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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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『氷菓』(2017)_e0033570_12101584.jpg高校一年の折木奉太郎は、姉からの厳命で廃部寸前の古典部へ入部するが、そこには隣のクラスの千反田えるも「一身上の都合」で入部していた。
奉太郎とは中学時代からの腐れ縁の福部里志や伊原摩耶花も成り行きで入部し、部の活動としてまずは文化祭で文集を発行することになる。
実はえるには、幼い頃に元古典部の部長だった伯父から聞かされた古典部に関する思い出の中に、気になることがあったのだ。
「氷菓」という文集のバックナンバーを探しているうちに、33年前に学校で起きたある事件の真相が明らかになってゆく。

シリーズ化もされている米澤穂信の人気小説を、安里麻里の脚本・監督で映画化。
出演は山﨑賢人、広瀬アリス、小島藤子、岡山天音、本郷奏多、眞島秀和、貫地谷しほり(声のみ)、斉藤由貴ら。

『氷菓』(2017)_e0033570_12102515.jpgミステリー物ではあるのだが、内容が地味。
実際、事件が解決したからと言って何か状況が好転するわけでもないので、謎解きが済んだ後のカタルシスもこれといってない。
原作未読でアニメ版も見ていないが、原作に忠実とかアニメ版をかなりトレースしてるという声を聞くので、元々がそういう話だったのだろう。

主人公は安楽椅子タイプの探偵。
用意された情報を元に推理を働かせるのだが、最後の謎解きは主人公ではなくキーパーソンがベラベラ喋るという親切設計。
一応主人公がお膳立てし、自分の推理を披露した上でのことではあるのだけれど、そこで「実は違ってました~」とやられるので少々興ざめ。また、真相が明らかになっても、だからどうなんだ?としか思えないのだが。
本筋に至るまでに主人公が見せる推理力の描写はなかなかのものなので、余計勿体なく感じる。

そしてもう一言。
年齢相応のキャストを集めよう。
20代前半の俳優に、高校一年生を演じさせるのは、コスプレ感が強すぎてやっぱり無理がある。
ヒロインが、天真爛漫で愛らしい存在であれば救われるのだが、我儘で強引な自己チューな性格にしか映らないのもマイナスだ。



by odin2099 | 2020-01-05 12:11 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(2)
「南総里見八犬伝」の映画化は角川春樹の念願だったそうだが、ストレートに映画化するのではなく大胆に脚色を施し、先ずは小説という形で発表しそれをベースに更に手を加えて作られたのがこの作品である。
そのため原作クレジットは滝沢馬琴ではなく、鎌田敏夫の小説「新・里見八犬伝」ということになっている。

『里見八犬伝』(1983)_e0033570_19080663.jpg主演は薬師丸ひろ子と真田広之。
角川春樹は当初からこの二人を念頭に置いていたようで、薬師丸ひろ子が学業優先で休業した際には製作を延期した(一時は薬師丸ひろ子の代わりに原田知世を主演に据えるという案も検討されたようだ)。
薬師丸ひろ子が演じるのは伏姫ではなく静姫というオリジナルキャラで、玉梓と蟇田素藤そして犬江親兵衛が母子だったり、犬飼現八が当初は玉梓側の悪役として登場するのもその改変の一例。

八犬士のメンバーは真田広之の親兵衛はじめ、犬山道節に千葉真一、犬村大角に寺田農、犬坂毛野に志穂美悦子、犬塚信乃に京本政樹、犬川荘助に福原拓也、犬田小文吾に苅谷俊介、そして犬飼現八に大葉健二と半数がJACで固められている。

対する妖怪軍団は玉梓の夏木マリを筆頭に、蟇田素藤が目黒祐樹、妖之介に萩原流行、幻人に汐路章、船虫にヨネヤマ・ママコ、悪四郎に浜田晃。そして義兄の信乃を想い、駆け落ちしようとするも彼をかばって命を落とし、死後に幻人によって利用されてしまう浜路を岡田奈々が演じる。オリジナルキャラも多いし、原典準拠のキャラももはや別人のような扱いだ。

他に遠藤太津朗、殿山泰司、高柳良一、成田三樹夫、鈴木瑞穂、曽根晴美らが出演。
脚本は鎌田敏夫と深作欣二の連名で、監督は深作欣二。
近年は子息である深作健太が、この映画版をベースに更に新解釈を加え得た舞台版「里見八犬伝」を演出し、再演を重ねている。

