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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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8月2日は「ヤマトよ永遠に」の公開日。
前日から映画館に徹夜で並んで見たのは、後にも先にもこの作品だけ。
前日の3時か4時頃だったか、新宿の映画館に友人たちと一緒に様子を見に行ったら、その時点でかなりの列が出来ていたので友人たちは即座に並び、自分はいったん帰宅。
「ゴールデン洋画劇場」で放送された「宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち」の再放送を見てから、深夜に改めて出撃。
館内で一夜を明かし(持参したラジカセで「西崎義展のオールナイトニッポン」を聴きながら)、そして早朝からの観賞と相成った。
5時だったか6時だったか、まだ外は暗かった記憶があるが…。

シリーズで初めての「原作」クレジットは松本零士と西崎義展の連名
といっても序列をハッキリさせないためか、併記になっていたのは気になったし、最後にデカデカと「製作・総指揮」が一枚でデン!と出た時はガッカリしたものだけれども、まあそういうものなんだろうな、と自分を納得させたのを覚えている。

e0033570_22065155.jpg映画そのものは「さらば宇宙戦艦ヤマト」ほどじゃなかったけれど、事前に仕入れていた情報(ノベライズや6月に放送された「オールナイトニッポン」4時間生ドラマ版)との差異に違和感を感じつつ、ハラハラドキドキワクワクしながら鑑賞終了。
ワープディメンションは、見ていて何が起ったのかわからなかった(散々宣伝していた筈だが、「ワープディメンション」なる単語には全く反応していなかったので)。

毎度書いてるように、この作品にはツッコミどころが満載。
首都が完全制圧されてる状況下で、郊外とはとてもいえない英雄の丘にメインクルーたちが集まれるのかとか、大統領緊急避難用の高速艇を勝手に使っていいのか(それに既に破壊されてるか、敵方に抑えられてる可能性に考えが及ばないのか)とか、デザリウム星の偵察行の人選に問題あり(万が一を考えたら古代と南部が一緒に艦を離れるのは問題あり)とか、考える人のレプリカの不自然さや指紋のあるなしが偽地球の判断理由になるのかとか…。

そんな中でも一番の問題は時間と距離だろう。
地球を出発したヤマトは、デザリウム星まで何日かけて到達したのか。
劇中描写から判断すると、数日からせいぜい数週間しかなさそう。途中で数々の戦闘・妨害があったとはいえ、29万6千光年の行程に一年近くを費やしたヤマトが、大改造の末に連続ワープが可能になったとはいえ、40万光年先へ辿り着くのには数カ月でも早すぎる!

そして40万光年離れていても、即時通話が可能な最新技術。
途中でリレー衛星でも放出し続けたのだろうか。まあこのあたりを否定してしまうと、そもそもこの物語が成立しなくなるのであるが。
暗黒星団帝国がわざわざ母星を地球ソックリに偽装し、未来の地球を名乗る必然性も感じられないし(何故デザリウム星に招く?)、シリーズで一番の穴ぼこだらけのプロットだろう。

それでもエンターテインメントとしての「宇宙戦艦ヤマト」としては、ある意味でこの作品がシリーズの頂点。
全てのマイナスをプラスに転じるだけのパワーが、アニメブームの絶頂期に作られたこの作品にはあるのだ、と信じたい。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3073385/
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by odin2099 | 2018-08-02 06:22 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
この物語は白色彗星帝国との戦いの一カ月後から始まる
――と冒頭のナレーションで説明されるが、西崎Pは「重症の患者が退院するには些か早すぎる」と反省の弁。
しかしそれよりも気になったのが、2201年10月に始まった「宇宙戦艦ヤマト2」のドラマの終了から一カ月経つと、もう2202年になってしまうのではないか?ということ。
途中で停止したりスピードアップしたりもしたものの、白色彗星が地球に到達するまで60日とかいう台詞がなかったか。

そんな細かいことを気にしてはいけない「宇宙戦艦ヤマト」の新作。
映画「さらば宇宙戦艦ヤマト/愛の戦士たち」ではなく、分岐したTVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2」の時間軸上の世界で、初めてのTVスペシャルとして作られ夏休みに放送された。

e0033570_19541890.jpg西崎Pの当時の発言からすると年末からお正月にかけて劇場公開も念頭にあったようだが、元々そういう構想があったのか、それともTVスペシャルの製作が先に決まって「それならば」と色気を出したものなのか、今となっては詳細不明?
また時間枠をオーバーしてしまったために20分程度切り詰めたものが放送されたのだが、劇場公開は全長版を予定していたようなので、これが実現しなかったのは残念。どうやらその後、フィルムは散逸してしまったようだが…。

