【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:田中芳樹 ( 49 ) タグの人気記事

「銀河英雄伝説」最初の映画を見たからと言って”田中芳樹祭り”を始めるつもりはないのだけれども、なんだか「アルスラーン戦記」も見たくなってきた。
実は田中芳樹デビューは「銀英伝」より「アルスラーン」が先。思い入れが強いのも「アルスラーン」の方かな。

e0033570_21491768.jpgこの映画版は原作小説の第1巻を忠実に1時間でまとめたもの。”動き”は淡泊なので、アニメーション映画としての愉しさにはやや欠ける面がないとは言えないが、画面そのものは綺麗だし、音楽も素晴らしいし、配役も概ねイメージ通り。台詞もそのままなので、これを見て「原作と全然違う!」と感じる人は少数派ではなかろうか。

むしろあまりにも小説そのままなので、そこに物足りなさを覚える人もいるだろうが、それでもダリューンとナルサス、ファランギースとギーヴの原作そのままの毒説の応酬などは心地良く感じるのではないかと思うし、「アルスラーン戦記」を知らない人が手っ取り早く作品世界を知るには格好のテキストだ。

しかしこの頃は先にどんな展開が待ち構えているか、アルスラーンの麾下にどんな人材が集まってくるのかワクワクしながら「次」を待ったものだが、未だに最終巻を手に取ることが出来ない。やはり「皆殺しの田中」は健在だったか…。
そして新しいヴァージョンのアニメ版は、キャラが好みじゃないので今一つのれない……。

<過去記事>



[PR]
by odin2099 | 2018-11-12 21:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
何故か急に見たくなったのでDVDをセット。
今日まで続く「銀河英雄伝説」アニメーション版の第1作。
自分はこの作品から「銀英伝」に入った。

e0033570_21535848.jpgということで予備知識なしで見たのだけれども、60分という時間の中で作品世界の設定、主要キャラクターの立ち位置などがハッキリわかる、パイロット版としては理想的な作りだった。
あとで原作となった小説を読んでみて、こんな一部分だけを取り出してまとめたのかと驚くやら、呆れる?やら…。

宇宙を舞台にした艦隊戦があるとはいえ、キャラクターは大人しめの動きしかつけられていないので全体的に地味な作り。アニメーションとしては邪道なのではなかろうか、という部分もあるのだけれども、しっかりした土台(原作小説・脚本・演出)があり、人気と実力を兼ね備えた声優陣を一言二言の台詞の為にかき集め、そして全編を彩るのは格調高いクラシック音楽、ということで傑作足らしめているのはお見事だ。こんな作品(シリーズ)、二度と作られることはないだろうなあ。

と、いつまでもノスタルジイに浸ってないで、そろそろ「ノイエ銀英伝」の方も見てみないといけないな。来年は更なる展開があるようだし。

<過去記事>




[PR]
by odin2099 | 2018-11-09 22:07 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
オーディオブックの最後は<特典DISC>。
Disc13は「対談1」(田中芳樹、古川登志夫、塩屋浩三、佐々木望、安達裕章、横溝克文)と「対談2」(榊原良子、佐々木望、安達裕章、横溝克文)、Disc14は「対談3」(郷田ほずみ、安達裕章、横溝克文)と「郷田ほずみ朗読」、それに「対談4」(下山吉光、横溝克文)、最後のDisc15は「下山吉光朗読」を収録。

e0033570_22003515.jpg「郷田ほずみ朗読」で取り上げられているのは、「第5巻九章『急転』より抜粋」、「第8巻五章『魔術師、還らず』より抜粋1」、「第8巻五章『魔術師、還らず』より抜粋2」、「下山吉光朗読」で取り上げられているのは「第5巻第五章『暁闇』」
郷田ほずみ、そして下山吉光演じるヤン・ウェンリーの競演ということになる。

対談では図らずも富山敬の思い出話に終始。同盟側のキャストが揃ったのだから、これは致し方ないところ。劇中でのヤンの死と、現実での富山敬の死がリンクして感じられるのも当然と言えば当然。出演者のみならず、リアルタイムで作品に接していたファンの共通認識でもあろう。

