゾーン、イルミダス=白色彗星帝国その他諸々の連合艦隊の運命とか、先が気になりますねえ。どうせなら地球艦隊の指揮官としてウォーリアス・ゼロとかにも出てきて欲しいんだけどな、同じ『コスモウォーリアー零』組のヘルマティア(地獄の聖母騎士ヘルマザリアの妹)は出てくるんだし。

そして『銀河鉄道999』、もう漫画での完結はありえない、それを強く感じた。
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by odin2099 | 2013-03-03 11:20 | | Trackback | Comments(0)
LPレコードは持ってますけど以前出たCDは買わなかったので久しぶりに聴いた~。
いやー、ビックリ。記憶にあるよりも演奏のテンポ、メチャ早い。こんなに高速演奏だったっけ。これはこれで新鮮だけど、落ち着かない。

では「サントラはうす」から転載。

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1980年7月24日昼夜二公演の夜の部。「ヤマト」関連のイベントで、当時唯一私が参加したものである。確か「オールナイトニッポン」での招待だったはずで、しかもアリーナ席!! 
ただステージに向かって左端だったので、全体が良く見渡せなかったのが残念。コンサート終盤では出演者が角の方に降りてきていて、目聡いファンが演奏そっちのけでサインもらいに走って行ったのを、羨ましく妬ましく不愉快に感じながら眺めていたものだ。
サインは欲しかったけど、やはり演奏はきちんと聴きたいし・・・。

e0033570_22141214.jpg『ヤマトよ永遠に』公開前のイベントの一つで、二回公演トータルで二万人が招待され、その模様は二度にわたってテレビ東京で放映され、そしてライブ盤LPも発売された。
TV放映版は二回ともシリーズの総集編及び新作映画の紹介が主で、その合間にコンサート風景をインサートするという不自然なものだったが、ライブ盤の方も原盤権の関係から布施明・岩崎宏美の歌が残念ながらオミットされている不完全版である。

e0033570_22151478.jpgなお、パンフ等では出演者として島倉千代子の名前があるがこれは実現せず。また昼の部には岩崎宏美が不参加との話を聞いたのだが、今となっては詳細不明。昼の部に参加された方がいらしたら、お教え請う。

構成は、ヤマトの第一艦橋を模したステージ上の三面スクリーンに映像を映しながら、羽佐間道夫のナレーションとオーケストラの生演奏で展開。それに富山敬を始めとする出演者による生ドラマが絡む(因みに富山敬は途中で姿を消し、後は録音テープに合わせて他のキャストが演技していたが、昼の部でも同様だったのだろうか?)。
この時期、他にも豪華客船でのツアーなども実施されていた。ある種バブルな時代だったのだ。

余談だが、TV放映版とライブ盤では微妙にソースが違っている。
決定的に違うのは、雪とアルフォン少尉との会話シーンで、TVではアルフォン役野沢那智が思いっきりトチった方が流されている。LP版が昼の部、TV版が夜の部、と棲み分けた訳ではないようだが、何故だろうか。
また、『さらば』で完結と言っておきながら新作を作ったことに対して、客席のファンに向かって深々と頭を下げて謝罪する西崎プロデューサーの姿が印象的であった。

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そうなのれす。このイベント、参加してるんだよなあ。
こうやって録音されたものを聴いていると何か不自然に感じる部分もありますけど、そこは色々とカットされちゃってるからなんですね。布施明と岩崎宏美の歌がカットされてるのは上にも書いてありますけど、基本的に くり万太郎・白石冬美コンビのMC部分も切られちゃってます。
TV特番では歌も流れていたけれど、その映像はもう残ってないのかなあ。素材を色々とかき集めて、何とか当日の様子を可能な限り再現してくれると嬉しいんだけどね。
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by odin2099 | 2013-02-04 22:20 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(8)
二度目のリバイバル公開となったヴァージョンは、『モスラ対ゴジラ』のDVDに特典映像扱いで収録されとります。懐かしくなったので、ちょっと引っ張り出してきました。
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公開は1980年3月で、同時上映は『ドラえもん/のび太の恐竜』。こちらを見たくて映画館へ足を運びましたが、「ゴジラ」と「ドラえもん」の組み合わせはちょっと不思議。ただこの番組が実質的に最後の<東宝チャンピオンまつり>であること、それに当時はリバイバル・ブームで「ウルトラマン」や「仮面ライダー」が復活し、同時期に新作(?)『宇宙怪獣ガメラ』も公開されていたことを考えれば、不思議でもなんでもないのかも知れません。もっとも「ゴジラ」目当ての子どもたちは少なかったろうなあ。

e0033570_20321794.jpg不思議といえば新しく作られたポスターで、何故か松本零士が描き下ろしをしています。松本センセと「ゴジラ」の接点ってちょっと思いつかないのですが、こちらはアニメブーム、松本零士ブームに迎合した結果でしょうか。なんでも松本零士の構成だか監修だかで、ゴジラを始めとする東宝怪獣の総集編的な映画製作の企画があり、それの名残だとかいう話を聞いた覚えもありますが。