物語は「ヤマト」の新作ではあるが、どちらかというとデスラーを主役にしたスピンオフの印象が強い。
新乗組員を迎えてワチャワチャやってる楽しさはあるものの、ドラマ部分の比重の大半はデスラーに置かれている。こういった作品作りが後続の作品群に与えた有形無形の影響はかなり大きいのではないかと思う。
一方で安易なキャラクター人気に頼った作品の濫造に一役買った面は否定できないし、せっかくのヤマト側に用意されていた新乗組員の成長のドラマも今一つ描き切れていない部分が。

そして、そのドラマ部分に酔ってしまうので思考停止に追い込まれてしまうのだが、実は今回のヤマト=古代の行動はかなり危険。イスカンダル(に介入したデスラー)の救援要請を受けての出動、という形になってはいるものの、暗黒星団帝国とガミラス、イスカンダルとの紛争に、宣戦布告もなく奇襲攻撃の形で軍事介入しているからだ。

ガミラス、イスカンダル共に地球と軍事同盟を結んでいるわけでもなく、地球=ヤマトは全くの第三者であるにも関わらずだ。また暗黒星団帝国の目的がイスカンダリウムとガミラシウムという宇宙間戦争に必要なエネルギー源となる鉱石の採掘だと知ると、戦争のためのエネルギー入手は許せない、と古代は断罪する。
だがこれも暗黒星団帝国側の事情をまるで分からない状態で判断して良いものかどうか。例えばこれがパート1の時の地球のように滅亡の危機に瀕していて、起死回生の一打を放つために必要不可欠なものだったとしたらどうなのだろう?それでも「許せない」と言い切ることが出来るのだろうか。
久しぶりに、しかも「斜めに」見ていたら、こういったことが色々と気になるようになってしまった。

まあ一番すごいのは暗黒星団帝国の情報収集力の高さだろう。
遭遇してすぐに「ヤマト」という艦名とその所属する母星の位置、また艦首波動砲の存在などを知っているのだから恐るべし。
その一方で、デスラーたちガミラス残存艦隊の正体には最後まで気付いていなかったように見えるその落差は一体…?

【ひとりごと】
イスカンダルの女王は「スターシャ」と書いて「スターシア」と読む。
リメイク版の「2199」以降に感じる違和感はこれが原因だが、何故か今回、古代守だけは終始「スターシャ!」と呼んでいる。なぜアフレコの際にリテイクださなかったのか。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/2906841/
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by odin2099 | 2018-06-28 19:55 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
アニメブームが起った頃、既に”幻の名作”扱い(一説には初めてファンクラブが作られたアニメ作品だったとも)だったTVアニメーションを、劇場用作品として再構成。
原作:手塚治虫、プロデューサー:西崎義展、監督:富野由悠季というビッグネーム揃い踏みを、後世のアニメ研究家たちはどう見るのだろうか。

e0033570_09140253.jpg実際には手塚治虫は素材として「青いトリトン(後に改題)」を提供しただけ、西崎義展はまだ現場に大きく関与するに至らず、一方で富野由悠季は初の総監督作品として取り組み、原作を解体して事実上ほぼオリジナルストーリーを構築して仕切っていたようなので、三者のコラボレーションには程遠い現場だったようだが、非常に興味を惹かれる組み合わせであることは間違いない。
特に「宇宙戦艦ヤマト」と「機動戦士ガンダム」というアニメブームの中心を担った作品の、原点であることは疑いようがないだろう。

この映画版は「宇宙戦艦ヤマト」同様、西崎プロデューサーの指揮のもと舛田利雄監督らの手で再編集。
「宇宙戦艦ヤマト」、「さらば宇宙戦艦ヤマト」を一挙上映する<宇宙戦艦ヤマトフェスティバル>の目玉商品として作られた。
この企画はいわば西崎版<まんがまつり>で、本家<東映まんがまつり>を休止して上映された(地方都市など限定の特別プログラムとして<東映まんがまつり>そのものは公開された)。