そして「銀河英雄伝説」はまた、思い出の中に還っていくのだ…。


[PR]
by odin2099 | 2017-07-22 22:02 | アニメ | Trackback | Comments(0)
オーディオブック版を聴いていたら、やはり昔のアニメ版が見たくなってきた。
少しずつ新作アニメの情報も出てきてはいるものの、未だにイベントで当時のキャストが呼ばれるのは、それだけ素晴らしい出来だったということ。
始まるとやっぱり見入ってしまう。

e0033570_14111626.jpg全体的に説明口調の台詞が多かったり、特にこのアニメ版オリジナルのシーンやオリジナルのキャラクターの会話など、物語の背景をわからせ進行をスムーズにさせるためのものなのだなということがあからさまで、後になって原作小説を読んだりアニメシリーズを見たりすると若干気になる部分ではあるものの、「銀河英雄伝説」という作品そのもののプロモーションを兼ねた作品の作りとして悪いとは言えない。
一言二言の為に集められた豪華なキャスティングも、いわゆる腹芸が要求される台詞の応酬には不可欠な要素だったかと。
未だ全貌が明らかにされていない新アニメ版が、果たしてこれを越える、今作り直す意義を見出せる作品になっていることを切に願う。

ところで現行のDVD等は「銀河英雄伝説/わが往くは星の大海」ではなく、「銀河英雄伝説外伝/わが往くは星の大海」となっているが、確かに物語は本編ではなく外伝のもので、かつ30分シリーズのフォーマットに適していないので区別は必要なんだろうとは思うが、後になって題名を変更されるのはあまり気分の良いものではない。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3584764/


[PR]
by odin2099 | 2017-07-17 14:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
タイトルに偽りありで、既に「ユリアンのイゼルローン日記」は完結。
Disc10には「黄金の翼 前編」、Disc11には「黄金の翼 後編」と「ダゴン星域会戦記 オリジナルキャスト版 前編」、Disc12には「ダゴン星域会戦記 オリジナルキャスト版 後編」と特典として「一言 伝説が終わり歴史が始まる」を収録。

e0033570_00102488.jpg黄金の翼」は外伝としてOVA化されてはいるものの、最初に小説ではなく道原かつみの描く漫画として発表された経緯があったため、通常のシリーズとは別のスタッフ、キャストで「漫画のアニメ化」として作られている。
それを今回はナレーションにキルヒアイス役の広中雅志を起用し、ラインハルト役として堀川りょう、アンネローゼに潘恵子、アレクサンドル・ビュコックに富田耕生という配役で製作。
ファン待望の、といいたいところなのだが、熱心なファンは聞かずに封印しておいた方が良いのかも…。

ダゴン星域会戦記」は「ユリアンのイゼルローン日記」共々アニメ化されていなかった作品を、新規で音源化したもの。
その配役はリン・パオ/鳥海浩輔、ユースフ・トパロウル/津田健次郎、フロリンダ・ウェアハウザー/柚木涼香、国家安全保障委員&銀河帝国皇帝/太田哲治、ジョアン・パトリシオ/中博史、ヤングブラッド&シュミードリン/坪井智浩、バルトバッフェル候ステファン&ビロライネン大将/宗矢樹頼、ヘルベルト大公/石野竜三、インゴルシュタット/酒巻光宏、ハーゼンクレーバー&ムンガイ/金光宣明、アンドラーシュ/新居祐一、ネイスミス・ウオード&通信士官/松原大典、同盟軍兵士/青山桐子、オルトリッチ/白石稔、オズヴァルト・ミュンツァー/下山吉光で、ナレーションは屋良有作

キャストが充実しているので、音楽や効果音はないものの、さながらラジオドラマを聴いているかのよう。馴染みの薄いキャラクターが多数登場し丁々発止のやり取りを繰り広げるので、単純な朗読だったらかなり聴きにくいものになっていた可能性はある。
しかしながらこちらも、肝心のナレーションが…。

今回のこの企画、「夢よもう一度」の高揚感よりも、無情な歳月の流れを強く感じさせるものになってしまったようだ。


[PR]
by odin2099 | 2017-07-09 00:12 | アニメ | Trackback | Comments(0)
Disc7「第七章 ドールトン事件」、Disc8「第八章 ベンチの秘密会議」、Disc9「出撃前夜」、それに特典としてオリジナルドラマ「忘れられない日」と「四十代に達成したいこと」を収録したBOX3。

