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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:角川映画 ( 50 ) タグの人気記事

e0033570_21284725.jpg幼い頃に義父から性的虐待を受けたことを切っ掛けに、キョウコはレズビアンのナオミ、ビッチなゆかり、子供の頃のままのハルと共存する多重人格者になっていた。
ある日、マンションの隣人が憧れの小説家だと知ってから、キョウコの中の何かが変わり始めた。そして彼女の周囲で謎の殺人事件が起きる…。

大石圭のホラー小説を中田秀夫が監督した、KADOKAWAとハピネットの共同製作による「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第1弾。
キョウコを飛鳥凛、そのキョウコの別人格をそれぞれ大島正華、松山愛里、中谷仁美が担当し、四人一役でヒロインを演じ分ける。
他にキョウコの憧れの小説家役で水橋研二、キョウコを強圧的に支配する母親役に根岸季衣らが出演。

四つの人格の中に殺人鬼がいるのか、それともまだ知らない第五の人格が潜んでいるのか――という興味で引っ張っていくが、ホラー映画というよりエロティック・サスペンスで、飛鳥凛、大島正華、松山愛里の3人はヌードも披露。というよりも明らかにそれがセールスポイントで、序盤から飛鳥凛が大胆なラブシーンを熱演している。

殺人を犯したのは誰なのかが明確には描かれないこと(第五の人格が存在していたとも、キョウコ自身が覚醒したとも受け取れる)、見せ場となる濡れ場が物語上の必然性に乏しいと感じられたこと、そしてラストシーンはどうやらハッピーエンドを意図したもののようだが、個人的にはそうは解せなかったこと等々、フラストレーションを感じてしまう場面もあったものの、ホラー映画が苦手な自分でも愉しめた。未読の原作小説も気になりだしている。



by odin2099 | 2019-04-24 21:30 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
劇場版「アルスラーン戦記」の第2弾。
前作は原作小説の1巻を1時間でまとめていたが、この第2弾は2巻3巻を1時間で。

e0033570_21350430.jpgということでお話は詰め込み過ぎ。
しかも前作でアルスラーン一党となったダリューン、ナルサス、エラム、ファランギース、ギーヴに加え、新登場のキャラクターがガンガン登場。
キシュワードやアルフリード、ジャスワントといったアルスラーン組もそうだが、トラブルメーカーのラジェンドラ、それに敵対する銀仮面ヒルメスの陣営も徐々に膨らんでいく。

ということでこれからの展開も大きく期待されたが、映画はこの2本で終わり。その後はOVAが4作作られたが、物語は5巻のあたりで中断の憂き目を見る。
またアニメ版に先行していたカドカワのカセットブック版も確か9巻までで中断してたかと。

まあこのあたりは原作小説そのものの刊行ペースが大きく落ちたり、刊行そのものが角川文庫からカッパ・ノベルス及び光文社文庫へ移籍したり、という事情もあるのだが、最近発表されたテレビアニメ版も今のところは6巻まで。原作小説も16巻で完結したことだし、今度こそ最後まで描いて欲しいものだ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-28 21:40 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19173627.jpg出版社に転職した主人公は、清楚な人妻である先輩・香奈に一目で惹かれる。
再三彼女にアプローチをかけるが全く相手にされなかったのだが、ある日突然「今夜、セックスしましょう」という彼女からのメールが届く。
そこで奇妙な体験をした主人公は、やがて招かれた彼女の家で秘められた生活の一端を目にすることになり…。

サタミシュウの「SM青春小説」シリーズの第一作となる同名小説を映画化したもので、角川映画の所謂<R18+のセクシー路線シリーズ>の一本。
これが初主演となる壇蜜が、フルヌードでベッドシーンや剃毛シーン、緊縛シーンなどに挑戦。一人芝居の場面も多く、彼女にはハードルの高い演技が求められたと思うが卒なくこなしている。
また彼女のアンニュイな雰囲気、何気ない仕草、佇まいが作品に品を与えているようだ。