映画そのものは例によって短縮版です。
タイトル前に、モスラとゴジラが激突するハイライトシーンが「ゴジラ・タイトル」をBGMにしてかなり長めに挿入されますが、これは子どもの興味を一気に惹きつけようという狙いなんでしょうね。
そしてエンディングには映像なし・黒バックに「♪ゴジ~ラ、ゴ~ジラ、戦うゴジラ」という歌が流れてるんですが、この歌は記憶にありませんねえ。

もちろん、歌そのものは知ってます。というよりEPレコード持ってました。
歌と演奏はTALIZMAN、ゴダイゴの弟分とされてましたっけ。この一カ月後、『ウルトラマン80』の主題歌を歌っているのでご存知の方もいるかと思います。その後は『超人ロック』のイメージアルバムなんかも手掛けてましたし、リーダー兼ボーカルだった木村昇は「ハーリー木村」や「HARRY」の名前で『宇宙刑事ギャバン』の挿入歌や『科学救助隊テクノボイジャー』の主題歌を作曲したり歌ったりしてましたけど・・・今はどうしているんでしょうか。

e0033570_20342642.jpgで、ズバリ『ゴジラ』というこの歌なんですが、もしかすると自分が見た劇場では流さなかったのかも? エンドロールが終わるまで席を立たない主義なもんで、聞かずに劇場を後にすることは考えられないもので。

肝心の映画の方ですが、うん、面白かったですよ。
短くなってる分すごく密度が濃くなった印象。序盤の30分くらいで既に怒涛の急展開。ただ当時はやっぱり「ドラえもん」目当てだったので、ガマンして見ていたという記憶しかありませんが・・・。

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by odin2099 | 2013-01-08 20:38 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
『GALAXY EXPRESS 999/ULTIMATE JOURNEY』(上) 原作・総設定・デザイン・監修:松本零士/著:和智正喜

『銀河鉄道999』の公式同人誌として発売されていたものを、上下二巻の単行本として再構成したもの。下巻は年内発売予定となっているのだが、いつだ? また同人誌も最近Vol.4が発売されたようだけれど、上巻はVol.3までとほぼ同一。推敲を重ね小説として体裁を整えたものになっているが、一般書籍と同人誌、ずっと二本立てで進めるつもりなんだろうか。

e0033570_2081921.jpgお話は『999』<エターナル編>の続き。消滅してしまった太陽系を再生するため、アルティメイト星系の惑星エターナルへ向かう星野鉄郎とメーテル。そこで”光と再生の女神”フォトンと出会う使命を帯びているのだが・・・中断して何年になる? そこで書かれたのがこの小説で、続きが気になる人はどうぞ、ということだ。”オフィシャル”を謳っているんだし。
そして、ひょっとすると『サイボーグ009完結編』と同じようなポジション――漫画で完結せず小説で――になる可能性も・・・?
あとは今年公開されるという劇場版『CSDまほろば(Cosmo Super Dreadnought まほろば)』のサイドストーリーも兼ねているようだ。

帯に「松本作品の集大成」とあるけれど確かにその通りで、メインは『銀河鉄道999』と『銀河鉄道物語』、それに『ニーベルングの指環』ではあるものの、色々なキャラクターが続々登場。
機械帝国の残党が暗黒女王ダークィーン率いるメタノイドと手を組み、それに対して大銀河系連合艦隊が結成されるのだが、ガーノン・デスラー総統率いるネオガミラス帝国、女王ラフレシア率いるマゾーン惑星王朝、皇帝ザルファス率いるイルミダス帝国、そしてGヤマトを擁する太陽系連邦・・・他にも軍事惑星国家アルフレスとかボラー連邦とか懐かしい名前がチラホラ。
Gヤマトの艦長は古代将で、他にも森膤とか島、真田、相原、山崎、南部、太田、北野、山本といったクルー(かつ太陽系連邦の要人)の名前が並んでいるけど、権利関係は? また太陽系連邦の長官はキリタというのだが、これってひょっとして切田長官のこと?(この人死んでるんだけど)