これで「ユリアンのイゼルローン日記」は完結。
既に下山吉光による朗読版があるにも関わらず、敢えてアニメ版オリジナルキャストによる新録を試みたのは快挙だろう。
ただ出来得れば十年、いや二十年は前に録音して欲しかったなあと思わないでもない。
本音を言えばもちろん富山敬ご存命の頃なら文句ないのだが、その時点ではアニメ版もまだ完結していなかったのだから、言っても詮無いことは重々承知ではあるものの。

e0033570_23251321.jpgアニメ版全編を見直すのはなかなかの苦行難行ではあるが、このCDなら繰り返し何度でも聴ける。それはやはり「ユリアンのイゼルローン日記」が、本伝・外伝合わせてもっとも明るいストーリーだからというのもあるだろう。
原作小説でも何度も読み返してるのはこの作品だけだ。
その楽しさを今一度思い起こさせてくれただけでも、このCDは価値ある逸品といえよう。

これ以外のエピソードも全てオリジナルキャスト起用による再録版を作って欲しいところだが、諸々を考慮してそれは望むまい。
逆に、ここまでオリキャスで引っ張ってきているだけに、これから作られるリメイク版の「銀英伝」がどういう扱いになるのか、そちらの方が心配になってくる。
新作を作っているのに、旧作におんぶにだっこで良いのか?
それともこれは新作に対する絶大なる自信のなせる業か?


[PR]
by odin2099 | 2017-07-03 23:26 | アニメ | Trackback | Comments(0)
続いてBOX2を拝聴。

Disc4は「第四章 帝国の提案」、Disc5は「第五章 旧住民VS新住民」、Disc6は「第六章 捕虜交換式」、それに特典として「ローゼンリッター日報」を収録しています。

e0033570_21110342.jpg出演者は引き続きユリアン・ミンツ役・佐々木望を筆頭に、アレックス・キャゼルヌ/キートン山田、ワルター・フォン・シェーンコップ/羽佐間道夫、ダスティ・アッテンボロー/井上和彦、オリビエ・ポプラン/古川登志夫、フレデリカ・グリーンヒル/榊原良子、ライナー・ブルームハルト/難波圭一、オルタンス・キャゼルヌ/松尾佳子、フョードル・パトリチェフ/塩屋浩三、ラインハルト・フォン・ローエングラム/堀川りょう、ジークフリード・キルヒアイス/広中雅志、カスパー・リンツ/小杉十郎太、アレクサンドル・ビュコック/富田耕生らオリジナルキャストが集結しています。

で、懐かしくも愉しく拝聴した訳ですが…
気になるのはオリジナルキャストの「老い」。
当時のイメージそのまま、という人は正直言って数えるほど。
聴いていて一瞬「誰?」と思ってしまうことが多いのは淋しい限り……。


[PR]
by odin2099 | 2017-06-29 21:12 | アニメ | Trackback | Comments(0)
e0033570_21363633.jpg朗読配信サイトの「キクボン!」では、「銀河英雄伝説」の正伝・外伝合わせて全15巻を既に下山吉光の朗読によってオーディオブック化していますが、原作の中でも唯一アニメ化されなかった外伝「ユリアンのイゼルローン日記」を、なんとオリジナルキャストで朗読化。そして今度はそれがCDになったというので思わずポチってしまいました。
豪華なブックレットもついた、全15枚組のCD完全版BOXです。

その中でまずはBOX1を聴いてみました。
Disc1は「第一章 偶数年のできごと」、Disc2は「第二章 はじめての給料」、Disc3には「第三章 全員集合」を収録。
あわせて特典として「堀川りょうインタビュー」や、二次創作ドラマの「くたばれ!カイザーに対するラインハルトの返事」、「再会」、「あざといフェザーン商人の要求」も収められています。