そういった時間的制約から、当初は全27話を70分でまとめるという話があったものの、流石に無謀だと判断したのか、結局は前半部分だけをまとめることになったのは以前にも記した通り。後半部分も同様にまとめられたが劇場公開には至らず、後年ソフト化される際に初めてお披露目となった。
前後編合わせて140分ほどの上映時間になるが、これは同じように半年分の放送をまとめた「宇宙戦艦ヤマト」劇場版とほぼ同じ。

「ヤマト」と違うのは、台詞・効果音・音楽を別々にした音声テープが存在せず、おまけに主役のトリトン役・塩屋翼が声変わりしてしまったために再アフレコ出来ないという事情のため、シーンの途中でBGMがブツブツ切れたり、原音カットの上でナレーション処理したシーンが存在すること。それ故に映画としての完成度は今一つに感じられるのは残念。

ドラマは面白いし、鈴木宏昌の音楽も今日でも十分に通用すると思うので、オリジナル版を損なわない形でならリメイクしてみても面白そうだが、今作り直すとすると手塚原作に忠実なものを、という声も無視できないだろう。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2852093/
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by odin2099 | 2018-06-24 09:23 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
大ヒットした「宇宙戦艦ヤマト」に続く、シリーズの2作目にして完結編。

TVシリーズ26話分を2時間強でまとめたパート1と違い、こちらは最初から2時間半の劇場版として作られているので、作劇上の破綻が目立つパート1よりも起承転結はしっかりしている。
以後の「ヤマト」はTVシリーズよりも劇場版やTVスペシャルなどの単発モノが中心になるので、基本的にはパート1ではなく「さらば」の作劇パターンが踏襲されていく。
作画のクオリティも含め、「ヤマト」の一つの基準点となった作品だ。

e0033570_18294847.jpg作画といえば、公開のスケジュールに合わせるために東映動画という大きな組織を活用できたのも大きい。
その分パート1にあった個性的なアニメーターによる粗削りな魅力は薄れてしまった面もあるものの、場面によって同じキャラクターなのに顔が全然違う、といった弊害は少ない。
好みが分かれるところではあろうが、個人的には「罪」よりは「功」の部分の方が多いと思う。

スケジュールといえば、パート1の劇場版が公開されたのは8月で、続編の「さらば」はその翌年の8月。
パート1のパンフレットには既に続編が準備中である旨の記述があるが、実際に動き始めたのはその年の暮れから年明けにかけてらしく、更に本格的な作業に入ったのは春を過ぎた頃のようで、それから何とか公開予定に間に合わせたのは、前述の通り大きな組織の中で作ったということが大きいだろう。

ただそこで気になるのは、当時の書籍などで紹介されたシナリオの決定稿やそれを元にしたと思しき各種ノベライズ作品と、完成した作品との差異。
復興した今の地球を見て「あのヤマトの大航海は一体何だったのだろうか」と疑問を抱く古代、救出された土方がヤマトの艦長に就任する経緯、アナライザーの最期等々、シチュエーションや台詞の違いは多岐に亘る。

実写作品であれば現場処理でシーン丸ごと差し替えになったりすることは珍しくないだろうが、アニメーション作品の場合いきなり現場で変更というのも考えにくく、アフレコ以前の作画の段階で既に変更されていた筈だが、となると一体どのタイミングで公表されている決定稿から変更が施されたのか、という点。
スケジュールから逆算するとかなり早い段階で変更されていたと推測出来るのだが、それならば公表されていたのは決定稿ではなく準備稿だと考えるのが妥当なのだが…。

【ひとりごと】
挙式の三日前になって出席の返事をする長官。
記念式典で貴賓席、招待席、関係者席ではなく、一般席と思しき場所に座っている長官とその秘書。
長官秘書だけれど長官と並んで座らず、おまけに私服な雪。
挙式の三日前になって、新居にどういう家具を置くか悩む新婦と、上の空の新郎。
沖田艦長のレリーフ、艦長室から第一艦橋への昇降機をふさいでるけど、邪魔。
ラストシーン、艦長席に補助席が…。

【ひとこと】
最近公開されたリメイク作品「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」ではいよいよガトランティスの本拠地――都市帝国が出てきたが、あのデザインはないだろ。
ちなみにオリジナルデザインの方、「未知との遭遇」のマザーシップを意識してるんじゃないのかと思ってるけどどうだろ?