時代劇ではあるが劇伴や主題歌にロックを使い、特撮もふんだんに盛り込んだアクション大作。
もっとも「大忍術映画ワタリ」「仮面の忍者 赤影」を例に出すまでもなく東映時代劇は荒唐無稽だし、深作監督作品としても「柳生一族の陰謀」「魔界転生」、それに「宇宙からのメッセージ」(これも原案は「里見八犬伝」だ)の延長線上として見ればさほど不自然な流れとは言えない。

むしろ異色なのは薬師丸ひろ子のアイドル映画としての側面で、全編通してカメラは徹底的に彼女(と相手役の真田広之)を捉えている。
と同時に彼女の”大人の女優”への脱皮が意図されているためか、親兵衛に襲われて胸元を肌蹴るシーンや入浴シーン、更には親兵衛との濃厚なラブシーン(殆ど首から上しか映らないが官能的な表情を見せている)が盛り込まれているのだが、サービスショットというほどではない上に必然性に乏しく、むしろ彼女のファンを減らす結果に繋がってはいるように思える。
もっともいつまでもアイドル人気に頼るわけにもいかないので、ファンの選別も意図していたようだが。

サービスショットということでいえば、母子でありながら蟇田素藤との妖艶なキスシーンや、入浴シーンで見事な裸身を公開した玉梓役の夏木マリを評価したい。
他にも志穂美悦子と萩原流行のやや淫靡な絡みなどがあり、薬師丸ひろ子のアイドル映画を見に来た層には若干の戸惑いがあったのではないかという気がする。

主人公は静姫と親兵衛ではあるが、原典の中心的人物である信乃は無視することが出来ず、また信乃と絡み、妖之介との因縁がある故に毛野の出番も増え、他の八犬士にもそれなりの見せ場を用意し、という具合に映画全体のバランスは必ずしも良くはないが、まずは一級の娯楽作品。
「幻魔大戦」に続くメッセージ映画だ、という角川春樹の言葉はあったが、出来上がった作品にそこまでの共通性は見られない。

京本政樹と萩原流行を知ったのはこの作品。二人とも色気があり、短い出番乍ら後の活躍に繋がる存在感を発揮している。
一方「JACから大抜擢された大型新人」と一部の書籍で紹介された大葉健二は、常に兜を被り鎧武者姿なのでさほどその活躍が愉しめないのは残念。しかしJACで十年以上活躍し、「バトルフィーバーJ」「電子戦隊デンジマン」「宇宙刑事ギャバン」で主役を張った大葉健二を「新人」呼ばわりとは…。



by odin2099 | 2019-11-27 19:16 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
女性に月一でやってくる「生理」を擬人化したキャラが出てくる小山健の人気コミックの映画化作品。

『生理ちゃん』(2019)_e0033570_19121119.jpg青子(二階堂ふみ)は雑誌社で働くOL。山内(須藤蓮)という後輩と忙しい毎日を送っている。妻に先立たれた久保(岡田義徳)という彼氏もいるが、彼には年頃の娘かりんがいて、二人の交際に猛反対。
青子にはひかる(松風理咲)という高校生の妹がいて、ゆきち(狩野見恭兵)という彼氏もいるものの、受験を控えてお互いに悶々とした日々を送っている。
りほ(伊藤沙莉)は青子の働く雑誌社で清掃のバイトをしてるヲタクで、日頃の鬱憤をSNSにぶつけ毒を吐き続けている。そんな時山内は、雑誌でコラムの連載をお願いしたい相手が、りほだということに気付く。

そんな彼女たちを悩ませているものがもうひとつ、それが月に一度やってくる生理ちゃん。
仕事にデートにと、どんなに大切な用事があろうがお構いなしにやって来る生理ちゃん。それを理由に出来ないから女性は大変なんだ、というお話。
その大変さをビジュアル面では生理ちゃんをおぶったり、抱っこしたり、台車に乗せて移動させたりで表現。視覚的インパクトでわかりやすくアピールしてる。