ドラマではないので基本はユリアン・ミンツ役佐々木望の朗読で進みます。ユリアンの書いた日記、という形式の小説なので違和感はありません。
その中で引用されている台詞部分、例えばアレックス・キャゼルヌの台詞であればキートン山田が、ワルター・フォン・シェーンコップであれば羽佐間道夫、ダスティ・アッテンボローなら井上和彦、オリビエ・ポプランは古川登志夫、フレデリカ・グリーンヒルは榊原良子が読み上げる、という構成になっているのです。

e0033570_21365046.jpg既に鬼籍に入られているヤン・ウェンリー役の富山敬、イワン・コーネフ役の鈴置洋孝、ムライ役の青野武の部分は代役を立てず、そのままユリアンが読み上げる、というのも朗読ならではでしょう。

音楽や効果音がないのは残念ですが(オープニングでマーラーの3番、流して欲しかったり…)、原作の中では一番明るくて楽しいパートなだけに、朗読でも実に良い雰囲気です。
実は部分的にはアニメ化されてはいるのですが、何らかの形で映像版も見たかったなあ。今ならネット配信の短編アニメ、なんていうのも良いんじゃないかと思いますが。


[PR]
by odin2099 | 2017-06-27 21:39 | アニメ | Trackback | Comments(0)

e0033570_18594339.jpgTVアニメで『アルスラーン戦記』が始まったけれど、原作小説のアニメ化ではなく、荒川弘のコミック版のアニメ化というスタンスで、のっけから知らないお話が展開。それ以前にこの人の絵柄がどうしても好きになれないのが最大の難関か。

別に嫌いな絵ではないのだけれども感情移入しにくいというか、線が単純すぎるというか、全体的にトーンが軽すぎるというか……。
背景美術は描き込みの素晴らしさもあって魅了されはしたものの、どうにもバランスの悪さが気になる気になる。
これってTVアニメ版『グイン・サーガ』を初めて観た時と同じような失望感だなあ。


それもあって以前の劇場アニメ版をもう一度観てみることに(以前の感想はこちら)。
劇場用映画としてはそれほどクオリティが高いとは言えないし、シナリオや演出にも今一つ工夫がないのだけれども、元になっているお話がしっかりとしているだけに主要キャラクターたちの顔見せに終始してるとはいえ、1時間を飽きさせずに見せてくれる。


またアルスラーン役の山口勝平とギーヴの矢尾一樹はさほどイメージとは思わないが、ダリューンの井上和彦、ナルサスの塩沢兼人、ファランギースの勝生真沙子、エラムの佐々木望あたりは観ていて(聴いていて)安心感がある。
ヒルメスの池田秀一は出来過ぎな気がするけど。


もっともアニメ化以前のカセットブックから聴いているだけに、アルスラーンは関俊彦でダリューンは鈴置洋孝(後に田中秀幸に交代)、そしてナルサスには大塚芳忠、というカセットブック版のキャストもそれはそれで味があったりするんだけどね。
そしてこの時からエラム、ギーヴ、ファランギース、ヒルメスは固定だったり。
…そんなにはまり役?


[PR]
by odin2099 | 2015-04-09 19:03 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_21122902.jpg正体不明の仮面の騎馬軍団に侵攻されたシンドゥラ国からの救援要請に応え、アルスラーンはパルス軍を率いてトゥラーン領、そしてチュルク領を越え、シンドゥラへと進撃する…というところから始まる第9巻。どうも間が空くと、前の巻がどこまでお話が進んでいるのか忘れてしまう。困ったもんだ。


しかし読みはじめるとあら不思議、アルスラーンが、ダリューンが、ナルサスが、ファランギースが、ギーヴが、ラジェンドラが、目の前で躍動してくれるのである。うん、やっぱり<アルスラーン戦記>は自分にとって別格なお話なのだな。


チュルクの尖兵となっている仮面兵団を率いるのは勿論”銀仮面卿”ことヒルメス。一方ミスル国では”偽のヒルメス王子”を立ててパルス侵攻を目論み、それとは別の蛇王ザッハークを信奉する輩によってアルスラーンの身辺が騒がしくなり、と各キャラクターの毒舌を愉しむだけではない大きな展開がこれから待ち受けている。
先ごろまさかまさかの<タイタニア>完結が報じられたが、次に完結するのはこの<アルスラーン>であろうか。


[PR]
by odin2099 | 2015-01-19 21:12 | | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
ブログトップ