ということで勿論キャプテン・ハーロックやクィーン・エメラルダスも登場。ハーロックと古代、デスラーらの会話は色々と含みがあって面白い。その会話の中で近藤艦長指揮の超時空戦艦まほろばの存在も語られる。これに神々の国ワルハラからの支援艦隊も加わって大戦闘が繰り広げられる、というところで上巻は幕なのだが――

メーテルを支援する”宇宙の女神”は、レイラ・ディスティニーやフォトンだけではなく、メロウやブリュンヒルデ、それに大王星のオーロラ姫なんかもいて、オーロラ姫がメーテルと鉄郎の護衛に差し向けたのがジャン・クーゴ、ドン・ハッカ、サー・ジョーゴの<スタージンガー>だったり、可変戦闘機サテライザー・システムを導入した一文字琢磨提督の他にも、海野広、大地巡、ダイバーゼロとか怪しげなキャラがウヨウヨ。

そうそう、SDFシリウス小隊のセクサロイド・ユキが森雪のDNAをベースに作られていたり、メーテルの宿命星・惑星メーテル、プロメシュームの宿命星・惑星大アンドロメダ同様、エメラルダスの宿命星・惑星エスメラルダが存在していてそれが現在の機械化帝国の首都になっていたり、イルミダスの科学者だったズォーダーが自ら大帝を称したのが白色彗星帝国だったり、小ネタもかなり放り込んできてます。

色々な意味で大丈夫かいな?と思ってしまう内容だな・・・。


【ひとりごと】
このタイトルで検索してくる人、多いですけど、ヒットするのは過去の同人誌の話題でスマンのう。今回新しく書いたからね(^^ゞ
過去記事はここここ

しかし一般書店には出回らないだろうとも思ってAmazonで購入したんだけど、それなりに大きな書店に行くと平積みされてるので驚いた。結構流通してたんだね。
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by odin2099 | 2013-01-02 20:12 | | Trackback | Comments(0)
『宇宙戦艦ヤマト』のノベライズは朝日ソノラマから刊行されましたが、『さらば宇宙戦艦ヤマト』のノベライズは集英社が先行しました。このコバルト文庫版は映画公開の直後に発売、公開前は伏せられていたラストシーンも明らかにされるということで売れたんでしょうね。以後集英社はコバルト文庫とモンキー文庫の両シリーズで、アニメブームが鎮静化する83年頃までアニメ作品のノベライズを量産することになります。また著者の若桜木虔もフル回転で執筆を続け、コバルト文庫以外に文化出版局ポケットメイツでも健筆を奮うことになります。

斯くいう自分も発売日に購入して即時読破。公開初日に見に行った友人から聞いた、「ヤマトが特攻して玉砕する」というラストシーンに半信半疑だったものの、このノベライズを読むことで確信して劇場に並んだことを覚えています。暑い日だったなあ。しかも2時間半、立ち見だったっけ。

e0033570_1112567.jpgこの本が出た後しばらくしてから、朝日ソノラマから「構成:西崎義展」名義のノベライズも出まして、おそらくそちらがオフィシャル・ノベルということになるのかも知れませんが、この若桜木版はかなりユニーク。単にシナリオを引き写しにしていないのは、作家としての意地だったのかも知れませんね。

この『さらば』だけではなく他の「ヤマト」以外の作品にも共通する特徴ですが、物語が徹底的に主人公サイドの視点で進められる、というのが上げられます。
この作品でいうと、ズォーダー大帝やデスラー総統は、古代たちと会話をするシーン以外には出てきません。また地球艦隊と白色彗星帝国の艦隊との戦いも、ヤマトの眼前で繰り広げられた部分の描写しかありません。では、その間の事情がどう説明されているかというと、テレサがテレパシーで見せた古代の夢の中、という形なのです。まあ最初のうちは良いのですが、こういうのが続くと何だか不自然な気がして仕方ないのですが・・・。

もう一つの特徴は、古代とユキのキスシーンが何度か出てくること。これも他の作品で見られるポイントです。
これに関しては好みの問題だと思いますし、流れとしてそういうシーンがあっても良いなと思わないでもないですが、こういったレベルでの本編にないシーンの追加は、下手をするとキャラクター・イメージの崩壊に繋がりかねませんので、個人的にはあまり賛成出来ない部分ではあります。
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by odin2099 | 2012-10-08 11:13 | | Trackback | Comments(0)

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