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-06-20 18:33 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
宇宙戦艦ヤマト2199」と「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」を集中して見直したのは、新作を見るにあたってのおさらいだったのだけれど、今度はオリジナルシリーズも見てみたくなったので、当初はそのつもりはなかったけれど、これから夏も近づくことだしちょいと見てみることに。
沖田艦長、古代、島、真田、徳川&佐渡、古代守、スターシャ、ドメル、ナレーター…と鬼籍に入られた方も増えてきたが、作品の中では永遠に生き続けている。

前回このパート1の劇場版を見直した時は「すぐに飽きちゃった」のだけれども、今回は「お、なかなか面白い」と感じたので自分もいい加減だなあと思ったのだけれども、30~40分経つ頃には集中力が途切れてきてしまった。
ヤマトが太陽系を離脱し、ガミラスの猛攻が始まる(赤色巨星アルファ星が出てくる)あたりで映画は丁度半分くらい経過するのだが、クライマックスに次ぐクライマックスで緩急の差がないのも辛い。

e0033570_20292052.jpg特に七色星団の決戦からガミラス本星での最終決戦が連続すると、昔はテンションが上がりまくっていたけれど、今はどっしりと疲労感。あの頃の感激を味わう機会はもう二度と訪れないんだなあ、と少々淋しい気持ちに。
実際に採用されたこの舛田利雄編集版ではなく、没になった山本暎一編集版だったらどうだったんだろう?というのは非常に気になる。
特に「2199」の再編集版である劇場版「追憶の航海」を見た後だと、このパート1の総集編、もう少しどうにかならなかったのかなあという気持ちにどうしてもなってしまう。
今更ではあるがこのパート1の新たな総集編を見てみたい。
出来れば作画ミスや色塗りミスを修正し、台詞のタイミングずれを調整し(本当なら再アフレコしたいところだが)、フィルムも綺麗に洗浄し…と夢はドンドン広がっていく。

ちなみにイスカンダルを目前にした沖田艦長の台詞、Blu-ray版では「本当にご苦労だった」になっていた。ここら辺のヴァージョン違い、どなたかきちんとまとめて欲しい。

そういやガミラス星の寿命が尽きかけてるという設定、「2199」ではスルーされ、「2202」で拾われてるんだな。

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by odin2099 | 2018-06-12 20:37 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
**** ネタバレ注意! ****

第15話「テレサよ、デスラーのために泣け!」、第16話「さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を」、第17話「土星沖海戦・波動砲艦隊集結せよ!」、第18話「ヤマト絶体絶命・悪魔の選択再び」をまとめて上映。

e0033570_14031168.jpg第四章ではガトランティス人とはどういう種族なのか、そしてテレサとは如何なる存在なのか、を解き明かしていったが、今回はアベルト・デスラーの生い立ち、そしてクラウス・キーマンの正体と彼が取った選択を前半部分で描き、後半は地球艦隊とガトランティス艦隊の一大決戦、そして再び突きつけられるズォーダーからの”悪魔の選択”、はたしてヤマトは?と盛り沢山。

アベルト・デスラーに関しては前作「宇宙戦艦ヤマト2199」の、特に終盤での不可解な行動に意味を持たせ復権させることに一応成功。万人が納得できるかどうかはわからないが、彼の行動もまた純粋にガミラス人とイスカンダル人を思ってのことだったことが説明される。旧作での「デスラーのテーマ(デスラー孤独)」もようやく画面を彩ることに。

そしてそのアベルトの甥であることが判明したキーマンことランハルト・デスラー。この二人のデスラーを翻弄するデスラー一族の悲劇。そして一旦はヤマトクルーを裏切り、更にはアベルトをも裏切ってヤマトを選んだその葛藤。ヤマト艦内におけるトラブルメーカーの可能性もあった彼だが、これで名実ともにヤマトクルーの一員となっていくのだろう。もっともこれは死亡フラグでもあるが。

死亡フラグといえば、今回もう一人該当する人物がいる。
それはズォーダーの”悪魔の選択”のターゲットとなってしまった加藤三郎。桂木透子から息子の病を治す薬を受け取ってしまった加藤、それと引き換えに彼が起こした行為によってヤマトは沈没。
先にバルゼー率いるガトランティス艦隊を辛うじて撃退したものの、白色彗星本体が出現したことにより壊滅状態に陥った地球艦隊に代わり、唯一の希望となったヤマトだったが…。