ただそれだけじゃなく、時にはイマジナリーフレンドとしても現れ、恋に悩む彼女たちの支えにもなっている。
その結果、青子は久保との関係に自分なりの決着をつけるし、ひかるとゆきちは遂に…? そしてりほと山内もちょっといい関係に。
みんな大きな一歩を踏み出したところでエンド。前向きな気分になれるラブコメディだ。



by odin2099 | 2019-11-19 19:16 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(2)
『殺さない彼と死なない彼女』(2019)_e0033570_19315809.jpg「死にたい」が口癖の少女・鹿野なな(桜井日奈子)と「殺すぞ」が口癖の少年・小坂れい(間宮祥太朗)。居場所の見つからない同士の二人が出会い、少しずつ互いの中に自分の居場所を見出していく不器用なラブストーリー。
それに、自分が可愛いく常にチヤホヤされていたいきゃぴ子(堀田真由)とその親友の地味子(恒松祐里)の話と、地味子の弟・八千代(ゆうたろう)と八千代のこと以外が目に入らず「好き!」と告白し続ける撫子(箭内夢菜)の話とが絡み合うラブコメディ…なんだと思ってたら、うわっ、重っ!
「いま”最も泣ける四コマ”」ってそういう意味か。

いじらしかったり、もどかしかったりの三組の人間模様。
それがラストが近付くにつれハッピーエンドへ向けて収斂していくのかと思いきや、まさかのどん底へ。
でもそれを乗り切った先に、それぞれの”選択”を経た上での未来がある、という点ではハッピーエンドなんだろうけれど、ちょっとキツかった。

この三組の話は同じ学校を舞台に同時並行で語られていくが、実は時系列は意図的にぼかされている。
最後にそれが明らかになると「ああ、そういうことか」と頷けるのだが(といっても幾つかわからない部分があり、それはパンフレットを読んで氷解した)、かなり細かい小物も使っての伏線が張られていたりで、綿密に組み立てられていたんだなと感心しきり。

ただ厳密には三つのエピソードの比重がアンバランスで、収まりが悪いなと感じる時もあったのだが、それもそのはず、原作では全く無関係のバラバラな話を組み合わせたものなのだそうな。
それぞれ独立した短編で作った方が、見る側の感情はキープ出来たような気もする。
『殺さない彼と死なない彼女』(2019)_e0033570_19285252.jpg
”岡山の奇蹟”桜井日奈子はやっぱり可愛いけど、最近よく見かける堀田真由は今回もガラッと変わった印象。前にも感じたけど、化けるな、彼女は。



by odin2099 | 2019-11-18 19:33 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
昭和期ガメラシリーズの8作目。
といっても完全な新作映画というわけではなく、ガメラと怪獣との激闘シーンは全て過去作からの抜き取り。それに新撮のドラマシーンにはめ込んだ、限りなく新作に近い総集編映画、ということになります。
が、これが意外に良く出来ていて、特に旧作のガメラを知らない人には楽しめたんじゃないかなあと思います。時折なんか無性に見たくなるんだなあ。

ギャオス、ジグラ、バイラス、ジャイガー、ギロン、バルゴンとシリーズの怪獣たちは総登場しますし(え、宇宙ギャオス?なんですか、それ)、”地球を侵略しようとする宇宙海賊(の手下の怪獣たち)”VS”地球を守る正義の宇宙人(によって生み出されたガメラ)”という図式を前面に出しているので、ガメラと怪獣の対決に余計な理屈は不必要。ガメラはスムーズに次から次へと現れる刺客(怪獣)たちと戦い、これをやっつけていきます。

『宇宙怪獣ガメラ』_e0033570_07295805.jpgドラマ部分も、カメ大好き少年とペットショップのお姉さん(実は正義の宇宙人)との交流、宇宙海賊の手下の悪いお姉さんとの対決、からの友情の芽生え(?)といった流れもわかりやすく、感情移入もしやすいんじゃないでしょうかね。ガメラや怪獣たちのシーンが再利用だということも、あまり気になりません。
初めて映画館で見たガメラ映画なので思い入れが強いせいもありますが、子供だましにならないギリギリのラインで踏みとどまった子供向け怪獣映画の佳作、といっても良いような…。