主人公を演じた真山明大の微妙なチャラさ、”先生”と呼ばれる謎めいた存在の板尾創路の胡散臭さ、主人公の恋人役の西条美咲のキュートさも光るが、所詮誰かに感情移入したり共感出来る物語ではない。
しかも壇蜜が熱演しているが故に、無粋なボカシが入ったり、局部が黒く塗りつぶされたりするのも興を殺ぐ。ノーカット版だったならばもう少し評価は変わったかもしれない。



by odin2099 | 2019-01-15 19:24 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)
「銀河英雄伝説」最初の映画を見たからと言って”田中芳樹祭り”を始めるつもりはないのだけれども、なんだか「アルスラーン戦記」も見たくなってきた。
実は田中芳樹デビューは「銀英伝」より「アルスラーン」が先。思い入れが強いのも「アルスラーン」の方かな。

e0033570_21491768.jpgこの映画版は原作小説の第1巻を忠実に1時間でまとめたもの。”動き”は淡泊なので、アニメーション映画としての愉しさにはやや欠ける面がないとは言えないが、画面そのものは綺麗だし、音楽も素晴らしいし、配役も概ねイメージ通り。台詞もそのままなので、これを見て「原作と全然違う!」と感じる人は少数派ではなかろうか。

むしろあまりにも小説そのままなので、そこに物足りなさを覚える人もいるだろうが、それでもダリューンとナルサス、ファランギースとギーヴの原作そのままの毒説の応酬などは心地良く感じるのではないかと思うし、「アルスラーン戦記」を知らない人が手っ取り早く作品世界を知るには格好のテキストだ。

しかしこの頃は先にどんな展開が待ち構えているか、アルスラーンの麾下にどんな人材が集まってくるのかワクワクしながら「次」を待ったものだが、未だに最終巻を手に取ることが出来ない。やはり「皆殺しの田中」は健在だったか…。
そして新しいヴァージョンのアニメ版は、キャラが好みじゃないので今一つのれない……。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-11-12 21:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<平成ガメラ>三部作の第二作。
e0033570_21571985.jpgSF映画としてもさることながら、ミリタリー映画としても秀作。
それを危険視したり危惧する人も少なからず存在するが、映画というフィクション世界をそこまで規制するのは如何なものか。
単純に格好良いものに憧れ、迫力ある場面に高揚感を覚えることは罪なのだろうか。

序盤から畳みかける展開は、何度見ても熱くなる。
実のところ後半の一大攻防戦では、音楽の盛り上げ方が今一つだなと感じる場面や、自衛隊の戦闘状況が指揮所での会話で進められるという、リアルではあっても些か地味な表現に物足りなさを感じはするものの、やはりこの作品は単に怪獣映画のみならず、邦画界にあっての一つの到達点と言えそうだ。

嫌味がなくかつ個性的な演技陣も適材適所だ。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-11-06 22:00 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
俗に<平成ガメラ三部作>と呼ばれる作品の一作目。
限りなく総集編に近い新作「宇宙怪獣ガメラ」を除けば、昭和期最終作「ガメラ対深海怪獣ジグラ」から四半世紀近く経ってからの復活となります。

e0033570_22304198.jpg冒頭から何かが起ってるという雰囲気作りが見事で、その後は事件が小出しにされ、それに合わせてメインとなるキャラクターたちも無理なく紹介され、そして物語世界に誘われます。

とにかく無駄なシーンがなく、あれよあれよという間に物語世界へドンドンと引き込まれていきますが、謎また謎で引っ張っていくのではなく、情報は逐次提示されていきますので観客が置いてけぼりになる心配は少ないです。

主人公サイドにとって物語を進める上での障壁になる人物も特に見当たらず(立場や意見の相違程度)、余計な寄り道や脇筋もなく、1時間半はあっという間。とにかく無駄のない作品ですね。
怪獣映画、特撮映画ファンのみならず、一般の観客にも技術面だけでなく作品内容そのものが評価されたのも頷ける話です。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-31 22:41 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
「ガメラ」シリーズの7作目で、昭和期のガメラ最終作。
この後に「宇宙怪獣ガメラ」という作品が作られているけれど、限りなく総集編に近い新作映画なので、ここで一区切りというワケで。

e0033570_22034514.jpg月面基地が謎の宇宙船に襲われるオープニングはなかなか期待させてくれるものの、以後の舞台は地球は日本、しかも鴨川シーワールド周辺に限定されてしまうので、せっかくのスケール感が尻つぼみ。
そしてシリーズのお約束だけど、うるさくて鬱陶しいガキどもが主人公になり、更にスケールダウン。こいつら、本当に救いようがないんだよな。せっかく面白くなりそうな要素があっても全てぶち壊し。

その一方、拉致して洗脳した日本人女性たった一人を尖兵に地球を我が物にしようというのだから、ジグラ星人もどうかしてる。
そしてそのジグラ星人は海中で突然変異を遂げ巨大怪獣化してしまうのだが、それで「宇宙怪獣」ならぬ「深海怪獣」を名乗るとは完全にアイデンティティを見失っている気がする。