第19話「ヤマトを継ぐもの、その名は銀河」から、20話「ガトランティス、呪われし子ら」、21話「悪夢からの脱出!!」、22話「宿命の対決!」をまとめた第六章「回生篇」は11/2公開。

ヤマトの同型艦「銀河」(そのデザインは「復活篇<DC版>」に登場した「波動実験艦ムサシ」に類似)の登場や、更なる一大決戦に期待しつつ、既に「さらば」とも「ヤマト2」とも違う独自のストーリー展開に一抹の危惧や不安、そして個人的には望むべからざる方向へと漂うヤマトの進路に大いなる不満を抱き、次なる航海を待つ所存。そろそろ見限る潮時だろうか。


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by odin2099 | 2018-05-27 14:10 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(2)
e0033570_21233037.jpg先ごろ今秋からのテレビ放送が発表されたが、概ね予想通り。
半年間の放送だから、今週末に公開される第五章に続き、第六章が9月か10月、そして完結編となる第七章が1月か2月というスケジュールだろうか。
おしまいが決まったことで「2199」みたいにスケジュールが逼迫しないことを祈るのみ。

今回からオープニングがオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラの演奏版から、ささきいさおが歌う新録版に変更。しかも使用されてるのは2番というのが細かい。
今後シリーズが続くとしたら、幻の3番4番が日の目を見ることがあるだろうか。

さて本題。
「2199」の時もガミラス人の設定が原典から色々と変えられていたが、「2202」のガトランティス人はもはや別物。流れて来るお馴染み「白色彗星」や「都市帝国」のメロディが段々と似合わなくなってきた。
おまけに「星巡る方舟」の時に作られた「蛮族襲来」のテーマですから違和感あるのだから何をか況や。
ズウォーダーもサーベラーも(ついでに桂木透子も)ミルも一体何者? 
渦中にあって冷静に周囲を分析してるデスラーがえらくまともに見える。

今一つ目的が見えないデスラーも、どうやらテレサに呼ばれた一人。ヤマトと、古代と共闘する未来はあるのか。そして「2199」終盤からの復権なるか。
後半戦に突入した「2202」、かなり自分の望まない方向へ舵を切ってるようにも受け取れるが、今しばらくは共に航海を続けよう。

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by odin2099 | 2018-05-20 21:32 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
第3巻は第7話から第10話まで。
「宇宙戦艦ヤマト2」をなぞってはいますが、宇宙ボタルの一件などかなり趣の違うものになっています。
空間騎兵隊とヤマトクルーの衝突も「ヤマト2」ほどではなく、比較的穏やかな艦内かと思いきや、ガミラス人のキーマン、それに謎の女・桂木透子の暗躍が不穏な空気を持ち込んでいますが、正直こういう展開は望んでいないんですけどねえ。

e0033570_19464090.jpg「さらば宇宙戦艦ヤマト」や「ヤマト2」では、宇宙の危機を訴えるテレサのメッセージ、時を同じく出現した謎の白色彗星、この二つを強引に結びつけ(「ヤマト2」ではガトランティスの尖兵とヤマトが遭遇する描写がありますが)、反逆者の汚名を浴びせられながら旧ヤマト乗組員が旅立つというお話でした。
これが違和感ないのは、冒頭のナレーションで白色彗星=ガトランティスの暴挙が説明されているからですが、そんなことを知る由もないヤマト乗組員の行動は些か短絡的と言わざるを得ません。

この「2202」ではテレサのメッセージはピンポイントでヤマトクルーに届きます。これは旧作ほど古代が熱い男ではないので、漠然としたメッセージを受け取っただけで反逆罪を覚悟で行動するだろうか、というスタッフ側の疑問点から生じた改変のようです。
直接行動を促すメッセージを送られたために、古代はヤマトを動かす決意をする、という方がより自然だろうと考えられたのでしょう。実際にはキーマンやバレル大使ら地球駐在のガミラス人たちに唆されたようにも見えてしまいますが。

対するガトランティスですが、既に「2199」に登場し「星巡る方舟」ではヤマトとも直接戦火を交えていますから、強大な未知の敵のイメージは乏しく、謎に包まれてはいるものの既知の敵という扱いですし、白色彗星との関連もそれほど重要視されてはいません。
それにガトランティス側の描写も多く、しかも今回収録のエピソードでは早々にズォーダー大帝と古代が直接言葉を交わしてしまいますので、威圧感もありません。このあたりも自分の望んでいる展開ではないのですが。