正義の宇宙人を演じているのはマッハ文朱と小島八重子と小松蓉子の3人。
マッハ文朱は改めて見ると綺麗だし、やさしい頼れるお姉さん感が子供向け作品にはピッタリ。アクションは勿論のこと、お芝居も卒なくこなしています。
あとの二人も可愛いんですが、小島八重子というのは…えー、「夜霧のハウスマヌカン」を歌った やや なんですか?! 知らなかった~! あの曲がヒットする6~7年前の出演作ってことになりますねえ。

劇中には「宇宙戦艦ヤマト」(「さらば宇宙戦艦ヤマト」か「宇宙戦艦ヤマト2」の映像だと思いますが)と「銀河鉄道999」(こちらは劇場版)のフッテージが流用されガメラと共演を果たしてますが、「999」に至っては劇場公開から半年強、このタイミングでよく使用許可が下りたものです。

<過去記事>





by odin2099 | 2019-11-10 07:39 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
『天河伝説殺人事件』(1991)_e0033570_20492258.jpg新宿で川島という男性が急死するという事件が起きた。警察は手掛かりを追って奈良の天河神社へと飛ぶ。
同じ頃ルポライターの浅見光彦は原稿の依頼を受け、取材のためにやはり天河神社へと向かっていた。だが途中で出会った老人が殺されたことで、容疑者として拘留されてしまう。
殺害されたのは能楽の名家・水上流の長老だった。今水上流は兄妹を巡る後継者問題で揺れていた。宗家は長子相続が習いだが兄の和鷹は正妻の子ではなく、妹の秀美を推す声が強かったからだ。
だが宗家の後継者は和鷹に決まりそのお披露目が行われたが、今度はその場で和鷹が毒殺される。その毒は川島の体内から検出されたものと同じだった。

「犬神家」の金田一耕助から15年。天河に浅見光彦、登場。”のコピーで、内田康夫の人気小説を市川崑監督が映画化。
”金田一”の石坂浩二が光彦の兄として出演し、加藤武が<金田一シリーズ>と同様の警部補を演じてお馴染みの「よしっ、わかった!」を披露するなどまるでシリーズ番外編の趣き。というより同窓会映画か。

また「犬神家の一族」だけでなく、「人間の証明」「セーラー服と機関銃」を引き合いに出すなど、角川映画としても並々ならぬ力の入れようだったが、戦後間もない頃を舞台にしていた<金田一シリーズ>と違い、こちらは現代のお話の筈だが基本パターンが同じなので古臭く見えてしまう。

浅見光彦のキャラも金田一耕助ほど立ってないので特出した魅力もなく、キャスティングを見れば犯人が誰かの目ぼしも簡単についてしまうという<金田一シリーズ>の劣化コピーにしか思えなかった。

最後には「浅見光彦・事件簿 ファイル第一号。」とテロップが出て終わるものの、残念ながらシリーズ化はならなかった。



by odin2099 | 2019-11-06 20:54 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
昨年の「NINJA ZONE/RIZE OF THE KUNOICHI WARRIOR」に引き続き、今年は9/4~8までの全9回、六行会ホールで上演された「NINJA ZONE」の第二弾。今回は7日の昼の部を見てきました。

先行発売の抽選に漏れた時は絶望しましたが、一般発売の初日にトライしたところ、2列目の中央ブロックの端というなかなかの良席をゲット、やれやれ。

舞台となるのは「華舞綺TOWN」、主人公たちは竜宮館<DRAGON INN>で働く“BLASTING GIRLS”、その正体は甲賀のKUNOICHIたち!

――ということで昨年上演されたものの再演か、あるいは続編なのかと思ってたのですが然に非ず。
設定だけ借りた別モノで、平たく言えばリメイク。同じ役者さんが同じ名前のキャラクターを演じていても、それは似て非なる別人ということ。死んだはずの人が出てきたり、同じ役者さんが別の役を演じたりした往年のプログラム・ピクチャーを意識してるんだとか。

出演は宮原華音、春川芽生、巴奎依、小林れい、石塚汐花、湯本健一、輝海、和田裕太、銀ゲンタ、高草木淳一、キャッチャー中澤、榎本遥菜、桝田幸希、高木勝也、渡辺和貴。
脚本・演出は石山英憲で、もちろん原案・総監督は坂本浩一!