ジグラ星人の手下となる女性を演じているのは八並映子で、この人は<大映ハレンチ青春路線>を担っていた女優さん。そのせいかボディラインがハッキリ出るスーツやミニスカート、それにビキニ姿を披露。
これ、お子様向けじゃなく引率のお父さん向けのサービスですね。東宝の「ゴジラ」ではそこまでやってくれないから、一応の差別化は図れていると言えるのかも。

【ひとこと】
マグニチュード12なんて地震を東京で起こしたら、鴨川が無傷なワケがない。というか地球が真っ二つになりかねないんだけど、ジグラ星人は何を考えているのやら。
ちなみにこれまでで最大なのはチリ地震のM9.5で、地球上で起こり得る最大のものはM10なんだとか。

<過去記事>



by odin2099 | 2018-10-01 22:09 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
昨日は2018/09/05~09まで全9公演、六行会ホールで上演されていたお芝居を見に行ってきました。
原案・総監督:坂本浩一」というだけで即チケット購入。出演者もお話も何もわからない段階で、です。
e0033570_22310585.jpg
お話はチラシやパンフレットから抜粋すると――
どこか遠くでも近くでもない、未来でも過去でもない架空の街そこは治安という概念が崩壊した街。
様々な犯罪者たちが集まり潜み、警察や法律も手の届かない治外法権エリア。この都市を仕切るのは巨大なYAKUZA組織・徳川組。
そんな街で、唯一人々に夢を与える場所・竜宮館<DRAGON INN>。
そこでは、5人の美女たちによるグループ“BLASTING GIRLS”=“BG(ビージー)”のパフォーマンスが、人々に夢や勇気を与えていた。そして彼女らの正体は、「華舞綺TOWN」を裏から守る” 甲賀流FEMALE NINJA WARRIOR=KUNOICHI”だったのだ。
街の支配を深めるため、組長・徳川秀忠は”伊賀流YAKUZA-NINJA六人衆 BURAIKANN”を招集し、竜宮館の排除に動き出す。
「華舞綺TOWN」を平和な街にするため、パフォーマンス(KUNOICHI)集団BGと、徳川組伊賀流YAKUZA忍者部隊との激しい戦いが、今始まる!!
というもの。
脚本・演出は石山英憲(シアトル劇団子)、プロデューサーは堀口聖一と丸田順悟、企画協力が株式会社KADOKAWA、そして製作・主催がNINJA ZONE製作委員会。

e0033570_22305345.jpg後でチェックしてみると主演は宮原華音、5人の美女戦士を演じるのは春川芽生、巴奎依(A応P)、小林れい(夢みるアドレセンス)、竹内舞(グルーピー)、師富永奈。アイドルグループで活躍している娘もいて、監督好みの動ける可愛い子が揃ってます。
中でも竹内舞が気になったのですが、彼女は去年までSKE48のメンバーでもあったんですね。
そのボスとなる桝田幸希(←間宮夕貴←最上ゆき)は、坂本組の常連さんになりつつあります。

他に原嶋元久、磯野大、佐藤友咲、坂本康太、朝日奈寛、勝也、青木一馬、斉藤範子、高橋明日香、大島翠、大山将司、キャッチャー中澤、高草木淳一、榎本遥菜、坪井ミサト、俊藤光利八神蓮が出演。
故意か偶然か、宮原華音とは「仮面ライダーアマゾンズ」で同僚だった顔触れがチラホラと。

ストーリー、脚本、演出ともに、正直言って「これ」といって惹きつけられるものはなかったのですが(ちょっと「少女は異世界で戦った」を思い出してしまいました。どこがどう、ということもないのですが)、やっぱり女の子たちが元気に飛び跳ねているのは見ていて愉しいですね。重たい場面も少なくないですし、少なくても完全なハッピーエンドでは終わらないのが玉に瑕ですけれど。
既にシリーズ化も決定してるということですし、映像化も期待出来そうなので、彼女たちの頑張りが無駄にならないように応援していきたいな、と思います。



by odin2099 | 2018-09-09 22:33 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
先に出た単行本も持っているのだが、モタモタしているうちに増補改訂された文庫版が出版され、それも先日ようやく読み終えた。

e0033570_18322677.jpgタイトルに謳われている頃だと、自分は小学生から大学生にかけて。
<角川三人娘>の薬師丸ひろ子、渡辺典子、原田知世は同世代なので、特に後半は角川映画がターゲットにしていた層に属するのだろうと思うけれど、改めて作品リストを見ると角川映画って殆ど見に行ってないことに気付かされた。
自分にとっての角川映画というのは、TVのCMで大量に流される宣伝コピーと、そして書店で平積みされた文庫本のイメージ。
劇場で見てる作品も何本かあるし、初期のものはビデオなどで見たりもしているけれど、全盛期をリアルタイムで体感してるわけではないので感慨はない。