テレサのメッセージは、それぞれ既に亡くなった親しかった身近な人物の姿を借りて届けられました。古代には沖田艦長、真田には古代守、斉藤は…桐生隊長でしょうか。
そんな中でヤマトクルーでただ一人メッセージを受け取らなかったのが森雪。記憶を失っているという「2199」からの設定を上手く活かし、メッセージを受け取らなかったにも関わらず、古代を信じて付いて行こうという雪の健気さを強調していますが、今度こそ雪の記憶喪失の謎、明かされるのでしょうか。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26114771/



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by odin2099 | 2018-05-16 19:52 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
第3話「衝撃・コスモリバースの遺産」、第4話「未知への発進!」、第5話「激突!ヤマト対アンドロメダ」、第6話「死闘・第十一番惑星」の4話分を収録。

「宇宙戦艦ヤマト2」であれば、第3話「地球の危機に起てヤマト!」、第4話「未知への発進!」、第5話「主砲全開! 目標ヤマト!!」、第6話「激戦! 空間騎兵隊」に対応する部分で、大筋はなぞっているものの独自設定の数々が旧作とは一味も二味も違ったものにしている。

その最たるものが「時間断層」の設定。
コスモリバース装置の”弊害”と言って良いのかわからないが、時間の流れが他とは異なる空間が生じてしまう、というのが今回のオリジナル設定。その空間での1日は、他の通常空間では10日分にあたるということで、急速な地球の復興へのエクスキューズとなっている。

e0033570_18330288.jpg旧作のパート1は2199年から2200年にかけての物語で、パート2はその一年後の2201年となっていた。
このリメイクシリーズではパート1(「2199」)は2199年中に物語が幕を閉じ、本作はタイトル通り2202年に幕を開けるが、それでも地球復興には早すぎる。
ところがこの特異空間を作り出したことで、空白の3年間は30年にも匹敵するのでより説得力を増した、という訳だ。

ただ今後もシリーズを続けて行くには、この空間は期間限定でしか生じないか、あるいは何らかの理由で閉ざされて二度と使えない、というような枷を設けないと地球が強大な軍事国家化してしまうという懸念は残るが。

そしてヤマト出撃の必然性と、そこに至るまでの古代をはじめとする旧ヤマトクルーたちの決断に至るまでの過程。それに関しては次の記事に譲ろう。

ともあれ、ヤマト発進。
反逆罪の汚名、アンドロメダとの激突、ガミラスの介入を経て、艦長代理となった古代の指揮のもと、ヤマトは新たなる旅へ。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-05-13 18:36 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
第1話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」と第2話「緊迫・月面大使館に潜行せよ」を収録。

e0033570_23165783.jpg「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編かつ「さらば宇宙戦艦ヤマト/愛の戦士たち」のリメイクに、「宇宙戦艦ヤマト2」の要素をプラスしたもの、ということでスタート。
「さらば」「ヤマト2」はヤマトの地球帰還から一年後の2001年が舞台になっていたが、本作はタイトル通り2002年が舞台。
「2199」の続編としてはガミラスの存続及び地球との友好関係樹立、それに波動砲封印問題があり、今後それらの要素がどれだけ「さらば」や「ヤマト2」とは違った物語を紡ぎ出すかに注目。

冒頭から地球・ガミラス連合艦隊はガトランティスと戦火を交えており、旧作に見られた”白色彗星=未知なる敵”という図式は早くも崩れ、また全宇宙に向けたと思しきテレサの救いのメッセージも、今回は旧ヤマトクルーに向けピンポイントで送られたものという違いがあり、漠然と反逆者の汚名を着て飛び立つという旧作でのヤマトのイメージを、メッセージに呼ばれそれに応えた者たちということで和らげる効果を狙っている。

急速な地球の復興、その繁栄ぶりにヤマトクルーたちが疑念を抱くのは旧作通りだが、その象徴たる新造戦艦アンドロメダが封印された波動砲を二門も装備しているということで一層きな臭さが浮き彫りにされている。
そして地球・ガミラス双方で政治家や軍人たちの思惑や暗躍が描かれ、ポリティカル・フィクションの要素も加味されているのは新鮮。

ヤマトの発進は2巻以降に持ち越しになったが、ヤマトの健在ぶりをアピールするシーンは盛り込まれている。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25445720/
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by odin2099 | 2018-04-20 23:20 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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