今回街を牛耳ってるのは謎の宗教団体・白蓮教。
白蓮教といえば「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」で黄飛鴻も戦っていたっけ。
その教祖と伊賀の女忍びとの哀しい愛が描かれたりするものの、かなりコミカルな場面も多いので前作ほどの重たさはない。
そして白蓮教を陰で操るのは伊賀の忍者・服部半蔵!
というわけで、クライマックスはやはり甲賀と伊賀の大決戦。

『NINJA ZONE/FATE OF THE KUNOICHI WARRIOR』_e0033570_22011110.jpgブラスティングガールズのメンバーは宮原華音、春川芽生、巴奎依、小林れいの4人が残留で、石塚汐花が新加入。といっても前作と殆ど同じキャラなのは巴奎依だけで、春川芽生は今回の実質的ヒロインで男装の麗人ではないものの、男性と間違われるイケメンぶりを発揮とガラっとキャラを変えて来た。

そんな彼女に恋しちゃうのが、前作の悲劇のヒロインから一転して、かなり天然の入ったリーダー役を演じる宮原華音
また小林れいは前作同様のツンデレだけど、もしかしてリーダーに…?とちょっと乙女チックな部分も。このあたりの百合っぽい展開も良きですねえ。あんまり拾われなかったのが残念だったけど。

そんな彼女たちを率いてるのが桝田幸希姐さんで、相変わらずのハスキーヴォイスで盛り立てる。
前作みたいな悲劇的な過去や半蔵との因縁話はないみたいだけど、今回もセクシー担当でボディコンのスリットから覗く美脚にドキドキ。

前作に出ていた竹内舞と師富永奈は、スケジュールの都合なのか参加せず。
師富永奈は同時期に別の舞台に出てるし、竹内舞はグループでのコンサートツアーの真っ最中の模様。
やっぱり同じメンバーで見たかったなあと思うとかなーり残念。特に竹内舞は前回のお気に入りだっただけに。
新メンバーの石塚汐花も可愛いから、次があるなら全員集合だな、うん。

伊賀忍者の集団”BURAIKANN”の方は、高木勝也演じる服部半蔵以外はメンバー一新。動ける個性的な面子が今回も揃っていて愉しませてくれるし、高草木淳一、キャッチャー中澤、榎本遥菜が前作同様、あるいは前作より一捻りしたキャラを演じて場の賑やかし要員。
榎本遥菜は今回は女の子役で台詞も増え、そしてタップも披露。将来が楽しみな逸材だ。

ラストのアクションシークエンスはちょっと長すぎじゃねえか、と思ったものの、生で見るアクションはやはり迫力たっぷり。アイドルコンサートのノリもあって、十分贅沢な2時間だった。
こりゃ、来年もあるでしょ?
それに舞台だけじゃなく、劇場映画化なんていうのも期待したいもんだ。



by odin2099 | 2019-09-09 22:02 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
新作「NINJA ZONE/FATE OF THE KUNOICHI WARRIOR」の公演が9/4から始まっています。

てっきり再演なのかと思っていたら、
昨年9月のプレ公演からよりパワーアップした本作、昨年ご覧になった方も今回初見の方もご満足頂ける内容を目指します。
となっていました。続編?姉妹編?色々と気になります。

で、そちらを見る前に前回公演をDVDでおさらいです。
『NINJA ZONE/RIZE OF THE KUNOICHI WARRIOR』 _e0033570_21424013.jpg
忍者が出てきて徳川だ豊臣だ、伊賀だ甲賀だ、とやっても時代劇じゃありません。
時代も特定されず無国籍、30年くらい前のSF風作品によく見られたサイバーパンクっぽい雰囲気も漂わせています。
そんな中で可愛い女の子が”悪”と戦うというアクション物で、「原案・総監督:坂本浩一」らしい作品ですね。

ただしょうもないギャグが随所に盛り込まれてはいるものの、全体的には暗いトーンのお話なので、坂本監督作品らしい陽気さはちょっと影を潜めています。
それに女の子のアクション物とはいっても、舞台だからということもあるんでしょうが”殺陣”というよりは”ダンス”に近く、映像作品に顕著なリアルで”当てていく”スタイルではなく文字通りの”振付”という感じ。そのあたりも坂本作品としては異質に思えました。