「中身スカスカ」とか「金かけたCM」とか、そういったマイナスイメージが未だに払拭できてはいないのだけれども、こうやってまとまった作品製作の流れを見て行くと、日本映画界へ残した功罪のうち「功」の部分もかなりあったことが窺える。
そしてなんだかんだありつつも、角川春樹という人物もまた傑出した存在だったのだな、と認識させられた。

角川映画への再入門も悪くない、そんな気にさせられた一冊だった。

e0033570_18323907.jpg【ひとりごと】
幻に終わった角川春樹と徳間康快、そして西崎義展とのコラボ。
結局のところ実現しない運命だったかもしれないが、仮にもし当初の計画通り実現していたなら、良くも悪くも日本映画界は変わっていたかもしれない。



by odin2099 | 2017-10-11 18:35 |
e0033570_20225337.jpg<タツノコプロ創立55周年記念>作品。
ストリートファイターあがりの探偵が、強化服を身にまとってヒーローとなるというアクション映画。
監督は坂本浩一で、出演は溝端淳平、山田裕貴、原幹恵、柳ゆり菜、出合正幸、加藤貴宏、佃井皆美、中村浩二、神保悟志、長谷川初範。

一体これのどこが「ポリマー」なんだ?
ポリマーといえば、自称”二代目シャーロック”の車探偵長やセントバーナード犬の男爵といったキャラクター、それにメカへの転身が欠かせない要素だけれども、全てオミット。
ところが単独のヒーロー物、そしてうだつの上がらない探偵とドジな新米警官のバディ物としても結構面白い。

全然期待していなかった溝端淳平が思いの外好演で、山田裕貴とのコンビも好調。ポリマーに転身しなくてもいいからこのコンビで続編かスピンオフを見てみたい。
山田裕貴といえばクールなゴーカイブルー/ジョー・ギブケン役のイメージが強いけど、坂本組では「俺たち賞金稼ぎ団」に続いての情けない役がなかなかハマってる。
唯一アニメ版とのイメージの乖離が一番少なかったのは、南波テル役の柳ゆり菜。監督、わかってるねえ。

e0033570_20215918.jpg出合正幸、加藤貴宏、佃井皆美、中村浩二、それに榊英雄、島津健太郎、人見早苗ら坂本組常連と言えそうなお馴染みの顔ぶれが揃ってるのが安心感を与えてくれるが、中でも特筆もんは原幹恵。わざわざジッパー降ろして胸元を強調し、顔を近づけて「私のこと好きなんでしょう?」と迫ってくるのはヤバ過ぎ。
地味目のリケジョと露出多めのアクティブでセクシーな美女、その両方を演じさせるなんて、監督どんだけ彼女のこと好きなの?って感じ。元々このキャラは、彼女のアテ書きだったみたいだけど。

神保悟志の出番が少ないなあと思っていたら終盤は大暴れだし、長谷川初範はお父さんなのかと思ったら一捻り?あったし、人見早苗のブラ見せがあったり、ギャルメイクの佃井皆美ちゃんが可愛かったりと、坂本監督ならではの見せ場は沢山。
アニメとは全く別物だけど、それでも「キャシャーン」や「ガッチャマン」に比べりゃ遥かに「ポリマー」だった。
ラスト、シャーロック君は警察辞めて探偵事務所に飛び込んでくるかと思ったけど、まあこういう終わり方もアリかな。

ただ一つだけ注文を。
クライマックスバトルで「戦え!ポリマー」流してくれるのはテンション上がるんだけど、ここはカバーじゃなくオリジナル版で行って欲しかった!

さて、残るは「宇宙の騎士テッカマン」の実写化!
誰か手を挙げる猛者はいないもんかね。

【ひとこと】
そういえばこの作品って、昨年の2月頃の撮影だったとか。
随分間が空いたもんだねえ。
まあ記念作品だからタイミングを計ったんだろうけど、もっと早く見せて欲しかったな。

by odin2099 | 2017-05-14 20:27 |  映画感想<ハ行> | Trackback(5) | Comments(0)
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