ぶっちゃけお話が暗いということもあり、それほど愉しめたとは言い難いのですが、「次」があるとなれば話は別。やっぱり期待しちゃっている自分がいます。

ということで第二弾も近日劇場で鑑賞予定です。

<過去記事>




by odin2099 | 2019-09-05 06:17 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
『よこがお』(2019)_e0033570_22234644.jpg訪問看護師の白川市子は訪問看護師として大石家に出入りし、その家族からも大きな信頼を寄せられていた。
ある日次女のサキが行方不明となる。数日後無事に保護されたものの、その犯人は市子の甥だった。家族にそのことを打ち明けようとする市子だったが、真相を知った長女の基子から固く止められる。
だがやがて市子と犯人の関係がマスコミの知るところとなり、市子にあらぬ疑いがかけられる。そして追い打ちをかけるようにある人物しか知らない筈の彼女の秘密が漏れ、その結果彼女は職を失い、恋人との結婚も破談になる。
数年後、裏切り者への復讐を誓った市子は”リサ”と名乗り、ある人物へと近づいて行く。

主演は筒井真理子、共演は市川実日子、池松壮亮、須藤蓮、小川未祐、吹越満。
脚本・監督は深田晃司。
物語は”市子”のパートと”リサ”のパートが並行して描かれるので、最初のうちは戸惑うものの、やがてその仕掛けが意味するものに気付いたころにはグイグイ引き込まれていく。

それにしても本来は事件とは直接関係なかったはずの市子が、マスコミや興味本位の一般大衆によって”加害者”の側に仕立てられ、一転”被害者”となった彼女が復讐を決意するという流れが、誰にでも起こりうるのだという点で怖ろしい。
そしてそれが実はたった一人の人間の、”憧憬”や”愛”と形容すべき行き過ぎた感情の発露、その結果の”歪み”から生じているというのも二重の怖さだ。善良なだけでは、人は幸せにはなれないのだろうか。

筒井真理子の”市子”と”リサ”の演じ分けというか、温度差は見事。
ただ、ヘアヌードも見せる熱演ではあるものの、正直そのシーンはいらなかったかな。
そして市川実日子。色々な意味での”怖さ”を感じさせる女優だ。



by odin2099 | 2019-08-23 22:24 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
雨の日の無人のエレベーターの中に残っていた香水の香りから、11年前にたった一度だけ自分の名前を呼んでくれた女性のことを思い出した。
卒業写真に写っていないことをクラスメイトも担任も、そして両親さえ気付かない”忘れられる存在”である自分を名前で呼んでくれた彼女のことを。
数年前に結婚した彼女の住む街へ引っ越し、その近所に店を構え、合鍵を作って自宅へ侵入し、監視、盗聴を繰り返す日々。
だが覗き見た彼女の姿は、あの頃とは変わり果てていた。

『アンダー・ユア・ベッド』(2019)_e0033570_18122761.jpgKADOKAWAとハピネットの共同製作による「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第2弾で、第1弾の「殺人鬼を飼う女」同様に大石圭の同名小説を映画化。
脚本・監督は安里麻里、出演は高良健吾、西川可奈子、安部賢一、三河悠冴、三宅亮輔ら。

高良健吾が存在感のないキモヲタを見事に怪演。
DV夫に暴力を振るわれてる彼女を怒りに任せて助けようとするが、あと一歩の勇気が出せずに半死の状態にしてしまい自らを罰し、結局救えなかった彼女を想っての自慰シーンなど、彼がイケメンだからこそギリギリで成り立つシチュエーションかと。

そして彼に一方的に想いを寄せられる西川可奈子の薄幸さも輝いている。
11年前、19歳だった時のあどけないというか無防備な笑顔、そして現在のやつれた姿との演じ分けも素晴らしい。失礼ながらハッとするような美人ではないが、見ているうちにグイグイと引き込まれていく存在感のある女優だ。

物語は現在と過去の回想シーンが入り混じって展開されるが、途中で不自然さを感じる部分が増えてくるのだが、最後の方に来て得心が行くような仕掛けになっている。
ただそうなると、どこからどこまでが実際に過去に起ったことで、そしてどの部分が妄想なのか改めて確かめたくなってくる。
二度目の方がより愉しめる作品かもしれない。



by odin2099 | 2019-08-19 18:41 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(3)
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